Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド(Microsoft Exchange版) Release 4.0(5)
ホスピタリティおよびプロパティ マネ ジメント システム連動
ホスピタリティおよびプロパティ マネジメント システム連動
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

ホスピタリティおよびプロパティ マネジメント システム連動

概要:ホスピタリティおよびプロパティ マネジメント システム連動

Percipia Networks Transient Communications Engine(PTCE)に接続する前に

ホスピタリティと PTCE 接続の設定

ゲスト ユーザ アカウントの作成準備

ゲスト ユーザの概要

ゲスト ユーザ カンバセーション

ゲスト ユーザのアカウントとメールボックスの作成および更新

チェックイン時のゲスト ユーザ アカウントの作成

部屋変更に対応するためのゲスト ユーザ アカウントの更新

チェックアウト時のゲスト ユーザ アカウントの更新

Cisco Unity でのゲスト パスワードの手動リセット

ゲスト メールボックス情報のアーカイブ保存

ホスピタリティ ログ ファイルとレポートへのアクセス

ログ ファイル

ホスピタリティ レポート

ホスピタリティおよびプロパティ マネジメント システム連動

概要:ホスピタリティおよびプロパティ マネジメント システム連動

Cisco Unity ホスピタリティおよび Property Management System(PMS; プロパティ マネジメント システム)連動機能では、ホテルや他の短期滞在環境でゲストにボイス メッセージ機能を提供できます。PMS 連動コンポーネントは、Percipia Networks Transient Communications Engine(PTCE)サーバとの双方向通信によって提供されます。Cisco CallManager 連動と Cisco IP Phone、および PTCE 互換 PMS とともに配置される場合、この機能は完全なホスピタリティ音声通信パッケージを提供します。

ホスピタリティおよび PMS 連動ソフトウェアは、Cisco Unity バージョン 4.0(3) 以降をインストールするか、または Cisco Unity をバージョン 4.0(3) 以降にアップグレードすると、自動的にインストールされます。

ホスピタリティと PMS 連動ソフトウェアの更新は、 http://www.ciscounitytools.com/App_Bellhop.htm の Cisco Unity Tools ページから定期的にダウンロードできます。

ホスピタリティ機能は、『 Cisco Unity システム要件およびサポートされるハードウェアとソフトウェア 』に記載されている要件を満たす任意のサイトで、特別なライセンスなしで使用できます。

ホスピタリティと PMS 連動機能の設定については、この章の次の各項を参照してください。

「Percipia Networks Transient Communications Engine(PTCE)に接続する前に」

「ホスピタリティと PTCE 接続の設定」

「ゲスト ユーザ アカウントの作成準備」

ホスピタリティと PMS 連動機能の働き、ゲスト ユーザ アカウントの作成方法、およびシステムの管理方法については、この章の次の各項を参照してください。

「ゲスト ユーザの概要」

「ゲスト ユーザ カンバセーション」

「ゲスト ユーザのアカウントとメールボックスの作成および更新」

「ホスピタリティ ログ ファイルとレポートへのアクセス」

Percipia Networks Transient Communications Engine(PTCE)に接続する前に

Cisco Unity は、共有 SQL テーブルを使用することにより、PTCE を介して PMS と通信します。PTCE との使用をサポートされているすべての PMS システムは、Cisco Unity と互換性があります。

Cisco Unity を PTCE に接続する前に、次の作業を行います。

1. Cisco Unity が PTCE との通信に使用する IP アドレスを特定します。

2. PTCE ソフトウェアのバージョンが、『 Cisco Unity システム要件およびサポートされるハードウェアとソフトウェア 』に記載されている要件を満たしていることを確認します。

3. 電話システム連動が、Cisco Unity および PTCE とともに動作するよう設定されていることを確認します。

4. すべてのプライマリ ゲスト ルーム内線番号が、10 桁以下の長さであることを確認します。

5. ゲスト ルームの電話機が簡易メッセージ アクセス用に設定されていることを確認します。

6. 複数の内線番号を持つゲスト ルームにおいて、プライマリ ルーム内線番号のメールボックス上でメッセージが待機状態である場合に、そのゲスト ルームの各電話機上の MWI が点灯するよう設定されていることを確認します。

7. アーカイブ保存されたゲスト メッセージにアクセスするための内線番号を設定します。

ホスピタリティと PTCE 接続の設定

ホスピタリティと PMS 連動に対する Cisco Unity システム全体の設定は、Cisco Unity Bellhop Administration ツールで行います。Cisco Unity Bellhop Administration ツールの使用方法については、このツールのヘルプを参照してください。

Cisco Unity Bellhop Administration ツールを使用してホスピタリティを設定する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左ペインで、[Administrative Tools]の下の[ Bellhop Administration] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Name or IP of Percipia Server]フィールドで、PTCE サーバの IP アドレスまたはサーバ名を入力します。

ステップ 4 [Connect] をクリックし、PTCE サーバへの接続を確認します。

Cisco Unity が PTCE サーバに接続でき、そのサーバ上のデータベース テーブルを開くことができると、成功のメッセージが表示されます。接続の試行に失敗した場合は、PTCE サーバの設定について Percipia に問い合せてください。

ステップ 5 [Path to Logs]フィールドに、Cisco Unity ホスピタリティ ログ ファイルを保存するディレクトリのフルパスを入力します。

アクティブ ログ ファイルは、ローカルの Cisco Unity サーバに保存する必要があります。オフボックスに保存することはできません。

ステップ 6 [Log Retension Time (Days)]フィールドに、Cisco Unity サーバ上に Cisco Unity ホスピタリティ ログ ファイルを保存する日数を入力します。

トラブルシューティングで必要となった場合にこのログを利用できるよう、少なくとも 14 日に設定することをお勧めします。

ステップ 7 [Mailbox Archive Time (Days)]フィールドに、チェックアウトしたゲスト ユーザのメールボックスがアーカイブ保存されアクセスできる日数を入力します。

デフォルト値は 7 日、最小値は 5 日、最大値は 28 日です。

ステップ 8 [Synchronization Cycle Time (Minutes)]フィールドに、Cisco Unity が PTCE サーバを調べて更新がないか確認する頻度を入力します。

1 と入力して、このフィールドを 1 分に 1 回の設定にすることをお勧めします。

ステップ 9 [Subscriber Template for New Guests]フィールドで、新しいゲスト ユーザ アカウントの作成基準となるユーザ テンプレートを選択します。

デフォルトの、[Hotel Guest Template]を使用することをお勧めします。

ステップ 10 [Check for Archived Guests to Remove]フィールドに、アーカイブ保存されたゲスト ユーザ アカウントとメールボックスがシステムの保存基準を超えた場合に、そのゲスト ユーザ アカウントとメールボックスを削除する時刻範囲を入力します。

アーカイブ保存されたゲスト メールボックスとアカウントの削除プロセスにより、ピーク需要時のシステム応答が遅くなることがあります。したがって、このプロセスがオフピーク時に実行されるようにスケジューリングすることをお勧めします。デフォルトでは、削除の時刻範囲は午前 1 時 ~ 午前 4 時です。アーカイブ保存されたメールボックスとアカウントの削除プロセスを 1 日 1 時間で完了できる場合は、この範囲を 1 日 1 時間に制限できます。

ステップ 11 [Check for Log Cleanup Activity]フィールドに、古いログ ファイルを削除する時刻範囲を入力します。

古いログ ファイルの削除プロセスにより、ピーク需要時のシステム応答が遅くなることがあります。したがって、このプロセスがオフピーク時に実行されるようにスケジューリングすることをお勧めします。デフォルトでは、削除の時刻範囲は午前 2 時 ~ 午前 4 時です。ログ ファイルの削除プロセスを 1 日 1 時間で完了できる場合は、この範囲を 1 日 1 時間に制限できます。

ステップ 12 [Log Debug Information]チェックボックスがオフになっていることを確認します。

デバッグ情報のログ記録は、通常の操作では必要ありません。デバッグ情報のログ記録により、ログ ファイルのサイズが大きくなります。システムの問題が発生し、トラブルシューティングのために追加情報が必要となった場合は、Cisco TAC によりこのチェックボックスをオンにするよう要求されることがあります。

ステップ 13 [保存] をクリックします。

ステップ 14 「ゲスト ユーザ アカウントの作成準備」の手順に続きます。


 

ゲスト ユーザ アカウントの作成準備

ゲスト ユーザを作成する前に、Cisco Unity システム管理を使用して、ホテル ゲストのユーザ テンプレート、ホテル ゲストのサービス クラス、およびアーカイブ メッセージ コール ハンドラを設定する必要があります。さらに、Cisco Unity Bellhop サービスの設定も必要です。次の手順を順序どおりに実行してください。

ホテル ゲストのユーザ テンプレートの設定を確認する

ユーザ テンプレート設定の詳細については、 「ユーザ テンプレートの設定」 の章を参照してください。


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、任意の[ ユーザ] >[ユーザ テンプレート] ページへ移動します。 [検索] アイコンをクリックし、 [Hotel Guest Template] をダブルクリックします。

ステップ 2 [Hotel Guest Template]プロファイル ページで、次の項目を確認します。

サービス クラスが[ Hotel Guest COS] に設定されていること。

[アドレス帳でのユーザ表示]チェックボックスがオンになっていないこと。これで、サイト ディレクトリにゲストが自動的に登録されなくなるため、ゲストのプライバシを保護できます。

ステップ 3 [Hotel Guest Template]メッセージの聞き取りページで、[カンバセーションのスタイル]が[ ホスピタリティー カンバセーション] に設定されていることを確認します。

ステップ 4 [Hotel Guest Template]パスワード ページで、デフォルトの[新規ユーザの電話パスワード]が
12345] に設定されていること確認します。ゲストが自分のメールボックスを設定するには、このパスワードが必要です。


 

ホテル ゲストのサービス クラスの設定を確認する

サービス クラス設定の詳細については、 「サービス クラスの設定」 の章を参照してください。


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、任意の[ ユーザ] >[サービス クラス] ページに移動します。 [検索] アイコンをクリックし、 [Hotel Guest COS] をダブルクリックします。

ステップ 2 [Hotel Guest COS]プロファイル ページで、[ユーザは自分の名前を録音できる]チェックボックスがオンでないことを確認します。これで、一般の(ホテル従業員)ユーザとともにサイト ディレクトリに登録されるオプションをゲストに提供しなくなるため、ゲストのプライバシが保護されます。


 

Archived Mailbox Call Handler を設定する

コール ハンドラの詳細については、 「コール ハンドラの設定」 の章を参照してください。


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、任意の[ 通話管理] >[コール ハンドラ] ページに移動します。

ステップ 2 [追加] アイコンをクリックします。

ステップ 3 [コール ハンドラの追加]ダイアログボックスの[名前]フィールドに Archived Mailbox Call Handler と入力します。

ステップ 4 [新規ハンドラ] を選択し、 [追加] ボタンをクリックします。

ステップ 5 [Archived Mailbox Call Handler] グリーティング ページに移動し、[他のサービスへ移行]フィールドで[ ホテルのチェックアウト] カンバセーションをクリックします。

ステップ 6 Archived Mailbox Call Handler をサイトの通話計画マップに追加し、オープニング グリーティングまたは別のコール ハンドラからの短縮ダイヤルなどのアクセス パスを作成します。

たとえば、オープニング グリーティングまたは別のコール ハンドラの[発信者の入力]ページで、 [他のサービスへ移行:移行先 Archived Mailbox Call Handler] を 4 キーにマップできます。

ステップ 7 ステップ 6 での選択に基づいて、新しいコール ハンドラに対してグリーティングを録音し、必要に応じて別のコール ハンドラ グリーティングを修正します。

ステップ 8 ゲスト ユーザがホスピタリティ カンバセーション中に 00 と押すことによってオペレータまたはフロントのスタッフに連絡できるようにする場合は、ゲストを適切な内線番号に転送するようオペレータ コール ハンドラを設定します。

ステップ 9 [保存] をクリックします。


 

Cisco Unity Bellhop サービスを設定する


ステップ 1 Windows の[スタート]メニューで、 [プログラム] >[管理ツール] >[サービス] をクリックします。

ステップ 2 [Cisco Unity Bellhop] サービスをダブルクリックします。

ステップ 3 [ログオン] タブをクリックします。適切な許可を持つログオン アカウントを使用するように
Bellhop サービスが設定されていることを確認します。デフォルトのローカル システム アカウントを使用することをお勧めします。

ステップ 4 [全般] タブをクリックします。[スタートアップの種類]フィールドで、 [自動] をクリックします。

ステップ 5 [OK] をクリックし、 [開始] をクリックします。サービスが正常に開始されることを確認します。

サービスが開始されない場合は、必要なアカウント許可を持っていること、およびサービスを正しく設定したことを確認します。サービスを再開します。

Cisco Unity Bellhop サービスが開始する時、Cisco Unity サーバ上でのゲスト ユーザのメールボックスの作成に数分かかります。このプロセスの完了にかかる時間は、作成されるメールボックスの数によって異なります。Cisco Unity Bellhop Administration ツールの[Activity Viewer]ウィンドウを使用することによって、メールボックス作成の進捗状況を監視できます。

ステップ 6 メールボックス作成プロセスが完了したら、 [サービス] ウィンドウを閉じます。

ステップ 7 次の手順を実行して、システムをテストします。

a. テスト用のゲスト ユーザを作成します。

b. ゲスト ユーザとして Cisco Unity を呼び出し、すべてのゲスト機能をテストします。

c. Cisco Unity と PTCE の両方が正しく設定されていること、および両方のシステム上でテスト データが正しくかつ完全であることを確認します。


 

ゲスト ユーザの概要

ゲスト ユーザは、Cisco Unity ユーザの種類の 1 つであり、機能が制限されています。ゲスト ユーザは、次のオプションを使用して、自分のボイス メッセージを管理できます。

カスタマイズされたメールボックス グリーティングの録音


) ゲスト ユーザは、標準のグリーティングだけを作成できます。ゲスト ユーザは、オプション グリーティングを使用できません。


メールボックス パスワードの設定および変更

メッセージの聞き取り、保存、削除

00 と押すことによるホテル オペレータへの迅速な転送。この機能は、オペレータ コール ハンドラの設定に依存していることに注意してください。コール ハンドラの詳細については、 「コール ハンドラの設定」 の章を参照してください。

他の Cisco Unity ユーザによって送信されたメッセージ(たとえば、ホテルのスタッフや他のゲストによって送信されたメッセージ)への応答

ゲスト ユーザ アカウントの作成時に PMS に言語選択が入力された場合、インストールされている任意の言語でのホスピタリティ カンバセーションを再生

サイトで指定されたパラメータに基づく、チェックアウト後のアーカイブ保存されたメッセージへのアクセス

ゲスト ユーザは、次のオプションを使用できません。

プライベート同報リストの作成

他のゲスト ユーザまたは一般ユーザへのメッセージの送信または転送

通知規則またはメッセージ再生オプションの設定

ゲスト ユーザ カンバセーション

ゲスト ユーザ カンバセーションは、ゲスト ユーザ アカウントの作成時にゲスト ユーザ アカウントに自動的に割り当てられます。

ゲスト ユーザは、ボイス メッセージ システムの説明書を使用することにより利点を得ることができます。ゲスト ユーザに『 Hotel Guest Voice Messaging Guide 』を提供できます。また、サイトに合せて情報をカスタマイズし、ゲスト サービスの情報ブックにその情報を含めることができます。このドキュメントは、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_unity/unity40/hspug/hspug403/hspug.pdf から入手可能です。

ホスピタリティ カンバセーション

ホスピタリティ カンバセーションの初回登録部分で、ゲスト ユーザは、パスワードの入力およびパーソナル グリーティングの録音を行う手順を案内されます。ゲスト ユーザがパーソナル グリーティングを録音しない場合は、デフォルトの標準グリーティング「The guest you are trying to reach is not available」が使用されます。

登録済みのゲスト ユーザは、メッセージ確認のために Cisco Unity にアクセスするたびに、ホスピタリティ カンバセーションによりメッセージとメールボックスの管理オプションを案内されます。

ホテル チェックアウト カンバセーション

チェックアウト後のゲストは、ホテル チェックアウト カンバセーションにより、アーカイブ保存されたメッセージの確認プロセスを案内されます。

ゲスト ユーザのアカウントとメールボックスの作成および更新

Cisco Unity Bellhop Administration ツールで選択した同期化サイクルに従って、Cisco Unity は、PTCE と共有している SQL テーブルから、ゲスト ユーザのチェックイン、チェックアウト、および更新情報を取得します。Cisco Unity は、この情報を使用して、ゲスト ユーザ アカウントを作成および更新します。

詳細については、次の項を参照してください。

「チェックイン時のゲスト ユーザ アカウントの作成」

「部屋変更に対応するためのゲスト ユーザ アカウントの更新」

「チェックアウト時のゲスト ユーザ アカウントの更新」

「Cisco Unity でのゲスト パスワードの手動リセット」

「ゲスト メールボックス情報のアーカイブ保存」

チェックイン時のゲスト ユーザ アカウントの作成

PTCE サーバ上の共有 SQL テーブルを介して PMS によって Cisco Unity に送信された情報に基づいて、ゲストのチェックイン時にそのゲストのユーザ アカウントが自動的に作成されます。デフォルトでは、1 分に 1 回、Cisco Unity Bellhop サービスが共有テーブルに新しい情報がないか確認し、Cisco Unity を更新して、必要に応じて共有テーブルに情報を追加し、PMS と Cisco Unity のデータの同期化を保ちます。

ゲスト ユーザ アカウントには、セットアップ時に作成された、ホテル ゲストのユーザ テンプレートとサービス クラスで指定されているデフォルト値が含まれています(詳細については、「ゲスト ユーザ アカウントの作成準備」を参照してください)。

ゲスト ユーザ アカウントは、Cisco Unity Bellhop Administration ツールまたは Cisco Unity システム管理を使用して表示できます。

各ゲスト ユーザ アカウントには、一意なエイリアスがあります。このエイリアスは、次の値の組み合せです。

「room」という語

2000 年 1 月 1 日午前 0 時からの経過秒数に変換されたチェックイン時刻

下線(_)

部屋番号

たとえば、ROOM126396347_1234 は、部屋 1234 にチェックインしたゲストのエイリアスとなります。

部屋ごとに 1 つのゲスト メールボックスが作成されます。ゲスト メールボックスは、プライマリ内線番号、および部屋を使用するよう登録されているプライマリ ゲスト ユーザに割り当てられます。最大 4 つの代行内線番号を部屋のメールボックス レコードに追加して、複数の内線番号を持つスイート ルームのゲスト ユーザに対応できます。ゲスト ユーザは、スイート ルームのどの部屋からでもメッセージを確認できます。

部屋変更に対応するためのゲスト ユーザ アカウントの更新

ゲスト ユーザが滞在中に部屋を変更した場合、そのメールボックスとアカウントは新しい部屋のプライマリ内線番号に自動的に再割り当てされます。ゲスト アカウントの個人用設定(ゲスト ユーザのパスワードなど)およびゲスト メールボックス内のすべてのメッセージが保持されるため、Cisco Unity によって更新情報が受信されるとすぐに、新しい部屋からメッセージに直接アクセスできます。

Cisco Unity は、同じ日の同じ部屋に対する複数のチェックインおよびチェックアウト、ゲスト ユーザの複数の部屋移動、交換、および更新に、必要に応じて何回でも対応できます。

チェックアウト時のゲスト ユーザ アカウントの更新

ゲスト ユーザがチェックアウトすると、メールボックス レコードは自動的にリセットされて、その部屋を使用する次のゲスト ユーザがすぐに使用できるようになります。Cisco Unity は、チェックアウトしたゲストのメールボックスとゲスト ユーザ アカウントをアーカイブ保存し、メールボックスの状況を PMS に伝えます。チェックアウト プロセスが完了すると、そのゲスト ユーザ アカウントに対する更新は、それ以上 PMS から Cisco Unity に渡されません。

チェックアウト時に、フロントのスタッフは、Cisco Unity Bellhop Administration ツールを使用して、ゲストに新しい未開封メッセージがないか確認できます。新しい未開封メッセージがある場合は、出発前にそのメッセージを取り出すようゲストに勧めることができます。

ゲストが間違って部屋をチェックアウトした場合は、PMS および Cisco Unity でチェックアウトをキャンセルできます。フロントのスタッフは PMS でゲストをチェックイン状態に戻し、Cisco Unity Bellhop Administration ツールを使用して Cisco Unity でチェックアウトをキャンセルします。

Cisco Unity でゲストのチェックアウトをキャンセルする


ステップ 1 Cisco Unity Bellhop Administration ツールで、 [View] >[Guest Information] をクリックします。

ステップ 2 チェックアウトをキャンセルする必要があるゲスト レコードをクリックします。

ステップ 3 [Uncheckout] をクリックします。

ステップ 4 [OK] をクリックして、確定します。

そのゲストがチェックインしていた部屋がすでに別のゲストによってチェックインされている場合は、Cisco Unity によって警告が表示され、プロセスの完了に必要な処置が案内されます。

ステップ 5 [Uncheckout Complete]ウィンドウが表示されたら、 [OK] をクリックします。


 

Cisco Unity でのゲスト パスワードの手動リセット

PTCE は、現在、ゲスト ユーザ パスワードの変更をサポートしていません。ゲストがメールボックス パスワードを忘れた場合は、Cisco Unity システム管理でパスワードをリセットできます。滞在中またはチェックアウト後のゲスト ユーザに対してパスワードをリセットできます。アカウントの原則の設定によっては、間違ったパスワードでログオン試行の失敗を繰り返した後、メールボックス アカウントがロックされたとゲスト ユーザが報告する場合があります。

ゲスト メールボックス アカウントのロック解除およびゲスト パスワードのリセット


ステップ 1 Cisco Unity Bellhop Administration ツールで、 [View] >[Guest Information] をクリックします。

ステップ 2 パスワードをリセットする必要があるゲスト レコードをクリックします。

ステップ 3 [Reset Password] をクリックします。

ステップ 4 パスワードを入力し、 [OK] を 2 回クリックします。パスワードは、3 ~ 10 桁の長さである必要があります。ゲストが最初に自分のメールボックスにアクセスするときに使用するデフォルトのパスワード 12345 を使用できます。別のパスワードを使用する場合は、そのパスワードがスタッフとゲストの両方にとって覚えやすいものにします。

ステップ 5 [Password Updated]ウィンドウが表示されたら、 [OK] をクリックします。

ステップ 6 Cisco Unity システム管理で、 [ユーザ] >[ユーザ] >[アカウント] ページに移動します。

ステップ 7 [検索] アイコンをクリックします。

ステップ 8 ゲスト ユーザのエイリアス、内線番号、または名前を入力します。また、* を入力してすべてのユーザの一覧を表示したり、1 つまたは複数の文字や値の後に * を入力して検索範囲を絞り込んだりすることもできます。

ステップ 9 [検索] をクリックします。

ステップ 10 検索結果の中からゲスト ユーザの名前をクリックしてレコードを表示します。

ステップ 11 [Cisco Unity アカウントのステータス:ロック] チェックボックスがオンである場合はオフにします。

アカウントの原則の設定、およびゲストがパスワードを入力してログイン試行に失敗した回数に応じて、このチェックボックスはオンであったりオフであったりします。

ステップ 12 ステップ 11 で[ Cisco Unity アカウントのステータス:ロック] チェックボックスをオフにした場合は、 [保存] アイコンをクリックします。

ステップ 13 ゲストに、Cisco Unity を呼び出し、ステップ 4 で設定したパスワードを使用してログオンしてもらいます。ゲストは、自分で決めた新しいパスワードを入力するよう Cisco Unity から求められます。


 

ゲスト メールボックス情報のアーカイブ保存

ゲスト ユーザがチェックアウトすると、ゲスト ユーザ アカウントおよび関連付けられているメールボックスが、そのメールボックス内に残されているすべてのメッセージとともにアーカイブ保存されます。アーカイブ保存されたゲスト情報のデフォルトの保存期間は 7 日です(最小保存期間は 5 日、最大保存期間は 28 日)。

アーカイブ保存されたゲスト アカウントには、一意なエイリアス識別情報が提供されます。形式はチェックイン時に割り当てられたエイリアスと同じですが、エイリアスの初めに「out」という語が付加されます。たとえば、OUT_ROOM126396347_1234 は、部屋番号 1234 のアーカイブ保存されたゲスト アカウントを示します。

代行内線番号およびメッセージ ウェイティング インジケータ フラグがある場合は、アーカイブ保存前にその番号およびフラグがアカウントから削除されますが、その他の情報はすべて保持されます。

ゲスト ユーザは、サイトで選択された保存パラメータの範囲内である限り、アーカイブ保存されたメッセージをいつでも確認できます。アーカイブ保存されたメッセージを確認するには、チェックアウトしたゲストがオペレータまたはフロントに電話します。その後、ゲストは指定された内線番号に転送され、ホテルのチェックアウト カンバセーションによりアーカイブ保存されたメッセージの確認プロセスを案内されます。

アーカイブ保存されたゲスト メールボックスの存在期間が、指定の保存期間を超えると、メールボックス、メッセージ、および関連付けられているゲスト ユーザ カウントが自動的に削除されます。削除プログラムは、1 日に 1 回、Cisco Unity Bellhop Administration ツールで指定した期間に実行されます。

ホスピタリティ ログ ファイルとレポートへのアクセス

ログ ファイル

Cisco Unity 上でのゲスト ユーザ情報の追加、更新、および削除は、ファイルにログ記録されます。ログ記録された情報は、[Service Activity]ウィンドウでリアルタイムに確認できます。また、すべてのエラーが[Service Activity]ウィンドウに表示され、アプリケーション イベント ログに書き込まれます。

また、Cisco Unity Bellhop Administration ツールは、チェックアウトのキャンセルやパスワードのリセットなどのアクションの実行時、および開かれるたびにログ ファイルを生成します。[View]メニューの[View Current Admin Log File]オプションまたは[View Admin Logging Folder]オプションを使用することによって、現在の管理ログ ファイルを表示したり、ログ ディレクトリを開いて過去のログ ファイルを見たりすることができます。

ログ ファイルのデータは、Cisco Unity Bellhop Administration ツールで指定した日数、指定した場所に保存されます。ログ ファイルのデータは、スプレッドシート アプリケーションに CSV 形式でインポートできます。

ホスピタリティ ログ ファイルを表示する


ステップ 1 Cisco Unity Bellhop Administration ツールで、 [View] をクリックします。

ステップ 2 [Current Admin Log] [Admin Logging Folder] 、または[ Service Activity] ウィンドウを選択します。

ステップ 3 データを表示するか、またはスプレッドシート アプリケーションに CSV 形式でデータをインポートします。


 

ホスピタリティ レポート

ゲスト ユーザ データの分析には、2 つのレポートを使用できます。どちらのレポートでも、すぐに表示、またはスプレッドシート プログラムにダウンロードできる CSV 形式のファイルが生成されます。

ルーム アクティビティ レポート

ルーム アクティビティ レポートには、指定した日付範囲のチェックイン、チェックアウト、部屋移動、および部屋交換のアクティビティがすべて表示されます。

Archived Mailbox Report

Archived Mailbox Report には、Cisco Unity Bellhop Administration ツールで指定した日数を過ぎた後システムから削除されたチェックアウト済みゲスト メールボックスがすべて表示されます。

ルーム アクティビティ レポートまたはメールボックス削除レポートを実行する


ステップ 1 Cisco Unity Bellhop Administration ツールで、 [View] >[Reports] をクリックします。

ステップ 2 [Room Activity] または[ Mailbox Deletion] をクリックします。

ステップ 3 データを表示するか、またはスプレッドシート アプリケーションに CSV 形式でデータをインポートします。