Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド(Lotus Domino版)Release 4.0(5)
デフォルト アカウントとメッセージの 処理
デフォルト アカウントとメッセージの処理
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

デフォルト アカウントとメッセージの処理

概要:デフォルト アカウントとメッセージの処理

デフォルト アカウント

メッセージの処理

一杯になったメールボックスに対する の処理

特定の受信者を持たないメッセージの での処理

同報リストへのユーザの追加

プライベート メッセージに対する の処理

電話の切断によって中断されたメッセージに対する の処理

デフォルト アカウントとメッセージの処理

概要:デフォルト アカウントとメッセージの処理

Cisco Unity は、ユーザと管理者に関する設定例を提供し、メッセージ処理に関係するコール ハンドラ、同報リストなどのデフォルト エンティティの所有者を提供し、さらにデフォルトのサービス クラスのメンバーとしての役割を果たすために、デフォルト アカウントを使用しています。

詳細については、この章の次の各項を参照してください。

「デフォルト アカウント」

「メッセージの処理」

デフォルト アカウント

Cisco Unity のインストール中に、Cisco Unity の管理に使用するアカウントを選択するように求められます。このアカウントの目的は、初期セットアップのために Cisco Unity システム管理への管理者としてのアクセスを許可することです。管理アカウントの詳細については、「Cisco Unity 管理に使用できるアカウントについて」を参照してください。

Cisco Unity システム管理へのアクセスに使用するアカウントの他に、Cisco Unity は他のデフォルト アカウントおよびシステム設定に使用するパブリック同報リストを作成します。Cisco Unity のデフォルト アカウントの詳細を次に示します。デフォルト パブリック同報リストの詳細については、「メッセージの処理」および 「ユーザ テンプレート パブリック同報リストの設定」を参照してください。

サンプル管理者

インストール中に、Cisco Unity は \Default Administrator\ テンプレートに基づいてサンプル管理者アカウントを作成します。アカウントは、システム アクセスの最高レベルを提供するデフォルト管理者サービス クラスに割り当てられます。

サンプル管理者は Domino Person ドキュメントと Windows ドメイン アカウントを持っています。アカウントの簡略名は EAdmin、デフォルトの内線番号は 99999 です。電話による Cisco Unity へのログオンがこのアカウントに対して許可されないため、サンプル管理者は電話パスワードを持っていません。

サンプル管理者アカウントは、次の Cisco Unity エンティティのデフォルトの所有者、メッセージ受信者、およびメンバーとしての役割を果たします。

宛先不明メッセージ同報リスト(この同報リストのメンバーは、デフォルトではサンプル管理者のみ)

すべてのユーザが含まれる同報リスト

オペレータ コール ハンドラ

オープニング グリーティング コール ハンドラ

終了案内コール ハンドラ

サンプル インタビュー コール ハンドラ

デフォルト ディレクトリ ハンドラ

デフォルト管理者サービス クラス(このサービス クラスを持つアカウントは、デフォルトではサンプル管理者のみ)

サンプル管理者のユーザ アカウントを Cisco Unity システム管理から削除することはできません。このアカウントには、ユーザ名の一部として「Do Not Delete」という指示語が含まれています。ただし、必要な場合には、SQL や Domino のツールを使用してこのアカウントを削除できます。たとえば、ライセンス済みユーザ数が上限に達した場合や、見破られにくいパスワードを使用してもこのアカウントがセキュリティ上の危険要素になると考えられる場合は、アカウントを削除できます。


注意 アカウントが関連付けられている Cisco Unity エンティティのメッセージ受信者またはメンバーとして適切なユーザまたはパブリック同報リストを割り当てるまで、サンプル管理者アカウントは削除しないでください。サンプル管理者アカウントを削除した場合の影響については、「ユーザ アカウントの削除」の章を参照してください。

Unity メッセージ システム

Unity メッセージ システム アカウントは、Cisco Unity レポート完了時に通知を送信します。このアカウントは、 身元不明発信者からのメッセージに対する代理発信者としての役割も果たします。このため、身元不明発信者からのユーザ メッセージは、Unity メッセージ システムのメールボックスから受信したものと認識されます。このアカウントは、送信できないボイス メッセージの不達確認(NDR)を受信し、そのボイス メッセージを宛先不明メッセージという名前のパブリック同報リストに転送することもできます。

このアカウントの簡略名は Unity_<サーバ名> です。アカウントは Cisco Unity システム管理では表示されませんが、作成され、Domino Administrator 内に関連する Domino Person ドキュメントが表示されます。このアカウントは電話パスワードを持っていないため、このアカウントを使用して Cisco Unity に電話でログオンすることはできません。メールボックスの表示名は Unity メッセージ システムです。

サンプル ユーザ


) サンプル ユーザ アカウントは、Cisco Unity のインストール中に作成されなくなりました。ただし、アカウントはアップグレード プロセス時に削除されないため、Cisco Unity 4.0(3) 以前のバージョンからアップグレードした場合は、サンプル ユーザ アカウントが残っていることがあります。


サンプル ユーザ アカウントは一般的なユーザ設定の例です。このアカウントは \Default Subscriber\ テンプレートに基づき、デフォルトのユーザ サービス クラスに割り当てられます。このアカウントの簡略名は ESubscriber、デフォルトの内線番号は 99990 です。

サンプル ユーザ アカウントをいつでも削除できます。

メッセージの処理

次の各項を参照してください。

「一杯になったメールボックスに対する Cisco Unity の処理」:一杯になったメールボックスに対する Cisco Unity の処理について説明します。

「特定の受信者を持たないメッセージの Cisco Unity での処理」:特定の受信者に関連付けられていないメッセージに対する Cisco Unity の処理、およびメッセージが適切なユーザまたはコール ハンドラに正しく転送されることを確認する方法について説明します。

「プライベート メッセージに対する Cisco Unity の処理」:ユーザがプライベートのマークを付けたメッセージに対する Cisco Unity の処理について説明します。

「電話の切断によって中断されたメッセージに対する Cisco Unity の処理」:メッセージの送信、返信、または転送の処理中に電話が切断された場合の Cisco Unity でのメッセージ処理を変更する方法について説明します。

一杯になったメールボックスに対する Cisco Unity の処理

IBM Lotus Domino では、ユーザのメール ファイルについて、データベース サイズの使用割当量を設定できます。メール ファイルがディスク領域の使用割当量を超えた場合は、警告メッセージが送信されます。このメッセージは Log.nsf の Misc Events 欄で確認できます。メール ファイルがディスク領域の使用割当量を超えた場合でも、ルータは引き続きメールを送信するので、ユーザはメッセージの送受信を続行できます。

特定の受信者を持たないメッセージの Cisco Unity での処理

Cisco Unity に録音されたメッセージが特定の受信者に関連付けられていない場合もあるため、メッセージを選別して適切なユーザやコール ハンドラに転送する必要があります。不要なメッセージを頻繁に確認することをユーザの 1 人に義務付ける必要があります。

不要なメッセージは次のように録音されます。

宛先不明メッセージ同報リスト

ユーザに割り当てられたネットワークまたはサーバの機能が停止しているため送信できないメッセージは、宛先不明メッセージ同報リストに転送されます。デフォルトでは、この同報リストにはサンプル管理者が唯一のメンバーとして登録されています。

このようなメッセージを正しく転送するには、宛先不明メッセージ同報リストに少なくとも 1 名のメンバー(たとえばオペレータ)を入れておき、そのメンバーがメールボックスを監視して、送信できないメッセージを処理するようにします。詳細については、「同報リストへのユーザの追加」を参照してください。

オペレータ コール ハンドラ、オープニング グリーティング コール ハンドラ、および終了案内コール ハンドラ

Cisco Unity へ発信してオペレータにダイヤルしたときに、応対できるオペレータがいない場合は、オペレータ コール ハンドラの通話転送設定によってはメッセージを録音することができます。オープニング グリーティング コール ハンドラと終了案内コール ハンドラについても、それぞれの通話転送設定によっては発信者がメッセージを録音できます。デフォルトでは、これらのコール ハンドラのいずれかに録音されたメッセージは宛先不明メッセージ同報リストへ送信されます。コール ハンドラのメッセージ受信者設定の詳細については、「コール ハンドラ メッセージ設定」を参照してください。

Example Interview

通話が発信者の名前や転送しようとしている相手に関する基本的な情報を収集する Example Interview へ転送されると、質問に対する回答はデフォルトではサンプル管理者へ転送されます。このようなメッセージを別の受信者へ転送する場合は、1 人のユーザ(たとえばオペレータ)または同報リストを受信者として選択します。インタビューに応答する受信者の選択方法の詳細については、「概要:インタビュー ハンドラの設定」を参照してください。

同報リストへのユーザの追加

ユーザを宛先不明メッセージ同報リストに追加する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、任意の[ ユーザ] >[パブリック同報リスト] ページに移動します。

ステップ 2 [検索] アイコンをクリックします。

ステップ 3 [宛先不明メッセージ] 同報リストをダブルクリックします。

ステップ 4 適切な設定に変更した後、 [保存] アイコンをクリックします。


 

プライベート メッセージに対する Cisco Unity の処理

プライベートのマークが付いたメッセージは、電話から転送できません。このメッセージには、Cisco Unity ユーザがプライベートのマークを付けたボイス メッセージや、必要に応じて、IBM Lotus Notes でユーザやその他の発信者が「コピー不可」メール オプションのマークを付けた電子メール メッセージがあります。

電話の切断によって中断されたメッセージに対する Cisco Unity の処理

メッセージの送信、返信、または転送の処理中に電話が切断されて中断されたメッセージに対する Cisco Unity の処理を変更できます。電話は意図的に切断されることもあれば、不意に切断されることもあります。たとえば、ユーザが電話を切る場合や、携帯電話のバッテリ切れ、または圏外になる場合が挙げられます。

デフォルトでは、次の場合に電話が切断されると、Cisco Unity はメッセージを送信します。

 

ユーザがメッセージの返信または送信を実行中の場合

ただし、メッセージに少なくとも 1 人の受信者が割り当てられ、録音時間が 1 秒(1,000 ミリ秒)を超えている場合。つまり、ユーザが録音やメッセージの宛先指定を完了していない場合でも、Cisco Unity はメッセージを送信します。

ユーザがメッセージを転送中の場合

ただし、メッセージに少なくとも 1 人の受信者が割り当てられている場合。つまり、ユーザが音声コメントの録音やメッセージの宛先指定を完了していない場合でも、Cisco Unity はメッセージを送信します。

Advanced Settings Tool を使用してレジストリを変更することで、メッセージを送信するためにユーザが # キーを押さないとメッセージが削除されるように、Cisco Unity を設定できます。この場合、ユーザが # キーを押す前に電話が切断されると、Cisco Unity はメッセージを送信せずに削除します。

電話の切断によって中断されたメッセージに対する Cisco Unity の処理は、次に示すレジストリの設定によって異なります。

 

0

ユーザが # キーを押さなかった場合でも、Cisco Unity は中断されたメッセージを送信します。

1

ユーザが # キーを押さなかった場合、Cisco Unity は中断されたメッセージを削除します。

レジストリ変更は、システム全体で、Cisco Unity サーバに関連付けられたすべてのユーザに適用されます。個々のユーザや特定のユーザ グループに対して変更を加えることはできません。


) レジストリの変更は複製されないため、Cisco Unity フェールオーバーが設定されている場合、一方の Cisco Unity サーバでレジストリを変更したときは、手動でもう一方の Cisco Unity サーバのレジストリも変更する必要があることにも注意してください。


 

電話が切断された場合の Cisco Unity のメッセージ処理を変更するには、次の手順を実行します。

電話の切断によって中断されたメッセージに対する Cisco Unity の処理を変更する


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左ペインで、[Administrative Tools]の[ Advanced Settings Tool] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity Settings]ペインで、 [Subscriber Send Message Hang-Up Action] をクリックします。

ステップ 4 [New Value]リストで、該当する値をクリックし、 [Set] をクリックします。

ステップ 5 メッセージが表示されたら、 [OK] をクリックします。

ステップ 6 [Exit] をクリックします。

レジストリの変更を有効にするために Cisco Unity ソフトウェアを再起動する必要はありません。