Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド (Lotus Domino版) Release 4.0(3)
ネットワークの設定
ネットワークの設定
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

ネットワークの設定

概要:ネットワークの設定

プライマリ ロケーション プロファイルの設定

プライマリ ロケーション宛先オプションの設定

発信ロケーション プロファイルの設定

監視付きドメイン アドレス帳

ネットワークの設定

概要:ネットワークの設定

別の Cisco Unity サーバとネットワーク接続するには、ネットワーク設定を使用して Cisco Unity をセットアップおよび管理します。ネットワーク接続という用語には、広範な定義があり、次のような概念が含まれています。

1 つの Cisco Unity サーバに関連付けられているユーザは、電話を使用して次の相手にボイス
メッセージを送信することができる。

別の Cisco Unity サーバに関連付けられているユーザ。

インターネットに接続しているコンピュータを利用している個人。

身元不明発信者は電話ディレクトリに登録されているユーザをすべて検索でき、メッセージを残すことができる。電話システムとネットワーク コンフィギュレーションに応じて、Cisco Unity の自動受付または宛先検索サービスに転送された身元不明発信者は、すべてのユーザ電話に転送できます。

Cisco Unity は次のネットワーク機能オプションを提供します。

デジタル ネットワーク :単一のグローバル ディレクトリに接続されている複数の Cisco Unity サーバ間でメッセージの送受信ができます。メッセージ転送エージェント(MTA)はサーバ間のメッセージ転送メカニズムです。このオプションは、Cisco Unity サーバが共有ボイスメール ディレクトリにアクセスするときに使用します。

インターネット ユーザ :Cisco Unity ユーザと、インターネットに接続しているコンピュータを利用している個人との間でメッセージの送受信ができます。

どのネットワーク接続オプションを使用するにしても、必ず使用する Cisco Unity サーバのプライマリ ロケーション設定をカスタマイズする必要があります。

ネットワーク設定の詳細については、この章の次の各項を参照してください。

「プライマリ ロケーション プロファイルの設定」

「プライマリ ロケーション宛先オプションの設定」

「発信ロケーション プロファイルの設定」

「監視付きドメイン アドレス帳」

ネットワーク接続の詳細については、『 Cisco Unity のネットワーク機能 』を参照してください。

プライマリ ロケーション プロファイルの設定

各 Cisco Unity サーバにあるプライマリ ロケーションは、インストール中に作成され、削除はできません。プライマリ ロケーションは Cisco Unity サーバを識別するもので、別の Cisco Unity サーバと通信するために必要なネットワーク情報を含んでいます。パブリック同報リスト以外の、Cisco Unity サーバ上で作成されるユーザおよびその他の Cisco Unity オブジェクト(コール ハンドラなど)はすべて、プライマリ ロケーションに関連付けられます。

どのネットワーク機能オプションを使用して Cisco Unity がボイス メッセージを送受信するにしても、使用する Cisco Unity サーバのプライマリ ロケーションをカスタマイズする必要があります。

次の表にプライマリ ロケーションのプロファイル設定についての詳細を示します。

 

表27-1 [ネットワーク] > [プライマリ ロケーション] > [プロファイル]ページ

フィールド
説明

表示名

プライマリ ロケーションの名前が表示されます。名前を変更するには、ここに新しい名前を入力し、[保存]アイコンをクリックします。

ダイヤル ID

プライマリ ロケーションを識別する ID を入力します。数字だけで、最大 10 桁で入力します。デフォルトの最少桁数は 3 桁です。

Advanced Settings Tool を使用するとダイヤル ID の最少桁数を減らすことができますが、1 桁および 2 桁のダイヤル ID は、アドレス検索時にプライベート同報リスト ID と競合する場合があります。ユーザが 1 桁または 2 桁の番号を入力してメッセージの宛先を指定する場合、Cisco Unity は、まず、一致するプライベート同報リストがあるか検索します。一致するものが見つかると、検索は停止します。したがって、ユーザが検索範囲を特定のロケーションに絞り込むためにダイヤル ID を入力してメッセージの宛先を指定する場合、入力した番号がプライベート同報リスト ID に一致すると、カンバセーションは宛先としてプライベート同報リストだけを提供します。ユーザが最初にダイヤル ID を入力してメッセージの宛先を他のロケーションに指定することを行わない場合は、競合が発生しないため、複雑なダイヤル計画に対応するようにダイヤル ID の最少桁数を減らすことができます。

次の原則が推奨されています。

固定長のダイヤル ID を作成し、可能なら固定長の内線番号を作成する。

独自のダイヤル ID を割り当てる。

可変長のダイヤル ID および内線番号を使用する場合、ダイヤル ID の番号付け範囲が内線番号の範囲と重ならないようにする必要があります。

可変長のダイヤル ID を使用する場合、各 ID の最初の数字は他のダイヤル ID に対して一意の値にします。たとえば、432 と 4325 のようなダイヤル ID を作成しないでください。

名前の録音

プライマリ ロケーションに対する名前を録音します。カンバセーションは、次の場合に、このプライマリ ロケーションに対する名前の録音を再生します。

別のダイヤル ドメインにある Cisco Unity サーバに関連付けられているユーザが、このロケーションに関連付けられているユーザにメッセージを宛先指定したとき(たとえば、「New York」がこのロケーションに対する名前の録音であるとすれば、「2 つの名前が一致しました。New York の John Smith の場合は 1 を押してください。Mary Smith の場合は 2 を押してください」が再生される)。

別のダイヤル ドメインにある Cisco Unity サーバに関連付けられているユーザが、このロケーションに関連付けられているユーザからメッセージを聞くとき(たとえば、「1 番目のメッセージ、ボイス メッセージ、New York の John Smith から....」)。

[ネットワーク] >[プライマリ ロケーション] >[宛先オプション]ページ上の「検索にはロケーションを含みます。」という設定が、別のプライマリ ロケーション上で有効になっているとき。別のロケーションのユーザがメッセージを宛先指定すると、このプライマリ ロケーションに対する名前の録音が検索結果を聞かせるメッセージにユーザ名と一緒に再生されます(たとえば、「2 つの名前が一致しました。Chris Newton の場合は 1 を押してください。New York の場合は 2 を押してください」)。

名前を録音するには、Media Master コントロール バーを使用します。Media Master は、ファイアウォールを越えては使用できないことに注意してください。Media Master コントロール バーのオプション メニューを使用して、録音デバイスと再生デバイスを設定(適用可能な場合)し、他のサウンド ファイルを使用します。

ダイヤル ドメイン(リストから選択するか、ダイヤル ドメイン名を入力)

このロケーションがメンバーとなっているダイヤル ドメインの名前をリストから選択するか、入力します。ダイヤル ドメインは、同じ電話システムまたは同じ電話システム ネットワークに統合されている Cisco Unity サーバのコレクションです。1 つのダイヤル ドメイン内の内線番号は一意である必要があります。ダイヤル ドメインを使用することで、Cisco Unity は、そのダイヤル ドメイン外にある Cisco Unity サーバ上の重複した内線番号を処理することができます。

ダイヤル ドメインは、メッセージ アドレス検索とディレクトリ ハンドラ検索を行う手段を提供するため、Cisco Unity はグローバル ディレクトリ全体の検索は行いません。

デフォルトの設定は[なし]です。次の場合は、デフォルトを使用します。

使用するインストールが 1 つだけの Cisco Unity サーバで構成されている場合。

使用するインストールが複数の Cisco Unity サーバで構成されており、各サーバが別の電話システムと連動している場合。

1 つのダイヤル ドメインに割り当てる Cisco Unity サーバの数に制限はなく、ダイヤル ドメインの数にも制限はありません。ただし、1 つの Cisco Unity サーバは、1 つのダイヤル ドメインのメンバーにしかなれません。

プライマリ ロケーション宛先オプションの設定

プライマリ ロケーション宛先オプションを使用して、次の場合に、一致する内線番号を検索するとき、Cisco Unity が行う検索範囲を制御できます。

ユーザが、電話を使用して、メッセージの宛先指定をする場合。

ユーザが、電話または Cisco Unity Assistant を使用して、メンバーをプライベート リストに追加する場合。Cisco Unity Assistant は、バージョン 3.1 およびそれ以前のバージョンで ActiveAssistant(AA)と呼ばれていたものです。

管理者が、Cisco Unity システム管理を使用して、メンバーをパブリック同報リストまたはプライベート同報リストに追加する場合。

検索範囲をローカル Cisco Unity サーバ、ローカル Cisco Unity サーバがメンバーとなっているダイヤル ドメイン、またはグローバル ディレクトリ全体に設定することができます。

次の表に、ロケーション宛先オプションの設定についての詳細を示します。

 

表27-2 [ネットワーク] > [プライマリ ロケーション] > [宛先オプション]ページ

フィールド
説明

[ユーザ検索]:検索先

ユーザが電話を使用してメッセージの宛先を指定するとき、およびパブリックまたはプライベート同報リストにメンバーを追加するときに Cisco Unity が実行する検索の範囲を次の中から選択します。

[ローカル サーバ]:ローカル Cisco Unity サーバ上に作成されたユーザに限定して検索します。

[ダイヤル中のドメイン]:ローカル Cisco Unity サーバを検索中に一致が検出されない場合は、検索範囲を拡大し、同じダイヤル ドメインにローカル Cisco Unity サーバとして存在する別の Cisco Unity サーバ上に作成されたユーザを対象にします。

[グローバル ディレクトリ]:ローカル Cisco Unity サーバ、次にダイヤル ドメイン(ある場合)を検索した後、検索範囲を拡大し、ディレクトリ内の別の Cisco Unity サーバ上に作成されたユーザすべてを対象にします。

検索にはロケーションを含みます。

このチェックボックスをオンにすると、検索にロケーションが含まれるようになります。この設定がユーザにとって有用になるには、ロケーションが名前の録音を持つ必要があります。

このチェックボックスをオンにすると、ユーザは 2 段階に分けてメッセージの宛先を指定できます。最初にユーザが特定のロケーションを選択します(名前またはダイヤル ID のいずれかを入力します)。Cisco Unity が一致するロケーションを検出すると、ロケーションに対する名前の録音が再生され(名前が録音済みの場合)、ユーザは受信者の名前または内線番号のいずれかを入力するよう要求されます。この方法で、ユーザは受信者の検索を特定のロケーションに限定できます。

このオプションは、グローバル ディレクトリが大きく、名前によるメッセージの宛先が数多く一致する場合に有効です。

たとえば、デジタル ネットワーク を使用してメッセージを交換する 2 つの Cisco Unity サーバがあるとします。リモート Cisco Unity サーバのプライマリ ロケーションのダイヤル ID が 100 で、そのロケーションの名前は録音済みであるとします。

ユーザが、他の Cisco Unity サーバ上のユーザへのメッセージの宛先を指定するために、100# と入力します。

プライマリ ロケーション 100 が見つかると、カンバセーションが「<録音名> ロケーションには、# を押してください。」と再生します。

発信者が # を押して確定すると、カンバセーションが「宛先の内線番号を入力し、最後に # を押してください。」と再生します。

ユーザが 12345# と入力します。ロケーション 100 で一致するユーザの内線番号が見つかると、カンバセーションが「<ユーザの録音名> の内線 12345 でよろしければ、# を押してください。」と再生します。

発信者が # を押して確定すると、カンバセーションが「追加しました。別の宛先を追加するには 1、メッセージを録音するには # を押してください」と再生します。

発信ロケーション プロファイルの設定

複数の Cisco Unity サーバがデジタル ネットワークを通して相互にネットワーク接続されている場合、別の Cisco Unity サーバ上のプライマリ ロケーションに関する情報が[発信ロケーション]ページに表示されます。この情報は表示だけです。

次の表に発信ロケーションのプロファイル設定についての詳細を示します。

 

表27-3 別の Cisco Unity サーバ上のプライマリ ロケーションに関する情報(表示のみ)

フィールド
説明

名前

プライマリ ロケーションの名前が表示されます。

ダイヤル ID

プライマリ ロケーションのダイヤル ID が表示されます。

名前の録音

プライマリ ロケーションの名前の録音。

宛先

SMTP が宛先として表示されていても、同じディレクトリ内の Cisco Unity サーバ間のメッセージ送受信は、SMTP によっては実行されません。

ドメイン名

プライマリ ロケーションのドメイン名。

 

監視付きドメイン アドレス帳

[監視付きアドレス帳]ページに表示される Domino アドレス帳は、[システム] >[コンフィギュレーション] >[ユーザのアドレス帳]ページで指定されたものです。これらのアドレス帳には、デジタル ネットワーク 経由で別の Cisco Unity サーバ上のユーザとメッセージを送受信するためのユーザ情報が含まれています。各 Cisco Unity サーバは、別の Cisco Unity サーバからのデータについて、これらのアドレス帳を監視します。別の Cisco Unity サーバ上に作成されたロケーションおよびユーザに関する情報は、各サーバの SQL データベース(UnityDb)にある GlobalLocation テーブルと GlobalSubscriber テーブルに格納されます。

 

表27-4 [ネットワーク] > [デジタル ネットワーク オプション] > [監視付きアドレス帳]ページ

フィールド
説明

ドメイン

監視付きアドレス帳が存在するドメイン。

サーバ

アドレス帳が存在する Domino サーバ。

アドレス帳

別の Cisco Unity サーバ上のユーザとメッセージを送受信するためのユーザ情報を含むアドレス帳。デジタル ネットワークが動作するには、ネットワーク内のすべての Cisco Unity サーバが、ドメインの names.nsf 内の主要アドレス帳を監視する必要があります。

表示名

アドレス帳の表示名。この名前を使用すると、そのアドレス帳を、Cisco Unity が使用する他のアドレス帳と簡単に区別できます。[表示名]フィールドは Domino Administrator 内のいずれのフィールドにも対応しないことに注意してください。