Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド(Microsoft Exchange 版) Release 4.0(2)
デフォルト アカウントとメッセージの 処理
デフォルト アカウントとメッセージの処理
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

デフォルト アカウントとメッセージの処理

概要:デフォルト アカウントとメッセージの処理

デフォルト アカウント

メッセージの処理

メールボックスが一杯になったユーザに対する の処理

特定の受信者を持たないメッセージの での処理

デフォルト アカウントとメッセージの処理

概要:デフォルト アカウントとメッセージの処理

Cisco Unity は、ユーザと管理者に関する設定例を提供し、さらにメッセージ処理に関係するコール ハンドラ、同報リスト、サービス クラスなどのデフォルト エンティティの所有者を提供するために、デフォルト アカウントを使用しています。

詳細については、この章の次の各項を参照してください。

「デフォルト アカウント」

「メッセージの処理」

デフォルト アカウント

Cisco Unity のインストール中に、Cisco Unity の管理に使用するアカウントを選択するように求められます。このアカウントの目的は、初期セットアップのために Cisco Unity システム管理への管理者としてのアクセスを許可することです。管理アカウントの詳細については、「Cisco Unity 管理に使用できるアカウントについて」を参照してください。

Cisco Unity システム管理へのアクセスに使用するアカウントのほかに、Cisco Unity は他のデフォルト アカウントおよびシステム設定に使用するパブリック同報リストを作成します。Cisco Unity のデフォルト アカウントの詳細を次に示します。デフォルト パブリック同報リストの詳細については、「メッセージの処理」および 「ユーザ テンプレート パブリック同報リストの設定」を参照してください。

サンプル管理者

サンプル管理者アカウントは、Cisco Unity のインストール中に作成されるもので、管理アカウントのプロパティの例を示し、次の Cisco Unity エンティティのデフォルトの所有者、メッセージ受信者、およびメンバーとしての役割を果たします。

宛先不明メッセージ同報リスト

すべてのユーザが含まれる同報リスト

システム イベント メッセージ同報リスト(この同報リストのメンバーは、デフォルトではサンプル管理者のみ)

オペレータ コール ハンドラ(この同報リストのメンバーは、デフォルトではサンプル管理者のみ)

オープニング グリーティング コール ハンドラ

終了案内コール ハンドラ

サンプル インタビュー コール ハンドラ

デフォルト ディレクトリ ハンドラ

デフォルト管理者サービス クラス(このサービス クラスを持つアカウントは、デフォルトではサンプル管理者のみ)

このアカウントのエイリアスは EAdministrator、電話パスワードは 12345 です。デフォルトの内線番号は 99999 です。サンプル管理者は Exchange メールボックスと Windows ドメイン アカウントを持っています。

サンプル管理者のユーザ アカウントを Cisco Unity システム管理から削除することはできません。このアカウントには、ユーザ名の一部として「Do Not Delete」という指示語が含まれています。ただし、必要な場合には、SQL や Exchange のツールを使用してこのアカウントを削除できます。たとえば、ライセンス済みユーザ数が上限に達した場合や、見破られにくいパスワードを使用してもこのアカウントがセキュリティ上の危険要素になると考えられる場合は、アカウントを削除できます。


注意 アカウントが関連付けられている Cisco Unity エンティティのメッセージ受信者またはメンバーとして適切なユーザまたはパブリック同報リストを割り当てるまで、サンプル管理者アカウントは削除しないでください。サンプル管理者アカウントを削除した場合の影響については、「ユーザ アカウントの削除」を参照してください。

Unity メッセージ システム

Unity メッセージ システム アカウントは、Cisco Unity レポート完了時に通知を送信します。このアカウントは、身元不明発信者(外部からの発信者、および会議室など、ユーザ アカウントに関連付けられていない内線電話から Cisco Unity にかけている発信者)からのメッセージに対する代理発信者としての役割も果たします。このため、身元不明発信者からのユーザ メッセージは、Unity メッセージ システムのメールボックスから受信したものと認識されます。このアカウントは、送信できないボイスメール(たとえばユーザ メールボックスが一杯の場合)の不達確認(NDR)を受信し、そのボイスメールを宛先不明メッセージという名前のパブリック同報リストに転送することもできます。

このアカウントのエイリアスは Unity_<サーバ名> です。アカウントは、Cisco Unity システム管理では表示されませんが、Active Directory で作成され、Exchange 管理ツール内に、関連する Exchange メールボックスが表示されます。メールボックスの表示名は Unity メッセージ システムです。

サンプル ユーザ

サンプル ユーザ アカウントは一般的なユーザ設定の例です。このアカウントはデフォルトのユーザ サービス クラスに割り当てられます。このアカウントのエイリアスは ESubscriber、パスワードは 12345 です。デフォルトの内線番号は 99990 です。このアカウントはいつでも削除できます。

メッセージの処理

メールボックスが一杯になったユーザに対する Cisco Unity の処理

Microsoft Exchange では、ユーザ メールボックスに格納域制限を指定できます。Exchange には次の 3 種類の格納域制限があり、それぞれの制限値に到達すると、Cisco Unity は電話通話によってユーザに警告します。

警告の発行:ユーザ メールボックスが指定した格納域制限に到達すると、Cisco Unity はユーザが電話で Cisco Unity にログオンするときに、「受信ボックスが一杯です。不要なメッセージを削除してください。」というメッセージを再生します。

送信の禁止:ユーザ メールボックスが指定した格納域制限に到達すると、ユーザはメッセージの送信を禁止されます。Cisco Unity は、ユーザが電話で Cisco Unity にログオンするとき、およびメッセージを送信しようとしたときに、「受信ボックスが一杯のため、メッセージを送信できません。不要なメッセージを削除してください。」というメッセージを再生します。

送受信の禁止:ユーザ メールボックスが指定した格納域制限に到達すると、ユーザはメッセージの送受信を禁止されます。Cisco Unity は、ユーザが電話で Cisco Unity にログオンするとき、およびメッセージを送信しようとしたときに、「受信ボックスが一杯のため、メッセージの送受信ができません。不要なメッセージを削除してください。」というメッセージを再生します。

Exchange 5.5 および Exchange 2000 の格納域制限の詳細については、「Exchange メールボックスの最大サイズの設定」または Microsoft Exchange のドキュメントを参照してください。

ユーザがメールボックスのサイズを小さくするには、メッセージ([削除済みアイテム]フォルダ内のメッセージも含む)を Cisco Unity の電話通話に従って削除するか、[受信トレイ]にあるメッセージを直接削除します。

デフォルトでは、発信者がメッセージを録音しようとする場合、ユーザ メールボックスが送受信禁止の制限値を超えているかどうかは確認されず、録音が許可されます。発信者がユーザ メールボックスにメッセージを送信する場合には、事前に確認が行われます。ユーザ メールボックスがメッセージ受信禁止になっている場合、Cisco Unity はメッセージを次のように処理します。

身元不明発信者、つまり外部の発信者か、ユーザ アカウントに関連付けられていない電話機(会議室の電話機など)から発信する組織内部の発信者が録音したメッセージについては、Cisco Unity は宛先不明メッセージ同報リストに送信します。このリストは、Cisco Unity システム管理者または別のユーザが監視します。

宛先不明メッセージ リストの確認を担当するユーザのメールボックスが、Exchange で指定する送受信禁止の格納域制限を超えている場合、宛先不明メッセージ同報リストに送信されたメッセージは失われます。この問題を回避するには、宛先不明メッセージ リストのメンバーになっている少なくとも 1 人のユーザのメールボックスについて、送受信禁止の格納域制限に大きめの値を指定し、ユーザに対しては、Exchange メールボックスが一杯になる前に、メッセージをこまめに破棄することを奨励します。

別のユーザが録音したメッセージの場合、Cisco Unity は、メッセージを録音したユーザに不達確認(NDR)メッセージを送信します。

Cisco Unity では、外部の発信者がユーザ宛のメッセージを録音しようとしたときに、ユーザ メールボックスが送受信禁止の制限値を超えているかどうかを確認するように設定できます。メールボックスが一杯の場合、外部の発信者には「次の方へのメッセージを録音できません。<ユーザ名>。メールボックスが一杯です。」というメッセージが再生されます。Cisco Unity は、メッセージを再生した後、発信者をオープニング グリーティングに戻し、Windows のアプリケーション イベント ログに「[alias: ユーザのエイリアス]のメールボックスが一杯です。は、メッセージを再生した後、発信者をオープニング グリーティングに戻し、Windows のアプリケーション イベント ログに「[alias: ユーザのエイリアス]のメールボックスが一杯です。ユーザは新しいボイスメールの送信、受信ができません。メールボックスのサイズを変更してください。メールボックスのサイズは、Cisco Unity ではなくメッセージ ストアで指定します。」というメッセージを記録します。

外部の発信者がユーザ宛にメッセージを録音しようとしたときに、ユーザ メールボックスが一杯であるかどうかを Cisco Unity が確認できるようにするには、次の 2 つのレジストリ キーを編集します。

外部の発信者がメッセージを録音しようとしたときに、ユーザ メールボックスが一杯であるかどうかを Cisco Unity が確認するかどうかを指定するためのキー。

メールボックスが一杯の場合に、メッセージを録音できないことを発信者に通知するメッセージを有効または無効にするキー。このキーの編集は省略可能です。

詳細については、「メールボックス サイズ確認と外部発信者用メッセージを有効にする」の手順を参照してください。外部の発信者に対するメールボックス サイズ確認を有効にしても、一杯になったメールボックスに他の Cisco Unity ユーザがメッセージを送信した場合の Cisco Unity でのメッセージ処理には影響しません。また、次の場合、Cisco Unity はメールボックス サイズ確認機能が無効になっているものとして動作します。

外部の発信者が、同報リストが受信者になっているコール ハンドラに対してメッセージを録音した(たとえば、オペレータ コール ハンドラのデフォルト受信者は宛先不明メッセージ リストです)。

外部の発信者が、インタビュー ハンドラに対してメッセージを録音した。


) レジストリの変更は複製されないため、Cisco Unity フェールオーバーでは、一方の Cisco Unity サーバでレジストリを変更した場合は、手動でもう一方の Cisco Unity サーバのレジストリも変更する必要があることにも注意してください。


メールボックス サイズ確認と外部発信者用メッセージを有効にする


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左のウィンドウで、[Administrative Tools]の[ Advanced Settings Tool] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity Settings]ウィンドウで、 [Full Mailbox Check Feature] をクリックします。

ステップ 4 [New Value]リストで、 [1] をクリックし、 [Set] をクリックします。この操作を行うと、外部の発信者がメッセージを録音しようとしたときに、ユーザ メールボックスのサイズが送受信禁止の制限値を超えていないかどうかを Cisco Unity が確認するようになります。制限値を超えていた場合、Cisco Unity は発信者に対してメッセージの録音を許可しません。

ステップ 5 メッセージが表示されたら、 [OK] をクリックします。レジストリの変更を有効にするために Cisco Unity を再起動する必要はありません。

ステップ 6 [Unity Settings]ウィンドウで、 [Full Mailbox Check Prompt] をクリックします。

ステップ 7 [New Value]リストで、 [1] をクリックし、 [Set] をクリックします。この操作を行うと、メールボックスが一杯の場合は、外部の発信者に対して、メッセージを録音できないことを通知するメッセージを Cisco Unity が再生するようになります。

ステップ 8 メッセージが表示されたら、 [OK] をクリックします。レジストリの変更を有効にするために Cisco Unity を再起動する必要はありません。

ステップ 9 [Exit] をクリックします。


 

特定の受信者を持たないメッセージの Cisco Unity での処理

Cisco Unity に録音されたメッセージが特定の受信者には関係のない場合もあるため、メッセージを選別して適切なユーザやコール ハンドラに転送する必要があります。不要なメッセージを頻繁に確認することをユーザの 1 人に義務付ける必要があります。

不要なメッセージは次のように録音されます。

宛先不明メッセージ同報リスト

ユーザに割り当てられたネットワークまたはサーバの機能が停止しているか、ユーザのメールボックスのサイズが Exchange で指定するメールボックス送受信禁止制限値を超えているため送信できないメッセージは、宛先不明メッセージ同報リストに転送されます。デフォルトでは、この同報リストにはサンプル管理者が唯一のメンバーとして登録されています。

このようなメッセージを正しく転送するには、宛先不明メッセージ同報リストに少なくとも 1 名のメンバー(たとえばオペレータ)を入れておき、そのメンバーがメールボックスを監視して、送信できないメッセージを処理するようにします。「適切な受信者への宛先不明メッセージの転送」を参照してください。

宛先不明メッセージ リストの確認を担当するユーザのメールボックスが、Exchange で指定する送受信禁止の格納域制限を超えている場合、宛先不明メッセージ同報リストに送信されたメッセージは失われます。この問題を回避するには、宛先不明メッセージ リストのメンバーになっている少なくとも 1 人のユーザのメールボックスについて、送受信禁止の格納域制限に大きめの値を指定し、ユーザに対しては、Exchange メールボックスが一杯になる前にメッセージをこまめに破棄することを奨励します。

ユーザを宛先不明メッセージ同報リストに追加する方法については、「適切な受信者への宛先不明メッセージの転送」を参照してください。パブリック同報リストについては、「概要:パブリック同報リスト」を参照してください。

システム イベント メッセージ同報リスト

Event Notification ユーティリティから送信されるメッセージは、システム イベント メッセージ同報リストに転送されます。デフォルトでは、この同報リストにはサンプル管理者が唯一のメンバーとして登録されています。このようなメッセージを正しく転送するには、ユーザの 1 人(たとえばオペレータ)をシステム イベント メッセージ同報リストに追加します。ユーザを同報リストに追加する方法については、「概要:パブリック同報リスト」を参照してください。

オペレータ コール ハンドラ、オープニング グリーティング コール ハンドラ、および終了案内コール ハンドラ

Cisco Unity へ発信してオペレータにダイヤルしたときに、応対できるオペレータがいない場合は、オペレータ コール ハンドラの通話転送設定によってはメッセージを録音することができます。オープニング グリーティング コール ハンドラと終了案内コール ハンドラについても、それぞれの通話転送設定によっては発信者がメッセージを録音できます。デフォルトでは、これらのコール ハンドラのいずれかに録音されたメッセージは宛先不明メッセージ同報リストへ送信されます。コール ハンドラのメッセージ受信者設定の詳細については、「コール ハンドラ メッセージ設定」を参照してください。

Example Interview

通話が発信者の名前や転送しようとしている相手に関する基本的な情報を収集する Example Interview へ転送されると、質問に対する回答はデフォルトではサンプル管理者へ転送されます。このようなメッセージを別の受信者へ転送する場合は、1 人のユーザ(たとえばオペレータ)または同報リストを受信者として選択します。インタビューに応答する受信者の選択方法の詳細については、「概要:インタビュー ハンドラの設定」を参照してください。