Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド Microsoft Exchange版 Release 5.x
音声認識機能の管理
音声認識機能の管理
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

音声認識機能の管理

音声認識機能へのアクセス

電話入力スタイル

音声による宛先指定

代行名リストの管理

名前のグラマー ファイルの更新

音声による名前認識を向上させるための検索範囲の設定

音声認識に関する検討事項

一般的な検討事項

音声認識のパフォーマンスの向上

音声認識機能の管理

音声認識機能を使用すると、ユーザは電話のキーパッドを使用しなくても、音声によって Cisco Unity と対話できます。この機能は多くの同時セッションにライセンスされており、音声認識ソフトウェアを独立した専用サーバにインストールして設定する必要があります。音声認識は、外部の発信者には利用できません。


) 現在 Cisco Unity に実装されている音声認識エンジンは、英語環境でのみサポートされています。


音声認識の設定は、Cisco Unity システム管理の[システム]>[音声認識]ページで設定します。

独立した音声認識サーバへのインストールおよび設定の詳細については、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_installation_guides_list.html で適切な Cisco Unity インストレーション ガイドを参照してください。

音声認識機能の管理の詳細については、この章の各項を参照してください。

「音声認識機能へのアクセス」

「電話入力スタイル」

「音声による宛先指定」

「音声認識に関する検討事項」

音声認識機能へのアクセス

音声認識機能へのアクセスは、Cisco Unity システム管理で、ユーザ テンプレートまたは個々のユーザの適切な[メッセージの聞き取り]ページで有効にするか、Bulk Edit ユーティリティを使用して有効にします。音声認識へのアクセスが有効になっていると、ユーザは電話または Cisco Unity Assistant を使用して、電話入力スタイルを有効にしたり無効にしたりできます。

ユーザが音声認識機能にアクセスできるようにするには、「音声認証機能にアクセスする」の手順を実行します。ユーザが音声認識にアクセスできるようになっていると、ユーザは電話または Cisco Unity Assistant を使用して、電話入力スタイルを有効にしたり無効にしたりできます(「電話入力スタイル」も参照)。

音声認証機能にアクセスする


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、適切なページに移動します。

ユーザ アカウントの作成に使用するテンプレートを修正するには、任意の[ユーザ]>[ユーザ テンプレート]ページに進み、修正するテンプレートを検索します。次に[メッセージの聞き取り]ページを参照します。

既存のユーザ アカウントを修正するには、任意の[ユーザ]>[ユーザ]ページに進み、該当するユーザを検索します。次に[メッセージの聞き取り]ページを参照します。

ステップ 2 [電話メニュー オプション]で、[音声認証機能へのアクセス]をクリックして選択します。

ステップ 3 [保存]アイコンをクリックします。


 

電話入力スタイル

電話入力スタイルでは、ユーザはキーを押すか、メニュー オプションに対応した番号を音声入力するかを選ぶことができます。

また、メッセージの宛先指定、プライベート同報リストへの名前の追加、およびメッセージ ロケータの使用を行うときに、受信者の名前を電話機のキーパッドで入力する代わりに、音声で入力できます。音声認識の精度を上げるため、個々のユーザの名前の別のスペルを入力できます。別のスペルは、Cisco Unity システム管理で個々のユーザの[代行名]ページで入力します。詳細については、「音声による宛先指定」または「代行名リストの管理」を参照してください。

電話入力スタイルは、Cisco Unity システム管理で、ユーザ テンプレートまたは個々のユーザの適切な[メッセージの聞き取り]ページで有効にするか、Bulk Edit ユーティリティを使用して有効にします。ユーザの電話入力スタイルを有効にするには、「電話入力スタイルを有効にする」の手順を実行します。音声認識機能がユーザに対して有効になっている場合、ユーザは電話または Cisco Unity Assistant を使用して、電話入力スタイルを有効にしたり無効にしたりできます。

電話入力スタイル機能を使用するには、音声認識ソフトウェアを実行する追加のサーバが必要です。詳細については、「音声認識機能へのアクセス」を参照してください。

電話入力スタイルを有効にする


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、適切なページに移動します。

ユーザ アカウントの作成に使用するテンプレートを修正するには、任意の[ユーザ]>[ユーザ テンプレート]ページに進み、修正するテンプレートを検索します。次に[メッセージの聞き取り]ページを参照します。

既存のユーザ アカウントを修正するには、任意の[ユーザ]>[ユーザ]ページに進み、該当するユーザを検索します。次に[メッセージの聞き取り]ページを参照します。

ステップ 2 [電話メニュー オプション]で、[音声認証機能へのアクセス]チェックボックスがオンになっていることを確認します。

ステップ 3 [電話メニュー オプション]で、[使用する電話入力スタイル(音声の宛先指定を含む)]チェックボックスをクリックしてオンにします。

ステップ 4 [保存]アイコンをクリックします。


 

音声による宛先指定

Cisco Unity は音声入力されたユーザ名を認識するため、ユーザはユーザ名のスペルを 1 文字ずつ音声入力する必要はありません。メッセージの宛先指定、プライベート同報リストへのユーザの追加、メッセージ ロケータの使用、またはパブリック同報リストの宛先指定を行うときに、ユーザ名を音声入力できます。

次の各項を参照してください。

「代行名リストの管理」

「名前のグラマー ファイルの更新」

「音声による名前認識を向上させるための検索範囲の設定」

音声認識の精度を上げる方法については、「音声認識に関する検討事項」を参照してください。

代行名リストの管理

代行名とは、企業ディレクトリにリストされるユーザ名とは異なる別名です。Cisco Unity は、ユーザが音声認識を使用してメッセージの宛先指定、プライベート同報リストへのユーザの追加、メッセージ ロケータの使用、またはパブリック同報リストの宛先指定を行うときに、これらの名前を考慮します。

代行名は個々のユーザに対して作成しますが、ユーザ テンプレートから代行名を追加したり編集したりすることはできません。また、作成するすべての代行名は、ローカルに保存され、他の Cisco Unity サーバに伝搬されないので注意してください。追加または編集した代行名は、グラマーが再作成されるまで有効にはなりません。名前のグラマー ファイルの再作成の詳細については、「名前のグラマー ファイルの更新」を参照してください。

代行名を作成するときは、ユーザが使用する可能性のある一般的な名前のバリエーションを追加する必要があります。たとえば、William という名前に対して Bill、Billy、および Will を追加する必要があります。あるいは、この機能を使用して、珍しい名前、変わったニックネーム、または旧姓の別名を追加できます。たとえば、ユーザが「Mary Jameson」を宛先指定し、これが Mary Brown の旧姓だった場合、Cisco Unity はこの情報を参照し、正しいユーザをメッセージに追加します。また、発音の難しい名前の発音から類推されるスペルも追加できます。たとえば、「Goulet」という姓の代行名として「Goolay」を追加できます。

名前認識の精度は、名前や名前のバリエーションが増加するにつれて低下することに注意してください。また、英語以外の名前では名前認識の精度が低下する傾向があります。このため、ユーザの最も一般的な代行名だけを含めることをお勧めします。

次の各手順を参照してください。

「代行名を追加する」

「代行名を編集する」

ユーザ テンプレートで代行名を追加したり編集したりできないことに注意してください。

代行名を追加する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、任意の[ユーザ]>[ユーザ]ページに移動し、該当するユーザを探します。次に[代行名]ページを参照します。

ステップ 2 [追加]の[代行名]フィールドに、代行名を入力します。

ステップ 3 [追加]をクリックします。

ステップ 4 すべての代行名を追加するまで、ステップ 2ステップ 3 を繰り返します。


 

代行名を編集する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、任意の[ユーザ]>[ユーザ]ページに移動し、変更するアカウントを探します。次に[代行名]ページを参照します。

ステップ 2 次の操作のいずれかを実行します。

[代行名]フィールドに、既存の代行名に対する変更を入力する。

代行名を削除する場合は、名前の横のチェックボックスをオンにする。

ステップ 3 [保存]アイコンをクリックします。


 

名前のグラマー ファイルの更新

名前のグラマー ファイルは、Cisco Unity のインストールおよび設定の直後に更新し、Cisco Unity ユーザが Cisco Unity ディレクトリに作成、追加、またはインポートされた場合に定期的に更新する必要があります。名前のグラマー ファイルを更新しないと、新しい Cisco Unity ユーザとその代行名をすぐに音声認識システムで使用できません。

デフォルトでは、名前のグラマー ファイルは毎日午前 1:00 に自動更新されるようにスケジューリングされています。変更内容をすぐに有効にしたり、スケジューリングされている時刻を変更したりするには、次の手順のいずれかを実行します。

「Cisco Unity の名前のグラマー ファイル自動再作成をスケジューリングする」

「名前のグラマー ファイルを手動で再作成する」


) ディレクトリのサイズによっては、名前のグラマーの作成に非常に時間がかかる場合があり、これがシステム パフォーマンスに影響を及ぼす場合があります。自動再作成はオフピーク時に実行されるようにスケジューリングすることをお勧めします。デフォルトでは、自動再作成は午前 1:00 に開始します。手動での更新が推奨されるのは、トラブルシューティングや Cisco Unity の初期設定のときだけです。


Cisco Unity の名前のグラマー ファイル自動再作成をスケジューリングする


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、[システム]>[音声認識]>[設定]ページに移動します。

ステップ 2 [グラマー エンジン]の[自動での再作成時間]フィールドに、新しい時間を入力します。

デフォルトでは、自動再作成は午前 1:00 に開始します。自動再作成はオフピーク時に実行されるようスケジューリングすることをお勧めします。

ステップ 3 [保存]アイコンをクリックします。


 

名前のグラマー ファイルを手動で再作成する

ディレクトリのサイズによっては、名前のグラマーの作成に非常に時間がかかる場合があり、これがシステム パフォーマンスに影響を及ぼす場合があります。手動での更新が推奨されるのは、トラブルシューティングや Cisco Unity の初期設定のときだけです。


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、[システム]>[音声認識]>[設定]ページに移動します。

ステップ 2 [グラマー エンジン]で、[Start Manual アップデート]をクリックします。


 

音声による名前認識を向上させるための検索範囲の設定

ユーザが音声認識を使用してメッセージの宛先指定をするときの名前検索に使用する、デフォルトの検索範囲を設定できます。この設定が使用されるのは、メッセージの宛先指定を行うユーザのアドレス検索範囲が、[ユーザ] >[プロファイル]ページでディレクトリ ハンドラに制限されていない場合だけです。

Cisco Unity 実装は、ネットワーク化されたサーバ間に何万人ものユーザが存在する非常に大規模のシステムにも対応できます。名前認識の精度は、名前や名前のバリエーションが増加するにつれて低下します。また、英語以外の名前では名前認識の精度が低下する傾向があります。Cisco Unity ユーザのグローバル ディレクトリ内の名前の数によっては、検索数を制限し、音声認識サーバが処理する名前の数を減らす必要があります。

名前の数は、範囲内のユーザおよび同報リストの数と必ずしも同じではないことに注意してください。名前には、それぞれ別のスペルも含まれています。たとえば、ある企業に 100 人のユーザがいて各ユーザが代行名を 1 つずつ持っているとすると、200 個の名前の範囲を持つグローバル ディレクトリが生成されます。このため、代行名を検討するときは、最も一般的な代行名だけを含めることをお勧めします。

名前認識を向上させるために検索範囲を設定する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、[システム設定]>[音声認識]>[設定]ページに移動します。

ステップ 2 [音声認識サーバ]で、[検索先]リストから次のオプションのいずれかを選択します。

ローカル サーバ:通話を処理する Cisco Unity サーバ上のすべてのローカル ユーザおよびパブリック同報リスト。この範囲は、グローバル ディレクトリまたはダイヤル ドメインよりも精度が高くなると予想されます。

ダイヤル ドメイン:ローカル ダイヤル ドメインにあるすべてのローカル ユーザとリモート ユーザおよびパブリック同報リスト。この範囲はグローバル ディレクトリよりは小規模になると予想されますが、それでも相当大規模になる可能性があります。グローバル ディレクトリよりは精度が高くなります。

グローバル ディレクトリ:すべてのローカル ユーザとパブリック同報リスト、名前の付いたリモート ユーザとリモート パブリック同報リスト。検索範囲は最も大規模になり、すべての検索範囲の中で最も精度が低くなる可能性があります。

ステップ 3 [保存]アイコンをクリックします。


 

音声認識に関する検討事項

次の各項を参照してください。

「一般的な検討事項」

「音声認識のパフォーマンスの向上」

一般的な検討事項

ユーザが電話入力スタイルを使用する場合は、次の一般的な検討事項をユーザに通知する必要があります。音声認識の使用に関するその他の検討事項については、『 Cisco Unity ユーザ ガイド 』を参照してください。

システムで音声認識が使用可能になっている場合は、Cisco Unity にログオン後、「音声認識が可能です。」と再生されます。音声認識が使用可能になっていない場合は、このプロンプトは再生されず、通話中の電話入力スタイルは使用できません。いったん電話を切り、しばらくたってから再試行すると、電話入力スタイルが使用できるようになることもあります。

メニュー オプションの名前は音声入力しないでください。名前ではなく、目的のメニュー オプションのキーを音声入力します(たとえば、1 を押して新しいメッセージを再生するよう求められた場合、「Play new messages.」ではなく、「One」と音声入力します(または 1 のキーを押します)。必要に応じて、「pound」および「star」と音声入力することもできます。

エントリを音声入力したら一時停止し、エントリの音声入力が完了したことを Cisco Unity に認識させます。この一時停止のために、オプションのキーを押したときよりも、オプションを音声入力したときの方が、時間がかかるように感じることがあります。

2 桁以上の数字を入力する場合は、各桁の数字を 1 つずつ発音する必要があります。たとえば、内線番号 3200 を入力するには、「Three-two-zero-zero」と音声入力します。「Thirty-two hundred」や「Three thousand、two hundred」では Cisco Unity に認識されません。内線番号や電話番号が長い場合は、番号全体を音声入力してから一時停止できますが、数字の各桁を音声入力する必要があります。

2 桁以上のショートカットを音声入力しても、メニューの先に進むことはできません。たとえば、「Four-one-two」と音声入力しても、オプション グリーティングをオンにはできません。そのような方法ではなく、最初のメニュー オプションのキー番号を音声入力し、その後一時停止してシステムに入力を認識させてから、次のメニューのオプションのキー番号を音声入力します(メニュー ショートカットはキーを押して入力できます)。

すべてのメニュー オプションに対し、キーを押すこと、およびキー番号を音声入力することが可能です。たとえば、キーを 1 つ押してあるメニューからオプションを 1 つ選択し、その後で番号を音声入力して次のメニューからオプションを 1 つ選択することができます。ただし、ある単一のオプションに対して、キーを押し、かつ番号を音声入力した場合、キー入力が音声入力よりも優先されます。たとえば、月を入力する際に「One-pound」と音声入力し、その後で「4-#」を押すと、Cisco Unity は、選択された月は 1 月ではなく 4 月であると認識します。

音声認識のパフォーマンスの向上

バックグラウンド ノイズが存在する状況(ユーザがスピーカーフォンや携帯電話を使用している場合など)で音声認識を使用すると、精度が低下したように感じられることがあります。このような状況では、キー操作でコマンドを入力するか、その通話中は電話入力スタイル機能を無効にしておきます。電話入力スタイル機能を無効にする方法については、「電話入力スタイル」を参照してください。

ユーザの音声名が認識されないことが多い場合は、発音の難しい名前の発音から類推されるスペルを追加することを検討してください。たとえば、「Goulet」という姓の代行名として「Goolay」を追加します。代行名の管理方法については、「代行名リストの管理」を参照してください。

音声認識システムの反応が遅い場合や、名前の発音のしかたが常に問題となる場合、パフォーマンスの問題は、頻繁なタイムアウトによって示されます。グローバル ディレクトリのサイズによっては、検索数を制限し、音声認識サーバが処理する名前の数を減らす必要があります。「音声による名前認識を向上させるための検索範囲の設定」を参照してください。