Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイド Microsoft Exchange版 Release 5.x
システム全体の設定の管理
システム全体の設定の管理
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

システム全体の設定の管理

認証設定

ボイスメール ポート設定

内線番号の再マップ

再マップ機能の概要

内線番号を再マップするための の設定

の保留音の機能

システム全体の設定の管理

この章は、次の項で構成されています。

「認証設定」

「ボイスメール ポート設定」

「内線番号の再マップ」

「Cisco Unityの保留音の機能」

認証設定

認証設定は、ユーザが Cisco Personal Communications Assistant(PCA)を使用して Cisco Unity にアクセスする場合に適用されるログオンおよびロックアウトの原則を決定します。Cisco Unity システム管理とステータス モニタが Anonymous 認証を使用する場合、[システム]>[認証]ページで指定する原則は、ユーザが Cisco Unity システム管理またはステータス モニタを使用して Cisco Unity にアクセスするときにも適用されます。

認証設定に変更を加えると、すべての Cisco Unity ユーザに影響します。個々のユーザ アカウントについて認証設定を変更することはできません。ただし、個々のユーザ アカウントをロックアウトして、ユーザが、Cisco PCA、Cisco Unity システム管理、またはステータス モニタを使用して Cisco Unity にアクセスすることは防止できます。

関連ドキュメント

Cisco Unity Web アプリケーションにおける認証のしくみについては、『 Security Guide for Cisco Unity 』の「Authentication for Cisco Unity Applications」の章を参照してください。

ユーザが Cisco PCA にログオンするとき、ユーザの資格はネットワークを経由して Cisco Unity にクリア テキストで送信されることを考慮に入れてください。これは、Cisco Unity システム管理とステータス モニタで Anonymous 認証方式を使用する場合も同様です。セキュリティを強化するため、Secure Sockets Layer(SSL)プロトコルを使用するように Cisco Unity を設定することを推奨します。『 Security Guide for Cisco Unity 』の「Using SSL to Secure Client/Server Connections」の章を参照してください。

Security Guide for Cisco Unity 』は、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です。

認証設定が表すログオンおよびロックアウトの原則は、ユーザが電話から Cisco Unity にアクセスするときに適用される原則とは異なります。ユーザが電話から Cisco Unity にアクセスするときに適用されるアカウントの原則を設定する方法については、 「アカウントの原則の設定管理」 の章を参照してください。

ボイスメール ポート設定

Cisco Unity サーバ上の各ボイスメール ポートは、次の機能のうち 1 つ以上を実行するように設定できます。

身元不明発信者、および Cisco Unity にダイヤルインするユーザからの着信に応答すること。

音声、ファックス、および電子メールの各メッセージの到着をユーザに通知するために発信すること。

システム管理者およびユーザが Cisco Unity アプリケーションで電話を録音/再生デバイスとして使用できるようにするために発信すること(電話は Media Master の録音/再生デバイスです。Media Master は Cisco Unity システム管理、Cisco Unity Assistant、Cisco Unity Inbox のページ上、および ViewMail に表示されます)。

このような発信通話を行う際に Cisco Unity が呼び出し音を待つ最大回数を調整できます。Advanced Settings ツールのヘルプを参照してください([Unity Settings]リストで、
[Administration--Set Maximum Number of Rings to Wait for TRAP Calls]をクリックします)。Advanced Settings ツールは、Tools Depot から利用できます。

メッセージ ウェイティング インジケータ(MWI)をオン/オフするために発信すること。

外線発信 AMIS メッセージを送信するために発信すること(システムによってはこの機能がない場合があります)。

(Cisco Unified Communications Manager 4.1 以降と Cisco Unity 4.0(5) 以降の連動の場合のみ) Cisco Unity ボイスメール ポートの認証を有効にすること。

(Cisco Unified Communications Manager 4.1 以降と Cisco Unity 4.0(5) 以降の連動の場合のみ) メディア ストリームの暗号化を有効にすること。

応答および発信用に設定されるボイスメール ポートの数は、次のような多数の要因に依存します。

使用可能なボイスメール ポートの合計数。

メッセージ通知を使用するユーザ数と、通知の受信頻度。

ボイス カード経由で連動する回線交換電話システムの場合は、連動デバイスがシリアルかアナログか(アナログ連動デバイスは MWI をオン/オフするためにボイスメール ポートを使用しますが、シリアル連動デバイスは RS-232 シリアル ケーブルを使用します)。PBX-IP Media Gateway ユニット(PIMG ユニット)経由で連動する回線交換電話システムは、MWI をオン/オフするためにボイスメール ポートを使用します。

組織の主要通信手段が電子メールかボイスメールか。

各ボイスメール ポートは、複数の機能を実行するように設定できます(たとえば、着信への応答と、メッセージ通知の発信)。ボイスメール ポートが複数の機能を実行し、稼働率の高い状態にある(たとえば、多数の着信に応答している)とき、実行されていない機能は、ボイスメール ポートが開放されるまで遅延される(たとえば、応答する着信数が減るまで MWI をオンにできない)場合があります。パフォーマンスを最適化するためには、最初のボイスメール ポートを着信専用に、最後のポートを発信専用に使用します。この方法により、ポートに着信すると同時に Cisco Unity がそのポートを発信用にオフフックするという衝突の可能性をなくすことができます。

一般的なインストールでは、インストール担当者は、Cisco Unity に対してボイスメール ポートをセットアップしますが、[ポート]ページで修正することができます。ただし、ポート設定を変更する前に、ボイスメール ポートの使用状況を観察します。Tools Depot で使用可能な Port Usage Analyzer を参照してください。


) Cisco Unity フェールオーバー システムを備えている場合、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの間でボイスメール ポート設定は複製されません。両方のサーバ上でボイスメール ポート設定を変更する必要があります。


内線番号の再マップ

再マップ機能の概要

内線番号再マップ機能では、Cisco Unity によって処理される通話の発信者番号および転送先番号を、選択した内線番号に変換できます。この機能は、たとえば、電話システムがユーザの電話機上の複数の内線番号を 1 つの受信ボックスにマップできない場合に便利です。

再マップにより、通話における次の内線番号のいずれかまたは両方を変更できます。

発信者番号(通話の発信元の番号)。たとえば、Cisco Unity は、通話の発信者番号を変更して、実際の通話発信元の内線番号とは異なる内線番号が発信者 ID であるかのように見えるようにします。

転送先番号(通話の転送先の番号)。たとえば、1 つの電話機上のすべてのライン内線番号への非応答通話を、1 人のユーザの受信ボックスに転送できます。また、ユーザに割り当てられていない電話への非応答通話を、スーパーバイザの受信ボックスに転送できます。

内線番号を再マップするための Cisco Unity の設定

この項では、再マップ機能を有効にする手順について説明します。次の 2 つのディレクトリのいずれかまたは両方に、複数のファイルを作成できます。

Calling ディレクトリでは、1 つ以上の .exm ファイルにより発信者 ID 番号が再マップされます。

Forwarding ディレクトリでは、1 つ以上の .exm ファイルにより、Cisco Unity が通話を転送する先の番号が再マップされます。

ディレクトリ内の .exm ファイルに再マップ指示を作成すると、Cisco Unity により、そのディレクトリ名が示すタイプの内線番号だけが再マップされます。たとえば、Cisco Unity が通話を転送する先の内線番号だけを再マップする場合は、Forwarding ディレクトリ内の .exm ファイルに指示を入力します。この場合、Calling ディレクトリには .exm ファイルは不要です。

各ディレクトリ内に、ファイル名は異なるが同じ .exm 拡張子を持つ複数の .exm ファイルを格納できます。この作業により、再マップ情報を整理できます。たとえば、1 つのディレクトリ内に Ports_1-12.exm と Ports_13-24.exm という 2 つのファイルを作成できます。Cisco Unity は、これらのディレクトリ内の .exm 拡張子を持つすべてのファイルを読み取ります。

内線番号を再マップする


ステップ 1 Cisco Unity サーバで、 CommServer\IntLib\ExtensionMapping ディレクトリを参照します。このディレクトリには、ファイル Sample.txt と 2 つのディレクトリ(Calling および Forwarding)があります。

ステップ 2 発信者番号を再マップするには、 Calling ディレクトリに移動します。

ステップ 3 テキスト エディタ アプリケーションで、新しい .exm ファイルを作成するか、または既存の .exm ファイルを開きます。

たとえば、CommServer\IntLib\ExtensionMapping ディレクトリ内のファイル Sample.txt を開きます。


注意 テキスト エディタで .exm ファイルを開くときには、ファイルをテキスト エディタに関連付ける([ファイルを開くプログラムの選択]ダイアログの[この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う]チェックボックスをオンにする)ことはしないでください。関連付けを行うと、.exm ファイルが .txt ファイルとして保存され、ファイルは再マップ機能から無視されます。

ステップ 4 [Range] と入力し、 Return キーを押して、通話を再マップするためにどのボイスメール ポートを監視するかを指定するセクションを作成します。

.exm ファイルには、[Range]セクションを 1 つだけ作成できます。

ステップ 5 ports= と入力した後に、ボイスメール ポートの番号をコンマ区切りで入力します。範囲を指定するには、スペースを入れずにハイフンを使用します。すべてのボイスメール ポートを監視するには、この行に ports=* と入力します。次に、 Return キーを押します。

たとえば、次のように入力できます。

ports=1,2,5-34

ステップ 6 再マップ規則用のセクションを作成するには、 Return キーを押し、 [Number Mappings] と入力してから、 Return キーを押します。

.exm ファイルには、[Number Mappings]セクションを 1 つだけ作成できます。

ステップ 7 その行に 1 つの再マップ規則を入力し、 Return キーを押します。

次の「構文と例」の項にある再マップ規則の例を参照してください。規則の形式は、次のとおりです。

<元の番号>, <新しい番号>

この規則では、数字間にスペースを入れることはできません。ただし、番号はコンマと 1 つのスペースで区切る必要があります。番号の初めにワイルドカード文字を使用することはできません。

ステップ 8 ステップ 7 を繰り返し、残りのすべての規則を入力します。

ステップ 9 .exm ファイルを保存して閉じます。

ステップ 10 転送先番号を再マップするには、ディレクトリ CommServer\IntLib\ExtensionMapping\Forwarding を参照します。

ステップ 11 ステップ 3ステップ 9 を繰り返し、転送先番号を再マップします。

ステップ 12 内線番号の再マップを有効にするため、Cisco Unity ソフトウェアを再起動します。


 

構文と例

表11-1 に、.exm ファイルで使用できるワイルドカード文字を示します。

 

表11-1 ワイルドカード文字

ワイルドカード
結果

*

0 以上の数字と一致。

?

1 つの数字にだけ一致。? を単一の数字のプレースホルダーとして使用します。

表11-2 に、.exm ファイル内の規則の構文と結果の例を示します。

 

表11-2 構文の例

規則
元の番号
新しい番号

2189, 1189

3189, 1189

4189, 1189

2189

3189

4189

1189

1189

1189

2???, 1???

2189

2291

1189

1291

3???, 1???

3189

3291

1189

1291

8???, 61???

8000

8765

61000

61765

123*, 44*

12300

12385

4400

4485

Cisco Unity は、.exm ファイル内の順序どおりに規則を実行します。たとえば、.exm ファイルに次の規則が含まれているとします。

1234, 1189
3189, 1189
4189, 1189
123?, 8891

内線番号 1234 は 1189 に再マップされ、内線番号 1233 および 1235 は 8891 に再マップされます。これは、1234 をマップする規則が先に指定されているためです。

次に、.exm ファイルの内容の例を示します。

[Range]
ports=1,2,5-34

[Number Mappings]
2189, 1189
3189, 1189
4189, 1189
8???, 9???

Cisco Unityの保留音の機能

保留音を有効にしている場合、保留中の発信者に対して再生される音は、電話システムによって異なります。

 

Cisco Unified Communications Manager

通話保留キューの最初の保留中の発信者には、約 5 秒ごとに、保留トーンが再生されます。同じ内線番号のキュー内の後続の発信者には、Cisco Unity システム プロンプトで生成された保留音が再生されます。

Cisco SIP プロキシ サーバ

通話保留キュー内のすべての発信者に対して、何も再生されません。

回線交換電話システム

保留音を再生するように電話システムが構成されている場合、通話保留キュー内の最初の保留中の発信者には、電話システムで生成された保留音が再生されます。保留音を再生するように構成されていない場合は、約 5 秒ごとに、保留トーンが再生されます。保留音を再生するように電話システムが構成されていても、同じ内線番号のキュー内の後続の発信者には、Cisco Unity システム プロンプトで生成された保留音が再生されます。

2 番目以降の発信者に対する保留キューでのデフォルトの待ち時間は約 30 秒で、保留音システム プロンプトの WAV ファイルの再生時間に基づきます。Cisco Unity は、ファイル
PHHoldMusic009.wav から順に、保留音ファイルを再生します。発信者が 1 を押して保留を継続すると、Cisco Unity は最初のファイル(PHHoldMusic000.wav)に戻り、再び発信者が保留を継続すると次の番号のファイルを再生し、これを繰り返します。

通話保留キュー内の 2 番目以降の発信者の保留キューの待ち時間を長くするには、
\CommServer\Localize\Prompts\<Language>\<Codec>\AvPHGreet ディレクトリにある 10 個のメッセージ、PHHoldMusic000.wav から PHHoldMusic009.wav を録音し直します。各メッセージに同じ音ソースを使用することも、メッセージごとに異なる音を使用することもできます。自動通話同報またはその他の通話センター製品をインストールしていない場合は、メッセージの最初または最後に、カスタム メッセージ(「お電話ありがとうございます。お待たせして申し訳ありません。間もなく担当者が電話をお受けします」など)または製品の簡単な宣伝を録音できます。これらの各 WAV ファイルの再生時間は、だいたい同じで、45 ~ 120 秒にする必要があります。10 個のメッセージをすべて録音し、テストしてください。10 個の PHHoldMusic WAV ファイルのいずれかがない場合、発信者にはフェールセーフ通話が再生され、保留を継続できなくなります。

保留キュー内の後続の発信者は、特定の WAV ファイルが再生されている間、先に進めないことに注意してください。Cisco Unity は、各 WAV ファイルの再生が終了したときに、通話を処理します。そのため、各メッセージの再生時間は、サイトの要件に合った最小限にすることをお勧めします。ただし、最初の保留中の発信者は、内線番号が利用可能になるとすぐに転送されます。


注意 カスタマイズされたシステム プロンプト WAV ファイルは、Cisco Unity のアップグレード時に保存されません。また、Cisco Unity Disaster Recovery Tools でバックアップを作成したときのシステム回復でも保存されません。カスタマイズした保留音メッセージ ファイルのコピーは、アップグレードまたはシステム回復の後で必要に応じて標準の保留音メッセージと置き換えられるように、保存してください。

ユーザが使用する録音デバイスと再生デバイスを設定する場合は、「Media Master の設定」を参照してください。ユーザが電話または Cisco Unity Assistant で変更できる設定(着信転送、メッセージ通知、プライベート同報リストの設定など)の完全なリストについては、「ユーザのオリエンテーション」を参照してください。