Cisco Unity システム アドミニストレーション ガイドIBM Lotus Domino版 Release 5.x
メッセージ処理とデフォルト アカウン トの概要
メッセージ処理とデフォルト アカウントの概要
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

メッセージ処理とデフォルト アカウントの概要

デフォルト アカウントについて

メッセージの処理について

新規メッセージに対する Cisco Unity の処理

一杯になったメールボックスに対する Cisco Unity の処理

特定の受信者を持たないメッセージの Cisco Unity での処理

プライベート メッセージに対する Cisco Unity の処理

メッセージ処理とデフォルト アカウントの概要

Cisco Unity は、ユーザと管理者に関する設定例を提供し、メッセージ処理に関係するコール ハンドラ、同報リストなどのデフォルト エンティティの所有者を提供し、さらにデフォルトのサービス クラスのメンバーとしての役割を果たすために、デフォルト アカウントを使用しています。

この章は、次の項で構成されています。

「デフォルト アカウントについて」

「メッセージの処理について」

「新規メッセージに対する Cisco Unity の処理」

「一杯になったメールボックスに対する Cisco Unity の処理」

「特定の受信者を持たないメッセージの Cisco Unity での処理」

「プライベート メッセージに対する Cisco Unity の処理」

デフォルト アカウントについて

Cisco Unity のインストール中に、Cisco Unity の管理に使用するアカウントを選択するように求められます。このアカウントの目的は、初期セットアップのために Cisco Unity システム管理への管理者としてのアクセスを許可することです。管理アカウントの詳細については、「Cisco Unity 管理に使用できるアカウントについて」を参照してください。

Cisco Unity システム管理へのアクセスに使用するアカウントの他に、Cisco Unity は他のデフォルト アカウントおよびシステム設定に使用するパブリック同報リストを作成します。Cisco Unity のデフォルト アカウントの詳細を次に示します。

サンプル管理者

インストール中に、Cisco Unity は \Default Administrator\ テンプレートに基づいてサンプル管理者アカウントを作成します。アカウントは、システム アクセスの最高レベルを提供するデフォルト管理者サービス クラスに割り当てられます。

サンプル管理者は Domino Person ドキュメントと Active Directory アカウントを持っています。アカウントの簡略名は EAdmin、デフォルトの内線番号は 99999 です。電話による Cisco Unity へのログオンがこのアカウントに対して許可されないため、サンプル管理者は電話パスワードを持っていません。

サンプル管理者アカウントは、次の Cisco Unity エンティティのデフォルトの所有者、メッセージ受信者、およびメンバーとしての役割を果たします。

宛先不明メッセージ同報リスト(この同報リストのメンバーは、デフォルトではサンプル管理者のみ)

すべてのユーザが含まれる同報リスト

オペレータ コール ハンドラ

オープニング グリーティング コール ハンドラ

終了案内コール ハンドラ

サンプル インタビュー コール ハンドラ

デフォルト ディレクトリ ハンドラ

デフォルト管理者サービス クラス(このサービス クラスを持つアカウントは、デフォルトではサンプル管理者のみ)

サンプル管理者のユーザ アカウントを Cisco Unity システム管理から削除することはできません。このアカウントには、ユーザ名の一部として「Do Not Delete」という指示語が含まれています。ただし、必要な場合には、SQL サーバや Domino のツールを使用してこのアカウントを削除できます。たとえば、ライセンス済みユーザ数が上限に達した場合や、見破られにくいパスワードを使用してもこのアカウントがセキュリティ上の危険要素になると考えられる場合は、アカウントを削除できます。

アカウントが関連付けられている Cisco Unity エンティティのメッセージ受信者またはメンバーとして適切なユーザまたはパブリック同報リストを割り当てるまで、サンプル管理者アカウントは削除しないでください。サンプル管理者アカウントを削除した場合の影響については、「ユーザ アカウントの削除」を参照してください。

Unity メッセージ システム

Unity メッセージ システム アカウントは、Cisco Unity レポート完了時に通知を送信します。このアカウントは、身元不明発信者からのメッセージに対する代理発信者としての役割も果たします。このため、身元不明発信者からのユーザ メッセージは、Unity メッセージ システムのメールボックスから受信したものと認識されます。このアカウントは、送信できないボイス メッセージの不達確認(NDR)を受信し、そのボイス メッセージを宛先不明メッセージという名前のパブリック同報リストに転送することもできます。

このアカウントの簡略名は Unity_<サーバ名> です。アカウントは Cisco Unity システム管理では表示されませんが、作成され、Domino Administrator 内に関連する Domino Person ドキュメントが表示されます。このアカウントは電話パスワードを持っていないため、このアカウントを使用して Cisco Unity に電話でログオンすることはできません。メールボックスの表示名は Unity メッセージ システムです。

メッセージの処理について

次の各項を参照してください。

「新規メッセージに対する Cisco Unity の処理」

「一杯になったメールボックスに対する Cisco Unity の処理」

「特定の受信者を持たないメッセージの Cisco Unity での処理」

「プライベート メッセージに対する Cisco Unity の処理」

新規メッセージに対する Cisco Unity の処理

ユーザが新しいメッセージを聞くときに、Cisco Unity は聞き取り中にユーザが行う操作に応じて、メッセージを開封済みとしてマークするか、新規メッセージとしてマークしたままにします。

新規メッセージの場合、メッセージの再生中または再生後にユーザが次の操作を行うと、メッセージは開封済みになります。

保存

削除

メッセージをスキップし、保存済みとしてマーク

切断(ただし、メッセージが開封済みとしてマークされるのは、ユーザの[切断時にメッセージを保存済みとしてマークする]設定が有効な場合に限られます。設定が無効な場合は、新規としてマークされます)

新規メッセージの場合、メッセージの再生中または再生後にユーザが次の操作を行うと、メッセージは新規としてマークされたままになります。

応答(および、すべてに応答)

転送

メッセージをスキップし、新規として保存

メッセージをスキップし、現状のまま保存

メッセージのプロパティを再生

緊急フラグを切り替え

前のメッセージを再生

次のメッセージを再生

最初のメッセージを再生

最後のメッセージを再生

メッセージを番号で検索

クイック メッセージを送信

ユーザを呼び出し(Live Reply)

切断(ただし、メッセージが新規としてマークされるのは、ユーザの[切断時にメッセージを保存済みとしてマークする]設定が無効な場合に限られます。設定が有効な場合は、開封済みとしてマークされます)

一杯になったメールボックスに対する Cisco Unity の処理

この項では、ユーザのメールボックスが一杯になった場合の Cisco Unity ユーザおよび発信者に対する処理について説明します。

メール ファイルが使用割当量を超えた場合のユーザに対する処理

IBM Lotus Domino では、ユーザのメール ファイルについて、データベース サイズの使用割当量を設定できます。メール ファイルがディスク領域の使用割当量を超えた場合は、警告メッセージが送信されます。このメッセージは Log.nsf の Misc Events 欄で確認できます。デフォルトでは、Domino メール ルータはデータベース サイズの使用割当量に従いません。使用割当量を遵守するようにルータを設定する必要があります。詳細については、Domino のドキュメントを参照してください。

ユーザ メールボックスがユーザ メール ファイルの使用割当量を超えると、ユーザはメッセージの送受信を禁止されます。Cisco Unity は、ユーザが電話で Cisco Unity にログオンするとき、およびメッセージを送信しようとしたときに、「受信ボックスが一杯のため、メッセージの送受信ができません。不要なメッセージを削除してください。」というメッセージを再生します。

ユーザ メールボックスのサイズを管理する方法については、『 Maintenance Guide for Cisco Unity 』の「Configuring Cisco Unity for Maintenance Tasks」の章にある「Best Practices for Managing Subscriber Mailbox Size」の項を参照してください。

Maintenance Guide for Cisco Unity 』は、
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps2237/prod_maintenance_guides_list.html から入手可能です。

ユーザ メールボックスが送受信禁止の制限値に到達した場合の発信者に対する処理

デフォルトでは、発信者がメッセージを録音しようとする場合、ユーザ メールボックスがユーザ メール ファイルの使用割当量を超えているかどうかは確認されず、録音が許可されます。発信者がユーザ メールボックスにメッセージを送信する場合は、事前に確認が行われます。ユーザ メールボックスがメッセージ受信禁止になっている場合、Cisco Unity はメッセージを次のように処理します。

身元不明発信者が録音したメッセージの場合、Cisco Unity はメッセージを宛先不明メッセージ同報リストに送信します。このリストは、Cisco Unity システム管理者または別のユーザが監視します。

宛先不明メッセージ リストの確認を担当するユーザのメールボックスが、Domino で指定するユーザ メール ファイルの使用割当量を超えている場合、宛先不明メッセージ同報リストに送信されたメッセージは失われます。

別のユーザが録音したメッセージの場合、Cisco Unity は、メッセージを録音したユーザに不達確認(NDR)メッセージを送信します。

Cisco Unity では、外部の発信者がユーザ宛のメッセージを録音しようとしたときに、ユーザ メール ファイルがディスク領域の使用割当量を超えているかどうかを確認するように設定できます。この場合、メールボックスが一杯になると、外部の発信者には「次の方へのメッセージを録音できません。<ユーザ名>。メールボックスが一杯です。」というメッセージが再生されます。Cisco Unity は、メッセージを再生した後、発信者をオープニング グリーティングに戻し、Windows のアプリケーション イベント ログに「[alias: ユーザのエイリアス]のメールボックスが一杯です。ユーザは新しいボイス メッセージの送受信ができません。メールボックスのサイズを変更してください。メールボックスのサイズは、Cisco Unity ではなくメッセージ ストアで指定します。」というメッセージを記録します。

外部の発信者がユーザ宛にメッセージを録音しようとしたときに、ユーザ メールボックスが一杯であるかどうかを Cisco Unity が確認できるようにするには、次の 2 つのレジストリ キーを編集します。

外部の発信者がメッセージを録音しようとしたときに、ユーザ メールボックスが一杯であるかどうかを Cisco Unity が確認するかどうかを指定するためのキー。

メールボックスが一杯の場合に、メッセージを録音できないことを発信者に通知するメッセージを有効または無効にするキー。

詳細については、次の「メールボックス サイズ確認と外部発信者用メッセージを有効にする」の手順を参照してください。外部の発信者に対するメールボックス サイズ確認を有効にしても、一杯になったメールボックスに他の Cisco Unity ユーザがメッセージを送信した場合の Cisco Unity でのメッセージ処理には影響しません。また、次の場合、Cisco Unity はメールボックス サイズ確認機能が無効になっているものとして動作します。

外部の発信者が、同報リストが受信者になっているコール ハンドラに対してメッセージを録音した(たとえば、オペレータ コール ハンドラのデフォルト受信者は宛先不明メッセージ リストです)。

外部の発信者が、インタビュー ハンドラに対してメッセージを録音した。


) レジストリの変更は複製されないため、Cisco Unity フェールオーバーでは、一方の Cisco Unity サーバでレジストリを変更した場合は、手動でもう一方の Cisco Unity サーバのレジストリも変更する必要があることにも注意してください。


メールボックス サイズ確認と外部発信者用メッセージを有効にする


ステップ 1 Cisco Unity サーバのデスクトップで、 [Cisco Unity Tools Depot] アイコンをダブルクリックします。

ステップ 2 左ペインで、[Administrative Tools]の [Advanced Settings Tool] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Unity Settings]ウィンドウで、 [Conversation--Full Mailbox Check Feature] をクリックします。

ステップ 4 [New Value]リストで、 1 をクリックし、 [Set] をクリックします。

ステップ 5 メッセージが表示されたら、 [OK] をクリックします。

ステップ 6 [Unity Settings]ウィンドウで、 [Conversation--Full Mailbox Check Prompt] をクリックします。

ステップ 7 [New Value]リストで、 1 をクリックし、 [Set] をクリックします。

ステップ 8 メッセージが表示されたら、 [OK] をクリックします。

レジストリの変更を有効にするために Cisco Unity を再起動する必要はありません。

ステップ 9 [Exit] をクリックします。


 

特定の受信者を持たないメッセージの Cisco Unity での処理

Cisco Unity に録音されたメッセージが特定の受信者に関連付けられていない場合もあるため、メッセージを選別して適切なユーザやコール ハンドラに転送する必要があります。不要なメッセージを頻繁に確認することをユーザの 1 人に義務付ける必要があります。

不要なメッセージは次のように録音されます。

宛先不明メッセージ同報リスト

ユーザに割り当てられたネットワークまたはサーバの機能が停止しているため送信できないメッセージは、宛先不明メッセージ同報リストに転送されます。デフォルトでは、この同報リストにはサンプル管理者が唯一のメンバーとして登録されています。

このようなメッセージを正しく転送するには、宛先不明メッセージ同報リストに少なくとも 1 名のメンバー(たとえばオペレータ)を入れておき、そのメンバーがメールボックスを監視して、送信できないメッセージを処理するようにします。詳細については、「ユーザを宛先不明メッセージ同報リストに追加する」を参照してください。

オペレータ コール ハンドラ、オープニング グリーティング コール ハンドラ、および終了案内コール ハンドラ

Cisco Unity へ発信してオペレータにダイヤルしたときに、応対できるオペレータがいない場合は、オペレータ コール ハンドラの通話転送設定によってはメッセージを録音することができます。オープニング グリーティング コール ハンドラと終了案内コール ハンドラについても、それぞれの通話転送設定によっては発信者がメッセージを録音できます。デフォルトでは、これらのコール ハンドラのいずれかに録音されたメッセージは宛先不明メッセージ同報リストへ送信されます。

Example Interview

通話が発信者の名前や転送しようとしている相手に関する基本的な情報を収集する Example Interview へ転送されると、質問に対する回答はデフォルトではサンプル管理者へ転送されます。このようなメッセージを別の受信者へ転送する場合は、1 人のユーザ(たとえばオペレータ)または同報リストを受信者として選択します。

ユーザを宛先不明メッセージ同報リストに追加する


ステップ 1 Cisco Unity システム管理で、任意の [ユーザ]>[パブリック同報リスト] ページに移動します。

ステップ 2 [検索] アイコンをクリックします。

ステップ 3 [宛先不明メッセージ] 同報リストをダブルクリックします。

ステップ 4 適切な設定に変更した後、 [保存] アイコンをクリックします。


 

プライベート メッセージに対する Cisco Unity の処理

プライベートのマークが付いたメッセージは、電話から転送できません。このメッセージには、Cisco Unity ユーザがプライベートのマークを付けたボイス メッセージや、必要に応じて、IBM Lotus Notes でユーザやその他の発信者が「コピー不可」メール オプションのマークを付けた電子メール メッセージがあります。