Cisco Unified Communications for Cisco Unified Presence Server Operating System アドミニストレーション ガイド Release 1.0(3)
ソフトウェア アップグレード
ソフトウェア アップグレード
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 743KB) | フィードバック

目次

ソフトウェア アップグレード

ソフトウェアのアップグレードとインストール

ローカル ソースから

リモート ソースから

ロケールのインストール

ロケールのインストール

ロケール ファイル

エラー メッセージ

TFTP サーバ ファイルのアップロード

ソフトウェア アップグレード

[ソフトウェアアップグレード]オプションを使用すると、次のようなインストールとアップグレードを実行できます。

インストール/アップグレード:アプリケーション ソフトウェアのアップグレード、Cisco
Unified CallManager ロケール インストーラとダイヤル プランのインストール、およびデバイス パック、電話機のファームウェア ロード、その他の COP ファイルのアップロードとインストールを行う場合に、このオプションを使用します。

TFTP サーバ ファイルのアップロード:電話機が使用するさまざまなデバイス ファイルを TFTP サーバにアップロードする場合に、このオプションを使用します。アップロード可能な TFTP サーバ ファイルには、カスタム呼出音、コールバック トーン、および電話機の背景画像などがあります。

ソフトウェアのアップグレードとインストール

[ソフトウェアアップグレード]ウィンドウでは、ローカル ソースまたはリモート ソースから Cisco Unified Communications Operating System ソフトウェアをアップグレードできます。

問題が発生した場合は、ソフトウェア アップグレード プロセスでアップグレードを取り消すこともできます。アップグレード用のソフトウェアをアクティブでないパーティションにインストールし、システムを再起動して新しいバージョンのソフトウェアに切り替えます。このプロセスの実行中に、アップグレードされたソフトウェアがアクティブなパーティションになり、現在のソフトウェアがアクティブでないパーティションになります。設定情報は、アクティブなパーティションにあるアップグレードしたバージョンの方に自動的に移行されます。

何らかの理由でアップグレードを取り消す場合は、システムを再起動し、前のバージョンのソフトウェアがインストールされているアクティブでないパーティションに切り替えることができます。ただし、この場合、ソフトウェアのアップグレード以降に変更した設定情報は失われます。

Cisco Unified CallManager バージョン 5.0(4) 以降、CAPF では証明書とキーの管理に Certificate Manager Infrastructure が使用されています。このため、バージョン 5.0(4) にアップグレードすると、CAPF のキーと証明書は自動的に再作成されます。その後 CTL Client アプリケーションを再実行し、CTL ファイルをアップグレードする必要があります。Cisco Unified CallManager で CAPF を使用する方法については、『 Cisco Unified CallManager セキュリティ ガイド 』を参照してください。

ローカル ソースから

ローカル ディスク ドライブに挿入された CD または DVD からソフトウェアをインストールし、アップグレード プロセスを開始することができます。


) アップグレード プロセスを開始する前に、必ずシステム データのバックアップを行ってください。詳細については、『Disaster Recovery System アドミニストレーション ガイド』を参照してください。


CD または DVD からソフトウェアをインストールまたはアップグレードするには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 アップグレード ファイルをダウンロードする場合は、次の手順を実行して CD または DVD を作成します。

a. 必要なアップグレード ファイルを Cisco.com からダウンロードします。


) システムが読み取れなくなるおそれがあるため、アップグレード ファイルを unzip または untar しないでください。


b. アップグレード ファイルを書き込み可能な CD または DVD にコピーします。

ステップ 2 コピーした CD または DVD を、アップグレードするローカル サーバのディスク ドライブに挿入します。


) アップグレード ファイルによっては、サイズが大きいために CD に書き込みきれず、DVD が必要になる場合があります。


ステップ 3 [ソフトウェアアップグレード]>[インストール/アップグレード] を選択します。

ステップ 4 ソフトウェアのソース場所として、 DVD/CD を選択します。

ステップ 5 パス ファイルを CD または DVD 上のサブディレクトリに焼いた場合は、そのパスを[ディレクトリ(Directory、署名付きまたは未署名のファイル)]フィールドに入力します。

ステップ 6 アップグレード プロセスを続行するには、 [次へ] をクリックします。

ステップ 7 インストールするアップグレード バージョンを選択し、 [次へ] をクリックします。

ステップ 8 次のウィンドウで、送信されるファイル名やメガバイト数など、ダウンロードの進行状況を監視します。

ダウンロードが終了すると、[チェックサム(Checksum) ]ウィンドウが表示されます。

ステップ 9 このチェックサムの値と、Cisco.com に表示されているダウンロードしたファイルのチェックサムを照合します。


注意 アップグレード ファイルの信頼性と保全性が保証されるためには、これら 2 つのチェックサム値が一致している必要があります。チェックサムの値が一致しない場合は、最新版のアップグレード ファイルを Cisco.com からダウンロードし、もう一度アップグレードを実行してください。

ステップ 10 チェックサムが一致することを確認したら、 [次へ] をクリックしてソフトウェア アップグレードを続行します。

[警告]ウィンドウに現在のソフトウェア バージョンとアップグレードするソフトウェア バージョンが表示されます。

ステップ 11 ソフトウェア アップグレードを続行するには、 [次へ] をクリックします。

[インストール後のオプション]ウィンドウが表示されます。

ステップ 12 アップグレード ソフトウェアをインストールした後、アップグレードされたパーティションを自動的にリブートするかどうかを選択します。

アップグレード後、アップグレードされたパーティションを自動的にリブートするには、 [アップグレードされたパーティションをリブート] を選択します。

アップグレード後、アップグレードされたパーティションを後日手動でリブートするには、 [アップグレード後にリブートしない] を選択します。

ステップ 13 [アップグレード] をクリックします。

[アップグレードステータス]ウィンドウが表示され、アップグレード ログが表示されます。

ステップ 14 インストールが完了したら、 [終了] をクリックします。

ステップ 15 システムを再起動してアップグレードをアクティブにするには、 [再起動]>[バージョンの切り替え] を選択します。

[ソフトウェアバージョンの切り替え]ウィンドウが表示されます。

ステップ 16 ソフトウェア バージョンを切り替えてシステムを再起動するには、 [バージョンの切り替え] をクリックします。

システムが再起動され、アップグレードされたソフトウェアが実行されます。


 

リモート ソースから

ネットワーク ドライブまたはリモート サーバからソフトウェアをインストールするには、次の手順を実行します。


) アップグレード プロセスを開始する前に、必ずシステム データのバックアップを行ってください。詳細については、『Disaster Recovery System アドミニストレーション ガイド』を参照してください。


手順


ステップ 1 [ソフトウェアアップグレード]>[インストール/アップグレード] を選択します。

ステップ 2 ソフトウェアのソース場所として、 [リモートファイルシステム] を選択します。

ステップ 3 必要に応じて、ソフトウェア アップグレードのディレクトリ名を入力します。

アップグレード ファイルが Linux または Unix サーバ上にある場合は、指定するディレクトリ パスの先頭にスラッシュを入力する必要があります。たとえば、アップグレード ファイルが patches ディレクトリにある場合は、 /patches と入力する必要があります。アップグレード ファイルが Windows サーバ上にある場合は、システム管理者が適切なディレクトリ パスであることを確認します。

ステップ 4 下の表の説明に従って、必要なアップグレード情報を入力します。

 

フィールド
説明

リモート サーバ(Remote Server)

ファイルのダウンロード元のリモート サーバのホスト名または IP アドレス。

リモート ユーザ(Remote User)

リモート サーバに設定されているユーザの名前。

リモート パスワード(Remote Password)

リモート サーバのこのユーザに設定されているパスワード。

転送プロトコル(Transfer Protocol)

sftp または ftp を選択します。


[リモートファイルシステム]を選択し、リモート サーバの設定フィールドを有効にする必要があります。


ステップ 5 [次へ] をクリックします。

システムが使用可能なアップグレードをチェックします。

ステップ 6 インストールするアップグレードまたはオプションを選択し、 [次へ] をクリックします。

ステップ 7 次のウィンドウで、送信されるファイル名やメガバイト数など、ダウンロードの進行状況を監視します。

ダウンロードが終了すると、[チェックサム(Checksum) ]ウィンドウが表示されます。

ステップ 8 このチェックサムの値と、Cisco.com に表示されているダウンロードしたファイルのチェックサムを照合します。


注意 アップグレード ファイルの信頼性と保全性が保証されるためには、これら 2 つのチェックサム値が一致している必要があります。チェックサムの値が一致しない場合は、最新版のアップグレード ファイルを Cisco.com からダウンロードし、もう一度アップグレードを実行してください。

ステップ 9 チェックサムが一致することを確認したら、 [次へ] をクリックしてソフトウェア アップグレードを続行します。

[警告]ウィンドウに現在のソフトウェア バージョンとアップグレードするソフトウェア バージョンが表示されます。

ステップ 10 ソフトウェア アップグレードを続行するには、 [次へ] をクリックします。

[インストール後のオプション]ウィンドウが表示されます。

ステップ 11 アップグレード ソフトウェアをインストールした後、アップグレードされたパーティションを自動的にリブートするかどうかを選択します。

アップグレード後、アップグレードされたパーティションを自動的にリブートするには、 [アップグレードされたパーティションをリブート] を選択します。

アップグレード後、アップグレードされたパーティションを後日手動でリブートするには、 [アップグレード後にリブートしない] を選択します。

ステップ 12 [アップグレード] をクリックします。

[アップグレードステータス]ウィンドウが表示され、アップグレード ログが表示されます。

ステップ 13 インストールが完了したら、 [終了] をクリックします。

ステップ 14 システムを再起動してアップグレードをアクティブにするには、 [再起動]>[バージョンの切り替え] を選択します。

システムが再起動され、アップグレードされたソフトウェアが実行されます。


 

ロケールのインストール

シスコは、ロケール固有のバージョンの Cisco Unified CallManager ロケール インストーラを www.cisco.com で提供しています。このロケール インストーラはシステム管理者がインストールするもので、これを使用すると、ユーザがサポートされているインターフェイスを使用するときに、選択した翻訳済みテキストまたはトーン(使用可能な場合)を表示/受信することができます。

ユーザ ロケール

ユーザ ロケール ファイルは、電話機表示用の翻訳済みテキストとボイス プロンプト(使用可能な場合)、ユーザ アプリケーション、およびユーザが選択したロケールの Web ページを提供します。ユーザ専用のロケール インストーラは Web 上にあります。

ネットワーク ロケール

ネットワーク ロケール ファイルは、国固有の電話機トーンやゲートウェイ トーン(使用可能な場合)を提供します。ネットワーク専用のロケール インストーラは Web 上にあります。

1 つのロケール インストーラに複数のネットワーク ロケールが組み合わされている場合があります。


) Cisco Media Convergence Server(MCS)またはシスコ承認の、顧客が提供するサーバは、複数のロケールをサポートできます。複数のロケール インストーラをインストールすることにより、ユーザは複数のロケールから選択できるようになります。

クラスタ内のすべてのサーバをリブートしないと、変更は有効になりません。クラスタ内のすべてのサーバへのインストールが終了するまで、サーバをリブートしないように強くお勧めします。通常の業務時間後にサーバをリブートして、コール処理の中断を最小限にとどめてください。


ロケールのインストール

ロケール ファイルは、この章の初めの方で説明したソフトウェア アップグレードのインストール方法と同じ手順を使用して、ローカル ソースまたはリモート ソースからインストールできます。この手順の詳細については、「ソフトウェアのアップグレードとインストール」を参照してください。


) 新しくインストールしたロケールをアクティブにするには、サーバを再起動する必要があります。


インストールする必要のあるロケール ファイルについては、「ロケール ファイル」を参照してください。複数のロケールをインストールしてから、サーバを再起動できます。

ロケール ファイル

ロケールをインストールする場合、次のファイルを両方ともインストールする必要があります。

ユーザ ロケール ファイル:特定の言語と国に関する言語情報が格納されています。ファイル名の表記は、次のとおりです。

cm-locale- language - country - version .cop

複合ネットワーク ロケール ファイル:すべての国に対応した、さまざまなネットワーク項目(電話機のトーン、アナンシエータ、およびゲートウェイ トーンなど)の国固有のファイルが格納されています。複合ネットワーク ロケール ファイル名の表記は、次のとおりです。

cm-locale-combinednetworklocale- version .cop

エラー メッセージ

ロケール インストーラをアクティブ化するときに発生する可能性のあるエラー メッセージの説明については、 表7-1 を参照してください。エラーが発生した場合は、インストール ログにあるエラー メッセージを表示できます。

 

表7-1 ロケール インストーラのエラー メッセージと説明

メッセージ
説明

[LOCALE] File not found: <language>_<country>_user_locale.csv, the user locale has not been added to the database.

データベースに追加するユーザ ロケール情報が格納されている CSV ファイルが見つからない場合にこのエラーが発生します。これはビルド プロセスのエラーを示しています。

[LOCALE] File not found: <country>_network_locale.csv, the network locale has not been added to the database.

データベースに追加するネットワーク ロケール情報が格納されている CSV ファイルが見つからない場合にこのエラーが発生します。これはビルド プロセスのエラーを示しています。

[LOCALE] CallManager CSV file installer installdb is not present or not executable

installdb と呼ばれる Cisco Unified CallManager アプリケーションが存在する必要があります。このアプリケーションは、CSV ファイルに格納されている情報を読み取り、この情報を適切に Cisco Unified CallManager データベースに適用します。このアプリケーションが見つからない場合、アプリケーションが Cisco Unified CallManager にインストールされていない(可能性は非常に低い)、削除された(可能性あり)、またはサーバに Cisco Unified CallManager がインストールされていない(可能性が最も高い)ことが考えられます。データベースに適切なレコードが格納されていないとロケールは機能しないため、ロケールのインストールは中止されます。

[LOCALE] Could not create /usr/local/cm/application_locale/cmservices/ipma/com/cisco/ipma/client/locales/maDialogs_<ll>_<CC>.properties.Checksum.

[LOCALE] Could not create /usr/local/cm/application_locale/cmservices/ipma/com/cisco/ipma/client/locales/maMessages_<ll>_<CC>.properties.Checksum.

[LOCALE] Could not create /usr/local/cm/application_locale/cmservices/ipma/com/cisco/ipma/client/locales/maGlobalUI_<ll>_<CC>.properties.Checksum.

[LOCALE] Could not create /usr/local/cm/application_locale/cmservices/ipma/LocaleMasterVersion.txt.Checksum.

このエラーは、システムがチェックサム ファイルの作成に失敗した場合に発生します。原因としては、Java 実行ファイルの
/usr/local/thirdparty/java/j2sdk/jre/bin/java が存在しない、Java アーカイブ ファイルの
/usr/local/cm/jar/cmutil.jar が存在しないか損傷している、Java クラスの com.cisco.ccm.util.Zipper が存在しないか損傷していることが考えられます。これらのエラーが発生した場合でも、ロケールは正常に機能します。ただし、Cisco Unified CallManager Assistant ではローカライズされた Cisco Unified CallManager Assistant ファイルの変更は検出されません。

[LOCALE] Could not find /usr/local/cm/application_locale/cmservices/ipma/LocaleMasterVersion.txt in order to update Unified CM Assistant locale information.

このエラーは、適切な場所にファイルが見つからない場合に発生します。原因としては、ビルド プロセスのエラーの可能性があります。

[LOCALE] Addition of <RPM-file-name> to the Cisco Unified CallManager database has failed!

このエラーは、ロケールのインストール時に発生した何らかの失敗が累積されたために発生し、終了条件を示しています。

TFTP サーバ ファイルのアップロード

[TFTPサーバファイルのアップロード]オプションを使用すると、電話機が使用するさまざまなファイルをサーバにアップロードできます。アップロード可能なファイルには、カスタム呼出音、コールバック トーン、および背景画像などがあります。このオプションは、接続先の特定のサーバにのみファイルをアップロードするもので、クラスタ内の他のノードはアップグレードされません。

デフォルトでは、ファイルは tftp ディレクトリにアップロードされます。tftp ディレクトリのサブディレクトリにもファイルをアップロードできます。

クラスタ内に 2 台の Cisco TFTP サーバが設定されている場合、両方のサーバで次の手順を実行する必要があります。この手順を実行しても、ファイルがすべてのサーバに配信されるわけではなく、クラスタ内の 2 台の Cisco TFTP サーバにも配信されません。

TFTP サーバ ファイルをアップロードするには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 [Cisco Unified Communicationsオペレーティングシステムの管理]ウィンドウで、 [ソフトウェアアップグレード]>[TFTPサーバファイルのアップロード] を選択します。

[TFTPサーバファイルのアップロード(TFTP Server File Upload)]ウィンドウが表示され、現在アップロードされているファイルの一覧が表示されます。

ステップ 2 ファイルをアップロードするには、 [参照] をクリックし、アップロードするファイルを選択します。

ステップ 3 ファイルを tftp ディレクトリのサブディレクトリにアップロードするには、 [ファイルがアップロードされるtftpディレクトリのサブディレクトリ(Subdirectory of the tftp directory where file will be uploaded)] フィールドにサブディレクトリを入力します。

ステップ 4 アップロードを開始するには、 [ファイルのアップロード] をクリックします。

ファイルのアップロードが成功すると、[ステータス(Status)]領域に表示されます。

ステップ 5 ファイルをアップロードしたら、Cisco TFTP サービスを再起動します。


) 複数のファイルをアップロードする場合は、すべてのファイルをアップロードした後に Cisco TFTP サービスを 1 度だけ再起動してください。


サービスの再起動の詳細については、『 Cisco Unified CallManager サービスアビリティ アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。


 


) TFTP ディレクトリに存在するファイルを修正する場合は、CLI コマンドの file list tftp を使用して TFTP ディレクトリ内のファイルを表示し、file get tftp を使用して TFTP ディレクトリ内のファイルをコピーします。詳細については、付録A「コマンドライン インターフェイス」を参照してください。