Cisco Unified Personal Communicator リリース 7.0 トラブルシューティング ガイド
Cisco Unified Personal Communicator で の問題の診断
Cisco Unified Personal Communicator での問題の診断
発行日;2012/02/07 | 英語版ドキュメント(2010/04/20 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 796KB) | フィードバック

目次

Cisco Unified Personal Communicator での問題の診断

適切な相手からのサポートの受け方

診断ツールの使用方法

アプリケーションの問題に関する詳細ログの取得

アプリケーションのクラッシュ時のログの自動取得

TAC Case Collection ツールを使用した問題の診断

コール統計の取得方法

音声およびビデオの問題に関するコール統計の取得

コール統計収集の原因となるイベント

コール統計のリフレッシュ レートとログ形式

IP 電話が含まれるコールの統計

音声コール統計のフィールド情報

ビデオ コール統計のフィールド情報

サーバ接続ステータス情報の取得

適切な相手からのサポートの受け方

Cisco Unified Personal Communicator は、オペレーティング システム上(Windows または Mac OS)およびネットワーク上で動作しています。場合によっては、オペレーティング システムまたはネットワークのセキュリティ設定が、Cisco Unified Personal Communicator の動作に影響を及ぼすことがあります。次の症状が考えられます。

Cisco Unified Personal Communicator のステータスがオフラインのままになる。

Cisco Unified Personal Communicator がクラッシュする。

Cisco Unified Personal Communicator で片通話が発生する。

問題を迅速に解決するには、適切な相手からテクニカル サポートを受ける必要があります。たとえば、Cisco Unified Personal Communicator アプリケーション チームではなく、ファイアウォール/ネットワーク チームからのサポートを受けます。または、シスコではなく、Microsoft 社のサポートを必要とする場合もあります。

アプリケーションの問題か、オペレーティング システムの問題か、またはネットワークの問題かを判断するためのヒントを次に示します。

シナリオ 1 :すべてのユーザではなく、一部のユーザの Cisco Unified Personal Communicator で問題が発生しています。この場合、アプリケーションの問題ではないと判断できます。OS またはネットワークの担当者からのサポートを受けてください。

シナリオ 2 :ローカル ネットワーク(LAN)上では Cisco Unified Personal Communicator が機能しますが、Virtual Private Network(VPN; 仮想プライベートネットワーク)上では問題が発生します。

一部の症状の例:Cisco Unified Personal Communicator が正しいステータスを表示しない。Cisco Unified Personal Communicator で片通話が発生する。

これは、Cisco Unified Personal Communicator アプリケーションの問題ではありません。ネットワーク ポートの使用方法に関するドキュメント(http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cupc/7_0/english/release/notes/ol15710.html#wp39407)を参照し、VPN 担当者からサポートを受けてください。

診断ツールの使用方法

「アプリケーションの問題に関する詳細ログの取得」

「アプリケーションのクラッシュ時のログの自動取得」

「TAC Case Collection ツールを使用した問題の診断」

アプリケーションの問題に関する詳細ログの取得

デフォルトでは、詳細ログは有効になっていません。ログは、情報レベル(3)で収集されます。Cisco Unified Personal Communicator での問題のトラブルシューティングを行うために、詳細ログファイルが必要なこともあります。詳細ログには、次の特性があります。

ユーザが有効化すると、Cisco Unified Personal Communicator が動作しているクライアント コンピュータだけに適用される。

詳細レベル(5)で収集される。

ユーザが設定を変更するまで、有効の状態が続く。

制約事項


注意 特定の問題を解決する場合に限り、詳細ログを有効にするようにユーザに依頼します。詳細ログを行うと、特に性能があまり高くないコンピュータでパフォーマンスが低下します。トラブルシューティング アクティビティが完了したら、詳細ログを無効にするようにユーザに指示します。

手順


ステップ 1 ユーザに次の操作を依頼します。

[ヘルプ(Help)] > [詳細ログを有効にする(Enable Detailed Logging)] を選択して、詳細ログを有効にします。

Cisco Unified Personal Communicator を再起動してログをクリアし、アプリケーションを既知の状態にします(可能な場合)。問題が断続的に続いたり、予期しない場合に発生するときは、アプリケーションを再起動しません。

問題を再現します(可能な場合)。

[ヘルプ(Help)] > [エラーレポートの作成(Create Problem Report)] を選択してから、レポートを管理者に送信します。

ステップ 2 Cisco Technical Assistance Center(TAC)の担当者に .zip ファイルを送信します(要請された場合)。


 

アプリケーションのクラッシュ時のログの自動取得

Cisco Unified Personal Communicator で予期しないクラッシュが発生すると、Problem Reporting Tool(Mac OS では Problem Reporting Assistant)によって、インストール、アプリケーション、およびクライアント コンピュータ システムに関する情報が自動的に収集されます。エラー レポート ツールでは、ダンプ ファイルも作成されます。

始める前に

別のコンピュータに移動するユーザは、問題が発生したコンピュータで問題のレポートを生成して、正しいログが添付されるようにする必要があります。ログ ファイルは、ユーザと一緒にコンピュータ間で移動しません。

手順


ステップ 1 ユーザに次の操作を依頼します。

ユーザ ガイドの指示に従って、ログ ファイルを取得します。

管理者に .zip ファイルを電子メールで送信します。

ステップ 2 Cisco Technical Assistance Center(TAC)の担当者に .zip ファイルを送信します(要請された場合)。


 

トラブルシューティングのヒント

ブルー スクリーンの障害が発生した場合、ブルー スクリーンが Cisco Unified Personal Communicator とオペレーティング システムとの相互運用性に起因するものであっても、エラー レポート ツールでアプリケーションのクラッシュ ダンプは生成されません。

このツールは、日付スタンプに GMT 時間帯を使用します。

TAC Case Collection ツールを使用した問題の診断

Cisco Technical Assistance Center(TAC)Case Collection ツールを使用すると、ハードウェア、設定、およびパフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに診断して、Cisco TAC のエンジニアが提供する解決方法を確認できます。

制限事項

このツールは、シスコとサービス契約を結んでいる Cisco.com の登録ユーザだけが使用できます。

手順


ステップ 1 Cisco.com にログインします。

ステップ 2 [Support] をクリックして、[Tools & Resources] リンクをクリックします。次に、[TAC Case Collection] をクリックします。

ステップ 3 テクノロジーまたは製品の分野を選択して、トラブルシューティングを開始します。

たとえば [Voice] を選択すると、次のような Voice over Data ネットワークや IP テレフォニーに関するナレッジ ベースにアクセスできます。

音声アプリケーション、Cisco Unified Communications Manager、Cisco Unity Connection など

音声品質(診断用のサウンド サンプルを用意)

音声ゲートウェイ

その他の音声関連の問題


 

詳細については、次の URL の [TAC Case Collection] リンクをクリックしてください。

http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_most_requested_tools.html

コール統計の取得方法

「音声およびビデオの問題に関するコール統計の取得」

「サーバ接続ステータス情報の取得」

音声およびビデオの問題に関するコール統計の取得

Cisco Unified Personal Communicator は、コール統計を提供して、音声およびビデオ品質の問題の診断を支援します。このアプリケーションでは、音声コール統計情報が生成されます。ビデオ コール統計情報は、コールがビデオに移行された場合、またはコールがビデオで発信された場合だけ生成されます。統計は、コールのストリーミング(アクティブ)中に生成されますが、コールの保留中には生成されません。

詳細ログが有効な場合、コール統計は、すべての重大なコール イベントで記録されます。各コールの終わりに、コール統計情報がログ ファイルに保存されます。

ユーザが [コール統計(Call Statistics)] ウィンドウを開いている場合、ウィンドウが開いている間は、情報が短縮形式で常に記録され、時間を軸に表示して傾向を追跡できるデータを提供します。

ユーザが [ログに保存(Save to Log)] をクリックすると、統計情報のフル バージョンが表形式でログ ファイルにダンプされます。

手順


ステップ 1 ユーザ ガイドの指示に従って詳細ログを有効にし、Problem Reporting Tool(Mac OS では Problem Reporting Assistant)を使用してログファイルを取得し、ログ ファイルを送信するようにユーザに依頼します。

ステップ 2 この情報を Cisco Technical Assistance Center(TAC)の担当者に送信します(要請された場合)。


 

関連項目

「コール統計収集の原因となるイベント」

「コール統計のリフレッシュ レートとログ形式」

「IP 電話が含まれるコールの統計」

「音声コール統計のフィールド情報」

「ビデオ コール統計のフィールド情報」

コール統計収集の原因となるイベント

コール統計は、次の重大なイベントが発生した場合に収集されます。

コールの中断または保留、ビデオの一時停止、または音声ミュートのとき

コールの終了時(つまり、ユーザが電話を切ったか、別の方法でコールが終了したとき)

コール確立の直後(つまり、5 ~ 10 秒後)

いずれかのメディアを認識した直後(たとえば、ビデオが追加された場合、またはコールが保留になり、その後復帰したとき)

I フレームが要求されたとき

重大なストリーム エラーが発生したとき

関連項目

「コール統計のリフレッシュ レートとログ形式」

コール統計のリフレッシュ レートとログ形式

コール統計がログに保存されるのは、次の条件の場合です。

コール統計は、コールの終了を含む重大なコール イベントの 1 つが発生すると、常に完全な形式でログに保存されます。したがって各コールには、少なくとも 1 つのフル ダンプが、ログ内のコール統計に表形式で存在します。

コール統計は、(約 5 秒間隔で)送受信される音声 RTP Control Protocol(RTCP; RTP 制御プロトコル)受信者レポートごとに短縮形式でログに保存されます。音声 RTCP 受信者レポートによってログの取得がトリガーされるので、ログには、すべての RTCP レポートのデータ(音声とビデオ、送受信、着信と発信)が含まれています。

ユーザが [コール統計(Call Statistics)] ウィンドウを開いている場合、統計情報は、1 秒に 1 回更新されます。これらの統計情報はこのウィンドウに表示され、短縮形式(カンマ区切りの短形式)でログにも保存されます。


) RTCP レポートからの統計情報は約 5 秒間隔で生成されるので、新しい統計情報の確認が毎秒行われても、[コール統計(Call Statistics)] ウィンドウの統計が 1 秒に 1 回変更されないことがあります。ビデオに関する統計情報の一部など他の統計情報は、毎秒変更されます。


IP 電話が含まれるコールの統計

Cisco Unified IP Phone を含む多くの IP 電話では、RTP 制御プロトコル(RTCP)レポートの送信はサポートされていません。したがって、これらの電話を含むコールでは、RTCP から得られる統計情報を使用できません。コール統計には、0 が表示されます。

関連項目

「音声コール統計のフィールド情報」

「ビデオ コール統計のフィールド情報」

音声コール統計のフィールド情報

表 1-1 に、[コール統計(Call Statistics)] ダイアログボックスのフィールドを示します。

[送信(Transmit)] カラムには、発信データに関する統計情報およびローカル情報が表示されます。
[受信(Receive)] カラムには、着信データに関する統計情報およびリモート情報が表示されます。

 

表 1-1 音声コール統計(送信および受信)

フィールド
説明

[コーデック(Codec)]

現在の音声コーデック

[ビットレート(Bitrate)]

コーデックの現在の音声ビット レート(kbps 単位)

[トータル パケット(Total Packets)]

音声パケットの数

[パケット ロス(Packets Lost)]

失われたパケットの数

[平均ジッタ(Average Jitter)]

到着間ジッタ(ミリ秒単位)

[最大ジッタ(Maximum Jitter)]

観測される最大ジッタ(ミリ秒単位)

[トータル バイト(Total Bytes)]

送受信バイト数

RTCP レポートを使用できない場合、RTCP から得られる次の統計情報には 0 が表示されます。

[受信トータル パケット(Received Total Packets)]

[受信パケット ロス(Received Packets Lost)]

[受信トータル バイト(Received Total Bytes)]

[送信平均ジッタ(Transmitted Average Jitter)]

[送信最大ジッタ(Transmitted Maximum Jitter)]

Cisco Unified Personal Communicator から Cisco Unified Personal Communicator への通話を発信する場合、両方のクライアントで RTCP レポートを使用できるので、すべてのフィールドが入力されます。

ビデオ コール統計のフィールド情報

表 1-2 に、[コール統計(Call Statistics)] ダイアログボックスのビデオに関するフィールドを示します。音声専用コールの場合、これらのフィールドには、0 または -- が表示されます。Cisco Unified Personal Communicator がビデオの送信だけまたはビデオの受信だけを行っている場合、値の半数は 0 または -- です。

[送信(Transmit)] カラムには、発信データに関する統計情報およびローカル情報が表示されます。
[受信(Receive)] カラムには、着信データに関する統計情報およびリモート情報が表示されます。

 

表 1-2 ビデオコール統計(送信および受信)

フィールド
説明

[コーデック(Codec)]

現在のビデオ コーデック

[ビットレート(Bitrate)]

現在のビデオ ビット レート(kbps 単位)

[解像度(Resolution)]

報告される解像度(Common Intermediate Format [CIF]、QVGA [Quarter Video Graphics Array] など)

[トータル パケット(Total Packets)]

ビデオ パケットの数

[パケット ロス(Packets Lost)]

失われたパケットの数

[平均ジッタ(Average Jitter)]

到着間ジッタ(ミリ秒単位)

[最大ジッタ(Maximum Jitter)]

観測される最大ジッタ(ミリ秒単位)

[フレーム レート(Frame Rate)]

1 秒あたりのフレームの現在のフレーム レート(fps)

[トータル フレーム(Total Frames)]

送受信された総フレーム数

[トータル パーシャル フレーム(Total Partial Frames)]

パーシャル フレームの数

[パーシャル フレーム ロス(Partial Frame Lost)]

失われたパーシャル フレームの数

[トータル I フレーム リクエスト(Total I-Frame Requests)]

要求された I フレームの数

[トータル フレーム エラー(Total Frame Errors)]

フレーム エラーの数

[トータル バイト(Total Bytes)]

送受信バイト数

RTCP レポートを使用できない場合、RTCP から得られる次の統計情報には 0 が表示されます。

[受信トータル パケット(Received Total Packets)]

[受信パケット ロス(Received Packets Lost)]

[送信平均ジッタ(Transmitted Average Jitter)]

[送信最大ジッタ(Transmitted Maximum Jitter)]

Cisco Unified Personal Communicator から Cisco Unified Personal Communicator への通話を発信する場合、両方のクライアントで RTCP レポートを使用できるので、すべてのフィールドが入力されます。

サーバ接続ステータス情報の取得

サーバ ヘルス ウィンドウ(Windows では [ヘルプ(Help)] > [サーバ ヘルスの表示(Show Server Health)]、Mac OS では [ヘルプ(Help)] > システム診断の表示(Show System Diagnostics)])では、次の情報が提供されます。

サーバ アドレス、サーバへの接続に使用されるプロトコル、ユーザ ID、および他のサーバ固有の設定情報など、クライアント設定情報

リアル タイムで更新される、次のサーバの接続状態のステータス

LDAP および Cisco Unified Personal Communicator への常時接続を維持しない Cisco Unified MeetingPlace、Cisco Unified MeetingPlace Express などの Web 会議サーバの場合、このステータスは、直近のやり取りの結果を示します。ポーリングまたはハートビート メカニズムは実装されていません。

Cisco Unified Personal Communicator を起動すると、Web 会議サーバへの接続が確認されます。ユーザが無効なユーザ資格情報を入力したとしても、サーバ ヘルス ウィンドウには成功の接続ステータスが表示されます。ユーザ資格情報は、ユーザが Cisco Unified Personal Communicator 内から Web 会議を開始したときに確認されます。資格情報が無効な場合、サーバ ヘルス ウィンドウにメッセージが表示されます。

手順


ステップ 1 ユーザ ガイドのトラブルシューティング 手順に従ってサーバ ヘルス ウィンドウ(Windows では [ヘルプ(Help)] > [サーバ ヘルスの表示(Show Server Health)]、Mac OS で は[ヘルプ(Help)] > システム診断の表示(Show System Diagnostics)])にアクセスし、管理者にこの情報を提供するようにユーザに依頼します。


) ステータスの移行が記録され、エラー レポート ツールで提供されます。ユーザは、この情報をメモしたり、.zip ファイルで提出したりする必要はありません


ステップ 2 この情報を Cisco Technical Assistance Center(TAC)の担当者に提供します(要請された場合)。


 

関連項目

「ログインおよびネットワーク接続の問題の解決方法」