Cisco Unified MeetingPlace Express コンフィギュレーション メンテナンス ガイド Release 2.0
SIP 環境での Cisco Unified MeetingPlace Express のコール制御 統合の設定
SIP 環境でのCisco Unified MeetingPlace Express のコール制御統合の設定
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

SIP 環境でのCisco Unified MeetingPlace Express のコール制御統合の設定

SIP 環境での統合

SIP 環境での統合の前提条件

SIP ビデオ エンドポイントの要件

SIP 環境での統合の制約事項

SIP 環境での統合方法

Cisco Unified Communications Manager の設定:SIP トランクとルート パターンの追加

Cisco Unified CallManager Release 4.1 への SIP トランクとルート パターンの追加

Cisco Unified Communications Manager Release 5.x への SIP トランクとルート パターンの追加

Cisco Unified Communications Manager Express とその他の Cisco IOS ソフトウェア音声対応ルータの設定:SIP ゲートウェイとダイヤル ピアの追加

Cisco Gateway で Voice over IP(VoIP)サービスをシャットダウンまたは有効化する

SIP サーバ サポートの設定

音声ダイヤル ピアに対する SIP サポートの設定

Cisco SIP プロキシ サーバの設定

Cisco SIP プロキシ サーバの設定:Cisco Unified MeetingPlace Express のサブスクライバとしての追加

Cisco SIP プロキシ サーバの設定:ダイナミック ルートまたはスタティック ルートの設定

Cisco Unified MeetingPlace Express の設定:SIP トランクを経由したコール制御デバイスへの接続

SIP 環境でのCisco Unified MeetingPlace Express のコール制御統合の設定

この章の内容は、(音声、ビデオ、Web によるスケジュールされた会議や予約不要の会議に使用する)Cisco Unified MeetingPlace Express に適用されます。( アドホック会議 に使用する) Cisco Unified MeetingPlace Express VT には適用されません。


) Cisco Unified CallManager Release 4.3、Release 5.1、および Release 6.0 の名称は、それぞれCisco Unified Communications Manager Release 4.3、Release 5.1、および Release 6.0 に変更されました。

Cisco Unified CallManager Release 4.0、Release 4.1、Release 4.2、および Release 5.0 の名称は変更されていません。


 

「SIP 環境での統合」

「SIP 環境での統合方法」

SIP 環境での統合

Cisco Unified MeetingPlace Express は、SIP コール制御環境における各種デバイスとの統合をサポートします。SIP 環境に Cisco Unified MeetingPlace Express を配置するには、ネットワークに次のアプリケーションのいずれかを用意してコールをルーティングする必要があります。

Cisco Unified Communications Manager または Cisco Unified CallManager

Cisco Unified Communications Manager Express または Cisco Unified CallManager Express

Cisco IOS ソフトウェア音声対応ルータ

Cisco SIP プロキシ サーバ

SIP 環境での統合の前提条件

コール制御デバイスのバージョンと Cisco Unified MeetingPlace Express に互換性があること。『 Release Notes for Cisco Unified MeetingPlace Express Release 2.0 』を参照してください。

Cisco Unified IP Phone が接続され、コール制御デバイスのデータベースに追加されていること。

Cisco Unified IP Phone で内部コールおよび外部コールを送受信できること。

SIP ビデオ エンドポイントの要件

Cisco Unified MeetingPlace Express Release 2.0 に接続する SIP ビデオ エンドポイントは、コール中のビデオの追加と削除を完全にサポートする必要があります。コール中のビデオの追加は、エンドポイントがビデオ会議に参加した時点で起こります。Cisco Unified MeetingPlace Express は、会議のビデオ属性を持つ新規の Reinvite を送信します。エンドポイントは、このメッセージの受信をサポートする必要があります。また、初期の音声メディアの確立後に、双方向ビデオ ストリームのネゴシエーションの実行が可能である必要があります。

エンドポイントが会議から退出すると、システムによりビデオ セッションを終了するための新規の Reinvite が送信されます。エンドポイントは、音声のみのセッションに戻るように、ビデオ ストリームの削除をサポートする必要があります。

SIP ビデオ エンドポイントは、DTMF リレー用に KPML(RFC 4730)と RFC 2833 のいずれかのモードをサポートする必要があります(エンドポイントで音声帯域のトーンを送信することはできません)。

SIP 環境での統合の制約事項

SIP トランクからの同時コール数は、使用可能なメディア ターミネーション ポイント(MTP)リソース数によって制限されます。この制限がある理由は、H.323、MGCP、TAPI/JTAPI、SCCP のすべてが Cisco Unified CallManager と Cisco Unified Communications Manager でアウトバンド DTMF を使用するのに対し、SIP が DTMF トーンにインバンド RFC 2833 を使用するためです。次の制約事項と条件が適用されます。

Cisco Unified Communications Manager サーバに、48 台を超える MTP リソースを設定しないでください。Cisco Unified Communications Manager サーバ 1 台に対して外部ハードウェア MTP リソースが配置されていない状態で、コールごとに MTP デバイスに 2 ストリームが必要なため、SIP トランクでサポートできるコール数は最大 24 コールです。

Cisco Unified Communications Manager サーバがクラスタ構成の場合、クラスタ内のサーバごとに最大 48 台の MTP リソースを配置して SIP トランクからのコールに対応できます。たとえば、2 台の Cisco Unified Communications Manager サーバを備えたクラスタの場合、SIP トランク経由で最大 48 コールまで対応できます。

外部ハードウェア MTP リソースには、最低 1 台以上の Ad-Hoc Conferencing and Transcoding(ACT)Port Adapter を備えた Cisco Catalyst 6500 Series Communication Media Module(CMM)が使用できます。この組み合せで、512 台の MTP リソースを配置できます。

Cisco Unified MeetingPlace Express と Cisco Unified Communications Manager との間に H.323 接続を使用すれば、この MTP リソースの問題を回避できます。

SIP 環境での統合方法

必要なタスクはコール制御デバイスの種類によって異なります。タスクのロードマップについては、 表10-1 を参照してください。

 

表10-1 SIP 環境におけるコール制御デバイスでの Cisco Unified MeetingPlace Express 設定ロードマップ

タスク
参考資料

1. 使用するコール制御デバイスを設定。

使用するコール制御デバイスに応じて、次のいずれかを参照してください。

Cisco Unified Communications Manager を使用する場合は、「Cisco Unified Communications Manager の設定:SIP トランクとルート パターンの追加」を参照してください。

Cisco Unified Communications Manager Express または Cisco IOS ソフトウェアの音声対応ルータを使用する場合は、「Cisco Unified Communications Manager Express とその他の Cisco IOS ソフトウェア音声対応ルータの設定:SIP ゲートウェイとダイヤル ピアの追加」を参照してください。

Cisco SIP プロキシ サーバを使用する場合は、「Cisco SIP プロキシ サーバの設定」を参照してください。

2. Cisco Unified MeetingPlace Express を設定して、SIP トランク経由でコール制御デバイスに接続します。

「Cisco Unified MeetingPlace Express の設定:SIP トランクを経由したコール制御デバイスへの接続」を参照してください。

Cisco Unified Communications Manager の設定:SIP トランクとルート パターンの追加

使用している Cisco Unified Communications Manager のバージョンに合わせて、次のいずれかのタスクを実行します。

「Cisco Unified CallManager Release 4.1 への SIP トランクとルート パターンの追加」

「Cisco Unified Communications Manager Release 5.x への SIP トランクとルート パターンの追加」

Cisco Unified CallManager Release 4.1 への SIP トランクとルート パターンの追加

ここでは、SIP トランクを Cisco Unified CallManager Release 4.1 の設定データベースに追加する方法について説明します。また、電話番号とトランクを関連付けることにより、Cisco Unified CallManager で Cisco Unified MeetingPlace Express にコールをルーティングする方法についても説明します。この関連付けをルート パターンと呼びます。

始める前に

次の項を参照してください。

「SIP 環境での統合」

「SIP 環境での統合の前提条件」

「SIP 環境での統合の制約事項」

制限事項

タスクの実行は、Cisco Unified CallManager のページで行います。ページの内容とメニューは Cisco Unified CallManager のリリースによって異なるため、より正確な手順については、Cisco Unified CallManager のオンライン ヘルプを参照してください。

手順


ステップ 1 http://<ccm サーバ>/ccmadmin/main.asp にアクセスします。<ccm サーバ> には、Cisco Unified CallManager サーバの完全修飾ドメイン名、または IP アドレスを入力します。

ステップ 2 Cisco Unified CallManager の管理者のユーザ名とパスワードを使用してログインします。

ステップ 3 次の手順で、新規 SIP トランクを追加します。

a. [Device] > [Trunk] の順にクリックします。

b. 右上隅の [Add a New Trunk] をクリックします。

c. [Trunk type] フィールドで、[SIP Trunk] を選択します。

d. [Device Protocol] フィールドで、[SIP] を選択します。

e. [Next] をクリックします。

f. 表10-2 の各フィールドを設定します。

 

表10-2 Cisco Unified CallManager に新規トランクを追加するためのフィールド

[Trunk Configuration] ページのフィールド
アクション

Device Name

Cisco Unified MeetingPlace Express サーバの名前や IP アドレスなど、このトランクに固有の識別子を入力。

Device Pool

Device Pool を参照してください。

Media Termination Point Required

このチェックボックスはデフォルトでオンになっており、オフにすることはできません。Cisco Unified CallManager Release 4.x ではビデオはサポートされていません。

Destination Address

Cisco Unified MeetingPlace Express サーバのポート 1(eth0)の IP アドレスを入力します。

Destination Port

Incoming Port

デフォルト値(5060)をそのまま使用します。

このポート番号を変更する必要が生じた場合は、Cisco Unified MeetingPlace Express 管理センターの [SIP Configuration] ページにある [ Local SIP port ] フィールドと同じポート番号を設定してください。

Outgoing Transport Type

[UDP] を選択します。

g. [Trunk Configuration] ページのその他すべての必須フィールドについては、最新の Cisco Unified CallManager 配置に合わせて適切に設定してください。各フィールドについては、Cisco Unified CallManager のオンライン ヘルプ、またはCisco Unified CallManager リリースのアドミニストレーション ガイドを参照してください。

h. [Insert] をクリックします。

ステップ 4 次の手順で、Cisco Unified CallManager データベースにルート パターンを追加します。

a. [Route Plan] > [Route/Hunt] > [Route Pattern] の順にクリックします。

b. 右上隅の [Add a New Route Pattern] をクリックします。

c. 表10-3 の各フィールドを設定します。

 

表10-3 Cisco Unified CallManager の新規ルート パターン追加用フィールド

[Route Pattern Configuration] ページのフィールド
アクション

Route Pattern

Cisco Unified MeetingPlace Express にダイヤルする電話番号を入力します。この番号は、Cisco Unified MeetingPlace Express 管理センターの [SIP Configuration] ページの [ Username ] フィールドで設定した値と一致している必要があります。

スペースは使用できません。

Gateway or Route List

ステップ 3f. でゲートウェイに入力した Device Name に合った値を選択。

d. [Insert] をクリックします。


 

関連項目

「フィールド リファレンス:SIP の設定」

Cisco Unified Communications Manager Release 5.x への SIP トランクとルート パターンの追加


) Cisco Unified CallManager Release 4.3、Release 5.1、および Release 6.0 の名称は、それぞれCisco Unified Communications Manager Release 4.3、Release 5.1、および Release 6.0 に変更されました。

Cisco Unified CallManager Release 4.0、Release 4.1、Release 4.2、および Release 5.0 の名称は変更されていません。


 

ここでは、SIP トランクを Cisco Unified Communications Manager 構成データベースに追加する方法について説明します。また、電話番号とトランクを関連付けることにより、Cisco Unified Communications Manager で Cisco Unified MeetingPlace Express にコールをルーティングする方法についても説明します。この関連付けをルート パターンと呼びます。

始める前に

次の項を参照してください。

「SIP 環境での統合」

「SIP 環境での統合の前提条件」

「SIP 環境での統合の制約事項」

制限事項

タスクは、Cisco Unified Communications Manager のページで行います。ページの内容とメニューは Cisco Unified Communications Manager のリリースごとに異なるため、具体的な手順については、Cisco Unified Communications Manager のオンライン ヘルプを参照してください。次の手順は、Cisco Unified Communications Manager Release 5.0(3) を使用した場合の手順です。

手順


ステップ 1 http:// ccm-server /ccmadmin にアクセスします。 ccm-server は、Cisco Unified Communications Manager サーバの完全修飾ドメイン名または IP アドレスです。

ステップ 2 Cisco Unified Communications Manager の管理者のユーザ名とパスワードを使用してログインします。

ステップ 3 次の手順で、新規 SIP トランクを追加します。

a. [Device] > [Trunk] の順にクリックします。

b. [Add New] をクリックします。

c. [Trunk type] フィールドで、[SIP Trunk] を選択します。

d. [Device Protocol] フィールドで [SIP] が自動的に選択されない場合は、手動で選択します。

e. [Next] をクリックします。

f. 表10-4 の各フィールドを設定します。

 

表10-4 Cisco Unified Communications Manager に新規トランクを追加するためのフィールド

[Trunk Configuration] ページのフィールド
アクション

Device Name

Cisco Unified MeetingPlace Express サーバの名前や IP アドレスなど、このトランクに固有の識別子を入力。

Device Pool

Device Pool を参照してください。

Media Termination Point Required

ビデオを使用する場合は、このチェックボックスをオフにする。このチェックボックスがオンの場合、ビデオは機能しません。このチェックボックスをオンにすると、コールでビデオがサポートされません。MTP は必要なときにだけ使用してください。

Destination Address

Cisco Unified MeetingPlace Express サーバのポート 1(eth0)の IP アドレスを入力します。

Destination Port

デフォルト値(5060)をそのまま使用。

このポート番号を変更する必要が生じた場合は、Cisco Unified MeetingPlace Express の管理センターの [SIP Configuration] ページにある [ Local SIP port ] フィールドと同じポート番号を設定してください。

SIP Trunk Security Profile

[Non Secure SIP Trunk Profile] を選択。

SIP Profile

[Standard SIP Profile] を選択。

DTMF Signaling Method

[RFC 2833] を選択。

g. [Trunk Configuration] ページのその他すべての必須フィールドについては、最新の Cisco Unified Communications Manager 配置に合わせて適切に設定してください。各フィールドについては、Cisco Unified Communications Manager のオンライン ヘルプ、またはCisco Unified Communications Manager リリースのアドミニストレーション ガイドを参照してください。

h. [Save] をクリックします。

ステップ 4 次の手順で、標準 SIP プロファイルを設定します。

a. [Device] > [Device Settings] > [SIP Profile] の順にクリックします。

b. すべての SIP プロファイルを一覧表示するには、[Search Options] フィールドに何も入力せずに [Find] をクリックします。

c. [Search Results] から、[Standard SIP Profile] をクリックします。

d. 表10-5 の各フィールドを設定します。

 

表10-5 Cisco Unified Communications Manager で標準 SIP プロファイルを設定するためのフィールド

SIP プロファイル
(SIP Profile)のフィールド
アクション

Default MTP Telephony Event Payload Type

デフォルト値(101)をそのまま使用。

この番号を変更する必要が生じた場合は、Cisco Unified MeetingPlace Express 管理センターの [SIP Configuration] ページにある [RFC2833 payload type] フィールドと同じ番号を設定してください。

Disable Early Media on 180

このチェックボックスがオフになっていることを確認してください。

e. [SIPプロファイルの設定(SIP Profile Configuration)] ページのその他の必須フィールドについては、最新の Cisco Unified Communications Manager 配置に合わせて適切に設定してください。各フィールドについては、Cisco Unified Communications Manager のオンライン ヘルプ、またはCisco Unified Communications Manager リリースのアドミニストレーション ガイドを参照してください。

f. [Save] をクリックします。

ステップ 5 次の手順で、ノンセキュア SIP トランク プロファイルを設定します。

a. [System] > [Security Profile] > [SIP Trunk Security Profile] の順にクリックします。

b. すべての SIP トランク セキュリティ プロファイルを一覧表示するには、[Search Options] フィールドに何も入力せずに [Find] をクリックします。

c. [Search Results] から、[Non Secure SIP Trunk Profile] をクリックします。

d. 表10-6 の各フィールドを設定します。

 

表10-6 Cisco Unified Communications Manager でノンセキュア SIP トランク プロファイルを設定するためのフィールド

SIP トランク セキュリティ プロファイル(SIP Trunk Security Profile)の情報フィールド
アクション

Incoming Transport Type

デフォルト値の [TCP+UDP] をそのまま使用。

Outgoing Transport Type

[UDP] を選択。

e. [SIPトランクセキュリティプロファイルの設定(SIP Trunk Security Profile Configuration)] ページのその他の必須フィールドについては、最新の Cisco Unified Communications Manager 配置に合わせて適切に設定してください。各フィールドについては、Cisco Unified Communications Manager のオンライン ヘルプ、またはCisco Unified Communications Manager リリースのアドミニストレーション ガイドを参照してください。

f. [Save] をクリックします。

ステップ 6 次の手順で、Cisco Unified Communications Manager データベースにルート パターンを追加します。

a. [Call Routing] > [Route/Hunt] > [Route Pattern] の順にクリックします。

b. [Add New] をクリックします。

c. 表10-7 の各フィールドを設定します。

 

表10-7 Cisco Unified Communications Manager の新規ルート パターン追加用フィールド

[Route Pattern Configuration] ページのフィールド
アクション

Route Pattern

Route Pattern を参照してください。

Gateway/Route List

ステップ 3f. でゲートウェイに入力した Device Name に合った値を選択。

d. [ルートパターンの設定(Route Pattern Configuration)] ページのその他の必須フィールドについては、最新の Cisco Unified Communications Manager 配置に合わせて適切に設定してください。各フィールドについては、Cisco Unified Communications Manager のオンライン ヘルプ、またはCisco Unified Communications Manager リリースのアドミニストレーション ガイドを参照してください。

e. [Save] をクリックします。

f. ポップアップ ダイアログボックスのメッセージが表示されたら、すべて [OK] をクリックします。


 

関連項目

「フィールド リファレンス:SIP の設定」

Cisco Unified Communications Manager Express とその他の Cisco IOS ソフトウェア音声対応ルータの設定:SIP ゲートウェイとダイヤル ピアの追加

ここでは、SIP Voice over IP(VoIP)サービスに Cisco Unified Communications Manager 以外の Cisco コール制御デバイスを設定する方法について説明します。Cisco IOS と SIP 設定の詳細は、Cisco IOS ソフトウェアの主要リリースの『Cisco IOS SIP Configuration Guide』を参照してください。

この項目は、次の 3 つのタスクに分かれます。

「Cisco Gateway で Voice over IP(VoIP)サービスをシャットダウンまたは有効化する」

「SIP サーバ サポートの設定」

「音声ダイヤル ピアに対する SIP サポートの設定」

Cisco Gateway で Voice over IP(VoIP)サービスをシャットダウンまたは有効化する

始める前に

次の項を参照してください。

「SIP 環境での統合」

「SIP 環境での統合の前提条件」

制限事項

このタスクは、Cisco ルータの Cisco IOS コマンドライン インタフェース(CLI)で実行します。次の手順で使用する Cisco IOS コマンドの詳細については、Cisco IOS ソフトウェアの主要リリースの『Cisco IOS Commands Master List』を参照してください。

手順


ステップ 1 Cisco ルータで、特権 EXEC モード、またはシステム管理者が設定した任意のセキュリティ レベルを入力します。プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

Router# enable
 

ステップ 2 グローバル コンフィギュレーション モードを入力します。

Router# configure terminal
 

ステップ 3 音声サービス VoIP 設定モードを入力します。

Router(config)# voice service voip
 

ステップ 4 SIP 設定モードを入力します。

Router(config-voi-serv)# sip
 

ステップ 5 選択したサブモードで、VoIP コール サービスをシャットダウンするか有効化します。

Router(config-serv-sip)# [no] call service stop [forced] [maintain-registration]
 

アクティブ コールを削除せずに SIP サービスを停止するには、次のようにして maintain registration 属性を選択します。

Router(config-serv-sip)# call service stop maintain-registration
 

SIP サービスを停止してアクティブ コールを削除するには、次のようにして forced 引数を選択します。

Router(config-serv-sip)# call service stop forced
 

ステップ 6 現在のモードを終了します。

Router(config-serv-sip)# exit
 

ステップ 7 「SIP サーバ サポートの設定」に進みます。


 

SIP サーバ サポートの設定

始める前に

「Cisco Gateway で Voice over IP(VoIP)サービスをシャットダウンまたは有効化する」記載のタスクをすべて実行します。

制限事項

このタスクは、Cisco ルータの Cisco IOS コマンドライン インタフェース(CLI)で実行します。次の手順で使用する Cisco IOS コマンドの詳細については、Cisco IOS ソフトウェアの主要リリースの『Cisco IOS Commands Master List』を参照してください。

手順


ステップ 1 Cisco ルータで、特権 EXEC モード、またはシステム管理者が設定した任意のセキュリティ レベルを入力します。プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

Router# enable
 

ステップ 2 グローバル コンフィギュレーション モードを入力します。

Router# configure terminal
 

ステップ 3 SIP ユーザ エージェント設定モードを入力します。

Router(config)# sip-ua
 

ステップ 4 外部 SIP プロキシまたは SIP レジストラ サーバに E.164 番号を登録します。

Router(config-sip-ua)# registrar dns:<アドレス>] [ipv4:<IP アドレス>] expires <秒> [tcp] [secondary]
 

dns :<アドレス>:コールを受信するようダイヤル ピア名を解決するドメイン名サーバ。

ipv4 :<IP アドレス>:コールを受信するためのダイヤル ピアの IP アドレス。

expires <秒>:デフォルトの登録期間(秒単位)

tcp :トランスポート レイヤ プロトコルを TCP に設定。デフォルトは UDP です。

secondary :(オプション)冗長化目的で、セカンダリ SIP プロキシまたはレジストラにレジストレーションを指定。

ステップ 5 SIP プロキシ サーバのネットワーク アドレス(IP アドレスまたはホスト名)を指定します。

Router(config-sip-ua)# sip-server [ipv4:<IP アドレス>] [dns:<アドレス>]
 

ステップ 6 現在のモードを終了します。

Router(config-sip-ua)# exit
 

ステップ 7 SIP ゲートウェイのステータスを確認するには、Cisco ルータで次のコマンドを使用します。

Router # show sip service
Router # show sip-ua register status
Router # show sip-ua statistics
Router # show sip-ua status
Router # show sip-ua timers
 

ステップ 8 「音声ダイヤル ピアに対する SIP サポートの設定」に進みます。


 

音声ダイヤル ピアに対する SIP サポートの設定

ここでは、SIP を使用して、コール制御デバイスで Cisco Unified MeetingPlace Express へのコールをルーティングする方法について説明します。ダイヤル プランを実装して IP パケット ネットワーク経由で音声サービスを提供するには、ダイヤル ピアの設定が重要です。ダイヤル ピアの用途は、コールの発信元エンドポイントと着信先エンドポイントの識別、およびコール接続での各コール レッグに適用する特徴の定義です。

始める前に

次の項を参照してください。

「SIP 環境での統合」

「SIP 環境での統合の前提条件」

「SIP サーバ サポートの設定」を実行します。

制限事項

このタスクは、ルータの Cisco IOS コマンドライン インタフェース(CLI)で実行します。次の手順で使用する Cisco IOS コマンドの詳細については、Cisco IOS ソフトウェアの主要リリースの『Cisco IOS Commands Master List』を参照してください。

手順


ステップ 1 Cisco ルータで、特権 EXEC モード、またはシステム管理者が設定した任意のセキュリティ レベルを入力します。プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

Router# enable
 

ステップ 2 グローバル コンフィギュレーション モードを入力します。

Router# configure terminal
 

ステップ 3 ダイヤル ピアの音声設定モードを入力し、リモート Voice over IP(VoIP)ダイヤルピアを定義します。

Router(config)# dial-peer voice <番号> voip
 

<番号>:ダイヤル ピアで識別できる 1 桁以上の番号。1 ~ 2147483647 まで入力できます。

voip :IP ネットワークで音声カプセル化に使用する VoIP ピアを指定します。

ステップ 4 セッションのプロトコル タイプを入力します。

Router(config-dialpeer)# session protocol sipv2
 

sipv2 :IETF SIP を使用するようダイヤル ピアを設定します。

ステップ 5 特定のコーデックを使用するルータを設定します。

Router(config-dialpeer)# codec [g711ulaw | g711alaw | g729r8]}
 

ステップ 6 Dual Tone MultiFrequency(DTMF)リレーを使用して DTMF 番号を転送するルータを設定します。

Router(config-dialpeer)# dtmf-relay rtp-nte
 

ステップ 7 ダイヤル ピアにネットワーク固有のアドレスを指定します。

Router(config-dialpeer)# session target {sip-server | dns:[<ホスト名>]| ipv4:<IP アドレス>:[<ポート番号>]}
 

sip-server :セッション ターゲットをグローバル SIP サーバに設定します。SIP サーバ コマンドがすでに SIP サーバ インタフェースのホスト名や IP アドレスを指定していた場合に使用されます。

dns :<ホスト名>:グローバル SIP サーバ インタフェースをドメイン ネーム サーバ(DNS)のホスト名に設定します。有効な DNS ホスト名は、<名前>.<ゲートウェイ>.xyz の形式になります。

ipv4 :<IP アドレス>:IP アドレスを設定します。

<ポート番号>:(オプション)SIP サーバに UDP ポート番号を設定します。


) VoIP ピアのセッション ターゲットを定義するときには、ワイルドカードを使用できます。


ステップ 8 このダイヤル ピアでのコールには、音声アクティビティ検出(VAD)をオフにします。

Router(config-dialpeer)# [no] vad
 

ステップ 9 現在のモードを終了します。

Router(config-dialpeer)# exit
 


 

次の例は、SIP を使用して Cisco Unified MeetingPlace Express の番号にコールを誘導するよう設定されたダイヤル ピアを示します。Cisco Unified MeetingPlace Express の IP アドレスは 10.8.17.42 に設定されています。

!
dial-peer voice 123 voip
destination-pattern [12]...
session protocol sipv2
session target ipv4:10.8.17.42
dtmf-relay rtp-nte
codec g711ulaw
no vad

Cisco SIP プロキシ サーバの設定

Cisco SIP プロキシ サーバ(Cisco SPS)は 1 つのコール制御ソフトウェア パッケージで、サービス プロバイダなどがこれを使用してスケーラブルで信頼性の高いパケット音声ネットワークを構築し、VoIP ネットワークにおけるコール セッション管理を提供できます。レジストラ サーバまたはリダイレクト サーバとしても機能します。小規模および大規模なパケット音声ネットワークの両方でネットワーク性能を最大限に高められるよう、豊富なコール ルーティング機能を提供します。

Cisco SPS には、認証、アカウンティング、登録、ネットワーク アクセス制御、セキュリティなどの機能を実行する、エッジ プロキシ サーバの機能が搭載されています。また、受信済みや変換済みの宛先 URL に基づいたネクストホップのルーティングなどの機能を実行するインフラストラクチャ プロキシ サーバの機能も搭載可能です。

ここでは、Cisco Unified MeetingPlace Express をエンドポイントとして認識するよう Cisco SPS を設定する方法について説明します。次の 2 つのタスクから構成されます。

「Cisco SIP プロキシ サーバの設定:Cisco Unified MeetingPlace Express のサブスクライバとしての追加」

「Cisco SIP プロキシ サーバの設定:ダイナミック ルートまたはスタティック ルートの設定」


) Cisco SPS のインストール方法、設定方法、管理方法の詳細については、使用している Cisco SPS リリースのインストレーション ガイドまたはアドミニストレーション ガイドを参照してください。


Cisco SIP プロキシ サーバの設定:Cisco Unified MeetingPlace Express のサブスクライバとしての追加

サブスクライバとは、静的で設定可能なサブスクライバ情報を持つ SIP のエンドポイントです。ここでは、Cisco SPS にサブスクライバとして Cisco Unified MeetingPlace Express を追加する方法について説明します。

始める前に

Cisco SPS のドキュメンテーションの指示に従って、Cisco SPS のインストールと設定を行います。

手順


ステップ 1 Cisco SPS のメイン メニューから、[Subscribers] をクリックします。

ステップ 2 [Add] をクリックします。

ステップ 3 Cisco Unified MeetingPlace Express の情報を入力します。

ステップ 4 [Submit] をクリックします。


 

Cisco SIP プロキシ サーバの設定:ダイナミック ルートまたはスタティック ルートの設定

ダイナミック ルートとは、ネットワーク経由のパスで、ルーティング プロトコルとルーティング更新メッセージに応じて自動的に計算されます。スタティック ルートとは、ユーザが明示的に設定する、ネットワーク経由の固定パスです。スタティック ルートは、ダイナミック ルートより優先され、ファーム メンバ間で同期化されます。設定可能なルート情報は次のとおりです。

宛先パターンとタイプ

ネクストホップとネクストホップ ポート

転送プロトコル

優先度と重み付け

テクノロジー プレフィクスのアクション

より限定的でないルートの許可

ルート ブロック

稼働中

ラベル

Cisco SPS でスタティック ルートを設定するときには、ルートの宛先パターンを次のように定義します。

ユーザの部分内の電話番号を元にルーティングする際は、user=phone を使用してください。

例: +14085550122@cisco.com; user=phone (140855501222 は、E.164 番号です。)

例: 50122@cisco.com; user=phone (50122 は、cisco.com ドメインで指定される内線番号です。)

ドメインの部分を元にルーティングする際は user=ip を使用してください(ドメイン ルーティングとも呼ぶ)。

宛先パターンを指定するときは、以下の注意事項に従って、次のディレクティブに含まれる任意の文字を使用できます。

NumericUsernameCharacterSet:Request-URI のユーザ情報部分が「NumericUsernameInterpretation」処理手順に該当するカテゴリ内にあるかどうかを判断するのに Cisco SPS が使用する文字セット。このセットは、他のユーザ情報パラメータには適用されません。

デフォルトは、+0123456789.-() (グローバルな電話番号の組み合せ)です。このコマンドの詳細は、sipd.conf ファイルを参照してください。


注意 文字の中には、( ) . - など、視覚的に区切り文字として使用されるものもあります。これらの文字は、ルート データベースを参照する前に削除されます。ルート宛先パターンを定義する際は、これらを含めないでください。

ルートを定義するための特殊文字は次のとおりです。

* は、複数桁のワイルドカードを示します(例:「 9* 」と入力すると「 911 」や「 914085551212 」に一致します)。

. は、1 桁のワイルドカードを示します(例:「 9.. 」と入力すると「 911 」には一致しますが「 9111 」には一致しません)。

\* は、実際の * 文字を示します(例:「 \*69 」と入力すると「 *69 」に一致します)。

始める前に

Cisco SPS のドキュメンテーションの指示に従って、Cisco SPS のインストールと設定を行います。

「Cisco SIP プロキシ サーバの設定:Cisco Unified MeetingPlace Express のサブスクライバとしての追加」記載のタスクをすべて実行します。

手順


ステップ 1 Cisco SPS のメイン メニューから、[Routes] をクリックします。

ステップ 2 検索ツールで検索を実行して、既存のルートを表示します。

ステップ 3 新規ルートを追加するには次を実行します。

a. [Add] をクリックします。

b. ルート情報を入力します。

c. [Submit] をクリックします。


 

Cisco Unified MeetingPlace Express の設定:SIP トランクを経由したコール制御デバイスへの接続

ここでは、SIP トランクを経由して Cisco Unified MeetingPlace Express を、サポート対象のコール制御デバイスに直接接続するための設定方法について説明します。

始める前に

次の項を参照してください。

「SIP 環境での統合の前提条件」

「SIP 環境での統合の制約事項」

使用するコール制御デバイスを次のように設定します。

Cisco Unified Communications Manager と統合する場合は、「Cisco Unified Communications Manager の設定:SIP トランクとルート パターンの追加」を実行してください。

Cisco Unified Communications Manager Express または Cisco IOS ソフトウェアの音声対応ルータと統合する場合は、「Cisco Unified Communications Manager Express とその他の Cisco IOS ソフトウェア音声対応ルータの設定:SIP ゲートウェイとダイヤル ピアの追加」のタスクを実行してください。

Cisco SIP プロキシ サーバと統合する場合は、「Cisco SIP プロキシ サーバの設定」を実行してください。

手順


ステップ 1 Cisco Unified MeetingPlace Express にログインして、[Administration] をクリックします。

ステップ 2 [System Configuration] > [Call Configuration] > [SIP Configuration] の順にクリックします。

ステップ 3 表10-8 の各フィールドを設定します。

 

表10-8 SIP トランクを経由した統合の際に Cisco Unified MeetingPlace Express の [SIP Configuration] ページで必要な設定

SIP Configuration ページのフィールド
設定値(必須)

SIP enabled

Yes

Local SIP port

5060(デフォルト)

SIP proxy server 1

コール制御デバイスまたは SIP プロキシ サーバの IP アドレス。

Cisco Unified MeetingPlace Express から開始された SIP コールは、この IP アドレスに誘導されます。コール制御デバイスがクラスタ構成の場合、クラスタ内にあるプライマリのコール処理サーバの IP アドレスを入力してください。

SIP proxy server 2

SIP proxy server 3

SIP proxy server 4

SIP proxy server 5

SIP proxy server 6

コール処理を冗長化したクラスタ内にコール制御デバイスまたは SIP プロキシ サーバがあれば、その IP アドレス。


) プライマリのコール制御アプリケーションがダウンした場合、Cisco Unified MeetingPlace Express はダイヤルアウト コールを完了できません。このフィールドでは、フェールオーバーのコール制御アプリケーションから、着信コールのみをルーティングするように設定できます。


ステップ 4 [Save] をクリックします。

ステップ 5 [System Configuration] > [Call Configuration] > [Dial Configuration] の順にクリックします。

ステップ 6 [ Outdials ] フィールドを [SIP] に設定します。

ステップ 7 [Save] をクリックします。

ステップ 8 Cisco Unified MeetingPlace Express システムにアクセスする電話番号に他の電話機から電話をかけて、この統合をテストします。「Cisco Unified MeetingPlace Express へようこそ」のメッセージが再生されます。