Cisco MeetingPlace Video Integration アドミニストレータ ガイド Release 5.3
Cisco MeetingPlace Video Integration の設定および管理
Cisco MeetingPlace Video Integration の設定および管理
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 891KB) | フィードバック

目次

Cisco MeetingPlace Video Integration の設定および管理

Cisco MeetingPlace MeetingTime ソフトウェア アプリケーションについて

ビデオ会議のアクセス情報について

システムの設定内容の変更について

Cisco MeetingPlace Video Integration のインストール時に入力した値の変更

他のコンポーネントの設定の変更

ビデオ会議リソースの管理について

ポート パラメータの設定について

ビデオ フロータ ポートの数の設定について

(オプション)オーバーブック ポートの数の設定

ビデオで使用するユーザ プロファイルの管理について

DMZ 構成およびビデオ会議に関する重要な情報

ビデオ会議の帯域幅について

ユーザ プロファイルとグループ プロファイルの情報の指定

ビデオ会議の統計情報について

ビデオ会議の統計情報の表示

Cisco MeetingPlace MeetingTime ソフトウェア アプリケーションについて

Cisco MeetingPlace Video Integration に関連する一部のパラメータは、Cisco MeetingPlace MeetingTime(Cisco MeetingPlace Audio Server 用の PC ベースのユーティリティ)で表示または変更できます。MeetingTime の詳細については、『 Administrator's Guide for Cisco MeetingPlace Audio Server
Release 5.3』を参照してください。

「ビデオ」と指定した MeetingTime のパラメータだけが、ビデオ会議に適用されます。

ビデオ会議のアクセス情報について

各ビデオ会議は、次の 2 つの番号で構成されるコードで識別されます。

Cisco MeetingPlace の Web 会議専用の Cisco IPVC MCU で定義したサービスのサービス プレフィクス

Cisco MeetingPlace の会議 ID

たとえば、Cisco MeetingPlace のサービス プレフィクスが 67 で、Cisco MeetingPlace の会議 ID が 1234 の場合、対応するビデオ会議の識別番号は 671234 です。Cisco CallManager およびゲートキーパーは、この番号を使用して、ネットワーク経由で参加者を Cisco IPVC MCU にルーティングします。次に、ゲートキーパーまたは Cisco IPVC MCU は、この番号の会議 ID の部分を使用して、発信者を適切な会議に誘導します。

ISDN ビデオ エンドポイントのユーザは、通常の E.164 番号を使用してダイヤルインし、IVR プロンプトが表示されるまで待機してから、参加する会議のコードを入力します。

 

表4-1 ビデオ会議のアクセス情報

パラメータ
指定場所

Video Service Code

Cisco IPVC MCU で作成された専用の MeetingPlace サービスに割り
当てられるサービス プレフィクス。

MeetingTime の Video Service Code
は、Cisco IPVC MCU で定義された MeetingPlace のサービス プレフィクスと一致している必要があります。

サービス プレフィクスは、Cisco
MeetingPlace Video Integration のインストール時にユーザが指定します。

サービス プレフィクスを表示するには、次の操作を行います。

MeetingTime で、 [Configure] タブをクリックし、 [COMPANY SPECIFIC
INFORMATION]
ヘッダーを探して
Usage Parameters] をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video Service
Code]
までスクロールします。

Cisco IPVC MCU でこの値を変更すると、MeetingTime の値も自動的にアップデートされます。会議をスケジュールした後に変更を加えることはお勧めしません。

Main video phone number

ISDN ビデオ エンドポイントをサポートするように Cisco IPVC MCU システムが設定されている場合、それらのエンドポイントから Cisco
IPVC MCU にダイヤルインするときに使用する電話番号を入力します。この番号は、Cisco IPVC MCU に関連付けられた Cisco IPVC PRI Gateway に割り当てられる DID 番号です。

詳細については、Cisco IPVC PRI
Gateway のマニュアルを参照してください。

MeetingTime で、 [Configure] タブをクリックし、 [SYSTEM CONFIGRATION] ヘッダーを探して[ Telephony Access] をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video Information] セクションまでスクロールします。

 

1st alternate video phone number

2nd alternate video phone number

現在、Cisco MeetingPlace はこれらのフィールドを使用していません。

MeetingTime で、 [Configure] タブをクリックし、 [SYSTEM CONFIGRATION] ヘッダーを探して[ Telephony Access] をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video Information] セクションまでスクロールします。

システムの設定内容の変更について

Cisco MeetingPlace Video Integration のコンポーネントは、連携するように設定されています。各コンポーネントの設定によって、コンポーネント間の通信が可能になります。1 つのコンポーネントで設定を変更した場合は、他のコンポーネントで入力した該当の設定も変更する必要があります。

Cisco MeetingPlace Video Integration のインストール時に入力した値を変更する必要がある場合、またはシステムの実行に必要な他のいずれかのコンポーネント部分の設定内容を変更する必要がある場合は、次の項を参照してください。

Cisco MeetingPlace Video Integration のインストール時に入力した値の変更

Cisco MeetingPlace Video Integration をインストールしたときに、Cisco MeetingPlace Video Integration の実行に必要なコンポーネントの設定をすでに指定しています。

これらの設定を変更するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 Cisco MeetingPlace Web Conferencing マスター サービスを停止します。Cisco MeetingPlace Video サービスが自動的に停止します。

ステップ 2 Windows の[Control Panel]で、 [MeetingPlace Gateways] をダブルクリックします。

ステップ 3 [Video] タブをクリックします。

ステップ 4 次のいずれかの設定を変更します。

Service Code(MeetingPlace の Web 会議用に Cisco IPVC MCU で指定されたサービス プレフィクス)

Tracing Level(ロギングの冗長性)

MCU IP Address

MCU User Account(オペレータ レベルまたは管理者レベルのアカウント)

MCU User Password(ユーザ アカウントのパスワード)

Voice Link E.164

ステップ 5 [OK]をクリックします。

ステップ 6 Cisco MeetingPlace Web Conferencing マスター サービスを再起動します。Cisco MeetingPlace Video
サービスが自動的に再起動します。


 

他のコンポーネントの設定の変更

Cisco MeetingPlace Video Integration に必要な他のコンポーネント(Cisco IPVC MCU や Cisco
MeetingPlace H.323/SIP IP Gateway など)の設定を変更するには、次の手順を実行します。


Step 1 システムが使用されていない時間帯に変更を行うよう計画を立てます。

ステップ 2 Cisco IPVC MCU の設定の変更により、使用可能な会議またはポートの数が減少する場合は、すでにスケジュールされている会議を開催するのに十分なリソースが確保されていることを確認します。「ビデオ会議の統計情報について」を参照してください。

ステップ 3 Cisco MeetingPlace Web Conferencing サービスを停止します。この操作により、Video Integration サービスも停止します。

ステップ 4 「Cisco MeetingPlace Video Integration のインストール」の該当する項、およびこれらのコンポーネントのマニュアルに従って、他のコンポーネントに変更を加えます。

ステップ 5 次のいずれかを変更した場合、「Cisco MeetingPlace Video Integration のインストール時に入力した値の変更」の手順に従って、Cisco MeetingPlace Video Integration で対応する変更を行います。

Cisco MeetingPlace の Web 会議を識別するために Cisco IPVC MCU で指定したサービス プレフィクス

MCU IP アドレス

MCU ユーザ アカウント

MCU ユーザ パスワード(ユーザ アカウントのパスワード)

Voice Link E.164 番号

ステップ 6 Cisco MeetingPlace Web Conferencing サービスを再起動します。この操作により、必要なサービスがすべて再起動します。


 

ビデオ会議リソースの管理について

ビデオ会議のキャパシティ(同時に使用できるビデオ会議の数とポートの総数)は、Cisco IPVC MCU のハードウェアおよび設定によって決まります。これらの設定の詳細については、『 Cisco IP/VC 3511 MCU and Cisco IP/VC 3540 MCU Module Administrator Guide , Version 3.2』、および『 Cisco IP/VC 3511 MCU and Cisco IP/VC 3540 MCU Module Release Notes for Release 3.5 』を参照してください。

ビデオ会議リソースのアベイラビリティには、いくつかの要因が影響します。ポートおよび会議のアベイラビリティを管理するには、次のいずれかまたは複数の操作を行います。

リソース集中型の機能を使用しないように Cisco IPVC MCU の MeetingPlace サービスを設定する。詳細については、『 Cisco IP/VC 3511 MCU and Cisco IP/VC 3540 MCU Module Administrator Guide , Version 3.2』および『 Cisco IP/VC 3511 MCU and Cisco IP/VC 3540 MCU Module Release Notes for Release 3.5 』を参照してください。たとえば、[Settings]>[Basics]ページで、[Number of SCCP ports]を 0 に設定します。

使用可能なビデオ フロータ ポートの数を変更する。「ビデオ フロータ ポートの数の設定について」を参照してください。

使用可能なビデオ オーバーブック ポートの数を変更する。「(オプション)オーバーブック ポートの数の設定」を参照してください。

ユーザがスケジュールできるビデオ ポートのデフォルト数と最大数を変更する。表4-2を参照してください。

ビデオ会議リソースへのユーザ アクセスを制限する。「ビデオで使用するユーザ プロファイルの管理について」を参照してください。

参加者の接続のデフォルト帯域幅を変更する。「ビデオで使用するユーザ プロファイルの管理について」を参照してください。

表4-2 は、会議およびポートのパラメータを示しています。MeetingTime の詳細については、
Administrator's Guide for Cisco MeetingPlace Audio Server Release 5.3』を参照してください。

 

表4-2 会議およびポートのパラメータ

パラメータ
指定場所

同時に開催できる会議の最大数。

この数は、Cisco IPVC MCU の設定によって異なります。

この数は Cisco IPVC MCU から動的に取得されます。MeetingTime では変更できません。

値を表示するには、次の操作を行います。

MeetingTime で、 [Configure] タブをクリックし、 [Server Configuration] をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video conferences] までスクロールします。

Cisco IPVC MCU のハードウェアおよび設定については、『 Cisco IP/VC
3511 MCU and Cisco IP/VC 3540
MCU Module Administrator Guide
,
Version 3.2』および『 Cisco IP/VC 3511 MCU and Cisco IP/VC 3540 MCU
Module Release Notes for Release 3.5
』を参照してください。

Cisco IPVC MCU の設定を変更して使用可能なビデオ会議の数を増やした場合、変更時にセッション中の会議がすべて終了するまで、このパラメータの値はアップデートされないことがあります。

Cisco MeetingPlace ビデオ会議で使用可能なポートの総数。

この値は、Cisco IPVC MCU のハードウェアおよび機能設定によって異なります。

Cisco IPVC MCU の MeetingPlace サービスに対してリソース集中型の機能を選択すると、使用可能なビデオ会議の数が減少する場合があります。

この数は Cisco IPVC MCU から動的に取得されます。MeetingTime では変更できません。

値を表示するには、次の操作を行います。

MeetingTime で、 [Configure] タブをクリックし、 [Server Configuration] をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video floater ports] までスクロールします。

Cisco IPVC MCU のハードウェアおよび設定については、『 Cisco IP/VC 3511 MCU and Cisco IP/VC 3540
MCU Module Administrator Guide
,
Version 3.2』および『 Cisco IP/VC 3511 MCU and Cisco IP/VC 3540 MCU
Module Release Notes for Release 3.5
』を参照してください。

ユーザが会議のためにスケジュールできるビデオ ポートの最大数。

事前にスケジュールできるポートの最大数。2 以上の数値です。事前にスケジュールできるポートの数は、ポートの総数から、フロータ ポートとして指定されているポートの数を減算し、それにオーバーブック ポートの数を加算した数です。

このフィールドに大きな数値を入力すると、ポートと同時会議のアベイラビリティが制限される場合があります。

0 を入力すると、ビデオ会議をスケジュールできません。

MeetingTime で、 [Configure] タブをクリックし、 [Scheduling
Parameters]
をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video
meetings]
ヘッダーの[ Max ports per meeting] フィールドまでスクロールします。

各会議にスケジュールするビデオ ポートのデフォルト数。

この数値は、デフォルトで[ # of video callers] フィールド(ビデオ会議のスケジュールを許可するプロファイルを持つユーザのスケジューリング フォームのフィールド)に表示されます。ユーザが会議をスケジュールするときにこの値を変更しない場合、その会議には、このパラメータで指定したビデオ ポート数がスケジュールされます。

システムでスケジュールできるビデオ ポートの最大数。0(ゼロ)または 2 以上の数値です。事前にスケジュールできるポートの数は、ポートの総数から、フロータ ポートとして指定されているポートの数を減算し、それにオーバーブック ポートの数を加算した数です。

このパラメータのデフォルト値は 0 です。

1 は指定しないでください。Cisco MeetingPlace では、ビデオ ポートが 1 個指定された会議はスケジュールできません。

このフィールドに大きな数値を入力すると、ポートと同時会議のアベイラビリティが制限される場合があります。

MeetingTime で、 [Configure] タブをクリックし、 [Scheduling
Parameters]
をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video
meetings]
ヘッダーの[ Default # of ports to schedule] フィールドまでスクロールします。

システムのビデオ フロータ ポートの数。

ビデオ会議のフロータ ポートは、音声のフロータ ポートとは異なります。ビデオ会議のフロータ ポートについては、「ビデオ フロータ ポートの数の設定について」を参照してください。

この値には、0 を指定できません。次の値の合計値になります。

最低限必要なフロータ ポートの数

使用するフロータ ポートの数

「ビデオ フロータ ポートの数の設定について」を参照してください。

MeetingTime で、 [Configure] タブをクリックし、 [Server Configuration] をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video floater ports] までスクロールします。

システムのビデオ オーバーブック ポートの数。

オーバーブック ポートの詳細については、「(オプション)オーバーブック ポートの数の設定」を参照してください。

デフォルト値は 0 です。

オーバーブック ポートの数を調整する場合は、リソースを最適化するために、「(オプション)オーバーブック ポートの数の設定」の数式を使用することをお勧めします。

MeetingTime で、 [Configure] タブをクリックし、 [Server Configuration] をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video overbook ports] までスクロールします。

ポート パラメータの設定について

Cisco MeetingPlace Video Integration が起動して実行中になった後に、ユーザがビデオ会議を含む会議のスケジュールを開始する前に、次の値を設定する必要があります。

フロータ ポートの数

オーバーブック ポートの数

システムのフロータ ポートおよびオーバーブック ポートの最適な数を決定するには、次の項の情報と上記の表の値を使用してください。

ビデオ フロータ ポートの数の設定について

フロータ ポートとは、事前にスケジュールできないポートのことです。システムで使用できるポートの総数のうちの設定可能なサブセットです。ビデオ フロータ ポートと音声フロータ ポートでは、使用方法が異なります。

Cisco MeetingPlace Audio Server と Cisco IPVC MCU 間のリンクを確立したり、スケジュールされていない会議や参加者を受け入れたり、会議を延長したりするために使用可能なビデオ ポートを探す場合、Cisco MeetingPlace は、スケジュールが許可されている使用可能なビデオ会議ポートを最初に使用します。スケジュールが許可されている使用可能なビデオ会議ポートがない場合、または追加のポートが必要な場合に、Cisco MeetingPlace は使用可能なビデオ フロータ ポート(ある場合)を使用します。

設定するビデオ フロータ ポートの総数には、次の値が含まれます。

Cisco MeetingPlace Video Integration が機能するために最低限必要なビデオ フロータ ポートの数

会議の参加者が先着順で使用できるオプションのビデオ フロータ ポートの数

最低限必要なビデオ フロータ ポートの数の設定

ビデオ会議の音声ストリームを Cisco MeetingPlace 音声会議にリンクするために、各ビデオ会議には 1 つの専用ビデオ ポートが必要になります(このポートは、ビデオ フロータ ポートのプールから取得される場合があります)。したがって、割り当てるフロータ ポートの数を 0 にすることはできません。割り当てるフロータ ポートの最小数は、システムで使用できるビデオ会議とポートの数によって異なります。

システムでビデオ会議がポートよりも少ない場合、最低限必要なフロータ ポートの数は、次に示す値のうち少ない方の値になります。

システムのビデオ ポートの総数を 3 で除算し、整数に切り上げた値

Cisco IPVC MCU で使用可能なビデオ会議の最大数

たとえば、Cisco IPVC MCU のポート数が 24 で、同時会議数が 10 の場合、最低限必要なフロータ ポートの数は 24/3(つまり 8)です。この値は、ビデオ会議の最大数である 10 より小さいので、最低限必要なポートの数は 8 になります。

この計算により、システムの柔軟性を最大限に引き出すと同時に、特定の会議でビデオ会議が使用できない事態を最小限に抑えることができます。

この計算で求められた数のフロータ ポートは、ビデオ会議の参加者には使用できません。そのため、標準的なフロータ ポート機能の場合は、フロータ ポートを追加してください。


ステップ 1 この項の情報を使用して、最低限必要なビデオ フロータ ポートの数を計算します。

ステップ 2 次の項のオプションのビデオ フロータ ポートの追加の手順に進みます。


 

オプションのビデオ フロータ ポートの追加

最低限必要なビデオ フロータ ポートのほかに、セッション中の会議の参加者が先着順で使用できるフロータ ポートを含めることができます。これらのビデオ フロータ ポートは、音声会議のフロータ ポートに類似しています。

最低限必要なフロータ ポートの数に、使用するフロータ ポートの数を追加してください。ただし、ビデオ フロータ ポートの総数は、使用可能なビデオ ポートの総数を超えることはできません。


ステップ 1 この項の情報を使用して、ビデオ フロータ ポートの総数を計算します。

ステップ 2 MeetingTime の[ Video floater ports] フィールドに、ビデオ フロータ ポートの数を入力します。 [Configure] タブをクリックし、 [Server Configuration] をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video floater ports] までスクロールします。

ステップ 3 次の項の(オプション)オーバーブック ポートの数の設定の手順に進みます。


 

(オプション)オーバーブック ポートの数の設定

オーバーブック ポートにより、ユーザは実際に使用可能なポート数より多くの会議参加者をスケジュールできます。一般的にすべての招待者が会議に参加するとは限らず、予約済みのポートが無駄になる可能性があるため、オーバーブック ポートは便利です。ビデオ オーバーブック ポートは、音声オーバーブック ポートと類似していますが、別のものです。ビデオ オーバーブック ポートの最適な数を決定するには、音声ポートの最適な数を決定する場合とは異なる計算が必要です。

ビデオ オーバーブック ポートの数は、使用可能なビデオ会議ポートの総数の約 20% に設定することをお勧めします。システムで使用可能なビデオ会議およびポートを最適に使用するには、次の数式に従ってオーバーブック ポートの数を決定します。

Mod[(Cisco IPVC MCU で使用可能なビデオ ポートの総数 - ビデオ フロータ ポートの総数 + ビデオ オーバーブック ポート数) / Cisco IPVC MCU で使用可能なビデオ会議の総数]= 0

つまり、Cisco IPVC MCU で使用可能なビデオ ポートの総数から、指定したフロータ ポートの総数を減算し、選択したオーバーブック ポートの数を加算した数は、Cisco IPVC MCU で使用可能な会議の総数で割り切れる必要があります。この計算を実行した結果が整数ではない場合は、余りがなくなるまでオーバーブック ポートの数を増加または減少させてください。

値の例を 表4-3 に示します。

 

表4-3 オーバーブック ポートの計算値の例

変数
例 1
例 2
例 3

使用可能なビデオ ポートの総数

24

24

24

ビデオ フロータ ポート数(最低限必要なビデオ フロータ ポートの数にオプションの追加ビデオ フロータ ポート数を加算)

8

8

8

ビデオ オーバーブック ポート数の見積り

6

4

14

使用可能なビデオ会議の総数

10

10

10

計算結果は整数ですか

いいえ

はい

はい

ビデオ オーバーブック ポートの数は最適ですか

いいえ

はい

はい

例 1 の値を使用した場合、計算結果は (24-8+6)/10、つまり 2.2 となるため、オーバーブック ポート数として 6 は最適な値ではありません。例 2 のとおり、オーバーブック ポート数の見積りを 2 減算すると、結果は整数である 2 になります。そのため、オーバーブック ポートの最適な数は 6-2、つまり 4 です。オーバーブック ポートを増加する場合は、例 3 のとおりオーバーブック ポートの見積り数を 8 ずつ増加するため、オーバーブック ポートの最適な数は 6+8、つまり 14 になります。フロータ ポート数を変更してから、この計算を再試行することもできます。

フロータ ポート数を変更した場合、また、この項の指示に従ってビデオ会議リソースを最大限に利用するために、オーバーブック ポート数を設定した場合は、オーバーブック ポートの最適な数を再計算してください。

0 より大きい数のビデオ オーバーブック ポートを指定した場合、会議を正常にスケジュールできたとしても、システムは会議でビデオ ポートが使用できることを保証できません。ただし、この項の数式を使用してオーバーブック ポートの数を設定しておけば、そのような事態はほとんど発生しません。


ステップ 1 この項の情報を使用して、ビデオ オーバーブック ポートの数を計算します。

ステップ 2 MeetingTime の[ Video overbook ports] フィールドに、ビデオ オーバーブック ポートの数を入力します。 [Configure] タブをクリックし、 [Server Configuration] をクリックします。次に、右側のパネルで[ Video overbook ports] までスクロールします。


 

ビデオで使用するユーザ プロファイルの管理について

ビデオ会議リソースを管理し、ユーザ向けにビデオ会議の処理を簡素化するには、ユーザおよびグループのプロファイル設定を使用します。

ユーザをグループに割り当てると、特権やパラメータを簡単に割り当てることができます。この項の表を使用して、MeetingTime アプリケーションに設定を入力します。

ビデオ リソースの使用を管理するには、次の操作を行います。

ビデオ会議をスケジュールできるユーザとグループを制御する。ビデオ会議への参加に関する制限はありません。

プロファイルを持つユーザとグループにデフォルトの帯域幅を割り当てることにより、帯域幅の使用に関する優先順位を設定する。

デフォルトでは、ユーザ プロファイルでビデオ会議は無効になっていおり、ビデオ エンドポイントの帯域幅は最大値の 384 kbps に設定されています。

表4-4 にグループの設定、 表4-5 に個々のプロファイル ユーザの設定を示します。

 

表4-4 各グループで使用可能な設定

項目
MeetingTime での設定場所

Allow Video Scheduling?

No

Yes

特定のユーザ グループ プロファイルの[ Restrictions] セクション

Endpoint Bandwidth

この値は、ユーザが割り当てられているグループのデフォルトの帯域幅です。

帯域幅の詳細については、「ビデオ会議の帯域幅について」を参照してください。

128K

256K

384K (デフォルト)

特定のユーザ グループ プロファイルの[ Video Meetings] セクション

 

表4-5 各ユーザの設定

項目
設定場所

Allow video scheduling?

会議のスケジューリングを許可されているユーザが会議をスケジュールするときに、ビデオ スケジューリングのオプションが表示されます。許可されていない場合は、スケジューリング フォームにビデオ スケジューリングのオプションは表示されません。

No

Yes

Group Dflt (Group Default)

ユーザ プロファイルの[ Restrictions] セクション

Endpoint Bandwidth

このユーザのデフォルトのビデオ エンドポイント帯域幅。

帯域幅の詳細については、「ビデオ会議の帯域幅について」を参照してください。

128 kbps

256 kbps

384 kbps

Group Dflt (Group Default:ユーザの割り当て先のグループに設定されている帯域幅)

デフォルトの帯域幅は、384kbps です。

ユーザ プロファイルの[ Video Meetings] セクション

Endpoint Address

Cisco MeetingPlace がアウトダイヤルしてユーザをビデオ会議に参加させるデフォルトのビデオ エンドポイント アドレス。

このパラメータに値を入力すると、ユーザはビデオ会議に簡単に参加できます。

H.323 または SCCP エンドポイントの場合:

ユーザのエンドポイントの E.164 電話番号を入力します。

ISDN エンドポイントの場合:

ビデオ エンドポイントの E.164 電話番号の前に、Cisco IPVC PRI Gateway のサービス コードを入力します。たとえば、ISDN ビデオ エンドポイントの電話番号が 1-800-555-0101 で、そのエンドポイントに最適なコール タイプのサービス プレフィクスが 89 の場合は、8918005550101 と入力します。詳細については、Cisco IPVC PRI Gateway のマニュアルを参照してください。

ユーザ プロファイルの[ Video Meetings] セクション

DMZ 構成およびビデオ会議に関する重要な情報

ユーザが即時会議または予約不要の会議をスケジュールすると、ユーザ プロファイルの設定により、その会議で Web 会議へのインターネット アクセスが許可されるかどうかが決まります。ビデオ会議は、Cisco MeetingPlace Video Integration がインストールされているサーバで開催する必要があります。したがって、このプロファイル設定により、ユーザの即時会議または予約不要の会議にビデオ会議を含めるかどうかも決まり、さらにビデオ会議と Web 会議にだれが参加できるかも決まります。

会議のスケジューリングを許可されているユーザの[Allow Internet Access]プロファイル パラメータについて、その適切な設定を判断するには、次の表を使用します。

 

Cisco
MeetingPlace
Video Integration のインストール先
会議のスケジュール担当者のプロファイルにある[Allow Internet
Access]パラメータの設定
スケジュール担当者が開始できる即時会議または予約不要の会議への参加者
スケジュール担当者が開始できない即時会議または予約不要の会議への参加者

ファイアウォールの内側

No

ビデオ会議の内部参加者、および ISDN ビデオ エンドポイントを使用している参加者

ファイアウォールの外側にいる Web 会議の参加者または IP ベースのビデオ会議の参加者

ファイアウォールの内側

Yes

ファイアウォールの外側にいる Web 会議の参加者

任意のビデオ会議

DMZ

No

--

ファイアウォールの外側にいるビデオ会議または Web 会議の参加者

DMZ

Yes

すべてのビデオ会議および Web 会議の参加者

--


) ユーザがこの項の制限事項に対処するには、即時会議または予約不要の会議をスケジュールする代わりに、スケジュールされた直後に開始する標準的なスケジュール会議をスケジュールします。そのような会議には、会議をスケジュールするときにプロファイル ID とは異なる会議 ID が必要です。


ビデオ会議の帯域幅について

ユーザが Cisco MeetingPlace Web Conferencing からビデオ エンドポイントにアウトダイヤルするときのビデオ会議のデフォルト帯域幅は、各ユーザのプロファイル、または各ユーザの割り当て先のグループのプロファイルで設定されます。

ユーザは、いつでも帯域幅の設定を変更できます。変更が適用されるのは、ユーザが Web 会議に再参加するとき、または Web 会議に次回参加するときです。参加者がダイヤルインすると、エンドポイントと Cisco IPVC MCU のネゴシエーションにより、使用可能な最小帯域幅が決定されます。

ユーザは、Cisco MeetingPlace Web Conferencing または MeetingTime の[Account Basics]ページで、ビデオ接続の帯域幅を変更できます。

指定された帯域幅をエンドポイントがサポートしていない場合、参加者は音声だけを使用できます。Cisco IPVC MCU に MP カードが挿入されている場合、複数の参加者を表示する(継続的な在席モード)には、アクティブな発言者だけを表示する場合よりも大きい帯域幅が必要です。詳細については、『 Cisco IP/VC 3511 MCU and Cisco IP/VC 3540 MCU Module Administrator Guide , Version 3.2』を参照してください。

ユーザ プロファイルとグループ プロファイルの情報の指定


ステップ 1 この項(ビデオで使用するユーザ プロファイルの管理について)の情報(DMZ 構成に関する情報など)を使用して、ビデオ会議用のユーザ プロファイルとグループ プロファイルのパラメータを指定します。


 

ビデオ会議の統計情報について

この項で説明するツールを使用して、ビデオ会議の使用状況を監視します。表形式で表示されるレポートには、ビデオ会議の統計情報とビデオ以外の統計情報が含まれます。表にリストされていない MeetingTime のレポートには、ビデオ会議の統計情報は含まれていません。

MeetingTime のレポートの詳細については、『 Administrator's Guide for Cisco MeetingPlace Audio Server』を参照してください。

ビデオ会議の統計情報の表示


ステップ 1 表4-6 の情報を使用して、ビデオ会議の統計情報を表示します。

 

表4-6 ビデオ会議の統計情報

統計情報
この情報の表示方法

会議ごと、または定例会議のインスタンスごとに、次の値を表示できます。

スケジュールされているビデオの設置場所の数

会議に参加したビデオの設置場所の実際の数

この数には、Cisco MeetingPlace
Audio Server と Cisco IPVC MCU
間のリンクが含まれます。

会議に使用される帯域幅

MeetingTime で[ Review] タブをクリックします。目的の会議を検索します。左側のウィンドウで、1 つの会議をクリックします。会議に関する情報が、右側のウィンドウに表示されます。

[Review] タブの情報は、画面表示に最も適しています。保存して他のアプリケーションで操作できる統計情報については、 [Report] タブ、およびこの表内の別の行に含まれる情報を使用してください。

選択した日付範囲の会議ごとに、次のビデオ会議の統計情報を表示または保存します。

スケジュールされているビデオ
ポートの数( nVideoPortsReq

実際に使用されているビデオ
ポートの数( ActNumVideoPorts

その会議のすべてのビデオ参加者が参加したビデオの合計秒数( TotVideoPortSecs

MeetingTime で[ Report] タブをクリックし、左側のパネルで[ Raw Meeting Details Info] をクリックします。右側のウィンドウの[ Values] カラムで、レポートの開始日などのオプションをクリックし、値を入力してから[OK]をクリックします。必要に応じて、各オプションの値を選択します。イタリック体で表示されている項目は変更できません。最後に、 [Generate Report] をクリックします。

このレポートの統計情報には、Cisco MeetingPlace Audio
Server と Cisco IPVC MCU 間のリンクは含まれていません。

選択した日付範囲の会議ごとに、次のビデオ会議の統計情報を表示または保存します。

ビデオ会議の長さ

MeetingTime で[ Report] タブをクリックし、左側のパネルで[ Raw Mtg Participant Info] をクリックします。右側のウィンドウの[ Values] カラムで、レポートの開始日などのオプションをクリックし、値を入力してから[OK]をクリックします。イタリック体で表示されている項目は変更できません。必要に応じて、各オプションの値を選択します。最後に、 [Generate Report] をクリックします。

[uid] 列で、目的の会議( confnum )の[ videolink] を検索します。その会議の[ videolink] 行の[ nVSecInConf] 列の値は、最初のビデオ参加者が会議に入席してから最後のビデオ参加者が退席するまでの時間に 5 分を加算したビデオ会議の長さ(秒単位)を表しています。

このレポートの統計情報には、Cisco MeetingPlace Audio Server と Cisco IPVC MCU 間のリンクが含まれています。このリンクは、 [videolink] と呼ばれます。

選択した日付範囲に、ビデオ エンドポイント経由で会議に参加した識別不可能な参加者、および各参加者がビデオ会議に入席した時刻と退席した時刻。

MeetingTime で[ Report] タブをクリックし、左側のパネルで[ Raw Participant Join Leave Info] をクリックします。右側のウィンドウの[ Values] カラムで、レポートの開始日または終了日などのオプションをクリックし、値を入力してから[OK]をクリックします。イタリック体で表示されている項目は変更できません。必要に応じて、各オプションの値を選択します。最後に、 [Generate Report] をクリックします。

このレポートの行はそれぞれ、1 つの会議につき 1 人の参加者を表します。1 つの会議は、その会議に参加者がいた回数だけリストされます。 [Device] カラムの数値 4084 は、1 つのビデオ エンドポイントを表しています。つまり、特定の会議の[Device]カラムに 4084 がリストされている行が 4 行ある場合、ビデオ エンドポイント経由でその会議に参加した参加者は 4 人ということになります。

このレポートの統計情報には、Cisco MeetingPlace Audio Server と Cisco IPVC MCU 間のリンクは含まれていません。

プロファイル情報の要約には、次のビデオ関連のフィールドが含まれます。

Allow Video Scheduling

Video Endpoint Bandwidth

Video Endpoint Address

MeetingTime で[ Report] タブをクリックし、左側のパネルで[ Raw Profile Info] をクリックします。右側のウィンドウの[ Values] カラムで、各オプションの値を選択します。イタリック体で表示されている項目は変更できません。最後に、 [Generate Report] をクリックします。

このレポートでは、 [gd] は Group Default を表しています。

グループ情報の要約には、次のビデオ関連のフィールドが含まれます。

Allow Video Scheduling

Video Endpoint Bandwidth

MeetingTime で[ Report] タブをクリックし、左側のパネルで[ Raw Group Info] をクリックします。右側のウィンドウの[ Values] カラムで、各オプションの値を選択します。イタリック体で表示されている項目は変更できません。最後に、 [Generate Report] をクリックします。