外部データベースのインストールおよび設定
外部データベースのインストールおよび設定

外部データベースのインストールおよび設定

この章では、Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service から同期化した情報を保管するために、外部データベースを設定する方法について説明します。 次の IM and Presence Service の機能では、外部データベースが必要になります。

  • 永続的なグループ チャット機能 - IM and Presence Service は、一時(アドホック)チャットと永続的なチャットの、2 種類のグループ チャットをサポートしています。 一時チャットを動作させるには、外部データベースは不要です。 ただし、IM and Presence Service で永続的なチャット ルームが必要な場合は、外部データベースを設定する必要があります。

  • インスタント メッセージングのコンプライアンス - コンプライアンスを記録するために、IM and Presence Service でネイティブな Message Archiver(MA)コンポーネントを展開する場合は、外部データベースが必要です。

外部データベースの設定要件

  • ハードウェア要件

    PostgreSQL データベースをインストールするリモート サーバ。

  • ソフトウェア要件

    • IM and Presence サービス、現在のリリース

    • PostgreSQL データベース、バージョン 8.3.x から 9.1.1

    • Linux または Windows オペレーティング システムに PostgreSQL データベースをインストールできます。 サポートされているオペレーティング システムとプラットフォーム要件の詳細については、PostgreSQL のマニュアルを参照してください。

    • IPv4 および IPv6 のみがサポートされます。


(注)  


PostgreSQL データベースのバージョン 8.1.x を使用することもできますが、これらのバージョンの設定はこのセクションで説明する PostgreSQL データベース接続とは異なる場合があります。 これらの PostgreSQL データベースのバージョンを設定する方法の詳細については、PostgreSQL のマニュアルを参照してください。 PostgreSQL データベースのバージョン 8.1.x を使用する場合、IM and Presence サービス上のデータベース設定はこのセクションで説明したものと同じになります。


  • IM and Presence サービス機能に対する外部データベース要件は以下のとおりです。

    外部データベース要件は、IM and Presence サービスで展開する機能によって異なります。

    • 永続的グループ チャット機能:IM and Presence サービス クラスタ内の各 IM and Presence サービス ノードに対して 1 つの一意の外部データベースが必要です。 各ノードは固有の論理データベースが必要ですが、ノードは同じ物理データベース インストールを共有できます。

    • コンプライアンス機能:1 つの IM and Presence サービス クラスタに対して最低 1 つの外部データベースを設定することを強くお勧めします。サーバの容量に応じて、クラスタに複数の外部データベースが必要となる場合があります。


(注)  


IM and Presence サービス ノードに、永続的グループ チャットおよびコンプライアンス機能の両方を展開した場合、同じ外部データベースを両方の機能に割り当てることができます。


その他のマニュアル

この手順では、IM and Presence Service で外部データベースを設定する方法のみを説明しています。 外部データベースを必要とする機能(特に永続的なグループ チャットとコンプライアンスの機能)を完全に設定する方法については説明していません。 完全に設定するには、展開している機能に固有な次のマニュアルを参照してください。

  • IM and Presence Service でのコンプライアンス機能の設定については、『Instant Messaging Compliance for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。

  • IM and Presence Service での永続的なグループ チャット機能の設定については、『Configuration and Administration of IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。

外部データベースの設定の前提条件

IM and Presence Service で外部データベースをインストールし、設定する前に、次のタスクを実行します。

  • Installing Cisco Unified Communications Manager』での説明に従って、IM and Presence Service ノードをインストールします。

  • Configuration and Administration of IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』での説明に従って、IM and Presence Service ノードを設定します。


注意    


IM and Presence Service を IPv6 を使用して外部データベース サーバに接続する場合は、エンタープライズ パラメータが IPv6 に設定されており、その Eth0 が展開内の各ノードで IPv6 に設定されていることを確認します。そうしないと、外部データベース サーバへの接続に失敗します。 Message Archiver および Cisco XCP Text Conference Manager は、外部データベースに接続できずに失敗します。 IM and Presence Service での IPv6 の設定の詳細については、『Configuration and Administration of IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。


ハードウェアおよびパフォーマンスの推奨事項

IM and Presence Service で外部データベースを設定する場合は、次の推奨事項を考慮する必要があります。

  • 外部データベースと IM and Presence Service ノードの両方で、同じようなハードウェアを使用することを推奨します。

  • 製品マニュアルで説明されているベスト プラクティスのガイドラインに従って、外部データベースを維持することを推奨します。 外部データベースを適切に維持せずに、外部データベースが満杯になり得るようにしてしまうと、IM and Presence Service クラスタでパフォーマンスの問題が発生します。

セキュリティの推奨事項について

外部データベース接続セキュリティ

IM and Presence サービスは、外部データベースにセキュアな TLS/SSL 接続を提供しません。 IM and Presence サービスの展開を計画する場合にこのセキュリティ制限およびこのトピックに関する Cisco の推奨事項を考慮することをお勧めします。

最大接続限度の設定

PostgreSQL


(注)  


外部データベースへの接続数を制限する場合は、ガイドラインとしてこの項を使用します。 この項の設定はオプションです。


外部データベースへの最大接続許可数を制限することで、セキュリティを強化できます。 ここで説明するガイドラインを使用して、展開に適したデータベースの接続数を計算します。

お使いの IM and Presence Service に合わせて、このガイドラインを修正する必要があります。 ここで説明するガイドラインでは、次のことを想定しています。

  • IM and Presence Service で、コンプライアンス機能と永続的なグループ チャット機能を両方とも実行している。

    および

  • IM and Presence Service の管理インターフェイスで、永続的なグループ チャット機能にデータベースへのデフォルトの接続数を設定する。

PostgreSQL データベースの接続数を制限するには、<install_dir>/data ディレクトリにある postgresql.conf ファイルで max_connections の値を設定します。 このガイドラインでは、max_connections パラメータを次の値に設定することを推奨します。

max_connections = N*10 + 追加接続

  • N は IM and Presence Service クラスタ内のノード数です。

  • 10 は IM and Presence Service でのデータベースへのデフォルトの接続数であり、コンプライアンス機能に 5 接続、永続的なグループ チャット機能に 5 接続となっています。 IM and Presence Service の管理インターフェイスで、永続的なグループ チャット機能にデータベースの接続数を設定できます。

  • 追加接続とは、データベース サーバへの個別の管理またはデータベース管理者(DBA)の接続のことです。

    たとえば、IM and Presence Service クラスタに 6 個のノードがあり、3 個の DBA 接続がさらに必要な場合、上記のガイドラインを使用して、max_connections の値を 63 に設定します。

Oracle データベースの接続数を制限するには、<install_dir>/data ディレクトリにある listener.ora ファイルで QUEUESIZE パラメータを設定します。 このガイドラインでは、QUEUESIZE パラメータを次の値に設定することを推奨します。

max_connections = N*10 + 追加接続

  • N は IM and Presence Service クラスタ内のノード数です。

  • 10 は IM and Presence Service でのデータベースへのデフォルトの接続数であり、コンプライアンス機能に 5 接続、永続的なグループ チャット機能に 5 接続となっています。 IM and Presence Service の管理インターフェイスで、永続的なグループ チャット機能にデータベースの接続数を設定できます。

  • 追加接続とは、データベース サーバへの個別の管理またはデータベース管理者(DBA)の接続のことです。

    たとえば、IM and Presence Service クラスタに 6 個のノードがあり、3 個の DBA 接続がさらに必要な場合、上記のガイドラインを使用して、QUEUESIZE の値を 63 に設定します。

デフォルトのリスナー ポートの設定


(注)  


この項の設定はオプションです。


セキュリティを強化するには、必要に応じて PostgreSQL サーバでデフォルトのリスニング ポートを変更できます。 <install_dir>/data ディレクトリにある postgresql.conf ファイルで、デフォルトのリスニング ポートを設定できます。

Oracle サーバでデフォルトのリスナー ポートを変更するには、listener.ora 設定ファイルを編集します。