Cisco Unified Communications Manager および IM and Presence Service Release 10.0(1) のインストール
インストレーションの概要
インストレーションの概要

インストレーションの概要

インストレーションの概要

ここに示す手順により、Cisco Unified Communications ManagerIM and Presence Service の両方をインストールできます。

Cisco Unified Communications ManagerIM and Presence Service ノードの両方をクラスタにインストールする場合は、インストールおよび設定タスクを次の順序で完了する必要があります。

  1. Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアを最初のノードにインストールし、それをクラスタのパブリッシャ ノードとして設定します。

  2. Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアをサブスクライバ ノードにインストールし、それらを設定します。

  3. Cisco Unified Communications Manager ノードに関するインストール後のすべてのタスクを実行します。

  4. IM and Presence Service をインストールし、そのノードを IM and Presence Service データベース パブリッシャ ノードとして設定します。

  5. IM and Presence Service をサブスクライバ ノードにインストールし、それらを設定します。

  6. IM and Presence Service ノードに関するインストール後のすべてのタスクを実行します。

インストールの種類

基本インストールを実行したり、インストール中にアップグレードしたりすることができます。次の表に、これらの 2 つのオプションを示します。

表 1 インストールの種類

インストールの種類

説明

基本インストール

このオプションを選択すると、Cisco Unified Communications Manager の基本インストールが実行されます。ソフトウェアはインストール ディスクから、または仮想マシンに保存された ISO ファイルからインストールされます。このオプションでは、インポートしたデータは使用されません。

このオプションを使用してソフトウェアを手動でインストールするか、応答ファイル ジェネレータのファイルを使用して無人インストールを実行することができます。

また、ソフトウェアが事前にインストールされているサーバがある場合に、このオプションを使用することもできます。

インストール時にアップグレードするためのパッチの適用(Unified Communications Manager ノードでのみ使用可能)

このオプションを選択すると、インストール ディスクに収録されているソフトウェアのバージョンをそれ以降のリリースにアップグレードできます。インストール プロセスで適用できるパッチは 1 つだけです。

(注)     

このオプションを選択する前に、DVD またはリモート サーバに使用可能なソフトウェア イメージがあることを確認してください。

重要:
  • 中断による影響を抑えるため、ソフトウェアのインストールはオフピーク時またはメンテナンス時に行ってください。
  • Cisco Unified Communications Manager のインストール後すぐに、または別の製品バージョンへのアップグレード後のスイッチオーバーで、電話機ユーザによる設定変更が無効になることがあります。電話機ユーザが行う設定には、コール転送やメッセージ待機インジケータ ライトの設定などがあります。この現象は、Cisco Unified Communications Manager によるデータベースの同期がインストール後またはアップグレード後に行われるため発生します。つまり、電話機ユーザによる設定変更が上書きされる可能性があります。

インストールおよび設定タスクのリスト

ここでは、各インストール シナリオにおいて実行する必要がある一連のタスクの概略を示します。これらのタスクの実行方法については、各タスク リストとともに記載されている「関連項目」のリストを参照してください。


(注)  


Unified Communications Manager サーバまたはクラスタの交換や、仮想マシンの仕様の変更については、『Replacing a Single Server or Cluster for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。

基本インストールの実行

Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードで、またはクラスタ内のサブスクライバ ノードで基本インストールを実行する場合は、この項で概略を示すタスクを実行します。サブスクライバ ノードには Cisco Cisco Unified Communications Manager ノードまたは IM and Presence ノードのいずれかを使用できます。

手順
    ステップ 1   現在のサイトに必要なインストール前のタスクをすべて実行します。
    ステップ 2   基本インストールのソフトウェアのインストールを開始する手順を実行します。
    ステップ 3   基本インストールを設定する手順を実行します。
    ステップ 4   [設定(Configuration)] ウィンドウが表示されたら、サーバがクラスタの最初のノード(パブリッシャ ノード)かサブスクライバ ノードかを指定します。
    • 新しいサーバを Cisco Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードとして設定するには、[はい(Yes)] を選択します。
    • 新しいサーバをサブスクライバ ノードとして設定するには、[いいえ(No)] を選択します。
    ステップ 5   ノードをセットアップする手順を実行します。前の手順で選択したオプションに応じて、パブリッシャ ノードのセットアップまたはサブスクライバ ノードのセットアップの手順を使用します。
    ステップ 6   現在のサイトに必要なインストール後のタスクをすべて実行します。

    インストール時にアップグレードするためのパッチの適用

    インストール時にパッチを適用し、新しいバージョンの Unified Communications Manager にアップグレードする場合は、この項で概略を示すタスクを実行します。このオプションは Unified Communications Manager ノードだけに使用できます。

    Unified Communications Manager パブリッシャ ノードのインストール時にパッチをダウンロードして適用し、新しいリリースにアップグレードできます。

    インストール時にアップグレードする場合は、ソフトウェア バージョンのメジャーリリース番号およびマイナーリリース番号が同じである必要があります。メジャー リリース番号とマイナー リリース番号は、次のように定義されます。

    10.x

    ここで、10 はメジャー リリース番号、x はマイナー リリース番号です。

    手順
      ステップ 1   現在のサイトに必要なインストール前のタスクをすべて実行します。
      ステップ 2   基本インストールのソフトウェアのインストールを開始する手順を実行します。
      ステップ 3   ソフトウェア パッチを適用する手順を実行します。
      ステップ 4   基本インストールを設定する手順を実行します。
      ステップ 5   [設定(Configuration)] ウィンドウが表示されたら、サーバがクラスタの最初のノード(パブリッシャ ノード)かサブスクライバ ノードかを指定します。
      • 新しいサーバを Cisco Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードとして設定するには、[はい(Yes)] を選択します。
      • 新しいサーバをサブスクライバ ノードとして設定するには、[いいえ(No)] を選択します。
      ステップ 6   ノードをセットアップする手順を実行します。前の手順で選択したオプションに応じて、最初のノードのセットアップまたはサブスクライバ ノードのセットアップの手順を使用します。
      ステップ 7   現在のサイトに必要なインストール後のタスクをすべて実行します。

      既存のクラスタへの新しいノードのインストール

      既存のクラスタに新しい Cisco Unified Communications Manager ノードまたは新しい IM and Presence ノードをインストールする場合は、この項で概略を示すタスクを実行します。新しいノードはサブスクライバ ノードである必要があります(Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードは不可)。


      (注)  


      サーバ ノードをクラスタにインストールする前に、Cisco Unified CM Administration を使用して IM and Presence サーバを追加する必要があります。ノードをクラスタにインストールする前に、『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』のサーバの追加に関するトピックを参照してください。


      手順
        ステップ 1   既存のクラスタに変更を加える前に、現時点のバックアップ ファイルがあることを確認します。
        ステップ 2   現在のサイトに必要なインストール前のタスクをすべて実行します。
        ステップ 3   新しいノードの追加をサポートできる適切な数のライセンスがあることを確認します。
        ステップ 4   新しいノードをインストールする前に、最初のノードをパブリッシャ ノードとして設定していることを確認します。パブリッシャ ノードの Cisco Unified CM Administration から、 [システム(System)] > [サーバ(Server)] を選択し、サブスクライバ ノードの IP アドレスを設定します。

        詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。

        ステップ 5   インストールする各サーバの設定内容を記録します。
        ステップ 6   基本インストールのソフトウェアのインストールを開始する手順を実行します。

        クラスタ内のすべてのノードに対して、同一のソフトウェア バージョンをインストールする必要があります。適切なバージョンがない場合は、アップデートされたソフトウェアを Cisco.com からダウンロードする必要があります。

        ステップ 7   基本インストールを設定する手順を実行します。
        ステップ 8   [最初のノードの設定(First Node Configuration)] ウィンドウが表示されたら、新しいサーバをサブスクライバ ノードとして設定するために、[いいえ(No)] を選択します。
        ステップ 9   サブスクライバ ノードを設定する手順を実行します。
        ステップ 10   クラスタ内の新しいノードにセキュリティを適用します。
        ステップ 11   現在のサイトに必要なインストール後のタスクをすべて実行します。
        ステップ 12   クラスタが混合モードで動作している場合は、パブリッシャ ノードとの通信に使用する PC に、USB キーが装着され、最新の CTL クライアントがインストールされていることを確認します。新しいノードのインストールが終了したら、すべてのノードで CTL ファイルをアップデートする必要があります。

        重要:

        既存のクラスタに新しいノードをインストールすると、クラスタに登録されているすべての電話機がリセットされます。

        プレインストール ソフトウェアによるサーバの設定

        新しいサーバに Cisco Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアまたは IM and Presence ソフトウェアがプレインストールされている場合は、この項で概略を示すタスクを実行します。プレインストール ソフトウェアを設定するには、次のタスクを実行する必要があります。

        手順
          ステップ 1   現在のサイトに必要なインストール前のタスクをすべて実行します。
          ステップ 2   基本インストールのソフトウェアのインストールを開始する手順を実行します。[プラットフォーム インストレーション ウィザード(Platform Installation Wizard)] ウィンドウが表示されたら、[スキップ(Skip)] を選択します。
          ステップ 3   既存の設定情報を入力する手順を実行します。
          ステップ 4   基本インストールを設定する手順を実行します。
          ステップ 5   現在のサイトに必要なインストール後のタスクをすべて実行します。

          無人インストールの実行

          Cisco Unified 応答ファイル ジェネレータ を使用して無人インストールを実行する場合は、この項で概略を示すタスクを実行します。このオプションは新規インストールの場合にのみ使用することができ、インストール時にアップグレードを実行する場合はサポートされません。Cisco Unified Communications Manager ノードまたは IM and Presence ノードで無人インストールを実行できます。

          手順
            ステップ 1   現在のサイトに必要なインストール前のタスクをすべて実行します。
            ステップ 2   Cisco Unified Communications 応答ファイル ジェネレータ を使用して応答ファイルを生成します。
            ステップ 3   応答ファイルを保存する USB キーで FAT32 ファイル システムが使用されていることを確認します。
            ステップ 4   基本インストールのソフトウェアのインストールを開始する手順を実行します。
            ステップ 5   基本インストールを設定する手順を実行します。
            ステップ 6   [設定(Configuration)] ウィンドウが表示されたら、サーバがクラスタのパブリッシャ ノードか、サブスクライバ ノードかを指定します。
            • 新しいサーバを Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードとして設定するには、[はい(Yes)] を選択します。
            • 新しいサーバをサブスクライバ ノードとして設定するには、[いいえ(No)] を選択します。
            ステップ 7   ノードをセットアップする手順を実行します。前の手順で選択したオプションに応じて、パブリッシャ ノードのセットアップまたはサブスクライバ ノードのセットアップの手順を使用します。
            ステップ 8   現在のサイトに必要なインストール後のタスクをすべて実行します。

            Unified Communications Manager クラスタの同時インストール

            Unified Communications Manager ノードを同時にインストールする場合は、ここに概略を示すタスクを実行します。ノードを同時にインストールする場合、パブリッシャ ノードとサブスクライバ ノードのインストールを同時に開始できます。

            手順
              ステップ 1   現在のサイトに必要なインストール前のタスクをすべて実行します。
              ステップ 2   基本インストールのソフトウェアのインストールを開始する手順を実行します。すべてのノードでインストールを開始します。
              ステップ 3   基本インストールを設定する手順を実行します。
              ステップ 4   [設定(Configuration)] ウィンドウが表示されたら、最初のノード(パブリッシャ ノード)にする 1 つのノードを指定し、残りのノードをサブスクライバ ノードとして指定します。
              1. 1 つのノードを Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードとして設定するには、[はい(Yes)] を選択します。
              2. 残りのノードをサブスクライバ ノードとして設定するには、それらのノードで [いいえ(No)] を選択します。 この時点ではサブスクライバ ノードのインストールを先に進めないでください。サブスクライバ ノードのインストールを続行する前に、パブリッシャ ノードのインストールの完了を待つ必要があります。
              ステップ 5   Unified Communications Manager パブリッシャ ノードをセットアップする手順を実行します。
              ステップ 6   Cisco Unified CM Administration インターフェイスを使用して、クラスタ内の各サブスクライバ ノードをパブリッシャ ノードと関連付けます。詳細については、『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
              ステップ 7   サブスクライバ ノードをセットアップする手順を実行します。
              ステップ 8   現在のサイトに必要なインストール後のタスクをすべて実行します。

              IM and Presence Service クラスタのインストール

              マルチノードの IM and Presence Service 導入を設定している場合は、この一連のタスクを実行します。IM and Presence Service マルチノード機能を設定し、Cisco Unified CM Administration を使用してクラスタ、ノード、およびユーザを管理します。

              サブスクライバ ノードは、それらのノードに IM and Presence Service ソフトウェアをインストールする前に、トポロジに作成できます。ただし、サブスクライバ ノードに IM and Presence Service ソフトウェアをインストールする前に、それらのサブスクライバ ノードをプレゼンス冗長グループに割り当てることはできません。

              はじめる前に
              • 設定するマルチノード導入モデルのタイプを決定します。
              • Cisco XCP ルータは、IM and Presence Service(SIP ベースのクライアント メッセージングと XMPP ベースのクライアント メッセージングの両方)で正しく機能するように、すべての可用性 サービスで実行されている必要があります。

              制約事項

              ご使用のハードウェアが、マルチノード ハードウェアの推奨事項を満たしている必要があります。

              手順
                ステップ 1   Cisco Unified Communications Manager のインストールと設定を行います。
                ステップ 2   IM and Presence Service データベース ノード(IM and Presence Service クラスタの最初のサーバ)のインストールと設定を行います。
                (注)     

                IM and Presence Service サブスクライバ ノードのインストールを開始する前に、IM and Presence Service データベース パブリッシャ ノードのインストールを完了し、サービスが実行されていることを確認します。

                ステップ 3   Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードで)クラスタにすべてのプレゼンス冗長グループおよびノードを作成します。
                (注)     

                インストール プロセスの実行中に Cisco Unified Communications Manager サーバ リストにノードを追加しないでください。

                ステップ 4   IM and Presence Service データベース ノードで)クラスタ内の各サブスクライバ ノードをパブリッシャ ノードと関連付けます。IM and Presence Service サブスクライバ ノードをインストールする前に、サブスクライバ ノードをパブリッシャ ノードに関連付ける必要があります。
                ステップ 5   クラスタ内の各サブスクライバ ノードのインストールと設定を行います。
                ステップ 6   Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードで)これらのノードを適切なプレゼンス冗長グループに割り当てます。

                サブスクライバ ノードは、インストールするまでプレゼンス冗長グループに割り当てないでください。IM and Presence Service サブスクライバ ノードをインストール前にクラスタに割り当てると、リモート クラスタのユーザが可用性情報を受け取ることができなくなります。サブスクライバ ノードをインストールするまで、可用性停止が発生します。

                (注)     

                ノードをプレゼンス冗長グループに割り当てまたは移動する前に、次の事項について確認してください。

                • [システム トラブルシュータ(System troubleshooter)] ページで Cisco IM and Presence Data Monitor サービスがすべてのノードで実行されているかどうか確認します。

                • (サブスクライバ ノードの)Cisco Unified Serviceability の [ネットワーク サービス(Network services)] 画面ですべての IM and Presence Service サービスが実行されているかどうか確認します。

                • プレゼンス冗長グループのノードを移動したりノードの割り当てを解除したりすることを予定している場合は、ノードの移動または割り当て解除前に、そのプレゼンス冗長グループの高可用性をオフにする必要があります。

                ステップ 7   必要に応じてプレゼンス冗長グループの高可用性をオンにします。詳細については、『Administration Guide for Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
                ステップ 8   Sync Agent サービスをパブリッシャ ノード上でオンにして、Cisco Unified Communications Manager ユーザおよびデバイス設定情報を同期します。
                ステップ 9   同期化が完了したら、Cisco SIP Proxy サービスをオンにして、Cisco XCP Router サービスがオンになっていることを確認します。
                ステップ 10   導入環境の機能に該当する XCP サービスをオンにします。オンにする必要のある XCP サービスを確認するには、これらの機能のマニュアルを参照してください。

                トラブルシューティングのヒント

                • IM and Presence Service サービスを開始する前にノードを割り当てると、ユーザが Cisco Jabber にログインできなくなる可能性があります。この状況が発生した場合は、Cisco Client Profile Agent サービスを再起動してください。IM and Presence Service サービスを起動または再起動するには、[Cisco Unified Serviceability] > [ツール(Tools)] > [コントロール センターのネットワークサービス(Control Center - Network Services)] の順に選択します。

                • IDS レプリケーションが正しく行われていないと、Cisco IM and Presence Data Monitor サービスによって、サブスクライバ ノードでの機能のサービス開始が遅延されます。