Cisco Unified Communications Manager Release 10.0(1) での IM and Presence Service の設定と管理
IM and Presence Service の計画の要件
IM and Presence Service の計画の要件

IM and Presence Service の計画の要件

マルチノード ハードウェアの推奨事項

マルチノード機能を設定するときには、次の点を考慮してください。

  • シスコは、展開で高可用性をオンにすることを推奨します。

  • シスコは、Cisco Unified Computing System サーバまたはシスコ認定サードパーティ サーバ設定のみで、IM and Presence Service の仮想化した展開をサポートしています。シスコは、Cisco Media Convergence Server(MCS)サーバでは、IM and Presence の展開をサポートしません。仮想化環境での IM and Presence Service の展開の詳細については、http:/​/​docwiki.cisco.com/​wiki/​Unified_​Communications_​in_​a_​Virtualized_​Environment を参照してください。

  • 展開の数を最小限に抑えます。たとえば、仮想マシンを 5 台使用して計 2,000 人のユーザをサポートするのではなく、仮想マシンを 2 台使用して計 5,000 人のユーザをサポートします。

  • 同世代のサーバ ハードウェアを使用します。

  • 展開のどのノードにも同種のハードウェアを使用します。同種のハードウェアの世代をいくつか混在させる必要がある場合は、古いハードウェアの同世代のものを同じプレゼンス冗長グループにまとめ、このプレゼンス冗長グループのユーザ数を、高性能の世代を配置したプレゼンス冗長グループよりも少なくします。ただし、このような展開にすることはお勧めしません。


警告


マルチノード展開の場合、混在仮想マシンの展開サイズを使用するのではなく、同じプレゼンス冗長グループ内の IM and Presence Service サブスクライバ ノードとデータベース パブリッシャ ノードで、データベース サイズを同様にすることを強く推奨します。2 台のノード間でデータベース サイズが大きく異なると、サブスクライバ ノードのインストール中にエラーを受信します。


クラスタ間のハードウェアの推奨事項

クラスタ間展開を計画するときは、クラスタ間のすべてのユーザ データを同期できるように、企業内のすべての IM and Presence Service クラスタで類似した展開を使用することを推奨します。たとえば、5,000 人のユーザ展開をサポートしている仮想サーバをクラスタ A 内で使用する場合、クラスタ B に必要なユーザ数が 500 人のみの場合でも、5,000 人のユーザ展開の仮想サーバをクラスタ B で使用する必要があります。

サポートされているエンド ポイント

マルチノードのスケーラビリティ機能は、次のエンドポイントをサポートします。

  • Cisco Unified Communications Manager(デスクフォン)

  • Cisco Jabber

  • サードパーティ XMPP クライアント

  • Cisco Unified Mobile Communicator

  • Microsoft Office Communicator(Microsoft ソフト クライアント)

  • Lotus Sametime(Lotus ソフト クライアント)


    (注)  


    Lotus クライアントは、リモート コール制御用 IM and Presence Service と連動する Microsoft サーバで使用されます。


  • サードパーティ インターフェイス クライアント

  • Lync 2010 および 2013 クライアント(Microsoft Office Communicator)

サードパーティのクライアントだけが、ディレクトリ URI IM アドレス スキームをサポートします。他のすべてのクライアントは USERID @ Default_Domain IM アドレス スキームを使用する必要があります。詳細については、IM and Presence Service の IM アドレス スキームに関連する項目を参照してください。

サポートされる LDAP ディレクトリ サーバ

IM and Presence Service は次の LDAP ディレクトリ サーバと統合されます。

  • Microsoft Active Directory 2000、2003、および 2008

  • Netscape Directory Server

  • Sun ONE Directory Server 5.2

  • OpenLDAP

WAN の帯域幅要件

最低でも、ラウンドトリップ遅延が 80 ミリ秒以内となるように、各 IM and Presence サービスのプレゼンス冗長グループに 5 Mbps の帯域幅を専用にする必要があります。これらの帯域幅の推奨事項は、クラスタ間およびクラスタ間 WAN 展開に適用されます。帯域幅がこの推奨事項未満の場合、パフォーマンスに悪影響を及ぼす場合があります。


(注)  


WAN 展開経由のクラスタリングに追加する各 IM and Presence サービスのプレゼンス冗長グループは追加(専用)の 5 Mbps の帯域幅が必要です。


WAN の帯域幅の考慮事項

WAN 上のクラスタリング展開に必要な帯域幅を計算する場合は、次の点を考慮します。

  • 帯域幅を考慮する場合、Cisco Unified Communications Manager クラスタの通常の帯域幅使用量を含める必要があります。マルチノードを設定した場合、Cisco Unified Communications Manager はラウンドロビン メカニズムを使用して SIP/SIMPLE メッセージをロード バランシングしますが、より多くの帯域幅が消費されます。パフォーマンスを改善し、トラフィックを減らすために、IM and Presence ServiceCisco Unified Communications Manager との間で送信されるすべての SIP/SIMPLE メッセージに対して単一の専用の Cisco Unified Communications Manager ノードをプロビジョニングできます。

  • 帯域幅を考慮する場合、Cisco Unified Personal Communicator ユーザの連絡先リストにおける連絡先の数および IM and Presence のユーザ プロファイルのサイズを考慮することを推奨します。WAN 経由で IM and Presence を展開する場合の連絡先リストのサイズに関する推奨事項については、IM and Presence SRND を参照してください。IM and Presence Service の連絡先リストの最大サイズが 200 であるため、多数のユーザを含むシステムの帯域幅については、この点を考慮する必要があることにも注意してください。

詳細については、『IM and Presence Service Solution Reference Network Design(SRND)』を参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​docs/​voice_ip_comm/​cucm/​srnd/​7x/​uc7_​0.html

マルチノードの拡張性とパフォーマンス

マルチノードの拡張性要件

IM and Presence サービスはマルチノードの拡張性をサポートします。

  • クラスタあたり 6 個のノード

  • 完全な Unified Communication(UC)モード展開でノードごとに最大 15,000 ユーザを持つクラスタあたり 45,000 ユーザ

  • プレゼンス冗長グループでクラスタあたり 15,000 ユーザ、および高可用性の展開でクラスタあたり 45,000 ユーザ。

  • ユーザあたりの最大連絡先の管理可能なカスタマー定義制限(デフォルトは無制限)

  • IM and Presence サービスはマルチノード機能をもつクラスタ間展開をサポートしています。

拡張性は、展開内のクラスタの数によって異なります。詳細な VM の設定要件および OVA テンプレートの詳細については、次の url で、「Virtualization for Unified CM IM and Presence」を参照してください。http:/​/​docwiki.cisco.com/​wiki/​Virtualization_​for_​Unified_​CM_​IM_​and_​Presence

マルチノード パフォーマンスの推奨事項

次の場合はマルチノード機能で最適なパフォーマンスを実現できます。

  • すべての IM and Presence Service ノードのリソースは、メモリ、ディスク サイズ、および保持時間の観点からは同等です。仮想サーバのハードウェアのクラスが混在していると、ノードの能力が十分に発揮されず、良好なパフォーマンスが得られません。

  • 仮想サーバのハードウェア推奨事項に準拠したハードウェアを展開します。

  • バランス モードの展開モデルを設定します。この場合、ユーザの総数は、すべてのプレゼンス冗長グループ内のすべてのノードに均等に分散されます。最適なパフォーマンスを実現するために、IM and Presence Service はデフォルトでバランス モードのユーザ割り当てを行います。

ユーザ ライセンスの要件

IM and Availability 機能にノード ライセンスまたはソフトウェア バージョン ライセンスは必要ありません。ただし、各 IM and Presence サービス ユーザへ IM and Availability 機能を割り当てる必要があります。

各ユーザに関連付けられているクライアントの数に関係なく、ユーザ単位で IM and Availability を割り当てることができます。IM and Availability をユーザに割り当てると、そのユーザは IM の送受信が可能になり、可用性のアップデートも送受信できます。ユーザで IM and Availability が有効になっていない場合、そのユーザは可用性の更新が許可されません。

Cisco Unified Communications Manager の [エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウでユーザの IM and Presence サービス機能を有効にできます。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。

IM and Availability 機能は、User Connect Licensing(UCL)と Cisco Unified Workspace Licensing(CUWL)の両方に含まれています。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Enterprise License Manager User Guide』を参照してください。

DNS ドメインとデフォルト ドメインの要件

次の DNS ドメインと IM and Presence Service のデフォルト ドメインの条件が適用されます。ドメイン関連の展開の問題を解決するため、クラスタ内のすべての IM and Presence Service のノード名をホスト名ではなく、FQDN または IP アドレスに設定することを推奨します。
  • クラスタ間 IM and Presence Service の展開の場合、各 IM and Presence Service クラスタは基礎となっている同じ DNS ドメインを共有している必要があります。

  • 任意のクライアント デバイスに関連付けられている DNS ドメインは、 IM and Presence Service DNS ドメインにマッピングする必要があります。

  • DNS ドメインが IM and Presence Service のデフォルト ドメインに合っていることを確認します。

    IM and Presence Service のデフォルト ドメイン値は、インストール中に DNS ドメインにデフォルトで設定されます。インストール時に IM and Presence Service のデフォルト ドメインは変更できません。DNS ドメインとは異なる値にデフォルト ドメインを変更するには、Cisco Unified CM IM and Presence の管理 GUI を使用する必要があります。


注意    


クラスタ内のすべての IM and Presence Service ノード名をホスト名ではなく FQDN または IP アドレスに設定できない場合は、クラスタ内のノード間の通信障害になる可能性があります。関連する機能には、SIP および XMPP ベースのクラスタ間通信、高可用性、クライアント サインイン、および SIP ベースのリスト サブスクリプションが含まれます。