Cisco Unified Communications Manager、リリース 10.0(1) の IM and Presence サービスでの Microsoft Office Communicator コール制御と Microsoft OCS の使用
Microsoft コンポーネントを IM and Presence サービスと統合するための設定
Microsoft コンポーネントを IM and Presence サービスと統合するための設定

Microsoft コンポーネントを IM and Presence サービスと統合するための設定

Microsoft Active Directory での回線 URI の設定

Microsoft Active Directory で回線 URI パラメータを設定する場合は、次の点に注意してください。

  • 回線 URI には、tel:xxxx;phone-context=dialstring の形式を使用することを推奨します。

    • xxxx には、コールの発信時に CTI マネージャが発信番号または着信番号として IM and Presence サービスに報告する、ディレクトリ番号を指定します。

    • phone-context=dialstring を指定すると、ディレクトリ番号に関連付けられているデバイスのいずれかを Microsoft Office Communicator クライアントが制御できるようになります。

  • デバイス ID を設定する場合、Microsoft Office Communicator は最初のサインイン時にその ID に対応するデバイスを制御します。たとえば、tel:xxxx;phone-context=dialstring;device=SEP0002FD3BB5C5 となります。

  • パーティションを設定する場合、Microsoft Office Communicator クライアントはディレクトリ番号のパーティションを指定します。たとえば、tel:xxxx;phone-context=dialstring;device=SEP0002FD3BB5C5;partition=myPartition となります。

  • 回線 URI は、Microsoft Office Communicator ユーザがサインインするときだけ有効になります。

  • 初回のサイン イン後、Microsoft Office Communicator ユーザは Phone Selection プラグインを使用して、制御するライン アピアランスを変更できます。

  • 回線 URI でデバイス ID を設定しないと、CTI ゲートウェイが回線のディレクトリ番号(DN)に関連付けられるデバイスを決定します。回線の DN にデバイスが 1 つだけ関連付けられていると、CTI ゲートウェイはそのデバイスを使用します。

IM and Presence サービスでのユーザ認証

Microsoft Active Directory で SIP URI を設定するときは、IM and Presence サービスがどのようにユーザ認証チェックを実行するかを考慮してください。ユーザ認証ロジックは次のとおりです。

  1. IM and Presence サービスは、Microsoft Office Communicator にサインインしたユーザ ID が Cisco Unified Communications Manager ユーザ ID に一致するかどうかを確認します。IM and Presence サービスで一致する ID が見つからない場合は、次の処理を行います。

  2. IM and Presence サービスは、Microsoft Office Communicator ユーザの電子メールの発信元ヘッダーが Cisco Unified Communications Manager ユーザの電子メールに一致するかどうかを確認します。IM and Presence サービスで一致する ID が見つからない場合は、次の処理を行います。

  3. IM and Presence サービス は、Microsoft Office Communicator ユーザの電子メール アドレスが Cisco Unified Communications Manager ユーザの ocsPrimaryAddress 値に一致するかどうかを確認します。

たとえば、ユーザ Joe の Microsoft Office Communicator ユーザ ID が joe@someCompany.com であるとします。SIP INVITE の発信元ヘッダーは sip:joe@someCompany.com です。

その場合、IM and Presence サービスは次の項目を確認します。

  • Cisco Unified Communications Manager データベース内の、ユーザ ID「joe」の有無。このユーザ ID が存在しない場合:

  • Cisco Unified Communications Manager データベース内の、電子メール アドレス「joe@someCompany.com」の有無。このメールが存在しない場合:

  • Cisco Unified Communications Manager データベース内の、ocsPrimaryAddress「sip:joe@someCompany.com」の有無。

Microsoft Active Directory の設定

はじめる前に
  • Microsoft Active Directory での回線 URI 設定に関するトピックに目を通します。
  • IM and Presence サービスでのユーザ認証チェックに関するトピックに目を通します。
手順
    ステップ 1   Microsoft Active Directory アプリケーション ウィンドウから、各特定のユーザに関連付けるユーザ名および電話番号を追加します。
    ステップ 2   追加したユーザごとに、Microsoft Active Directory で [プロパティ(Properties)] ウィンドウを開き、次のパラメータを設定します。
    1. ユーザを Office Communications サーバで有効にします。
    2. SIP URI を入力します。
    3. Microsoft OCS のサーバ名またはプールを入力します。
      注意       

      OCS サーバ名またはプール名にはアンダースコア文字が含まれていないことを確認します。

    4. [テレフォニー設定(Telephony Settings)] で [設定(Configure)] を選択します。
    5. [リモートからのコール制御の有効化(Enable Remote call control)] をオンにします。
    6. リモート通話コントロール SIP URI を、たとえば sip:8000@my-cups.my-domain.com のように入力します。my-cups.my-domain.com には、この統合のために設定した IM and Presence サービス ノードの FQDN を指定します。
    7. 回線 URI 値を入力します。

      トラブルシューティングのヒント

      Microsoft Active Directory で入力する SIP URI は、Microsoft OCS でスタティック ルートを設定しているときに定義するスタティック ルート URI に一致する必要があります。


    次の作業

    Microsoft OCS の設定の概要

    Microsoft OCS の設定の概要


    (注)  


    このトピックでは、この統合のために Microsoft OCS で必要になる設定について簡単に説明します。Microsoft OCS 設定の詳細な説明は、この章では触れません。詳細については、Microsoft OCS のマニュアルを参照してください。


    Microsoft OCS サーバが正しくインストールされてアクティブになっていることを確認します。Microsoft OCS で次の項目が設定されていることを確認します。

    • 証明書設定
    • スタティック ルート
    • 認証済みホスト
    • ドメイン ネーム サーバ
    • プール プロパティ
    • サーバ プロパティ
    • プール ユーザ
    • ユーザの設定
    • Microsoft Office Communicator(MOC)

    OCS フロントエンドのプロパティ:ホスト認証

    図 1. OCS フロントエンドのプロパティ:ホスト認証



    OCS フロントエンドのプロパティ:ルーティング

    図 2. OCS フロントエンドのプロパティ:ルーティング



    OCS フロント エンド サーバのプロパティ:[一般(General)] タブ

    図 3. OCS フロント エンド サーバのプロパティ:[一般(General)] タブ