Cisco Jabber for Windows 9.7 サーバ セットアップ ガイド
Cisco Unified Presence のインスタント メッセージおよびプレゼンスのプロビジョニング
Cisco Unified Presence のインスタント メッセージおよびプレゼンスのプロビジョニング

Cisco Unified Presence のインスタント メッセージおよびプレゼンスのプロビジョニング

メッセージの設定を有効にしてインスタント メッセージおよびプレゼンス機能を設定する方法について説明します。 次の手順を完了して必須サービスを有効にして開始し、メッセージングの設定を有効にして、ユーザに機能割り当てを指定し、インスタント メッセージおよびプレゼンス サービスを設定します。

この章は、Cisco Unified Presence バージョン 8.6 以前に適用されます。

必須サービスの有効化と開始

必須サービスにより、サーバ間の通信が可能になり、クライアントにさまざまな機能が提供されます。

手順
    ステップ 1   [Cisco Unified Presence のサービスアビリティ(Cisco Unified Presence Servicability)] インターフェイスを開きます。
    ステップ 2   [ツール(Tools)] > [コントロール センターの機能サービス(Control Center - Feature Services)] を選択します。
    ステップ 3   [サーバ(Server)] ドロップダウン リストから適切なサーバを選択します。
    ステップ 4   次の各サービスが開始され、かつ有効になっていることを確認します。
    • Cisco UP SIP Proxy
    • Cisco UP Sync Agent
    • Cisco UP XCP Authentication Service
    • Cisco UP XCP Connection Manager
    • Cisco UP XCP Text Conference Manager
    • Cisco UP Presence Engine
    ステップ 5   [ツール(Tools)] > [コントロール センターのネットワーク サービス(Control Center - Network Services)] を選択します。
    ステップ 6   [サーバ(Server)] ドロップダウン リストから適切なサーバを選択します。
    ステップ 7   Cisco UP XCP Router Service が実行されていることを確認します。

    次の作業

    必要に応じて、その他のサービスも開始します。 利用可能なサービスを確認したり、現在の導入においてその他のサービスが必要かどうかを判断したりする場合は、Cisco Unified Presence に関する適切なマニュアルを参照してください。

    連絡先リストの一括入力

    一括管理ツール(BAT)を使用してユーザの連絡先リストを事前に入力することもできます。 最初の手順は、ユーザに提供する連絡先リストを定義する CSV ファイルを作成することです。 その後、BAT を使用して一連のユーザに連絡先リストを一括でインポートします。

    これにより、ユーザの連絡先リストを事前に入力し、クライアントの最初の起動後にユーザが連絡先のセットを自動的に入手できるようにします。

    BAT および CSV ファイル形式を使用する方法の詳細については、『Deployment Guide for Cisco Unified Presence』を参照してください。

    メッセージングの設定の有効化

    インスタント メッセージングを有効にし、設定するには、このタスクの手順を実行します。

    手順
      ステップ 1   [Cisco Unified Presence の管理(Cisco Unified Presence Administration)] インターフェイスを開きます。
      ステップ 2   使用する Cisco Unified Presence のバージョンに応じて、メッセージングの設定をイネーブルにします。
      • Cisco Unified Presence バージョン 8.5 以降では、次の手順を実行します。
        1. [メッセージング(Messaging)] > [設定(Settings)] の順に選択します。
        2. 次の設定を選択します。
          • インスタント メッセージを有効にする(Enable instant messaging)
          • クライアントでのインスタント メッセージ履歴のログ記録を可能にする(Allow clients to log instant message history)
      • Cisco Unified Presence バージョン 8.0.3 または 8.0.4 では、次の手順を実行します。
        1. [プレゼンス(Presence)] > [設定(Settings)] の順に選択します。
        2. [CUPC 7 および IPPM インスタント メッセージを有効にする(クラスタ全体)(Enable CUPC 7 and IPPM Instant Messaging (cluster-wide))] を選択します。
      ステップ 3   [保存(Save)] を選択します。
      重要:

      Cisco Jabber for Windows は、[プレゼンスの設定(Presence Settings)] ウィンドウで次の設定をサポートしていません。

      • ユーザの通話中に DND ステータスを使用する(Use DND status when user is on the phone)
      • ユーザがミーティングに参加しているときに DND ステータスを使用する(Use DND status when user is in a meeting)

      機能割り当ての指定

      ユーザにインスタント メッセージングとプレゼンスの機能を提供するには、このタスクの手順を実行します。

      手順
        ステップ 1   [Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] インターフェイスを開きます。
        ステップ 2   [システム(System)] > [ライセンス(Licensing)] > [機能割り当て(Capabilities Assignment)] の順に選択します。

        [機能割り当ての検索と一覧表示(Find and List Capabilities Assignments)] ウィンドウが開きます。

        ステップ 3   [機能割り当てを次の条件で検索(Find Capabilities Assignment where)] フィールドに適切なフィルタを指定し、[検索(Find)] を選択してユーザの一覧を取得します。
        ステップ 4   対象のユーザをリストから選択します。

        [機能割り当ての設定(Capabilities Assignment Configuration)] ウィンドウが開きます。

        ステップ 5   [機能割り当ての設定(Capabilities Assignment Configuration)] セクションで次の両方を選択します。
        • CUP を有効にする(Enable CUP)
        • CUPC を有効にする(Enable CUP)
        ステップ 6   [保存(Save)] を選択します。

        プレゼンス サブスクリプション要求のプロンプト設定

        社内の連絡先からのプレゼンス サブスクリプション要求のプロンプトを有効、無効のいずれかにすることができます。

        クライアントは、社外の連絡先からのプレゼンス サブスクリプション要求には、ユーザに許可を求めるプロンプトを常に表示します。

        ユーザは、クライアントのプライバシー設定を次のように指定します。
        社内(Inside Your Organization)

        ユーザは社内の連絡先を許可するかブロックするかを選択できます。

        • ユーザがプレゼンス サブスクリプション要求を許可することを選択し、
          • [確認プロンプトなしで、ユーザが他のユーザのプレゼンス ステータスを表示できるようにする(Allow users to view the availability of other users without being prompted for approval)] を選択した場合、クライアントはユーザにプロンプトを表示せずに、すべてのプレゼンス サブスクリプション要求を自動的に許可します。
          • [確認プロンプトなしで、ユーザが他のユーザのプレゼンス ステータスを表示できるようにする(Allow users to view the availability of other users without being prompted for approval)] を選択しない場合、クライアントはすべてのプレゼンス サブスクリプション要求でユーザにプロンプトを表示します。
        • ユーザが連絡先をブロックすることを選択した場合、既存の連絡先のみがそれらのユーザの在席ステータスを参照できます。 つまり、ユーザのプレゼンスにサブスクライブ済みの連絡先のみが在席ステータスを確認できます。

        (注)  


        組織内で連絡先を検索する際は、組織内のすべてのユーザの一時的な在席ステータスが表示されます。 しかし、ユーザ A がユーザ B をブロックした場合、ユーザ B には、検索一覧内のユーザ A の一時的な在席ステータスは表示されません。


        社外(Outside Your Organization)

        ユーザは、社外の連絡先に対する処理を次のオプションから選択できます。

        • クライアントがプレゼンス サブスクリプション要求ごとにプロンプトを表示する。
        • 既存の連絡先のみが在席ステータスを参照できるよう、すべての連絡先をブロックする。 つまり、ユーザのプレゼンスにサブスクライブ済みの連絡先のみが在席ステータスを確認できます。
        手順
          ステップ 1   [Cisco Unified Presence の管理(Cisco Unified Presence Administration)] インターフェイスを開きます。
          ステップ 2   [プレゼンス(Presence)] > [設定(Settings)] の順に選択します。

          [プレゼンスの設定(Presence Settings)] ウィンドウが開きます。

          ステップ 3   [確認プロンプトなしで、ユーザが他のユーザのプレゼンス ステータスを表示できるようにする(Allow users to view the availability of other users without being prompted for approval)] を選択し、プロンプトを無効にして、社内からのすべてのプレゼンス サブスクリプション要求を自動的に許可します。
          このオプションには、次の値があります。
          オン

          クライアントはプレゼンス サブスクリプション要求ではユーザにプロンプトを表示しません。 クライアントはユーザにプロンプトを表示せずに、すべてのプレゼンス サブスクリプション要求を自動的に許可します。

          オフ

          クライアントは、プレゼンス サブスクリプション要求を許可するかどうか尋ねるプロンプトをユーザに表示します。 この設定では、ユーザの在席ステータスを社内のほかのユーザが見られる状態である必要があります。

          ステップ 4   [保存(Save)] を選択します。

          Microsoft SharePoint 2010 および 2013 のプレゼンス設定

          IM アドレスが電子メール アドレスと異なる状況で組織がユーザのプロファイルを定義する場合、クライアントと Microsoft SharePoint 2010 および 2013 との間でプレゼンスの統合を有効化するために、いくらかの追加設定が必要になります。

          はじめる前に

          すべてのサイトが Microsoft SharePoint Central Administration(CA)と同期している。

          Microsoft SharePoint と Active Directory 間の同期が設定されている。

          手順
            ステップ 1   テキスト エディタでファイルを開き、次のコードを挿入します。 拡張子 .LDF でファイルを保存します。
             
            dn: CN=ms-RTC-SIP-PrimaryUserAddress,CN=Schema,CN=Configuration,DC=X
            changetype: add
            adminDescription: msRTCSIP-PrimaryUserAddress
            adminDisplayName: msRTCSIP-PrimaryUserAddress
            description: Valid SIP URI.
            objectclass: attributeSchema
            attributeID: 1.2.840.113556.1.6.24.1.1
            #schemaIDGUID:{45FC6F43-C8EB-40d4-91F3-763C46F6F250}
            schemaIDGUID:: RfxvQ8jrQNSR83Y8RvbyUA==
            oMSyntax: 64
            attributeSyntax: 2.5.5.12
            rangeLower: 0
            rangeUpper: 454
            isSingleValued: TRUE
            searchFlags: 5
            isMemberOfPartialAttributeSet: TRUE
            ldapDisplayName: msRTCSIP-PrimaryUserAddress
            #Base 64 Encoded GUID of :E2D6986B2C7F4CDA9851D5B5F3FB6706
            attributeSecurityGUID:: a5jW4n8s2kyYUdW18/tnBg==
             
            dn:
            changetype: modify
            replace: schemaupdatenow
            schemaupdatenow: 1
            -
             
             
            ##############################################################
            # Add our attributes to contact object
            ##############################################################
             
             
            dn: CN=User,CN=Schema,CN=Configuration,DC=X
            # NT User Data
            changetype: modify
            add: mayContain
            mayContain: msRTCSIP-PrimaryUserAddress
            -
             
            dn: CN=Contact,CN=Schema,CN=Configuration,DC=X
            # NT Contact Data
            changetype: modify
            add: mayContain
            mayContain: msRTCSIP-PrimaryUserAddress
            -
             
            dn:
            changetype: modify
            replace: schemaupdatenow
            schemaupdatenow: 1
            -
            ステップ 2   Active Directory に .LDF ファイルをコピーします。
            ステップ 3   次のコマンドを使用して、変数を適切な値に置き換えます。
            ldifde -i -v -k -s <servername> -f <ldf filename> -c DC=X <defaultNamingContext> -b <admin account> <login domain> <password>

            変数は次のとおりです。

            表 1 LDF:コマンド変数

            変数

            説明

            <servername>

            Active Directory 名:AD。

            <ldf filename>

            ステップ 1 で保存した .LDF ファイルの名前。

            <defaultNamingContext>

            ドメイン コントローラのデータベース名。

            <admin account>

            この設定を実行する管理アカウントのユーザ名。

            <login domain>

            管理者アカウントのログイン ドメイン。

            <password>

            管理者アカウントのパスワード。



            例:
            ldifde -i -v -k -s DC1 -f schema.ldf -c DC=X "DC=contoso,DC=com" -b administrator contoso 
            ステップ 4   次の情報を使用して、ユーザ向け SharePoint Central Administration(CA)プロファイル ページを更新します。
            表 2 SharePoint 2013 のフィールドと値

            フィールド

            SharePoint CA [SIP アドレス(SIP address)] プロファイル フィールド

            空白(Leave blank)

            SharePoint CA [勤務先電子メール(Work email)] プロファイル フィールド

            例:john4mail@example.pst

            表 3 SharePoint 2010 のフィールドと値

            フィールド

            SharePoint CA [SIP アドレス(SIP address)] プロファイル フィールド

            例:john4mail@example.pst

            SharePoint CA [勤務先電子メール(Work email)] プロファイル フィールド

            空白(Leave blank)

            ステップ 5   AD フィールド [msRTCSIP-PrimaryUserAddress] に値を指定します。 例:sip:john@example.pst

            一時プレゼンスの無効化

            プライバシー制御強化のために一時プレゼンスを無効化します。 このパラメータを設定すると、Cisco Jabber はユーザの連絡先リストにある連絡先にだけアベイラビリティ ステータスを表示します。

            手順
              ステップ 1   [Cisco Unified Presence の管理(Cisco Unified Presence Administration)] インターフェイスを開きます。
              ステップ 2   [プレゼンス(Presence)] > [設定(Settings)] の順に選択します。
              ステップ 3   [アドホック プレゼンス サブスクリプションを有効にする(Enable ad-hoc presence subscriptions)] チェックボックスをオフにして、[保存(Save)] を選択します。

              Cisco Jabber に一時プレゼンスが表示されません。 ユーザは、各自の連絡先リスト内の連絡先のみのアベイラビリティ ステータスを確認できます。