Cisco Jabber for Windows 9.1.x サーバ セットアップ ガイド
クラウドベース環境のセットアップ
クラウドベース環境のセットアップ
発行日;2013/02/19   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

クラウドベース環境のセットアップ

この章では、Cisco WebEx を用いて クラウドベース 環境をセットアップするのに必要なタスクの理解に役立つ情報を提供します。


(注)  


  • ハイブリッドの クラウドベース 配置では、オンプレミス サービスのセットアップが必要です。 これらのサービスのプロビジョニングの情報のための オンプレミス 環境のセットアップについては、該当する章を参照してください。
  • クラウドベース 環境のセットアップに関するすべてのタスクの情報については、このマニュアルでは説明していません。 詳細や、配置固有の設定を行っていることを確認するには、対応する Cisco WebEx のマニュアルを参照してください。

ディレクトリの統合

ディレクトリの統合をセットアップするには、次の手順を実行します。
  1. ディレクトリの統合のトピックを参照します。詳細については、「Directory Integration」を参照してください。
  2. 社内情報を設定します。詳細については、「Understanding the Configuration Tab」を参照してください。
  3. ユーザを作成し、プロビジョニングします。詳細については、「Overview of User Management」を参照してください。

ディレクトリ グループを追加する

ディレクトリ グループ(企業グループ)を使用すると、管理者が Cisco Jabber for Windows ユーザ用に定義するコンタクト グループを構成できます。

ディレクトリ グループを追加する大まかな手順は次のとおりです。
  1. ディレクトリの統合をセットアップします。
  2. ディレクトリ グループを、カンマ区切り値(.csv)ファイルとして定義します。
  3. Cisco WebEx 管理ツールを使用して、ディレクトリ グループをインポートします。
ディレクトリ グループの追加に関する詳細は、「Directory Integration」を参照してください。
Cisco Jabber for Windows でユーザがディレクトリ グループを追加する場合は、[ファイル(File)] > [新規(New)] > [ディレクトリ グループ(Directory Group)] を選択して、ディレクトリ グループを検索してください。

(注)  


コンタクトの追加や削除といったディレクトリ グループの編集を Cisco Jabber for Windows ユーザが行うことはできません。 ただしユーザが、ディレクトリ グループから自身のカスタム コンタクト グループへコンタクトをドラッグ アンド ドロップすることはできます。


インスタント メッセージングとプレゼンスの設定

インスタント メッセージングとプレゼンスをセットアップするには、Cisco WebEx 管理ツール でインスタント メッセージングとプレゼンスを設定します。 詳細については、次のトピックを参照してください。
  • 「Cisco WebEx Connect federation with other instant messaging providers」
  • 「Specifying IM Federation settings」

プライバシー オプションの設定

クラウドベース の配置では、プレゼンス サブスクリプション要求のデフォルト設定を指定できます。

手順
    ステップ 1   Cisco WebEx 管理ツール を開きます。
    ステップ 2   [設定(Configuration)] タブを選択します。
    ステップ 3   [クライアントの接続(Connect Client)] セクションで、[一般 IM(General IM)] を選択します。

    [一般 IM(General IM)] ペインが開きます。

    ステップ 4   次のように、連絡先リストで適切なオプションを選択します。
    オプション 説明
    [ユーザによる「連絡先リスト要求のオプション」設定を許可する(Allow users to set "Options for contact list requests")] を選択する

    [社内の連絡先からの要求を自動的に許可する(Accept requests automatically from contacts in my organization)] が、Cisco Jabber for Windows がプレゼンス サブスクリプション要求を処理する際のデフォルト オプションに自動的に設定されます。 ユーザは、[オプション(Options)] ウィンドウでデフォルト オプションを変更できます。

    [ユーザによる「連絡先リスト要求のオプション」設定を許可する(Allow users to set "Options for contact list requests")] を選択しない

    Cisco Jabber for Windows がプレゼンス サブスクリプション要求を処理する方法を設定します。 ユーザは設定を変更できません。 これらの設定は、[オプション(Options)] ウィンドウで使用できません。

    次のオプションのいずれかを選択します。
    • すべての連絡先からの要求を自動的に許可する(Accept requests automatically from all contacts)
    • 社内の連絡先からの要求を自動的に許可する(Accept requests automatically from contacts in my organization)
    • 要求ごとに通知する(Prompt me for each request)
    Cisco Jabber for Windows が連絡先リストの要求を処理する方法のオプションは次のとおりです。
    すべての連絡先からの要求を自動的に許可する(Accept requests automatically from all contacts)

    Cisco Jabber for Windows は、すべてのドメインからのプレゼンス サブスクリプション要求を自動的に許可します。

    この設定を指定した場合、すべてのドメインのユーザは Cisco Jabber for Windows ユーザを連絡先リストに追加し、在席ステータスを表示できます。

    社内の連絡先からの要求を自動的に許可する(Accept requests automatically from contacts in my organization)

    Cisco Jabber for Windows は、指定したドメインのユーザからのプレゼンス サブスクリプション要求のみを自動的に許可します。

    ドメインを指定するには、[設定(Configuration)] タブの [システム設定(System Settings)] セクションで [ドメイン(Domain(s))] を選択します。

    (注)     

    組織内で連絡先を検索する際は、組織内のすべてのユーザの一時的な在席ステータスが表示されます。 しかし、ユーザ A がユーザ B をブロックした場合、ユーザ B には、検索一覧内のユーザ A の一時的な在席ステータスは表示されません。

    要求ごとに通知する(Prompt me for each request)

    Cisco Jabber for Windows はユーザがプレゼンス サブスクリプション要求を許可するかどうかを、要求ごとに確認します。

    ステップ 5   [保存(Save)] を選択します。

    インスタント メッセージの暗号化

    Cisco WebEx Messenger サービスは、Cisco Jabber for WindowsCisco WebEx Messenger サービス間のトラフィックを保護するために、128 ビットの Secure Socket Layer version 3(SSLv3)暗号化を使用します。 Cisco WebEx Messenger サービスはインスタント メッセージを記録しますが、それらを暗号化しません。 Cisco WebEx Messenger サービスは、SAS 70 Type II 監査などの厳重なデータセンター セキュリティを使用して、記録したインスタント メッセージを保護します。

    128 ビット暗号化の代替として、256 ビットのエンドツーエンド AES 暗号化を有効にすることもできます。 256 ビット AES 暗号化は、クライアント間のトラフィックを保護します。 256 AES 暗号化を使用した場合、Cisco WebEx Messenger サービスはインスタント メッセージを復号化できないため、インスタント メッセージは記録されません。

    クライアント間でインスタント メッセージのエンドツーエンド暗号化に Advanced Encryption Standard(AES)を使用するには、次の Cisco WebEx ポリシーを指定します。
    IM の AES 符号化をサポートする

    Cisco Jabber for Windows は、送信時に AES を使用してインスタント メッセージを暗号化します。 受信側のクライアントは暗号化されたインスタント メッセージを復号化します。

    IM の符号化をサポートしない

    Cisco Jabber for Windows は、AES をサポートしていないクライアント間でのインスタント メッセージの送受信を許可します。

    次の表に、AES ポリシーで設定できるさまざまな組み合わせの動作を示します。
    ポリシーの組み合わせ Cisco Jabber for Windows で AES を使用している リモート クライアントが AES をサポートしている場合の動作 リモート クライアントが AES をサポートしていない場合の動作
    • [IM の AES 符号化をサポート(Support AES Encoding For IM)] を false に設定。
    • [IM の AES 符号化をサポート(Support AES Encoding For IM)] を true に設定。
    No Cisco Jabber for Windows は暗号化されていないインスタント メッセージを送信します。

    Cisco Jabber for Windows はキー交換をネゴシエートしません。 そのため、他のクライアントは Cisco Jabber for Windows の暗号化されたインスタント メッセージを送信しません。

    Cisco Jabber for Windows は暗号化されていないインスタント メッセージを送受信します。
    • [IM の AES 符号化をサポート(Support AES Encoding For IM)] を true に設定。
    • [IM の AES 符号化をサポート(Support AES Encoding For IM)] を true に設定。
    Yes Cisco Jabber for Windows は暗号化されたインスタント メッセージを送受信します。

    Cisco Jabber for Windows には、インスタント メッセージが暗号化されていることを示すアイコンが表示されます。

    Cisco Jabber for Windows は暗号化されたインスタント メッセージを送信します。

    Cisco Jabber for Windows は暗号化されていないインスタント メッセージを受信します。

    Cisco Jabber for Windows には、一部のインスタント メッセージが暗号化されていないことを示すアイコンが表示されます。

    • [IM の AES 符号化をサポート(Support AES Encoding For IM)] を true に設定。
    • [IM の AES 符号化をサポート(Support AES Encoding For IM)] を false に設定。
    Yes Cisco Jabber for Windows は暗号化されたインスタント メッセージを送受信します。

    Cisco Jabber for Windows には、インスタント メッセージが暗号化されていることを示すアイコンが表示されます。

    Cisco Jabber for Windows は、リモート クライアントに対してインスタント メッセージの送受信を行いません。

    ユーザがリモート クライアントにインスタント メッセージを送信しようとすると、Cisco Jabber for Windows にエラー メッセージが表示されます。


    (注)  


    • Cisco Jabber for Windows は、グループ チャットでの AES 暗号化をサポートしていません。 Cisco Jabber for Windows は、AES 暗号化をポイントツーポイント チャットだけに使用します。
    • Cisco Jabber for Windows が AES 暗号化を示すために使用するアイコンは、Cisco WebEx Connect が SSL を示すために使用するアイコンに似ています。 ただし、Cisco Jabber for Windows はインスタント メッセージに常に SSL を使用するため、インスタント メッセージが AES を使用して暗号化された場合でも、SSL を示すアイコンだけが表示されます。

    AES 暗号化および Cisco WebEx ポリシーの詳細については、Cisco WebEx のマニュアルの「About Encryption Levels」トピックを参照してください。

    音声サービスおよびビデオ サービスの設定

    ユニファイド コミュニケーションの音声とビデオをセットアップするには、Cisco WebEx 管理ツール を使用して音声サービスとビデオ サービスを設定します。 詳細については、次のトピックを参照してください。
    • 「Getting started with Cisco Unified Communications Manager for Click to Call」
    • 「Creating unified communications clusters」

    テレビ会議サービス名アカウントを追加する

    Cisco Jabber for Windows ユーザは、デフォルトの Cisco WebEx 音声サービスまたはサードパーティのテレビ会議プロバイダーのいずれかを使用して、テレビ会議コールを開始することができます。 ただし、サードパーティのテレビ会議プロバイダーの音声サービスと Cisco WebEx を統合するためには、テレビ会議のサービス名アカウントを追加する必要があります。 この統合により、Cisco Jabber for Windows ユーザはサードパーティの音声サービスを使用してテレビ会議コールを開始することができます。

    テレビ会議サービス名アカウントの追加に関する詳細は、Cisco WebEx Site Administration User's Guide』を参照してください。

    ボイスメールの設定

    ボイスメールをセットアップするには、Cisco WebEx 管理ツール でボイスメールを設定します。 詳細については、『Specifying visual voicemail settings』を参照してください。

    Cisco WebEx Meeting Center の設定

    Cisco WebEx 管理ツール で適切な設定を行い、適切な Cisco Jabber for Windows ユーザにミーティング機能と会議機能を割り当てる必要があります。

    詳細については、『Understanding Cisco WebEx Connect Integration with the Cisco WebEx application』を参照してください。

    Cisco WebEx Meeting Center による認証

    Cisco Jabber for Windows でサポートされている Cisco WebEx Meeting Center による認証のタイプは次のとおりです。
    Cisco WebEx Messenger サービスとの密結合統合

    密結合統合とは、Cisco WebEx MessengerCisco WebEx Meeting Center の間に実現される統合形態の 1 つです。

    Cisco Jabber for Windows ユーザが Cisco WebEx Messenger による認証を受けようとすると、Cisco WebEx Messenger から Cisco Jabber for Windows へ認証トークンが返されます。さらにその認証トークンは、 Cisco Jabber for Windows から Cisco WebEx Meeting Center へ返されます。

    詳細については、Cisco WebEx「Overview of Tightly Coupled Integration」を参照してください。

    直接認証

    ユーザ クレデンシャルを Cisco Jabber for Windows から Cisco WebEx Meeting Center に直接渡すことができます。

    直接認証を有効にする手順は次のとおりです。
    1. Cisco WebEx 管理ツールを使用して、Cisco WebEx Meeting Center 用のユーザ アカウントを作成します。 直接認証の場合は、Cisco WebEx Meeting Center でユーザ クレデンシャルの確認を行う必要があります。 ユーザ クレデンシャルはユーザ アカウント内に保持されており、Cisco Jabber for Windows での認証の際には Cisco WebEx Meeting Center によりその確認が行われます。
    2. Cisco Jabber for WindowsCisco WebEx Meeting Center クレデンシャルを指定します。

    詳細については、Cisco WebEx マニュアルの「Overview of Loosely Coupled Integration」を参照してください。

    アイデンティティ プロバイダーによる認証

    Cisco Jabber for Windows では、Cisco WebEx Meeting Center からアイデンティティ プロバイダーへ認証をリダイレクトすることができます。

    アイデンティティ プロバイダーによる認証を有効にする手順は次のとおりです。
    1. それぞれの目的に応じたアイデンティティ プロバイダーを設定します。 Cisco Jabber for Windows ユーザが Cisco WebEx Meeting Center による認証を受けようとすると、その認証は Cisco Jabber for Windows からアイデンティティ プロバイダーにリダイレクトされます。 アイデンティティ プロバイダーでは、クレデンシャルの確認が行われた後、Cisco Jabber for Windows へ認証トークンが返されます。さらにそのトークンは Cisco Jabber for Windows から Cisco WebEx Meeting Center へ渡されます。これで認証プロセスは完了します。
    2. Cisco Jabber for WindowsCisco WebEx Meeting Center クレデンシャルを指定します。

    Cisco WebEx Messenger サービスを使用したユーザ アイデンティティの管理の詳細については、Cisco WebEx マニュアルの「Using SSO with the Cisco WebEx and Cisco WebEx Meeting applications」を参照してください。

    Cisco Jabber for Windows での Cisco WebEx Meeting Center クレデンシャルの指定

    Cisco Jabber for Windows ユーザは、[オプション(Options)] ウィンドウの [ミーティング(Meetings)] タブで Cisco WebEx Meeting Center のクレデンシャルを指定します。 [オプション(Options)] ウィンドウを開くには、Cisco Jabber for Windows[ファイル(File)] > [オプション(Options)] の順に選択します。