Cisco Jabber for Android 10.5 ユーザ ガイド
はじめに
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Cisco Jabber

製品の概要

Cisco Jabber for Android は、場所を問わずに、業務に関与する人たちとのコミュニケーションを可能にします。 Cisco Jabber では、チャット、ビデオ通話や音声通話の発信、連絡先が応答可能かどうかの確認、自分が応答可能かどうかの表示、ディレクトリの検索、業務用ボイス メッセージの再生を行うことができます。 このアプリは、サポート対象の Android デバイスで使用できます。

今回のリリースでは、インターフェイスの改良、サインイン プロセスの更新、サポート対象デバイスの拡張(Android タブレットのサポートなど)が行われています。 さらに、電話サービスのみ(インスタント メッセージおよびプレゼンス機能の設定は不要)の導入が可能になりました。

サポート対象デバイスとオペレーティング システムのリストについては、『Cisco Jabber for Android リリース ノート』を参照してください。

公式にはサポート対象ではありませんが、Cisco Jabber for Android は Android バージョン 4.0 および 4.1 を使用する多数のデバイス上で動作します。ただし、デバイスによってさまざまな制限があります。 サポート対象ではないデバイス上での Cisco Jabber for Android の実行については、シスコ サポート フォーラムを参照してください。

機能


(注)  


組織によっては、本書で説明されている機能がすべてサポートされていない場合もあります。 詳細については、システム管理者に問い合わせてください。


Cisco Jabber を使用して、次の操作を実行できます。
  • 業務用の電話番号を使用して、Wi-Fi またはモバイル データ ネットワーク経由でビデオ通話や音声通話を発信および受信します。


    (注)  


    通話の音声および映像の品質は、使用する Wi-Fi またはモバイル データ ネットワーク接続によって異なります。 Cisco Technical Assistance Center(TAC)は、モバイル データ ネットワークまたは社外の Wi-Fi ネットワークを使用する場合の音声および映像の品質についてはトラブルシューティングできません。


  • 業務用の電話番号とモバイル ボイス ネットワークを使用して、Dial via Office(DVO)により通話を発信します。 DVO 通話は音声のみです。

  • Voice over Internet Protocol(VoIP)通話向けの高度な通話機能を使用して、次の操作を実行できます。

    • 通話の保留と再開

    • アクティブな通話の切り替え

    • アクティブな 2 件の通話のマージ

    • 電話会議の開始

    • 別の電話番号への通話の転送

    • Wi-Fi カバレッジ領域から出た場合のモバイル ボイス ネットワークへの通話のハンドオフ

  • 業務用のボイスメール システムにアクセスします。 ボイス メッセージ機能が有効になっている場合、メッセージのリストを表示してメッセージを再生できます。

  • 社内ディレクトリを検索します。

  • [Contacts(連絡先)] リストと [Favorites(お気に入り)] リストに連絡先を追加します。

  • 連絡先とチャットします。

  • 連絡先の在席情報を表示し、自分の在席情報を設定します。

  • Cisco Jabber を使用して、自分が関わった通話の履歴を表示します。

  • インスタント Cisco WebEx ミーティングに参加するか、ミーティングを開始します。 これらの操作のいずれかを実行すると、Cisco Jabber 経由で Cisco WebEx Meetings アプリが開きます。

設定

Cisco Jabber の設定手順は、管理者が行ったアカウントの設定によって異なります。

管理者は、次のサインイン方法のうちどれを使用するかをユーザに通知する必要があります。
  • 設定 URL

  • 簡易サインイン

  • Cisco WebEx Messenger への手動サインイン

  • Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service への手動サインイン

  • 電話サービスのみへの手動サインイン

設定の準備

Google Play から Cisco Jabber for Android をダウンロードしてインストールしたら、次の手順を実行して設定の準備を行います。
  1. 設定情報を取得します。

    システム管理者は、サインイン方法とアカウント情報をユーザに通知する必要があります。


    (注)  


    Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service の旧称は Cisco Unified Presence です。


    サインイン方法 アカウント情報

    URL

    • URL(設定の手順を開始するために使用)

    • ユーザ名

    • パスワード

    シンプル

    • ユーザ名とドメイン(例:username@example.com

    • パスワード

    Cisco WebEx Messenger への手動サインイン

    • ユーザ名とドメイン(例:username@example.com

    • パスワード

    Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service への手動サインイン

    • ユーザ名とドメイン(例:username@example.com

    • パスワード

    • サーバ アドレス

    電話サービスのみへの手動サインイン

    • TFTP サーバ アドレス

    • CCMCIP サーバ アドレス

    • ユーザ名とドメイン(例:username@example.com

    • パスワード

  2. 他の Voice over Internet Protocol(VoIP)通話アプリを停止します。

    競合によって予期しない動作が発生するのを防ぐため、同時に実行する VoIP 通話アプリは 1 つだけにします。

  3. 社内ネットワークに接続します。

    システム管理者によって、電話サービス アカウントまたは Cisco Unified Communications Manager IM and Presence Service を使用するインスタント メッセージ アカウントが設定されている場合、Cisco Jabber を使用する前に社内ネットワークに接続する必要があります。

    • 社内ネットワークの内部:社内の Wi-Fi ネットワークと直接接続するようにデバイスを設定します。

    • 社内ネットワークの外部:次のいずれかの方法を使用します。

      • Expressway for Mobile and Remote Access:システム管理者が、アカウントの設定で Cisco Expressway コラボレーション ゲートウェイ経由のリモート アクセスを有効にしている場合、企業のファイアウォールの外側では、Cisco Jabber が自動的にコラボレーション ツールに接続します。

      • VPN: コラボレーション ゲートウェイ経由のリモート アクセスが使用できない場合は、VPN を設定する必要があります。 Google Play ストアから Cisco AnyConnect をダウンロードし、VPN の設定について管理者に問い合わせてください。

証明書の検証

Cisco Jabber を設定して使用する際は、サービスに接続するためのサーバ証明書を検証するよう求められることがあります。

アカウント設定に応じて、次のサービスのサーバ証明書を検証する必要があります。
  • チャット/IM

  • 電話サービス

  • ボイスメール

  • ディレクトリ

  • Expressway Mobile and Remote Access

  • SSO 導入の SSO IDP 認証


(注)  


管理者が行ったサーバの設定によっては、インスタント メッセージおよび電話サービスに関する複数の証明書を検証する必要があります。
証明書を拒否すると、次の問題が発生します。
チャット/IM
Cisco Jabber にサインインできません。
電話サービス
  • 証明書が無効であるという通知が表示されます。

  • システムにサーバが 1 つしかない場合、Cisco Jabber にサインインできません。

  • システムに 2 つのサーバがある場合、1 つの証明書を拒否しても、もう 1 つの証明書を承認して該当のサーバにサインインできます。

  • Cisco Jabber にサインインできません。

ボイスメール
  • 証明書が無効であるという通知が表示されます。

  • Cisco Jabber にサインインできますが、ボイスメール サービスにアクセスできません。 Cisco Jabber からサインアウトして再度サインインし、証明書の検証メッセージを再確認する必要があります。

URL を使用した設定

手順
    ステップ 1   Android デバイスで、管理者から提供された設定 URL をタップします。
    ステップ 2   Cisco Jabber が開いたら、エンド ユーザ ライセンス契約とサービス利用規約を読んで、[Accept(承認)] をタップします。
    ステップ 3   [In Cisco Jabber(Cisco Jabber)] 画面を確認して、[Get Started Now(今すぐ開始)] をタップします。
    ステップ 4   提供された URL をクリックします。
    ステップ 5   パスワードを入力します。
    ステップ 6   [Sign In(サインイン)] をタップします。
    ステップ 7   サーバ証明書の検証を求めるメッセージが表示されたら、管理者に問い合わせて、証明書を承認してもよいかを確認します。 サインインすると、Cisco Jabber が開きます。

    簡易サインインを使用した設定

    手順
      ステップ 1   Cisco Jabber を開きます。
      ステップ 2   エンド ユーザ ライセンス契約とサービス利用規約を読んで、[Accept(承認)] をタップします。
      ステップ 3   [In Cisco Jabber(Cisco Jabber)] 画面を確認して、[Get Started Now(今すぐ開始)] をタップします。
      ステップ 4   ユーザ名とドメインを username@example.com の形式で入力します。
      ステップ 5   [Continue(続行)] をタップします。
      ステップ 6   指示が表示されたら、パスワードを入力します。
      ステップ 7   [Sign In(サインイン)] をタップします。
      ステップ 8   サーバ証明書の検証を求めるメッセージが表示されたら、管理者に問い合わせて、証明書を承認してもよいかを確認します。

      サインインすると、Cisco Jabber が開きます。


      Cisco WebEx Messenger の手動設定

      手順
        ステップ 1   Cisco Jabber を開きます。
        ステップ 2   エンド ユーザ ライセンス契約とサービス利用規約を読んで、[Accept(承認)] をタップします。
        ステップ 3   [In Cisco Jabber(Cisco Jabber)] 画面を確認して、[Get Started Now(今すぐ開始)] をタップします。
        ステップ 4   [Advanced settings(詳細設定)] をタップします。
        ステップ 5   [Connect to server(サーバへ接続)] ドロップダウン リストで、[Manually(手動)] を選択します。
        ステップ 6   [Select account type(アカウント タイプの選択)] ドロップダウン リストで、[WebEx Instant Messaging(WebEx インスタント メッセージ)] を選択します。
        ステップ 7   [OK] をタップします。
        ステップ 8   ユーザ名とドメインを username@example.com の形式で入力します。
        ステップ 9   [Continue(続行)] をタップします。
        ステップ 10   パスワードを入力します。
        ステップ 11   [Sign In(サインイン)] をタップします。 サインインすると、Cisco Jabber が開きます。
        ステップ 12   サーバ証明書の検証を求めるメッセージが表示されたら、管理者に問い合わせて、証明書を承認してもよいかを確認します。

        Cisco Unified Communications Manager IM and Presence の手動設定

        手順
          ステップ 1   Cisco Jabber を開きます。
          ステップ 2   エンド ユーザ ライセンス契約とサービス利用規約を読んで、[Accept(承認)] をタップします。
          ステップ 3   [In Cisco Jabber(Cisco Jabber)] 画面を確認して、[Get Started Now(今すぐ開始)] をタップします。
          ステップ 4   [Advanced settings(詳細設定)] をタップします。
          ステップ 5   [Connect to server(サーバへ接続)] ドロップダウン リストで、[Manually(手動)] を選択します。
          ステップ 6   [Select account type(アカウント タイプの選択)] ドロップダウン リストで、[CUCM IM and Presence] を選択します。
          ステップ 7   [Server information(サーバ情報)] フィールドに、管理者から提供されたプレゼンス サーバ アドレスを入力します。
          ステップ 8   [OK] をタップします。
          ステップ 9   ユーザ名とドメインを username@example.com の形式で入力します。
          ステップ 10   [Continue(続行)] をタップします。
          ステップ 11   パスワードを入力します。
          ステップ 12   [Sign In(サインイン)] をタップします。

          サインインすると、Cisco Jabber が開きます。

          ステップ 13   サーバ証明書の検証を求めるメッセージが表示されたら、管理者に問い合わせて、証明書を承認してもよいかを確認します。

          電話サービスのみの手動設定

          手順
            ステップ 1   Cisco Jabber を開きます。
            ステップ 2   エンド ユーザ ライセンス契約とサービス利用規約を読んで、[Accept(承認)] をタップします。
            ステップ 3   [In Cisco Jabber(Cisco Jabber)] 画面を確認して、[Get Started Now(今すぐ開始)] をタップします。
            ステップ 4   [Advanced settings(詳細設定)] をタップします。
            ステップ 5   [Connect to server(サーバへ接続)] ドロップダウン リストで、[Manually(手動)] を選択します。
            ステップ 6   [Select account type(アカウント タイプの選択)] ドロップダウン リストで、[Phone Services Only(電話サービスのみ)] を選択します。
            ステップ 7   [Server information(サーバ情報)] 領域に、管理者から提供された TFTP および CCMCIP サーバ アドレスを入力します。
            ステップ 8   [OK] をタップします。
            ステップ 9   ユーザ名とドメインを username@example.com の形式で入力します。
            ステップ 10   [Continue(続行)] をタップします。
            ステップ 11   パスワードを入力します。
            ステップ 12   [Sign In(サインイン)] をタップします。

            サインインすると、Cisco Jabber が開きます。

            ステップ 13   サーバ証明書の検証を求めるメッセージが表示されたら、管理者に問い合わせて、証明書を承認してもよいかを確認します。

            アップグレード

            管理者は、Cisco Jabber for Android 10.5 の設定で、すべてのユニファイド コミュニケーション機能を有効にするか、または電話サービスのみを有効にすることができます。 管理者が Cisco Jabber の設定で電話サービスのみを有効にした場合、Cisco Jabber for Android リリース 10.5 を使用して、以前のリリースの Cisco Jabber Voice for Android を置き換えることができます。

            手順
              ステップ 1   以前のバージョンの Cisco Jabber Voice for Android をデバイスからアンインストールします。
              ステップ 2   次のいずれかの操作を実行して、アプリをインストールします。
              1. 以前にインストールしたことがない場合、アプリをダウンロードしてインストールします。
              2. Cisco Jabber for Android 9.6 のユーザである場合、Google Play ストアにより 10.5 に自動アップグレードされます。
              3. Cisco Jabber Voice for Android のユーザである場合、アプリをアンインストールしてから Cisco Jabber for Android 10.5 をインストールする必要があります。

              次の作業

              アップグレード後は、アプリへのサインインを求められます。 アプリへのサインイン方法については、「サインイン」を参照してください。

              サインイン

              アプリの初期設定が完了したら、次の手順に従ってサインインします。

              手順
                ステップ 1   Cisco Jabber を開きます。
                ステップ 2   アカウントにシングル サインオンが設定されていない場合、以前のクレデンシャルを使用して自動的にサインインされます。
                ステップ 3   アカウントにシングル サインオンが設定されている場合、IDP ページにクレデンシャルを入力して、[Sign In(サインイン)] をタップします。

                Cisco Jabber の操作

                電話の場合

                インスタント メッセージおよびプレゼンスと音声およびビデオ通話の両方を設定した場合、Cisco Jabber にサインインすると、[Contacts(連絡先)] 画面が表示されます。音声およびビデオ通話のみを設定した場合、 Cisco Jabber にサインインすると、[Keypad(キーパッド)] 画面が表示されます。

                手順
                  ステップ 1   次のいずれかの手順で操作します。
                  1. ほとんどの画面では、右にスワイプします。
                  2. 使用可能な場合は、 をタップします。
                  ステップ 2   ナビゲーション ドロワーを使用して、次の項目をタップします。
                  (注)     

                  アカウントの設定によっては、ここに示されている機能の一部が表示されない場合があります。

                  1. 在席状況を表示および編集します。

                  2. 機能にアクセスします。

                  3. 設定を編集します。

                  4. アカウント情報を表示するか、アカウントからサインアウトします。

                  5. 連絡先を検索し、通話を発信します。

                  6. 連絡先を追加します。


                  タブレットの場合

                  Cisco Jabber にサインインすると、[Contacts(連絡先)] 画面が表示されます。

                  手順
                  左側のナビゲーション バーを使用して、使用するアプリケーション領域を選択します。
                  (注)     

                  アカウントの設定によっては、ここに示されている機能の一部が表示されない場合があります。

                  1. 連絡先を検索し、通話を発信します。

                  2. 在席状況を表示および編集します。

                  3. 機能にアクセスします。

                  4. 設定を編集します。


                  サインアウト

                  電話のアプリからサインアウトするには、ナビゲーション ドロワーを開いて [Sign Out(サインアウト)] をタップします。

                  タブレットのクライアントからサインアウトするには、右上端のシステム メニューを選択し、[Sign Out(サインアウト)] をタップします。

                  終了

                  手順
                    ステップ 1   Android の [Settings(設定)] アプリをタップします。
                    ステップ 2   使用するオペレーティング システムに応じて、[Apps(アプリ)] または [Application manager(アプリケーション マネージャ)] のいずれかをタップします。
                    ステップ 3   [Cisco Jabber] をタップします。
                    ステップ 4   [Force stop(強制停止)] をタップします。