Cisco Jabber 11.0 計画ガイド
連絡先ソース
連絡先ソース

連絡先ソース

ディレクトリ サーバ

次のディレクトリを Cisco Jabber で使用できます。

(注)  


Cisco Jabber for MacCisco Jabber for iPhone and iPad、および Cisco Jabber for Android は、ディレクトリ統合用の LDAPv3 標準をサポートしています。 この標準をサポートするディレクトリ サーバは、これらのクライアントと互換性がある必要があります。


  • Windows Server 2012 R2 の Active Directory Domain Services

  • Windows Server 2008 R2 の Active Directory Domain Services

  • Cisco Unified Communications Manager User Data Server(UDS)

    Cisco Jabber は、次の Cisco Unified Communications Manager バージョンを使用して UDS をサポートします。
    • Cisco Unified Communications Manager バージョン 9.1(2) 以降(Cisco Options Package(COP)ファイル cmterm-cucm-uds-912-5.cop.sgn を使用)。
    • Cisco Unified Communications Manager バージョン 10.0(1)。 COP ファイルは必要ありません。
  • OpenLDAP

  • Active Directory Lightweight Directory Service(AD LDS)または Active Directory Application Mode(ADAM)

制約事項:

OpenLDAP、AD LDS、または ADAM とのディレクトリ統合では、Cisco Jabber コンフィギュレーション ファイルで固有のパラメータを定義する必要があります。 詳細については、「LDAP ディレクトリ サーバ」を参照してください。

連絡先ソースとは

連絡先ソースとはユーザに関するデータの集合です。 ユーザが連絡先を検索したり、Cisco Jabber クライアントに連絡先を追加するときに、連絡先ソースから連絡先情報が読み取られます。

Cisco Jabber は連絡先ソースから連絡先情報を取り出して連絡先リストに入力し、クライアントの連絡先カードと連絡先情報を表示する他の領域を更新します。 インスタント メッセージや音声/ビデオ コールなどの着信をクライアントが受信したときに、連絡先ソースを使用して連絡先情報が解決されます。

ディレクトリ統合を設定するタイミング


(注)  


Active Directory ドメインに登録されているワークステーションに Cisco Jabber for Windows をインストールします。 この環境では、Cisco Jabber for Windows をディレクトリに接続するように設定する必要がありません。 クライアントはディレクトリを自動的に検出し、そのドメイン内のグローバル カタログ サーバに接続します。


次のいずれかを連絡先ソースとして使用する場合は、Cisco Jabber をディレクトリに接続するように設定します。
  • ドメイン コントローラ

  • Cisco Unified Communications Manager User Data Service

  • OpenLDAP

  • Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス

  • Active Directory Application Mode; Active Directory アプリケーション モード

オプションで、次のようにディレクトリ統合を設定できます。
  • デフォルト属性マッピングを変更します。

  • ディレクトリのクエリー設定を調整します。

  • クライアントが連絡先写真を取得する方法を指定します。

  • イントラドメイン フェデレーションを実行します。

連絡先ソースが必要な理由

Cisco Jabber は連絡先ソースを次のように使用します。
  • 連絡先のユーザの検索:クライアントは入力された情報を取得して、連絡先ソースを検索します。 情報は連絡先ソースから取得され、クライアントはその連絡先とやり取りするために使用可能な方法を表示します。

  • クライアントが着信通知を受信:クライアントは着信通知から情報を取得して、URI 番号を解決し、連絡先ソースから連絡先と JabberID を取得します。 クライアントはアラートに連絡先の詳細を表示します。

連絡先ソース オプション

オンプレミス展開では、クライアントがユーザ情報のディレクトリ検索を解決するために次の連絡先ソースのいずれかを要求します。

  • Lightweight Directory Access Protocol(LDAP):社内ディレクトリがある場合は、次の LDAP ベースの連絡先ソース オプションを使用してディレクトリを連絡先ソースとして設定できます。
    • 拡張ディレクトリ統合(EDI):Cisco Jabber for Windows を展開する場合に、このオプションを選択します。

    • 基本ディレクトリ統合(BDI):Cisco Jabber for Mac、iOS、および Android を展開する場合に、このオプションを選択します。

  • Cisco Unified Communications Manager User Data Service(UDS):社内ディレクトリがない場合、または展開に Expressway Mobile and Remote Access と接続しているユーザが含まれている場合は、このオプションを使用できます。

Cisco Unified Communications Manager User Data Service

User Data Service(UDS)は、連絡先解決を提供する Cisco Unified Communications Manager の REST インターフェイスです。

UDS は次のような状況で連絡先解決に使用されます。
  • クライアント コンフィギュレーション ファイルの UDS の値を使用するように DirectoryServerType パラメータを設定した場合。

    この設定では、企業のファイアウォールの内側または外側のクライアントが連絡先解決に UDS を使用します。

  • Expressway for Remote and Mobile Access を展開した場合。

    この設定では、企業のファイアウォールの外側のクライアントが自動的に連絡先解決に UDS を使用します。

ディレクトリ サーバから Cisco Unified Communications Manager に連絡先データを同期します。 そうすると、Cisco Jabber が自動的に UDS からその連絡先データを取得します。



LDAP オプション:EDI と BDI

拡張ディレクトリ統合

EDI は、ネイティブな Microsoft Windows API を使用してディレクトリ サービスから連絡先データを取得します。

EDI を使用したオンプレミス展開用のデフォルト設定は次のとおりです。
  • Cisco Jabber は連絡先ソースとして Active Directory と統合します。

  • Cisco Jabber は自動的にグローバル カタログを検出して接続します。



上記の図では、クライアントは次をデフォルトで実行します。
  1. ワークステーションから DNS ドメインを取得して、グローバル カタログの SRV レコードを検索します。

  2. SRV レコードからグローバル カタログのアドレスを取得します。

  3. ログインしているユーザのクレデンシャルでグローバル カタログに接続します。

基本ディレクトリ統合

基本ディレクトリ統合(BDI)を使用している場合は、次のように、クライアントがディレクトリ サービスから連絡先データを取得します。

  1. クライアントが Cisco Unified Presence または Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービス ノードに接続します。

  2. クライアントが Cisco Unified Presence または Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービス ノードからサービス プロファイル内の LDAP プロファイル設定セクションを取得します。

    サービス プロファイルに、Cisco Unified Communications Manager(TFTP)ノードの場所が含まれています。 設定によっては、サービス プロファイルにディレクトリで認証を受けるためのクレデンシャルが含まれる場合もあります。

  3. クライアントが Cisco Unified Communications Manager ノードに接続します。

  4. クライアントが Cisco Unified Communications Manager ノードからクライアント コンフィギュレーション ファイルをダウンロードします。

    クライアントの設定ファイルには、ディレクトリの場所が含まれます。 設定によっては、クライアントの設定ファイルにディレクトリで認証を受けるためのクレデンシャルが含まれる場合もあります。

  5. クライアントはディレクトリの場所と認証クレデンシャルを使用し、ディレクトリに接続します。

LDAP の前提条件

Cisco Jabber はさまざまな属性を使用して連絡先ソースを検索しますが、これらの属性すべてがデフォルトでインデックス化されるわけではありません。 効率的に検索するために、Cisco Jabber で使用される属性をインデックス化する必要があります。

デフォルトの属性マッピングを使用する場合は、次の属性がインデックス化されていることを確認します。
  • sAMAccountName

  • displayName

  • sn

  • name

  • proxyAddresses

  • mail

  • department

  • givenName

  • telephoneNumber

  • otherTelephone

  • mobile

  • homePhone

  • msRTCSIP-PrimaryUserAddress

LDAP サービス アカウント

Cisco Jabber は、アカウントを使用してディレクトリ サーバを認証します。 このアカウントは、ディレクトリへの読み取りアクセス専用にして、一般的なパブリック クレデンシャル セットにすることを推奨します。

サービス プロファイルまたは jabber-config.xml ファイルのパラメータを使用して、Cisco Jabber がディレクトリ サーバに接続するように設定します。 Cisco Jabber for Windows はデフォルトでグローバル カタログ サーバに接続します。これは Cisco Jabber for Windows 向けの推奨方式であり、ディレクトリに接続するために Cisco Jabber for Windows を設定する必要はありません。

ローカル連絡先ソース

Cisco Jabber には、ローカル連絡先ソースにアクセスして検索する機能があります。 これらのローカル連絡先ソースには次のものがあります。
  • Microsoft Outlook に保存されているローカル連絡先には Cisco Jabber for Windows からアクセスします。

  • ローカル アドレス帳の連絡先には、Cisco Jabber for Mac、Cisco Jabber for Android、Cisco Jabber for iPhone and iPad からアクセスします。

カスタム連絡先ソース

連絡先のキャッシュ

Cisco Jabber はユーザ連絡先リストのローカル キャッシュを作成します。 ユーザが連絡先リストで連絡先を検索するとき、Cisco Jabber はローカル キャッシュで一致する連絡先を検索してから、ディレクトリ検索を開始します。

ユーザが連絡先リストに存在しない連絡先を検索している場合、Cisco Jabber はローカル キャッシュを検索してから、社内ディレクトリを検索します。 ユーザがその連絡先とチャットまたは通話を開始すると、連絡先情報がローカル キャッシュに追加されます。 その後この連絡先を検索することによって、連絡先情報が連絡先または最新リストに返されます。

ローカル キャッシュ情報は 24 時間で期限切れになります。

連絡先の写真の形式と寸法

Cisco Jabber で最適な結果を得るには、連絡先写真を特定の形式と寸法にする必要があります。 サポートされる形式と最適な寸法を確認してください。 クライアントが連絡先の写真に対して行う調整について説明します。

連絡先の写真の形式

Cisco Jabber は、ディレクトリ内の連絡先写真に関する次の形式をサポートしています。
  • JPG

  • PNG

  • BMP

重要:

Cisco Jabber では、GIF 形式の連絡先写真のレンダリングを向上させるための変更は適用されません。 その結果、GIF 形式の連絡先写真が不正にレンダリングされたり最適な品質にならない場合があります。 最適な品質を得るには、連絡先写真として PNG 形式を使用します。

連絡先の写真の寸法


ヒント


連絡先写真の最適な寸法は、アスペクト比 1:1 の 128 X 128 ピクセルです。


次の表に、Cisco Jabber での連絡先写真のさまざまな寸法を示します。

参照先

寸法

音声コール ウィンドウ

128 X 128 ピクセル

次のような招待やリマインダ
  • 着信コール ウィンドウ

  • 会議リマインダ ウィンドウ

64 X 64 ピクセル

次のような連絡先のリスト
  • 連絡先リスト

  • 参加者リスト

  • コール履歴

  • ボイスメール メッセージ

32 X 32 ピクセル

連絡先の写真の調整

Cisco Jabber は次のように連絡先写真を調整します。
  • サイズ変更:ディレクトリ内の連絡先写真が 128 X 128 ピクセル以外のサイズである場合、クライアントによって写真のサイズが自動的に変更されます。 たとえば、ディレクトリ内の連絡先写真が 64 X 64 ピクセルであるとします。 Cisco Jabber でディレクトリから連絡先写真を取得すると、その写真のサイズが 128 X 128 ピクセルに変更されます。

    ヒント


    連絡先写真のサイズ変更により、最適な解像度が得られない場合があります。 このため、クライアントによって連絡先写真のサイズが自動的に変更されないように、128 X 128 ピクセルの連絡先写真を使用してください。


  • トリミング:Cisco Jabber では、正方形以外の連絡先写真を正方形のアスペクト比(つまり、幅と高さが同じであるアスペクト比 1:1)に自動的にトリミングします。

  • ディレクトリ内の連絡先写真が縦方向である場合、クライアントは上端から 30 %、下端から 70 % をトリミングします。

    たとえば、ディレクトリ内の連絡先写真が幅 100 ピクセル、高さ 200 ピクセルである場合、アスペクト比が 1:1 となるように Cisco Jabber では高さから 100 ピクセルをトリミングする必要があります。 この場合、クライアントは写真の上端から 30 ピクセルを、写真の下端から 70 ピクセルをトリミングします。

  • ディレクトリ内の連絡先写真が横方向である場合、クライアントで両方の側から 50 % をトリミングします。

    たとえば、ディレクトリ内の連絡先写真が幅 200 ピクセル、高さ 100 ピクセルである場合、アスペクト比が 1:1 となるように Cisco Jabber では幅から 100 ピクセルをトリミングする必要があります。 この場合、クライアントは写真の右側から 50 ピクセルを、写真の左側から 50 ピクセルをトリミングします。