Cisco Cius アドミニストレーション ガイド リリース 9.2(1)
Cisco Cius の基本的な管理手順
Cisco Cius の基本的な管理手順
発行日;2012/05/09 | 英語版ドキュメント(2011/12/09 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

これらの手順のためのサンプル ユーザ情報

へのユーザの追加

外部 LDAP ディレクトリからのユーザの追加

へのユーザの直接的な追加

の設定

エンド ユーザの最終設定手順の実行

Cisco Cius の基本的な管理手順

ここでは、次の作業を行うための最小限の基本的な設定手順を説明します。

新しいユーザを Cisco Unified CM の管理に追加

そのユーザ用に新しい Cisco Cius を設定

そのユーザをその Cisco Cius に関連付け

その他の基本的なユーザ設定作業を実行

この手順では、これらの作業を実行する 1 つの方法を示しますが、それがこれらの作業を実行する唯一の方法というわけではありません。ここで紹介するのは、新規ユーザを追加し、システム上で機能する Cisco Cius をそのユーザに関連付ける簡略な方法です。

これらの手順は、コーリング サーチ スペース、パーティション、およびその他の複雑な設定がすでに行われ、既存のユーザ用に整備されている安定した Cisco Unified Communications Manager システムでの使用を想定しています。

この項は次のトピックで構成されています。

「これらの手順のためのサンプル ユーザ情報」

「Cisco Unified Communications Manager へのユーザの追加」

「Cisco Ciusの設定」

「エンド ユーザの最終設定手順の実行」

これらの手順のためのサンプル ユーザ情報

次の各手順では、可能な場合に、例を使って手順を示します。これらの手順では、サンプルとして次のユーザ情報と Cisco Cius 情報を使用します。

ユーザ名:John Doe

ユーザ ID:johndoe

電話機モデル:Cisco Cius

プロトコル:SIP

Cisco Cius 上でリストされるイーサネット MAC アドレス:00127F576611

5 桁の社内電話番号:26640

Cisco Unified Communications Manager へのユーザの追加

ここでは、Cisco Unified Communications Manager にユーザを追加する手順について説明します。使用しているオペレーティング システムと、ユーザの追加方法に応じて、この項の手順のいずれかに従ってください。

「外部 LDAP ディレクトリからのユーザの追加」

「Cisco Unified Communications Manager へのユーザの直接的な追加」

外部 LDAP ディレクトリからのユーザの追加

ユーザがすでに LDAP ディレクトリ(Cisco Unified Communications Server 以外のディレクトリ)に追加されている場合、次の手順に従って LDAP ディレクトリを Cisco Unified Communications Manager に同期することで、同じユーザおよび Cisco Cius を追加できます。

手順


ステップ 1 Cisco Unified CM の管理にログインします。

ステップ 2 [システム(System)] > [LDAP] > [LDAP ディレクトリ(LDAP Directory)] を選択します。

ステップ 3 [検索(Find)] ボタンを使用して、対象の LDAP ディレクトリを見つけます。

ステップ 4 LDAP ディレクトリ名をクリックします。

ステップ 5 [完全同期を今すぐ実施(Perform Full Sync Now)] をクリックします。


) LDAP ディレクトリを Cisco Unified Communications Manager に即座に同期する必要がない場合は、[LDAP ディレクトリ(LDAP Directory)] ウィンドウの [LDAP ディレクトリ同期スケジュール(LDAP Directory Synchronization Schedule)] で、次の自動同期のスケジュールを決定します。ただし、新規ユーザをデバイスに関連付けるには、その前に同期を完了する必要があります。


ステップ 6 「Cisco Ciusの設定」に進みます。


 

Cisco Unified Communications Manager へのユーザの直接的な追加

LDAP ディレクトリを使用していない場合、次の手順に従って、ユーザを Cisco Unified CM の管理に直接追加できます。


) LDAP が同期されている場合、Cisco Unified CM の管理にユーザを追加することはできません。


手順


ステップ 1 [ユーザ管理(User Management)] > [エンド ユーザ(End User)] を選択し、[新規追加(Add New)] をクリックします。[エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 このウィンドウの [ユーザ情報(User Information)] ペインで、次の情報を入力します。

[ユーザ ID(User ID)]:エンド ユーザの識別名を入力します。Cisco Unified Communications Manager では、ユーザ ID の作成後、ユーザ ID を修正することはできません。特殊文字(=、+、<、>、#、;、¥、,、" "、および空白)も使用できます。

例: johndoe

[パスワード(Password)] および [パスワードの確認(Confirm Password)]:エンド ユーザのパスワードとして、5 つ以上の英数字または特殊文字を入力します。特殊文字(=、+、<、>、#、;、¥、,、" "、および空白)も使用できます。

[姓(Last Name)]:エンド ユーザの姓を入力します。特殊文字(=、+、<、>、#、;、¥、,、" "、および空白)も使用できます。

例: doe

[電話番号(Telephone Number)]:エンド ユーザのプライマリ電話番号を入力します。エンド ユーザは、Cisco Cius タブレットに複数の回線を接続できます。

例: 26640(John Doe の社内電話番号)

ステップ 3 [保存(Save)] をクリックします。

ステップ 4 「Cisco Ciusの設定」の項に進みます。


 

Cisco Ciusの設定

ユーザの Cisco Cius モデルとプロトコルを設定するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 Cisco Unified CM の管理から、[デバイス(Device)] > [電話(Phone)] を選択します。

ステップ 2 [新規追加(Add New)] をクリックします。

ステップ 3 [電話のタイプ(Phone Type)] ドロップダウン リストから Cisco Cius を選択し、[次へ(Next)] をクリックします。[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウが表示されます。


 

[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウでは、ほとんどのフィールドにデフォルト値を使用できます。

必須フィールドとその他の重要なフィールドを設定するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 必須フィールドでは、値(一部は、上で示す johndoe の例に基いた値です)は、次のように設定できます。

a. このウィンドウの [デバイス情報(Device Information)] ペイン:

[MAC アドレス(MAC Address)]:Cisco Cius タブレットの MAC アドレスを入力します。値が 12 桁の 16 進文字列で構成されていることを確認します。

例: 00127F576611(john doe のタブレットの MAC アドレス)


) Cisco Cius には、Wi-Fi とイーサネットの 2 つの MAC アドレスがあります。イーサネット MAC アドレスを使用する必要があります。Cisco Cius 上で [設定(Settings)] > [Cius の情報(About Cius)] > [ステータス(Status)] を選択して確認できます。


[説明(Description)]:たとえば john doe の Cius のような説明を入力するためのオプションのフィールドです。これは、このユーザに関する情報検索が必要な場合に役立ちます。

[デバイス プール(Device Pool)]:この Cisco Cius を割り当てるデバイス プールを選択します。デバイス プールは、複数のデバイスに共通の特性(リージョン、日時グループ、MLPP 情報など)のセットを定義します。


) デバイス プールは、Cisco Unified CM の管理の [デバイス プール設定(Device Pool Configuration)] ウィンドウ([システム(System)] > [デバイス プール(Device Pool)])で定義します。


[電話ボタン テンプレート(Phone Button Template)]:ドロップダウン リストから標準 Cius SIP テンプレートを選択します。このテンプレートでは、Cisco Cius 上のボタンを設定し、各ボタンにどの機能(回線、スピード ダイヤルなど)を使用するかを特定します。


) 電話ボタン テンプレートは、Cisco Unified CM の管理の [電話ボタン テンプレートの設定(Phone Button Template Configuration)] ウィンドウ([デバイス(Device)] > [デバイスの設定(Device Settings)] > [電話ボタン テンプレート(Phone Button Template)])で定義します。検索フィールドと [検索(Find)] ボタンを併用して、設定されているすべての電話ボタン テンプレートとその現在の設定を検索できます。


[共通の電話プロファイル(Common Phone Profile)]:ドロップダウン リスト ボックスを使用して、利用可能な共通の電話プロファイルのリストから共通の電話プロファイルを選択します。


) 共通の電話プロファイルは、Cisco Unified CM の管理の [共通の電話プロファイルの設定(Common Phone Profile Configuration)] ウィンドウ([デバイス(Device)] > [デバイスの設定(Device Settings)] > [共通の電話プロファイル(Common Phone Profile)])で定義します。検索フィールドと [検索(Find)] ボタンを併用して、設定済みのすべての共通の電話プロファイルとその現在の設定を検索できます。


[コーリング サーチ スペース(Calling Search Space)]:ドロップダウン リスト ボックスを使用して、適切なコーリング サーチ スペース(CSS)を選択します。コーリング サーチ スペースは、ダイヤルされた番号がどのようにルーティングされるかを検索できるパーティション(利用可能な一連の電話帳のようなもの)のリストから構成されています。デバイス用のコーリング サーチ スペースと電話番号用のコーリング サーチ スペースは併用することができます。電話番号の CSS は、デバイスの CSS に優先します。


) コーリング サーチ スペースは、Cisco Unified CM の管理の [コーリング サーチ スペースの設定(Calling Search Space Configuration)] ウィンドウ([コール ルーティング(Call Routing)] > [コントロールのクラス(Class of Control)] > [コーリング サーチ スペース(Calling Search Space)])で定義します。検索フィールドと [検索(Find)] ボタンを併用して、設定されているすべてのコーリング サーチ スペースとその現在の設定を検索できます。


[ロケーション(Location)]:この Cisco Cius の適切な場所を選択します。

[オーナーのユーザ ID(Owner User ID)]:ドロップダウン メニューから、割り当てられた Cisco Cius ユーザのユーザ ID を選択します。

b. このウィンドウの [プロトコル固有情報(Protocol Specific Information)] ペインで、ドロップダウン リストから [デバイス セキュリティ プロファイル(Device Security Profile)] を選択します。Cisco Cius のセキュリティ機能を有効にするには、デバイス タイプとプロトコルに応じた新しいセキュリティ プロファイルを設定し、Cisco Cius に適用する必要があります。

プロファイルに含まれている設定を確認するには、[システム(System)] > [セキュリティ(Security)] > [電話セキュリティ プロファイル(Phone Security Profile)] を選択します。


) セキュリティ プロファイルは、企業全体のセキュリティ戦略に基づいて設定します。


c. [保存(Save)] をクリックします。

ステップ 2 回線を設定します。

a. [電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウで、ウィンドウの左ペインにある [回線 1(Line 1)] をクリックします。[電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウが表示されます。

b. [電話番号(Directory Number)] フィールドで、ダイヤル可能な有効な番号を入力します。


) [ユーザの設定(User Configuration)] ウィンドウの [電話番号(Telephone Number)] フィールドに表示されるのと同じ番号を入力します。


例: 上の例で、ユーザ、John Doe の電話番号は 26640 です。

c. [ルート パーティション(Route Partition)] ドロップダウン リストから、電話番号が属するパーティションを選択します。電話番号へのアクセスを制限しない場合、パーティションに対して [<なし>(<None>)] を選択します。

d. [コーリング サーチ スペース(Calling Search Space)] ドロップダウン リスト([電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウの [電話番号の設定(Directory Number Settings)] ペイン)から、適切なコーリング サーチ スペースを選択します。コーリング サーチ スペースは、この電話番号からコールを発信できる番号を検索するための、パーティションのリストで構成されます。選択した値は、この電話番号を使用するすべてのデバイスに適用されます。

e. [電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウの [コール転送設定(Call Forward Settings)] ペインで、項目([不在転送(Forward All)]、[話中転送(Forward Busy Internal、内部)(Forward Busy Internal)])と、それに対応するコールの送信先を選択します。

例:内線 コールと外線コールがビジー信号を受信した場合に、この回線のボイスメールに転送するには、[コール転送設定(Call Forward Settings)] ペインの左カラムにある [話中転送(Forward Busy Internal、内部)(Forward Busy Internal)] 項目と [話中転送(Forward Busy External、外部)(Forward Busy External)] 項目の横の [ボイスメール(Voice Mail)] ボックスをオンにします。

f. [電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウの [デバイス上の回線 1...(Line 1 on Device...)] ペインで、次の項目を設定します。

[表示(内線発信者 ID フィールド)(Display (Internal Caller ID field))]:このデバイスのユーザの姓と名を入力します。入力した名前は、すべての内線コールに表示されるようになります。このフィールドを空白にして、電話機の内線番号をシステムに表示させることもできます。

[外線電話番号マスク(External Phone Number Mask)]:この回線からコールを発信したときに、発信者 ID 情報の送出に使用される電話番号(マスク)を指定します。

最大 24 個の番号と文字「X」を入力できます。X は電話番号を表し、パターンの末尾に使用する必要があります。

例: 上に示す john doe の内線番号の例で、マスクを 408902XXXX と指定すると、内線 6640 からの外線コールには、発信者 ID 番号 4089026640 が表示されます。


) この設定は、右側の [共有デバイス設定の更新(Update Shared Device Settings)] チェックボックスをオンにし、[選択対象を反映(Propagate Selected)] ボタンをクリックしない限り、現在のデバイスにしか適用されません。(右側のチェックボックスは、この電話番号を他のデバイスと共有している場合のみ表示されます)。


g. [保存(Save)] をクリックします。

h. このウィンドウの下部にある [エンド ユーザの関連付け(Associate End Users)] をクリックして、設定している回線にユーザを関連付けます。[検索(Find)] ボタンと検索フィールドを使用してユーザを見つけた後、ユーザ名の横のボックスをオンにし、[選択項目の追加(Add Selected)] をクリックします。[電話番号の設定(Directory Number Configuration)] ウィンドウの [回線に関連付けられているユーザ(Users Associated With Line)] ペインに、ユーザ名とユーザ ID が表示されます。

i. [保存(Save)] をクリックします。これでユーザが、Cisco Cius の回線 1 に関連付けられました。

j. Cisco Cius に 2 番目の回線がある場合は、回線 2 を設定します。

k. ユーザをデバイスに関連付けます。

[ユーザ管理(User Management)] > [エンド ユーザ(End User)] を選択します。

各種検索ボックスと [検索(Find)] ボタンを使用して、追加したユーザを探します(例: doe という姓で検索)。

ユーザ ID(例: johndoe )をクリックします。[エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウが表示されます。

[デバイスの割り当て(Device Associations)] をクリックします。

[検索(Search)] フィールドと [検索(Find)] ボタンを使用して、ユーザに関連付けるデバイスを見つけます。デバイスを選択し、[選択/変更の保存(Save Selected/Changes)] をクリックします。これでユーザがデバイスに関連付けられます。

画面の右上にある [ユーザの設定に戻る(Back to User)] 関連リンクの横の [移動(Go)] ボタンをクリックします。

l. 「エンド ユーザの最終設定手順の実行」に進みます。


 

エンド ユーザの最終設定手順の実行

[エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ページを開いていない場合は、[ユーザ管理(User Management)] > [エンド ユーザ(End User)] を選択して、最終的な設定タスクを実行します。[検索(Search)] フィールドと [検索(Find)] ボタンを使用してユーザ(例:John Doe)を見つけた後、ユーザ ID をクリックして、そのユーザの [エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウを開きます。

[エンド ユーザの設定(End User configuration)] ウィンドウで、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 画面の [電話番号の割り当て(Directory Number Associations)] ペインで、ドロップダウン リストからプライマリ内線を設定します。

ステップ 2 [権限情報(Permissions Information)] ペインで、[ユーザ グループ(User Group)] ボタンを使用して、このユーザを任意のユーザ グループに追加します。たとえば、「標準 CCM エンド ユーザ グループ」として定義されたグループに、ユーザを追加することができます。

設定されたすべてのユーザ グループを表示するには、[ユーザ管理(User Management)] > [ユーザ グループ(User Group)] を選択します。

ステップ 3 [保存(Save)] をクリックします。