Cisco CallManager Release 4.1(2) アップグレード手順
インストールの前に
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発行日;2012/01/15 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

インストールの前に

重要な考慮事項

Cisco CallManager 4.1 アップグレードについての FAQ

Cisco CallManager Release 4.1(2) には、どのバージョンの Cisco CallManager からアップグレードできますか。

このアップグレードでシスコがサポートしているサーバおよびオペレーティング システムのバージョンはどれですか。

このアップグレードでシスコがサポートしているサードパーティ製アプリケーションはどれですか。

クラスタ内のどのサーバを最初にアップグレードするのですか。

Cisco CallManager と共に CRS がインストールされている場合、共存アップグレードはどのように行われますか。

クラスタのアップグレードには、どのくらいの時間がかかりますか。

アップグレード中にコール処理が中断されたり、サービスが失われたりすることはありますか。

Terminal Services、Virtual Network Computing、および Integrated Lights Out を使用してリモートでサーバをアップグレードできますか。

クラスタ内のサーバをドメイン コントローラとして構成してもよいですか。

アップグレード中に設定作業をしてもよいですか。

アップグレード前にドライブを取り外してもよいですか。

Cisco CallManager サーバには、どの Cisco IP テレフォニー アプリケーションをインストールできますか。

アップグレードする際に、ほかにも注意が必要な情報はありますか。

アップグレード後の作業はいつ実行するべきですか。

アップグレード中に問題が発生したらどうすればよいですか。

インストールの前に

この章では、Cisco CallManager サーバをアップグレードする前に考慮すべき事項、および Cisco CallManager 4.1 のアップグレードに関する FAQ を取り上げます。

重要な考慮事項

Cisco CallManager のインストールを開始する前に、次の要件と推奨事項を考慮してください。

Cisco CallManager ソフトウェアは、まずパブリッシャ サーバにインストールしてからサブスクライバ サーバにインストールします。

クラスタへのサブスクライバ サーバの追加は、以前のバージョンの Cisco CallManager をサブスクライバ サーバにインストールし、その後でパブリッシャ サーバと同じバージョンにアップグレードするという方法によって行うことはできません。クラスタ上で新規のサブスクライバ サーバを追加する、またはサブスクライバ サーバを置き換える場合は、パブリッシャ サーバで実行されている Cisco CallManager と同じバージョンのインストール CD を使用する必要があります。

Cisco CallManager のインストールを開始する前に、管理者としてサーバにログインしていることを確認します。

Cisco CallManager ソフトウェアは、一度にサーバ 1 台ずつインストールします。これは、サブスクライバ サーバがパブリッシャ データベース サーバからデータベースの複製コピーを確実に取得できるようにするためです。

インストール先のサブスクライバ サーバがインストール中にパブリッシング データベース サーバに接続できることを確認します。

いったんインストールを開始したら、Cancel を選択しないでください。Cancel を選択した場合、オペレーティング システムを再インストールしてマシンの再イメージを行う必要があります。

Cisco CallManager サーバのセキュリティ設定値は、インストール スクリプトおよびアップグレード スクリプトによってセットアップされます。定義済みのこれらの設定値を変更しないでください。変更すると、ご使用のサーバの機能に重大な影響が及ぶ場合があります。

ローカル Administrator アカウントおよび SA(SQL Server システム管理者)アカウントを入力する場合は、英数字の文字だけを使用してください。

クラスタ内のサーバすべてに対して、同一の管理者パスワードを入力します。

コール処理の中断による影響を回避するため、Cisco CallManager ソフトウェアは、オフピーク時またはメンテナンス ウィンドウが表示されているときにインストールします。

クラスタ内のどのサーバもドメイン コントローラとして構成しないでください。

このソフトウェアをインストールする前に、サーバをワークグループ内に配置します。

静的 IP アドレッシングを使用するようにサーバを構成して、サーバが確実に固定 IP アドレスを取得し、Cisco IP Phone のネットワーク接続時にそれらの IP Phone がアプリケーションに登録されるようにします。

単一の Cisco CallManager サーバからミラーリングまたは複製されているドライブを使用して、1 つの Cisco CallManager クラスタに複数のサーバを実装しないでください。このような実装を行うと、これらのサーバ内に重複するセキュリティ ID(SID)が作成され、Cisco CallManager の動作が悪影響を受けます。Cisco IP テレフォニー オペレーティング システムと Cisco CallManager ソフトウェアは、シスコが提供するインストール CD を使用して、それぞれ別のサーバにインストールしてください。

インストール中は、どのような設定作業も実行しないでください。

Cisco CallManager ソフトウェアのインストールにターミナル サービスを使用しないでください。

クラスタ内のすべてのサーバで CiscoCallManager のインストールが完了するまで、シスコで検証されたどのようなアプリケーションもインストールしないでください。

Cisco CallManager がインストールされているサーバでは、サポートされるアプリケーションは限定されています。サードパーティ製のアプリケーションがサポートされているかどうか不明な場合は、サーバにインストールしないでください。

Cisco CallManager をインストールする前に、サーバ上のサードパーティ製アプリケーション(シスコで検証済み)を無効にする必要があります。

不正な侵入からサーバを保護するために、セキュリティ エージェントをインストールします。

Cisco Unity は、Cisco CallManager がインストールされているサーバにはインストールしないでください。

お客様が用意する Cisco MCS またはシスコ認定のサーバで Netscape Navigator をインストールまたは使用すると、重大なパフォーマンス上の問題が発生します。

インストールを開始する前に、次の説明を十分注意して読んでください。

Cisco CallManager 4.1 アップグレードについての FAQ

次の FAQ は、すべての Cisco CallManager 4.1 アップグレードに適用されます。

Cisco CallManager Release 4.1(2) には、どのバージョンの Cisco CallManager からアップグレードできますか。

どのバージョンの Cisco CallManager がアップグレード可能なのかを確認するには、
Cisco CallManager Compatibility Matrix 』を参照してください。この資料の最新版を入手するには、http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/ccmcomp.htm にアクセスしてください。

サーバで Cisco CallManager Release 3.2 またはそれ以前のバージョンを実行している場合は、クラスタ内のすべてのサーバを Cisco CallManager Release 3.3 の最新バージョンにアップグレードしてから Cisco CallManager Release 4.1 バージョンにアップグレードする必要があります。Cisco CallManager Release 3.3 または 4.0 へのアップグレードについては、該当するバージョンの『 Cisco CallManager アップグレード手順 』を参照してください。Cisco CallManager Release 3.2 またはそれ以前のバージョンから Cisco CallManager Release 4.1 に直接アップグレードすることはできません。

アップグレード手順を実行する前に、最新のオペレーティング システムのアップグレードまたはサービス リリース、SQL サービス リリースまたはホットフィックス、現在クラスタで実行しているバージョンの Cisco CallManager サービス リリースをインストールすることを強く推奨します。サービス リリースおよび対応する readme 資料は cisco.com で提供されています。これらの資料を入手するには、 http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/sw-voice.shtml にアクセスしてください。


注意 Cisco CallManager 4.1(2) には、4.1(2) にアップグレード可能なバージョンからのみアップグレードすることを推奨します。4.1(2) へのアップグレードが不可能なバージョンには、4.1(2) でサポートされない機能が含まれている場合があります。サポートされないバージョンからアップグレードすると、4.1(2) でサポートされない機能にアクセスできなくなり、それらの機能に関連付けられているデータが失われます。

このアップグレードでシスコがサポートしているサーバおよびオペレーティング システムのバージョンはどれですか。

Cisco CallManager Release 4.1(2) がサポートしているサーバについては、『 Cisco CallManager
Compatibility Matrix
』を参照してください。この資料の最新版を入手するには、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/index.htm にアクセスしてください。

Cisco CallManager Release4.1(2) にアップグレードする前に、シスコが提供する最新のサービス リリース 2000.2.6.sr3(またはそれ以降)付きオペレーティング システム バージョン 2000.2.6 をインストールすることを推奨します。

Cisco CallManager 3.3 から 4.1(2) にアップグレードする場合

サーバで Cisco CallManager 3.3 とオペレーティング システム バージョン 2000.2.3(またはそれ以降)を実行する場合は、オペレーティング システム アップグレード CD-ROM またはオペレーティング システム Web ダウンロードを使用してオペレーティング システムを 2000.2.6sr3 以降にアップグレードできます。詳細については、「Cisco CallManager サーバのアップグレード(ハードウェアを交換しない場合)」を参照してください。

Cisco CallManager 4.0 から 4.1(2) にアップグレードする場合

サーバで Cisco CallManager 4.0 を実行する場合は、オペレーティング システム アップグレード CD-ROM またはオペレーティング システム Web ダウンロードを使用してオペレーティング システムを 2000.2.6sr3 以降にアップグレードできます。詳細については、「Cisco CallManager サーバのアップグレード(ハードウェアを交換しない場合)」を参照してください。

このアップグレードでシスコがサポートしているサードパーティ製アプリケーションはどれですか。

Cisco AVVID Partner Program および Technology Affiliate Program では、指定されたすべての AVVID パートナーおよび加盟企業による Cisco CallManager 主要リリース用のアプリケーションや製品に対して、Interoperability Verification Testing(IVT; 相互運用性検証テスト)の実施を要求しています。IVT の実施前にこのバージョンの Cisco CallManager にアップグレードした場合は、ネットワークで動作しているシスコ認定のサードパーティ製アプリケーションのパフォーマンスや互換性に関する問題が発生する可能性があります。Cisco CallManager をアップグレードする前に、ご使用のネットワークで動作するすべてのアプリケーション(シスコが提供し認定しているアプリケーション)が Cisco CallManager のこのバージョンと互換性があることを確認してください。シスコ提供またはシスコ認定のサードパーティ製アプリケーションには、Cisco IP Contact Center、Cisco Emergency Responder、IVR などがあります。

互換性が確認されるまで、このバージョンの Cisco CallManager にアップグレードしないことを強く推奨します。互換性のあるアプリケーションが利用可能になったら、Cisco CallManager、アプリケーションの順でアップグレードします。

シスコ認定のサードパーティ製アプリケーションまたは製品の互換性テストが完了しているかどうかを判別するには、次の URL を参照してください。

Cisco AVVID Partner Program

http://www.cisco.com/pcgi-bin/ecoa/Search

検索する企業名を入力し、 Search をクリックします。

Cisco CallManager と共にサーバにインストール可能なシスコ認定のサードパーティ製アプリケーションの一覧を表示するには、Solution ペインで IP Telephony を選択し、Solution Category ドロップダウン リスト ボックスで Operations, Administration, and Maintenance (OAM) を選択します。

Cisco AVVID Technology Affiliate Program

http://www.cisco.com/pcgi-bin/ecoa/Search?isAffil=Y

検索する企業名を入力し、 Search をクリックします。


注意 お客様が用意する Cisco MCS またはシスコ認定のサーバで Netscape Navigator をインストールまたは使用すると、重大なパフォーマンス上の問題が発生します。


ヒント 互換性のある Cisco AVVID アプリケーションの最新の一覧を入手するには、次の URL で『Cisco CallManager Compatibility Matrix』を参照してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/ccmcomp.htm



注意 Cisco CallManager がインストールされているサーバでは、シスコがサポートするアプリケーションは限定されています。サードパーティ製のアプリケーションがサポートされているかどうか不明な場合は、サーバにインストールしないでください。

クラスタ内のどのサーバを最初にアップグレードするのですか。


注意 Cisco CallManager に関するアップグレード作業を実行する場合は、サブスクライバ サーバがパブリッシャ データベース サーバからデータベースの複製を取り出せるように、一度に 1 台ずつサーバをアップグレードする必要があります。サブスクライバ サーバが複製を取り出すには、パブリッシャ データベース サーバが実行中である必要があります。また、サブスクライバ サーバのアップグレード中は、パブリッシャ データベース サーバに変更を加えないでください。1 台のサーバのアップグレードを完了し、リブートしてから、次のサーバのアップグレードを開始します。


注意 本書では、すべてのサーバが実行中で正しく機能していることを前提としています。サーバが停止している場合や正しく機能していない場合は、フェールオーバーは発生しません。

クラスタ内のサーバはすべてアップグレードする必要があります。順序はクラスタの構成によって異なります。

Cisco CallManager がパブリッシャで動作している場合

Cisco CallManager がパブリッシャ データベース サーバ(2 つのサーバから成るクラスタ)で動作している場合は、次の順序でサーバをアップグレードします。

1. パブリッシャ データベース サーバをアップグレードします。

アップグレードを実行すると、Cisco CallManager のサービスは自動的に停止し、パブリッシャ データベース サーバをホームとするデバイスはサブスクライバ サーバにフェールオーバーします。

2. サブスクライバをアップグレードします。

Cisco CallManager がパブリッシャで動作していない場合

Cisco CallManager がパブリッシャ データベース サーバで動作していない場合は、次の順序でサーバをアップグレードします。

1. パブリッシャ データベース サーバをアップグレードします。

2. Cisco TFTP サーバがパブリッシャ データベース サーバと別に存在する場合は、Cisco TFTP サーバをアップグレードします。

3. Cisco CallManager に関連するサービス(Music On Hold、Cisco IP Media Streaming Application など)だけを実行するサーバを一度に 1 台ずつアップグレードします。

サーバは一度に 1 台ずつアップグレードしてください。

Cisco CallManager サービスが、これらのサーバ上で動作していないことを確認してください。

4. 各セカンダリ サーバを一度に 1 台ずつアップグレードします。

アップグレード時にセカンダリ サーバをオーバーサブスクライブする場合は、アップグレード中に 5,000 を超えるデバイスをセカンダリ サーバに登録しないことを強く推奨します。また、セカンダリ サーバのオーバーサブスクライブ作業は、2 ~ 3 時間以内に行うことを推奨します。アップグレードは、通話量が少ないオフピーク時に実行することも強く推奨します(混雑時でも 1,000 コール以内)。

クラスタ内で 4 台のプライマリ サーバと 2 台のセカンダリ サーバを設定するなど、シスコが認定する構成規格に基づいて Cisco CallManager クラスタが設定されている場合、アップグレード中に同じバージョンの Cisco CallManager を実行しているサーバにすべてのデバイスを登録すると、コール処理の中断を最小限にできます。これは、すべてのデバイスは、Cisco CallManager セカンダリ サーバと Cisco CallManager プライマリ サーバの両方ではなく、どちらか一方のサーバに登録されるためです。

5. Cisco CallManager サービスを実行している各プライマリ サーバをアップグレードします。サーバは一度に 1 台ずつアップグレードします。


注意 プライマリ サーバ(複数)をアップグレードする場合、コール処理は最長で 30 分間中断することがあります。これは、デバイスがデバイス ロードを取得し、Cisco CallManager のアップグレード バージョンにデバイスを登録するためにかかる時間です。

6. Cisco Conference Connection または Cisco Emergency Responder など、Cisco IP テレフォニー アプリケーションを実行するサーバをアップグレードします。サーバは一度に 1 台ずつアップグレードします。詳細については、アプリケーションの資料を参照してください。

Cisco CallManager と共に CRS がインストールされている場合、共存アップグレードはどのように行われますか。

共存サーバでのアップグレードの実行方法の詳細については、このバージョンの Cisco CallManager と互換性がある CRS マニュアルを参照してください。

クラスタのアップグレードには、どのくらいの時間がかかりますか。

コール処理のダウンタイムを最小にするため、Cisco CallManager のアップグレード手順と Cisco IP テレフォニー アプリケーションのアップグレードまたは再インストールをすべて連続して(同じメンテナンス期間内に)実行することを強く推奨します。

アップグレードを実行する前に、アップグレードの前後に必要な作業、Cisco IP テレフォニー アプリケーションのアップグレードまたは再インストール、およびシスコ認定のアプリケーションのアップグレードまたは再インストールに必要な時間も考慮してください。

パブリッシャ データベース サーバ上での特定の作業にかかる時間については、「Cisco CallManager サーバのアップグレード(ハードウェアを交換しない場合)」を参照してください。

アップグレード中にコール処理が中断されたり、サービスが失われたりすることはありますか。

アップグレードの前に、次の情報を確認してください。

コール処理の中断の最小化について

クラスタをアップグレードすると、クラスタ内で独立した 2 つの Cisco CallManager が同時に実行されます。あるクラスタ内で異なるバージョンの Cisco CallManager が実行されている場合、そのクラスタ内の Cisco CallManager 間では相互対話は行われず、コール処理が中断される場合があることに注意してください。

クラスタ内で 4 台のプライマリ サーバと 2 台のバックアップ サーバを設定するなど、シスコが認定する構成規格に基づいて Cisco CallManager クラスタが設定されている場合、アップグレード中に同じバージョンの Cisco CallManager を実行しているサーバにすべてのデバイスを登録すると、コール処理の中断を最小限にできます。これは、すべてのデバイスは、Cisco CallManager バックアップ サーバか Cisco CallManager プライマリ サーバの両方ではなく、どちらか一方のサーバに登録されるためです。

サービスが失われることについて

アップグレード中、Cisco CallManager によって Cisco CallManager Serviceability に表示される Cisco CallManager 関連のサービスは非アクティブの状態となります。アップグレードの完了後にサーバをリブートすると、移行されたサービスが有効になり、開始されます。その他のサービスを使用するには、サービスを実行する各サーバで、そのサービスをアクティブにする必要があります。サービスをアクティブにする方法については、『 Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』、または Cisco CallManager アプリケーションのオンライン ヘルプを参照してください。


注意 コール処理の中断を最小限にするために、単一のメンテナンス期間内にアップグレードを実行することを強く推奨します。

Terminal Services、Virtual Network Computing、および Integrated Lights Out を使用してリモートでサーバをアップグレードできますか。

Terminal Services は、Cisco CallManager Release 4.1(2) にアップグレードするために使用しないでください。シスコは、Cisco Technical Assistance Center(TAC)がリモート管理およびトラブルシューティングを行うことができるように Terminal Services をインストールしています。したがって、Terminal Services を介したアップグレードはサポートされていません。


注意 アップグレードの前に、Terminal Services を無効にし、ただちにサーバをリブートして、サーバへリモート アクセスできなくすることを強く推奨します。Terminal Services を介してサーバにアクセスすると、アップグレードが失敗することがあります。

サーバをアップグレードしてから、Terminal Services を有効にする必要があります。

Virtual Network Computing(VNC)を使用してパブリッシャ データベース サーバをリモートでアップグレードする場合は、 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/iptel_os/index.htm にアクセスして最新版の VNC マニュアルを入手してください。


注意 VNC をインストールしていてもそれを使用してアップグレードを実行する計画がない場合は、
VNC を無効にしてサーバにリモート アクセスできないようにします。アップグレード中に VNC と、ユーザおよび管理者のサーバ アクセスを無効にしないと、アップグレードが失敗します。

Integrated Lights Out(ILO)を使用してアップグレードまたはインストール作業を行わないでください。シスコが ILO でサポートするのは、リモート管理作業およびリモート設定作業だけです。

クラスタ内のサーバをドメイン コントローラとして構成してもよいですか。

クラスタ内のどのサーバもドメイン コントローラとして構成しないでください。クラスタ内のサーバをドメイン コントローラとして構成すると、そのサーバに、Cisco CallManager をインストールすることも、アップグレードすることもできなくなります。

アップグレード中に設定作業をしてもよいですか。


注意 アップグレード中は、設定作業を実行しないでください。アップグレードを開始する前に、管理者がリモート設定作業を実行できるすべてのサービスを無効にします。たとえば、アップグレード前に Terminal Services または VNC を無効にして、管理者がアップグレード中にサーバを参照できなくします。

アップグレードを実行していることをすべてのユーザに通知して、アップグレード中にサーバを参照しないようにします。

アップグレード中に設定作業を実行すると、アップグレードが失敗します。

アップグレード前にドライブを取り外してもよいですか。


注意 サーバが MCS-7815、MCS-7820、MCS-7822、MCS-7825、またはお客様が用意する IBM xSeries 330 である場合、ドライブは取り外しできません。

アップグレード前に、ドライブを取り外し、代替のドライブを取り付けてドライブをミラーリングする

この作業を正しく実行する方法については、「ドライブを取り外し、代替のドライブを取り付けてドライブをミラーリングする(強く推奨)」を参照してください。

サーバでドライブを取り外して 1 つのドライブによってアップグレードする

サーバでドライブを取り外して 1 つのハード ドライブによってアップグレードする場合は、次の手順を実行します。


ステップ 1 パブリッシャ データベース サーバの電源をオフにします。

ステップ 2 MCS-7845 を除くすべてのサーバに対して、スロット 0 からハード ドライブを取り外し、マシン名、スロット番号、および Cisco CallManager の現在のバージョンを記入したラベルを貼付します。

MCS-7845 では、スロット 0 および スロット 2 からドライブを取り外し、該当する情報のラベルを貼付します。

ステップ 3 システムの電源をオンにします。

Cisco MCS

ステップ 4 Cisco MCS に対して次の手順を実行します(MCS-7845 には予備のハード ドライブが 2 つ必要です)。

a. F2 キーを押して、MCS-7830、MCS-7835、または MCS-7845 で一時回復モードを有効にします。


) MCS-7835H-2.4(またはそれ以降)および MCS-7845H-2.4(またはそれ以降)では、デフォルトは F2 に設定され、10 秒後に自動的に処理を続行します。


b. このステップは、MCS-7830、MCS-7835、または MCS-7845 にだけ適用されます。プロンプトが表示されたら、F1 キーを押し、続行します。

ステップ 5 Administrator のパスワードを使用して、サーバにログインします。

IBM xSeries サーバ

ステップ 6 F5 キーを押して、お客様が用意する IBM xSeries 342 サーバで一時回復モードを有効にします。

ステップ 7 Administrator のパスワードを使用して、サーバにログインします。


 

Cisco CallManager サーバには、どの Cisco IP テレフォニー アプリケーションをインストールできますか。

Cisco MCS またはお客様が用意するサーバに Cisco CallManager 以外のソフトウェアをインストールする前に、次のことを考慮してください。

Cisco Customer Response Solutions(CRS)の互換バージョンをインストールできます。これは Cisco CallManager とは別に購入する必要があります。

Cisco Unity、Cisco Conference Connection、Cisco Personal Assistant、または Cisco Emergency
Responder を、Cisco CallManager がインストールされているサーバにインストールしないでください。

サーバを不正侵入から保護するために、セキュリティ エージェントをインストールすることを強く推奨します。シスコは、Cisco Security Agent (CSA) for Cisco CallManager および Management Center for Cisco Security Agent(CSA MC)という 2 つのセキュリティ エージェント オプションを提供しています。

CSA for Cisco CallManager は、音声クラスタ内のすべてのサーバで使用するように設計されているセキュリティ ポリシーと、スタンドアロン エージェントを指定します。このエージェントに含まれているポリシーは、Cisco CallManager および Customer Response Applications(CRA)専用に設定されているため、これらを更新または表示することはできません。エージェントは、CCO( http://www.cisco.com/cgi-bin/tablebuild.pl/cmva-3des )からダウンロードできます。

CSA for Cisco CallManager に含まれているルールおよびポリシーの追加、変更、削除、表示が必要な場合、またはシスコ未承認のサードパーティ製アプリケーションのサポートを追加する必要がある場合は、CSA MC を購入してインストールしてください。CSA MC には、管理センターとして使用する別個の専用サーバが必要です。この管理センターを使用すると、ほかのネットワーク システムやサーバにインストールされているエージェントに配布するためのエージェント キットを作成することができます。

Cisco Security Agent に関する情報を入手するには、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/sec_vir/index.htm
および
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/rtrmgmt/cw2000/cw2000_b/vpnman/vms_2_2/csa_4_0/index.htm
を参照してください。


注意 Cisco IP テレフォニー アプリケーションが Cisco CallManager サーバでサポートされているかどうか不明な場合は、インストールしないでください。

アップグレードする際に、ほかにも注意が必要な情報はありますか。

本書では、クラスタ内のすべてのサーバが現在稼働状態であることを前提としています。

セキュリティ ポリシーおよびアカウント ポリシーについて


注意 セキュリティ ポリシーまたはアカウント ポリシーをデフォルトから変更すると、アップグレートが失敗する場合があります。セキュリティ ポリシーおよびアカウント ポリシーの詳細については、Microsoft の資料を参照してください。

Cisco CallManager Administration のサービス パラメータとエンタープライズ パラメータについて

Cisco CallManager は非数値のサービス パラメータを常に推奨値に更新します。

サービス パラメータを推奨値に設定されている場合、Cisco CallManager はアップグレード中に新しい推奨値に合わせて自動的に値を更新します。

カスタマイズ値が最小値と最大値の範囲内にある場合は、Cisco CallManager は値を変更しません。

最小値と最大値の範囲内にないカスタマイズ値を設定した場合、値はアップグレード中に最大値または最小値に変更されます。たとえば、最大値が 10 で、設定値が 12 である場合、Cisco CallManager は自動的に値を 10 に設定します。

アップグレード中、サービス全体に適用されないパラメータのいくつかが、クラスタ全体に適用されるパラメータ(正式にはサービス全体に適用されるパラメータと呼ばれます)に変更される場合があります。

H.323 クラスタ間トランクについて

Cisco CallManager Administration の複数の H.323 クラスタ間トランクに割り当てられているのと同じデバイス名が、複数の Cisco CallManager クラスタにある場合は、登録の問題が発生します。H.323 クラスタ間トランクにはそれぞれ一意のデバイス名を割り当てる必要があります。トランクを設定する手順については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。

H.323 Gateways について

H.323 Gateways 用の Cisco CallManager Administration では、H.225D On Every Node オプションは提供されなくなりました。アップグレード前に、割り当てるデバイス プロファイルですべての H.323 ダイヤルピアが Cisco CallManager サーバを指していることを確認します。ダイヤルピアのセッション ターゲット ステートメントが該当する Cisco CallManager サーバを指していない場合、コールは失敗します。

データベースについて

Cisco CallManager をアップグレードすると、データベース名が自動的に増分されます。たとえば、CCM0300 から CCM0301 になります。サードパーティ製の CDR ソフトウェアには、SQL トリガーが元のデータベース名にハードコーディングされている場合があります。この場合、トリガーは以前のデータベース名を指すので、すべての CDR フラット ファイルがパブリッシャ データベース サーバ上の誤ったディレクトリに書き込まれます。この問題についてのテクニカル サポートが必要な場合は、サードパーティ製ソフトウェアのベンダーに直接連絡してください。

アップグレード後の作業はいつ実行するべきですか。

クラスタ内のすべてのサーバでアップグレードが完了するまで、アップグレード後の作業は実行しないでください。

アップグレード中に問題が発生したらどうすればよいですか。

アップグレード中に問題が発生したら、次の処置を行ってください。

1. アップグレード中、ダイアログボックスにエラー メッセージが表示された場合は、「アップグレード メッセージ」を参照して、推奨されている修正処置を行ってください。

2. C:\Program Files\Common Files\Cisco\Logs からすべてのログ ファイル(たとえば、C:\Dcdsrvr\log、C:\*.log、C:\*.txt)を取得して調査します。

ログ ファイルに表示されるエラー メッセージがすべて重大とは限りません。MSI によってログ ファイルにエラー メッセージが生成される理由はさまざまです。たとえば、Cisco CallManager によって使用されていないサービスにアクセスしようとしています。