Cisco Unified Communications システム リリース 9.x SRND
ネットワーク管理
ネットワーク管理
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目次

ネットワーク管理

この章の新規情報

Cisco Prime Collaboration

フェールオーバーおよび冗長性

Cisco Prime Collaboration サーバのパフォーマンス

Cisco Unified Network Management のネットワーク インフラストラクチャ要件

Assurance

Assurance の設計上の考慮事項

音声品質のモニタリング

音声品質の測定

Cisco 1040 Sensor の音声品質のモニタリング

戦略的モニタリングと 戦術的モニタリング

Cisco 1040 Sensor の設計に関する考慮事項

UnifiedCM の音声品質のモニタリング

Cisco ネットワーク解析モジュール(NAM)

音声品質モニタリング方法の比較

トランク使用率

フェールオーバーおよび冗長性

音声モニタリング機能

Assurance のポートおよびプロトコル

帯域幅の要件

Assurance の分析およびレポート:Cisco Unified Service Statistics Manager

Prime Collaboration の統合

UnifiedSSM サーバのパフォーマンス

ポートおよびプロトコル

Provisioning

Provisioning の概念

ベスト プラクティス

Prime Collaboration の設計上の考慮事項

冗長性およびフェールオーバー

Provisioning のポートおよびプロトコル

その他のツール

Cisco Unified Analysis Manager

Cisco Unified Reporting

Cisco Unified Communications 配置モデルとの統合

キャンパス

集中型呼処理を使用するマルチサイト WAN

分散型呼処理を使用するマルチサイト WAN

WAN を介したクラスタリング

ネットワーク管理

ネットワーク管理は、さまざまなツール、アプリケーション、および製品によって構成され、ネットワーク システム管理者による新規および既存ネットワーク配置のプロビジョニング、運営、モニタリング、および保守を支援します。ネットワーク管理者は、ネットワーク デバイスを配置および設定する場合、また、ネットワーク インフラストラクチャやルータ、サーバ、スイッチなどのコンポーネントの正常性を運用、モニタリング、および報告する場合に、さまざまな課題に直面します。ネットワーク管理は、システム管理者による各ネットワーク デバイスとネットワーク アクティビティのモニタを支援し、問題をタイムリーに特定および調査することで、性能と生産性を高めるのに役立ちます。

リッチ メディアとデータのコンバージェンスにより、統合管理の必要性は以前よりもさらに強まっています。Cisco Prime Collaboration(Prime Collaboration)は、Cisco Unified Communications と TelePresence システムの試験、展開、およびモニタリングを支援する統合ツール セットを提供します。Prime Collaboration は、さまざまな管理段階を実装して、音声、ビデオ、コンタクト センター、リッチ メディア アプリケーションなどの Cisco Unified Communications アプリケーションの性能と可用性を戦略的に管理します。ネットワーク管理は一般的に、計画(Plan)、設計(Design)、実装(Implement)、および運用(Operate)(PDIO)の各段階からなります。 表 28-1 に、PDIO 段階と各段階に含まれる主なタスクを示します。

表 28-1 ネットワーク管理の段階およびタスク

計画および設計
実装
運用

Cisco Unified Communications 機能のネットワーク インフラストラクチャを見積もります。たとえば、全体的なコール品質を予測します。

Cisco Unified Communications をサポートするようにネットワークを準備します。

ネットワーク管理のベスト プラクティスを分析します。

Cisco Unified Communications を配置およびプロビジョニングします。たとえば、ダイヤル プラン、パーティション、ユーザ機能などを設定します。

既存インフラストラクチャの機能で Cisco Unified Communications をサポートできるようにします。たとえば、音声ポート、ルータのゲートウェイ機能などを設定します。

ユーザ、サービス、IP Phone などの変更を管理します。

運用、キャパシティ プランニング、エグゼクティブ サマリーなどのレポートを生成します。

ユーザ エクスペリエンスを監視および報告します。たとえば、音声品質をモニタするセンサーを使用します。

ネットワーク障害、デバイス障害、コール ルーティング問題などの問題をモニタおよび診断します。

この章では、Cisco Unified Communications Management の実装段階と運用段階に適用される次の管理ツールおよび製品の設計ガイドラインについて説明します。

Cisco Prime Collaboration は、Unified Communications と TelePresence サービスの初期配置、進行中の運用アクティベーションのプロビジョニングを管理します。Cisco Prime Collaboration は、Cisco Unified Communications システム全体の予防的および反応的な診断を備えた包括的なモニタリング機能を提供します。また、Cisco Unified Communications システムのモニタリング、評価の音声品質の信頼性が高い方式を提供します。詳細については、次の Web サイトで入手可能な関連製品のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps11480/index.html

Cisco Unified Service Statistics Manager(Unified SSM)は、Cisco Unified Communications の配置に関する高度な統計分析およびレポート機能を提供します。詳細については、次の Web サイトで入手可能な関連製品のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps7285/index.html

Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)でサポートされているソフトウェア バージョンの詳細については、次の URL で入手可能な『 Cisco Unified Communications Manager Software Compatibility Matrix 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucm/compat/ccmcompmatr.html

この章の新規情報

表 28-2 に、この章に新しく追加されたトピック、またはこのマニュアルの以前のリリースから大幅に改訂されたトピックの一覧を示します。

表 28-2 新規情報、またはこのマニュアルの以前のリリースからの変更情報

新規トピックまたは改訂されたトピック
説明箇所
改訂日

Cisco Prime Collaboration

「Cisco Prime Collaboration」およびこの章の他のセクション

2012 年 9 月 28 日

Cisco Unified Communications システム Release 9.0 向けに変更なし

2012 年 6 月 28 日

Cisco Prime Collaboration

Cisco Prime Collaboration(9.0 以降のリリース)は、Cisco Unified Communications Management Suite の次の 3 種類の製品を統合しています。

Cisco Prime Unified Operations Manager

Cisco Prime Unified Provisioning Manager

Cisco Prime Unified Service Monitor

Cisco Unified Service Statistics Manager は、別の製品のままです。Prime Collaboration は、TelePresense アプリケーションを主な対象として開発されましたが、現在 Unified Communications をカバーします。Cisco Prime Collaboration は次のインストールの組み合わせをサポートしています。

保証だけ(Unified Communications と TelePresence)

保証だけ(Unified Communications)

保証だけ(TelePresence)

プロビジョニング(Unified Communications のみ)とともに上記の保証の任意の組み合わせ

プロビジョニングだけ(Unified Communications)

Cisco Prime collaboration は、基礎となるトランスポート インフラストラクチャを含めた Cisco Collaboration システムのための、音声およびビデオ ネットワークの包括的な監視と診断機能を提供します。Prime Collaboration による統合で、ビデオの展開を音声とは別に管理する必要がなくなります。これは、2 つに分かれ、それぞれ個別の仮想マシンにインストールされるアプリケーション、Assurance および Provisioning によって提供されます。この統合アプリケーションは、Assurance および Provisioning の利点を組み合わせています。

Assurance アプリケーションは次を提供します。

ビデオ コラボレーション セッションのエンドツーエンドの可視化

Cisco Collaboration アプリケーションエンドツーエンドのサービスの監視。

Cisco TelePresence システムとエンド ポイントのリアルタイム サービスのトラブルシューティングおよび診断。

シスコ メディアネットを使用したビデオ サービスの準備の評価。

シスコ IP サービス レベル契約(IP SLA)およびビデオ SLA 検査エージェント(VSAA)を使用した診断テスト。

音声およびビデオ システムのサービス レベルおよびインベントリ レポート。

Provisioning アプリケーションは次を提供します。

サブスクライバ(個々の電話、ボイス メール、またはその他のサービスの所有者)に注文される標準サービス(たとえば、電話機、回線、ボイス メール)。

設定テンプレートは、一貫した方法で、Cisco Unified Communications の音声インフラストラクチャを自動設定する機能を提供します。

既存の Cisco Unified Communications ネットワークへのプロビジョニング アプリケーションの簡単な追加。

サブスクライバおよびユーザを管理するための簡略化したポリシー駆動型の Day 2 プロビジョニング インターフェイス。

エンドユーザが回線の設定や、サービスの管理、電話機のオプションをすばやく簡単に構成できるセルフケア機能。

多数のサブスクライバのバッチ プロビジョニング

これらのアプリケーションを次のどちらかとして実行できます。

シングル サイン オンを備えた統合アプリケーション。このモードは、Assurance と Provisioning 機能の両方の起動ポイントを統合ユーザ インターフェイスに提供します。

個別ログインでのスタンドアロン アプリケーション。このモードは、Assurance および Provisioning 機能に個別のユーザ インターフェイスを提供します。

Prime Collaboration の利点および主要機能の詳細については、次の Web サイトで入手可能な Cisco Prime Collaboration のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps11480/index.html

フェールオーバーおよび冗長性

Prime Collaboration は現在フェールオーバーをサポートしません。しかし、NIC チーミングをサポートするデュアル イーサネット ネットワーク インターフェイス カード(NIC)を備えたサーバ プラットフォームに配置すると、ネットワーク耐障害性をサポートできます。この機能は、サーバを 2 枚の NIC、つまり 2 本のケーブルでイーサネットに接続できるようにするものです。NIC チーミングは、障害の発生したポートから正常なポートに作業負荷を転送することによって、ネットワークのダウンタイムを防止します。NIC チーミングは、ロード バランシングまたはインターフェイス速度向上用には使用できません。

Cisco Prime Collaboration サーバのパフォーマンス

Prime Collaboration は仮想環境でだけ動作し、最低 2 台の仮想マシン(Assurance に 1 台、Provisioning に最低 1 台)が必要です。特定のシステム要件およびキャパシティ情報については、次の Web サイトで入手可能な『 Cisco Prime Collaboration Quick Start Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps11480/index.html

Cisco Unified Network Management のネットワーク インフラストラクチャ要件

ネットワーク内のドメイン ネーム サービス(DNS)でデバイスの IP アドレスに対してリバース ルックアップを実行して、デバイスのホスト名を取得できるようにする必要があります。DNS を使用しない場合は、IP アドレスからホスト名への解決にホスト ファイルを使用することもできます。

ネットワーク タイム プロトコル(NTP)を実装して、ネットワーク デバイスのクロックをネットワーク タイム サーバまたはネットワーク対応クロックに同期できるようにする必要があります。NTP によって、ネットワーク中のデバイスのすべてのログ、トラップ、ポーリング、およびレポートのタイムスタンプが正確であることが保証されるため、NTP はネットワークの運用および管理に不可欠なネットワーク サービスです。

ネットワーク内の Cisco Discovery Protocol(CDP)で適切なモニタリングを確実にできるようにする必要があります。Prime Collaboration の自動デバイス検出は、CDP テーブルに基づきます。CDP の代わりに ping スイープを使用することもできますが、ping スイープを使用して検出された IP Phone は「管理対象外」として報告されます。また、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)もネットワーク デバイス上で有効にして、Cisco Unified OM が設定済みのポーリング間隔でネットワーク デバイスの情報を取得したり、管理対象デバイスによって送信されたトラップ通知で警告および障害を受信できるようにする必要があります。

Cisco 1040 Sensor を使用する場合には、ネットワーク内でトリビアル ファイル転送プロトコル(TFTP)を有効にする必要があります。TFTP を使用することで Cisco 1040 sensor は設定ファイルをダウンロードできます。

Cisco Unified Communications ネットワークの詳細については、「ネットワーク インフラストラクチャ」の章を参照してください。

Assurance

Cisco Prime Collaboration は、Cisco Unified Communications インフラストラクチャ全体の統合ビューを提供し、Cisco Unified Communications ネットワークの各要素の現在の動作ステータスを示します。Prime Collaboration は、問題を迅速に切り分けおよび解決するための診断機能を提供します。Cisco ゲートウェイ、ルータ、およびスイッチに加えて、Prime Collaboration は、次のようなさまざまな Cisco Unified Communications 要素の運用ステータスも継続的にモニタリングします。

Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)

Cisco Unified Communications Manager Express(Unified CME)

Cisco Unified Communications Manager Session Management Edition

Cisco Unity および Unity Connection

Cisco Unity Express

Cisco Unified Contact Center Enterprise(Unified CCE)、Unified Contact Center Express(Unified CCX)、および Unified Customer Voice Portal(Unified CVP)


) Cisco Prime Collaboration のサービス レベル ビューでは、複数の Cisco Unified System Contact Center Enterprise(SCCE)の配置はサポートしていません。


Cisco IM and Presence

Cisco Emergency Responder

Cisco Unified MeetingPlace および Unified MeetingPlace Express

Cisco Unified Border Element

Cisco Unified エンドポイント


) Cisco Prime Collaboration は仮想環境で動作する Unified Communications と TelePresence アプリケーションをサポートしますが、VMware またはハードウェアのモニタリングを提供しません。VMware ホストを管理するためには vCenter を使用します。Unified Computing System(UCS)B シリーズ ブレード サーバでは、UCS Manager は Cisco UCS のすべてのソフトウェアおよびハードウェア コンポーネントを統合した Embedded Management を提供します。これにより、複数のシャーシを制御し、何千もの仮想マシンのリソースを管理します。UCS C シリーズ サーバの場合、Cisco Integrated Management Controller は管理サービスを提供します。


サポートされている製品(特に Cisco エンドポイント)および Prime Collaboration でサポートされているバージョンの詳細については、次の URL で使用可能な Cisco Prime Collaboration のデータ シートを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps11480/index.html

Prime Collaboration が Unified Communications 要素をモニタするために使用される 1 つのプロトコルは、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)です。SNMP は、トランスポート層プロトコルとして UDP を使用するアプリケーション層プロトコルです。SNMP で管理されるネットワークには、次の 3 つのキーとなる要素があります。

管理対象デバイス:SNMP エージェントを持つネットワーク デバイス(Unified CM、ルータ、スイッチなど)。

エージェント:管理対象デバイスに存在するネットワーク管理ソフトウェア モジュール。このエージェントは、デバイスのローカル管理情報を SNMP メッセージに変換します。

マネージャ:管理ステーション上で実行され、ネットワーク内の別のエージェントに接続して管理情報を取得するソフトウェア(Prime Collaboration など)。

SNMP の実装では、SNMP v1、SNMP v2c、および SNMP v3 の 3 つのバージョンがサポートされています。SNMP v3 は、認証、暗号化、およびメッセージの完全性をサポートしています。管理トラフィックにセキュリティが必要な場合は、SNMP v3 を使用できます。Prime Collaboration は、SNNP の 3 種類のバージョンをすべてサポートしています。エージェントとマネージャが正常に通信するには、各デバイスに SNMP v1 および v2c の read/write コミュニティ ストリングまたは SNMP v3 のクレデンシャルを設定する必要があります。Prime Collaboration では、ネットワーク デバイス情報を収集するために SNMP 読み取りアクセスだけが必要です。

SNMP の詳細については、次の Web サイトで入手可能な Cisco Prime Collaboration のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps11480/index.html

Assurance の設計上の考慮事項

Cisco Prime Collaboration はネットワーク内の他のデバイスとは次のようにインターフェイスします。

簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を使用して、すべての Cisco Unified Communications サーバ、ゲートウェイ、およびスイッチを管理します。

Administrative XML Layer(AXL)を使用して、Unified CM を管理します。AXL は、Simple Object Access Protocol(SOAP)over HTTPS Web サービスとして実装されます。

HTTP を使用して IP Phone に接続し、シリアル番号とスイッチ情報を収集します。IP Phone で HTTP が有効になっている必要があります。

拡張イベント処理と Cisco Unified CM のリモート syslog を統合し、Cisco Real-Time Monitoring Tool(RTMT)インターフェイスを利用して、事前に収集された Unified CM クラスタ全体のデータにアクセスします。

Skinny Client Control Protocol(SCCP)および Session Initiation Protocol(SIP)を使用して、統合テストのために Cisco Unified IP Phone と通信します。

インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)または ping スイープを使用して、Cisco IOS ルータやスイッチ、および他の音声デバイスや非音声デバイスとインターフェイスします。

Windows Management Instrumentation(WMI)を使用して Cisco Unity サーバに接続します。

図 28-1 に、パフォーマンス カウンタおよびアラームを収集するためにプライム コラボレーションが Unified CM との複数のインターフェイスをどのように利用するかについてシステム レベルの概要を示します。

図 28-1 Prime Collaboration と Unified CM のシステム レベルの統合

 

音声品質のモニタリング

Cisco Prime Collaboration は Cisco Unified Communications ネットワークでのコールの音声品質をモニタします。また、Unified CM、Cisco 1040 Sensor、およびネットワーク解析モジュール(NAM)を利用して、ネットワーク内の疑似コールではなく、実際のコールに関する音声品質統計情報をモニタリングおよび収集します。続いて、収集した音声品質統計情報を、定義済みの平均オピニオン評点(MOS)しきい値と比較します。音声品質がしきい値を下回ると、Prime Collaboration は、Unified SSM でコール データ分析を実行してレポートを生成できるように Cisco Unified Service Statistics Manager(Unified SSM)に音声品質情報を送信します。


) 一連のグローバルなコール品質しきい値はサポートされているコーデック タイプごとに 1 つとして定義できます。実装されている Cisco 1040 Sensor またはモニタされている Unified CM クラスタに基づいて、さまざまなしきい値をグループ化できます。


音声品質の測定

音声品質とは、IP Phone コールの音声および会話の品質を測る質的および量的な基準です。音声品質の測定は、音声会話の明確度および明瞭度を表して、評価します。Prime Collaboration は、Cisco 1040 Sensor、ネットワーク解析モジュール(NAM)、および Unified CM を使用して、音声品質情報をモニタおよび報告します。

Cisco 1040 Sensor の音声品質のモニタリング

Cisco 1040 Sensor は、平均的なユーザが VoIP コールで経験する主観的品質評価を予測するハードウェア デバイスです。RTP ストリームの IP ヘッダーに含まれる、パケット損失、遅延、ジッタ、隠蔽率などのさまざまな品質低下メトリクスを測定することによって機能します。この計算された品質評価は MOS 値に変換されます。MOS 値は、60 秒ごとに Prime Collaboration に送信される Syslog メッセージに格納されます。したがって、Cisco 1040 Sensor は、ほぼリアルタイム ベースで音声品質をモニタします。

Cisco 1040 Sensor には 2 つのファスト イーサネット インターフェイスがあります。1 つはセンサー自体を管理するために使用され、もう 1 つは実際の RTP ストリームをモニタするために、Cisco Catalyst スイッチのスイッチ ポート アナライザ(SPAN)ポートに接続されます。WAN 全体のコールの音声品質をモニタするには、図 28-2 に示すように、WAN クラウドの両側に Cisco 1040 Sensor のペアを配置する必要があります。

図 28-2 Cisco 1040 Sensor を使用した音声品質のモニタリング

 

電話機ごとに送信と受信の 2 つのコール レッグがあります。各コール レッグはコール パスに沿って 3 つのセグメントに分けられます。たとえば、図 28-2 の電話機 A の送信コール レッグの場合、セグメント 1 は電話機 A とキャンパス アクセス スイッチ間、セグメント 2 は 2 つのアクセス スイッチ間、セグメント 3 は支店サイトのアクセス スイッチと電話機 B 間になります。セグメント 1 および 3 はローカル エリア ネットワーク内にあり、このことは音声品質に対する伝送障害が最も少ないことを示します。つまり、これら 2 つのセグメントでは音声品質の低下は発生しないと考えてもほぼ間違いないため、これらの RTP ストリームをモニタする必要はありません。

セグメント 2 は WAN 回線と、コール パス沿いの複数のネットワーク デバイスにまたがっています。WAN に固有のパケット損失、遅延、およびジッタのために音声品質が低下する可能性が高くなります。そのため、(キャンパスからブランチへの)RTP ストリームを支店サイトの Cisco 1040 Sensor でモニタする必要があります。同様に、中央サイトのセンサーで、WAN を渡ってそのセグメントに着信する RTP ストリームをモニタする必要があります。これらの RTP ストリームは重要な音声品質統計情報を提供するため、関連する MOS 値を慎重に分析する必要があります。

戦略的モニタリングと 戦術的モニタリング

Cisco 1040 Sensor の配置には、戦略的モニタリングと戦術的モニタリングの 2 つの方法があります。戦略的モニタリングでは、ネットワーク内のすべての IP Phone または IP Phone のサブセットを継続的にモニタするために、Cisco 1040 Sensor を配置します。戦術的モニタリングでは、音声品質問題が識別されているサイトに Cisco 1040 Sensor を配置します。Cisco 1040 Sensor は、FCC クラス B 標準に準拠しているため、企業環境に簡単に配置できます。

小規模ネットワークでは、戦略的モニタリングを、すべての IP Phone を継続的にモニタするよう配置することを推奨します。中規模から大規模のネットワークでは、戦略的モニタリングを、一部の IP Phone のみ継続的にモニタするよう配置すると同時に、戦術的モニタリングを使用して残りの IP Phone で発生しているすべての音声品質問題をトラブルシューティングすることを推奨します。

Cisco 1040 Sensor の設計に関する考慮事項

Cisco 1040 Sensor を配置する場合には、次の設計要素を考慮してください。

Cisco 1040 Sensor では、同時に 100 本の RTP ストリームをモニタできます。図 28-2 に示すように着信 RTP ストリームだけをモニタすると、Cisco 1040 Sensor は(50 本ではなく)100 本の同時音声コールをモニタするメリットを十分に提供できます。大量のコールがある環境では、より多くの Cisco 1040 Sensor を使用する必要がある場合があります。

RTP ストリームが多すぎて Cisco 1040 Sensor で処理できない場合は、Cisco 1040 Sensor が RTP ストリームをランダムに選択します。

Cisco 1040 Sensor は Cisco Catalyst スイッチ上の SPAN ポートを使用して、実際の RTP ストリームをモニタします。Catalyst スイッチのタイプごとに、設定できる SPAN ポートの数量は異なります。たとえば、Cisco Catalyst 6500 および 4500 スイッチに設定できる SPAN ポートは最大 2 つですが、Cisco Catalyst 3550 スイッチの最大数は 1 つです。つまり、ネットワーク内に配置されている Catalyst スイッチのタイプによって、配置できる Cisco 1040 Sensor の数が決まります。

複数の Cisco Catalyst スイッチ間にトランキング接続がある場合、およびコール量が少ない場合には、すべての Catalyst スイッチに Cisco 1040 Sensor を配置する必要はありません。単一の Cisco 1040 Sensor で同じ VLAN 内の他のスイッチ上の IP Phone をモニタできるように、リモート スイッチ ポート アナライザ(RSPAN)を使用できます。

IP Phone の数が少なく少量のコールしかないサイトのすべてに Cisco 1040 Sensor を配置するのは非効率的です。このような場合は、1 つの Cisco 1040 Sensor で複数のネットワークの音声ストリームをモニタできるように、Cisco 拡張スイッチド ポート アナライザ(ESPAN)を使用できます。

Unified CM の音声品質のモニタリング

Unified CM は Cisco Voice Transmission Quality(CVTQ)アルゴリズムを使用して、音声品質をモニタします。CVTQ は Klirrfaktor(K ファクタ)方式に基づいて、音声コールの MOS 値を見積もります。各コールの終了時に、Unified CM はコール管理レコード(CMR)に MOS 値を格納します。CMR およびコール詳細レコード(CDR)は、60 秒ごとにセキュア ファイル転送プロトコル(SFTP)経由で Prime Collaboration に転送されます。Unified CM と統合するには、Unified CM の Unified Serviceability の設定 Web ページで、Prime Collaboration を課金アプリケーション サーバとして設定する必要があります。Unified CM クラスタごとに最大 3 つの課金アプリケーション サーバを設定できます。次の設定を課金アプリケーション サーバに指定します。

Prime Collaboration の Assurance の仮想マシンのホスト名または IP アドレス

SFTP ファイル転送のユーザ名およびパスワード

プロトコル:SFTP

CDR および CMR ファイルを転送する Prime Collaboration の仮想マシンのディレクトリ パス

CVTQ は、Unified CM 7. x と、SCCP および SIP の両方のモードで実行している Cisco Unified IP Phone によってネイティブにサポートされています。CVTQ をサポートする電話機モデルの一覧は、次の URL で入手可能な互換性情報に示されています。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps6535/products_device_support_tables_list.html

さまざまな品質低下メトリクスで詳細な検査を実行する Cisco 1040 Sensor と比較すると、K ファクタ方式は、実際にネットワークに影響を与える品質低下の 1 つの側面、つまりパケット損失だけを検査します。このように、CVTQ のアルゴリズムは、Cisco 1040 Sensor がコール品質のモニタに使用するアルゴリズムほど高機能ではありません。CVTQ を使用して音声品質問題を検出し、Cisco 1040 Sensor を使用してその問題を検証およびトラブルシューティングすることを推奨します。

Cisco ネットワーク解析モジュール(NAM)

Cisco NAM は、リモート モニタリング(RMON)および一部の SNMP 管理情報ベース(MIB)を利用して、ネットワーク管理者が Unified Communications インフラストラクチャのすべてのレイヤを表示し、アプリケーションや、音声とビデオのアプリケーションの QoS などのネットワーク サービスをモニタ、分析、トラブルシューティングできるようにするトラフィック分析モジュールです。Cisco NAM 4.0 で追加された音声計測手段により、NAM に組み込まれているデータ収集とパフォーマンス分析を使用したコール メトリクスを利用するために、NAM を Prime Collaboration に統合できます。

Cisco NAM は、Prime Collaboration を補完して企業全体の音声管理ソリューションを提供します。Cisco NAM は、Cisco Catalyst 6000 シリーズ、7600 シリーズ、およびサービス統合型ルータのさまざまな設定で使用できます。NAM アプライアンスは、トラブルシューティングおよび分析のためのグラフィカル ユーザ インターフェイスを備えており、RTP を使用した音声品質分析、音声制御、およびシグナリング モニタリングのための豊富なフィーチャ セットを提供します。 表 28-3 に、各タイプの NAM でサポートできる同時 RTP ストリーム(単一方向)の最大数を示します。

 

表 28-3 NAM タイプごとのサポートされる同時 RTP ストリームの数

Cisco NAM タイプ
1040 Sensor
NME-NAM
NAM-2
NAM 2204 アプライアンス
NAM 2220 アプライアンス
サポートされる同時 RTP ストリームの数

100

100

400

1500

4000

Cisco Prime Collaboration は 60 秒ごとに NAM に音声品質メトリックのポーリングをします。次に、Cisco 1040 Sensor と NAM の両方からのデータを集約し、Cisco 1040 Sensor と NAM の両方の MOS の計算に同じ方式を使用します。これにより、Prime Collaboration はさらに高度な分析を行うために、CDR と、Cisco 1040 Sensor および NAM からのコール ストリーム レポートを相互に関連させることができます。

Cisco NAM の詳細については、次のサイトを参照してください。

http://www.cisco.com/go/nam

音声品質モニタリング方法の比較

Cisco 1040 Sensor、CVTQ、および NAM は相互に補完し合って、音声品質測定のトータル ソリューションを提供します。Cisco 1040 Sensor、CVTQ、および Cisco NAM を使用した音声品質モニタリングの主な違いは、次のとおりです。

Cisco 1040 Sensor は、パケット損失、遅延、ジッター、および隠蔽率に基づいて音声コールをモニタリングします。CVTQ は、パケット損失だけに基づいて音声コールをモニタします。

Cisco 1040 Sensor および Cisco NAM は、60 秒ごとに音声品質の統計情報を提供します。CVTQ は、コールが完了したあとに、音声品質の統計情報を提供します。

Cisco 1040 Sensor は、すべての Cisco Unified CM リリースおよび Cisco Catalyst スイッチに接続しているすべてのタイプのエンドポイントと互換性があります。CVTQ は、Unified CM 4.2 以降のリリースだけをサポートしています。

クラスタ間コールの場合、Cisco 1040 Sensor はエンドツーエンドのコール セグメントをモニタします。CVTQ は、自身のクラスタ内のコール セグメントだけをモニタします。

Cisco 1040 Sensor を使用して、ネットワーク内の重要な IP Phone デバイス、ゲートウェイ デバイス、およびアプリケーション サーバをモニタし、音声品質問題を調査およびトラブルシューティングすることを推奨します。ネットワーク内の全体的な音声コール品質を測定するには、CVTQ ベースの音声品質モニタリングを使用する必要があります。

CVTQ を使用していない場合でも、Prime Collaboration は CDR 情報を使用して、次のメトリクス用に NAM レポートと相互に関連します。

発信元か宛先、またはその両方の内線番号

デバイス タイプ

ゲートウェイとの間のコールの場合、コールが送信されるインターフェイス

コールの切断理由(可能な場合)

電話機が接続される(Unified CM クラスだけでなく)正確な Unified CM サーバ

トランク使用率

Cisco Prime Collaboration はリアルタイム トランク使用率パフォーマンス グラフを表示します。また、長期トレンドおよびレポート プロセス用の Unified SSM に収集したコール情報を提供するために、Cisco Unified Service Statistics Manager(Unified SSM)と密接に統合します。コール情報は、Prime Collaboration が Unified CM から収集した CDR および CMR レコードから提供されます。

フェールオーバーおよび冗長性

Unified CM パブリッシャ サーバは、SFTP 経由で CDR および CMR ファイルを Prime Collaboration に転送します。パブリッシャ サーバを使用できない場合、Unified CM クラスタ内のコールの MOS 値を含む新しい CDR および CMR ファイルを、Prime Collaboration が取得するためのフェールオーバー メカニズムはありません。

音声モニタリング機能

Cisco Prime Collaboration は、次の音声品質モニタリング機能をサポートします。

最大 50 の Cisco 1040 Sensor

次のいずれかのシナリオ。

1 分あたり 5,000 本のセンサーベースの RTP ストリーム(Cisco 1040 Sensor または NAM モジュールを使用)

1 分あたり 1,600 本の CVTQ ベースのコール

1 分あたり 1,500 本の RTP ストリームと 666 本の CVTQ コール

Prime Collaboration は、指定された Unified CM クラスタに設定されているすべての Cisco Unified IP Phone の音声品質情報(CDR および CMR ファイル経由)を、自動的に選択および収集します。クラスタ内の特定の IP Phone だけをモニタする設定オプションはありません。


) Prime Collaboration がフル キャパシティで動作している場合、予想されるデータベース増加(Syslog、CDR、および CMR ファイル)は 1 日あたり約 2.4 GB になると推定されます。


Assurance のポートおよびプロトコル

表 28-4 に、Assurance に Cisco Prime Collaboration のさまざまなプロトコル インターフェイスで使用されるポートを示します。これらのポートを社内ファイアウォール(該当する場合)で開いて、Prime Collaboration とネットワーク内の他のデバイス間の通信を可能にすることを推奨します。

表 28-4 Assurance に関する Cisco Prime Collaboration のポートの使用

Protocol
Port
サービス

UDP

161

SNMP ポーリング

UDP

162

SNMP トラップ

TCP

80

HTTP

TCP

443

HTTPS

TCP

1741

CiscoWorks HTTP サーバ

UDP

22

SFTP

TCP

43459

データベース

UDP

5666

Syslog1

TCP

2000

SCCP2

UDP

69

TFTP3

UDP

514

Syslog

TCP

8080

Unified CM のステータス確認 Web サービス

TCP

8443

Unified CM と Prime Collaboration 間の SSL ポート

1.Prime Collaboration は、Cisco 1040 Sensor から Syslog メッセージを受信します。

2.Prime Collaboration は SCCP 経由で Cisco 1040 Sensor と通信します。

3.Cisco 1040 Sensor は TFTP 経由で設定ファイルをダウンロードします。


) Cisco NAM は、デフォルト以外のポートを使用して、HTTPS でリモートにアクセスされます。Prime Collaboration は各 Cisco NAM に対して認証を行い、HTTP/S セッションを維持します。


Prime Collaboration または管理対象デバイスから発信されるすべての管理トラフィック(SNMP)には、デフォルト マーキングの DSCP 0x00(PHB 0)が付けられます。ネットワーク管理システムの目標は、ネットワーク内のすべての問題または誤動作に対応することです。正確かつ信頼性の高いモニタリングを保証するために、ネットワーク管理データを優先順位付けする必要があります。QoS メカニズムを実装すると、パケット遅延、パケット損失、およびジッタが確実に減少します。ネットワーク管理トラフィックに IP Precedence 2、つまり DSCP 0x16(PHB CS2)を付けて、最小帯域幅保証を提供することを推奨します。Windows オペレーティング システムでは、DSCP 値を設定する必要があります。

管理対象デバイスがファイアウォールの背後にある場合、管理トラフィックを許可するようにファイアウォールを設定する必要があります。ネットワーク アドレス変換(NAT)を使用するネットワークでは、Prime Collaboration のサポートは限定されています。これには、Prime Collaboration サーバから NAT の背後にあるデバイスの NAT IP アドレスへの IP 接続および SNMP 接続が必要です。Prime Collaboration では、スタティック NAT がサポートされます。

帯域幅の要件

Prime Collaboration は設定された間隔ごとに、管理対象デバイスに対してポーリングを実行して、運用ステータス情報を取得します。この情報には、重要な管理データが大量に含まれている可能性があります。特に低速 WAN 上に多数の管理対象デバイスがある場合は、帯域幅を管理データ用にプロビジョニングする必要があります。トラフィック量は、管理対象デバイスのタイプによってそれぞれ異なります。たとえば、Cisco 音声ゲートウェイのモニタリングと比較すると、Unified CM をモニタする方がより多くの管理メッセージが確認されることがあります。また、管理トラフィックの量は、管理対象デバイスが完全モニタリング状態にあるのか部分モニタリング状態にあるのか、および統合テストが実行されているのかどうかによって変わります。Prime Collaboration には、次の URL で入手可能な Bandwidth Estimator があります。

http://www.cisco.com/web/applicat/ombwcalc/OMBWCalc.html

Assurance の分析およびレポート:Cisco Unified Service Statistics Manager

Cisco Unified Service Statistics Manager(Unified SSM)は、高度なコール統計情報分析を実行して、経営幹部向け、運用担当向け、およびキャパシティ計画担当向けのレポートを生成します。Unified SSM は、コール統計情報を取得するために Cisco Prime Collaboration に完全に依存しています。したがって、Prime Collaboration は、Unified SSM を配置する前に設定されて動作している必要があります。Unified SSM では、あらかじめ用意されたテンプレートに沿ったレポートとカスタマイズ可能なレポートの両方を使用でき、これらのレポートで、Cisco Unified Communications システム全体のコール量、サービスの可用性、コール品質、リソース使用率、トランク使用率、キャパシティなどの主要メトリクスを確認できます。機能のサポートや機能の詳細については、 http://www.cisco.com で入手可能な Cisco Unified Service Statistics Manager の製品マニュアルを参照してください。

Prime Collaboration の統合

Unified SSM は、データベースからコール統計データを抽出するために Cisco Prime Collaboration と統合します。データ抽出プロセスは、Unified SSM エージェントによって実行されます。

Unified SSM エージェントは、Unified SSM と Prime Collaboration 間の通信を容易にし、Prime Collaboration から Unified SSM へのコール統計データ送信を担当します。抽出されたデータは、Unified SSM によって専用の SQL データベースに格納されます。

Unified SSM には異なる 2 つのデータ収集アプローチがあります。1 つめのアプローチは、 ロー データ収集 と呼ばれます。このアプローチでは、Unified SSM は Unified SSM エージェントに、Prime Collaboration データベースからすべてのコール統計データを直接取得するように指示します。取得されたデータはすべて、最長で 30 日間、Unified SSM のデータベースに保存されます。このアプローチの利点は、詳細分析およびレポート生成を実行するための包括的なデータ ソースを Unified SSM に提供することです。

2 つめのアプローチは、 モニタベースのデータ収集 と呼ばれます。このアプローチでは、Unified SSM は Unified SSM エージェントに、処理済みのコール統計データだけを転送するように指示します。このアプローチの利点は、ネットワーク上のトラフィックの負荷が少ないことであり、処理済みのデータは最長で 3 ヵ月間、Unified SSM データベースに保存できます。Prime Collaboration データベースの元のコール統計データを処理するには、特定のモニタ インスタンスを Unified SSM の管理コンソールで作成する必要があり、そのモニタ インスタンスを適切な Unified SSM エージェントに関連付ける必要があります。モニタ インスタンスは、定義済みの属性に基づいたデータだけを抽出します。たとえば、コール ボリューム モニタの場合、属性にはオンネットで完了したコールの数、オンネットで失敗したコールの数、オンネットの 1 コールあたりの平均保留時間などが含まれます。各モニタ インスタンスには、一意の定義済み属性リストがあります。モニタ インスタンスは、15 分ごとにポーリングを実行してデータを抽出し、Unified SSM エージェントは関連付けられているモニタ インスタンスから処理済みデータを集約して、30 分ごとに Unified SSM に送信します。

各モニタ タイプのすべての属性の完全な一覧と、設定のガイドラインについては、 http://www.cisco.com で入手可能な Cisco Unified Service Statistics Manager の製品マニュアルを参照してください。


) 現在、Unified SSM での冗長性およびフェールオーバーのサポートはありません。それでも、データは完全にはパージされず、要約または集約されてデータベース内に保管されるため、Unified SSM では 3 ヵ月以上レポートを使用できます。


Unified SSM サーバのパフォーマンス

Unified SSM は単一サーバ モードにかぎり動作します。Unified SSM のハードウェア要件および情報については、次の URL で入手可能な『 Cisco Unified Service Statistics Manager Data Sheet 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps7285/products_data_sheets_list.html

ポートおよびプロトコル

表 28-5 に、Cisco Unified Service Statistics Manager のさまざまなプロトコル インターフェイスで使用されるポートを示します。これらのポートを社内ファイアウォール(該当する場合)で開いて、Unified SSM とネットワーク内の他のデバイス間の通信を可能にすることを推奨します。

表 28-5 Unified SSM のポート使用

プロトコル
ポート
サービス

TCP

48101

HTTP

TCP

48443

HTTPS

TCP

12123

Unified SSM エージェント コントローラ リスナー

TCP

12124

Unified SSM エージェント リスナー4

TCP

12125

Unified SSM と Unified SSM エージェントとの通信5

4.Unified SSM は、配布されたすべての Unified SSM エージェントと接続します。

5.Unified SSM エージェントは、Unified SSM にコール統計データを送信します。

Provisioning

Cisco Prime Collaboration は、Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)、Cisco Unified Communications Manager Express(Unified CME)、Cisco Unity、Cisco Unity Connection、および Cisco Unity Express の新規と既存の両方の配置について、簡素化された Web ベースのプロビジョニング インターフェイスを提供します。Prime Collaboration では、1 日目および 2 日目のインフラストラクチャとサブスクライバ(または、電話機ユーザ)の両方のプロビジョニングを提供します。1 日目に必要なものには、新規配置の設定およびサイトまたはロケーションの追加が含まれ、2 日目に必要なものには、Cisco Unified Communications ソリューションのさまざまなコンポーネントにおける継続的な移動、追加、および変更のためのサービスが含まれます。

また、Cisco Prime Collaboration は、Northbound API を提供して、シスコおよびサード パーティが、HR システム、カスタムまたはブランド製のユーザ ポータル、他のプロビジョニング システム、ディレクトリ サーバなどの外部アプリケーションと統合できるようにします。

Prime Collaboration システム要件とインストール手順、サポートされるコンポーネントのプロビジョニング ユーザとインフラストラクチャ、およびキャパシティ情報の詳細については、次の Web サイトで入手可能な Cisco Prime Collaboration のマニュアルを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/ps11480/index.html

さまざまな Cisco Unified Communications コンポーネントをプロビジョニングするために Prime Collaboration をネットワーク管理ソリューションとして使用する方法をより深く理解するために、次の項では Prime Collaboration の基本概念について説明します。

Provisioning の概念

Cisco Prime Collaboration は、Cisco Unified Communications システムの次のコンポーネントのプロビジョニング インターフェイスとして動作します。

コール プロセッサ

Cisco Unified Communication Manager(Unified CM)

Cisco Unified Communications Manager Express(Unified CME)

メッセージ プロセッサ

Cisco Unity

Cisco Unity Connection

Cisco Unity Express

プレゼンス プロセッサ

Cisco IM and Presence

Cisco Voice Gateway

Cisco VG224、VG204、および VG202 Analog Voice Gateway


) コンポーネント バージョンの互換性の詳細については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps11480/index.html の Prime Collaboration の情報を参照してください。


次の項では、これらのコンポーネントの設定に関連する Prime Collaboration の概念について説明します。

ドメイン

ドメインは、システム内に複数の論理グループを作成するという管理上の目的で使用されます。ドメインには次の特性があります。

ドメインは、地理的なロケーションまたは組織ユニットにマッピングできます。

1 つのドメインには、複数のコール プロセッサおよび複数のオプションのメッセージ プロセッサを含めることができます。

1 つの特定のコール プロセッサまたはメッセージ プロセッサを、複数のドメインのメンバーに設定できます。

ドメインでサブスクライバを分けて、サブスクライバを別々に管理できます。

サービス エリア

サービス エリアはオフィスを示します。サービス エリアによって、ドメイン内のダイヤル プランおよび他の音声関連の設定が決まります。現実には、各オフィスに複数のサービス エリアが存在することがあります。サービス エリアによって、Unified CM 内で使用されるデバイス グループ、ルート パーティション、コーリング サーチ スペースなどの属性が決まります。サービス エリアには次の特性があります。

各サービス エリアは、単一のコール プロセッサおよびオプションの 1 つのメッセージ プロセッサに割り当てられます。

各サービス エリアは 1 つのダイヤル プランと関連付けられる必要があります。

ユーザおよびサブスクライバ

ユーザ とは、割り当てられたユーザ ロールに基づいて、Prime Collaboration 内のさまざまなタスクを実行する権限を与えられた人をいいます。インストールすると、Prime Collaboration は Prime Collaboration 内のすべてのタスクを実行する、グローバルな管理者権限および完全な権限がある Prime Collaboration の管理者(または Prime Collaboration の Super Admin と呼ばれます)を作成します。

ユーザ ロールは Prime Collaboration 内のアクセス レベルを決定します。ドメイン固有のユーザを、ドメイン内の特定のタスクの権限を持つ複数のユーザ ロールに割り当てることができます。個々のユーザ ロールは、ポリシーまたはワークフロー タスクに関連しています。ユーザは、管理者または電話機ユーザになることができます。

Prime Collaboration の サブスクライバ は、基になる音声アプリケーションによって提供される IP テレフォニー サービスを使用するエンティティです。サブスクライバは Unified CM の電話機ユーザと同じです。Prime Collaboration のユーザ自身がサービスを使用することもあります。そのため、ユーザ(管理者)がサブスクライバ(または電話機ユーザ)になることもあります。Prime Collaboration では、Unified CM にない疑似サブスクライバ(会議室やロビーの電話機など)も使用できます。

ワークフローおよびオーダーの管理

新規サイトを展開する場合、または既存のサイトに対して移動、追加、および変更を行う場合、ユーザは、オーダーの作成とそのオーダーの処理という 2 段階のプロセスで基盤となるシステムを変更します。これらの段階の両方にポリシーを設定できます。たとえば、1 つのユーザ グループはオーダーの作成と送信だけができ、別のユーザ グループは処理関連のアクティビティの表示および実行ができるようにシステムを設定できます。Prime Collaboration には、Prime Collaboration の設定方法に基づいて、サービス アクティベーションおよびビジネス フローなどのオーダー処理を実行するオートメーション エンジンが含まれます。

ワークフローは、オーダー プロセスのアクティビティ(承認、電話機割り当て、出荷、および受領)を連係させます。

設定テンプレート

Prime Collaboration は、設定テンプレートの使用を通して一貫した方法で Unified CM、Unified CME、Cisco Unity、Cisco Unity Express、および Cisco Unity Connection を設定できます。これらの製品をテンプレートを使用して設定することによって、既存の製品に対する増分ロールアウトを実施したり、既存の顧客全員に新しいサービスを展開したりできます。

バッチ プロビジョニング

ユーザの作成およびそのサービスのプロビジョニングは、新規支店のロール アウトまたはレガシー システムからの移行用のバッチ プロビジョニングで自動的に実行することもできます。

ベスト プラクティス

新規または既存の配置用に Cisco Unified Communications コンポーネントをプロビジョニングする場合に Prime Collaboration を使用する場合は、次のベスト プラクティスとガイドラインが適用されます。

新規サイトのロール アウトなどの 1 日目のその他のアクティビティ、および移動、追加、変更などの 2 日目のアクティビティのために Prime Collaboration を使用する前に、管理対象デバイスを起動して、実行しておく必要があります。

Cisco Unified CM、Cisco Unity、Unified CME、Survivable Remote Site Telephony(SRST)、Cisco Unity Express および Cisco IM and Presence サービスには、事前設定が必要です。

正しいドメイン、サービス エリア、およびプロビジョニング属性を定義します。

必要に応じて、ワークフロー規則だけを変更します。

サブスクライバ タイプ、拡張規則の設定、および他の設定パラメータの使用を検討します。

これらのベスト プラクティスは、次のような基本タスクによってサポートされています。

Unified CM、Unified CME などのコール プロセッサおよび Cisco Unity、Unity Connection、Unity Express などのメッセージ プロセッサの追加

ドメインの作成、およびコール プロセッサとメッセージ プロセッサの作成済みドメインへの割り当て

Unified CM または Unified CME 用の設定テンプレートを作成および使用した音声ネットワークのプロビジョニング、または既存の配置からの現在の音声インフラストラクチャ設定のインポート

Prime Collaboration に対する LDAP ユーザの一括同期の実行(該当する場合)。

各ドメインのサービス エリアの作成(一般的に、ダイヤル プランごとに 1 つのサービス エリア)および各サービス エリアへのサブスクライバ(ユーザ)タイプの割り当てによる配置の設定

各ドメインの管理ユーザの作成

サブスクライバまたはユーザのサービスのオーダー、更新、または変更

Prime Collaboration の設計上の考慮事項

次の設計上の考慮事項は、プロビジョニングのための Prime Collaboration に適用されます。

次のいずれかの方法でドメインを設定します。

複数のサイトに対して、複数のコール プロセッサと複数のメッセージ プロセッサを持つ単一のドメインを作成します。

サイトごとに 1 つのコール プロセッサと 0 個以上のオプションのメッセージ プロセッサで構成されるドメインを作成します。

サブスクライバのサブセットを管理するために個別の管理者が必要な場合は、複数のドメインを作成します。

複数のダイヤル プランに対して複数のサービス エリアを作成します。

Prime Collaboration のコール プロセッサとして Unified CM パブリッシャだけを追加します。Prime Collaboration を使用して行った Unified CM パブリッシャの変更はすべて、全部の Unified CM サブスクライバ サーバと同期されます。

Unified CM、Unified CME、または Cisco Unity Express の設定テンプレートを使用します。

Unified CME および Cisco Unity Express の設定テンプレートには、Cisco IOS コマンドを使用します。

Unified CM 設定テンプレート用の Cisco Unified CM インフラストラクチャ データ オブジェクトを追加します。

大量の電話機および回線(DN)がある場合は、既存のバッチ プロビジョニング用の設定テンプレートを変更します。

2 日目のサービス(電話機、回線、ボイスメールなど)の移動、追加、および変更のために、個々のドメイン管理者でそれぞれのサブスクライバ セットを管理する場合は、単一サイトの配置であっても、複数のドメインを作成します。

1 つのダイヤル プランに 1 つのサービス エリアを作成します。

デバイス プール、ロケーション、コーリング サーチ スペース、および電話機に複数のダイヤル プランが必要な場合は、複数のサービス エリアを作成します。

Prime Collaboration は、次の特性を持つ IPv6 対応アプリケーションです。

Prime Collaboration は IPv4 リンクを介して Unified CM と通信します。Unified CM には IPv4 の SOAP AXL インターフェイスしかないため、Prime Collaboration のユーザ設定インターフェイスでは IPv4 IP アドレスしか入力できません。したがって、Prime Collaboration は IPv4 アドレスを使用して、Unified CM の AXL インターフェイスと通信する必要があります。

Prime Collaboration は、SIP トランクの AXL 応答メッセージに含まれている IPv6 アドレスを処理します。

IPv6 対応機能のサポートは、現在の Cisco Unified Communications Manager Express、Cisco Unity、Cisco Unity Express、および Cisco Unity Connection のデバイスのサポートには影響を与えません。

冗長性およびフェールオーバー

Prime Collaboration が設定プロセスの途中で失敗した場合、Prime Collaboration GUI から設定デバイスに対して行われた変更を保存されていない可能性があり、復元できません。管理者は Prime Collaboration が復旧されるまで、telnet などの他のツールを使用するか、または管理対象デバイスにログイン(HTTP)して、手動手順を使用して設定プロセスを続行する必要があります。コール プロセッサ(Unified CM または Unified CME)、メッセージ プロセッサ(Cisco Unity、Unity Connection、または Unity Express)の Prime Collaboration からの同期化を実行しない場合は、管理対象デバイスに手動で追加された設定変更は Prime Collaboration Dashboard またはデータベースに自動的に表示されません。

Provisioning のポートおよびプロトコル

表 28-6 に、Prime Collaboration のさまざまなプロトコル インターフェイスで使用されるポートを示します。これらのポートを社内ファイアウォール(該当する場合)で開いて、Prime Collaboration とネットワーク内の他のデバイスとの通信を可能にすることを推奨します。

表 28-6 プロビジョニングのための Prime Collaboration のポートの使用

プロトコル
ポート
サービス

TCP

80

HTTP6 7

TCP

8443

HTTPS2

TCP

22

SSH8

SSH

23

Telnet3

TCP

1433

データベース9

6.Prime Collaboration Administration の Web ページにアクセスします。

7.Prime Collaboration は、Administrative XML Layer(AXL)Simple Object Access Protocol(SOAP)経由で Unified CM をします。

8.Unified CME および Cisco Unity Express と通信する Prime Collaboration の場合。

9.Cisco Unity および Cisco Unity Connection のデータベースに接続する Prime Collaboration の場合。

その他のツール

上記のネットワーク管理ツール以外に、次のツールにも Cisco Unified Communications システムのトラブルシューティングおよびレポート機能が備えられています。

「Cisco Unified Analysis Manager」

「Cisco Unified Reporting」

Cisco Unified Analysis Manager

Cisco Unified Analysis Manager は Cisco Unified Communications Manager Real-Time Monitoring Tool(RTMT)に含まれています。他の RTMT 機能とは異なり、Unified Analysis Manager は 1 つではなく複数の Unified Communications 要素をサポートするという点で独特です。Unified Analysis Manager は、起動されると Unified Communications システムからトラブルシューティング情報を収集して、その情報の分析を提供します。この情報を使用して独自のトラブルシューティング操作を実行したり、分析のために Cisco Technical Assistance Center(TAC)に情報を送信したりできます。

Unified Analysis Manager は、次の Unified Communications 要素の 8. x 以降のバージョンをサポートします。

Cisco Unified Communications Manager

Cisco Unified Contact Center Enterprise

Cisco Unified Contact Center Express

Cisco IOS 音声ゲートウェイ(3700 シリーズ、2800 シリーズ、3800 シリーズ、5350XM、および 5400XM)

Cisco Unity Connection

Cisco IM and Presence

Unified Analysis Manager は、次のような主要機能を提供します。

Unified Communications 要素からの Unified Communications アプリケーションのハードウェア、ソフトウェア、およびライセンス情報の収集をサポートします。

Unified Communications 要素全体のトレース レベルの設定およびリセットをサポートします。

Unified Communications 要素からのログおよびトレース ファイルの収集および定義済み FTP サーバへのエクスポートをサポートします。

Unified Communications 要素全体のコール パスの分析(コール トレース機能)をサポートします。

レポート オプションの詳細については、次の URL で入手可能な『 Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool Administration Guide 』の Cisco Unified Analysis Manager に関する情報を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucm/service/8_5_1/rtmt/RTMT.html

Cisco Unified Reporting

Cisco Unified Reporting Web アプリケーションは、Cisco Unified Communications Manager クラスタ データをトラブルシューティングまたは調査するためのレポートを生成します。Unified Communications Manager コンソールからアクセスできる便利なツールです。このツールにより、既存のソースからのデータの収集、データの比較、および異常の報告が容易になります。たとえば、クラスタ内の全サーバの hosts ファイルを表示するレポートを参照できます。このアプリケーションは、パブリッシャ サーバおよび各サブスクライバ サーバから情報を収集します。各レポートは、レポートの生成時にアクセス可能なすべてのアクティブ クラスタ ノードのデータを提供します。

たとえば、Unified CM クラスタの一般的な管理には、次のレポートを使用できます。

Unified CM Cluster Overview:全サーバの Unified CM バージョン、ホスト名、IP アドレス、ハードウェア詳細の要約など、クラスタの概要を示します。

Unified CM Device Counts Summary:Cisco Unified Communications Manager データベースに存在するデバイスの数を、モデルおよびプロトコル別に示します。

Unified CM クラスタのデバッグには、次のレポートを使用できます。

Unified CM Database Replication Debug:データベース複製のデバッグ情報を提供します。

Unified CM クラスタのメンテナンスには、次のレポートを使用できます。

Unified CM Database Status:Unified CM データベースの正常性のスナップショットを提供します。アップグレードの前には、このレポートを生成して、データベースが正常であることを保証する必要があります。

レポート オプションの詳細については、次の URL で入手可能な『 Cisco Unified Reporting Administration Guide 』の最新バージョンを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/voicesw/ps556/prod_maintenance_guides_list.html

Cisco Unified Communications 配置モデルとの統合

この項では、さまざまな Cisco Unified Communications 配置モデルに、Cisco Unified Network Management アプリケーションを配置する方法について説明します。配置モデルの詳細については、「Unified Communications の配置モデル」の章を参照してください。

キャンパス

キャンパス モデルでは、Cisco Unified Network Management アプリケーションは呼処理エージェントとともに単一サイト(またはキャンパス)に配置され、IP WAN 上で提供されるテレフォニー サービスを使用しません。企業は、一般的に、LAN またはメトロポリタン エリア ネットワーク(MAN)上に単一サイト モデルを配置します。図 28-3 に、Cisco Unified Network Management アプリケーションの単一サイト モデルの配置図を示します。

図 28-3 キャンパス配置

 

次の設計上の特徴と推奨事項が、Prime Collaboration および Unified SSM を展開するための単一サイト モデルに適用されます。

CVTQ ベースの音声品質モニタリングを配置して、ネットワーク内の全体的な音声品質をモニタすることを推奨します。

Cisco 1040 Sensor または NAM を配置して、ネットワーク内の重要な IP Phone デバイス、ゲートウェイ デバイス、およびアプリケーション サーバをモニタし、音声品質問題を調査およびトラブルシューティングすることを推奨します。

各 Prime Collaboration は、最大 150,000 台の IP Phone と 30 台の Unified CM クラスタをサポートできます。

Prime Collaboration は、Cisco 1040 Sensor でモニタされる 1 時間あたり最大 90,000 本の RTP ストリームと、Unified CM でモニタされる 1 時間あたり 15,000 本の CVTQ ベースのコールを同時にサポートできます。

集中型呼処理を使用するマルチサイト WAN

集中型呼処理を使用するマルチサイト WAN モデルは、実際には単一サイト モデルの拡張であり、中央サイトとリモート サイト間で IP WAN を使用します。IP WAN は、サイト間の音声トラフィックと、中央サイトとリモート サイト間の呼制御シグナリングの転送に使用されます。図 28-4 に、Cisco Unified Network Management アプリケーションの、集中型呼処理を使用するマルチサイト WAN モデルの配置図を示します。

図 28-4 集中型呼処理を使用するマルチサイト WAN 配置

 

次の設計上の特徴と推奨事項が、集中型呼処理を使用する Prime Collaboration および Unified SSM を配置するためのマルチ サイト モデルに適用されます。

シスコでは、すべてのネットワーク管理アプリケーション(Prime Collaboration および Unified SSM を含む)を、呼処理エージェントで検索するために中央サイトに配置することを推奨します。このような実装のメリットは、呼処理エージェントとネットワーク管理アプリケーション間のネットワーク管理トラフィックを、WAN 回線で送信するのではなく LAN 内で保持できることにあります。

複数の Prime Collaboration を配置して、各インスタンスでマルチサイトおよびマルチクラスタの Unified Communications 環境を管理できます。この配置シナリオでは、Manager of Managers(MoM)を配置することを推奨します。各 Prime Collaboration では、SNMP トラップ、syslog 通知、および電子メールによる上位レベルの MoM へのリアルタイム通知を使用して、モニタされているネットワークのステータスを報告できます。

それぞれの Prime Collaboration は、最大 150,000 台の IP Phone をサポートできます。

CVTQ ベースの音声品質モニタリングを配置して、ネットワーク内の全体的な音声品質をモニタすることを推奨します。

Cisco 1040 Sensor または NAM を配置して、ネットワーク内の重要な IP Phone デバイス、ゲートウェイ デバイス、およびアプリケーション サーバをモニタし、音声品質問題を調査およびトラブルシューティングすることを推奨します。

Prime Collaboration は、Cisco 1040 Sensor でモニタされる 1 時間あたり最大 90,000 本の RTP ストリームと、Unified CM でモニタされる 1 時間あたり 15,000 本の CVTQ ベースのコールを同時にサポートできます。

各 Unified SSM は、最大 45,000 台の IP Phone をサポートできます。

分散型呼処理を使用するマルチサイト WAN

分散型呼処理を使用するマルチサイト WAN モデルは、複数の独立したサイトで構成されており、各サイト専用の呼処理エージェントが、IP WAN に接続されています。図 28-5 に、Cisco Unified Network Management アプリケーションの、分散型呼処理を使用するマルチサイト WAN モデルの配置図を示します。

図 28-5 分散型呼処理を使用したマルチサイト WAN 配置

 

分散型呼処理を使用するマルチ サイト WAN 配置には、Prime Collaboration および SSM の配置に関して、単一サイト、または集中型呼処理を使用するマルチ サイト WAN 配置と同じ要件が多くあります。分散型呼処理モデルについては、ここでリストされているベスト プラクティスおよび推奨事項に加えて、このような他のモデルのベスト プラクティスおよび推奨事項にも従ってください。

Cisco Unified Network Management システムを 1 つだけ配置して複数の Unified CM クラスタを管理する場合、Prime Collaboration と Unified SSM を、コール量とエンドポイント数が最も多い Unified CM クラスタとともに配置することを推奨します。

複数の Prime Collaboration を配置して、各インスタンスでマルチサイトおよびマルチクラスタの Unified Communications 環境を管理できます。この配置シナリオでは、Manager of Managers(MoM)を配置することを推奨します。各 Prime Collaboration では、SNMP トラップ、syslog 通知、および電子メールによる上位レベルの MoM へのリアルタイム通知を使用して、モニタされているネットワークのステータスを報告できます。

それぞれの Prime Collaboration は、最大 150,000 台の IP Phone をサポートできます。

CVTQ ベースの音声品質モニタリングを配置して、ネットワーク内の全体的な音声品質をモニタすることを推奨します。

Cisco 1040 Sensor または NAM を配置して、ネットワーク内の重要な IP Phone デバイス、ゲートウェイ デバイス、およびアプリケーション サーバをモニタし、音声品質問題を調査およびトラブルシューティングすることを推奨します。

WAN を介したクラスタリング

WAN を介したクラスタリングとは、QoS 機能対応の IP WAN で相互接続された複数のサイトに、単一の Unified CM クラスタを配置することをいいます。この配置モデルは、IP WAN リンクで障害が発生した場合に呼処理復元性を提供することを目的としています。図 28-6 に、Cisco Unified Network Management アプリケーションの、WAN を介したクラスタリングの配置図を示します。

図 28-6 WAN を介したクラスタリング

 


) このモデルを備えた Prime Collaboration または Unified SSM では、ネイティブ ハイ アベイラビリティまたは冗長性のサポートはありません。


WAN を介したクラスタリングを使用した Prime Collaboration および Unified SSM を配置する場合、次の設計上の特徴と推奨事項が適用されます。

シスコでは、Prime Collaboration および Unified SSM を Unified CM パブリッシャが設置されている本社サイトに配置することを推奨します。

複数の Prime Collaboration を配置して、各インスタンスでマルチサイトおよびマルチクラスタの Unified Communications 環境を管理できます。この配置シナリオでは、Manager of Managers(MoM)を配置することを推奨します。各 Prime Collaboration では、SNMP トラップ、syslog 通知、および電子メールによる上位レベルの MoM へのリアルタイム通知を使用して、モニタされているネットワークのステータスを報告できます。

CVTQ ベースの音声品質モニタリングを配置して、ネットワーク内の全体的な音声品質をモニタすることを推奨します。

Cisco 1040 Sensor または NAM を配置して、ネットワーク内の重要な IP Phone デバイス、ゲートウェイ デバイス、およびアプリケーション サーバをモニタし、音声品質問題を調査およびトラブルシューティングすることを推奨します。

それぞれの Prime Collaboration は、最大 150,000 台の IP Phone をサポートできます。

Prime Collaboration は、Cisco 1040 Sensor でモニタされる 1 時間あたり最大 90,000 本の RTP ストリームと、Unified CM でモニタされる 1 時間あたり 15,000 本の CVTQ ベースのコールを同時にサポートできます。

各 Unified SSM は、最大 45,000 台の IP Phone をサポートできます。