Cisco Intercompany Media Engine インストレーション/コンフィグレーション ガイド リリース 8.6(1)
Cisco IME サーバのバックアップと復元
Cisco IME サーバのバックアップと復元
発行日;2012/05/10 | 英語版ドキュメント(2011/05/25 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco IME サーバのバックアップと復元

バックアップ手順および復元手順のクイック リファレンス表

バックアップのクイック リファレンス

復元のクイック リファレンス

システム要件

へのアクセス方法

マスター エージェントの役割およびアクティブ化

ローカル エージェント

バックアップ デバイスの管理

バックアップ スケジュールの作成

スケジュールの使用可能化、使用不能化、および削除

手動バックアップの開始

バックアップ ステータスの確認

バックアップ ファイルの表示

サーバの復元

復元ステータスの表示

トレース ファイル

エラー メッセージ

Cisco IME サーバのバックアップと復元

Cisco IME サーバの Command Line Interface(CLI; コマンド ライン インターフェイス)から起動できる ディザスタ リカバリ システム(DRS; ディザスタ リカバリ システム)には、Cisco IME サーバ用のフル データのバックアップ機能と復元機能が備わっています。ディザスタ リカバリ システム を使用すると、スケジュールされた定期的な自動データ バックアップおよびユーザが起動するデータ バックアップを実行できます。

DRS は、バックアップ/復元プロセスの一部として、独自の設定(バックアップ デバイス設定およびスケジュール設定)を復元します。DRS は、drfDevice.xml ファイルおよび drfSchedule.xml ファイルをバックアップおよび復元します。これらのファイルを含めてサーバが復元されれば、DRS バックアップ デバイスとスケジュールを再設定する必要はありません。

バックアップ ファイルは、ローカル デバイスにもネットワーク デバイスにも保存できます。Cisco IME サーバへの SFTP アクセスがない場合は、ローカル デバイスを選択する必要があります。ローカル デバイスにバックアップ ファイルを保存する場合、DRS は、/common/adminsftp/backup ディレクトリにバックアップ ファイルを保存します。SFTP クライアントを開き、インストール時に設定した adminsftp ユーザと管理者パスワードを使用して Cisco IME サーバに接続することにより、Cisco IME サーバからローカル バックアップ ファイルを手動で移動する必要があります。


注意 Cisco IME を復元する前に、サーバにインストールされているCisco IME のバージョンが、復元するバックアップ ファイルのバージョンと一致していることを確認してください。ディザスタ リカバリ システム による復元では、一致するバージョンの Cisco IME のみをサポートしています。たとえば、ディザスタ リカバリ システム バージョン 8.0.(1).1000-1 からバージョン 8.0(2).1000-1 への復元や、バージョン 8.0.(1).1000-1 からバージョン 8.0(1).1000-2 への復元は許可されません。

ディザスタ リカバリ システム には、次の機能があります。

バックアップ タスクおよび復元タスクを実行するためのコマンド ライン インターフェイス。

バックアップ機能および復元機能を実行するための分散システム アーキテクチャ。

スケジュールされたバックアップ。

ローカル ドライブまたはリモート SFTP サーバへのバックアップのアーカイブ。ディザスタ リカバリ システム では、Cisco IME サーバ上のバックアップおよび復元で、テープ ドライブをサポートしていません。


) 1 週間前よりも古いローカル バックアップ ファイルは自動的に削除されます。1 週間後にローカル バックアップ ファイルが削除されることになるバックアップを実行すると、警告メッセージが表示されます。


ディザスタ リカバリ システム には、Master Agent(MA; マスター エージェント)と Local Agent(LA; ローカル エージェント)という 2 つの主要機能があります。マスター エージェントは、バックアップおよび復元操作をローカル エージェントと調整します。


注意 コール処理の中断やサービスへの影響を避けるために、オフピーク時にバックアップするようスケジュールしてください。

バックアップ手順および復元手順のクイック リファレンス表

次の表は、バックアップ手順および復元手順のクイック リファレンスになっています。


) DRS は、drfDevice.xml ファイルおよび drfSchedule.xml ファイルをバックアップおよび復元します。これらのバックアップ デバイス設定およびスケジュール設定は、バックアップ/復元プロセスの一部として復元されます。これらのファイルを含めてサーバが復元された後に DRS バックアップ デバイスとスケジュールを再設定する必要はありません。


バックアップのクイック リファレンス

表 1 は、ディザスタ リカバリ システム を使用してバックアップ手順を実行するために必要な主な高位ステップのクイック リファレンスを、時系列順に示しています。

 

表 1 バックアップ手順を実行する場合の主要ステップ

アクション
参照先

データのバックアップ先にするバックアップ デバイスを作成します。

「バックアップ デバイスの管理」

スケジュールに従ってデータをバックアップするためのバックアップ スケジュールを作成します。

「バックアップ スケジュールの作成」

データをバックアップするバックアップ スケジュールを使用可能または使用不可にします。

「スケジュールの使用可能化、使用不能化、および削除」

オプションで、手動バックアップを実行します。

「手動バックアップの開始」

バックアップのステータスの確認:バックアップの実行中に、現在のバックアップ ジョブのステータスを確認できます。

「バックアップ ステータスの確認」

復元のクイック リファレンス

表 2 は、ディザスタ リカバリ システム を使用して復元手順を実行するために必要な主な高位ステップのクイック リファレンスを、時系列順に示しています。

 

表 2 復元手順を実行する場合の主要ステップ

アクション
参照先

ローカル ディレクトリまたはネットワーク ディレクトリからバックアップ ファイルを復元します。

「サーバの復元」

復元のステータスの確認:復元プロセスの実行中に、現在の復元ジョブのステータスを確認できます。

「復元ステータスの表示」

 

システム要件

ネットワーク上のリモート デバイスにデータをバックアップするか、ローカル バックアップを別の場所に移動する場合は、設定済みの SFTP サーバが必要です。どのような SFTP サーバ製品でも使用できますが、Cisco では Cisco Technology Developer Partner(CTDP)プログラムで Cisco が認定した SFTP 製品を推奨します。GlobalSCAPE などの CTDP パートナーは、自社製品での特定のバージョンの Cisco Unified Communications Manager の使用を保証しています。ご使用のバージョンの Cisco Unified Communications Manager の自社製品での動作を保証しているベンダーについては、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/pcgi-bin/ctdp/Search.pl

サポートされている Cisco Unified Communications バージョンの GlobalSCAPE での使用については、次の URL を参照してください。

http://www.globalscape.com/gsftps/cisco.aspx

シスコでは、次のサーバを内部テストに使用しています。これらのサーバのいずれかを使用できますが、サポートについてはベンダーにお問い合わせください。

Open SSH( http://sshwindows.sourceforge.net/ を参照)

Cygwin( http://www.cygwin.com/ を参照)

Titan( http://www.titanftp.com/ を参照)


) 注:CTDP プロセスによって認定されていないサードパーティ製品に関連する問題については、サードパーティのベンダーにサポートを依頼してください。



) バックアップまたは復元の実行中は、ディザスタ リカバリ システム がプラットフォーム API をロックしてすべての OS 管理要求をブロックするため、いずれの OS 管理タスクも実行できません。ただし、プラットフォーム API ロック パッケージを使用するのは、CLI ベースのアップグレード コマンドのみであるため、大部分の CLI コマンドはブロックされません。



ヒント バックアップは、ネットワーク トラフィックが少ないと思われる期間にスケジュールしてください。

ディザスタ リカバリ システム へのアクセス方法

ディザスタ リカバリ システム にアクセスするには、インストール時に作成したものと同じ管理者ユーザ名とパスワードを使用して、Cisco IME CLI にリモートまたはローカルでログインします。

SSH を使用すると、クライアント ワークステーションから CLI に安全に接続できます。

インストール時に使用したモニタとキーボードを使用して Cisco IME CLI に直接アクセスすることも、シリアル ポートに接続されているターミナル サーバを使用することもできます。IP アドレスに関する問題がある場合は、この方法を使用してください。


) 管理者ユーザ名とパスワードは、Cisco IME のインストール時に設定するもので、CLI を使用して管理者パスワードを変更したり、新規管理者アカウントを設定したりできます。『Cisco Intercompany Media Engine Command Line Interface Reference Guide』を参照してください。


マスター エージェントの役割およびアクティブ化

サーバ上の Master Agent(MA; マスター エージェント)は自動的にアクティブ化されます。Master Agent(MA; マスター エージェント)は、次の機能を実行します。

システム全体のコンポーネント登録情報を保存します。

スケジュールされたタスクの完全なセットを単一の XML ファイルに保持します。スケジュールの更新をユーザ インターフェイスから受け取ったときに、このファイルを更新します。スケジュールに従って、実行可能なタスクを該当するローカル エージェントに送信します(ローカル エージェントは、遅延なしで即時にバックアップ タスクを実行します)。

ディザスタ リカバリ システム ユーザ インターフェイスから MA にアクセスして、バックアップ デバイスの設定、新規バックアップ スケジュールの追加によるバックアップのスケジューリング、既存スケジュールの表示または更新、実行されたスケジュールのステータスの表示、システム復旧の実行などの操作を実行します。

ローカル ディレクトリまたはリモート ネットワーク ロケーションにバックアップ データを保存します。

ローカル エージェント

サーバは、バックアップ機能および復元機能を実行するためにローカル エージェントを持ちます。ローカル エージェントは、サーバ上でバックアップ スクリプトおよび復元スクリプトを実行します。

バックアップ デバイスの管理

ディザスタ リカバリ システム を使用する前に、バックアップ ファイルを保存する場所を設定する必要があります。ローカル バックアップ デバイスまたはネットワーク バックアップ デバイスを作成できます。ローカル バックアップ デバイスを作成した場合、ディザスタ リカバリ システム は、Cisco IME サーバ上の設定済みのディレクトリにバックアップ ファイルを保存します。SFTP クライアントを開き、インストール時に設定した adminsftp ユーザと管理者パスワードを使用して Cisco IME サーバに接続することにより、Cisco IME サーバからローカル バックアップ ファイルを手動で移動する必要があります。

バックアップ デバイスは 10 個まで設定できます。バックアップ デバイスを設定する手順は、次のとおりです。

手順


ステップ 1 ディザスタ リカバリ システム にアクセスするには、Cisco IME CLI にログインします(「ディザスタ リカバリ システム へのアクセス方法」を参照)。

CLI の管理プロンプトが表示されます。

ステップ 2 ローカル デバイスを作成するには、 utils disaster_recovery device local device_name number of backups を入力します。

変数の意味は、次のとおりです。

device_name は、バックアップ デバイスの名前です。バックアップ デバイス名には、英数字、スペース( )、ダッシュ(-)、およびアンダースコア(_)だけを含めることができます。他の文字は使用しないでください。DRS は、デフォルトでは、ローカル デバイスの場合のバックアップ ファイルを /common/adminsftp/backup ディレクトリに保存します。

number of backups は、このデバイスで許可されるバックアップの数です。

ステップ 3 SFTP 接続を介してアクセスするネットワーク ドライブにバックアップ ファイルを保存できるようにネットワーク デバイスを作成するには、 utils disaster_recovery device network device_name path server_name username number of backups を入力します。

変数の意味は、次のとおりです。

device_name は、バックアップ デバイスの名前です。バックアップ デバイス名には、英数字、スペース( )、ダッシュ(-)、およびアンダースコア(_)だけを含めることができます。他の文字は使用しないでください。

path は、バックアップ ファイルの保存先にするディレクトリのパス名です。

server_name は、ネットワーク サーバの名前または IP アドレスです。

username は、リモート システム上のアカウントの有効なユーザ名です。

number of backups は、このデバイスで許可されるバックアップの数です。


) ネットワーク ストレージ ロケーションを設定するには、SFTP サーバにアクセスできる必要があります。SFTP パスは、バックアップの前に存在している必要があります。SFTP サーバへのアクセスに使用するアカウントは、選択したパスへの書き込み権限を持つ必要があります。



) DRS マスター エージェントは、選択されたバックアップ デバイスを検証します。ユーザ名、パスワード、サーバ名、またはディレクトリ パスが無効な場合、コマンドは失敗します。


ステップ 4 バックアップ デバイスのリストを表示するには、 utils disaster_recovery device list を入力します。

デバイス名、デバイス タイプ、および各バックアップ デバイスのデバイス パスが表示されます。

ステップ 5 バックアップ デバイスを削除するには、 utils disaster_recovery device delete device_name を入力します。ここで、 device_name は、削除するデバイスの名前です。


) バックアップ スケジュールでバックアップ デバイスとして設定されているバックアップ デバイスは削除できません。まず、このデバイス名を使用しているスケジュールを削除してから、このデバイスを削除する必要があります。



 

バックアップ スケジュールの作成

バックアップ スケジュールは 10 個まで作成できます。各バックアップ スケジュールは、自動バックアップのスケジュール、バックアップする一連の機能、ストレージ ロケーションなどの一連の独自のプロパティを持ちます。


注意 コール処理の中断やサービスへの影響を避けるために、オフピーク時にバックアップするようスケジュールしてください。

バックアップ スケジュールを作成する手順は、次のとおりです。

手順


ステップ 1 ディザスタ リカバリ システム にアクセスするには、Cisco IME CLI にログインします(「ディザスタ リカバリ システム へのアクセス方法」を参照)。

CLI の管理プロンプトが表示されます。

ステップ 2 utils disaster_recovery schedule add schedulename devicename featurelist datetime frequency を入力します。

変数の意味は、次のとおりです。

schedulename は、スケジュールの名前です。

devicename は、ディザスタ リカバリ システム でバックアップ ファイルを保存する場所です。

featurelist は IME です。

datetime は、ディザスタ リカバリ システム でバックアップを実行する日時を指定します。フォーマットは、 yyyy/mm/dd-hh:mm です。24 時間制の時間を入力してください。

frequency は、ディザスタ リカバリ システム でバックアップを実行する頻度です。オプションは、[一度(once)]、[毎日(daily)]、[毎週(weekly)]、および [毎月(monthly)] です。

ステップ 3 スケジュールを使用可能にするには、 utils disaster_recovery schedule enable schedulename を入力します。

次回のバックアップは、設定した時間に実行されます。


) スケジュールを使用不可にしたり削除したりする場合は、「スケジュールの使用可能化、使用不能化、および削除」を参照してください。



 

スケジュールの使用可能化、使用不能化、および削除

バックアップ スケジュールを使用可能化、使用不能化、または削除するには、次の手順に従います。

手順


ステップ 1 ディザスタ リカバリ システム にアクセスするには、Cisco IME CLI にログインします(「ディザスタ リカバリ システム へのアクセス方法」を参照)。

CLI の管理プロンプトが表示されます。

ステップ 2 バックアップ スケジュールのリストを表示するには、 utils disaster_recovery schedule list を入力します。

各スケジュールのデバイス名およびステータスが CLI に表示されます。デバイス名は、ディザスタ リカバリ システム で、バックアップ ファイルを保存する場所を指定します。

ステップ 3 次の作業のいずれかを実行します。

スケジュールを使用可能にするには、 utils disaster_recovery schedule enable schedulename を入力します。

スケジュールを使用不可にするには、 utils disaster_recovery schedule disable schedulename を入力します。

スケジュールを削除するには、 utils disaster_recovery schedule delete schedulename を入力します。

スケジュールは、1 度に 1 つだけ、使用可能化、使用不能化、または削除できます。


 

手動バックアップの開始

手動バックアップを開始するには、次の手順に従います。

手順


ステップ 1 ディザスタ リカバリ システム にアクセスするには、Cisco IME CLI にログインします(「ディザスタ リカバリ システム へのアクセス方法」を参照)。

CLI の管理プロンプトが表示されます。

ステップ 2 utils disaster_recovery backup type featurelist device_name を入力します。

変数の意味は、次のとおりです。

type は、バックアップの場所で、local または network のいずれかです。

featurelist は IME です。

device_name は、バックアップ デバイスの名前です。

ステップ 3 現在のバックアップのステータスを表示するには、 utils disaster_recovery status backup を入力します。

ステップ 4 現在のバックアップをキャンセルするには、 utils disaster_recovery cancel_backup yes を入力します。


 

バックアップ ステータスの確認

現在のバックアップ ジョブのステータスの確認と現在のバックアップ ジョブのキャンセルを行うことができます。バックアップ ファイルのリストを表示するには、「復元ステータスの表示」を参照してください。


注意 リモート サーバへのバックアップが 20 時間以内に完了しない場合、バックアップ セッションは時間切れになります。この場合は、新規バックアップを開始する必要があります。

現在のバックアップ ジョブのステータスを確認する手順は、次のとおりです。

手順


ステップ 1 ディザスタ リカバリ システム にアクセスするには、Cisco IME CLI にログインします(「ディザスタ リカバリ システム へのアクセス方法」を参照)。

CLI の管理プロンプトが表示されます。

ステップ 2 現在のバックアップのステータスを表示するには、 utils disaster_recovery status backup を入力します。

ステップ 3 現在のバックアップをキャンセルするには、 utils disaster_recovery cancel_backup yes を入力します。


) バックアップは、現在のコンポーネントがバックアップ操作を完了してからキャンセルされます。



 

バックアップ ファイルの表示

次の手順を使用すると、ローカル ドライブまたはネットワーク ドライブに保存されているバックアップ ファイルのリストを参照できます。

手順


ステップ 1 ディザスタ リカバリ システム にアクセスするには、Cisco IME CLI にログインします(「ディザスタ リカバリ システム へのアクセス方法」を参照)。

CLI の管理プロンプトが表示されます。

ステップ 2 バックアップ ファイルを表示するには、次のいずれかを行います。

ローカル ディレクトリ(/common/adminsftp/backup)にあるバックアップ ファイルのリストを表示するには、 utils disaster_recovery show_backupfiles local backup を入力します。

ローカル復元ディレクトリ(/common/adminsftp/restore)にあるバックアップ ファイルのリストを表示するには、 utils disaster_recovery show_backupfiles local restore を入力します。

ネットワーク ドライブ上のバックアップ ファイルのリストを表示するには、 utils disaster_recovery show_backupfiles network path servername userid を入力します。

変数の意味は、次のとおりです。

path は、バックアップ ファイルが保存されているディレクトリのパス名です。

servername は、ネットワーク サーバの名前または IP アドレスです。

userid は、リモート システム上のアカウントの有効なユーザ ID です。


 

サーバの復元

ネットワーク ディレクトリまたはローカル ディレクトリにあるバックアップ ファイルから Cisco IME サーバを復元できます。Cisco IME サーバを復元するには、次のいずれかの手順を実行します。


注意 Cisco IME を復元する前に、サーバにインストールされているCisco IME のバージョンが、復元するバックアップ ファイルのバージョンと一致していることを確認してください。ディザスタ リカバリ システム による復元では、一致するバージョンの Cisco IME のみをサポートしています。たとえば、ディザスタ リカバリ システム バージョン 8.0.(1).1000-1 からバージョン 8.0.(2).1000-1 への復元や、バージョン 8.0.(1).1000-1 からバージョン 8.0.(1).1000-2 への復元は許可されません。基本的には、ディザスタ リカバリ システム で Cisco IME の復元を正常に実行するには、製品バージョンが完全に一致している必要があります。ディザスタ リカバリ システム は、厳密なバージョン検査に準拠しており、一致するバージョンの Cisco IME 間の復元のみを許可します。


注意 データの復元先のサーバを選択すると、このサーバにある既存のデータは、すべて上書きされます。

手順 1:ローカル ディレクトリからの復元


ステップ 1 SFTP クライアントを開き、インストール時に設定した adminsftp ユーザと管理者パスワードを使用して Cisco IME サーバに接続することにより、Cisco IME サーバにバックアップ ファイルをコピーします。これを行うには、 cd backup を入力してバックアップ ディレクトリに移動し、/common/adminsftp/restore ディレクトリにバックアップ ファイルをコピーします。

ステップ 2 Cisco IME CLI にログインして ディザスタ リカバリ システム にアクセスします(「ディザスタ リカバリ システム へのアクセス方法」を参照)。

CLI の管理プロンプトが表示されます。

ステップ 3 utils disaster_recovery restore local restore_server tarfilename device_name を入力します。

変数の意味は、次のとおりです。

restore_server は、復元するサーバのホスト名です。

tarfilename は復元するバックアップ ファイルの名前(拡張子を除く)で、たとえば、2008-01-21-18-25-03 です。

device_name は、バックアップ デバイスの名前です。

ステップ 4 データは、選択したサーバ上に復元されます。現在の復元のステータスを表示するには、 utils disaster_recovery status restore を入力します。

ステップ 5 サーバを再起動します。


 

手順 2:ネットワーク ディレクトリからの復元


ステップ 1 ディザスタ リカバリ システム にアクセスするには、Cisco IME CLI にログインします(「ディザスタ リカバリ システム へのアクセス方法」を参照)。

CLI の管理プロンプトが表示されます。

ステップ 2 utils disaster_recovery restore network restore_server tarfilename device_name を入力します。

変数の意味は、次のとおりです。

restore_server は、復元するサーバのホスト名です。

tarfilename は、復元するファイルの名前(拡張子を除く)で、たとえば、2008-01-21-18-25-03 です。

device_name は、バックアップ デバイスの名前です。


注意 データの復元先のサーバを選択すると、このサーバにある既存のデータは、すべて上書きされます。

ステップ 3 データは、選択したサーバ上に復元されます。現在の復元のステータスを表示するには、 utils disaster_recovery status restore を入力します。

ステップ 4 サーバを再起動します。


 

復元ステータスの表示

現在の復元ジョブのステータスを確認する手順は、次のとおりです。

手順


ステップ 1 ディザスタ リカバリ システム にアクセスするには、Cisco IME CLI にログインします(「ディザスタ リカバリ システム へのアクセス方法」を参照)。

CLI の管理プロンプトが表示されます。

ステップ 2 現在の復元ジョブのステータスを表示するには、 utils disaster_recovery status restore を入力します。ステータスには、復元の割合、ログ ファイルの場所、タイムスタンプ、機能名、サーバ名、コンポーネント名、およびコンポーネントのステータスが表示されます。


 

トレース ファイル

ViPR の場合は、次のトレース ファイルがあります。

このリリースの ディザスタ リカバリ システム では、マスター エージェント、GUI、および各ローカル エージェントのトレース ファイルが次の場所に書き込まれます。

マスター エージェントの場合は、 platform/drf/trace/drfMA0* にあるトレース ファイルを検索してください。

各ローカル エージェントの場合は、 platform/drf/trace/drfLA0* にあるトレース ファイルを検索してください。

エラー メッセージ

ディザスタ リカバリ システム(DRS; ディザスタ リカバリ システム)は、バックアップ手順または復元手順の際に発生することがあるさまざまなエラーのアラームを出します。 表 3 に、Cisco DRS アラームのリストを示します。

 

表 3 ディザスタ リカバリ システム アラーム

アラーム名
説明
意味

DRFBackupDeviceError

DRF バックアップ プロセスで、デバイスへのアクセスに問題があります。

DRS バックアップ プロセスでデバイスにアクセスしているときにエラーが発生しました。

DRFBackupFailure

Cisco DRF バックアップ プロセスが失敗しました。

DRS バックアップ プロセスでエラーが発生しました。

DRFBackupInProgress

別のバックアップがまだ実行されているときは、新規バックアップを開始できません。

別のバックアップがまだ実行されている場合、DRS は、新規バックアップを開始できません。

DRFInternalProcessFailure

DRF の内部プロセスでエラーが発生しました。

DRS の内部プロセスでエラーが発生しました。

DRFLA2MAFailure

DRF ローカル エージェントがマスター エージェントに接続できません。

DRS ローカル エージェントがマスター エージェントに接続できません。

DRFLocalAgentStartFailure

DRF ローカル エージェントが開始されません。

DRS ローカル エージェントが停止している可能性があります。

DRFLocalDeviceError

DRF で、ローカル デバイスへのアクセスに問題があります。

DRS でローカル デバイスにアクセスしているときにエラーが発生しました。

DRFMA2LAFailure

DRF マスター エージェントがローカル エージェントに接続しません。

DRS マスター エージェントがローカル エージェントに接続できません。

DRFMABackupComponent
Failure

DRF で、バックアップできないコンポーネントが 1 つ以上あります。

DRS は、コンポーネントにコンポーネントのデータのバックアップを要求しましたが、バックアップ プロセスの実行中にエラーが発生し、コンポーネントはバックアップされませんでした。

DRFMABackupNodeDisconnect

バックアップ中のノードが、完全にバックアップされる前にマスター エージェントから接続されました。

DRS マスター エージェントが Cisco Unified Communications Manager ノードでバックアップ操作を実行していたときに、バックアップ操作が完了する前にノードが切断されました。

DRFMARestoreComponent
Failure

DRF で復元できないコンポーネントが 1 つ以上あります。

DRS は、コンポーネントにコンポーネントのデータの復元を要求しましたが、復元プロセスの実行中にエラーが発生し、コンポーネントは復元されませんでした。

DRFMARestoreNodeDisconnect

復元中のノードが、完全に復元される前にマスター エージェントから接続されました。

DRS マスター エージェントが Cisco Unified Communications Manager ノードで復元操作を実行していたときに、復元操作が完了する前にノードが切断されました。

DRFMasterAgentStartFailure

DRF マスター エージェントが開始されませんでした。

DRS マスター エージェントが停止している可能性があります。

DRFNoRegisteredComponent

使用可能な登録済みのコンポーネントがないためバックアップは失敗しました。

使用可能な登録済みのコンポーネントがないため DRS バックアップは失敗しました。

DRFNoRegisteredFeature

バックアップ対象として選択された機能はありません。

バックアップ対象として選択された機能はありません。

DRFRestoreDeviceError

DRF 復元プロセスで、デバイスへのアクセスに問題があります。

DRS 復元プロセスで、デバイスから読み取ることができません。

DRFRestoreFailure

DRF 復元プロセスが失敗しました。

DRS 復元プロセスでエラーが発生しました。

DRFSftpFailure

DRF SFTP 操作にエラーがあります。

DRS SFTP 操作にエラーがあります。

DRFSecurityViolation

DRF システムは、セキュリティ違反になるおそれのある迷惑パターンを検出しました。

コード挿入やディレクトリ トラバーサルなど、セキュリティ違反になるおそれのある迷惑パターンが DRF ネットワーク メッセージに含まれています。DRF ネットワーク メッセージはブロックされました。

DRFTruststoreMissing

IPsec 信頼ストアがノード上にありません。

IPsec 信頼ストアがノード上にありません。DRF ローカル エージェントがマスター エージェントに接続できません。

DRFUnknownClient

pub 上の DRF マスター エージェントは、クラスタ外の不明なサーバからのクライアント接続要求を受信しました。要求は拒否されました。

パブリック上の DRF マスター エージェントは、クラスタ外の不明なサーバからのクライアント接続要求を受信しました。要求は拒否されました。