Cisco Unified Communications Manager, Release 9.1(1) IM and Presence サービス導入ガイド
基本統合の概要
基本統合の概要
発行日;2013/08/12   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

基本統合の概要

IM and Presence インターフェイス

主なコンポーネント

次の図は、主なコンポーネントや Cisco Unified Communications ManagerIM and Presence 間および IM and Presence とサードパーティ製品間のインターフェイスなど、IM and Presence 展開の概要を示します。

図 1. IM and Presence の基本的な展開

SIP インターフェイス

SIP 接続は、Cisco Unified Communications ManagerIM and Presence サービスのプレゼンス情報交換を処理します。 Cisco Unified Communications Manager の SIP 接続を有効にするには、IM and Presence サーバを指すように SIP トランクを設定する必要があります。

IM and Presence で、Cisco Unified Communications Manager をプレゼンス ゲートウェイとして設定すると、IM and Presence で SIP トランクを介して SIP SUBSCRIBE メッセージを Cisco Unified Communications Manager に送信できます。


(注)  


IM and Presence は、TLS 経由で SIP/SIMPLE インターフェイスを使用した IM and Presence へのクライアント(Cisco クライアントまたはサードパーティ)接続をサポートしません。 TCP 経由の SIP 接続だけがサポートされます。


CTI インターフェイス

CTI(コンピュータ テレフォニー インテグレーション)インターフェイスは、IM and Presence サーバにおけるユーザのすべての CTI 通信を処理して、Cisco Unified Communications Manager 上の電話機を制御します。 CTI 機能を使用すると、Cisco Unified Personal Communicator クライアントのユーザはデスクフォン制御モードでアプリケーションを実行できます。

CTI 機能は、Microsoft Office Communicator クライアントの IM and Presence リモート コール制御機能にも使用されます。 リモート コール制御機能の設定については、『Microsoft Office Communicator Call Control with Microsoft OCS for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Managerを参照してください。

Cisco Unified Communications ManagerIM and Presence ユーザの CTI 機能を設定するには、ユーザが CTI 対応グループに関連付けられ、そのユーザに割り当てられているプライマリ内線が CTI に対応している必要があります。

Cisco Unified Personal Communicator デスクフォン制御を設定するには、IM and Presence の CTI サーバおよびプロファイルを設定し、そのプロファイルにデスクフォン モードでアプリケーションを使用するユーザを割り当てる必要があります。 ただし、すべての CTI 通信は Cisco Unified Communications ManagerCisco Unified Personal Communicator の間で直接実行され、IM and Presence サーバを介しません。

AXL/SOAP インターフェイス

AXL/SOAP インターフェイスは、Cisco Unified Communications Manager からのデータベースの同期を処理し、IM and Presence Service データベースにデータを入力します。 データベース同期をアクティブにするには、Sync Agent サービスが IM and Presence で実行されている必要があります。

Sync Agent は、デフォルトでは IM and Presence クラスタ内の全ノードに全ユーザを等しくロード バランシングします。 また、手動で IM and Presence クラスタ内の特定のノードにユーザを割り当てることもできます。

シングルおよびデュアル ノードの IM and PresenceCisco Unified Communications Manager とのデータベース同期を実行する場合の推奨される同期化間隔については、IM and Presence の SRND マニュアルを参照してください。

関連タスク

LDAP インターフェイス

Cisco Unified Communications Manager は、すべてのユーザ情報を手動設定または LDAP を介した直接同期によって取得します。 IM and Presence Service は、Cisco Unified Communications Manager からこのユーザ情報をすべて同期します(AXL/SOAP インターフェイスを使用)。

IM and Presence は、Cisco Unified Personal Communicator クライアントのユーザの LDAP 認証および IM and Presence ユーザ インターフェイスを提供します。 Cisco Unified Personal Communicator ユーザが IM and Presence にログインし、LDAP 認証が Cisco Unified Communications Manager で有効になっている場合、IM and PresenceCisco Unified Personal Communicator ユーザ認証用の LDAP ディレクトリに直接移動します。 Cisco Unified Personal Communicator が認証されると、IM and PresenceCisco Unified Personal Communicator にこの情報を転送し、ユーザ ログインを続行します。

Cisco Unified Personal Communicator とサードパーティ製 XMPP クライアントは LDAP ディレクトリを使用して、ユーザが連絡先を検索および追加できるようにします。

XMPP インターフェイス

XMPP 接続は、XMPP ベースのクライアントのプレゼンス情報交換やインスタント メッセージ動作を処理します。 IM and Presence Service は、XMPP ベースのクライアントの一時的(アドホック)および永続的なチャット ルームをサポートします。 IM ゲートウェイは、IM and Presence 展開における SIP ベースのクライアントと XMPP ベースのクライアント間の IM 相互運用性をサポートします。

XMPP の標準

IM and Presence Service は次の XMPP 標準に準拠しています。

  • RFC 3920 Extensible Messaging and Presence Protocol (XMPP): Core RFC 3921 Extensible Messaging and Presence Protocol (XMPP): Instant Messaging and Presence
    • XEP-0004 Data Forms
    • XEP-0012 Last Activity
    • XEP-0013 Flexible Offline Message Retrieval
    • XEP-0016 Privacy Lists
    • XEP-0030 Service Discovery
    • XEP-0045 Multi-User Chat
    • XEP-0054 Vcard-temp
    • XEP-0055 Jabber Search
    • XEP-0060 Publish-Subscribe
    • XEP-0065 SOCKS5 Bystreams
    • XEP-0066 Out of Band Data Archive OOB requests
    • XEP-0068 Field Standardization for Data Forms
    • XEP-0071 XHTML-IM
    • XEP-0082 XMPP Date and Time Profiles
    • XEP-0092 Software Version
    • XEP-0106 JID Escaping
    • XEP-0114 Jabber Component Protocol
    • XEP-0115 Entity Capabilities
    • XEP-0124 Bidirectional Streams over Synchronous HTTP (BOSH)
    • XEP-0126 Invisibility
    • XEP-0128 Service Discovery Extensions
    • XEP-0160 Best Practices for Handling Offline Messages
    • XEP-0163 Personal Eventing Via PubSub
    • XEP-0170 Recommended Order of Stream Feature Negotiation
    • XEP-0178 Best Practices for Use of SASL EXTERNAL
    • XEP-0220 Server Dialback
    • XEP-0273 SIFT (Stanza Interception and Filtering Technology)

モジュールの概要

モジュール

説明内容

コメント

Configuring Cisco Unified Communications Manager for Integration with IM and Presence

  • Cisco Unified Communications Manager でプレゼンス パラメータと SIP トランクを設定する手順。
  • これは必須の設定です。
  • このモジュールの説明に従って、Cisco Unified Communications Manager 上の必要なユーザおよびデバイスの設定を完了してください。

Planning an IM and Presence Multi-node Deployment

  • マルチノードのスケーラビリティ機能の概要。
  • さまざまなマルチノード展開モデル。
  • マルチノード展開のための DNS 設定オプション。

  • このモジュールは、マルチノード展開を設定する場合にのみ適用できます。

Performing an IM and Presence Multi-node Deployment

  • マルチノード インストールおよび展開を実行する方法の概要。
  • 新しいマルチノード展開を実行する場合および既存のマルチノード展開を更新する場合のタスクのハイレベルなシーケンスを示します。
  • このモジュールは、マルチノード展開を設定する場合にのみ適用できます。

Configuring an IM and Presence Server for Deployment in the Network

  • システム トポロジ設定(マルチノード)
  • ハイ アベイラビリティの設定(マルチノード)
  • クラスタ全体の SRV アドレス(マルチノード)
  • ルーティング パラメータ(マルチノード)
  • プレゼンス ゲートウェイとサービス パラメータ(単一ノードおよびマルチノード)
  • 許可ポリシーの設定(単一ノードおよびマルチノード)
  • IM and Presence サービスの有効化(単一ノードおよびマルチノード)
  • このモジュールには、マルチノード展開にだけ適用できるトピックと単一ノードおよびマルチノードの両方の展開に適用できるトピックがあります。
  • このモジュールの特定のタスクは IM and Presence パブリッシャ ノードで実行し、特定のタスクはクラスタのすべてのノードで実行します。

Configuring Security between Cisco Unified Communications Manager and IM and Presence

  • Cisco Unified Communications ManagerIM and Presence 間での自己署名証明書の交換。
  • IM and Presence セキュア モードの設定
  • このモジュールは、これらのサーバ間のセキュア接続が必要な場合だけ必要です。

Integrating Third-Party XMPP Client Applications on IM and Presence

  • IM and Presence のサードパーティ製 XMPP クライアントを設定する手順。
  • このモジュールは、サードパーティ製 XMPP クライアントを展開する場合だけ必要です。

Configuring Chat on IM and Presence

  • IM and Presence のチャットとグループ チャットを設定する手順。
  • このモジュールは、XMPP クライアントを展開する場合だけ適用できます。

Configuring Cisco Unified Personal Communicator

  • このモジュールでは、Cisco Unified Personal Communicator Release 8.x を設定する方法について説明します。
  • Cisco Unified Communications ManagerCisco Unified Personal Communicator を設定する手順
  • IM and PresenceCisco Unified Personal Communicator を設定する手順
  • Cisco Unified Personal Communicator トラフィックを通過させるファイアウォールの設定
  • ポイントツーポイント ビデオ通話およびマルチポイント ビデオ会議に対応するためのユーザの設定
  • このモジュールは、Cisco Unified Personal Communicator を展開する場合だけ必要です。

Additional Deployment Information for Cisco Unified Personal Communicator

  • Cisco Unified Personal Communicator のボイスメール サーバの設定手順
  • Cisco Unified Personal Communicator の会議サーバの設定手順
  • Cisco Unified Communications Manager でビデオ会議リソースを設定する手順
  • Cisco Unified Personal Communicator 展開後のユーザ設定の更新
  • このモジュールでは、Cisco Unified Personal Communicator を展開する場合のオプション設定について説明します。

Deploying and Updating Cisco Unified Personal Communicator

  • Cisco Unified Personal Communicator を展開およびアップグレードする手順
  • ヘッドセットおよび他のオーディオ デバイスのインストールおよび使用に関する情報。
  • このモジュールは、Cisco Unified Personal Communicator を展開する場合だけ必要です。

Integrating the LDAP Directory

  • Cisco Unified Communications Manager と LDAP ディレクトリの統合
  • Cisco Unified Personal Communicator と LDAP ディレクトリの統合
  • XMPP クライアントの連絡先を検索するための LDAP ディレクトリの統合
  • これが推奨されている設定です。

Configuring a IM and Presence Intercluster Deployment

  • クラスタ間展開に関する情報、およびクラスタ間ピアを設定する方法。
  • このモジュールは、マルチクラスタ展開を設定する場合にのみ必要です。

Configuring IM and Presence for an IM-Only Deployment

  • IM-only の展開に必要な設定手順の概要
  • このモジュールは、IM-only 展開を設定する場合にのみ必要です。
Configuring Active Directory for Cisco Unified Personal Communicator
  • Active Directory および関連メカニズムに関する情報。
  • このモジュールは、Cisco Unified Personal Communicator を展開する場合だけ必要です。
Configuring Additional Registry Keys for Cisco Unified Personal Communicator
  • レジストリ キー設定で可能なカスタマイズ。
  • このモジュールは、Cisco Unified Personal Communicator を展開する場合だけ必要です。

How to Configure Multilingual Support for IM and Presence

  • Cisco Unified Communications Manager および IM and Presence でのロケール インストーラのインストールに関する情報
  • このモジュールは、複数の言語をサポートするように IM and Presence 展開を拡張する場合にのみ必要です。

IM の準拠性

IM and Presence Service におけるインスタント メッセージ(IM)の準拠性の設定については、次のマニュアルを参照してください。

サードパーティ統合

このガイドでは、基本的な IM and Presence 展開を設定する方法の詳細についてのみ説明します。 サードパーティ統合については、次のドキュメントを参照してください。

サードパーティ統合

説明内容

『Microsoft Exchange for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager

  • Microsoft Exchange 2003、2007、および 2010 との統合
  • この統合のための Microsoft Active Directory の設定

『Microsoft Office Communicator Call Control with Microsoft OCS for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager

  • Microsoft Office Communicator クライアントからのリモート コール制御用 CSTA ゲートウェイとしての IM and Presence の設定
  • この統合のための Microsoft Active Directory の設定
  • TCP 経由のデュアル ノード IM and Presence 展開での MOC 要求のロード バランシング
  • TLS 経由のデュアル ノード IM and Presence 展開での MOC 要求のロード バランシング

『Interdomain Federation for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』

  • Microsoft OCS と AOL による SIP プロトコルを介したドメイン間フェデレーションと、IBM Sametime、Googletalk、Webex Connect、および別の IM and Presence Release 9.x エンタープライズによる XMPP プロトコルを介したドメイン間フェデレーション用の IM and Presence の設定。

『Partitioned Intradomain Federation for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager

  • パーティション化されたドメイン内フェデレーション用の IM and Presence の設定
  • パーティション化されたドメイン内フェデレーション用の Microsoft OCS の設定
  • パーティション化されたドメイン内フェデレーション用の Microsoft LCS の設定
  • ユーザの移行

『Remote Call Control with Microsoft Lync Server 2010 for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager

  • Microsoft Lync と統合するための Cisco Unified Communications Manager および IM and Presence の設定
  • Microsoft Active Directory の設定
  • 正規化ルールの設定
  • IM and Presence と Microsoft Lync 間のセキュリティの設定

関連トピック

IM and Presence のサードパーティ統合に関するマニュアル:

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​voicesw/​ps556/​products_​installation_​and_​configuration_​guides_​list.html

Web インターフェイスのタイムアウト

コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用すると、何分後に Web インターフェイスをタイムアウトし、ユーザをログオフするかを設定できます。 デフォルトのタイムアウト値は 30 分です。 詳細については、『Command Line Interface Reference Guide for Cisco Unified Communications Solutions, Release 9.0(1)』を参照してください。