Microsoft Lync Server 2010 を使用した、IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager, Release 9.1(1) のリモート通話コントロール
正規化規則の設定
正規化規則の設定
発行日;2013/08/05   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

正規化規則の設定

Microsoft Active Directory での正規化規則の設定

ディレクトリ番号からユーザ名への逆ルックアップは、次の条件下では機能しません。

  • Active Directory では、ユーザは E.164 形式の電話番号でプロビジョニングされていない
  • Active Directory 電話番号正規化規則が設定されていない

このような条件下では、アプリケーションはコールを内線番号から発信されたものであると見なし、ユーザ名が Microsoft Lync に表示されません。

このため、コールが発信されると表示されるポップアップ ウィンドウで Microsoft Lync ユーザが発信側の名前を参照できるようにするには、Microsoft Lync サーバに Active Directory アドレス帳の正しい正規化規則を設定する必要があります。


(注)  


内線ダイヤリング用の正規化規則ファイルを用意する必要があります。 例については、正規化規則のサンプルを取り上げているトピックを参照してください。


はじめる前に

証明書を正しく配布してアドレス帳の同期を取るには、Microsoft Lync の CA 署名済み証明書が Microsoft Lync PC に存在する必要があります。 Verisign や RSA など広く普及している CA を証明書の署名に使用している場合は、CA 証明書がすでに PC にインストールされている可能性があります。

手順
    ステップ 1   Lync Server で正規化が有効になっていることを確認します。 それには、Lync Server 管理シェルを開き、次のコマンドを実行します。 Get-CsAddressBookConfiguration

    UseNormalizationRules 値が True に設定されている場合、正規化は有効になっています。 UseNormalizationRules 値が False に設定されている場合、次のコマンドを実行して正規化を有効にします。

    Set-CsAddressBookConfiguration -UseNormalizationRules $True
    ステップ 2   サーバの初期展開時に設定された Lync Server の共有ディレクトリ内で、ABFiles サブディレクトリを探します。 [トポロジ ビルダー(Topology Builder)] > [ファイル ストア(File Stores)]を選択し、ファイル サーバの FQDN と共有名を特定します。 パスは次のとおりです。\\<Server FQDN>\<Share Folder>\1-WebServices-1\ABFiles
    ステップ 3   次のサンプル ファイルに移動します。C:\Program Files\Microsoft Lync Server 2010\WebComponents\Address Book Files\Files\Sample_Company_Phone_Number_Normalization_Rules.txt
    ステップ 4   Sample_Company_Phone_Number_Normalization_Rules.txt ファイルをコピーし、ABFiles ディレクトリ内に Company_Phone_Number_Normalization_Rules.txt として保存します。
    (注)     

    Company_Phone_Number_Normalization_Rules.txt ファイルは、実際のアドレス帳ファイルが保存されている場所ではなく、ABFiles ディレクトリに保存する必要があります。

    ステップ 5   メモ帳で Company_Phone_Number_Normalization_Rules.txt ファイルを開き、[\s()\-\./]* のような正規表現を削除します。 Microsoft Lync Server は、テレフォニーに無関係な桁は無視し、0 ~ 9 までの連続した数字の桁のパターンのみ分析します。 ただし、「+」接頭辞は認識します。
    ステップ 6   Lync Server 管理シェルで次のコマンドを実行し、Company_Phone_Number_Normalization_Rules.txt ファイルに新しい設定をインポートし、アドレス帳ファイルに保存された番号に適用します。 Update-CsAddressBook
    ステップ 7   5 分待ってから、Lync クライアントでアドレス帳を強制更新します。Microsoft Lync 2010 アドレス帳の更新を参照してください。

    次の作業

    Microsoft Lync 2010 アドレス帳の更新

    サンプルの正規化規則

    ## +1 (ddd) ddd-dddd EXTddddd
    #
    \+1(\d{10})EXT(\d{5})
    +1$1;ext=$2
    #
    # +1 (ddd) ddd-dddd Xddddd
    #
    \+1(\d{10})[Xx]{1}(\d{5})
    +1$1;ext=$2
    #
    # 1 (ddd) ddd-dddd
    #
    1(\d{10})
    +1$1
    #
    # +1 (ddd) 70ddddd
    #
    \+1(\d{3})70(\d{5})
    +1$170$2;ext=$2
    #
    # 70d-dddd Xddddd
    #
    70(\d{5})[Xx]{1}(\d{5})
    +142570$1;ext=$2
    #
    # ddd-dddd Xddddd
    #
    (\d{7})[Xx]{1}(\d{5})
    +1425$1;ext=$2

    Microsoft Lync 2010 アドレス帳の更新

    デフォルトのクライアント/サーバ設定では、アドレス帳はすぐには更新されません。 Active Directory に追加された最新ユーザでアドレス帳が更新されるようにするには、サーバ側で強制的に更新し、Microsoft Lync が最新のファイルを強制的に取得し、ローカルの GalContacts.db ファイルを更新するようにしなければなりません。

    手順
      ステップ 1   Lync Server 2010 の Lync Server 管理シェルで、次のコマンドを実行します。 Update-CsAddressBook

      このコマンドにより、Lync Server は SQL データベース内の現在の Active Directory 情報と、ダウンロード可能なクライアントとデバイスのアドレス帳ファイルとの同期を実行します。

      (注)     

      同期プロセスが完了するまで 5 分間待機します。

      ステップ 2   Microsoft Lync の管理権限で、Windows のコマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。 reg add HKLM\Software\Policies\Microsoft\Communicator /v GalDownloadInitialDelay /t REG_DWORD /d 0 /f

      このコマンドを実行すると、Microsoft Lync がアドレス帳のダウンロードをすぐに実行します。

      ステップ 3   Microsoft Lync に GalContacts.db および GalContacts.db.idx ファイルが存在することを確認します。 存在する場合、ユーザのプロファイル ディレクトリから削除します。
      ステップ 4   Microsoft Lync を終了します。 ただし、サイン アウトしないでください。
      ステップ 5   Microsoft Lync クライアントを起動し、再度サインインします。
      ステップ 6   更新済みの GalContacts.db および GalContacts.db.idx ファイルがダウンロードされていることを確認します。
      ステップ 7   新しいユーザを検索し、ユーザ名が Microsoft Lync に表示されることを確認します。

      次の作業

      IM and Presence のセキュリティ証明書の設定