Cisco Unified Communications Manager, Release 9.0(1) IM and Presence サービスのための Microsoft OCS による Microsoft Office Communicator のコール制御
Microsoft OCS を使用した IM and Presence Release 9.0(1) の設定
Microsoft OCS を使用した IM and Presence Release 9.0(1) の設定
発行日;2013/06/13   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

Microsoft OCS を使用した IM and Presence Release 9.0(1) の設定

統合の要件

このドキュメントでは、IM and Presence サービスを Microsoft Office Communications Server または Microsoft Live Communications Server と統合し、Microsoft Office Communicator (MOC) の通話コントロール機能を使用するための設定手順について説明します。


(注)  


このドキュメントでは、IM and Presence を Microsoft Office Communications Server(OCS)と統合する手順について説明します。 IM and Presence と Microsoft Live Communications Server(LCS)との間で同様の統合を設定する場合にも、この章をガイドとして参照できます。


ソフトウェア要件

  • IM and Presence Server Release 9.0
  • Cisco Unified Communications Manager Server Release 9.0
  • Microsoft Office Communications(OCS)2007 または 2007 R2 Server, Standard または Enterprise
  • Microsoft Live Communications(LCS)2005 Server, Standard または Enterprise
  • Microsoft Office Communicator(MOC)
  • Microsoft Windows Server
  • Cisco CSS 11500 Content Services Switch

この統合では、インストールおよび設定を次のように行っていることを前提としています。

  • 『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』の中で説明されているように、セットアップおよび設定が済んだ IM and Presence サーバ。
  • 『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』の中で説明されているように、IM and Presence サーバを Cisco Unified Communications Manager(CUCM)を使用して正しく導入する必要があります。
  • Microsoft 社のマニュアルに定義されている要件に従って、Microsoft OCS サーバまたは LCS サーバをセットアップし、設定していること。

注意    


サーバを Microsoft OCS と統合する前に、IM and Presence サブクラスタでハイアベイラビリティを無効にする必要があります。 詳細については、『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。


統合の概要

統合の仕組み

IM and Presence を使用すると、企業ユーザが Microsoft Office Communicator(サードパーティ製デスクトップ IM アプリケーション)経由で Cisco Unified IP Phone を制御できるようになります。 この統合に使用する Microsoft Office Communicator クライアントは、Microsoft Live Communications Server(LCS)2005 上または Microsoft Office Communications Server(OCS)2007 上で実行できます。

Microsoft Office Communicator は、セッション開始要求を IM and Presence の CTI ゲートウェイに送信し、Cisco Unified Communications Manager に登録された Cisco Unified IP Phone を制御します(次の図を参照)。 CTI ゲートウェイは、要求を Cisco Unified Communications Manager 上の CTI マネージャに転送します。 Cisco Unified Communications Manager は、同じ経路を反対方向に使用して、イベントを Microsoft Office Communicator アプリケーションに返します。

図 1. 統合の概要



IM and Presence は、最大 8 つの Cisco Unified Communications Manager ノードとの CTI 接続をサポートします。つまり、IM and Presence において最大 8 つの CTI 接続アドレスを設定できます。

Microsoft Office Communicator は、セッション開始要求を IM and Presence に送信します。 これらの要求は、IM and Presence に設定された CTI 接続アドレスへラウンドロビン順でルーティングされます。 たとえば、1 番目の要求は最初の CTI ノードにルーティングされ、2 番目の要求は、次の CTI ノードにルーティングされます。 CTI 接続アドレスにはその設定順にプライオリティが割り当てられます。 デュアル ノードの IM and Presence クラスタが導入される場合、ロード バランサを使用する必要があります。 このシナリオでは、ロード バランサは Microsoft Office Communicator クライアントから IM and Presence パブリッシャ ノードおよびサブスクライバ ノードにラウンドロビン順にセッション開始要求を送信します。 Microsoft Office Communicator リモート コントロール クライアントをサポートするように設定されている場合、IM and Presence クラスタ内には最大 2 つのノードが存在します。

デュアル ノード IM and Presence クラスタでは、ロード バランサを使用することで、Microsoft Office Communicator クライアントからパブリッシャおよびサブスクライバ IM and Presence ノードへのセッション開始要求の送信をラウンドロビンで行うことができます。

IM and Presence 上の CTI ゲートウェイは、起動すると、設定済みリストにあるすべての CTI 接続アドレスに接続し、定期的にハートビート メッセージを送信することでそれぞれの接続をモニタします。 Microsoft Office Communicator ユーザがサイン インすると、Microsoft OCS は、CSTA ボディを含めた SIP INVITE 要求を CTI ゲートウェイに送信してユーザの Cisco Unified IP Phone をモニタします。 CTI ゲートウェイは、その Microsoft Office Communicator ユーザ用のセッションを作成し、ロード バランシング メカニズムを使用して、そのユーザから任意の CTI 接続アドレスへのセッション開始要求の送信を行います。

CSTA アプリケーション セッションが確立されると、デバイスの監視、コールの発信、コールの転送、デバイス制御のステータスの変更など、さまざまなアクティビティのための一連の SIP INFO メッセージが Microsoft Office Communicator と CTI ゲートウェイの間で交換されます。 このメッセージ交換は、最初のセッション確立に使用したのと同じ CTI 接続アドレスで送信されます。

各 CTI マネージャへの接続がいずれも失敗した場合は、接続が使用可能になるまで、Microsoft Office Communicator からの発信コール要求が返送されます。 Cisco Unified Communications Manager ノードがダウンしている場合は、CTI ゲートウェイが定期的にそのノードとの接続の再確立を試みます。 Cisco Unified Communications Manager ノードが使用可能になると、CTI ゲートウェイがそのノードに再接続し、接続をモニタします。 この場合、Microsoft OCS が(セッション中の)SIP INFO 要求を送信すると、新規接続となるため、CTI ゲートウェイの CTI マネージャ接続 ID は別のものになります。 Microsoft Office Communicator は、新規 SIP INVITE メッセージを送信しますが、Microsoft Office Communicator ユーザは再度サイン インする必要はありません。

ライン アピアランス

リモート通話コントロール機能を使用する電話機をユーザが選択すると、IM and Presence では、Microsoft Office Communicator から制御するライン アピアランスも選択されることになります。 ライン アピアランスとは、回線とデバイスとの関連付けのことです。 Cisco Unified Communications Manager では、管理者は、1 つのデバイスを複数の回線に関連付けたり、1 つの回線を複数のデバイスに関連付けたりできます。 一般に、相互に関連付ける回線やデバイスを指定してライン アピアランスを設定するという作業は、Cisco Unified Communications Manager 管理者の役割です。

ライセンス要件

各 Microsoft Lync RCC ユーザに IM and Presence を割り当てる必要があります。 IM and Presence 機能は、User Connect Licensing(UCL)と Cisco Unified Workspace Licensing(CUWL)の両方に含まれています。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Enterprise License Manager User Guide』を参照してください。

Cisco Unified Communications Manager の [エンド ユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウで IM and Presence をユーザに割り当てることができます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。

詳細情報

IM and Presence

IM and Presence の追加マニュアルについては、次の URL を参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​voicesw/​ps556/​tsd_​products_​support_​series_​home.html

Cisco Unified Communications Manager

Cisco Unified Communications Manager のマニュアルについては、次の URL を参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​voicesw/​ps556/​tsd_​products_​support_​series_​home.html

Microsoft Active Directory

Microsoft Windows Server Active Directory の詳細については、次の URL を参照してください。

http:/​/​technet2.microsoft.com/​windowsserver/​en/​technologies/​featured/​ad/​default.mspx