Cisco Unified Communications Manager, Release 9.0(1) IM and Presence サービス導入ガイド
IM and Presence のマルチノード展開計画
IM and Presence のマルチノード展開計画
発行日;2013/02/06   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

IM and Presence のマルチノード展開計画

マルチノードのスケーラビリティ機能

スケーラビリティ拡張

IM and Presence のマルチノードのスケーラビリティ機能は次の機能をサポートします。

  • クラスタあたり 6 個のノード
  • 完全な Unified Communication(UC)モード展開でノードごとに最大 15,000 ユーザ、クラスタあたり最大 45,000 ユーザ
  • ハイ アベイラビリティがオフになっている展開でクラスタごとに 30,000 ユーザ
  • ユーザあたりの最大連絡先の管理可能なカスタマー定義制限(デフォルトは無制限)
  • IM and Presence Service は、マルチノード機能を持つクラスタ間展開をサポートし続けます。

サポートされているエンド ポイント

マルチノードのスケーラビリティ機能は次のエンド ポイントをサポートします。

  • Cisco Unified Communications Manager(デスクフォン)
  • Cisco Unified Personal Communicator Release 8.x(XMPP クライアント)
  • Cisco Jabber
  • サードパーティ XMPP クライアント
  • Cisco Unified Mobile Communicator
  • Microsoft Office Communicator(Microsoft ソフト クライアント)
  • Lotus Sametime(Lotus ソフト クライアント)
  • サードパーティ インターフェイス クライアント
  • Lync 2010 クライアント(Microsoft Office Communicator クライアント)

IM-only 展開

IM and Presence Service は IM-only 展開をサポートします。 このタイプの展開では、ノードごとに最大 25,000 ユーザと IM and Presence クラスタに最大 75,000 ユーザがサポートされます。 IM-only IM and Presence 展開の設定に必要な設定手順の概要は、このガイドの付録で提供されます。

関連項目

IM-only 展開用の IM and Presence 設定

パフォーマンスに関する推奨事項

次の場合はマルチノード機能で最適なパフォーマンスを実現できます。

  • すべての IM and Presence サーバのリソースは、メモリ、ディスク サイズ、および保持時間の観点からは同等です。 ハードウェアのクラスが混在していると、サーバの能力が十分に発揮されず、良好なパフォーマンスが得られません。
  • ハードウェア推奨事項に準拠したハードウェアを展開します。
  • バランス モードの展開モデルを設定します。 この場合、ユーザの総数は、すべてのサブクラスタ内のすべてのノードに均等に分散されます。 最適なパフォーマンスを実現するために、IM and Presence Service はデフォルトでバランス モードのユーザ割り当てを行います。

ハイ アベイラビリティ展開

IM and Presence Service はハイ アベイラビリティ展開をサポートします。

シスコでは、IM and Presence 展開をハイ アベイラビリティ展開として設定することを推奨します。 単一の展開にハイ アベイラビリティ サブクラスタと非ハイ アベイラビリティ サブクラスタを用意するなど、展開のモードを混在させることもできますが、このような設定はお勧めしません。

手動でサブクラスタ内のハイ アベイラビリティを有効にする必要があります。 バランス モード(冗長ハイ アベイラビリティ)またはアクティブ/スタンバイ冗長ハイ アベイラビリティ展開モデルを設定し、展開内のハイ アベイラビリティをオンにすることで、ハイ アベイラビリティ展開を実現できます。

サブクラスタ

マルチノード機能では、サブクラスタの概念が導入されています。 サブクラスタは、単一の IM and Presence サーバまたは IM and Presence サーバのペアで、各ノードには一般ユーザをサポートできる共有アベイラビリティ データベースと連携する独立したデータベースとユーザのセットが含まれます。

サブクラスタ内の単一ノード展開では、そのノードに割り当てられているユーザに対してハイ アベイラビリティ フェールオーバー保護が提供されません。 サブクラスタ内のデュアルノード展開では、サブクラスタでのハイ アベイラビリティを有効にすると、ユーザに対してフェールオーバー保護が提供されます。コンポーネントまたはノードが停止した場合には、クライアントがフェールオーバーできるように、各ノードが他のノードのバックアップとして機能しています。 サブクラスタでのハイ アベイラビリティをオンにすると、サブクラスタ内の全ユーザに、冗長性と完全なフェールオーバー機能が提供されます。

ユーザ割り当て

ユーザが IM and Presence でアベイラビリティとインスタント メッセージ(IM)サービスを受けられるようにするには、IM and Presence 展開でノードとサブクラスタにユーザを割り当てる必要があります。 IM and Presence 展開では、手動または自動でユーザを割り当てることができます。 IM and Presence で Sync Agent の [ユーザ割り当てモード(User Assignment Mode)] パラメータを使用して、ユーザ割り当てを管理します。

[平衡化(Balanced)] モード(デフォルト)では、ユーザをサブクラスタの各ノードに均等に割り当て、各ノードにユーザの合計数が均等に分散するようにします。 [アクティブスタンバイ(Active-Standby)] モードでは、サブクラスタの最初のノードにすべてのユーザを割り当て、セカンダリ サーバをバックアップのままにします。 [なし(None)] モードでは、Sync Agent でクラスタのノードにユーザが割り当てられません。 デフォルト モードは [平衡化(Balanced)] です。

手動のユーザ割り当てを選択した場合は、Cisco Unified CM IM and Presence の管理でシステム トポロジ インターフェイスを使用して、手動でユーザをノードとサブクラスタに割り当てる必要があります。

Cisco Unified Personal Communicator のサインインおよびリダイレクト

IM and Presence サービスは、ユーザが割り当てられている IM and Presence ノード(ホーム ノード)に Cisco Unified Personal Communicator クライアント アプリケーションをリダイレクトする機能をサポートします。 このリダイレクト機能は、クラスタ内およびクラスタ間導入でサポートされます。 両方のタイプの展開で、クライアント アプリケーションがサインインするとリダイレクトが自動的に行われます。 ユーザがホーム ノードへのサインインに成功すると、Cisco Unified Personal Communicator がサーバ名をキャッシュします。 その結果、ユーザが再割り当てされない限り、リダイレクトは 1 回のみ行われます。

参照としてCisco Unified Personal Communicator のサインインおよびリダイレクトを使用して、さまざまなリダイレクト シナリオに関する理解を深めるための次の例を参照してください。 Cisco Unified Personal Communicator のサインインおよびリダイレクトでは、Cluster1 は IM and Presence Release 9.0 クラスタ、Cluster2 は 7.x または 8.x クラスタです。

図 1. クラスタ間およびクラスタ内のリダイレクト図



上記の図では、Cluster1 に 3 つのノード、パブリッシャ(C1Node1)、および 2 つのサブスクライバ(C1Node2 および C1Node3)があり、パブリッシャ(C2Node1)とサブスクライバ(C2Node2)を含む Cluster2 とのクラスタ間ピア関係があります。 複数の異なるリダイレクト シナリオが考えられます。

  1. Cisco Unified Personal Communicator ユーザはホーム ノードとして C1Node1 を割り当てられ、C1Node2 にサインインしようとします。 C1Node2 は C1Node1 に自動的に Cisco Unified Personal Communicator クライアントをリダイレクトします。 このシナリオでは、ハイ アベイラビリティは Subcluster1 で無効になっています。 ハイ アベイラビリティが Subcluster1 で有効の場合、C1Node2 がログイン要求を処理します。 リダイレクトは行われません。
  2. Cisco Unified Personal Communicator ユーザはホーム ノードとして C1Node3 を割り当てられ、C1Node1 または C1Node2 にサインインしようとします。 ハイ アベイラビリティが Subcluster1 で有効であるかどうかに関係なく、C1Node1 または C1Node2 は C1Node3 に Cisco Unified Personal Communicator クライアントをリダイレクトします。 ハイ アベイラビリティのルールは C1Node3 が Subcluster2 の一部であるため、ここでは適用されません。
  3. Cisco Unified Personal Communicator ユーザはホーム ノードとして C2Node1 または C2Node2 を割り当てられ、C1Node1、C1Node2、または C1Node3 にサインインしようとします。 C1Node1、C1Node2、または C1Node3 は自動的に Cisco Unified Personal Communicator クライアントをホーム ノードにリダイレクトします。

(注)  


クラスタ間ピア関係を確立し、ユーザを同期する方法の詳細については、IM and Presence のクラスタ間展開設定を参照してください。


WAN 経由のクラスタリング

IM and Presence Service は WAN 経由のクラスタリング展開をサポートします。

関連項目

クラスタ内およびクラスタ間展開における WAN 経由のクラスタリング

マルチノード展開モデル

ネットワークでマルチノード機能を展開する方法を検討する必要があります。 Cisco Unified CM IM and Presence の管理のシステム トポロジ管理 GUI で目的のマルチノード展開モデルを設定します。 システム トポロジ管理 GUI アクセスするには、[Cisco Unified CM IM and Presence の管理(Cisco Unified CM IM and Presence Administration)] で [システム(System)] > [クラスタ トポロジ(Cluster Topology)] を選択します。

このモジュールでは、マルチノード機能の展開モデル オプションの概要およびシステム トポロジ管理 GUI におけるこれらの展開例を示します。

システム トポロジ管理 GUI は、ローカル IM and Presence クラスタの設定にのみ使用します。 リモート IM and Presence クラスタとのクラスタ間ピア関係を設定する方法については、クラスタ間ピア モジュールを参照してください。

関連資料

平衡型ユーザ割り当て冗長ハイ アベイラビリティ展開

バランス モード ハイ アベイラビリティ展開を実現するには、サブクラスタ内の全ノードにユーザを均等に分散させ、各 IM and Presence サーバの CPU の使用率を最大 35% にとどめます。

冗長モードのバランス モード ハイ アベイラビリティ展開オプションでは、クラスタごとに最大 15,000 ユーザがサポートされています。 たとえば、展開に 6 台の IM and Presence ノードがあり、15,000 ユーザがいる場合、各 IM and Presence ノードに 2,500 ユーザを割り当てます。

冗長モードでバランス モード ハイ アベイラビリティ展開オプションを使用すると、非冗長モードと比較して半数のユーザが各ノードに割り当てられます。 ただし、一方のノードが失敗した場合、他方のノードがピーク トラフィック時でもサブクラスタ内のユーザの半数分の負荷をさらに処理します。 このフェールオーバー保護をサポートするには、展開内の各サブクラスタでハイ アベイラビリティをオンにする必要があります。

システム トポロジ管理 GUI におけるこの展開モデルの例については、次の図を参照してください。 この例では、合計で 15,000 人のユーザがいるため、2500 人のユーザが 6 台のノードに均等に分散されます。

図 2. 平衡型ユーザ割り当て非冗長ハイ アベイラビリティ展開

アクティブ/スタンバイ ユーザ割り当て冗長ハイ アベイラビリティ展開

この展開モデルの場合、全ユーザをプライマリ IM and Presence ノードに割り当てることになり、バックアップ ノードには 1 人のユーザも割り当てません。 サブクラスタでハイ アベイラビリティをオンにすると、プライマリ ノードが失敗した場合にバックアップ ノードがプライマリ ノードからのすべてのトラフィックを処理できます。

システム トポロジ管理 GUI におけるこの展開モデルの設定例については、次の図を参照してください。 この例では、合計で 15,000 人のユーザがいるため、5000 人のユーザが各サブクラスタの最初のノードに割り当てられます。

図 3. アクティブ/スタンバイ ユーザ割り当てハイ アベイラビリティ展開

展開の拡張性オプション

IM and Presence クラスタは、最大 6 台のノードをサポートできます。 最初に 6 台未満のノードをインストールした場合は、追加ノードをいつでもインストールできます。 より多くのユーザをサポートするために IM and Presence 展開を拡張する場合、設定したマルチノード展開モデルを考慮する必要があります。 次の表に、各マルチノード展開モデルの拡張性オプションについて説明します。

表 1 マルチノードの拡張性オプション

展開モード

拡張性オプション

既存のサブクラスタへの新しいノードの追加

新しいサブクラスタへの新しいノードの追加

平衡型非冗長ハイ アベイラビリティ展開

既存のサブクラスタに新しいノードを追加すると、新しいノードが既存のノードと同じ数のユーザをサポートできます。サブクラスタは、ユーザの数の 2 倍をサポートできます。 また、そのサブクラスタ内の既存のノードと新しいノードのユーザに平衡型ハイ アベイラビリティを提供します。

新しいサブクラスタに新しいノードを追加すると、展開でより多くのユーザをサポートできます。

これはサブクラスタ内のユーザに平衡型ハイ アベイラビリティを提供しません。 平衡型ハイ アベイラビリティを実現するには、サブクラスタに 2 番目のノードを追加する必要があります。

平衡型冗長ハイ アベイラビリティ展開

既存のサブクラスタに新しいノードを追加すると、新しいノードが既存のノードと同じ数のユーザをサポートできます。サブクラスタは、ユーザの数の 2 倍をサポートできます。 また、そのサブクラスタ内の既存のノードと新しいノードのユーザに平衡型冗長ハイ アベイラビリティを提供します。

(注)     

既存のノード上のユーザ数に応じて、サブクラスタ内でのユーザの再割り当てが必要になることがあります。

新しいサブクラスタに新しいノードを追加すると、展開でより多くのユーザをサポートできます。

これはサブクラスタ内のユーザに平衡型ハイ アベイラビリティを提供しません。 平衡型ハイ アベイラビリティを実現するには、サブクラスタに 2 番目のノードを追加する必要があります。

アクティブ/スタンバイ冗長ハイ アベイラビリティ展開

既存のサブクラスタに新しいノードを追加すると、サブクラスタの既存のノードのユーザにハイ アベイラビリティが提供されます。 これは、ハイ アベイラビリティ拡張機能だけを提供します。展開でサポートできるユーザ数は増えません。

新しいサブクラスタに新しいノードを追加すると、展開でより多くのユーザをサポートできます。

これはサブクラスタ内のユーザにハイ アベイラビリティを提供しません。 ハイ アベイラビリティを実現するには、サブクラスタに 2 番目のノードを追加する必要があります。

関連タスク

クラスタレベルの DNS SRV

DNS 設定では、クラスタ全体の IM and Presence アドレスを定義できます。 Cisco Unified Communications Manager の SIP パブリッシュ トランクは、このアドレスを使用して、Cisco Unified Communications Manager からの SIP パブリッシュ メッセージを IM and Presence クラスタ内のすべてのノードにロード バランシングします。 とりわけ、この設定にすると、初期 SIP パブリッシュ メッセージが IM and Presence クラスタの全ノードにロード バランシングされるようになります。 また、ノードで障害が発生した場合には、DNS によって SIP パブリッシュ メッセージが残りのノードに転送されるため、ハイ アベイラビリティ展開を実現できます。

クラスタ全体の DNS 設定は必須の設定ではありません。 初期 SIP パブリッシュ メッセージを IM and Presence クラスタの全ノードにロード バランシングする方法を提供するお勧めの設定です。 IM and Presence は、各デバイスの後続の SIP パブリッシュ メッセージを IM and Presence でユーザが配置されているノードに送信します。

マルチノード ハードウェアの推奨事項

マルチノード機能を設定するときには、次の点を考慮してください。

  • 展開でハイ アベイラビリティをオンにすることを推奨します。
  • ハードウェアの数を最小限に抑えます。たとえば、MCS 7825 サーバを 6 台使用して 6,000 人のユーザをサポートするのではなく、MCS 7835 サーバを 2 台使用して 5,000 人のユーザをサポートします。
  • 同世代のサーバ ハードウェアを使用します。
  • 展開のどのノードにも同種のハードウェアを使用します。 同種のハードウェアの世代をいくつか混在させる必要がある場合は、古いハードウェアの同世代のものを同じサブクラスタにまとめ、このサブクラスタのユーザ数を、高性能の世代を配置したサブクラスタよりも少なくします。 ただし、このような展開にすることはお勧めしません。

警告


混合ハードウェア(たとえば、UCS、MCS、または VMware)を使用したマルチノード展開の場合は、同じサブクラスタ内のサブスクライバ ノードとパブリッシャ ノードでデータベース サイズを同様にすることを推奨します。 2 台のノード間でデータベース サイズが大きく異なると、サブスクライバ ノードのインストール中にエラーを受信します。


  • マルチノード機能には次のディスク ドライブを使用します。
    • MCS 7816:少なくとも 1 台の 160 GB ドライブ(250 GB ドライブを 1 台使用することもできます)
    • MCS 7825:少なくとも 2 台の 160 GB ドライブ(250 GB ドライブを 2 台使用することもできます。容量の少ない 80 GB ドライブからのアップグレードが必要です)
    • MCS 7835:少なくとも 2 台の 146 GB ドライブ(容量の少ない 72 GB ドライブからのアップグレードが必要です)
    • MCS 7845:少なくとも 4 台の 72 GB ドライブ(4 台の 146 GB ドライブへのアップグレードをお勧めします)

      (注)  


      4 台の 72 GB ドライブを搭載した MCS 7845 でスケーラビリティ機能を実行することもできますが、4 台の 146 GB ドライブにすることをお勧めします。


  • 古い世代のハードウェアを使用している場合は、このディスク ドライブ アップグレード推奨事項に従ってください。 スケーラビリティを確保するには、クラスタの各サーバで最小ディスク容量を満たす必要があります。

(注)  


ドライブをアップグレードすると、マルチノード クラスタで古いハードウェアを使用できます。 ただし、高性能な CPU、多くのメモリ、高速な入/出力処理を備えている、マルチノード機能に対応した最新のハードウェアを使用することを推奨します。


関連項目

マルチノード機能に対応したサポート対象のハードウェアのリストおよびマルチノード機能のハードウェア ユーザ割り当てガイドラインについては、次の URL にある IM and Presence の互換性マトリクスを参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​sw/​voicesw/​ps556/​products_​device_​support_​tables_​list.html

クラスタ内およびクラスタ間展開における WAN 経由のクラスタリング

WAN の帯域幅要件

少なくとも、80 ミリ秒未満のラウンドトリップ遅延で各 IM and Presence サブクラスタに 5 Mbps の帯域幅を専用に割り当てる必要があります。これらの帯域幅の推奨事項は、クラスタ内およびクラスタ間の両方の WAN 展開に適用されます。 帯域幅がこの推奨事項未満の場合、パフォーマンスに悪影響を及ぼす場合があります。


(注)  


WAN 経由のクラスタリング展開に追加する IM and Presence サブクラスタごとに、追加の(専用の)5 Mbps の帯域幅が必要です。


WAN 経由のクラスタ内展開

IM and Presence Service では、このモジュールに記載された推奨帯域幅を使用した WAN 経由のクラスタ内展開をサポートしています。 IM and Presence では、サブクラスタ内の 1 つのノードが 1 つの地理的なサイトに存在し、サブクラスタ内の 2 番目のノードが別の地理的な場所にある WAN 上で地理的に分割された単一のサブクラスタをサポートします。

このモデルは、地理的冗長性およびリモート フェールオーバー(たとえば、リモート サイトのバックアップ IM and Presence ノードへのフェールオーバー)を提供できます。 このモデルでは、IM and Presence サーバを Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ サーバと共存させる必要はありません。 Cisco Unified Personal Communicator クライアントは、IM and Presence サーバに対してローカルまたはリモートである可能性があります。

このモデルは、Cisco Unified Personal Communicator Release クライアントのハイ アベイラビリティをサポートし、サービスまたはハードウェアがホームの IM and Presence ノードで失敗した場合、クライアントはリモート ピア IM and Presence にフェールオーバーします。 障害が発生したノードが再度オンラインになると、クライアントはホームの IM and Presence ノードに自動的に再接続します。

リモート フェールオーバーを備えた WAN 経由で IM and Presence を展開する場合は、次の制約事項に注意してください。

  • このモデルは、システム レベルのハイ アベイラビリティのみをサポートします。 特定の IM and Presence コンポーネントに、シングル ポイント障害が存在する場合があります。 これらのコンポーネントは、Cisco Sync Agent、Cisco Intercluster Sync Agent、および Cisco Unified CM IM and Presence の管理インターフェイスです。
  • このモデルは、Cisco Unified Personal Communicator Release 8.5 および 8.6 のハイ アベイラビリティをサポートします。

IM and Presence は、WAN 経由のクラスタリング展開において複数のサブクラスタをサポートします。 WAN 経由のクラスタリング展開の規模については、IM and Presence SRND を参照してください。

関連項目

IM and Presence Solution Reference Network Design(SRND):

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​docs/​voice_ip_comm/​cucm/​srnd/​7x/​uc7_​0.html

ローカル フェールオーバー

1 つのサブクラスタが 1 つの地理的なサイトにあり、2 番目のサブクラスタが別の地理的なサイトにある WAN 経由で IM and Presence Service を展開することもできます。 サブクラスタにはローカル ノード間のハイ アベイラビリティのために単一ノードまたはデュアル ノードを含めることができます。 このモデルは、地理的なサイト間のフェールオーバーを提供しません。

サブクラスタの障害検出

IM and Presence Service は、サブクラスタの障害検出メカニズムをサポートします。 サブクラスタ内の各ノードは、ピア ノードのステータスまたはハートビートをモニタします。 IM and Presence のハートビート接続とハートビート間隔を設定するには、[Cisco Unified CM IM and Presence の管理(Cisco Unified CM IM and Presence Administration)] > [システム(System)] > [サービス パラメータ(Service Parameters)] > [Cisco Config Agent](サービス)を選択します。 [一般的な Cisco Config Agent パラメータ(General Cisco Config Agent Parameters)](クラスタ全体)セクションで、次のパラメータを設定します。

  • [ハートビート間隔(Heartbeat Interval)]:このパラメータは、Cisco Config Agent が同じサブクラスタのピア Cisco Config Agent にハートビート メッセージを送信する間隔を秒単位で指定します。 ハートビートは、ネットワークの可用性を判断するために使用されます。 デフォルト値は 60 秒です。
  • [接続タイムアウト(Connect Timeout)]:このパラメータは、Cisco Config Agent がピア Cisco Config Agent への接続要求から応答を受信するために待つ時間を秒単位で指定します。 デフォルト値は、30 秒です。

(注)  


これらのパラメータにデフォルト値を設定することを推奨します。


メソッド イベント ルーティング

WAN 経由で IM and Presence を展開する場合は、IM and Presence に TCP メソッド イベント ルーティングを設定することを推奨します。 [Cisco Unified CM IM and Presence の管理(Cisco Unified CM IM and Presence Administration)] > [プレゼンス(Presence)] > [ルーティング(Routing)] > [メソッド/イベント ルーティング(Method/Event Routing)] を選択します。

WAN 経由の展開のマルチノード設定

WAN 経由のクラスタ内展開用に IM and Presence のマルチノード機能を設定する場合は、マルチノードの項で説明するように IM and Presence サブクラスタ、ノード、およびユーザ割り当て設定します。ただし、次の推奨事項に注意してください。

  • 最適なパフォーマンスを得るため、ホームの IM and Presence ノードにユーザの大部分を割り当てることを推奨します。 この展開モデルでは、WAN 経由でリモート IM and Presence サーバに送信されるメッセージの量が少なくなりますが、セカンダリ ノードへのフェールオーバー時間は、フェールオーバーするユーザの数によって異なります。
  • WAN 経由のハイ アベイラビリティ展開モデルを設定する場合は、サブクラスタ全体の DNS SRV アドレスを設定できます。 この場合、IM and Presence は、DNS SRV で指定されたノードへの最初の PUBLISH 要求メッセージを送信し、応答メッセージは、ユーザのホスト ノードを示します。 IM and Presence はホスト ノードにそのユーザに対する後続の PUBLISH メッセージをすべて送信します。 このハイ アベイラビリティの展開モデルを設定する前に、WAN 経由で送信される可能性があるメッセージの量に十分な帯域幅があるかどうかを検討する必要があります。

帯域幅の考慮事項

WAN 上のクラスタリング展開に必要な帯域幅を計算する場合は、次の点を考慮します。

  • 帯域幅を考慮する場合、Cisco Unified Communications Manager クラスタの通常の帯域幅使用量を含める必要があります。 マルチノードを設定した場合、Cisco Unified Communications Manager はラウンドロビン メカニズムを使用して SIP/SIMPLE メッセージをロード バランシングしますが、より多くの帯域幅が消費されます。 パフォーマンスを改善し、トラフィックを減らすために、IM and Presence ServiceCisco Unified Communications Manager との間で送信されるすべての SIP/SIMPLE メッセージに対して単一の専用の Cisco Unified Communications Manager ノードをプロビジョニングできます。
  • 帯域幅を考慮する場合、Cisco Unified Personal Communicator ユーザの連絡先リストにおける連絡先の数および IM and Presence のユーザ プロファイルのサイズを考慮することを推奨します。 WAN 経由で IM and Presence を展開する場合の連絡先リストのサイズに関する推奨事項については、IM and Presence SRND を参照してください。 IM and Presence の連絡先リストの最大サイズが 200 であるため、多数のユーザを含むシステムの帯域幅については、この点を考慮する必要があることにも注意してください。

関連項目

IM and Presence Solution Reference Network Design(SRND):

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​docs/​voice_ip_comm/​cucm/​srnd/​7x/​uc7_​0.html

外部データベースの推奨事項

WAN 経由のクラスタリング展開の外部データベース サーバを設定する場合、外部データベース サーバを、外部データベース サーバを使用する IM and Presence と共存させることを推奨します。

関連項目

『Database Setup Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​ps6837/​products_​installation_​and_​configuration_​guides_​list.html

WAN 経由のクラスタ間展開

IM and Presence Service では、このモジュールに記載された推奨帯域幅を使用した WAN 経由のクラスタ間展開をサポートしています。