Cisco Unified Communications Manager Release 10.0(1) 機能およびサービス ガイド
IM and Presence Service
IM and Presence Service

目次

IM and Presence Service

ユーザがインスタント メッセージおよび有効化の機能を使用できるようにするには、Unified Communications Manager で IM and Presence Service を有効化します。 管理者はこの機能を通して次の作業を実行できます。

  • Unified Communications Manager からチェックボックスを 1 つクリックすることで、エンドユーザが IM と在席情報を簡単に有効化できるようにする

  • ボイスメール、メールストア、会議、CTI などの Unified Communications(UC)サービスを設定する

  • UC サービスのサービス プロファイルを設定する

  • 指定した UC サービスのあるサービス プロファイルにユーザを割り当てる

  • ユーザのライン アピアランスを選択し、プレゼンスを有効にする

  • [エンドユーザ(End User)] セットアップ ウィンドウから電話番号とデバイスを関連付ける

IM and Presence のインストールの考慮事項

IM and Presence サービスを追加して展開するには、Unified Communications Manager クラスタをインストールするときに 1 つ以上の IM and Presence サーバをインストールおよび設定する必要があります。

IM and Presence サーバをインストールする方法については、『Installing Cisco Unified Communications Manager』の「IM and Presence installation」セクションを参照してください。

アップグレード

このセクションでは、Unified Communications ManagerIM and Presence を正しくアップグレードする手順を示します。 サーバのセットアップに応じて、標準アップグレードまたは更新アップグレードを実行できます。

ソフトウェア バージョンの制限

Unified Communications Manager のバージョンと IM and Presence サービス ソフトウェアのバージョンは、それぞれのメジャー リリース番号とマイナー リリース番号が同じになる必要があります。 メジャー リリース番号とマイナー リリース番号は次のように定義されます。

9.x.y

ここで、9 = メジャー リリース番号、x = マイナー リリース番号、y = メンテナンス リリース番号。

たとえば、IM and Presence Release 9.0.2.10000-4 は Unified Communications Manager Release 9.0.12.30000-2 とは互換性がありますが、Unified Communications Manager Release 9.1.1.10000-3 とは互換性がありません。。 同様に、Unified Communications Manager Release 8.6.2.10000-6 は IM and Presence Release 9.0.1.10000-9 と互換性がありません。

アップグレードするIM and Presence ノードの以降のソフトウェア バージョンは、アップグレードした最初の IM and Presence ノードのバージョン番号の先頭 5 桁とすべて同じになる必要があります。


(注)  


アップグレードしたリリースの Unified Communications Manager がアクティブまたは非アクティブなパーティションにすでにインストールされていないかぎり、IM and Presence をアップグレードすることはできません。 IM and Presence を Unified Communications Manager と同じバージョンにアップグレードするには、先に Unified Communications Manager をアップグレードする必要があります。



注意    


プラットフォーム管理 Web サービス(PAWS)管理を使用して IM and Presence をアップグレードする際、Unified CM のアクティブ バーティションで実行されているソフトウェア バージョンに互換性がない場合は、IM and Presence の現在のリリースへのアップグレードとリブートは行わないでください。 実行した場合、アップグレードは予想どおりに失敗しますが、失敗が通知されるのはアップグレード プロセスの最終部分になってからです。 また、システムがリブートする間、システム ダウンタイムを経験することになります。

アップグレードの失敗が遅延して通知される現象は、PAWS Management でアップグレードする場合にのみ生じます。 Cisco Unified IM and Presence オペレーティング システムの管理または CLI を通してアップグレードを行う場合、アップグレードの失敗の通知は、アップグレードの最初に表示されます。


アップグレードの順序


(注)  


Cisco Unified Communications ManagerIM and Presence をアップグレードする順序は非常に重要です。


標準アップグレードの順序
次のアップグレード パスは、標準アップグレードです。
  • Cisco Unified Communications Manager リリース 8.6.x から Cisco Unified Communications Manager Release 9.0(1)

  • Cisco Unified Presence Release 8.6(4) から IM and Presence Service Release 9.0(1)

標準アップグレードの場合、アップグレードは次の順序で行う必要があります。

  1. Cisco Unified Communications Manager データベース パブリッシャ ノードのアップグレード。

  2. IM and Presence データベース パブリッシャ ノードと Cisco Unified CM サブスクライバ ノードのアップグレード。

  3. IM and Presence サブスクライバ ノードのアップグレード。

  4. Cisco Unified Communications Manager データベース パブリッシャ ノードのバージョンの切り替え。

  5. IM and Presence データベース パブリッシャ ノードと Cisco Unified Communications Manager サブスクライバ ノードのバージョンの切り替え。

  6. IM and Presence サブスクライバ ノードのバージョンの切り替え。

更新アップグレードの順序
次のアップグレード パスは、更新アップグレードです。
  • Unified Communications Manager Release 8.5 以前から Unified Communications Manager Release 9.0(1)

  • Cisco Unified Presence Release 8.6(3) 以前から IM and Presence Service Release 9.0(1)

更新アップグレードの場合、アップグレードは次の順序で行う必要があります。

  1. Unified Communications Manager データベース パブリッシャ ノードのアップグレード。

  2. Unified Communications Manager データベース パブリッシャ ノードのバージョンの切り替え。

  3. IM と在席情報 データベース パブリッシャ ノードと Unified Communications Manager サブスクライバ ノードのアップグレード。

  4. IM と在席情報 データベース パブリッシャ ノードと Unified Communications Manager サブスクライバ ノードのバージョンの切り替え。

  5. IM and Presence サブスクライバ ノードのアップグレード。

  6. IM and Presence サブスクライバ ノードのバージョンの切り替え。


(注)  


Unified Communications Manager の更新アップグレードについては、『Upgrade Guide for Cisco Unified Communications Manager』のトピック「Software upgrade process overview」を参照してください。


エンドユーザのための IM and Presence

Cisco Unified Communications Manager の管理で IM and Presence を設定すると、エンドユーザのためのプレゼンス機能が有効になります。これには、プレゼンス ライセンス、UC サービスのプロビジョニング、およびエンドユーザに割り当てられたサービス プロファイルが含まれます。

サーバを設定した後、次のタスクを実行する必要があります。
  1. Cisco Unified Communications Manager のエンドユーザのために IM and Presence サービスを有効にする。

    • 既存のユーザの場合、[エンドユーザの設定(end user configuration)] ウィンドウから:[ユーザ管理(User Management)] > [エンドユーザ(End User)]

    • 一括管理ツール(BAT)から:

      • 既存のエンドユーザの場合は [一括管理(Bulk Administration)] > [ユーザ(Users)] > [ユーザの更新(Update Users)]

      • BAT を通して挿入された新規ユーザの場合は [一括管理(Bulk Administration)] > [ユーザ(Users)] > [ユーザテンプレート(User Template)]、その後、[一括管理(Bulk Administration)] > [ユーザ(Users)] > [ユーザの挿入(Insert Users)]

    • 一括管理ツールで複数のユーザを管理する場合:[一括管理(Bulk Administration)] > [ユーザ(Users)] > [ユーザテンプレート(User Template)]

    • 機能グループ テンプレート:[ユーザ管理(User Management)] > [ユーザ/電話の追加(User/Phone Add)] > [機能グループテンプレート(Feature Group Templates)]

      (注)  


      IM and Presence の設定済み機能グループ テンプレートは [ユーザ/電話のクイック追加(Quick User/Phone Add)] ウィンドウを通してユーザに割り当てます:[ユーザ管理(User Management)] > [ユーザ/電話の追加(User/Phone Add)] > [ユーザ/電話のクイック追加(Quick User/Phone Add)]


  2. IM and Presence のために UC サービスを作成し、その UC サービスを、作成したシステム全体のデフォルト サービス プロファイルまたはエンドユーザに個別に関連付けた他のサービス プロファイルに含める。

IM and Presence でエンドユーザを設定する方法の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーションガイド』の「UC Services and Service Profiles」セクションを参照してください。

エンド ユーザのプレゼンス ビューア

プレゼンス ビューアを使用して IM and Presence サービス でユーザのプレゼンス状態を表示し、そのユーザに設定された連絡先とウォッチャのリストを表示します。

エンド ユーザに対して IM and Presence サービスが有効な場合は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して、そのユーザの設定レコードからプレゼンス ビューアにアクセスします。 詳細については、ユーザに対する IM and Presence サービスの有効化に関するトピックを参照してください。

有効なプレゼンス情報を使用するには、ユーザが IM and Presence サービス ノードに割り当てられている必要があります。 これを機能させるためには、AXL、プレゼンス エンジン、プロキシ サービスのすべてを IM and Presence サービス ノードで実行している必要があります。

次の表に、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで選択されたエンド ユーザのプレゼンス ビューワに表示されるフィールドのリストを示します。

表 1 エンド ユーザ プレゼンス ビューアのフィールド

設定/プレゼンス情報

[ユーザステータス(User Status)]

次のような、ユーザのプレゼンス ステータスを識別します。

  • [応答可能(Available)]
  • [退席中(Away)]
  • サイレント
  • [応対不可(Unavailable)]
  • [カスタム(Custom)]

[ユーザID(User ID)]

選択したユーザ ID を識別します。 使用可能な場合は、ユーザの写真を表示します。

[送信(Submit)] をクリックして、別のユーザ ID を選択することができます。

[プレゼンスステータスを見るユーザ(View From Perspective of)]

ユーザの視点からプレゼンス ステータスを見る際のユーザを指定します。 これにより、指定されたユーザのプレゼンス ステータスが別のユーザ(ウォッチャ)にどのように見えるのか確認できます。 この機能は、デバッグ シナリオで役立ちます(ユーザがプライバシー ポリシーを設定した場合など)。

最大 128 文字を使用できます。

[連絡先(Contacts)]

該当ユーザの連絡先リストの連絡先の数を表示します。

[連絡先およびウォッチャ(Contacts and Wathcers)] リスト領域の [連絡先(Contacts)] 見出しの横にある矢印をクリックして、特定ユーザの連絡先のプレゼンス ステータスを表示します。 グループ名の横にある矢印をクリックして、グループ内の連絡先のリストを展開します。

グループの一部ではない連絡先(グループのない連絡先)は、連絡先グループ リストの下に表示されます。 連絡先は複数のグループに属する場合がありますが、そのユーザの連絡先リストのサイズとしては 1 回しかカウントされません。

エンド ユーザに対して設定された連絡先の最大数を超えると、警告メッセージが表示されます。 IM and Presence サービスの設定と連絡先の最大数の設定については、『IM and Presence Administration Online Help』を参照してください。

[ウォッチャ(Watchers)]

ウォッチャと呼ばれるユーザのリストを表示します。ウォッチャは、連絡先リストのユーザのプレゼンス ステータスを表示するために登録されます。

[連絡先およびウォッチャ(Contacts and Wathcers)] リスト領域の [ウォッチャ(Watchers)] 見出しの横にある矢印をクリックして、特定ウォッチャの連絡先のプレゼンス ステータスを表示します。 グループ名の横にある矢印をクリックして、グループ内のウォッチャのリストを展開します。

ウォッチャは複数のグループに属する場合がありますが、そのユーザのウォッチャ リストのサイズとしては 1 回しかカウントされません。

エンド ユーザに対して設定されたウォッチャの最大数を超えると、警告メッセージが表示されます。 IM and Presence サービスの設定とウォッチャの最大数の設定については、『IM and Presence Administration Online Help』を参照してください。

[プレゼンス サーバの割り当て(Presence Server Assignment)]

ユーザが割り当てられている IM and Presence サービス サーバを識別します。 ハイパーリンクを利用してサーバの設定ページにハイパーリンクで直接移動し、詳細を確認できます。

[プレゼンス アクセス アイコンの有効化(Enable accessible presence icons)]

チェックボックスをオンにして、エンド ユーザのプレゼンス アクセス アイコンを有効にします。

[送信(Submit)]

選択すると、プレゼンス ビューアが実行されます。

有効なプレゼンス情報を使用するには、ユーザが IM and Presence ノードに割り当てられている必要があります。 これを機能させるためには、AXL、プレゼンス エンジン、プロキシ サービスのすべてを IM and Presence サーバで実行している必要があります。

エンド ユーザのプレゼンス ビューアの表示

Cisco Unified Communications Manager Administration を使用して、エンド ユーザのプレゼンス ビューアを表示します。

はじめる前に

エンド ユーザをホーム クラスタ上に配置して、IM and Presence を有効にしておく必要があります。

Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービス サーバ上で Exchange プレゼンス ゲートウェイが設定されていることを確認してください。

手順
    ステップ 1   [ユーザ管理(User Management)] > [エンド ユーザ(End User)] を選択して、エンド ユーザを検索します。

    [エンドユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウが表示されます。

    ステップ 2   [サービスの設定(Service Settings)] 領域の [ユーザのプレゼンスビューア(Presence Viewer for User)] リンクをクリックします。
    (注)     

    [ユーザのプレゼンスビューア(Presence Viewer for User)] リンクは、[ホームクラスタ(Home Cluster)] および [Unified CM IM and Presenceのユーザを有効化(Enable User for Unified CM IM and Presence)] チェックボックスがオンの場合にのみ表示されます。

    プレゼンス ビューアが表示されます。


    プレゼンスのためのディレクトリ UC サービス

    Cisco Unified Communications Manager では、ディレクトリ UC サービスおよびサービス プロファイルを設定できます。 この機能は、IM and Presence 対応のクライアントで、ディレクトリ検索プレゼンスおよび連絡先追加機能のために使用します。

    3 つのディレクトリ オプションがあります。

    ユーザ データ サービス(UDS)

    ユーザ データ サービスは、Cisco Unified Communications Manager バックエンド ストレージに保存されたユーザ情報へのアクセスを提供するサービスです。 このディレクトリ オプションは、[ユーザ管理(User Management)] > [ユーザ設定(User Settings)] > [サービスプロファイル(Service Profile)] メニュー パスからアクセスできます。

    拡張ディレクトリ UC サービス
    拡張ディレクトリはディレクトリ UC サービスの製品タイプの 1 つであり、クライアントがデスクトップ デバイスからデフォルトでディレクトリ設定とマッピングを特定できる場合に使用します。

    (注)  


    デフォルトを変更する必要がある場合は、お客様の TFTP ファイルを Cisco Unified Communications Manager にロードする必要があります。 詳細については、『Cisco Jabber for Windows』のドキュメントを参照してください。


    基本ディレクトリ UC サービス
    基本ディレクトリはディレクトリ UC サービスの製品タイプの 1 つであり、サーバ上でここに Lightway Directory Access Protocol(LDAP)のすべての属性マッピング設定を指定すると、クライアントはこれをダウンロードして使用できるようになります。

    (注)  


    これらのマッピングは、IM and Presence の管理 GUI の [アプリケーション(Application)] > [レガシークライアント(Legacy Clients)] > [設定(Settings)] で指定されます。



    ヒント


    シスコ クライアントはさまざまなディレクトリ UC サービスをサポートしているため、3 つのディレクトリ サービスをすべて単一のサービス プロファイルに設定することをお勧めします。



    (注)  


    Cisco Jabber for Windows クライアントは、UDS または他の LDAP ディレクトリ(拡張ディレクトリなど)を使用できます。 拡張ディレクトリがデフォルトに設定されており、ほとんどの場合でディレクトリ統合の最善のオプションとなります。 詳細については、Cisco Jabber for Windows のマニュアルを参照してください。



    (注)  


    マルチクラスタの配置で各クラスタのデータベースにユーザの完全なエンタープライズ リストがない場合、UDS は現在推奨されていません。


    プレゼンス冗長性グループとハイ アベイラビリティ

    プレゼンス冗長グループは、同じクラスタの複数の IM and Presence サービス ノードから構成され、IM and Presence サービスのクライアントとアプリケーションに冗長化とリカバリを提供します。 Cisco Unified CM Administration を使用して、ノードをプレゼンス冗長グループに割り当て、ハイ アベイラビリティを可能にします。
    • フェールオーバー:プレゼンス冗長グループ内の IM and Presence サービス ノード上で 1 つ以上の重要なサービスに障害が発生した場合、またはグループ内のノードに障害が発生した場合、プレゼンス冗長グループ内で行われます。 クライアントは自動的に、そのグループ内の別の IM and Presence サービス ノードに接続します。

    • フォールバック:以下のいずれかの状況で、フォールバック コマンドが CLI(コマンド ライン インタフェース)または Cisco Unified Communications Manager から発行されると行われます。

      • 障害の発生した IM and Presence サービス ノードがサービスを再開し、すべての重要なサービスが実行している場合。 サービスが再開されると、グループ内のフェールオーバーされたクライアントは回復したノードに再接続されます。

      • 致命的なサービスの不具合のために、アクティブ化されていたバックアップ IM and Presence サービス ノードで障害が発生し、ピア ノードがフェールオーバー状態で、自動回復フォールバックをサポートしている場合。

    たとえば、ローカルの IM and Presence サービス ノードのサービスまたはハードウェアで障害が発生した場合、Cisco Jabber クライアントは、プレゼンス冗長グループを使用してバックアップ用 IM and Presence サービス ノードにフェールオーバーします。 障害が発生したノードが再びオンラインに戻ると、クライアントは自動的にローカルの IM and Presence サービス ノードに再接続されます。 障害の発生したノードがオンラインに戻ったときに、自動フォールバック オプションを設定していない場合は、手動のフォールバック操作を行う必要があります。

    プレゼンス冗長グループ内の IM and Presence サービス ノードのフェールオーバー、フォールバック、およびリカバリを手動で開始することができます。 自動フォールバック オプションを設定していない場合は、手動のフォールバック操作を行う必要があります。

    Cisco Server Recovery Manager

    IM and Presence サービス上の Cisco Server Recovery Manager(SRM)は、プレゼンス冗長性グループ内のノード間のフェールオーバーを管理します。 Cisco Server Recovery Manager は、ノード内のすべての状態変化を管理します。状態変化には、自動的なものと管理者により実行されるもの(手動)があります。

    プレゼンス冗長グループでハイ アベイラビリティを有効にすると、IM and Presenceノードによって Cisco Service Recovery Manager(SRM)が再起動されます。これによ てピア ノードとのハートビート接続が確立され、重要なプロセスの監視が開始します。 このサービスが実行されていることを確認するには、[Cisco Unified IM and Presence サービスアビリティ(Cisco Unified IM and Presence Serviceability)] > [ツール(Tools)] > [コントロールセンタのネットワークサービス(Control Center - Network Services)] の順に選択します。

    SRM では、アイドル状態のノード上で重要なサービスを開始することはできません。 このことは、手動フェールオーバーにのみ適用されます。 重要なサービスを開始しようとすると、サービスの状態が「起動中(Staring)」→「起動済み(Started)」→「停止済み(Stopped)」と変化します。 サービスを(再)起動することで、自動フェールオーバーの障害を修正できます。

    SRM は、フェールオーバーの原因となる状況の監視および各ノードのフェールオーバー状態の設定の役割を担います。 次のイベントによってフェールオーバーが発生する可能性があります。
    • 管理者が手動フェールオーバーを開始する場合。

    • プレゼンス冗長グループのノードが失敗し、自動フェールオーバーが行われる場合。

    • プレゼンス冗長グループの 1 つのノードで重要なサービスが停止し、リカバリに失敗し、自動フェールオーバーが行われる場合。

    ピア ノードの SRM がユーザのフェールオーバー操作を実行します。失敗したノードの SRM は実行しません。 たとえば、ノード A が失敗すると、ノード B の SRM がノード ステータスを更新し、自動フェールオーバーが開始されます。 SRM がオンになっていない場合は重要なプロセスの監視が行われず、ピア ノードとのハートビート接続も監視されません。

    プレゼンス冗長性グループのハイ アベイラビリティを有効にする前に、配置設定が正しく反映されるよう、SRM のサービス パラメータを設定する必要があります。 詳細については、『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。

    プレゼンス冗長グループの相互運用と制限

    Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用してプレゼンス冗長グループの設定を行う場合の考慮点は、次のとおりです。

    • 各プレゼンス冗長グループには、少なくとも 1 つの IM and Presence サービス ノードが割り当てられている必要があり、それぞれが最大 2 つの IM and Presence サービス ノードをサポートできます。

    • IM and Presence サービス ノードは、1 つのプレゼンス冗長グループにのみ割り当て可能です。

    • プレゼンス冗長グループの両方のノードが、同一バージョンの IM and Presence サービス ソフトウェアを実行する必要があります。

    • プレゼンス冗長グループの両方のノードが同一クラスタ上にあり、同じ IM and Presence サービス データベース パブリッシャ ノードを持つ必要があります。

    • IM and Presence ノードを、Cisco Unified Communications Manager パブリッシャ ノードと同じ場所に設置する必要はありません。

    • WAN 配置の場合、各 IM and Presence クラスタに対して最低 10 メガビット/秒の専用帯域幅と、80 ミリ秒以下のラウンドトリップ遅延が必要です。 この推奨帯域幅よりも小さい帯域幅では、パフォーマンスに悪い影響を及ぼす可能性があります。

    • Cisco Jabber クライアントは、IM and Presence サービス ノードに対してローカルまたはリモートに設定できます。

    ハイ アベイラビリティとプレゼンス冗長グループのバランス

    クラスタのすべてのノード間で一様にユーザを配分し、各 IM and Presence サービス サーバの CPU を最大で 35% しか使用していない場合に、バランスのとれたハイ アベイラビリティが実現します。 バランスのとれたハイ アベイラビリティ配置では、ユーザが 45,000 人いるハイ アベイラビリティ クラスタで、冗長グループごとに最大 15,000 人のユーザ、クラスタごとに最大 3 つの冗長グループがサポートされます。 たとえば、クラスタに IM and Presence サービス ノードが 6 個あり、ユーザが 45,000 人いる場合は、各ノードに 7,500 ユーザずつ割り当てます。 Cisco Unified Communications Manager Administration を使用して、異なるノードにユーザを手動で割り当てたり、クラスタのすべてのノード間でユーザ割り当ての自動再バランシングを実行したりして、ロード バランシングを最適化することができます。

    バランスのとれたハイ アベイラビリティ配置のプレゼンス冗長グループを実現するには、各プレゼンス冗長グループの各ノードに対して割り当てるユーザ数を半分にすることを推奨します。 一方のノードに障害が発生した場合に、他方のノードがピーク トラフィック時でもユーザの半数分の負荷をさらに処理することが可能です。

    ハイ アベイラビリティはシステム レベルで提供されます。 このため、IM and Presence サービスの Cisco Sync Agent には、まだシングル ポイント障害がある可能性があります。

    フェールオーバーの影響

    IM and Presence サービスは、Cisco Unified Personal Communicator リリース 8.5(x) 以降のハイ アベイラビリティをサポートします。 リリース 10.0(x) 以前は、IM and Presence サービスのハイ アベイラビリティを設定するために Cisco Unified IM and Presence の管理 GUI が使用されていました。 リリース 10.0(x) 以降は、IM and Presence サービスのハイ アベイラビリティを設定するために Cisco Unified Communications Manager の管理が使用されます。

    バックアップ ノードに対するフェールオーバーの実行中、クライアント アプリケーションではプレゼンス サービスとインスタント メッセージ サービスが一時的に使用できなくなります。 フェールオーバーが完了してクライアントが再度サインインすると、そのクライアントでプレゼンス サービスとインスタント メッセージ サービスを再び使用できるようになります。 同様に、フォールバックが発生した場合も、フォールバックが完了してクライアントが再度サインインするまで、プレゼンス サービスとインスタント メッセージ サービスは一時的に使用できなくなります。 IM and Presence サービス クライアントが、自動的に再度サインインされます。

    一時的なアドホック チャット メッセージにおけるフェールオーバーの影響は、特定のクライアント アプリケーションによって異なります。 Cisco Unified Personal Communicator の場合、フェールオーバーの発生前に開いていたアドホック チャット ウィンドウは、フェールオーバーが完了すると再び表示されます。 ただし、チャット ルームのすべてのユーザがフェールオーバーまたはフォールバック プロセスの一環としてチャット ルームから自動的に退室した場合、またはアドホック チャット ルームが失敗したノードでホストされていた場合は、フェールオーバーが完了してもアドホック チャット ウィンドウは再び表示されず、チャット ルームが削除されたことを示すメッセージが表示されます。 クライアントの場合はすべて、失敗したノードでユーザが作成した永続チャット ルームには、リカバリが完了するまで再びアクセスすることはできません。

    IM and Presence サービス クライアントがソフトフォン モードで動作しているとき、(ユーザが音声コール中)にフェールオーバーが発生しても、音声コールは切断されません。

    フェールオーバーが発生すると、Intercluster Sync Agent がユーザの移動情報を他のクラスタに伝えます。 Intercluster Sync Agent は、クラスタのIM and Presence サービス データベース ブリッシャ ノードと IM and Presence サービス サブスクライバ ノードで実行されます。 IM and Presence サービスのハイ アベイラビリティ配置モデルの詳細については、『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。

    ノード状態の定義

    次の表に、プレゼンス冗長グループの IM and Presence サービス ノードのさまざまな状態を示します。

    表 2 プレゼンス冗長グループのノード状態の定義

    状態

    説明

    初期化中 

    Cisco Server Recovery Manager サービスが開始した際の一時的な初期(遷移)状態です。

    アイドル

    フェールオーバーが発生してサービスが停止すると、IM and Presence サービスはアイドル状態になります。 アイドル状態の場合、IM and Presence サービス ノードは機能やインスタント メッセージ サービスを何も提供しません。 アイドル状態では、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して、このノードに対し、手動でフォールバックを開始できます。

    通常

    安定した状態です。 IM and Presenceサービスは通常どおり稼動しています。 この状態では、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して、このノードに対し、手動でフェールオーバーを開始できます。

    バックアップ モードで実行中

    安定した状態です。 IM and Presence サービス ノードは、ピア ノードのバックアップとして機能中です。 ユーザは、この(バックアップ)ノードに移動しました。

    テイクオーバー中

    遷移状態です。 IM and Presence サービス ノードは、ピア ノードのテイクオーバー中です。

    フェールオーバー中

    遷移状態です。 IM and Presence サービス ノードは、ピア ノードによってテイクオーバーされています。

    フェールオーバー完了

    安定した状態です。 IM and Presence サービス ノードはフェールオーバーしましたが、重要なサービスはダウンしていません。 この状態では、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して、このノードに対し、手動でフォールバックを開始できます。

    重要サービスを実行せずにフェールオーバー完了

    安定した状態です。 IM and Presence サービス ノードの重要なサービスの一部が停止または失敗しました。

    フォールバック中

    遷移状態です。 システムは、バックアップ モードで実行中のノードから、この IM and Presence サービス ノードにフォールバック中です。

    テイクバック中

    遷移状態です。 失敗した IM and Presence サービス ノードが、そのピアからテイクバックされています。

    失敗モードで実行中

    遷移状態またはバックアップ モードで実行中の状態で、エラーが発生しました。

    不明

    ノード状態は不明です。

    原因として、IM and Presence サービス ノードでハイ アベイラビリティが正しく有効にされなかったことが考えられます。 プレゼンス冗長グループの両方のノードで、Server Recovery Manager サービスを再起動します。

    ノードの状態、原因、および推奨処置

    Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用してグループを選択する場合、[プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウでプレゼンス冗長グループのステータスノードを表示できます。

    次の表に、プレゼンス冗長グループの両方の IM and Presence サービス ノードのハイ アベイラビリティ状態を示し、各状態の理由、原因、推奨処置について説明します。

    表 3 ノードのハイ アベイラビリティ状態、原因、および推奨処置

    ノード 1

    ノード 2

    状態

    理由

    状態

    理由

    原因/推奨処置

    通常

    通常

    通常

    通常

    プレゼンス冗長グループの両方のノードで、ハイ アベイラビリティが実行中です。

    プレゼンス冗長グループは通常どおり稼動しており、フェールオーバー モードではありません。 両方のノードで重要なサービスが実行中です。

    フェールオーバー中

    管理者の要求による

    テイクオーバー中

    管理者の要求による

    管理者がノード 1 からノード 2 への手動フェールオーバーを開始しました。 手動フェールオーバーの処理中です。

    アイドル

    管理者の要求による

    バックアップ モードで実行中

    管理者の要求による

    管理者が開始したノード 1 からノード 2 への手動フェールオーバーが完了しました。

    テイクバック中

    管理者の要求による

    フォールバック中

    管理者の要求による

    管理者がノード 2 からノード 1 への手動フォールバックを開始しました。 手動フォールバックの処理中です。

    アイドル

    初期化

    バックアップ モードで実行中

    管理者の要求による

    ノード 1 が「アイドル」状態のとき、管理者がノード 1 上で SRM サービスを再起動しました。

    アイドル

    初期化

    バックアップ モードで実行中

    初期化

    プレゼンス冗長グループの手動フェールオーバー モードのとき、管理者がプレゼンス冗長グループの両方のノードを再起動したか、両方のノードの SRM サービスを再起動しました。

    アイドル

    管理者の要求による

    バックアップ モードで実行中

    初期化

    ノード 2 がバックアップ モードで実行しているとき、ノード 1 のハートビートのタイムアウト前に、管理者がノード 2 の SRM サービスを再起動しました。

    フェールオーバー中

    管理者の要求による

    テイクオーバー中

    初期化

    ノード 2 のテイクオーバー中、ノード 1 のハートビートのタイムアウト前に、管理者がノード 2 の SRM サービスを再起動しました。

    テイクバック中

    初期化

    フォールバック中

    管理者の要求による

    ノード 1 のテイクバック中、ノード 2 のハートビートのタイムアウト前に、管理者がノード 1 の SRM サービスを再起動しました。 テイクバック プロセスの完了後、両方のノードは「通常」状態になります。

    テイクバック中 自動フォールバック フォールバック中 自動フォールバック ノード 2 からノード 1 への自動フォールバックが開始され、現在処理中です。

    フェールオーバー完了

    初期化または重要なサービスのダウン

    バックアップ モードで実行中

    重要なサービスのダウン

    次のいずれかの条件が発生すると、ノード 1 は「フェールオーバー完了」状態に遷移します。

    • ノード 1 のリブートにより、重要なサービスの状態が元に戻る。

    • ノード 1 が「重要サービスを実行せずにフェールオーバー完了」状態のとき、管理者がノード 1 で重要なサービスを開始する。

      ノード 1 が「フェールオーバー完了」状態に遷移する際、プレゼンス冗長グループのノードを「通常」状態へ復元するために、管理者がノード 1 を手動フォールバックできる状態にある。

    重要サービスを実行せずにフェールオーバー完了

    重要なサービスのダウン

    バックアップ モードで実行中

    重要なサービスのダウン

    ノード 1 で重要なサービスがダウンしました。 IM and Presence サービスが、ノード 2 への自動フェールオーバーを実行します。

    推奨処置:

    1. ノード 1 でダウンしている重要なサービスを確認し、手動でそのサービスの開始を試みます。

    2. ノード 1 の重要なサービスが開始しない場合は、ノード 1 をリブートします。

    3. リブート後にすべての重要なサービスが開始されて実行されたら、手動フォールバックを実行してプレゼンス冗長グループのノードを「通常」状態に復元します。

    重要サービスを実行せずにフェールオーバー完了

    データベース障害

    バックアップ モードで実行中

    データベース障害

    ノード 1 のデータベース サービスがダウンしました。 IM and Presence サービスが、ノード 2 への自動フェールオーバーを実行します。

    推奨処置:

    1. ノード 1 をリブートします。

    2. リブート後にすべての重要なサービスが開始されて実行されたら、手動フォールバックを実行してプレゼンス冗長グループのノードを「通常」状態に復元します。

    失敗モードで実行中

    重要なサービスの開始に失敗

    失敗モードで実行中

    重要なサービスの開始に失敗

    他のノードからプレゼンス冗長グループのノードへのテイクバック中は、重要なサービスを開始できません。

    推奨処置。 テイクバック中のノードで、次の操作を実行します。

    1. ノードでダウンしている重要なサービスを確認します。 これらのサービスを手動で開始するには、[プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウで [リカバリ(Recovery)] を選択します。

    2. 重要なサービスが開始されない場合は、ノードをリブートします。

    3. リブート後にすべての重要なサービスが開始されて実行されたら、手動フォールバックを実行してプレゼンス冗長グループのノードを「通常」状態に復元します。

    失敗モードで実行中

    重要なサービスのダウン

    失敗モードで実行中

    重要なサービスのダウン

    バックアップ ノードで重要なサービスがダウンしました。 両方のノードが失敗状態に入ります。

    推奨処置:

    1. バックアップ ノードでダウンしている重要なサービスを確認します。 これらのサービスを手動で開始するには、[プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウで [リカバリ(Recovery)] を選択します。

    2. 重要なサービスが開始されない場合は、ノードをリブートします。

    ネットワーク接続が喪失しているか、SRM サービスが実行されていないために、ノード 1 がダウンしました。

    バックアップ モードで実行中

    ピア ダウン

    ノード 2 がノード 1 からのハードビートを失いました。 IM and Presence サービスが、ノード 2 への自動フェールオーバーを実行します。

    推奨処置。 ノード 1 が起動したら、次の操作を実行します。

    1. プレゼンス冗長グループのノード間のネットワーク接続を確認して修復します。 ノード間のネットワーク接続を再確立すると、ノードは失敗状態になる場合があります。 [プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウで [リカバリ(Recovery)] を選択して、ノードを「通常」状態に復元します。

    2. SRM サービスを開始して手動フォールバックを実行し、プレゼンス冗長グループのノードを「通常」状態に復元します。

    3. (ノードがダウンしている場合)ノード 1 を修復して電源を入れます。

    4. ノードが起動してすべての重要なサービスが実行されたら、手動フォールバックを実行してプレゼンス冗長グループのノードを「通常」状態に復元します。

    (電源切断、ハードウェア障害、シャットダウン、リブートなどにより)ノード 1 がダウンしました。

    バックアップ モードで実行中

    ピア リブート

    ノード 1 で次のような条件が発生したため、IM and Presence サービスがノード 2 への自動フェールオーバーを実行しました。
    • ハードウェア障害

    • 電源切断

    • 再起動

    • シャットダウン

    推奨処置:

    1. ノード 1 を修復して電源を入れます。

    2. ノードが起動してすべての重要なサービスが実行されたら、手動フォールバックを実行してプレゼンス冗長グループのノードを「通常」状態に復元します。

    重要サービスを実行せずにフェールオーバー完了、またはフェールオーバー完了

    初期化

    バックアップ モード

    初期化中のピア ダウン

    起動中、ノード 2 はノード 1 を参照しません。

    推奨処置:

    ノード 1 が起動してすべての重要なサービスが実行されたら、手動フォールバックを実行してプレゼンス冗長グループのノードを「通常」状態に復元します。

    失敗モードで実行中

    Cisco Server Recovery Manager がユーザのテイクオーバーに失敗

    失敗モードで実行中

    Cisco Server Recovery Manager がユーザのテイクオーバーに失敗

    テイクオーバー プロセス中にユーザを移動することはできません。

    推奨処置:

    データベース エラーの可能性があります。 [プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウから、[リカバリ(Recovery)] を選択してください。 問題が解決しない場合は、ノードをリブートします。

    失敗モードで実行中

    Cisco Server Recovery Manager がユーザのテイクバックに失敗

    失敗モードで実行中

    Cisco Server Recovery Manager がユーザのテイクバックに失敗

    フォールバック プロセス中にユーザを移動することはできません。

    推奨処置:

    データベース エラーの可能性があります。 [プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウから、[リカバリ(Recovery)] を選択してください。 問題が解決しない場合は、ノードをリブートします。

    失敗モードで実行中

    不明

    失敗モードで実行中

    不明

    他のノードが失敗状態であるか、内部システム エラーの発生中に、ノードの SRM が再起動しました。

    推奨処置:

    [プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウから、[リカバリ(Recovery)] を選択してください。 問題が解決しない場合は、ノードをリブートします。

    バックアップのアクティブ化

    データベースの自動リカバリに失敗

    フェールオーバーがサービスに影響

    データベースの自動リカバリに失敗

    バックアップ ノードでデータベースがダウンしました。 ピア ノードはフェールオーバー モードであり、プレゼンス冗長グループのすべてのユーザをテイクオーバーできます。 自動リカバリ操作が自動的に開始され、すべてのユーザはプライマリ ノードに移動します。

    バックアップのアクティブ化

    データベースの自動リカバリに失敗

    フェールオーバーがサービスに影響

    重要サービスのダウンの自動リカバリ

    バックアップ ノードで重要なサービスがダウンしました。 ピア ノードはフェールオーバー モードであり、プレゼンス冗長グループのすべてのユーザをテイクオーバーできます。 自動リカバリ操作が自動的に開始され、すべてのユーザはピア ノードに移動します。

    不明

    不明

    ノード状態は不明です。

    原因として、IM and Presence サービス ノードでハイ アベイラビリティが正しく有効にされなかったことが考えられます。

    推奨処置:

    プレゼンス冗長グループの両方のノードで、Server Recovery Manager サービスを再起動します。

    IM and Presence サービスのハイアベイラビリティの設定

    Cisco Unified CM の管理で、2 つの IM and Presence サービス ノードで構成されるプレゼンス冗長性グループを設定し、ハイ アベイラビリティを有効にします。 ハイ アベイラビリティが有効化されたプレゼンス冗長性グループ内のノードは、そのいずれかのノードで障害が発生すると、自動フェールオーバーとフォールバック手順を実行します。

    また、Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して、フェールオーバーおよびフォールバックと、プレゼンス冗長性グループ内のノードのリカバリを手動で実行することも可能です。 さらに、現在のノード ステータスとグループ内の各ノードに割り当てられたユーザを表示できます。

    ハイ アベイラビリティの有効/無効化

    2 つの IM and Presence Service ノードが割り当てられているプレゼンス冗長グループに対してハイ アベイラビリティを有効化するには、Cisco Unified Communications Manager Administration を使用してください。 ハイ アベイラビリティ キャパシティ内でプレゼンス冗長グループを操作するには、ハイ アベイラビリティを手動で有効化する必要があります。


    注意    


    プレゼンス冗長グループに対してハイ アベイラビリティを無効化すると、その IM and Presence Service ノード上のユーザに対するフェールオーバー保護がなくなります。


    はじめる前に
    • プレゼンス冗長グループに対してハイ アベイラビリティを有効化できるのは、IM and Presence Service クラスタ内でレプリケーションが設定され、すべての重要なサービスが実行中の場合のみです。

    • プレゼンス冗長グループ内の最低 1 つのノード上で重要なサービスが実行中であることを確認してから、プレゼンス冗長グループでハイ アベイラビリティを有効化してください。 いずれかのノードで重要なサービスが実行されていないと、ハイ アベイラビリティを有効化したときにプレゼンス冗長グループが「失敗(Failed)」状態になります。 1 つのノード上のみで重要なサービスがダウンしていると、ハイ アベイラビリティを有効化したときに、そのノードがもう一方のノードにフェールオーバーします。 特定の実装に対する重要なサービスの詳細については、Cisco.com にある『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。

    • プレゼンス冗長グループでハイ アベイラビリティを無効化することで、プレゼンス冗長グループ内の 2 つのノードを独立したノードとして動作させることができます。 いずれかのノードがフェールオーバーの状態([フェールオーバー(Failed Over)] や [失敗(Failed)])であるときにプレゼンス冗長グループでハイ アベイラビリティを無効にすると、失敗したノード上のユーザはバックアップ ノードに誘導されます。 IM and Presence ではそのユーザをプライマリ ノードに戻さないため、ユーザはバックアップ ノードに留まります。
    • IM and Presence Service ノードのセットアップおよび重要なサービスの停止や実行に関する詳細については、『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。


    注意    


    IM and Presence Service クラスタでのレプリケーションのセットアップおよび、すべての重要なサービスが実行されていることの確認に失敗すると、プレゼンス冗長グループに対してハイ アベイラビリティを有効化した直後にフェールオーバーが発生する可能性があります。


    手順
      ステップ 1   [システム(System)] > [プレゼンス冗長グループ(Presence Redundancy Groups)] を選択します。

      [プレゼンス冗長グループの検索/一覧表示(Find and List Presence Redundancy Groups)] ウィンドウが表示されます。

      ステップ 2   プレゼンス冗長グループの検索パラメータを選択して、[検索(Find)] をクリックします。

      一致したレコードが表示されます。

      ステップ 3   [プレゼンス冗長グループの検索/一覧表示(Find and List Presence Redundancy Groups)] ウィンドウに一覧表示されたプレゼンス冗長グループを選択します。

      [プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウが表示されます。

      ステップ 4   次のいずれかの操作を実行します。
      1. ハイ アベイラビリティを有効にするには、[ハイアベイラビリティを有効にする(Enable High Availability)] チェックボックスをオンにします。
      2. ハイ アベイラビリティを無効にするには、[ハイアベイラビリティを有効にする] チェックボックスをオフにします。
      ステップ 5   [保存(Save)] をクリックします。

      手動によるフェールオーバー、フォールバック、リカバリ

      Cisco Unified Communications Manager の管理ページを使用して、プレゼンス冗長グループの IM and Presence サービス ノードの手動フェールオーバー、手動フォールバック、手動リカバリを開始します。 CLI を使用して Cisco Unified Communications Manager または IM and Presence サービスからこれらのアクションを開始することもできます。 詳細については、『Command Line Interface Guide for Cisco Unified Communications Solutions』を参照してください。

      • 手動フェールオーバー:手動フェールオーバーを開始すると、Cisco Server Recovery Manager は失敗したノードの重要なサービスを停止します。 失敗したノードのすべてのユーザが切断されるので、バックアップ ノードに再ログインする必要があります。

      • 手動フォールバック:手動フォールバックを開始すると、Cisco Server Recovery Manager はプライマリ ノード上の重要なサービスを再起動し、フェールオーバーされていたすべてのユーザを切断します。 切断されたユーザは、割り当てられたノードに再ログインする必要があります。

      • 手動リカバリ:プレゼンス冗長グループの両方のノードが失敗状態になって手動リカバリを起動すると、IM and Presence サービス がプレゼンス冗長グループの両方のノードの Cisco Server Recovery Manager サービスを再起動します。

      手動フェールオーバーの開始

      Cisco Unified Communications Manager Administration を使用して、プレゼンス冗長グループの IM and Presence サービス ノードのフェールオーバーを手動で実行することができます。

      手順
        ステップ 1   [システム(System)] > [プレゼンス冗長グループ(Presence Redundancy Groups)] を選択します。

        [プレゼンス冗長グループの検索/一覧表示(Find and List Presence Redundancy Groups)] ウィンドウが表示されます。

        ステップ 2   プレゼンス冗長グループの検索パラメータを選択して、[検索(Find)] をクリックします。

        一致したレコードが表示されます。

        ステップ 3   [プレゼンス冗長グループの検索/一覧表示(Find and List Presence Redundancy Groups)] ウィンドウに一覧表示されたプレゼンス冗長グループを選択します。

        [プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウが表示されます。

        ステップ 4   [サーバアクション(ServerAction)] フィールドで、[フェールオーバー(Failover)] をクリックします。
        (注)     

        このボタンは、サーバとプレゼンス冗長グループが正しい状態にある場合にのみ表示されます。


        手動フォールバックの開始

        Cisco Unified Communications Manager Administration を使用して、フェールオーバーしたプレゼンス冗長グループの IM and Presence サービス ノードのフォールバックを手動で実行します。 プレゼンス冗長グループ ノードのステータスの詳細については、ノードの状態、状態変更の原因、推奨処置に関するトピックを参照してください。

        手順
          ステップ 1   [システム(System)] > [プレゼンス冗長グループ(Presence Redundancy Groups)] を選択します。

          [プレゼンス冗長グループの検索/一覧表示(Find and List Presence Redundancy Groups)] ウィンドウが表示されます。

          ステップ 2   プレゼンス冗長グループの検索パラメータを選択して、[検索(Find)] をクリックします。

          一致したレコードが表示されます。

          ステップ 3   [プレゼンス冗長グループの検索/一覧表示(Find and List Presence Redundancy Groups)] ウィンドウに一覧表示されたプレゼンス冗長グループを選択します。

          [プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウが表示されます。

          ステップ 4   [サーバアクション(ServerAction)] フィールドで、[フォールバック(Fallback)] をクリックします。
          (注)     

          このボタンは、サーバとプレゼンス冗長グループが正しい状態にある場合にのみ表示されます。


          手動リカバリの開始

          手動リカバリは、プレゼンス冗長グループ内の両方のノードが失敗状態にある場合に必要となります。 失敗状態にあるプレゼンス冗長グループ内の IM and Presence Service ノードのリカバリを手動で開始するには、Cisco Unified CM の管理 を使用します。

          プレゼンス冗長グループ ノードのステータスの詳細については、ノードの状態、状態変更の原因、推奨処置に関するトピックを参照してください。

          はじめる前に

          手動リカバリは、プレゼンス冗長グループ内の両方のノードが失敗状態にある場合に必要となります。 失敗状態にあるプレゼンス冗長グループ内の IM and Presence Service ノードのリカバリを手動で開始するには、Cisco Unified CM の管理 を使用します。

          手順
            ステップ 1   [システム(System)] > [プレゼンス冗長グループ(Presence Redundancy Groups)] を選択します。

            [プレゼンス冗長グループの検索/一覧表示(Find and List Presence Redundancy Groups)] ウィンドウが表示されます。

            ステップ 2   プレゼンス冗長グループの検索パラメータを選択して、[検索(Find)] をクリックします。

            一致したレコードが表示されます。

            ステップ 3   [プレゼンス冗長グループの検索/一覧表示(Find and List Presence Redundancy Groups)] ウィンドウに一覧表示されたプレゼンス冗長グループを選択します。

            [プレゼンス冗長グループの設定(Presence Redundancy Group Configuration)] ウィンドウが表示されます。

            ステップ 4   [回復(Recover)] をクリックします。
            (注)     

            このボタンは、サーバとプレゼンス冗長グループが正しい状態にある場合にのみ表示されます。


            IM and Presence のその他の機能

            IM and Presence サービスCisco Unified Communications Manager を一緒にインストールし、エンドユーザを設定すると、IM および アベイラビリティ対応のクライアントを使用するエンドユーザは、サインイン、プレゼンス状態を表示する連絡先リストの作成、ディレクトリ サーチによるユーザのアベイラビリティの取得、Microsoft Outlook との統合アベイラビリティの取得を行うことが可能になります(クライアント サポートによります)。

            IM and Presence サービスの他の機能を設定するには、次のアクションを行います。

            表 4 IM and Presence サービスのその他の機能

            アクション

            情報の入手先

            すべてのデバイスに関するネットワーク ベースの電話のアベイラビリティをユーザに報告できるようにするため、それぞれのライン アピアランスをユーザに関連付ける必要がある。

            このタスクは、[エンドユーザ(End User)] 設定ウィンドウの [デバイスの設定(Device Settings)] から行えます。 『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide, Release 9.0(1)』の「End user setup」を参照

            IM and Presence サービス のパブリッシュ トランクを設定する必要がある。

            Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager, Release 9.0(1)』の「Cisco Unified Communications Manager configuration for integration with IM and Presence」を参照

            電話プレゼンスの利用性を高めるには、IM and Presence サービス ノードの Cisco Unified Communications Manager プレゼンス ゲートウェイも設定する必要がある。

            Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager, Release 9.0(1)』の「Cisco Unified Communications Manager configuration for integration with IM and Presence」を参照

            IM and Presence サービスの他の機能の詳細については、『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager, Release 9.0(1)』を参照してください。