Cisco Unified Communications Manager Release 10.0(1) 機能およびサービス ガイド
発信履歴内の元の着呼側の名前
発信履歴内の元の着呼側の名前

発信履歴内の元の着呼側の名前

発信履歴内の元の着信側の名前

Cisco Unified IP Phones は通話履歴を表示しますが、これには発信履歴も含まれています。 発信履歴ではダイヤルした番号やダイヤルした URI が表示され、また、多くの場合はダイヤル先のユーザ名も表示されます。 ただし、リリース 9.0 よりも前の Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)では、自動転送など、着呼側に有効な名前が設定されていても IP Phone の発信履歴には「不明(Unknown)」と表示される場合がありました。

Unified CM リリース 9.0 以降のリリースでは、発信履歴内の元の着信側の名前機能をサポートしている SIP 電話機には、ダイヤル先に有効な名前が設定されており、その表示が制限されていない場合は必ず、元の着呼側の名前が表示されます。 Unified CM により発信側 SIP 電話機に名前が送信されます。これにより、SIP 電話機では、コールが着呼側によって転送された場合であっても、発信履歴にその名前が正しく表示されます。

Unified CM では、発信側の SIP 電話機に元の着呼側の呼び出し表示を示します。 元の着呼側で呼び出し表示が設定されていないが、元の着信側がそのコールに応答した場合、Unified CM は元の着呼側の接続側の表示名(設定されている場合)を送信します。 着呼側で Calling Line ID Restricted(CLIR)が有効になっている場合、Unified CM はその名前が非通知であることを示し、発信側の電話機の発信履歴には名前情報が表示されません。

エンド ユーザも管理者も、発信履歴内の元の着信側の名前機能を有効にするために設定変更を行う必要はありません。

クラスタ間コールの制限事項

Unified CM は Remote-Party-ID(RPID)ヘッダーを使用して、着呼側の呼び出し表示を送信します。 クラスタ間のコールの場合、発信側クラスタの SIP 電話機がダイヤル先の名前を取得するためには、SIP 電話機の SIP クラスタ間トランクで Remote-Party-ID が有効になっている必要があります。 これには、Cisco Unified Communications Manager Session Management Edition を含むすべての中間ホップが含まれます。

SIP トランクでは、RPID ヘッダーを無効にして P-Asserted-ID(PAI)ヘッダーまたは P-Preferred-ID(PPI)ヘッダーだけを使用することができます。 2 つの Unified CM クラスタ間で PAI または PPI のみが使用される場合、SIP 電話機の発信履歴にはダイヤルされた番号またはダイヤルされた URI に対応する表示名が含まれないことがあります。

エンドポイントの機能と動作

SIP 電話機の発信履歴情報にはダイヤルされた番号またはダイヤルされた URI、および名前(設定されており、かつ、非通知でない場合)が表示されます。 ダイヤルされたユーザの名前が SIP 電話機で表示されるには、呼び出し表示が Unified CM 上でプロビジョニングされており、その表示が制限されていない必要があります。 クラスタ間コールの場合は、ASCII 呼び出し表示がプロビジョニングされている必要があります。


(注)  


Cisco Unified IP Phone 8900 および 9900 シリーズでは、発信履歴に呼び出し表示ではなく、表示名が表示されることがあります。



(注)  


非通知が着呼側デバイスの SIP プロファイルにのみ設定されており、不在転送(CFA)、話中転送(CFB)、または未登録時の不在転送(CFUR)が有効になっている場合は、「非通知(private)」ではなく、設定された呼び出し表示が表示されます。自動転送で必ず「非通知(private)」が表示されるようにするには、名前の表示制限を SIP プロファイルではなく、トランスレーション パターンまたはルート パターンで設定することをお勧めします。


Unified Communication Manager の機能とその動作

発信履歴内の元の着信側の名前機能は、初回登録時に Unified CM と SIP 電話機ファームウェアとの間で自動的にネゴシエートされ、設定や管理者の介入は不要です。 発信履歴内の元の着信側の名前機能をサポートしているのは、SIP 電話機ファームウェア ロード 9.3.1 以上です。

サポートされる電話機のモデル

発信履歴内の元の着信側の名前機能は、次の Unified IP Phone でサポートされています。

  • Cisco Unified IP Phones 6900 シリーズ(6921、6941、6945、6961)

  • Cisco Unified IP Phones 7900 シリーズ(7906、7911、7931、7941、7942、7945、7961、7962、7965、7970、7971、7975)

  • Cisco Unified IP Phone 8900 シリーズ(8941、8945、および 8961)

  • Cisco Unified IP Phones 9900 シリーズ(9951、9971)

発信履歴内の元の着信側の名前機能をサポートしているのは、SIP 電話機ファームウェア ロード 9.3.1 以上です。