Cisco Unified Communications Manager 呼詳細レコード アドミニストレーション ガイド リリース 8.6(1)
呼管理レコードについて
呼管理レコードについて
発行日;2014/04/30 | 英語版ドキュメント(2012/03/12 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

呼管理レコードについて

CMR 処理

CMR の設定

CPU 使用率

関連項目

関連資料

呼管理レコードについて

この章では、Cisco Unified Communications Manager システムにより生成される呼管理レコード(CMR)の形式とロジックについて説明します。この情報は、課金記録の生成やネットワーク分析などの後処理作業に使用できます。この章では、CMR ファイルへのアクセス方法についても説明します。

システムをインストールすると、CMR はデフォルトで無効のままになります。CMR は、システムの動作中にいつでも有効または無効にできます。変更内容を有効にするために Cisco Unified Communications Manager を再起動する必要はありません。システムは、数秒以内にすべての変更に対応します。CMR または診断データは、CDR データとは別に有効にされます。

この章は次のトピックで構成されています。

「CMR 処理」

「CMR の設定」

「CPU 使用率」

「関連項目」

「関連資料」

CMR 処理

CMR レコードには、コールの音声ストリームの品質に関する情報が格納されます。

Cisco Unified Communications Manager がコールを発信または受信すると、そのコールの終了時に CDR レコードが生成されます。CDR はフラット ファイル(テキスト ファイル)に書き込まれます。Cisco Unified Communications Manager 内部で、コール制御処理により CDR レコードが生成されます。あるコールに重大な変化(コールの終了、転送、リダイレクト、分割、結合など)が発生すると、レコードが書き込まれます。

CMR レコードが有効である場合、書き込まれるレコードの数は、コールのタイプとコール シナリオによって異なります。診断が有効になっている場合、デバイスによりコールごとに CMR レコードが生成されます。コールに関与する IP Phone ごとに、またはメディア ゲートウェイ コントロール プロトコル(MGCP)ゲートウェイごとに、1 つの CMR レコードが書き込まれます。システムによりこれらのレコードは EnvProcessCdr に送信され、フラット ファイルに書き込まれます。

Cisco Unified Communications Manager は CMR レコードを生成しますが、これらのレコードに対して後処理を実行しません。これらのレコードはカンマ区切り形式のフラット ファイルに書き込まれ、定期的に CDR リポジトリに渡されます。CMR ファイルは、フラット ファイル内の特定のファイル名形式を表します。

ファイル名の形式

次に、ファイル名の完全な形式の例を示します。 tag_clusterId_nodeId_datetime_seqNumber

tag:ファイルのタイプ(CDR または CMR)を識別します。

clusterId:Cisco Unified Communications Manager データベースが存在するクラスタまたはサーバを識別します。

nodeId:ノードを識別します。

datetime:UTC 時間を yyyymmddhhmm 形式で指定します。

seqnumber:シーケンス番号を指定します。

ファイル名の例は次のとおりです。

cmr_Cluster1_02_200404061011_6125


) Cisco Unified Communications Manager Business Edition 5000 のインストールの場合、clusterId に割り当てられる値は 01 に等しくなります。


フラット ファイルの形式

CMR フラット ファイルの形式は次のとおりです。

1 行目:フィールド名のリスト(カンマ区切り)

2 行目:フィールド タイプのリスト(カンマ区切り)

3 行目:データ(カンマ区切り)

4 行目:データ(カンマ区切り)

次に、フラット ファイルの例を示します。

Line1-”cmrRecordType”,”globalCallID_callManagerId”,”globalCallID_callId”,”origLegCallIdentifier”,...
Line2-INTEGER,INTEGER,INTEGER,INTEGER,...
Line3-1,1,388289,17586046,...
Line4-1,1,388293,17586054,...

CMR の設定

CMR は、Cisco Unified CM の管理 の [Service Parameters Configuration] ウィンドウで設定できます。[Service Parameters Configuration] ウィンドウにアクセスするには、Cisco Unified CM の管理 を開き、[System] -> [Service Parameters] を選択します。[Advanced] ボタンを選択して、サービス パラメータのすべてのリストを表示します。[Call Diagnostics Enabled] パラメータを選択します。

このパラメータにより、システムが CMR(コール診断レコードとも呼ばれます)を生成するかどうかが決定されます。有効な値は、Disabled(CMR を生成しない)、Enabled Only When CDR Enabled Flag is True(CDR Enabled Flag サービス パラメータが True に設定されている場合のみ CMR を生成する)、または Enabled Regardless of CDR Enabled Flag(CDR Enabled Flag サービス パラメータの設定値に関係なく CMR を生成する)です。これは必須フィールドです。デフォルト値は Disabled です。

CPU 使用率

シスコは、基本的なテストを行うことにより、CDR または CMR(あるいは両方)がイネーブルになっている場合の CPU 使用度を測定しました。CPU 使用度テストでは、パブリッシャを対象とする測定ではなく、サブスクライバを対象とする測定を行いました。CDR ローダの設定や外部の課金サーバの [CDR Management] の設定により、実際の結果が異なることがあります。 表 7-1 に、これらのテストの結果を示します。


) これらのテストは、Cisco Unified Communications Manager Release 8.0(1)を使用して実施されました。


 

表 7-1 CDR および CMR の CPU 使用度

CDR および CMR イネーブル/ディセーブル
Cisco Unified CM の CPU 使用度の平均増加率(%)
合計 CPU 使用度の平均増加率(%)
Cisco Unified CM の CPU の増加率(%)
合計 CPU の増加率(%)

CDR ディセーブル、CMR ディセーブル

6.17

11.15

-

-

CDR イネーブル、CMR ディセーブル

6.99

12.10

13.18

8.57

CDR ディセーブル、CMR イネーブル

6.38

11.24

3.43

0.86

CDR イネーブル、CMR イネーブル

7.71

13.04

24.92

17.02

関連資料

次のマニュアルには、CMR に関する詳細情報が記載されています。

『Cisco Unified Serviceability Administration Guide

『CDR Analysis and Reporting Administration Guide