Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool アドミニストレーション ガイド、リリース 9.1(1)
RTMT のシステム パフォーマンス モニタリング
RTMT のシステム パフォーマンス モニタリング
発行日;2013/12/11   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

RTMT のシステム パフォーマンス モニタリング

RTMT でのパフォーマンス モニタリングについて

このセクションでは、パフォーマンス モニタリング、システム サマリーのステータス、およびサービス ステータスについて説明します。

パフォーマンス モニタリング

Real-Time Monitoring Tool は、Cisco Unified CM IM and Presence Administration および Serviceability ソフトウェアと統合します。 RTMT は、すべての IM and Presence コンポーネントのパフォーマンス情報を表示します。 RTMT はパフォーマンスのトラブルシューティングを実行するためにアラート通知を行います。 また、パフォーマンス カウンタを定期的にポーリングして、そのカウンタのデータを表示します。 perfmon カウンタをチャート形式または表形式で表示できます。

perfmon モニタリングでは、次のタスクを実行できます。

  • クラスタ内のすべての IM and Presence ノードおよびデータベース サーバを含めて、パフォーマンス カウンタを監視する。
  • 一連の事前設定されたオブジェクトを継続的にモニタし、電子メールのメッセージ形式で通知を受信する。
  • カウンタのしきい値設定をアラート通知に関連付ける。 電子メールまたはポップアップ メッセージによる通知を管理者に送信する。
  • カスタマイズされたトラブルシューティング タスクのために、モニタされているカウンタ、しきい値設定、アラート通知などの設定を保存して復元する。
  • 1 つのパフォーマンス比較図で、最大 6 つの perfmon カウンタを表示する。

Real-Time Monitoring Tool は、パフォーマンス カウンタをチャート形式または表形式で表示します。 チャート形式では、小型の情報ウィンドウが表示されます。 作成する各カテゴリ タブに対して、最大 6 つのチャートが [RTMT performance monitoring] ペインに表示されます。 [perfmon monitoring] ペイン内のカウンタをダブルクリックすることで、特定のカウンタを表示できます。 チャート ビューにはデフォルトが表示されるため、カテゴリの作成時に表形式で表示するパフォーマンス カウンタを設定します。

カウンタ チャート(表エントリ)は、[System] > [Performance] メニューにある [Remove Chart/TableEntry] メニュー項目を使用して削除できます。


ヒント


事前に入力された各モニタリング ウィンドウのポーリング レートは固定されていて、デフォルト値は 30 秒です。 AMC(Alert Manager and Collector)サービス パラメータの収集レートが変化すると、事前に準備されたウィンドウのポーリング レートも更新されます。 また、バックエンド サーバの時刻ではなく、RTMT クライアント アプリケーションのローカル時刻が、各チャートのタイムスタンプのベースになります。


システム概要の状態

Real-Time Monitoring Tool は、システムの健全性の監視を支援する、一連のデフォルト モニタリング オブジェクトを提供します。 デフォルトのオブジェクトには、システムおよびその他のサポート対象のサービスに関するパフォーマンス カウンタまたは重大イベントのスタータスが含まれます。 RTMT の [System Summary] では、単一のモニタリング ペインで重要な共通情報を監視することができます。 [System Summary] では、次の定義済みオブジェクト情報を確認できます。

  • 仮想メモリの使用率
  • CPU 使用率
  • 共通パーティションの使用率
  • アラート履歴のログ

Server ステータス

サーバ カテゴリでは、サーバ上のさまざまなアプリケーションについて CPU とメモリの使用率、プロセス、ディスク領域の使用率、および重要なサービスがモニタされます。

CPU and Memory Monitor は、各サーバの CPU の使用率と仮想メモリの使用状況に関する情報を示します。 サーバの各 CPU の情報には、各プロセッサがさまざまなモードまたは操作(User、Nice、System、Idle、IRQ、SoftIRQ および IOWait)でプロセスを実行するために費やされた時間の割合が含まれます。 CPU の割合は、アイドル時間を除くすべてのモードおよび操作で、動作するために費やされた合計時間です。 メモリの情報には、キロバイト単位での合計メモリ、使用メモリ、空きメモリ、共有メモリ、バッファ メモリ、キャッシュされたメモリ、合計スワップ メモリ、使用スワップ メモリ、空きスワップ メモリが含まれ、使用中の仮想メモリの比率も含まれます。

Process モニタは、システムで実行されているプロセスについての情報を提供します。 RTMT は、各プロセスについて、プロセス ID(PID)、CPU 使用率、ステータス、共有メモリ(KB)、Nice(レベル)、VmRSS(KB)、VmSize(KB)、VmData(KB)、スレッド数、ページ フォールト数、およびデータ スタック サイズ(KB)を表示します。

Disk Usage モニタリング カテゴリは、共通パーティションとスワップ パーティションのディスク使用率がチャート形式で表示されます。 また、各ホストでの各パーティション(アクティブ、ブート、共通、非アクティブ、スワップ、共有メモリ)のディスク使用量の比率も表示されます。

Critical Services モニタリング カテゴリでは、次の情報が提供されます。

  • 重要なサービスの名前
  • 重要なサービスのステータス(アップ、ダウン、アクティブ、管理者によって停止されている、起動中、停止中、または不明な状態)
  • サービスがシステムで起動されてから経過した時間

各状態の個別の説明については、次の表を参照してください。

表 1 重要なサービスのステータス

重要なサービスのステータス

説明

starting

現在、サービスは起動モードになっています。[Critical Services] ペインおよび Cisco Unified IM and Presence Serviceability の [Control Center] で示されます。

up

現在、サービスは動作しています。[Critical Services] ペインおよび Cisco Unified IM and Presence Serviceability の [Control Center] で示されます。

stopping

現在、サービスは停止しています。[Critical Services] ペインおよび Cisco Unified IM and Presence Serviceability の [Control Center] で示されます。

down

予期せずに(つまり、サービスを停止するタスクを実行していないのに)サービスが実行を停止しました。 [Critical Services] ペインにサービスがダウン状態であることが示されます。

CriticalServiceDown アラートは、サービスのステータスがダウン状態の場合に生成されます。

stopped by Admin

サービスを意図的に停止するタスクを実行しました。たとえば、IM and Presence をバックアップまたは復元した、アップグレードを実行した、Cisco Unified IM and Presence Serviceability またはコマンドライン インターフェイス(CLI)でサービスを停止したなどの理由によって、サービスが停止しました。

[Critical Services] ペインにこのステータスが示されます。

not activated

現在、サービスは、アクティブなステータスではありません。[Critical Services] ペインおよび Cisco Unified IM and Presence Serviceability の [Service Activation] で示されます。

Unknown Status

システムは、[Critical Services] ペインに表示されているサービスの状態を決定できません。

システム概要とサーバ ステータスの監視

Real-Time Monitoring Tool では、クイック起動チャネルで [System] を選択するか、[System] > [System Summary] と選択すると、事前に定義されたシステム オブジェクトに関する情報がモニタリング ペインに表示されます。 サーバ関連情報をモニタリング ペインに表示するには、クイック起動チャネルで [Server] を選択するか、[System] > [Server] > [predefined object of choice] と選択します。 IM and Presence サービスおよび Cisco Jabber の全体的なパフォーマンスに関する情報を表示するには、クイック起動チャネルで [IM and Presence] を選択するか、[IM and Presence] > [IM and Presence Summary]/[Cisco Jabber Summary] と選択します。

はじめる前に

RTMT でパフォーマンス モニタリングに関する情報を確認します。

次の表に、RTMT が監視する事前定義済みオブジェクトに関する情報を示します。

表 2 システム カテゴリ

カテゴリ

説明

System Summary

仮想メモリの使用状況、CPU 使用率、共通パーティションの使用、およびアラート履歴ログに関する情報を表示します。

事前定義されたシステム オブジェクトの情報を表示するには、[System] > [System Summary] と選択します。

Server

  • [CPU and Memory]:サーバの CPU 使用率と仮想メモリの使用率に関する情報を表示します。 CPU および仮想メモリの使用状況に関する情報を表示するには、System > Server > CPU and Memory と選択します。 特定のサーバに対する CPU およびメモリの使用状況を監視するには、[Host] リスト ボックスからサーバを選択します。
  • [Process]:サーバ上で実行中のプロセスに関する情報を表示します。 システムで実行されているプロセスに関する情報を表示するには、[System] > [Server] > [Process] と選択します。 特定のサーバに対するプロセスの使用状況を監視するには、[Host] リスト ボックスからサーバを選択します。
  • [Disk Usage]:サーバ上のディスク使用率に関する情報を表示します。 システムのディスク使用状況情報を表示するには、[System] > [Server] > [Disk Usage] と選択します。 特定サーバのディスク使用率を監視するには、[Host] リスト ボックスからサーバを選択します。
  • [Critical Services]:重要なサービスの名前、ステータス(アップ、ダウン、アクティブ、管理者によって停止されている、起動中、停止中、または不明な状態)、およびそのサービスが特定の Cisco Unified Communications ノードで特定の状態に入ってからの経過時間を表示します。 重要なサービスの情報を表示するには、[System] > [Server] > [Critical Services] と選択します。 システムの重要なサービスを表示するには、[System] タブを選択します。 特定のサーバの重要なサービスを監視するには、[Host] リスト ボックスからサーバを選択し、対象となる重要なサービスのタブを選択します。 重要なサービスのステータスが、管理者によるサービスの停止を示している場合、管理者は意図的にサービスを停止するタスクを実行したことを示しています。これは、管理者が IM and Presence のバックアップと復元を実行したためのサービス停止、アップグレードの実行、Cisco Unified IM and Presence Serviceability やコマンドライン インターフェイス(CLI)でのサービスの停止などです。 重要なサービスのステータスが不明な状態として表示された場合、システムはサービスの状態を特定できません。 詳細については、重要なサービスの状態関連のトピックを参照してください。

トラブルシューティングのヒント

事前に定義されたオブジェクトのモニタを拡大するには、対象となるチャートの領域上でマウスの左ボタンを押し、ドラッグします。 必要な領域を選択してから、マウスの左ボタンを放します。 RTMT は、監視対象のビューを更新します。 モニタを縮小して、初期のデフォルト ビューにリセットするには、"R" キーを押します。

IM and Presence および Cisco Jabber サマリー監視

Real-Time Monitoring Tool は、IM and Presence サービスおよび Cisco Jabber の全体的なパフォーマンスの監視を支援する、一連の重要なパフォーマンス カウンタを提供します。 RTMT の IM and Presence および Cisco Jabber の [Summary] では、1 つの監視ペインで重要な共通情報を監視することができます。

IM and Presence および Cisco Jabber の全体的なパフォーマンスを反映する重要なパフォーマンス カウンタに関する情報を表示するには、[IM and Presence] > [IM and Presence Summary] と選択するか、[IM and Presence] > [Cisco Jabber Summary] と選択します。

[IM and Presence Summary] で、次の情報を確認します。

  • PE Active JSM Sessions
  • XCP JSM IM Sessions
  • Total IMs Handled
  • Current XMPP Clients Connected
  • Total Ad hoc Chat Rooms
  • Total Persistant Chat Rooms

[Cisco Jabber Summary] で、次の情報を確認します。

  • Client Soap interface
  • SIP Client Registered Users
  • SIP Client Registered User Failures
  • SIP Client IM Messages

(注)  


RTMT GUI では、SIP クライアント カウンタに、Cisco Jabber カウンタという不適切なタイトルが付けられています。