Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool アドミニストレーション ガイド、リリース 9.1(1)
IM and Presence サービスの一般的なパフォーマンス モニタリング
IM and Presence サービスの一般的なパフォーマンス モニタリング
発行日;2013/12/11   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

目次

IM and Presence サービスの一般的なパフォーマンス モニタリング

この付録では、IM and Presence サービス用に監視できる、重要度の高い一部のカウンタについて説明します。 これらのカウンタは、プレゼンスとインスタント メッセージングのトラフィック レートに関する情報を提供します。

Cisco XCP カウンタ

接続されている XMPP クライアントの数

Cisco XCP CM:CmConnectedSockets

個々の IM and Presence サーバ上の Cisco XCP Connection Manager に接続されている XMPP クライアントの現在の数を表示します。 この数値は、展開の使用パターンに基づいて上下動します。 この数値が予想されるユーザ ベースよりも高い場合、詳細な調査が必要になることがあります。

接続されている CAXL クライアントの数

Cisco XCP Web CM:WebConnectedSockets

個々の IM and Presence サーバ上の Cisco XCP Web Connection Manager に接続されている CAXL Web クライアントの現在の数を表示します。 この数値は、展開の使用パターンに基づいて上下動します。 この数値が予想されるユーザ ベースよりも高い場合、詳細な調査が必要になることがあります。

アクティブな発信 SIP サブスクリプションの数

Cisco XCP SIP S2S:SIPS2SSubscriptionsOut

IM and Presence サーバ上の Cisco XCP SIP Federation Connection Manager サービスによって維持されている、アクティブな発信 SIP サブスクリプションの現在の数を表示します。 IM and Presence サーバが SIP ドメイン間フェデレーションまたは SIP ドメイン内フェデレーションに対して設定されている場合、このカウンタを監視します。


(注)  


SIPS2SSubscriptionsOut と SIPS2SSubscriptionsIn を組み合わせた合計数は、単一の IM and Presence サーバ上で 260,000 を超えることはできません。


アクティブな着信 SIP サブスクリプションの数

Cisco XCP SIP S2S:SIPS2SSubscriptionsIn

IM and Presence サーバ上の Cisco XCP SIP Federation Connection Manager サービスによって維持されている、アクティブな着信 SIP サブスクリプションの現在の数を表示します。 IM and Presence サーバが SIP ドメイン間フェデレーションまたは SIP ドメイン内フェデレーションに対して設定されている場合、このカウンタを監視します。


(注)  


SIPS2SSubscriptionsOut と SIPS2SSubscriptionsIn を組み合わせた合計数は、単一の IM and Presence サーバ上で 260,000 を超えることはできません。


IM セッションの数

Cisco XCP JSM:JsmIMSessions

このカウンタには、すべてのユーザにまたがる IM and Presence ノード上の IM セッション総数が表示されます。 Presence Engine(PE)は、プレゼンス構成サービスと、豊富な機能を持つ常時のネットワーク プレゼンスを提供し、PE の起動時にすべてのユーザに代わって IM セッションを作成します。 これは、ユーザが IM クライアントにログインしていなくても、Cisco Unified Communications Manager の Telephony Presence や Exchange Calendar の通知などのネットワーク プレゼンス イベントがユーザのプレゼンスに反映されるために必要です。

IM and Presence ノード上のすべてのライセンス済みユーザには、ログインしているクライアント用の 1 つの IM セッションに加え、Presence Engine リッチ プレゼンス構成用に 1 つの IM セッションがあります。

次のように、IM and Presence ノード上に 100 人のライセンス済みユーザがいます。
  • 50 人のユーザがログインしていません。
  • 40 人のユーザが 1 台の IM クライアントにログインしています。
  • 10 人のユーザが 2 台の IM クライアントにログインしています。
これにより、IM セッションは合計 160 になり、次のように構成されています。
  • リッチ Presence Engine セッションに 100 x 1 人
  • 1 つのクライアントにログインしているユーザ 40 x 1 人
  • 2 つのクライアントにログインしているユーザ 10 x 2 人

IM パケットの総数

Cisco XCP JSM:JsmTotalMessagePackets

このカウンタには、すべてのユーザ間で IM and Presence ノードが処理する IM パケットの総数が表示されます。

ユーザ Alice がユーザ Bob に IM パケットを送信し、両方のユーザが同じ IM and Presence ノードに割り当てられている場合、この IM パケットは 2 回カウントされます。 これは、XCP ルータと Jabber Session Manager が 2 人のユーザを別々に扱うためです。 たとえば、Alice のプライバシー ルールは IM パケットが Bob に配信される前にその IM パケットに適用され、Bob のプライバシー ルールは IM パケットが Bob のクライアントに配信される前にその IM パケットに適用されます。 IM and Presence が IM パケットを処理するときは必ず、そのパケットは発信元と送信先で 1 回ずつカウントされます。

Alice と Bob が別々の IM and Presence ノードに割り当てられ、Alice が Bob に IM パケットを送信する場合、その IM パケットは Alice のノードと Bob のノードで 1 回ずつカウントされます。

過去 60 秒間の IM 数

Cisco XCP JSM:JsmMsgsInLastSlice

このカウンタには、過去 60 秒間にすべてのユーザ間で IM and Presence ノードが処理した IM パケットの総数が表示されます。 このカウンタは、60 秒ごとに 0 にリセットされます。 JsmTotalMessagePackets と同じ IM パケットをカウントするためのルールが適用されます。 このカウンタを監視すると、組織内で IM がビジー状態になる時間帯を特定できます。

Per user および Per session カウンタ

Cisco XCP JSM セッション カウンタ

これらの Per session カウンタは、IM セッションまたはユーザ ログインの期間だけ存在します。 これらのカウンタは Presence Engine ネットワーク プレゼンス セッションごとに 1 つ存在し、クライアント ログイン セッションごとに 1 つ存在します。 IMSessions カウンタに関する上記の例では、Cisco XCP JSM セッション カウンタに 160 のセットがあります。 ユーザがログアウトするか、Presence Engine が停止すると、関連付けられた Cisco XCP JSM セッション カウンタのインスタンスが削除されます。

Cisco XCP JSM セッション カウンタを使って、現在ログインしているすべてのユーザのスナップショットを取得できます。 これらのカウンタは、次のコマンドを使って、CLI からアクセスできます。

admin: show perf list instances "Cisco XCP JSM Session Counters"

システムにログインしている IM and Presence ノードに割り当てられたすべてのユーザは、現在ログインしているクライアント セッションと、Presence Engine ネットワーク セッションの JSM セッション カウンタのセットを持ちます。 5000 人のユーザがログインしている IM and Presence ノードでは、この結果、少なくとも 10,000 セットの JSM セッション カウンタが発生します。 これらの値が変化するごとに新しい値でこれらのカウンタを更新することは、システムにストレスを与えることになります。 この問題に対処するため、JSM セッション カウンタ値はシステムによってローカルにキャッシュされ、30 分ごとにのみ RTMT に更新されます。

セッションごとに送信された IM パケットの数

Cisco XCP JSM セッション カウンタ:JsmSessionMessagesIn

これは、IM クライアントまたはセッションからユーザが送信した IM パケットの総数をカウントします。 JsmSessionMessagesIn という用語は、IM and Presence の観点から見たものとして使われていることに注意してください。クライアントが送信する IM パケットは、IM and Presence への受信 IM パケットです。

セッションごとに受信された IM パケットの数

Cisco XCP JSM セッション カウンタ:JsmSessionMessagesOut

これは、IM クライアントまたはセッション上のユーザに送信された IM パケットの総数をカウントします。 SessionMessagesOut という用語は、IM and Presence の観点から見たものとして使われていることに注意してください。IM パケットはクライアントに送信され、IM and Presence からの送信 IM パケットです。


(注)  


JsmTotalMessagePackets、JsmMsgsInLastSlice、JsmSessionMessagesIn および JsmSessionMessagesOut は、それぞれ IM and Presence に送信されるインスタント メッセージ パケットを表し、システムのインスタント メッセージの正確な数字ではありません。 IM ごとに IM and Presence に送信される IM パケットの量は、使用中のクライアントによって異なることがあります。


テキスト会議室内の総数

Cisco XCP TC:TcTotalRooms

このカウンタは、ノードでホストされたテキスト会議室内の総数を表します。 これは、アドホック ルームと常設チャット ルームの両方を含みます。

アドホック グループ チャットルームの総数

Cisco XCP TC:TcAdHocRooms

このカウンタは、ノード上でホストされているアドホック チャット ルームの総数を表します。 アドホック チャット ルームは、すべてのユーザが会議を離れると自動的に終了するため、このカウンタの値は定期的に増減することに注意してください。

常設チャットルームの総数

Cisco XCP TC:TcPersistentRooms

このカウンタは、ノード上でホストされている常設チャット ルームの総数を表します。 常設チャット ルームは、その会議室のオーナーが明示的に終了する必要があります。 このカウンタは、常設チャット ルームの総数が非常に多いかどうかを識別する場合や、いくつかの常設チャット ルームが定期的には使用されなくなっているかどうかを識別するために監視できます。

Per-chat room カウンタ

Cisco XCP TC ルーム カウンタ

このような Pre-chat room カウンタは、チャット ルームの有効期間中だけ存在します。 アドホック チャット ルームの場合、アドホック チャット ルームが終了すると、これらのカウンタも削除されます。 常設チャット ルームの場合、常設チャット ルームが終了するとカウンタ インスタンスも削除されますが、常設チャット ルームは長期間存続するので、終了することがほとんどありません。

Per Chat Room カウンタは有効期間中、常設(およびアドホック)チャット ルームの使用率と参加者を監視するために使用することが可能で、ほとんど使用されなくなった常設チャット ルームの識別に役立ちます。

Cisco XCP TC Room カウンタを使用して、ノード上で現在ホストされているすべてのルームのスナップショットを取得できます。 これらのカウンタは、次のコマンドを使って、CLI からアクセスできます。

admin: show perf list instances "Cisco XCP TC Room Counters"

ルームごとに受信された IM パケット数

Cisco XCP TC ルーム カウンタ:TCRoomMsgPacketsRecv

このカウンタは、部屋ごとに受信する IM パケット数を表します。

ルームごとの占有者数

Cisco XCP TC ルーム カウンタ:TCRoomNumOccupants

このカウンタは、チャット ルームの占有者の現在の数を表示します。 チャット ルームの使用状況の傾向を把握するには、常設チャット ルートに対して、このカウンタを監視します。

1 つの IM and Presence ノードで、最高 16,500 のテキスト会議室を持つことができます。 これらの会議室のそれぞれに、Per-Chat Room カウンタの独自セットがあります。 JSM セッション カウンタと同じように、値の変化に応じて、これらのカウンタを新しい値で更新することは、システムにストレスを与えることになります。 このストレスを低減するために、Per-Chat Room カウンタの値はシステムによってローカルにキャッシュされ、30 分ごとにのみ Unified RTMT に更新されます。

SIP Proxy カウンタ

アイドル状態の SIP プロキシ ワーカープロセス数

SIP プロキシ:NumIdleSipdWorkers

IM and Presence SIP プロキシ上でアイドル状態(つまり空いている)となっている SIP ワーカー プロセスの現在の数を表示します。 このカウンタは、それぞれの IM and Presence サーバの SIP Proxy に適用される負荷の良い指標となります。 IM and Presence サーバが SIP ドメイン間フェデレーションまたは SIP ドメイン内フェデレーションに対して設定されている場合、このカウンタを監視します。

アイドル状態のプロセスの数はゼロになる場合があり、心配する必要はありません。 ただし、アイドル プロセスの数が常に 5 プロセスより少ない場合は、IM and Presence サーバの負荷が増えており、詳細な調査が必要なことを示します。