Cisco Unified Serviceability アドミニストレーション ガイド リリース 9.1(1)
Cisco Unified CM Call Home
Cisco Unified CM Call Home
発行日;2013/05/14   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

Cisco Unified CM Call Home

Call Home


(注)  


Cisco Unified CM 8.6(1) で導入された Call Home 機能には、2011 年下半期のリリースで予定されている Smart Call Home (SCH) 3.2 のバックオフィス サポートが必要です。 SCH 3.2 がリリースされるまで、Cisco Unified CM Serviceability でこの機能をイネーブルにしないでください。 Cisco Unified CM Call Home を設定する前に SCH 3.2 が使用可能かどうかを確認するには、http:/​/​cisco.com/​go/​smartcall を参照してください。


この章では、Cisco Unified Communications Manager の Call Home サービスの概要と Cisco Unified CM Call Home 機能を設定する方法について説明します。 Call Home 機能を使用すると、Smart Call Home バックエンド サーバと通信し、診断アラート、インベントリなどのメッセージを送信できます。

Smart Call Home

Smart Call Home では、さまざまなシスコ デバイスを対象として予防的診断、リアルタイム アラート、および修復を実行し、ネットワークの可用性と運用効率を向上させます。 また、Smart Call Home 対応の Cisco Unified Communications Manager から診断アラート、インベントリ、およびその他のメッセージを受信し分析することでも同じ目的を達成します。 Cisco Unified CM のこの機能を Cisco Unified CM Call Home と呼びます。

Smart Call Home の機能は次のとおりです。
  • 次の機能によって予防的および迅速な問題解決を行い、ネットワークの可用性を向上させます。
    • 継続的モニタリング、リアルタイムの予防的なアラート、および詳細な診断により、問題を迅速に識別できるようにします。
    • ネットワーク内のデバイスのタイプに特有のアラートを発生させ、潜在的な問題を認識できるようにします。 そして Cisco Technical Assistance Center(TAC)のエキスパートに直接かつ自動的にアクセスして、重大な問題を迅速に解決します。
  • ユーザに次の機能を提供して、運用効率を向上させます。
    • トラブルシューティングに必要な時間を短縮することにより、スタッフ リソースを効率よく活用できます。
    • Cisco TAC に対するサービス リクエストを自動的に生成し、詳細な診断情報と迅速な解決を行う適切なサポート チームへリクエストを送ります。
  • 必要な情報に迅速に Web ベースでアクセスでき、ユーザが次のことを実行できるようにします。
    • すべての Call Home メッセージ、診断、および推奨事項を一箇所で確認できます。
    • サービス リクエスト ステータスを迅速に確認できます。
    • すべての Call Home デバイスに関する最新のインベントリおよび設定情報を参照できます。
図 1. Cisco Smart Call Home の概要



Smart Call Home には、次のタスクを実行するモジュールが含まれています。

  • Cisco TAC へのサービス リクエストの送付。
  • ユーザへの Call Home メッセージの通知。
  • 影響分析、修正手順の提供。

Smart Call Home の詳細については、次の URL の Smart Call Home のページを参照してください。

http:/​/​www.cisco.com/​en/​US/​products/​ps7334/​serv_​home.html

Smart Call Home による処理

シスコと直接サービス契約を結んでいる場合は、Cisco Smart Call Home サービス用の Unified CM を登録できます。 Smart Call Home は、Unified CM から送信された Call Home メッセージを分析し、背景情報および推奨事項を提供して、システムの問題を迅速に解決します。

Cisco Unified CM Call Home 機能は、Smart Call Home バック エンド サーバに次のメッセージを送信します。

  • アラート:環境、ハードウェア障害、システム パフォーマンスに関連するさまざまな状況のアラート情報が含まれています。 このアラートは、Cisco Unified Communications Manager のクラスタ内のあらゆるノードから生成されます。 アラートの詳細には、アラートのタイプに応じて、トラブルシューティングに必要なノードなどの情報が含まれています。 Smart Call Home バック エンド サーバに送信されるアラートについては、Smart Call Home による処理に関するトピックを参照してください。

アラート名

デフォルトの頻度

パフォーマンスに関するアラート

CallProcessingNodeCPUPegging

30 分以内に最大 3 回のアラートをトリガーする

CodeYellow

ポーリングごとにアラートをトリガーする

CPUPegging

30 分以内に最大 3 回のアラートをトリガーする

LowActivePartitionAvailableDiskSpace

30 分以内に最大 3 回のアラートをトリガーする

LowAvailableVirtualMemory

30 分以内に最大 3 回のアラートをトリガーする

LowSwapPartitionAvailableDiskSpace

30 分以内に最大 3 回のアラートをトリガーする

データベース関連のアラート

DBReplicationFailure

60 分以内に最大 1 回のアラートをトリガーする

失敗したコールに関するアラート

MediaListExhausted

ポーリングごとにアラートをトリガーする

RouteListExhausted

ポーリングごとにアラートをトリガーする

クラッシュに関連するアラート

Coredumpfilefound

ポーリングごとにアラートをトリガーする

CriticalServiceDown

ポーリングごとにアラートをトリガーする

環境に関連するアラート

HardwareFailure

ポーリングごとにアラートをトリガーする


(注)  


アラートの電子メールのフラッディングを制御するために、RTMT で特定のアラートのデフォルトの頻度を変更できます。

アラートの詳細については、『Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool Administration Guide』を参照してください。


  • 設定メッセージ:設定に関連する各データベース テーブルの行数に関する情報が含まれています。 この設定データはクラスタ全体の各テーブルのテーブル名と行数で構成されます。
  • インベントリ メッセージ:クラスタ、ノード、ライセンスに関する情報が含まれます。
  • テレメトリ メッセージ:Cisco Unified CM クラスタで使用できる各デバイス タイプのデバイス数(IP 電話、ゲートウェイ、会議ブリッジなど)に関する情報が含まれます。 テレメトリ データにはクラスタ全体のデバイスの数が含まれます。

設定、インベントリ、テレメトリのメッセージは、Smart Call Home バック エンド サーバに定期的に送信されます(各月の最初の日)。 これらのメッセージの情報を活用して、TAC はお客様がネットワークを維持管理するために役立つサービスをタイムリーかつ予防的に提供します。

Call Home の前提条件

Cisco Unified CM Call Home サービスをサポートするには、次が必要です。

  • 対応する Cisco Unified Communications Manager サービス契約に関連付けられた Cisco.com ユーザ ID。
  • Internet Explorer(IE)6.0 以降、Mozilla Firefox、または Safari ブラウザ。
  • Cisco Unified CM Call Home 機能用にドメイン ネーム システム(DNS)サーバおよびシンプル メール転送プロトコル(SMTP)サーバの両方を設定することを強く推奨します。
    • DNS 設定は、セキュア Web(HTTPS)を使用して Call Home メッセージを送信するために必要です。
    • SMTP 設定は、Call Home メッセージを Cisco TAC に送信したり、電子メールを介して受信者のリストにメッセージのコピーを送信するために必要です。

Call Home へのアクセス

Unified CM Call Home にアクセスするには、Cisco Unified Serviceability Administration に移動し、[CallHome]([Cisco Unified Serviceability] > [CallHome] > [Call Home Configuration])を選択します。

Call Home の設定

次の表に、Cisco Unified CM Call Home のデフォルト設定を一覧します。

表 1 Call Home のデフォルト設定

パラメータ

デフォルト

Call Home feature status

無効

Send Data to Cisco Technical Assistance Center (TAC) using

Secure Web (HTTPS)


(注)  


転送方式としてセキュア Web(HTTPS)を選択した場合は、SMTP の設定が必要です。

Call Home コンフィギュレーション

Cisco Unified Serviceability で、[Call Home] > [Call Home Configuration] を選択します。

[Call Home Configuration] ウィンドウが表示されます。


(注)  


Cisco Unified Communications Manager のインストール時に Cisco Smart Call Home を設定することもできます。


次の表で、Cisco Unified CM Call Home の設定について説明します。

表 2 Cisco Unified CM Call Home コンフィギュレーションの設定

フィールド名

説明

Call Home Message Schedule

最後に送信された Call Home メッセージと、スケジュール設定されている次のメッセージの日付と時刻を表示します。

メッセージは午前/午後の 12 時間を表す形式で表示されます。

Customer Contact Details

Call Home をイネーブルにします。

Cisco Unified CM Call Home サービスをアクティブ化するには、このチェックボックスをオンにします。

Customer Contact Details

(注)      このオプションは、Cisco Unified CM Call Home サービスがアクティブ化されている場合にのみアクティブ化されます。

Email Address

(必須)顧客の連絡先の電子メール アドレスを入力します。

電子メール アドレスの妥当性は次のとおりです。

  • 電子メール アドレスのアドレス形式:<username>@<domain>.<top-level-domain>
  • このアドレス形式は、階層的なドメイン名、abc@def.ghi.com などをサポートできます。
  • ユーザ名の先頭と最後は英数字にする必要があります。
  • ユーザ名には、ハイフン(-)、ドット(.)、下線(_)などの特殊文字を使用できます。
  • 上位レベルのドメインは、2 ~ 9 文字の間で指定できます。

Company

(任意)会社名を入力します。 最大 255 文字まで入力できます。

Contact Name

(任意)顧客の担当者名を入力します。 最大 128 文字まで入力できます。

担当者には、英数字とハイフン(-)、ドット(.)、下線(_)などの一部の特殊文字を使用できます。

Address

(任意)顧客の住所を入力します。 最大 1024 文字まで入力できます。

Phone

(任意)顧客の電話番号を入力します。

Send Data

次の電子メール アドレスにコピーを送信します

指定した電子メール アドレスに Call Home メッセージのコピーを送信するには、このチェックボックスをオンにします。

電子メール アドレスの妥当性は次のとおりです。

  • 複数のメール アドレスはカンマによって区切りますが、末尾にカンマは不要です。
  • 電子メール アドレスのアドレス形式:<username>@<domain>.<top-level-domain>
  • このアドレス形式は、階層的なドメイン名、abc@def.ghi.com などをサポートできます。
  • ユーザ名の先頭と最後は英数字にする必要があります。
  • ユーザ名には、ハイフン(-)、ドット(.)、下線(_)などの特殊文字を使用できます。
  • 上位レベルのドメインは、2 ~ 9 文字の間で指定できます。
(注)     

Call Home 機能をイネーブルにするには、[Send Data to Cisco Technical Assistance Center (TAC)] または [Send a copy to the following email addresses] チェックボックスをオンにします。

Enable Log Collection & Diagnostic Information

ログと診断情報を収集するために Cisco Unified CM をアクティブ化するには、このチェックボックスをオンにします。

(注)     

このオプションは、Cisco Unified CM Call Home サービスがアクティブ化されている場合にのみアクティブ化されます。

Reminder

Smart Call Home に関するリマインダをディセーブルにします。

Cisco Unified CM Call Home サービスをアクティブ化するためのリマインダをディセーブルにするには、このチェックボックスをオンにします。

(注)     

このオプションは、インストール時に Cisco Unified CM Call Home サービスがイネーブルにされていない場合にのみアクティブ化されます。

Save

Call Home コンフィギュレーションを保存します。

(注)     

Call Home コンフィギュレーションを保存した後、エンド ユーザ ライセンス契約(EULA)のメッセージが表示されます。 初めて設定する場合は、ライセンス契約に同意する必要があります。

ヒント    アクティブ化した Call Home サービスを非アクティブ化するには、[Enable Call Home] チェックボックスをオンにして、[Save] をクリックします。

Reset

最後に保存された設定にリセットします。

Save and Call Home Now

Call Home コンフィギュレーションを保存して、Call Home メッセージをただちに送信します(要求に応じて)。

制限事項

次の制約事項は、Cisco Unified CM サーバがダウンしているか到達不能である場合に適用されます。

  • [Call Home Message Schedule]:サーバが到達可能になるまで、送信された最後の Call Home メッセージおよびスケジュール設定されている次のメッセージの日時をキャプチャできません。
  • [Call Home Now]:サーバが到達可能になるまで、Call Home メッセージをオンデマンドで送信しません。

Call Home の参照先

Smart Call Home の詳細については、次の URL を参照してください。