Cisco Unified Communications Manager システム ガイド、リリース 9.1(1)
システムレベルの設定項目
システムレベルの設定項目
発行日;2013/05/14   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

システムレベルの設定項目

この章では、デバイスを追加し、他の Cisco Unified Communications Manager 機能を設定する前に、システム レベルの設定値を設定する方法について説明します。

システム設定

デバイスの追加や Cisco Unified Communications Manager 機能の設定を行う前に、サーバ、リージョン、デバイス プールなどのシステムレベルの設定を行ってください。

手順
    ステップ 1   サーバを設定し、Cisco Unified Communications Manager がインストールされているサーバのアドレスを指定します。
    ステップ 2   Cisco Unified Communications Manager のポートとその他のプロパティを指定します。
    ステップ 3   SIP を実行している電話機が NTP サーバから日付と時刻を取得できるよう、電話機用 NTP 参照先を設定します(オプション)。
    ステップ 4   日時グループを設定し、Cisco Unified Communications Manager に接続されているさまざまなデバイスのタイム ゾーンを定義します。
    ステップ 5   リージョンを設定し、そのリージョン内のデバイス間、およびそのリージョンと他のリージョン間で行われるコールに使用できる最大ビット レートを指定します。
    ヒント    デフォルトの G.711 オーディオ コーデックだけを使用する場合、リージョンを設定する必要はありません。
    ステップ 6   デバイス プールを設定し、複数のデバイスに割り当てることができる共通の特性セットを定義します。
    ステップ 7   メディア リソース グループとメディア リソース グループ リストを設定します。
    ステップ 8   Cisco Unified Communications Manager と接続するユーザの認証と許可情報を保存するよう、LDAP を設定します。
    ステップ 9   コール アドミッション制御用にロケーションまたはゲートキーパーを設定します。
    ステップ 10   Survivable Remote Site Telephony(SRST) 参照先を設定し、基本的なコール機能が維持されるようにします。
    ステップ 11   MLPP ドメインを設定します。
    ステップ 12   必要に応じ、エンタープライズ パラメータを更新します。
    ステップ 13   必要に応じ、サービス パラメータを更新します。 たとえば、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウで DRF バックアップおよびリストア マスター エージェントを設定します。

    関連タスク

    サーバの設定

    [サーバの設定(Server Configuration)] を使用して、Cisco Unified Communications Manager のインストール先サーバのアドレスを指定します。 ネットワークで Domain Name System(DNS)サービスを使用している場合は、サーバのホスト名を指定できます。 ネットワークで DNS サーバを使用しない場合、サーバのインターネット プロトコル バージョン 4(IPv4)アドレスを指定する必要があります。

    サーバの設定

    サーバを設定(追加および更新)するためのガイドラインを次に示します。

    • ネットワークが IPv4 をサポートしている場合、DNS サーバを適切な Cisco Unified Communications Manager の名前およびアドレス情報で更新した後に、その情報を使用して Cisco Unified Communications Manager サーバを設定する必要があります。
    • Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、どのような状況でも [IPアドレス(IP Address)] フィールドを更新できなくなることはありません。
    • [サーバの設定(Server Configuration)] ウィンドウで IP アドレスを変更する場合、設定の保存後に次のメッセージが表示されます。「サーバのホスト名/IP アドレスの変更は、Cisco Unified Communications Manager に問題が発生する原因となる場合があります。(Changing the host name/IP Address of the server may cause problems with Cisco Unified Communications Manager.) 続行しますか?(Are you sure that you want to continue?)」 [OK] をクリックする前に、[ホスト名/IPアドレス(Host Name/IP Address)] フィールドの更新が及ぼす影響について必ず理解しておいてください。たとえば、この設定を誤って更新した場合、Cisco Unified Communications Manager が動作不能になることがあります。つまり、データベースが動作しない、Cisco Unified Communications Manager の管理ページにアクセスできない、などの問題が発生することがあります。 また、このフィールドを更新する場合、他の関連作業を実行しないと、Cisco Unified Communications Manager に問題が発生することがあります。
    • IP アドレスまたはホスト名の変更の詳細については、『Changing the IP Address and Host Name for Cisco Unified Communications Manager Release 8.5(1)』を参照してください。
    • サーバの設定に加えた変更は、Cisco Unified Communications Manager を再起動するまで有効になりません。

    サーバの削除

    Cisco Business Edition 5000 をインストールしたサーバは削除できません。

    ホスト名の設定

    次の表に、Cisco Unified Communications Manager サーバのホスト名を設定できる場所、ホスト名に使用できる文字数、およびホスト名の最初と最後の文字として推奨される文字を示します。 ホスト名を正しく設定しないと、オペレーティング システム、データベース、インストールなどの Cisco Unified Communications Manager の一部のコンポーネントが予想どおりに動作しない場合があります。


    注意    


    次の表に示したいずれかの場所でホスト名または IP アドレスを変更する前に、『Changing the IP Address and Host Name for Cisco Unified Communications Manager 8.5(1)』を参照してください。 ホスト名または IP アドレスを設定した後に正しく更新しないと、Cisco Unified Communications Manager で問題が発生する可能性があります。


    表 1 Cisco Unified Communications Manager におけるホスト名の設定

    ホスト名の場所

    許可される設定

    使用可能な文字数

    ホスト名の最初の文字として推奨される文字

    ホスト名の最後の文字として推奨される文字

    [ホスト名/IPアドレス(Host Name/IP Address)] フィールド

    Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [システム(System)] > [サーバ(Server)]

    クラスタ内のサーバのホスト名を追加または変更できます。

    2 ~ 63

    アルファベット

    英数字

    [ホスト名(Hostname)] フィールド

    Cisco Unified Communications Manager インストール

    クラスタ内のサーバのホスト名を追加できます。

    1 ~ 63

    アルファベット

    英数字

    [ホスト名(Hostname)] フィールド

    Cisco Unified Communications オペレーティング システムの [設定(Settings)] > [IP] > [イーサネット(Ethernet)]

    クラスタ内のサーバのホスト名を変更できます。ただし、追加はできません。

    1 ~ 63

    アルファベット

    英数字

    set network hostname

    ホスト名

    コマンド ライン インターフェイス

    クラスタ内のサーバのホスト名を変更できます。ただし、追加はできません。

    1 ~ 63

    アルファベット

    英数字


    ヒント


    ホスト名は、ARPANET ホスト名のルールに従う必要があります。 ホスト名の最初と最後の文字の間では、英数字およびハイフンを入力できます。


    表 5-2 のいずれかの場所でホスト名を設定する前に、次の情報を確認してください。

    • デバイスとサーバとの間、アプリケーションとサーバとの間、およびサーバとサーバとの間の通信で使用される [サーバの設定(Server Configuration)] ウィンドウの [ホスト名/IPアドレス(Host Name/IP Address)] フィールドには、ドット付き 10 進数形式の IPv4 アドレスまたはホスト名を入力できます。 パブリッシャ データベース サーバに Cisco Unified Communications Manager をインストールすると、パブリッシャのホスト名がこのフィールドに自動的に表示されます。 サブスクライバ サーバに Cisco Unified Communications Manager をインストールする前に、パブリッシャ データベース サーバのこのフィールドに、サブスクライバ サーバの IP アドレスまたはホスト名を入力します。 Cisco Unified Communications Manager から DNS サーバにアクセスしてホスト名を IP アドレスに解決できる場合は、このフィールドにはホスト名だけを設定します。その場合、DNS サーバに Cisco Unified Communications Manager の名前とアドレスの情報を設定する必要があります。

    ヒント


    DNS サーバに Cisco Unified Communications Manager の情報を設定する以外に、Cisco Unified Communications Manager のインストール時に DNS 情報を入力します。


    • パブリッシャ データベース サーバに Cisco Unified Communications Manager をインストールする場合は、ホスト名を必ず入力する必要があります。また、静的なネットワークを使用する場合は、パブリッシャ サーバの IP アドレスを入力して、ネットワーク情報を設定します。 サブスクライバ サーバに Cisco Unified Communications Manager をインストールする場合は、パブリッシャ データベース サーバのホスト名および IP アドレスを入力して、Cisco Unified Communications Manager でネットワーク接続の確認、およびパブリッシャとサブスクライバとの間の検証を実行できるようにします。 さらに、サブスクライバ サーバのホスト名および IP アドレスも入力する必要があります。 Cisco Unified Communications Manager のインストール時にサブスクライバ サーバのホスト名の入力を求められたら、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [サーバの設定(Server Configuration)] ウィンドウに表示される値を入力します([ホスト名/IPアドレス(Host Name/IP Address)] フィールドにサブスクライバ サーバのホスト名を設定した場合)。

    Cisco Unified Communications Manager の設定

    Cisco Unified Communications Manager サーバは、インストール時に Cisco Unified Communications Manager に追加されます。

    インストールされた各 Cisco Unified Communications Manager のポートやその他のプロパティなどのフィールドを更新するには、Cisco Unified Communications Manager の設定を使用します。

    自動登録パーティション、外部電話番号マスク、およびボイスメッセージ ボックス マスクの設定に加えた変更は、Cisco Unified Communications Manager を再起動するまで有効になりません。


    (注)  


    Cisco Unified Communications Manager を新規にインストールするときは、Cisco CallManager サービスを有効にする必要があります。 Cisco CallManager サービスを有効にする方法については、『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』を参照してください。


    Cisco Unified Communications Manager グループ

    Cisco Unified Communications Manager グループは、最大 3 つの Cisco Unified Communications Manager を優先順に並べたリストです。 リスト内の最初の Cisco Unified Communications Manager がそのグループのプライマリ Cisco Unified Communications Manager として機能し、グループ内の他のメンバーはセカンダリ(バックアップ)Cisco Unified Communications Manager として機能します。

    Cisco Unified Communications Manager グループはデバイス プールを通じてデバイスと関連付けられます。 各デバイスは 1 つのデバイス プールに所属し、各デバイス プールはすべてのデバイスに対して Cisco Unified Communications Manager グループを指定します。


    (注)  


    ゲートウェイやルート/ハント リストなど、一部のメディア ゲートウェイ コントロール プロトコル(MGCP)デバイスは、直接 Cisco Unified Communications Manager グループに関連付けることができます。


    Cisco Unified Communications Manager グループは、2 つの重要な機能を提供します。

    • バックアップのコール処理用の優先順位付きフェールオーバー リスト:デバイスが登録されると、そのデバイスはデバイス プールに割り当てられているグループ内のプライマリ(最初の)Cisco Unified Communications Manager への接続を試行します。 プライマリ Cisco Unified Communications Manager が使用できない場合、デバイスはそのグループ内にリストされている次の Cisco Unified Communications Manager へと順次接続を試行します。 各デバイス プールには、1 つの Cisco Unified Communications Manager グループが関連付けられています。
    • コール処理ロードバランシング:デバイス プールと Cisco Unified Communications Manager グループを設定して、複数の Cisco Unified Communications Manager にデバイスの制御を分散することができます。 詳細については、コール処理の負荷バランスを参照してください。

    ほとんどのシステムでは、1 つの Cisco Unified Communications Manager を複数のグループに割り当てることで、負荷の分散と冗長化が向上します。

    Cisco Unified Communications Manager グループの追加

    • Cisco Unified Communications Manager は自動的にインストールされ設定されます。
    • Cisco Unified Communications Manager クラスタは、デフォルトの自動登録グループを 1 つだけ保持できます。 デフォルトの自動登録グループとして別の Cisco Unified Communications Manager グループを選択した場合、前に選択した自動登録グループは、そのクラスタのデフォルトではなくなります。
    • 変更内容を適用するには、更新された Cisco Unified Communications Manager グループを使用するデバイスをリセットする必要があります。

    Cisco Unified Communications Manager グループの削除


    (注)  


    Cisco Unified Communications Manager グループがデバイス プールまたは MGCP ゲートウェイに割り当てられている場合、またはそれがそのクラスタの現在の自動登録 Cisco Unified Communications Manager グループである場合、そのグループを削除することはできません。


    Cisco Unified Communications Manager グループを使用しているデバイスを検索するには、[Cisco Unified CMグループの設定(Cisco Unified CM Group Configuration)] ウィンドウで [関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスから [依存関係(Dependency Records)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。

    現在使用中の Cisco Unified Communications Manager グループを削除する場合は、事前に、次の作業の一部またはすべてを実行しておく必要があります。

    • 現在この Cisco Unified Communications Manager グループを使用しているデバイス プールまたは MGCP ゲートウェイに別の Cisco Unified Communications Manager グループを割り当てます。
    • 自動登録 Cisco Unified Communications Manager グループにする別の Cisco Unified Communications Manager グループを作成または選択します。

    詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』および『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』を参照してください。

    NTP の設定

    Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、電話用 Network Time Protocol(NTP)を設定し、SIP を実行する IP Phone が日付と時刻を、必ず NTP サーバから取得するようにできます。 SIP を実行している電話機が、プロビジョニングされた「電話用 NTP」から日時を取得できない場合、電話機は Cisco Unified Communications Manager に登録したときに、その情報を受信します。

    電話用 NTP の追加

    電話用 NTP を Cisco Unified Communications Manager の管理ページに追加した後、それを日時グループに追加する必要があります。 日時グループ内では、電話機が連絡する最初のサーバから順に、電話用 NTP に優先順位を付けます。

    日時グループの設定はデバイス プール内で指定され、デバイス プールは電話機ウィンドウで指定されます。

    電話用 NTP の削除

    電話用 NTP を Cisco Unified Communications Manager の管理ページから削除するには、事前に日時グループからサーバを削除しておく必要があります。 どの日時グループが電話用 NTP を使用しているかを調べるには、[電話用NTPの設定(Phone NTP Reference Configuration)] ウィンドウの [関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスで [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。

    システムで依存関係レコード機能が有効になっていない場合は、レコードの [依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウに、依存関係レコードを有効にするために実行できるアクションを示すメッセージが表示されます。また、依存関係レコード機能を使用すると、CPU 使用率が高くなるという情報も表示されます。

    日時グループ

    日時グループは、Cisco Unified Communications Manager に接続されているさまざまなデバイスのタイム ゾーンを定義するために使用されます。

    Cisco Unified Communications Manager には CMLocal と呼ばれるデフォルトの日時グループがあり、これは Cisco Unified Communications Manager のインストール時に自動的に設定されますが、現地タイムゾーンに合わせてグループを設定することをお勧めします。 CMLocal は、Cisco Unified Communications Manager サーバ上のオペレーティング システムのアクティブな日時と同期します。 Cisco Unified Communications Manager のインストール後に、必要に応じて CMLocal の設定値を変更できます。 通常、サーバの日時は現地タイムゾーンの日付と時刻に合わせて調整します。


    (注)  


    Cisco Unified Communications Manager を再起動するか、Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアを新しいリリースにアップグレードするたびに、CMLocal はオペレーティング システムの日付と時刻にリセットされます。 CMLocal の名前は変更しないでください。



    ヒント


    Cisco Unified IP Phone を世界各地に配備する場合は、24 のタイム ゾーンごとに日時グループを作成してください。



    (注)  


    Cisco Unified Communications Manager に最新のタイムゾーン情報が組み込まれるようにするために、COP ファイルをインストールできます。このファイルによって、Cisco Unified Communications Manager のインストール後にタイムゾーン情報が更新されます。 これらのアップデートを取得するために Cisco Unified Communications Manager をアップグレードする必要はありません。 主要なタイムゾーン変更イベントが発生した場合には、COP ファイル ciscocm.dst-updater.YYYYv-1.el4.x.y.z.cop をダウンロードしてクラスタ内のサーバにインストールできることをシスコからお知らせします (このファイル名の例で、"YYYY" は COP ファイルのリリース年を、"v" はファイルのバージョン番号を、"x.y.z"Cisco Unified Communications Manager を示しています)。

    ファイル名に "x.y.z" が含まれている COP ファイルは、リリース x.y(z) とだけ互換性があることに注意してください。

    COP ファイルのインストール方法については、COP ファイルに付属するインストール手順に従ってください。


    日時グループの追加

    新しい日時グループをデータベースに追加した後、そのグループをデバイス プールに割り当てて、そのデバイス プールの日付と時刻の情報を設定できます。

    加えた変更を適用するには、デバイスをリセットする必要があります。

    日時グループの削除


    (注)  


    デバイス プールに使用している日時グループを削除することはできません。


    どのデバイス プールが日時グループを使用しているかを検索するには、[日時グループの設定(Date/Time Group Configuration)] ウィンドウの [関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスで [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。

    現在使用中の日時グループを削除する場合は、事前に、次の作業のどちらかまたは両方を実行しておく必要があります。

    • 削除する日時グループを使用しているデバイス プールに、別の日時グループを割り当てる。
    • 削除する日時グループを使用しているデバイス プールを削除する。

    ロケーションとリージョン

    ネットワーク上の各デバイスには、リージョン(デバイス プールを使用して)およびロケーションの両方を割り当てる必要があります。

    Cisco Unified Communications Manager 内では、ロケーションに基づいたコール アドミッション制御をリージョンと併用して、ネットワーク リンクの特性を指定します。
    • リージョンは、リンク上で使用される最大ビット レート、つまりコーデック タイプ(およびその結果として各コールで消費される帯域幅)を指定します。
    • ロケーションは特定リンクで消費できる帯域幅を指定します。

    リージョン

    リージョンを使用すると、Cisco Unified Communications Manager を複数のサイトに展開した環境で容量制御を行うことができます。そのような環境では、WAN リンク経由で送信されるコールの帯域幅を制限する一方で、内部のコールに帯域幅を多く与えることが必要な場合があるためです。 また、G.711 だけを使用するアプリケーションのように、特定のコーデックだけをサポートするアプリケーションにもリージョンが使用されます。 リージョンを使用して、リージョン内部またはリージョン間のオーディオ コールおよびビデオ コールに使用される転送に依存しない最大ビット レートを指定します。この場合、指定したビット レートを超えるビット レート使用するコーデックはコールで使用されません。

    Cisco Unified Communications Manager では、音質が高いコーデックが優先的に使用されます。 たとえば、G.722.1 は、最大ビット レートは 32 kb/s ですが、ビット レート 64 kb/s の G.711 などの、より高いビット レートが使用される一部のコーデックよりも高い音質を備えています。

    [リージョンの設定(Region Configuration)] ウィンドウで最大オーディオ ビット レート設定を設定した場合(または [サービスパラメータ設定(Service Parameter Configuration)] ウィンドウでサービス パラメータを使用した場合)、この設定はフィルタとして機能します。 コールでオーディオ コーデックが選択される場合、Cisco Unified Communications Manager では、コール レッグの両側から一致するコーデックが取得され、設定された最大オーディオ ビット レートを超えるコーデックが除外されて、リストに残ったコーデックから最適なコーデックが選択されます。

    オーディオ コーデック初期設定機能では、デフォルトの低損失の場合は次の表のオーディオ設定が音質順に並べられます。また、高損失の場合のための初期設定リストが別途用意されます。

    表 2 Cisco Unified Communications Manager 8.6(1) のオーディオ コーデック初期設定の順序

    リンク損失タイプが低損失に設定されている場合

    リンク損失タイプが高損失に設定されている場合

    AMR-WB-24 kb/s

    AMR-WB-24 kb/s

    AMR-13 kb/s

    AMR-13 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):128 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):128 kb/s

    AAC-LD(mpeg4-generic):64 kb/s

    AAC-LD(mpeg4-generic):64 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):64 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):64 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):56 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):56 kb/s

    L16-256 kb/s

    L16-256 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):48 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):48 kb/s

    G.722 64k:64 kb/s

    iSAC-32 kb/s

    iSAC-32 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):32 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):32 kb/s

    G.722 64k:64 kb/s

    G.722.1 32k:32 kb/s

    G.722.1 32k:32 kb/s

    G.722:56 kb/s

    G.722:56 kb/s

    G.722.1:24 kb/s

    G.722.1:24 kb/s

    G.722:48 kb/s

    G.722:48 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):24 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM):24 kb/s

    G.711 mu-law 64 k:64 kb/s

    G.711 mu-law 64 k:64 kb/s

    G.711 A-law 64k:64 kb/s

    G.711 A-law 64k:64 kb/s

    G.711 mu-law 56 k:56 kb/s

    G.711 mu-law 56 k:56 kb/s

    G.711 A-law 56k:56 kb/s

    G.711 A-law 56k:56 kb/s

    iLBC:16 kb/s

    iLBC:16 kb/s

    G.728:16 kb/s

    G.728:16 kb/s

    GSM Enhanced Full Rate:13 kb/s

    GSM Enhanced Full Rate:13 kb/s

    GSM Full Rate:13 kb/s

    GSM Full Rate:13 kb/s

    G.729b:8 kb/s

    G.729b:8 kb/s

    G.729ab:8 kb/s

    G.729ab:8 kb/s

    G.729:8 kb/s

    G.729:8 kb/s

    G.729a:8 kb/s

    G.729a:8 kb/s

    GSM Half Rate:7 kb/s

    GSM Half Rate:7 kb/s

    G.723.1:7 kb/s

    G.723.1:7 kb/s

    Cisco Unified Communications Manager と以前のバージョンの Cisco Unified Communications Manager との間で SIP クラスタ間トランクを介して行われるコールでは、SDP 応答を行う Cisco Unified Communications Manager によってコーデックが選択されます。 SIP 遅延オファーのサポートのため、コールを開始または再開する Cisco Unified Communications Manager によって SDP 応答が行われ、コールのコーデックが決定されます。

    H.323 クラスタ間トランクが使用されるオーディオ コールの場合、Cisco Unified Communications Manager では、コールの両側で Cisco Unified Communications Manager 8.6(1) が実行されている場合だけ、上記表のコーデックの初期設定リストが使用されます。 コールの両側で Cisco Unified Communications Manager 8.6(1) が実行されていない場合には、次の表のコーデック リストが使用されます。

    オーディオ コールおよびビデオ コールの場合、Cisco Unified Communications Manager は次の表のコーデックの初期設定順序を使用します。

    表 3 コールの両側で Cisco Unified Communications Manager 8.5(1) がサポートされていない場合の H.323 クラスタ間トランクのオーディオ コーデック初期設定順序

    リンク損失タイプが低損失に設定されている場合

    リンク損失タイプが高損失に設定されている場合

    ---

    iLBC:16 kb/s

    AAC-LD(mpeg4-generic):256 kb/s

    AAC-LD(mpeg4-generic):256 kb/s

    L16-256 kb/s

    L16-256 kb/s

    G.722.1 24k:24 kb/s

    G.722.1 24k:24 kb/s

    G.722.1 32k:32 kb/s

    G.722.1 32k:32 kb/s

    G.722 64k:64 kb/s

    G.722 64k:64 kb/s

    G.711 mu-law 64 k:64 kb/s

    G.711 mu-law 64 k:64 kb/s

    G.711 A-law 64k:64 kb/s

    G.711 A-law 64k:64 kb/s

    G.722 56k:56 kb/s

    G.722 56k:56 kb/s

    G.711 mu-law 56 k:56 kb/s

    G.711 mu-law 56 k:56 kb/s

    G.711 A-law 56k:56 kb/s

    G.711 A-law 56k:56 kb/s

    G.722 48k:48 kb/s

    G.722 48k:48 kb/s

    iLBC:16 kb/s

    ---

    G.728:16 kb/s

    G.728:16 kb/s

    GSM Enhanced Full Rate:13 kb/s

    GSM Enhanced Full Rate:13 kb/s

    GSM Full Rate:13 kb/s

    GSM Full Rate:13 kb/s

    G.729b:8 kb/s

    G.729b:8 kb/s

    G.729ab:8 kb/s

    G.729ab:8 kb/s

    G.729:8 kb/s

    G.729:8 kb/s

    G.729a:8 kb/s

    G.729a:8 kb/s

    GSM Half Rate:7 kb/s

    GSM Half Rate:7 kb/s

    G.723.1:7 kb/s

    G.723.1:7 kb/s

    サポートされているオーディオ コーデック

    Cisco Unified Communications Manager はビデオ ストリームの暗号化と、G.722 など、さまざまなオーディオ/ビデオ コーデックをサポートしています。 Cisco Unified Communications Manager は次のオーディオ コーデックをサポートします。

    • G.711:最も一般的にサポートされているコーデックであり、公衆電話交換網で使用されます。
    • G.722:G.722 はワイドバンド コーデックであり、Cisco Unified Communications Manager では、G.722 が無効になっていない場合、常に G.711 よりも優先的に使用されます。 ビデオ会議で使用されることの多いオーディオ コーデックです。 Advertise G.722 Codec エンタープライズ パラメータの詳細については、Cisco Unified IP Phoneの章のコーデックの使用を参照してください。このエンタープライズ パラメータは、Cisco Unified IP Phone が G.722 コーデックを Cisco Unified Communications Manager にアドバタイズするかどうかを決定します。

    • G.722.1:G.722.1 は、24 kb/s および 32 kb/s で動作する低複雑度のワイドバンド コーデックです。 使用するビット レートはほとんど半分ですが、音質は G.722 の品質に近づきます。 音声と音楽の両方に最適化された結果、G.722.1 は、音声用に最適化された iSAC コーデックよりも音声の音質がわずかに低下します。 G.722.1 は、SIP デバイスおよび H.323 デバイスでサポートされています。
    • G.723.1:Cisco IP Phone 12 SP+ および Cisco IP Phone 30 VIP デバイス用の、6.3 kb/s または 5.3 kb/s 圧縮を使用する低ビット レートのコーデックです。
    • G.728:ビデオ エンドポイントでサポートされる低ビット レートのコーデックです。
    • G.729:8 kb/s 圧縮を使用する低ビット レートのコーデックです。Cisco Unified IP Phone 7900 でサポートされます。 通常、WAN リンクを経由したコールは帯域幅の消費量が少ないので、これらのコールには低ビット レートのコーデックを使用します。 たとえば、リージョン内の最大オーディオ ビット レートの工場出荷時のデフォルト設定は 64 kbps ですが、リージョン間の最大オーディオ ビット レートの工場出荷時のデフォルト設定は 8 kbps です。
    • GSM:モバイル通信用グローバル システム(GSM)コーデックです。 GSM では、GSM ワイヤレス ヘッドセット用の MNET システムと Cisco Unified Communications Manager の相互運用が可能です。 GSM リージョン内、および他のリージョンとの間で行うコール用のオーディオ コーデックとして 13 kb/s を指定しているデバイス プールに、GSM デバイスを割り当てます。 デバイスの機能によっては、GSM EFR(Enhanced Full Rate)と GSM FR(Full Rate)が GSM に含まれます。
    • L16:16 kHz のサンプリング レートを使用する非圧縮の 16 ビット リニアパルス符号変調(PCM)で符号化されたオーディオです。256 kb/s のワイドバンド オーディオが提供されます。 Cisco Unified IP Phone 7900 シリーズなどの、受話器、音響機器、スピーカ、およびマイクロフォンを備え、高品質オーディオ帯域幅をサポートできる電話機で使用できます。

    • AAC-LD(mpeg4-generic):Advanced Audio Coding-Low Delay(AAC-LD)は、高い音質の音声や音楽を提供するスーパーワイドバンド オーディオ コーデックです。 ビット レートが低めの場合でも、従来のコーデックと同等またはそれ以上の音質を提供します。 AAC-LD(mpeg4-generic)は、SIP デバイス、特に Cisco TelePresence システムでサポートされています。
    • AAC-LD(MP4A-LATM):Advanced Audio Coding-Low Delay(AAC-LD)Low-overhead MPEG-4 Audio Transport Multiplex(LATM)は、高い音質の音声や音楽を提供するスーパーワイドバンド オーディオ コーデックです。 ビット レートが低めの場合でも、従来のコーデックと同等またはそれ以上の音質を提供します。 AAC-LD(MP4A-LATM)は、Tandberg などのサードパーティのエンドポイントを含む、SIP デバイスでサポートされています。

      (注)  


      AAC-LD(mpeg4-generic)とAAC-LD(MPA4-LATM)は互換性がありません。


    • iSAC:Internet Speech Audio Codec(iSAC)は、低ビット レートと中ビット レートの両方のアプリケーションにおいて、ワイドバンドの音質を短い遅延で提供するために設計された、適応型ワイドバンド オーディオ コーデックです。 iSAC では、10 ~ 32 kb/s の間のビット レートを適応的に使用することによって G.722 に近い音質を提供する一方、使用する帯域幅は半分未満となります。 WAN 経由などのように非常に大きなパケット損失、遅延、またはジッタが発生する配置環境においては、iSAC はその堅牢性により、G.722 よりも高い音質を提供します。 iSAC は、SIP デバイスおよび SCCP デバイスでサポートされています。 メディア ターミネーション ポイント、会議ブリッジ、保留音サーバ、およびアナンシエータを含む Cisco Unified Communications Manager IP Voice Media Streaming App(IPVMSApp)では、iSAC はサポートされていません。 MGCP デバイスはサポートされていません。
    • iLBC:Internet Low Bit Rate Codec(iLBC)では、15.2 kb/s の G.711と、13.3 kb/s の G.729 の中間の音声品質を提供します。また、各音声フレームが独立して符号化されるため、高損失のネットワークでの音声音質の低下が緩和されます。 対照的に、G.729 では、音声フレーム間に依存関係があることによって、パケット損失、遅延、およびジッタが効率的に処理されません。 iLBC は、SIP デバイス、SCCP デバイス、H323 デバイス、および MGCP デバイスでサポートされています。

    (注)  


    H.323 アウトバウンド FastStart では、iLBC コーデックはサポートされていません。


    • AMR:Adaptive Multi-Rate(AMR)コーデックは、GSM(WDMA、EDGE、GPRS)に基づいた 2.5G/3G ワイヤレス ネットワークに必要な標準コーデックです。 このコーデックでは、7.4 kbps より高い音質が得られる、4.75 ~ 12.2 kb/s の範囲の可変ビット レートでナローバンド(200 ~ 3400 Hz)の信号をエンコードします。 AMR は、SIP デバイスだけでサポートされます。
    • AMR-WB:Adaptive Multi-Rate Wideband(AMR-WB)は、ITU-T 標準音声コーデックである G.722.2 として体系化されています。以前の約 16 kb/s の音声のワイドバンド コーディングとして知られています。 このコーデックは、他のナローバンドの音声コーデックに比べ、50 ~ 7000 Hz という広い音声帯域幅によって優れた音質を提供するため、推奨されています。 AMR-WB は、SIP デバイスだけでサポートされています。

    (注)  


    Cisco Unified Communications Manager では、AMR などのサポート対象コーデック(特に G.711)よりも AMR-WB が優先して使用されます。


    コール ストリームあたりの全使用帯域幅は、オーディオ コーデックのタイプ、および

    データ パケットのサイズやオーバーヘッド(パケット ヘッダー サイズ)などの要素によって決まります。


    (注)  


    各コールには、2 つのストリーム(それぞれの方向に 1 つずつ)があります。



    (注)  


    各コーデックで消費される帯域幅の詳細については、現行リリースの Cisco Unified Communications Manager の『Cisco Unified Communications Solution Reference Network Design(SRND)』を参照してください。


    表 4 IPv4 で各コーデック タイプによって消費されるコールごとの帯域幅

    オーディオ コーデック

    データ パケットのみに使用される帯域幅(パケット サイズに関係なく固定)

    30 ミリ秒のデータ パケットを持つコールごとの消費帯域幅(IP ヘッダーを含む)

    20 ミリ秒のデータ パケットを持つコールごとの消費帯域幅(IP ヘッダーを含む)

    G.711

    64 kb/s

    80 kb/s

    88 kb/s

    G.722

    64 kb/s

    80 kb/s

    88 kb/s

    G.722.1

    24 kb/s

    N/A

    40 kb/s

    G.722.1

    32 kb/s

    N/A

    48 kb/s

    iSAC

    32 kb/s

    32 kb/s

    G.723.1

    6.3 または 5.3 kb/s

    24 kb/s

    N/A

    G.728

    16 kb/s

    G.728 の場合 26.66 kb/s

    iLBC

    15.2 または 13.3 kb/s

    iLBC の場合 24 kb/s

    G.729

    8 kb/s

    24 kb/s

    32 kb/s

    L16

    256 kb/s

    272 kb/s

    280 kb/s

    AAC-LD(mpeg4-generic)

    256 kb/s

    272 kb/s

    AAC-LD(MP4A-LATM)

    128 kb/s

    N/A

    156 kb/s1

    AAC-LD(MP4A-LATM)

    64 kb/s

    N/A

    88 kb/s

    (注)     

    脚注 1 を参照。

    AAC-LD(MP4A-LATM)

    56 kb/s

    N/A

    80 kb/s

    (注)     

    脚注 1 を参照。

    AAC-LD(LATM)

    48 kb/s

    N/A

    72 kb/s

    (注)     

    脚注 1 を参照。

    AAC-LD(MP4A-LATM)

    32 kb/s

    N/A

    56 kb/s

    (注)     

    脚注 1 を参照。

    AAC-LD(MP4A-LATM)

    24 kb/s

    N/A

    48 kb/s

    (注)     

    脚注 1 を参照。

    モバイル通信用グローバル システム(GSM)

    13 kb/s

    29 kb/s

    37 kb/s

    1 AAC-LD (MP4A-LATM) は、SDP のパケット化時間(20 ミリ秒または 30 ミリ秒)を指定しません(20 ミリ秒では最大オーバーヘッドを 24K と想定します)

    簡単な設定のリージョン例

    下図は、リージョンが非常に単純に設定されている場合の例で、中央サイトと 2 カ所のリモート ブランチが展開されています。 この例では、管理者は各サイトにリージョンを設定します。リージョン間の [最大オーディオビットレート(Maximum Audio Bit Rate)] は [システムデフォルトの使用(Use System Default)] のままにします。 [システムデフォルトの使用(Use System Default)] を使用すると、[最大オーディオビットレート(Maximum Audio Bit Rate)] の [サービスパラメータ(Service Parameters)] の値が使用されます。 リージョン内のデフォルトの [最大オーディオビットレート(Maximum Audio Bit Rate)] は工場出荷時のデフォルト設定である 64 kbps(G.722、G.711)であり、リージョン間のデフォルトの [最大オーディオビットレート(Maximum Audio Bit Rate)] は工場出荷時のデフォルト設定である 8 kbps(G.729)です。

    リージョンの設定後、システム管理者は次のサイトにデバイスを割り当てます。
    図 1. 簡単な設定のリージョン例



    • リージョン設定値として CentralCampus を指定しているデバイス プールに、中央キャンパス サイトを割り当てる。
    • リージョン設定値として RemoteSiteA を指定しているデバイス プールに、リモート サイト A を割り当てる。
    • リージョン設定値として RemoteSiteB を指定しているデバイス プールに、リモート サイト B を割り当てる。

    リージョンの追加

    Cisco Unified Communications Manager では、最大 2000 のリージョンを追加できます。

    リージョンを使用するデバイスの最大ビット レートを指定する必要があります。

    手順
      ステップ 1   Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [サービスパラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウで、[システム(System)] > [サービスパラメータ(Service Parameters)] を選択し、オーディオおよびビデオ コールの最大ビット レートのデフォルト値を設定します。
      ステップ 2   ノードを選択します。
      ステップ 3   Cisco Unified Communications Manager サービスを選択します。
      ステップ 4   [クラスタ全体のパラメータ (システム-ロケーションとリージョン)(Clusterwide Parameters (System-Location and Region))] ペインにスクロールします。

      スケーラビリティを向上させ、システムで使用されるリソースを少なく抑えるために、[サービスパラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウでオーディオ コールとビデオ コールの最大ビット レートのデフォルト値およびリンク損失タイプを設定することをお勧めします。その後、リージョンを設定するときに、[リージョンの設定(Region Configuration)] ウィンドウでデフォルト設定を選択します。

      ステップ 5   リージョンを作成し、そのリージョン内のコール、および他のリージョン間とのコールに使用する最大ビット レートを指定します。
      • オーディオ コールでは、リージョン内のデフォルト値は 64 kb/s です(つまり、コールでは G.722 または G.711 が使用される可能性があります。また、G.722 の方が音質が高いため、G.722 が優先的に使用されます)。
      • オーディオ コールでは、リージョン間のデフォルト値は 8 kb/s です(G.729)。
      • (オーディオを含む)ビデオ コールでは、デフォルト値は 384 kb/s です。
      ステップ 6   作成したリージョンを使用するデバイス プールを作成または変更します。
      ステップ 7   これらのデバイス プールをデバイスに割り当てます。
      ステップ 8   更新されたリージョンを使用するデバイスに変更を適用するには、デバイスを再起動します。

      デバイス プール

      デバイス プールに指定可能な特性は、次のとおりです。
      • [デバイスプール名(Device Pool Name)]:新しいデバイス プールの名前を指定します。
      • [日時グループ(Date/Time Group)]:デバイスの日付とタイム ゾーンを指定します。
      • [リージョン(Region)]:リージョン内およびリージョン間で使用されるオーディオ コーデックとビデオ コーデックを指定します。 リージョンを使用するのは、ネットワーク内で異なるタイプのコーデックを使用する場合だけです。
      • [ソフトキーテンプレート(Softkey Template)]:Cisco Unified IP Phone のアプリケーションに関連付けられているソフトキーを管理します。
      • [SRST参照先(SRST Reference)]:デバイス プール内のデバイスに SRST 機能を提供するゲートウェイを指定します。
      • [自動登録用コーリングサーチスペース(Calling Search Space for Auto-registration)](オプション):自動登録されたデバイスがコールの発信時に接続できるパーティションを指定します。
      • [復帰コールのフォーカス優先度(Reverted Call Focus Priority)](オプション):ユーザが電話機をオフフックにするなどの操作を実行した場合に、着信コールと復帰コールのどちらのコール タイプが優先されるかを指定します。 たとえば、電話機で復帰コールと着信コールのアラートが同時に発生しているとき、着信コール優先の場合は、電話機をオフフックにすると着信コールが取得されます。
      • [メディアリソースグループリスト(Media Resource Group List)](オプション):メディア リソース グループを優先順に並べたリストを指定します。 アプリケーションは、メディア リソース グループ リストに指定されている優先順位に従って、使用可能なメディア リソース グループから必要なメディア リソース(たとえば、保留音サーバ、トランスコーダ、会議ブリッジ)を選択します。
      • [ネットワーク保留MOH音源(Network Hold MOH Audio Source)]:ネットワーク保留用のオーディオ ソースを指定します。
      • [ユーザ保留MOH音源(User Hold MOH Audio Source)](オプション):ユーザ保留用のオーディオ ソースを指定します。
      • [ネットワークロケール(Network Locale)]:特定の地域にあるデバイス プール内の電話機およびゲートウェイが使用するトーンと断続周期の定義が含まれています。

        (注)  


        関連デバイスでサポートされている、インストール済みのネットワーク ロケールだけを選択する必要があります。 リストにはこの設定に使用できるネットワーク ロケールがすべて示されていますが、そのすべてがインストールされているわけではありません。 ファームウェアでサポートされていないネットワーク ロケールと関連付けられると、デバイスは起動できません。


      • [デバイスモビリティグループ(Device Mobility Group)]:このデバイスのデバイス モビリティの制御に使用される、最上位のエンティティを表します。
      • [ロケーション(Location)]:コール アドミッション制御を集中型コール処理システムに実装します。
      • [物理ロケーション(Physical Location)]:特定の地理上の場所に適用されるデバイス モビリティ関連パラメータを、他のパラメータと区別します。
      • [ユーザロケール(User Locale)]:言語やフォントなど、ユーザをサポートするための一連の詳細情報を識別します。 この特性は、デバイス プール内の電話機およびゲートウェイに関連付けられます。
      • [接続モニタ間隔(Connection Monitor Duration)]:Cisco Unified Communications Manager と SRST の間の WAN リンク フラッピング問題を解決します。
      • [ワンボタン割り込み(Single Button Barge)]/[C割込(CBarge)]:ワンボタン割り込み/C 割り込み機能の設定を指定します。
      • [回線をまたいで参加(Join Across Lines)]:回線をまたいで参加の機能の設定を指定します。
      • [デバイスモビリティコーリングサーチスペース(Device Mobility Calling Search Space)]:同じデバイス モビリティ グループ内でデバイスをローミングしているときに、デバイス コーリング サーチ スペースとして使用される適切なコーリング サーチ スペースを指定します。
      • [AARコーリングサーチスペース(AAR Calling Search Space)]:自動代替ルーティング(AAR)実行時に使用するデバイスのコーリング サーチ スペースを指定します。
      • [AARグループ(AAR Group)]:このデバイスの AAR グループを指定します。 AAR グループは、帯域幅不足のためにコールがブロックされないように、コールをルーティングするためのプレフィックス番号を提供します。 AAR グループの設定で [なし(None)] を指定した場合、ブロックされたコールは再ルーティングされません。
      • [MLPP情報(Multilevel Precedence and Preemption (MLPP) Information)]:次の MLPP の設定を管理します。
        • [MLPP通知(MLPP Indication)]:優先トーンを再生できるデバイス プール内のデバイスが MLPP 優先コールを行うときに、この機能を使用するかどうかを指定します。
        • [MLPPプリエンプション(MLPP Preemption)]:デバイス プール内の、進行中のコールのプリエンプション機能のあるデバイスが、MLPP 優先コールを発信するときにその機能を使用するかどうかを指定します。
        • [MLPPドメイン(MLPP Domain)]:デバイス プールに関連付けられている MLPP ドメインの 16 進値を指定します。 デバイス プールは、設定された MLPP ドメインを参照します。
      • 発呼側トランスフォーメーション パターン CSS および国際エスケープ文字 +(プレフィックス)の設定。

      (注)  


      前述の機能をデバイス プールとして選択する場合は、デバイス プールを設定する前に、これらの機能を設定しておく必要があります。


      新しいデバイス プールをデータベースに追加した後、そのデバイス プールを使用して、Cisco Unified IP Phone、ゲートウェイ、会議ブリッジ、トランスコーダ、メディア ターミネーション ポイント、ボイスメール ポート、CTI ルート ポイントなどのデバイスを設定できます。

      自動登録を使用する場合は、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [デバイスのデフォルト(Device Defaults)] ウィンドウを使用して、特定タイプのデバイスをすべて 1 つのデバイス プールに割り当てることができます。

      デバイス プールの更新

      デバイス プールに変更を加える場合は、そのデバイス プール内のデバイスをリセットするまで、変更内容は有効になりません。

      デバイスに割り当てられているデバイス プール、またはデバイス デフォルトの設定に使用されているデバイス プールは削除できません。

      使用中のデバイス プールを削除しようとすると、メッセージが表示されます。 現在使用中のデバイス プールを削除する場合は、事前に、次の作業のどちらか一方または両方を実行しておく必要があります。

      • デバイスを更新して別のデバイス プールに割り当てる。
      • 削除を予定しているデバイス プールに割り当てられているデバイスを削除する。
      ローカル ルート グループの説明、およびローカル ルート グループを使用するシナリオにおいて、ルート グループ、デバイス プール、ルート リスト、パーティション、ルート パターン、およびコーリング サーチ スペースをプロビジョニングする方法の詳細については、ローカル ルート グループと着信側トランスフォーメーションを参照してください。
      手順
        ステップ 1   どのデバイスがデバイス プールを使用しているかを知るには、[デバイスプール設定(Device Pool Configuration)] ウィンドウの [関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスから [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択します。
        ステップ 2   [移動(Go)] をクリックします。

        共通デバイス設定

        共通デバイス設定は、ユーザ固有のサービスと機能の属性で構成されます。 共通デバイス設定に指定可能な特性は、次のとおりです。

        • [名前(Name)]:共通デバイス設定の名前を指定します。
        • [ソフトキーテンプレート(Softkey Template)]:デバイス プール内のデバイスに関連付けられているソフトキー テンプレートを指定します。
        • [ユーザ保留MOH音源(User Hold MOH Audio Source)]:ユーザが保留操作を開始したときに使用される保留音(MOH)のオーディオ ソースを指定します。
        • [ネットワーク保留MOH音源(Network Hold MOH Audio Source)]:ネットワークが保留操作を開始したときに使用される MOH のオーディオ ソースを指定します。
        • [ユーザロケール(User Locale)]:デバイス プール内の電話機とゲートウェイに関連付けられるロケーションを指定します。
        • [MLPP通知(MLPP Indication)]:優先トーンを再生できるデバイス プール内のデバイスが MLPP 優先コールを行うときに、この機能を使用するかどうかを指定します。
        • [MLPPプリエンプション(MLPP Preemption)]:デバイス プール内の、進行中のコールのプリエンプション機能のあるデバイスが、MLPP 優先コールを発信するときにその機能を使用するかどうかを指定します。
        • [MLPPドメイン(MLPP Domain)]:このデバイス プールに関連付けられる MLPP ドメインを指定します。

        LDAP

        Cisco Unified Communications Manager でのディレクトリの使用方法については、ディレクトリの概要の章を参照してください。

        コール アドミッション制御

        コール アドミッション制御は、WAN リンク上でユーザが期待するレベルの音声品質を維持する場合に使用します。 たとえば、メイン キャンパスとリモート サイトを接続する 56 kb/s フレーム リレー回線の音声品質は、コール アドミッション制御で調整できます。

        リンク上に存在するアクティブ コール数が増えすぎて帯域幅の使用量が過剰になると、音声品質が低下し始める場合があります。 コール アドミッション制御は、特定のリンク上で同時にアクティブにするコール数を制限することにより、音声品質を調整します。 コール アドミッション制御を使用して、リンク上で特定レベルの音質を保証することはできませんが、リンク上のアクティブ コールが消費する帯域幅を調整できます。

        Cisco Unified Communications Manager でサポートされるコール アドミッション制御には、次の 2 つのタイプがあります。

        • ロケーション:コール アドミッション制御を中央集中型コール処理システムに実装する際に使用します。 コール アドミッション制御では、ロケーション間のリンクを経由したコールに使用できる帯域幅を制限することにより、音声品質を調整できます。

        (注)  


        コール アドミッション制御で IP WAN リンクの音声帯域幅を制限しない場合、そのリンク上でコールが無制限に同時にアクティブになり得ます。 このため、リンクがコールで溢れる状態になると、各コールの音声品質が低下します。


        Survivable Remote Site Telephony 参照先

        Survivable Remote Site Telephony(SRST)は、WAN 接続を介してアクセスできる Cisco Unified Communications Manager に依存するサイトで使用されます。 SRST は、WAN が機能停止したときに、リモート サイトの IP Phone へのテレフォニー サービスを提供します。 SRST 対応ルータには、リモート サイトにある IP Phone 間でのコールを可能にし、PSTN から IP Phone に到達するコールを可能にし、IP Phone から PSTN を通じて外部に到達するコールを可能にする機能があります。 これは、IP Phone からの登録を受け付け、登録済みの電話番号と PSTN リンク用に設定されたルーティングに基づいてコールのルーティングを行う、SRST ルータ内のインテリジェント機能によって実現されます。

        Cisco Unified Communications Manager の管理ページの設定可能なオプションである Survivable Remote Site Telephony(SRST)参照先は、WAN が機能停止したときに、限定的にコール機能を提供します。 SRST 参照先を使用すると、IP ゲートウェイが、制限付きの Cisco Unified Communications Manager 機能を継承できます。 電話機が、関連付けられているすべての Cisco Unified Communications Manager への接続を失った場合、デバイス プール内の電話機は SRST 参照先の IP ゲートウェイに対して Cisco Unified Communications Manager 接続を確立しようとします。

        IP Phone 上のステータス行表示は、電話機がバックアップ プロキシ(SRST ゲートウェイ)へフェールオーバーしたことを示し、SRST とユーザとの唯一の対話を提供します。

        SRST のデバイス プール設定

        システム管理者は、電話機のデバイス プール用に SRST の設定を行うことができます。 使用可能なデバイス プール設定オプションは、次のとおりです。

        • [無効(Disable)]:電話機は、どの Cisco Unified Communications Manager にも到達できない場合、SRST ゲートウェイへの接続を試行しません。
        • [デフォルトゲートウェイの使用(Use Default Gateway)]:電話機は、どの Cisco Unified Communications Manager にも到達できない場合、SRST ゲートウェイとして、その電話機の IP ゲートウェイへの接続を試行します。
        • ユーザ定義のオプション:電話機は、どの Cisco Unified Communications Manager にも到達できない場合、管理者によって指定された SRST ゲートウェイへの接続を試行します。 [デバイスプール設定(Device Pool Configuration)] の [SRST参照先(SRST Reference)] フィールドには、ユーザ定義の SRST 参照先のリストが表示されます。

        管理者は、[SRST参照先の設定(SRST Reference Configuration)] ウィンドウで SRST の設定を定義します。 上記の SRST の設定オプションはすべて、デバイス プールに適用できます。 Cisco TFTP は、SRST の設定を読み取り、その設定を .cnf.xml ファイルで IP Phone に提供します。 IP Phone は、SRST の設定に対して適切に応答します。

        接続モニタ間隔

        広域ネットワーク(WAN)を介して SRST に接続されている IP Phone は、WAN リンクを介して Cisco Unified Communications Manager との接続を確立するとすぐに、Cisco Unified Communications Manager に再接続します。 ただし、WAN リンクが不安定な場合、IP Phone は SRST に切り替えたり、Cisco Unified Communications Manager に切り替えたりします。 このため、電話サービスが一時的に失われます(ダイヤル トーンが聞こえません)。 こうした再接続試行は、WAN リンクのフラッピング問題と呼ばれ、IP Phone が正常に Cisco Unified Communications Manager に再接続するまで続きます。 このような WAN リンクの中断は、2 つに分類できます。1 つは、あまり発生しないランダムな停止で、その点を除けば安定している WAN で発生します。もう 1 つは、よく発生する散発的な中断で、数分間続きます。

        Cisco Unified Communications Manager と SRST の間の WAN リンクのフラッピング問題を解決するために、Cisco Unified Communications Manager には、エンタープライズ パラメータと [デバイス プール設定(Device Pool Configuration)] ウィンドウの [接続モニタ間隔(Connection Monitor Duration)] と呼ばれる設定が用意されています。 管理者は、システム要件に応じて、どのパラメータを使用するかを決めることができます。 パラメータの値は、XML 設定ファイルで IP Phone に配信されます。

        • デフォルトでは、エンタープライズ パラメータは 120 秒に指定されています。 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで設定されたすべての IP Phone について接続期間モニタ値を変更するには、エンタープライズ パラメータを使用します。
        • 特定のデバイス プール内のすべての IP Phone の接続間隔モニタ値を変更するには、[デバイスプール設定(Device Pool Configuration)] ウィンドウを使用します。

        SIP を実行する電話機の SRST 参照先設定オプション

        リモート サイトには、PSTN ゲートウェイ アクセスに加えて、SCCP と SIP のエンドポイントが混在している場合があります。 さまざまなプロトコルと PSTN の間でコールをルーティングするために、3 つの異なる機能が 1 台の SRST ルータの中で設定されます。これらの機能により、WAN の機能停止時に SCCP を実行している電話機、SIP を実行している電話機、および PSTN の間でコールをルーティングすることができます。 さらに、Cisco Unified Communications Manager の管理ページ の [SRST参照先の設定(SRST Reference Configuration)] ウィンドウに 2 つのフィールドが用意されています。

        • [SIPネットワーク/IPアドレス(SIP Network/IP Address)]:SIP ネットワーク/IP アドレスが SIP SRST に適用されます。 このアドレスは、SIP を実行している電話機に SIP SRST 宛ての SIP Register メッセージの送信先を知らせます。
        • [SIPポート(SIP Port)]:SRST ゲートウェイの SIP ポート。 デフォルトでは、5060 が指定されます。

        詳細については、システムレベルの設定項目を参照してください。

        SRST 参照先および SRST 対応ゲートウェイのセキュリティ設定については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』を参照してください。

        MLPP ドメイン

        MLPP サービスはドメインに適用されるので、Cisco Unified Communications Manager は所定のドメイン内の MLPP ユーザからのコールに属する接続とリソースにのみ、優先レベルを付けます。 発信ユーザによる MLPP ドメインへの加入によって、コールのドメインとその接続が決まります。 あるドメイン内の優先レベルの高いコールだけが、同じドメイン内のコールが使用している接続を差し替えることができます。

        MLPP ドメインを定義するには、次の MLPP ドメイン情報を設定します。

        • [ドメイン名(Domain Name)]:MLPP ドメインの名前。
        • [ドメインID(Domain ID)]:MLPP ドメイン ID をゼロ以上の 16 進値で設定します(デフォルト値はゼロです)。

        MLPP ドメイン ID は、MLPP サブスクライバへ関連付けられているデバイスとリソースの集合で構成されます。 特定のドメインに属する MLPP サブスクライバが、同じドメインに属する別の MLPP サブスクライバに優先コールを行ったとき、MLPP サービスは、コールされた MLPP サブスクライバが使用中の既存のコールを、優先レベルが高いコールに差し替えることができます。 MLPP サービスは、ドメインを越えて使用することはできません。 デバイス プールは、設定された MLPP ドメインを参照します。


        (注)  


        この設定の変更を有効にするには、すべてのデバイスをリセットする必要があります。


        エンタープライズ パラメータ

        エンタープライズ パラメータでは、すべてのデバイスとサービスに適用されるデフォルト設定値を指定します。 Cisco Unified Communications Manager を新規にインストールすると、Cisco Unified Communications Manager は、エンタープライズ パラメータを、デバイスのデフォルトの初期値として使用します。

        エンタープライズ パラメータの追加や削除は行えませんが、既存のエンタープライズ パラメータは更新できます。 Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、エンタープライズ パラメータは、CCMAdmin パラメータ、CCMUser パラメータ、CDR パラメータなどのカテゴリに分類されています。

        [エンタープライズパラメータ設定(Enterprise Parameters Configuration)] ウィンドウの疑問符ボタンを使用することにより、エンタープライズ パラメータの詳しい説明を表示できます。

        サービス パラメータ

        Cisco Unified Communications Manager のサービス パラメータでは、選択したサーバ上のさまざまなサービスを設定できます。 [サービスパラメータ設定(Service Parameters Configuration)] ウィンドウに表示される疑問符ボタンをクリックすることにより、パラメータとその説明のリストを表示できます。 特定のパラメータをクリックすると、そのパラメータを先頭にしたリストが表示されます。

        Cisco Unified Serviceability を使用してサービスを非アクティブにした場合、Cisco Unified Communications Manager は更新されたサービス パラメータ値をすべて保持します。 サービスを再開すると、Cisco Unified Communications Manager はサービス パラメータを変更後の値に設定します。


        注意    


        サービス パラメータに変更を加えると、システム障害が発生する場合があります。 変更しようとする機能を完全に理解しているか、Cisco Technical Assistance Center(TAC)から変更するよう求められた場合以外、サービス パラメータを変更しないようにしてください。


        依存関係レコード

        依存関係レコードを使用して、サーバ、デバイス プール、日時グループなどのシステムレベルの設定値に関する特定の情報を検索できます。

        手順
          ステップ 1   Cisco Unified Communications Manager の管理ページの各システムレベル設定のウィンドウで [関連リンク(Related Links)] ドロップダウン リスト ボックスから [依存関係レコード(Dependency Records)] を選択します。
          ステップ 2   [移動(Go)] をクリックします。

          依存関係レコードがシステムで使用できない場合は、[依存関係レコード要約(Dependency Records Summary)] ウィンドウにメッセージが表示されます。


          (注)  


          [デバイスのデフォルト(Device Defaults)] ウィンドウおよび [エンタープライズパラメータ設定(Enterprise Parameters Configuration)] ウィンドウから依存関係レコードを表示することはできません。


          [Cisco Unified CMの設定(Cisco Unified CM Configuration)] の依存関係レコードのウィンドウには、アクセス先の Cisco Unified Communications Manager グループの情報が表示されます。 [日時グループの設定(Date/Time Group Configuration)] の依存関係レコードのウィンドウには、アクセス先のデバイス プールの情報が表示されます。