Cisco Unified Communications Manager システム ガイド、リリース 9.1(1)
Cisco DPA による連動
Cisco DPA による連動
発行日;2013/05/14   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

Cisco DPA による連動

この章では、Cisco Unified Communications Manager システムと Octel ボイスメッセージ システムを連動させたり、このボイスメッセージ システムを Definity または Meridian 1 PBX システムに接続したりすることができる Cisco DPA 7630 および 7610 ボイスメール ゲートウェイ(DPA 7630/7610)について説明します。 この連動により、既存のサードパーティ製テレフォニー システムを Cisco IP テレフォニー システムと併用することができます。

たとえば、Octel ボイスメッセージ用のメッセージ受信のインジケータ(MWI)などの機能を、Cisco Unified IP PhoneCisco Unified Communications Manager に接続)や従来型のテレフォニー電話(Definity または Meridian 1 PBX システムに接続)上で適切に設定できます。

DPA 7630/7610 を使用して、次のシステムを連動できます。

  • Cisco Communications Manager 3.1(1) 以上
  • Octel 200 および 300 ボイスメッセージ システム(APIC/NPIC 連動を使用)
  • Octel 250 および 350 ボイスメッセージ システム(FLT-A/FLT-N 連動を使用)
  • Definity G3 PBX システム(DPA 7630 のみ)
  • Meridian 1 PBX システム(DPA 7610 のみ)

ここでは、DPA 7630/7610 の概要を示し、従来型ネットワークと IP テレフォニー ネットワーク内で行われる他のコンポーネントとの対話について説明します。

DPA 7630/7610

DPA 7630/7610 は、Cisco Unified Communications Manager とOctel システム(PBX システムに接続可能)の間のゲートウェイとして動作し、次のタスクを実行します。

  • Cisco Unified Communications Manager からのコール タイプを判定し、ディスプレイ、ライト、リングの各メッセージを Octel システムに送信します。
  • 転送やメッセージの受信インジケータ(MWI)の設定などが Octel システム内で試行されていることを判別し、それに対応するメッセージを Cisco Unified Communications Manager に送信します。
  • デュアル トーン多重周波数(DTMF)トーンを Skinny Client Control Protocol メッセージに変換します。
  • Companding-law のトランスコーディングおよび音声圧縮を実行します。
  • ボイスメッセージの Real-Time Transport Protocol(RTP)のカプセル化を実行します。

DPA 7630/7610 の概要

Cisco DPA 7630/7610 を使用して、Cisco Unified Communications Manager と Definity PBX システムまたは Meridian 1 PBX システムのいずれかに、既存の Octel ボイスメッセージ システムを連動させることができます。 Definity PBX の場合は DPA 7630 を使用し、Meridian 1 システムの場合は DPA 7610 を使用します。

また DPA 7630/7610 には、デジタル電話や PBX システムをエミュレートする機能もあります。 このエミュレート機能により、Cisco Unified Communications Manager、Octel、Definity、Meridian 1 の各システム上でデジタル電話や PBX システムのように機能できます。

次の図は、Cisco DPA を示しています。

図 1. Cisco DPA



DPA 7630/7610 を使用する状況

Definity G3 PBX または Meridian 1 PBX から Cisco Unified Communications Manager にテレフォニー システムを移行する場合、Cisco Unified Communications Manager への完全なカットオーバーを行うのか、徐々に移行を行うのかを決定する必要があります。 Cisco Unified Communications Manager やシスコのボイスメッセージ ソリューションへの完全なカットオーバーを行う場合、DPA 7630/7610 は必要ありません。 ただし、システムを徐々に移行する場合は、Cisco Unified Communications Manager システムに新しい電話機をインストールする間、Definity または Meridian 1 PBX 上の一部の電話機を維持する必要があります。 既存の Octel ボイスメッセージ システムを Cisco Unified Communications Manager システムと併用する場合もあります。 このような場合は、DPA 7630/7610 が Cisco Unified Communications Manager への移行時に必要になります。

SMDI を使用する状況

Octel のように一度に 1 つの PBX とだけ連動できるように設計されたボイスメッセージ システムでは、移行の際に問題が生じます。 この問題の解決には、複数のクライアントへのボイスメッセージ サービスの連動を可能にするよう設計されている Simplified Message Desk Interface(SMDI)が通常使用されます。

SMDI を使用するには、ボイスメッセージ システムが次の条件を満たしている必要があります。

  • 十分なデータベース容量があり、2 つの PBX システムを同時にサポートし、各メールボックスを正しい PBX に関連付けて正しいリンクに MWI 情報を送信できる。
  • PBX への既存の物理リンクを維持しながら、IP ネットワークをボイスメッセージ システムに物理的に接続できる。
  • アナログ連動をサポートしている。 SMDI は基本的にアナログ技術です。

また、SMDI を使用するには、既存のテレフォニー ネットワークの再構成が必要です。

SMDI を使用しない状況

特に Octel システム上でデジタル インターフェイスを使用している場合、SMDI では問題が解決できない場合があることに注意してください。 デジタル回線カードを使用する Octel システムは、デジタル電話をエミュレートし、PBX 上ではポート単位連動または PBX Integration Card(PIC)と呼ばれるデジタル内線電話として扱われます。 PIC システム上では、音声とデータ(MWI の設定用)のストリームは同じパスを使用します。 MWI の設定と削除は、専用ポート上の機能アクセス コードによって行われます。 これらの PIC ポートは専用インターフェイスを使用するため、標準インターフェイスを使用して PIC ポートを Cisco Unified Communications Manager システムに接続することはできません。

ただし、DPA 7630/7610 を使用すると、これらのインターフェイスを変換して、Cisco Unified Communications Manager、Octel、および Definity または Meridian 1 システム間で通信が可能になります。 ネットワークのニーズに応じて、数種類の連動方式から選択できます。