Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド リリース 9.1(1)
IM and Presence
IM and Presence
発行日;2013/06/21   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

IM and Presence

Cisco Unified CM で IM and Presence サービスを有効にすると、ユーザはインスタント メッセージおよびプレゼンスの機能を利用できるようになります。 管理者はこの機能を通して次の作業を実行できます。

  • Cisco Unified Communications Manager から単一のチェックボックスを通して、エンドユーザのために IM and Presence を簡単に有効にする
  • ボイスメール、メールストア、会議、CTI などの Unified Communications(UC)サービスを設定する
  • UC サービスのサービス プロファイルを設定する
  • 指定した UC サービスのあるサービス プロファイルにユーザを割り当てる
  • ユーザのライン アピアランスを選択し、プレゼンスを有効にする
  • [エンドユーザ(End User)] セットアップ ウィンドウから電話番号とデバイスを関連付ける

この章は、次の内容で構成されています。

IM and Presence のインストールの考慮事項

配置に IM and Presence サービスを追加するには、Cisco Unified CM クラスタをインストールするときに 1 つ以上の IM and Presence サーバをインストールおよび設定する必要があります。

IM and Presence サーバをインストールする方法については、『Installing Cisco Unified Communications Manager, Release 9.0(1)』の「IM and Presence installation」セクションを参照してください。

アップグレード

このセクションには、Unified CMIM and Presence を正しくアップグレードする手順を示します。 サーバのセットアップに応じて、標準アップグレードまたは更新アップグレードを実行できます。

ソフトウェア バージョンの制限

Cisco Unified Communications Manager (Unified CM) のバージョンと IM and Presence サービス ソフトウェアのバージョンは、それぞれのメジャー リリース番号とマイナー リリース番号が同じになる必要があります。 メジャー リリース番号とマイナー リリース番号は次のように定義されます。

9.x.y

ここで、9 = メジャー リリース番号、x = マイナー リリース番号、y = メンテナンス リリース番号。

たとえば、IM and Presence リリース 9.0.2.10000-4 は、Unified CM リリース 9.0.12.30000-2 とは互換性がありますが、Unified CM リリース 9.1.1.10000-3 とは互換性がありません。 同様に、Unified CM リリース 8.6.2.10000-6 は IM and Presence リリース 9.0.1.10000-9 と互換性がありません。

アップグレードするIM and Presence ノードの以降のソフトウェア バージョンは、アップグレードした最初の IM and Presence ノードのバージョン番号の先頭 5 桁とすべて同じになる必要があります。


(注)  


アップグレードしたリリースの Unified CM がアクティブまたは非アクティブなパーティションにすでにインストールされていないかぎり、IM and Presence をアップグレードすることはできません。 IM and Presence をアップグレードする前に、まず Unified CM を対応するバージョンにアップグレードする必要があります。



注意    


プラットフォーム管理 Web サービス(PAWS)管理を使用して IM and Presence をアップグレードする際、Unified CM のアクティブ バーティションで実行されているソフトウェア バージョンに互換性がない場合は、IM and Presence の現在のリリースへのアップグレードとリブートは行わないでください。 実行した場合、アップグレードは予想どおりに失敗しますが、失敗が通知されるのはアップグレード プロセスの最終部分になってからです。 また、システムがリブートする間、システム ダウンタイムを経験することになります。

アップグレードの失敗が遅延して通知される現象は、PAWS Management でアップグレードする場合にのみ生じます。 Cisco Unified IM and Presence オペレーティング システムの管理または CLI を通してアップグレードを行う場合、アップグレードの失敗の通知は、アップグレードの最初に表示されます。


アップグレードの順序


(注)  


Unified CMIM and Presence をアップグレードする順序は非常に重要です。


標準アップグレードの順序
次のアップグレード パスは、標準アップグレードです。
  • Unified CM Release 8.6.x から Unified CM Release 9.0(1)
  • Cisco Unified Presence Release 8.6(4) から IM and Presence Service Release 9.0(1)

標準アップグレードの場合、アップグレードは次の順序で行う必要があります。

  1. Unified CM パブリッシャ ノードのアップグレード。
  2. IM and Presence パブリッシャ ノードと Unified CM サブスクライバ ノードのアップグレード。
  3. IM and Presence サブスクライバ ノードのアップグレード。
  4. Unified CM パブリッシャ ノードのバージョンの切り替え。
  5. IM and Presence パブリッシャ ノードと Unified CM サブスクライバ ノードのバージョンの切り替え。
  6. IM and Presence サブスクライバ ノードのバージョンの切り替え。
更新アップグレードの順序
次のアップグレード パスは、更新アップグレードです。
  • Unified CM Release 8.5 以前から Unified CM Release 9.0(1)
  • Cisco Unified Presence Release 8.6(3) 以前から IM and Presence Service Release 9.0(1)

更新アップグレードの場合、アップグレードは次の順序で行う必要があります。

  1. Unified CM パブリッシャ ノードのアップグレード。
  2. Unified CM パブリッシャ ノードのバージョンの切り替え。
  3. IM and Presence パブリッシャ ノードと Unified CM サブスクライバ ノードのアップグレード。
  4. IM and Presence パブリッシャ ノードと Unified CM サブスクライバ ノードのバージョンの切り替え。
  5. IM and Presence サブスクライバ ノードのアップグレード。
  6. IM and Presence サブスクライバ ノードのバージョンの切り替え。

(注)  


Unified CM の更新アップグレードについては、『Upgrade Guide for Cisco Unified Communications Manager, Release 9.0(1)』のトピック「Software upgrade process overview」を参照してください。


エンドユーザのためのIM and Presence

Cisco Unified Communications Manager の管理で IM and Presence を設定すると、エンドユーザのためのプレゼンス機能が有効になります。これには、プレゼンス ライセンス、UC サービスのプロビジョニング、およびエンドユーザに割り当てられたサービス プロファイルが含まれます。

サーバを設定した後、次のタスクを実行する必要があります。
  1. Cisco Unified CM のエンドユーザのために IM and Presence サービスを有効にする。
    • 既存のユーザの場合、[エンドユーザの設定(end user configuration)] ウィンドウから:[ユーザ管理(User Management)] > [エンドユーザ(End User)]
    • 一括管理ツール(BAT)から:
      • 既存のエンドユーザの場合は [一括管理(Bulk Administration)] > [ユーザ(Users)] > [ユーザの更新(Update Users)]
      • BAT を通して挿入された新規ユーザの場合は [一括管理(Bulk Administration)] > [ユーザ(Users)] > [ユーザテンプレート(User Template)]、その後、[一括管理(Bulk Administration)] > [ユーザ(Users)] > [ユーザの挿入(Insert Users)]
    • 一括管理ツールで複数のユーザを管理する場合:[一括管理(Bulk Administration)] > [ユーザ(Users)] > [ユーザテンプレート(User Template)]
    • 機能グループ テンプレート:[ユーザ管理(User Management)] > [ユーザ/電話の追加(User/Phone Add)] > [機能グループテンプレート(Feature Group Templates)]

      (注)  


      IM and Presence の設定済み機能グループ テンプレートは [ユーザ/電話のクイック追加(Quick User/Phone Add)] ウィンドウを通してユーザに割り当てます:[ユーザ管理(User Management)] > [ユーザ/電話の追加(User/Phone Add)] > [ユーザ/電話のクイック追加(Quick User/Phone Add)]


  2. IM and Presence のために UC サービスを作成し、その UC サービスを、作成したシステム全体のデフォルト サービス プロファイルまたはエンドユーザに個別に関連付けた他のサービス プロファイルに含める。

IM and Presence のためにエンドユーザを設定する方法の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド、リリース 9.0(1)』にある「UC サービスおよびサービス プロファイル」セクションを参照してください。

プレゼンスのためのディレクトリ UC サービス

Cisco Unified CM では、ディレクトリ UC サービスおよびサービス プロファイルを設定できます。 この機能は、IM and Presence 対応のクライアントで、ディレクトリ検索プレゼンスおよび連絡先追加機能のために使用します。

3 つのディレクトリ オプションがあります。

ユーザ データ サービス(UDS)

ユーザ データ サービスは、Cisco Unified CM バックエンド ストレージに保存されたユーザ情報へのアクセスを提供するサービスです。 このディレクトリ オプションは、[ユーザ管理(User Management)] > [ユーザ設定(User Settings)] > [サービスプロファイル(Service Profile)] メニュー パスからアクセスできます。

拡張ディレクトリ UC サービス
拡張ディレクトリはディレクトリ UC サービスの製品タイプの 1 つであり、クライアントがデスクトップ デバイスからデフォルトでディレクトリ設定とマッピングを特定できる場合に使用します。

(注)  


デフォルトを変更する必要がある場合は、お客様の TFTP ファイルを Cisco Unified CM にロードする必要があります。 詳細については、『Cisco Jabber for Windows』のドキュメントを参照してください。


基本ディレクトリ UC サービス
基本ディレクトリはディレクトリ UC サービスの製品タイプの 1 つであり、サーバ上でここに Lightway Directory Access Protocol(LDAP)のすべての属性マッピング設定を指定すると、クライアントはこれをダウンロードして使用できるようになります。

(注)  


これらのマッピングは、IM and Presence の管理 GUI の [アプリケーション(Application)] > [レガシークライアント(Legacy Clients)] > [設定(Settings)] で指定されます。



ヒント


シスコ クライアントはさまざまなディレクトリ UC サービスをサポートしているため、3 つのディレクトリ サービスをすべて単一のサービス プロファイルに設定することをお勧めします。



(注)  


Cisco Jabber for Windows クライアントは、UDS または他の LDAP ディレクトリ(拡張ディレクトリなど)を使用できます。 拡張ディレクトリがデフォルトに設定されており、ほとんどの場合でディレクトリ統合の最善のオプションとなります。 詳細については、Cisco Jabber for Windows のマニュアルを参照してください。



(注)  


マルチクラスタの配置で各クラスタのデータベースにユーザの完全なエンタープライズ リストがない場合、UDS は現在推奨されていません。


IM and Presence のその他の機能

IM and PresenceUnified CM と併用できるようにインストールし、エンドユーザに対して IM and Presence の設定を行うと、IM and Presence 対応クライアントのエンドユーザは次の作業を行えます。サインイン、プレゼンス確認用の連絡先リストの作成、ディレクトリ検索を介したユーザのプレゼンスの取得、および Microsoft Outlook を介した統合プレゼンスの取得(クライアント サポートに依存)。

IM and Presence の他の機能を設定するには、次のアクションを行います。

表 1 IM and Presence のその他の機能

アクション

情報の入手先

すべてのデバイスに関するネットワーク ベースの電話のプレゼンスをユーザに報告できるようにするため、それぞれのライン アピアランスをユーザに関連付ける必要がある。

このタスクは、[エンドユーザ(End User)] 設定ウィンドウの [デバイスの設定(Device Settings)] から行えます。 『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド、リリース 9.0(1)』の「エンドユーザの設定」を参照

IM and Presence のパブリッシュ トランクを設定する必要がある。

『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager, Release 9.0(1)』の「Cisco Unified Communications Manager configuration for integration with IM and Presence」を参照

電話プレゼンスの利用性を高めるには、IM and Presence サーバで Cisco Unified CM プレゼンス ゲートウェイも設定する必要がある。

『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager, Release 9.0(1)』の「Cisco Unified Communications Manager configuration for integration with IM and Presence」を参照

IM and Presence サービスの他の機能の詳細については、『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager, Release 9.0(1)』を参照してください。