Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド リリース 9.1(1)
ライセンス
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発行日;2013/06/21   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

ライセンス

Cisco Unified Communications Manager のライセンスは、Enterprise License Manager によって管理されます。 ライセンスは、ライセンスの使用状況情報を Unified Communications Manager から収集し、ライセンスがコンプライアンスまたは非コンプライアンスを示すレポートを返す Enterprise License Manager にインストールされます。 Unified Communications Manager は、システム上のユーザおよびデバイスの合計数に基づいて、ライセンスの使用状況を計算します。

Unified Communications Manager のライセンス

Unified Communications Manager のすべてのライセンスは、Enterprise License Manager で集中的に処理されます。 Unified Commucications Manager は、Enterprise License Manager と通信してライセンス要件を提示します。 ユーザ、電話機、その他のサービスが Unified Communications Manager でプロビジョニングされるとライセンス要件が追加され、 Unified Communications Manager は対応するライセンス要件を Enterprise License Manager に送信します。 Enterprise License Manager は、Unified Communications Manager のライセンス要件を使用可能なインストール済みのライセンスと比較して、ライセンスのコンプライアンスまたは非コンプライアンスを示すレポートを返します。 Unified Communications Manager ライセンスのタイプは、Cisco Unified Workspace ライセンス(UWL)または Cisco User Connect ライセンス(UCL)として使用可能です。

UWL を使用すると、経済的で簡単にパッケージングされた広範囲のシスコのコラボレーション アプリケーションやサービスにアクセスすることができます。 これには、ソフトウェア クライアント、アプリケーション サーバ、ユーザごとのライセンスが含まれています。 必要性と選択するデバイスに応じて、Cisco Unified Workspace ライセンスの Professional Edition と Standard Edition を使用できます。

一方、UCL は各 Cisco Unified Communications 製品のユーザベース ライセンスで、 ソフトウェア クライアント、アプリケーション サーバ ソフトウェア ライセンス、基本的な Unified Communications アプリケーションが含まれています。 必要性と選択するデバイスに応じて、UCL の Essential、Basic、Enhanced、Enhanced Plus のいずれかを使用できます。

Unified Communications Manager ライセンスのタイプは、次のとおりです。

Essential Essential User Connect ライセンス:基本ボイスを提供するデバイスまたはアナログ デバイス(電話機またはファクス)1 台をサポート (例:アナログ電話機、ATA 186、ATA 187、Cisco 3905、Cisco 6901)。
Basic Basic User Connect ライセンス:すべての Essential デバイスを含む 1 台のデバイスと、基本的な(ボイスおよびビデオ)コール制御機能をサポート (例:Cisco 6911、Cisco 6921)。
Enhanced Enhanced User Connect ライセンス:すべての Basic デバイスを含む 1 台のデバイスと、デスクトップおよび携帯クライアントを含む拡張(ボイスおよびビデオ)コール制御機能をサポート (例:Cisco 3911、Cisco 3951、Cisco 6941、Cisco 6945、Cisco 6961、Cisco 79xx、Cisco 89xx、Cisco 99xx、Cisco E20、Cisco TelePresence EX60、Cisco TelePresence EX90、サード パーティ SIP)。
Enhanced Plus Enhanced Plus User Connect ライセンス:すべての Enhanced デバイスを含む最大 2 台デバイスをサポート。
CUWL Standard Unifeied CM の CUWL Standard Unified Workspace Licensing (UWL)ライセンス:デスクトップおよび携帯を含む拡張(ボイスおよびビデオ)コール制御機能と、ユーザごとに最大 10 台のデバイスをサポート。
CUWL Professional Unified CM の CUWL Professional Unified Workspace Licensing(UWL)ライセンス:CUWL Standard の機能と専門的なコラボレーション ワークスペース アプリケーション機能を含む。
TelePresence Room TelePresence Room ライセンス:イマーシブおよびマルチパーパスの Cisco TelePresence System エンドポイントに基づくルームをサポート (例:Cisco TelePresence System シリーズ 3200、3000、1300、Cisco TelePresence MX シリーズ、Cisco TelePresence TX シリーズ、Cisco TelePresence System Profile シリーズ)。

詳細については、『Enterprise License Manager User Guide』を参照してください。

ライセンスの使用状況レポート

ライセンスの使用状況レポートには、Enterprise License Manager に報告されるものと同じシステム ライセンスの使用状況のサマリーと詳細情報が表示されます。

使用状況の詳細には、ライセンスのタイプ、ユーザ、および未割り当てのデバイスが含まれます。 使用状況の情報は毎日 1 回更新されますが、[使用状況の詳細の更新(Update Usage Details)] をクリックして手動で更新することもできます。 [使用状況の詳細の更新(Update Usage Details)] をクリックするとリソースが集中的に使用されるため、システムのサイズによっては処理が完了するまでに数分かかることがあります。 Unified Communications のライセンス情報を確認するリンクは、[すべてのライセンスタイプの説明とデバイスの分類の表示(View all license type descriptions and device classifications)] にあります。

アラームまたはライセンス アラート(ライセンスの非コンプライアンス状態)が発生すると、ステータス メッセージが表示されます。 ステータス メッセージの詳細については、「アラーム、アラート、およびライセンス ステータス通知」を参照してください。 ライセンスのコンプライアンスおよび非コンプライアンスの詳細については、「ライセンス コンプライアンス」を参照してください。

[ライセンス要件(タイプ別)(License Requirements by Type)] テーブルには、現在のシステム ライセンス要件が表示されます。 これには、現在のライセンスの使用状況(必要なライセンス数)がライセンスのタイプ別に示され、ライセンスが必要なユーザ数および未割り当てのデバイス数がライセンスのタイプ別にまとめられます。 ライセンス タイプ別レポートのリンクは、ユーザ(数)または未割り当てのデバイス(数)ごとに表示され、ドリルダウン リンクが含まれています。 ユーザ レポートの場合は、[ユーザID(User ID)] リンクをクリックすると、ユーザ ID ごとにユーザ設定の詳細が表示されます。 [詳細の表示(View Details)] リンクをクリックすると、ユーザ ID ごとにライセンス要件が表示されます。 未割り当てのデバイス レポートの場合は、必要なデバイスのタイプとライセンスのタイプが未割り当てのデバイスごとに表示されます。

ユーザおよび未割り当てのデバイス別にまとめられたライセンスの使用状況レポートも使用できます。 [ユーザ(Users)] 行には、システムに設定されたユーザの合計数が表示され、 ユーザの [使用状況レポートの表示(View Usage Report)] では、システムに設定されたすべてのユーザと対応する各ライセンス要件のレポートが表示されます。 また、未割り当てのデバイスの [使用状況レポートの表示(View Usage Report)] では、未割り当てのデバイス(ユーザに関連付けられていないデバイス)の合計数が表示されます。


(注)  


Cisco Unified Communications の管理ページでユーザ ID をデバイスに割り当てると、そのデバイスはライセンスの使用状況レポートの [未割り当てのデバイス(Unassigned Devices)] から [ユーザ(Users)] に移動します。 ただし、エンド ユーザの制御するデバイスのリストにデバイスを追加しても、そのデバイスに関する「ライセンスの使用状況レポート」の出力結果は変わりません。 ユーザへのデバイスの割り当ての詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。


[Enterprise License Manager] セクションには、Unified Communications ManagerEnterprise License Manager の管理対象であるかどうかが表示されます。 UCM がEnterprise License Manager 製品のインベントリに追加されている場合は、Enterprise License Manager サーバのログイン ページへのリンクが表示されます。 24 時間ごとに少なくとも 1 回以上、Unified Communications ManagerEnterprise License Manager に接続する必要があります。 このライセンス要件に含まれる Unified Communications Manager および Enterprise License Manager の接続と通信は、同期と呼ばれます。 Enterprise License Manager のステータスには、Unified Communications ManagerEnterprise License Manager の間で同期が正常に完了した最終日時のタイム スタンプが表示されます。

ライセンス コンプライアンス

最初にインストールすると Unified Communications Manager は、Enterprise License Manager と正常に同期してライセンスが Enterprise License Manager にインストールされるまでの 60 日間の猶予期間、デモンストレーション モードで完全に動作します。 Enterprise License Manager が登録され、ライセンスが登録されて Unified Communications Manager との同期が行われると、Enterprise License ManagerUnified Communications Manager 製品インスタンスと毎日通信します。 Unified Communications Manager は、すべてのライセンス要件をタイプ別に Enterprise License Manager へレポートします。 Enterprise License Manager は、接続しているすべての Unified Communications Manager 製品インスタンスのライセンス要件をまとめて、それらの要件全体を使用可能なインストール済みライセンス全体と比較します(同一製品タイプのすべての製品インスタンスごとに、ライセンス要件とインストール済みライセンスのタイプがまとめられます)。Enterprise License Manager は、対象の製品インスタンスに次のいずれかのステータス レポートを返します。

  • コンプライアンス
  • 非コンプライアンス

非コンプライアンスが発生するのは、次のいずれかの場合です。

  • ライセンス数が不足している
  • Enterprise License Manager と正常に同期していない

Unified Communications Manamer で非コンプライアンスの状態のライセンスは、60 日間の猶予期間の後に適用されます。 猶予期間を過ぎると Unified Communications Manager は非コンプライアンスに設定され、次のようなサービスの低下が発生します。

  • デバイスとユーザのプロビジョニングはできません。 ライセンスに影響するユーザの設定(たとえば、[IM and Presenceの有効化(Enable IM and Presence)] や [モビリティの有効化(Enable Mobility)] のチェックボックス)の変更はできません。
  • デバイスとユーザのデプロビジョニングはできません。 ライセンスに関連する設定の変更(たとえば、IM and Presence やモビリティを無効化すること)は可能です。

ライセンスの操作の詳細については、『Enterprise License Manager User Guide』を参照してください。

ライセンスのトラブルシューティング

Unified Communications Manager ライセンスは、Enterprise License Manager によって管理されます。Enterprise License Manager はライセンスの履行を制御し、サポート対象製品の間でライセンスの割り当てや調整をサポートします。 また、Enterprise License Manager は使用状況と権利状況に関するエンタープライズ レベルのレポートを提供し、その中にはステータス メッセージも含まれています。 アラームは Unified Communications Manager によって生成されます。

アラーム

Unified Communications Manager は、ライセンスに関する次のアラームを生成します。

アラーム

説明

推奨処置

CiscoElmNotConnected

Enterprise License Manager が接続されていません(警告アラーム)

Enterprise License Manager を製品に接続します。

CiscoNoProvisionTimeout

ライセンスの猶予期間が終了しました(警告アラーム)

追加のライセンスをアップロードします。 Enterprise License Manager が製品に接続されていることを確認します。

CiscoSystemTimeChange

システム時刻が変更されました(情報アラーム)

システム時刻が変更された原因を特定します。

CiscoGraceTimeLeft

猶予期間の終了が近付いており、プロビジョニングができなくなります(情報アラーム)

追加のライセンスをアップロードします。 Enterprise License Manager が製品に接続されていることを確認します。

CiscoSystemInOverage

システムが超過しており、これはシステムのライセンス リソース制限が超過したことを意味します(警告アラーム)

追加のライセンスをアップロードします。 Enterprise License Manager が製品に接続されていることを確認します。

CiscoSystemSecurityMismatch

Cisco Unified Communications Manager と Enterprise License Manager の間で証明書が不一致です(エラー アラーム)

Enterprise License Manager の証明書を確認します。 これは Man-in-the-Middle(中間者)攻撃の可能性があります。

Unified Communications Manager に必要なライセンスがない場合には、アラートが生成されます。アラートについては、『Cisco Unified Real Time Monitoring Tool Administration Guide』を参照してください。

Enterprise License Manager のステータス メッセージ

次に、ライセンスの使用状況レポートの画面に表示されるすべてのステータス メッセージのリストを示します。

デバイス 状態 アラーム メッセージ 説明
Unified Communications Manager デモ モード システムは 60 日間で期限が切れるデモ ライセンスで稼動しています。 ユーザおよびデバイスのプロビジョニングを引き続き実行できるように、このシステムを Enterprise License Manager に追加して、使用に必要なライセンスを期限切れになる前にインストールします。 新規インストール:スターター ライセンス。
Unified Communications Manager ライセンス超過 システムはライセンス数が不足した状態で稼動しています。 ユーザおよびデバイスのプロビジョニング機能を復元するためには、Enterprise License Manager で追加ライセンスを設定します。 ライセンス リソースの制限を超過し、システムがライセンス不足の状態で稼動しています。
Unified Communications Manager Enterprise License Manager 未接続 システムが 10 日間、Enterprise License Manager と正常に同期していません。 50 日間以内に正常に同期しないと、ユーザとデバイスのプロビジョニングを実行できなくなります。 Unified Communications Manager から Enterprise License Manager への接続が失われているか、同期が正常に行われていません。

次に、Enterprise License Manager の画面に表示されるすべてのステータス メッセージのリストを示します。

デバイス 状態 アラーム メッセージ 説明
Enterprise License Manager デモ モード Enterprise License Manager はデモ モードで稼動しています。 使用中の製品の機能を失わないためには、製品インスタンスのライセンス要件に必要なライセンスをインストールします。 新規インストール:製品ライセンスがインストールされていません。
Enterprise License Manager ライセンス超過 ライセンス不足 ダッシュボード内の Enterprise License Manager にメッセージが表示され、ライセンスの使用状況が表示されます。
Enterprise License Manager Enterprise License Manager 未接続
  • インスタンスに到達できません
  • ログインに失敗しました
  • 証明書が一致しません
  • 登録が競合しています
  • サーバ タイプが無効です
  • 製品タイプが一致しません
  • 製品インスタンスが重複しています
デバイスと同期していません。 ダッシュボードにメッセージ(同期ステータスと最終の日付)が表示され、インベントリが表示されます。