Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド リリース 9.1(1)
クラスタ間検索サービス
クラスタ間検索サービス
発行日;2013/06/21   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

クラスタ間検索サービス

複数のクラスタでクラスタ間検索サービス(ILS)を設定すると、ILS は、ILS ネットワーク内のリモート クラスタの現在のステータスを反映するよう、Cisco Unified Communications Manager を更新します。

ILS クラスタのディスカバリ サービスにより、Cisco Unified Communications Manager は、管理者が手動で各クラスタの接続を設定しなくても、リモート クラスタについて把握できます。

ILS URI レプリケーション機能により、ILS は、ILS ネットワーク内の他のクラスタとディレクトリ URI カタログを交換できます。 URI レプリケーションは、クラスタ間 URI ダイヤリングをサポートしています。

ILS はクラスタ全体で実行されます。 ILS を 1 つのクラスタ ノードで設定すると、ILS はその設定をクラスタ内の他のノードにも適用します。

ILS ネットワークの設定

ILS ネットワークの設定に必要な手順は、次のとおりです。

手順
    ステップ 1   ネットワークを研究し、ILS トポロジを設計します。
    ステップ 2   ネットワーク内の各クラスタに固有のクラスタ ID を割り当てます。
    ステップ 3   クラスタ間で TLS 認証を使用する際に、信頼された認証局の署名がある証明書を使用していない場合は、ILS トポロジの各クラスタ間で Tomcat 証明書を交換する必要があります。 Cisco Unified オペレーティング システムの管理から、証明書の一括管理の機能を使って次が行えます。
    1. ネットワーク内の各クラスタから、中央のロケーションに証明書をエクスポートする。
    2. エクスポートした証明書を、ILS ネットワーク内の 1 つのサーバから統合する。
    3. ネットワーク内の各クラスタから、ローカル クラスタに証明書をインポートする。
    ステップ 4   リモート クラスタ間でパスワード認証を使用する場合は、ILS ネットワーク内のクラスタ間で行われるすべての通信にパスワードを割り当てます。
    ステップ 5   次の手順に従って、ILS ネットワーク内の最初のハブ クラスタの ILS をアクティブ化します。
    1. Cisco Unified CM の管理ページで、[拡張機能(Advanced Features)] > [ILS設定(ILS Configuration)] を選択します。
    2. [権限(Role)] を [ハブクラスタ(Hub Cluster)] に変更して、[保存(Save)] をクリックします。
    3. [ILS設定登録(ILS Configuration Registration)] ポップアップ ウィンドウで、[登録サーバ(Registration Server)] テキストボックスは空のままにして、[OK] をクリックします。
    ステップ 6   ILS ネットワークの残りのハブ クラスタおよびスポーク クラスタで ILS をアクティブ化します。 登録サーバについてプロンプトが表示されたら、ILS ネットワーク内の既存のハブ クラスタにあって、ILS がローカル サーバでアクティブ化されている任意のノードの IP アドレスを入力します。
    ステップ 7   [ILS設定(ILS Configuration)] ウィンドウの [ILSクラスタとディレクトリURIインポート済みカタログ(ILS Clusters and Directory URI Imported Catalogs)] ビューでネットワークを表示して、ILS ネットワークが設定されていることを確認します。 ネットワークが完全に表示されれば、ILS ネットワークはクラスタ ディスカバリ用に設定されています。
    (注)     

    残りのステップは、クラスタ間 URI ダイヤリングをサポートするよう ILS を設定する場合にのみ実行します。

    ステップ 8   ILS でクラスタ間 URI ダイヤリングをサポートするには、[クラスタ間ディレクトリURI 設定(Intercluster Directory URI Configuration)] ウィンドウの [ディレクトリURIカタログとリモートクラスタの交換(Exchange Directory URI Catalogs with Remote Clusters)] チェックボックスをオンにします。
    ステップ 9   [クラスタ間ディレクトリURI 設定(Intercluster Directory URI Configuration)] ウィンドウで、ローカル クラスタのルート文字列を入力します。
    ステップ 10   発信トランクへのリモート クラスタ用のルート文字列と合致する SIP ルート パターンを設定します。
    ステップ 11   ILS を実行していないコール制御システム(Cisco VCS など)に ILS ネットワークを接続する場合、他のシステムからディレクトリ URI カタログを Cisco Unified Communications Manager にインポートします。

    ILS ネットワーク コンポーネント

    Cisco Unified CM の管理では、クラスタのペアに ILS を設定した後、それらのクラスタを統合して ILS ネットワークを形成できます。 ILS では、追加のクラスタをネットワークに統合する場合に、各クラスタ間の接続を設定する必要がありません。

    ILS ネットワークは次のコンポーネントで構成されます。

    • ハブ クラスタ
    • スポーク クラスタ
    • ディレクトリ URI インポート済みカタログ

    ILS ネットワークの各クラスタは、ハブ クラスタまたはスポーク クラスタのいずれかに設定する必要があります。 それぞれの ILS ネットワークには少なくとも 1 つのハブ クラスタが必要です。

    ILS ネットワークの現在の構造とステータスは、Cisco Unified CM の管理ページにある [ILS設定(ILS Configuration)] ウィンドウの [ILSクラスタとディレクトリURIインポート済みカタログ(ILS Clusters and Directory URI Imported Catalogs)] ビューで表示できます。

    ハブ クラスタ

    それぞれの ILS ネットワークには少なくとも 1 つのハブ クラスタが必要です。 ハブ クラスタは ILS ネットワークのバックボーンを形成します。 ハブ クラスタは ILS ネットワーク内の他のハブ クラスタとの間で ILS の更新を交換し、次いでスポーク クラスタとの間でその情報のやり取りを中継します。

    ILS は、自動メッシュ機能を使って ILS ネットワーク内のすべてのハブ クラスタとフル メッシュ接続を作成します。 新しいハブ クラスタが既存の ILS ネットワーク内の別のハブ クラスタに登録されると、ILS は ILS ネットワーク内のすべての既存のハブ クラスタと新しいハブ クラスタとの間にフル メッシュ接続を自動的に作成します。

    ハブ クラスタは、他の複数のハブ クラスタと接続できますし、ネットワーク内の単独のハブ クラスタとして設定することもできます。 加えて、ハブ クラスタは複数のスポーク クラスタと接続できますし、スポーク クラスタなしで設定することもできます。

    スポーク クラスタ

    ILS ネットワーク内のスポーク クラスタは ILS 更新を ILS ネットワークの他の部分とやり取りするために、接続されているハブ クラスタに依存して、これを中継してもらいます。 ハブ クラスタは複数のスポークを持つことができますが、スポーク クラスタは 1 つのハブ クラスタしか持つことができません。 スポーク クラスタはローカル ハブ クラスタのみと接続し、他のハブ クラスタまたは他のスポーク クラスタとは直接接続しません。

    ディレクトリ URI インポート済みカタログ

    サードパーティ コール制御システムを ILS ネットワークに接続することはできません。 ただし、サードパーティ システムに URI ダイヤリングの互換性を提供するために、ILS ネットワークの任意のハブ クラスタに CSV ファイルからサードパーティ ディレクトリ URI カタログを手動でインポートできます。 ILS はディレクトリ URI インポート済みカタログを維持し、そのカタログをネットワーク内の他のクラスタに複製します。そのため、ILS ネットワーク内のどのサーバからも、いずれかのサードパーティ ディレクトリ URI にダイヤルできます。 ディレクトリ URI インポート済みカタログは、[ILS設定(ILS Configuration)] ウィンドウの [ILSクラスタとディレクトリURIインポート済みカタログ(ILS Clusters and Directory URI Imported Catalogs)] ビューで、それ自身のアイテムとして表示されます。

    サードパーティ ディレクトリ URI カタログは、ハブ クラスタにのみインポートできます。 サードパーティ ディレクトリ URI カタログは、スポーク クラスタにはインポートできません。

    同期更新

    ILS はクラスタの同期更新にプル ベース モデルを採用しており、ILS クラスタがリモート クラスタに更新要求を送信すると、リモート クラスタはそれに応答して、要求された情報を返します。 更新要求の間隔は、Cisco Unified CM の管理ページにある [ILS設定(ILS Configuration)] ウィンドウで設定された同期間隔によって決まります。

    同期間隔はまた、個別の ILS クラスタ内で、さまざまなクラスタ ノードが ILS 設定を同期するまでの時間を決定します。

    ILS ネットワーク トポロジの設定に関する詳細については、『Cisco Unified Communications System SRND』を参照してください。

    ILS クラスタ ディスカバリ

    クラスタ ディスカバリは ILS が提供する基本サービスです。 ILS クラスタ ディスカバリでは、管理者がクラスタ間の接続を手動で設定しなくても、Cisco Unified Communications Manager クラスタがリモート クラスタについて動的に把握できます。

    たとえば、4 つの Cisco Unified Communications Manager クラスタがある既存の ILS ネットワークに別のクラスタを追加する場合は、新しいクラスタで ILS を設定した後、そのクラスタを既存の ILS ネットワークの任意のハブ クラスタに登録できます。 ILS は、既存のネットワークにあるすべてのクラスタについて、新しいクラスタに自動的に通知します。

    ILS ネットワークの各クラスタは更新メッセージをやり取りします。これはピア情報ベクターと呼ばれ、ネットワーク内の各クラスタのステータスをリモート クラスタに知らせることを目的としています。 更新メッセージには、ネットワーク内の既知のクラスタに関する次の情報が含まれます。

    • クラスタ ID
    • クラスタの説明とバージョン
    • ホストの完全修飾ドメイン名
    • ILS がアクティブ化されているクラスタ ノードの IP アドレスとホスト名

    Cisco Unified CM の管理ページで [拡張機能(Advanced Features)] > [クラスタビュー(Cluster View)] を選択すると表示できるリモート クラスタのリストは、ILS クラスタ ディスカバリ機能によって自動的に入力されます。 このウィンドウから、クラスタ間のエクステンション モビリティ、TFTP、RSVP エージェントといったサービスをリモート クラスタ用に設定できます。

    URI レプリケーションもネットワークで有効な場合、ILS はディレクトリ URI のリストを含む別個のメッセージを送信します。

    ILS でのディレクトリ URI レプリケーション

    Cisco Unified Communications Manager は、クラスタ間検索サービス(ILS)を使ってクラスタ間 URI ダイヤリングをサポートします。 ILS を使うと、リモート Cisco Unified Communications Manager クラスタの大きなネットワークを作成できます。 ILS にはオプションのディレクトリ URI レプリケーション機能もあり、ILS ネットワークのクラスタが ILS ネットワークの他のクラスタにディレクトリ URI を複製することを可能にします。

    ディレクトリ URI レプリケーションはクラスタごとに設定されます。 なお、1 つのクラスタで機能を無効のままにすると、ネットワークの他のクラスタにも影響が及ぶ可能性があります。 たとえば、ディレクトリ URI レプリケーションが ILS ネットワーク全体で設定されているのに 1 つのハブ クラスタで無効のままにすると、そのハブに接続されているスポーク クラスタは ILS ネットワークの他の部分とディレクトリ URI を交換できません。

    クラスタで URI レプリケーションを有効にするには、[クラスタ間ディレクトリURI設定(Intercluster Directory URI Configuration)] に表示される [ディレクトリURIとリモートクラスタの交換(Exchange Directory URIs with Remote Clusters)] チェックボックスをオンにします。 このチェックボックスをオンにすると、各クラスタは ILS ネットワークの他のクラスタに以下のものを送信します。

    • ローカル クラスタに知られているすべてのディレクトリ URI。
    • ディレクトリ URI の各セットのローカル ルート文字列。

    ディレクトリ URI カタログ タイプ

    個別のクラスタ内で、ディレクトリ URI は次のように分類できます。

    • ローカル ディレクトリ URI:ローカル システムで設定され、ローカル Unified CM データベースに保存されているディレクトリ URI。
    • リモート ディレクトリ URI:別のクラスタで設定された後、このクラスタに複製されたディレクトリ URI。
    • インポート済みディレクトリ URI カタログ:このクラスタに手動でインポートされたサードパーティのディレクトリ URI。
    • リモート インポート済みディレクトリ URI カタログ:ILS ネットワーク内の別のクラスタに手動でインポートされた後、ILS でこのクラスタに複製されたサードパーティのディレクトリ URI。

    ローカル ディレクトリ URI はローカル Unified CM データベースに保存されます。 その他のすべてのディレクトリ URI は ILS が維持する CSV ファイルに保存されます。 ディレクトリ URI レプリケーションを有効にすると、ILS はあらゆるタイプのディレクトリ URI を ILS ネットワーク内の他のクラスタと交換します。

    ルート文字列

    クラスタ間 URI ダイヤリングを実装するには、ILS ネットワーク内の各クラスタを、発信トランクへのルート文字列と一致するルート文字列および SIP ルート パターンを使用して設定する必要があります。

    多くの場合、ディレクトリ URI のホスト部分は、Unified CM がそのディレクトリ URI に関連付けられた電話機があるクラスタを特定できるほど詳細ではありません。 ルート文字列は、Unified CM がコールをルーティングするために使用できる追加情報を提供します。 URI レプリケーションを有効にすると、Unified CM はディレクトリ URI と、そのディレクトリ URI が保存されているローカル クラスタのルート文字列を交換します。

    ルート文字列は任意で作成できます。 たとえば、San Jose と Paris のクラスタに属している場合、それぞれのクラスタのルート文字列として SanJose.USA.NorthAmerica および Paris.France.Europe を割り当てることができます。

    さまざまなクラスタにルート文字列を割り当てた後、ILS ネットワーク内のネクストホップ クラスタのルート文字列と一致する SIP ルート パターンを設定する必要があります。 たとえば、San Jose クラスタでは、ルート文字列が Paris.France.Europe であるコールを発信 SIP トランクにルーティングする SIP ルート パターンを設定できます。

    San Jose クラスタが Paris クラスタからのディレクトリ URI 宛てのコールを受けた場合、Unified CM は ILS が維持するディレクトリ URI のリストを確認し、ディレクトリ URI とそのローカル ルート文字列である Paris.France.Europe を取得します。 Paris.France.Europe へのコールをルーティングする SIP ルート パターンが設定されている場合、Unified CM はそのルート パターンの発信トランクにコールを送ります。

    ルート文字列の設定の詳細については、『Cisco Unified Communications System SRND』を参照してください。

    [ILS設定(ILS Configuration)] ウィンドウ

    Cisco Unified Communications Manager の管理ページでは、[拡張機能(Advanced Features)] > [ILS設定(ILS Configuration)] メニュー パスを使用して、Cisco Unified Communications Manager クラスタでクラスタ間検索サービス(ILS)を設定します。

    ILS は個々のクラスタ ノードでアクティブ化されて実行されますが、設定項目はクラスタ全体に適用されます。 1 つのクラスタ ノードで ILS が設定された後、それらの設定は他のクラスタ ノードにも適用されます。 ILS 設定が他のクラスタ ノードに適用されるまでの時間は、入力した同期値によって決まります。

    次の表に、[ILS設定(ILS Configuration)] フィールドの設定を示します。

    表 1 ILS の設定項目
    フィールド 説明

    [権限(Role)]

    ドロップダウン リストボックスで、該当するクラスタの ILS 権限を次のオプションから選択します。

    • [スタンドアロンクラスタ(Stand Alone Cluster)]:スタンドアロン クラスタは ILS ネットワークに参加できません。 これがデフォルトのオプションです。
    • [ハブクラスタ(Hub Cluster)]:ハブ クラスタは ILS ネットワーク内でハブの役割を果たします。 ハブ クラスタは、複数のハブ クラスタおよびスポーク クラスタに接続できます。 ハブ クラスタは他のハブ クラスタと ILS 更新を交換し、その情報をスポーク クラスタに伝達します。 設定しているクラスタがハブ クラスタで、そのハブ クラスタをリモート ハブ クラスタに接続する場合、[保存(Save)] をクリックした後に表示される [ILSクラスタ登録(ILS Cluster Registration)] ポップアップ ウィンドウで、リモート ハブ クラスタの登録サーバを入力します。 このハブ クラスタを別のハブ クラスタに接続する場合は、[別のハブに登録(Register to another hub)] ボタンをクリックして、接続先のハブ クラスタにあるサーバの IP アドレスまたはホスト名を入力します。 このボタンは、ローカル クラスタがスタンドアロン クラスタまたはスポーク クラスタとして有効な場合は表示されません。
    • [スポーククラスタ(Spoke Cluster)]:スポーク クラスタは単一のハブ クラスタに登録されます。 スポーク クラスタは、リモート クラスタとの通信でハブに依存します。 スポーク クラスタを選択した場合、[保存(Save)] ボタンをクリックした後に表示されるテキストボックスで、登録サーバを入力する必要があります。

    [クラスタ同期間隔(Synchronize Clusters Every)]

    ILS 更新がないか、ローカル クラスタがリモート クラスタを確認する間隔を分単位で入力します。 デフォルト値は 10 分です。

    [ILS認証(ILS Authentication)]

    [TLS証明書の使用(Use TLS Certificates)]

    このオプション ボタンをクリックすると、リモート クラスタ間の通信を暗号化するために TLS を使用するよう ILS を設定できます。 このオプション ボタンをオンにして、信頼された認証局による署名のない証明書を使用している場合は、ネットワークのクラスタ間で Tomcat 証明書を交換する必要があります。

    [パスワードの使用(Use Password)]

    このオプション ボタンをクリックすると、リモート クラスタ間の通信で TCP 認証を使用するよう ILS を設定できます。 このオプション ボタンをオンにした場合、パスワードを入力する必要があります。 ネットワーク内のすべてのクラスタに同じパスワードを設定する必要があります。

    [パスワードの確認(Confirm Password)]

    [パスワードの使用(Use Password)] をオンにした場合は、ここでパスワードを確認します。

    [サーバアクティベーション(Server Activation)]

    (+)記号をクリックして、[サーバアクティベーション(Server Activation)] セクションを開きます。 このセクションでは、クラスタ内の個々のサーバで ILS をアクティブまたは非アクティブにできます。 矢印をクリックすると、[アクティブ(Activated)] および [非アクティブ(Deactivated)] リスト ボックス間でサーバを移動できます。 変更を行った後、[保存(Save)] をクリックして、サーバで ILS をアクティブまたは非アクティブにします。

    • [アクティブ(Activated)]:このリスト ボックスには、ローカル クラスタ内にある、現在 ILS サービスがアクティブなすべてのサーバが表示されます。
    • [非アクティブ(Deactivated)]:このリスト ボックスには、ローカル クラスタ内にある、ILS サービスが非アクティブなすべてのサーバが表示されます。
    (注)     

    サーバを [アクティブ(Activated)] リスト ボックスに移動した後、[保存(Save)] をクリックするまで ILS サービスはサーバでアクティブになりません。 サーバで ILS をアクティブにしてから、ILS サービスがサーバで実際にアクティブになるまでに数分かかる場合があります。

    [登録サーバ(Registration Server)]

    [登録サーバ(Registration Server)] テキスト ボックスは、[権限(Role)] をスポーク クラスタまたはハブ クラスタに変更して [保存(Save)] をクリックした後に表示される [ILSクラスタ登録(ILS Cluster Registration)] ポップアップ ウィンドウに表示されます。

    登録サーバを入力するには、接続先のハブ クラスタ内にある任意のサーバの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名を入力します。 次の場合に登録サーバを入力する必要があります。

    • スポーク クラスタを設定する場合、接続先のハブ クラスタの登録サーバを入力する必要があります。
    • ハブ クラスタを設定する場合、このハブ クラスタを ILS ネットワークの別のハブ クラスタに接続する場合にのみ登録サーバを入力する必要があります。 それ以外の場合はこのフィールドを空のままにします。

    ILS がローカルおよびリモート クラスタの両方で実行されている場合、ILS は登録サーバを使ってリモート クラスタとの関係を確立します。 ILS が接続を確立すると、登録サーバは使用されなくなります。

    [クラスタのすべてのノードでクラスタ間検索サービスをアクティブ化(Activate the intercluster lookup service on all nodes in the cluster)]

    このチェックボックスは、[権限(Role)] をスポーク クラスタまたはハブ クラスタに変更して [保存(Save)] をクリックした後に表示される [ILSクラスタ登録(ILS Cluster Registration)] ポップアップ ウィンドウに表示されます。 クラスタ内のすべてのノードで ILS を自動的にアクティブ化するには、このチェックボックスをオンにします。

    [ILSクラスタおよびインポート済みディレクトリURIカタログ(ILS Clusters and Imported Directory URI Catalogs)]

    [ILSクラスタおよびインポート済みディレクトリURIカタログ(ILS Clusters and Imported Directory URI Catalogs)]

    このセクションでは、現在の ILS ネットワークのスナップショットが表示されます。これには、すべてのハブ クラスタ、スポーク クラスタ、およびインポート済みディレクトリ URI カタログが含まれます。 スポーク クラスタは、関連するハブ クラスタの下に表示されます。 現在ログインしているクラスタは、ローカル クラスタとして示されます。

    大規模ネットワークの場合、[検索(Find)] ボタンを使って、特定の検索条件を満たすクラスタのみを表示するよう絞り込めます。

    テーブルには、次のカラムがあります。

    • [クラスタID/名前(Cluster ID/Name)]:このカラムには、リモート クラスタのクラスタ ID が表示されます。 もう一方のクラスタが、手動で Cisco Unified CM にインポートされた非 ILS システムからのものである場合、フィールドにはインポートされたカタログ名が表示され、[権限(Role)] カラムにはディレクトリ URI インポート済みカタログとしてカタログがリストされます。
    • [最終接続時刻(Last Contact Time)]:このカラムには、ローカル クラスタがこのクラスタと直接接続した最終時刻が表示されます。
      (注)     

      スポーク クラスタは、自分のローカル ハブ クラスタとのみ直接接続します。 スポーク クラスタは、リモート ハブ クラスタや他のスポークとは接続しません。

    • [権限(Role)]:このカラムには、リモート クラスタがハブ クラスタか、スポーク クラスタか、またはインポート済みディレクトリ URI カタログかが表示されます。 自分が現在ログインしているクラスタは、ローカル クラスタとして示されます。
    • [クラスタURIルート文字列(Cluster URI Route String)]:このカラムには、リモート クラスタまたはインポート済みディレクトリ URI カタログの SIP ルート文字列が表示されます。
    • [最後に受信したURIデータ(Last URI Data Received)]:このカラムには、ローカル クラスタがこのクラスタまたはインポート済みカタログから更新済み URI カタログを受け取った最終時刻が表示されます。
    • [URIデータの同期ステータス(URI Data Synchronization Status)]:このカラムには、クラスタまたはインポート済みディレクトリ URI カタログの URI レプリケーション ステータスが表示されます。
    • [操作(Action)]:このクラスタを ILS ネットワークから削除するには、[切断(Disconnect)] をクリックします。
    (注)     

    ハブ クラスタをネットワークから切断すると、Cisco Unified Communications Manager はそのハブ クラスタのスポーク クラスタも切断します。

    ILS トラブルシューティングのヒント

    ローカル クラスタが ILS ネットワークに接続できない

    ローカル クラスタ内の接続問題をトラブルシューティングするには、utils ils find xnode CLI コマンドを使用して、クラスタ内のどのサーバが xnode かを特定します。このノードは、リモート クラスタの ILS 更新を伝達する役割を担います。 どのクラスタ ノードが xnode かを特定した後、RTMT を開き、該当するクラスタ ノードでアラームや診断トレースを実行します。

    また、クラスタ間の認証の設定が不適切な場合にも接続問題が生じる可能性があります。 次の方法で認証を確認します。

    • TLS を使用している場合、ネットワーク内のすべてのクラスタが TLS を使っていること、また通信する必要のあるすべてのサーバで Tomcat 認証が交換されていることを確認します。
    • TCP パスワード認証を使用している場合、すべての ILS クラスタが TCP パスワード認証を使っていること、またネットワーク全体で同じ TCP パスワードが割り当てられていることを確認します。

    ディレクトリ URI が ILS ネットワーク全体で複製されない

    このエラーはさまざまな理由で発生します。 次を確認してください。

    • ネットワーク内のすべてのクラスタがディレクトリ URI カタログを交換するように設定されていることを確認します。 ハブ クラスタがディレクトリ URI カタログを交換するよう設定されていない場合、そのハブのいずれのスポーク クラスタもディレクトリ URI カタログを交換することができません。
    • パスに関連するすべてのクラスタで設定した同期間隔(「ILS設定(ILS Configuration)」ページで設定)に基づいて、エンドツーエンドの複製に十分な時間を与えます。 ILS ネットワーク内のすべてのクラスタは、ネットワークの他のクラスタから 3 ホップ以内に位置します。
    • utils ils show peer info CLI コマンドを使用して、リモート クラスタの USN 値を見ながらレプリケーションの進捗状況を監視します。
    • URI レプリケーションの速度を上げるには、ILS Sync Throttle サービス パラメータを変更します。 設定が低いとシステムのパフォーマンスに影響する可能性があります。
    • ILS ネットワークのすべてのクラスタに固有のクラスタ ID があること、またクラスタ ID としてスタンドアロン クラスタが設定されていないことを確認します。 クラスタ ID は、Cisco Unified CM の管理ページの [システム(System)] > [エンタープライズパラメータ(Enterprise Parameters)] で確認できます。

    ディレクトリ URI レプリケーションが設定されているが、Unified CM はリモート ILS クラスタのディレクトリ URI にコールできない

    この状態が生じる理由として、ネットワーク内のすべてのクラスタで ILS および URI レプリケーションが有効にされているものの、リモート クラスタ用のルート文字列へルーティングする SIP ルート パターンを設定していないことが挙げられます。 次の操作を行います。

    • [ILS設定(ILS Configuration)] ウィンドウの [ILSクラスタとディレクトリURIカタログ(ILS Clusters and Directory URI Catalogs)] ビューで、リモート クラスタのルート文字列を確認します。
    • [SIPルートパターンの設定(SIP Route Pattern Configuration)] ウィンドウで、リモート クラスタ用のルート文字列にマッピングするルート パターンがあることを確認します。
    • utils ils find route CLI コマンドを使って重複ルート文字列がないか確認します。