Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド リリース 9.1(1)
アナウンスの設定
アナウンスの設定
発行日;2013/05/13   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

アナウンスの設定

この章では、シスコが提供するアナウンスおよびトーンの使用に関する情報を提供します。

詳細については、『Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイドの外部コール制御に関するトピックを参照してください。

シスコが提供するアナウンスおよびトーン

シスコが提供するアナウンスおよびトーンは、Cisco Unified Communications Manager をインストールしたときに自動的にインストールされます。 これらのアナウンスおよびトーンは、Cisco Unified Communications Manager の管理ページの [アナウンスの検索/一覧表示(Find and List Announcements)] ウィンドウに表示されます。

アナウンスは次のものに対して使用できます。

  • 基本コール
  • 外部コール制御
  • Multilevel Precedence and Preemption(MLPP)

Cisco Unified Communications Manager で [メディアリソース(Media Resources)] > [アナウンス(Announcements)] を選択すると、シスコが提供する既存のアナウンスを使用する、カスタム アナウンスの .wav ファイルを挿入する、アナウンスのロケールを割り当てる、アナウンスの説明を変更する、アナウンスで再生するメッセージまたはトーンを変更する、といったことが可能になります。

アナウンスの設定の概要

Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[メディアリソース(Media Resources)] > [アナウンス(Announcements)] メニュー パスを使用してアナウンスを設定します。

アナウンスは次の 2 つに分類されます。

  • システム アナウンス
  • 機能アナウンス

システム アナウンスは事前に定義されているアナウンスで、通常のコール処理で使用されたり、サンプルの機能アナウンスとして提供されたりします。 機能アナウンスは、ハント パイロットのコール キューイングや外部コール制御に関連して、保留音(MoH)などの特定の機能で使用されます。

[新規追加(Add New)] ボタンを使用して、最大 50 個の機能アナウンスを使用することができます。 これらのアナウンスには、シスコが提供するオーディオ ファイルや、アップロードされたカスタム wav ファイルがあります。 すべてのカスタム アナウンス wav ファイルを、クラスタ内のすべてのサーバにアップロードする必要があります。


(注)  


アナウンスはロケール(言語)に特有です。 ご利用のインストールで複数の言語のロケールを使用している場合は、それぞれのカスタム アナウンスを別の wav ファイルとして各言語で記録し、正しいロケールを割り当ててアップロードする必要があります。 また、United States English 以外の言語のカスタム アナウンス wav ファイルをアップロードする場合は、その前に、各サーバに適切なロケール パッケージをインストールしておくことも必要です。


[アナウンスの一覧表示(Announcement Listing)] ウィンドウでアナウンスのアナウンス ID をクリックすると、アナウンスの設定ダイアログが表示されます。 このダイアログで、アナウンスの説明やその他の設定を編集できます。 アナウンスに対して 1 つ以上のカスタム wav ファイルがアップロードされている場合は、各ロケール(言語)に対してカスタム wav ファイルのリストが作成されます。 これらの各ファイルにも、カスタム wav ファイルを使用する必要があるかどうかを示す [有効(Enable)] チェックボックスがあります。 チェックボックスがオフになっている場合は、選択されているシスコ オーディオ ファイルが使用されます。

MoH オーディオ ソース ファイルと同様に、アナウンスの推奨形式には次の仕様があります。

  • 16 ビット パルス符号変調(PCM)wav ファイル
  • ステレオまたはモノラル
  • 48 kHz、44.1 kHz、32 kHz、16 kHz、または 8 kHz のサンプル レート

ヒント


コールが、MoH に設定されているキューイング対応のハント パイロットへルーティングされており、最初のアナウンスが([常に再生(Play Always)] および早期メディア カットスルーに)設定されている場合は、着信側にコールが通知される前に、グリーティングが再生されます。 グリーティングを再生するには、トランクおよびゲートウェイも早期メディア カットスルーをサポートしている必要があります。 Cisco PRI/MGCP ゲートウェイ、H.323 ゲートウェイおよびトランクは、早期メディア カットスルーをサポートしています。 SIP トランクで早期メディア カットスルーをサポートするには、PRACK を有効にする必要があります。 デバイスが早期メディア カットスルーをサポートしていない場合には、グリーティングが再生されない可能性があることに注意してください。


アナウンスの削除

(MoH など)Cisco Unified Communications Manager の管理ページ内で使用するために設定されているシステム アナウンスまたは機能アナウンスは削除できません。 これらのインスタンスでは、選択のチェックボックスは表示されません。 機能アナウンスを削除するには、チェックボックスを選択し、[削除(Delete)] ボタンをクリックします。

アナウンスの設定値

以下の表では、アナウンスの設定値について説明します。

表 1 アナウンスの設定値

フィールド

説明

[アナウンス設定(Announcement Configuration)] ウィンドウと [ファイルのアップロード(Upload File)] ウィンドウ

[アナウンスID(Announcement Identifier)]

[アナウンスID(Announcement Identifier)] は、アナウンスに対して意味のある識別名を割り当てるテキスト ボックスです。

システム アナウンスの場合、このフィールドは修正できません。

このフィールドは一意にする必要があります(他のすべてのアナウンスと異なるようにします)。

アナウンス ID は、保留音などの機能についてアナウンスを選択する場合に使用します。

[カスタマイズされた説明(Customized Description)]

挿入するカスタム アナウンスの説明を入力します。たとえば、カスタム アナウンスから抜粋した説明を入力します。 このフィールドには任意の文字を入力できます。

検索/一覧表示ウィンドウの [ファイルのアップロード(Upload File)] ボタンをクリックすると、このフィールドがブランクのまま表示されます。 [アナウンス設定(Announcements Configuration)] ウィンドウの [ファイルのアップロード(Upload File)] ボタンをクリックすると、シスコが提供するアナウンスの(デフォルトの)説明が表示されます。

[アナウンス設定(Announcements Configuration)] ウィンドウのこのフィールドを更新しない場合は、シスコが提供する(デフォルトの)説明が表示されます。 このカスタマイズされた説明のフィールドを更新すると、[アナウンスの検索/一覧表示(Find and List Announcements)] ウィンドウにシスコが提供するデフォルトの説明が表示されます。デフォルトの説明については、検索と一覧表示のウィンドウの [デフォルトの説明(Default Description)] 列を確認してください。

50 文字まで入力できます。

[ロケール(Locale)]

この設定は、[ファイルのアップロード(Upload File)] ウィンドウに表示されます。 [ロケール(Locale)] ドロップダウン リスト ボックスから、アナウンスに関連付けるロケールを選択します。

デフォルトでは、シスコが提供するすべてのアナウンスが英語(アメリカ)をサポートしています。 Cisco Unified Communications Locale がインストールされている場合は、シスコが提供するアナウンスは、(他にインストールされているロケールだけでなく)そのロケールに対しても提供されます。

ヒント    [ファイルのアップロード(Upload File)] 設定ウィンドウの [ロケール(Locale)] ドロップダウン リスト ボックスにロケールが表示されるようにするには、自分のロケールに固有の Cisco Unified Communications Locale Installer をインストールする必要があります。 詳細については、『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』を参照してください。

[デフォルトのアナウンス(Default Announcement)]

このドロップダウン リスト ボックスから、カスタム アナウンスが使用されないときに再生するシスコ提供のアナウンスを選択します。

リスト ボックスで [<なし>(<None>)] を選択すると、シスコが提供するアナウンスは使用されません。

[アナウンス設定(Announcements Configuration)] ウィンドウの [ロケール別のアナウンス(Announcement by Locale)] ペイン

(注)     

このセクションは、アナウンスに対してカスタム アナウンス wav ファイルがアップロードされている場合のみ表示されます。

[有効(Enable)]

この設定は、カスタム アナウンスを挿入すると表示されます。

[有効(Enable)] チェックボックスをオンにすると、Cisco Unified Communications Manager は表示されているロケール用のカスタム アナウンスを再生します。 Cisco Unified Communications Manager でアナウンス ID に関連付けられているシスコ提供のアナウンスを再生する場合は、[有効(Enable)] チェックボックスをオフにします。

[カスタマイズされたロケール説明(Customized Locale Description)]

このフィールドは読み取り専用で、表示されたロケール用のカスタム アナウンスの説明が表示されます。 この説明は、カスタム アナウンスをアップロードするときに入力します。

[ロケール(Locale)]

このフィールドは読み取り専用で、.wav ファイルをアップロードしたときにカスタム アナウンス用に選択したロケールが表示されます。

各ロケールは、アップロードしたカスタム アナウンスに関連付けられています。 同じアナウンスに別の wav ファイルをアップロードできますが、別のロケールを割り当ててください。 この場合、ロケールごとに 1 行ずつ、合計で 2 行表示されます。 ロケールのカスタム アナウンスを更新または置換する場合は、置換対象と同じロケールの新しい wav ファイルをアップロードできます。

[デフォルトのシスコアナウンス(Default Cisco Announcement)]

このフィールドには、最後にアップロードしたカスタム アナウンス ファイル名が表示されます。

[アナウンスの検索/一覧表示(Find and List Announcements)] ウィンドウのアナウンス

カスタム アナウンス wav ファイルのアップロード、またはシステム アナウンス用にシスコが提供したファイルの変更は可能ですが、アナウンス ID を変更することはできません。 たとえば、発信者が無効な番号をダイヤルすると、システム アナウンス(VCA_00121)が再生されます。 これは一般的には「ベイカント コール アナウンス」と呼ばれ、異なるアナウンスを記録したカスタム wav ファイルをアップロードして修正できます。

[アナウンスの検索/一覧表示(Find and List Announcements)] ウィンドウでハイパーリンクが設定されていないアナウンスは更新できません。 [アナウンスの検索/一覧表示(Find and List Announcements)] ウィンドウでシスコ提供のアナウンスにハイパーリンクの下線が付いている場合、そのアナウンス用にカスタム アナウンスを挿入できます。このようなアナウンスには、Custom_5001、Custom_5014、MLPP-ICA_00120、MonitoringWarning_00055 などがあります。 カスタム アナウンスをアップロードする方法の詳細については、次の項を参照してください。

以下の表では、[アナウンスの検索/一覧表示(Find and List Announcements)] ウィンドウに表示されるアナウンスについて説明します。 このリストは最初の例で、挿入される機能アナウンス、およびそれ以降のアップグレードによって変わる可能性があります。

表 2  [アナウンスの検索/一覧表示(Find and List Announcements)] ウィンドウのアナウンス

アナウンス ID

説明

MLPP-BNEA_00123

システム:MLPP ビジーが備わっていない

MLPP-BPA_00122

システム:MLPP 以上の優先レベル

MLPP-ICA_00120

システム:MLPP サービス障害

MLPP-PALA_00119

システム:MLPP 優先順位のアクセス制限

MLPP-UPA_00124

システム: MLPP で許可されていない優先レベル

Mobility_VMA

接続するには 1 を押してください

MonitoringWarning_00055

システム:モニタリングまたは録音中

RecordingWarning_00038

システム:録音中

VCA_00121

システム:欠番/無効な番号がダイヤルされた

Wait_In_Queue_Sample

ビルトイン:キューに入った発信者用の定期的なアナウンス(サンプル)

Welcome_Greeting_Sample

ビルトイン:発信者へのグリーティング(サンプル)

カスタマイズされたアナウンスのアップロード

カスタム アナウンスをアップロードする手順は、次のとおりです。

手順
    ステップ 1   Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[メディアリソース(Media Resources)] > [アナウンス(Announcements)] を選択します。

    [アナウンスの検索/一覧表示(Find and List Announcements)] ウィンドウが表示されます。

    ステップ 2   [アナウンスの検索/一覧表示(Find and List Announcements)] ウィンドウで、アナウンスのハイパーリンク(Wait In Queue Sample など)をクリックします。 [アナウンス(Announcements)] ウィンドウが表示されたら、[ファイルのアップロード(Upload File)] をクリックします。
    ステップ 3   [ファイルのアップロード(Upload File)] ポップアップ ウィンドウでロケールを選択し、ファイル名を入力するか、または参照して .wav ファイルを選択して [ファイルのアップロード(Upload File)] をクリックします。

    アップロード処理が開始されます。ファイルによっては数分かかることがあります。 処理が完了するとステータスが更新されます。 [閉じる(Close)] を選択してアップロード ウィンドウを閉じます。

    ステップ 4   [アナウンス設定(Announcement Configuration)] ウィンドウがリフレッシュされ、アップロードしたファイルのステータスが更新されます。
    ステップ 5   Cisco Unified Communications Manager でシスコが提供するアナウンスではなく、カスタム アナウンスを再生する場合は、[アナウンス設定(Announcements Configuration)] ウィンドウの [ロケール別のアナウンス(Announcement by Locale)] ペインで [有効(Enable)] チェックボックスをオンにしてください。 [有効(Enable)] チェックボックスがオフになっている場合、Cisco Unified Communications Manager は、シスコが提供したアナウンスを再生します。
    ステップ 6   [アナウンス設定(Announcements Configuration)] ウィンドウで変更を行ったら、[保存(Save)] をクリックします。

    次の作業

    アナウンス ファイルはクラスタ内のサーバ間では伝搬されないため、クラスタ内の各ノードにアナウンスをアップロードする必要があります。 クラスタ内の各サーバで Cisco Unified Communications Manager の管理ページを参照し、アップロード プロセスを繰り返します。

    アナウンスの再生

    カスタム アナウンスを挿入し、[アナウンス設定(Announcements Configuration)] ウィンドウの [ロケール別のアナウンス(Announcement by Locale)] ペインで [有効(Enable)] チェックボックスをオンにしておくと、Cisco Unified Communications Manager は自動的にカスタム アナウンスを再生します(このチェックボックスをオフにすると、Cisco Unified Communications Manager はアナウンス ID に関連付けられたシスコ提供のアナウンスを再生します)。