Cisco Unified Communications Manager Bulk Administration ガイド、リリース 9.1(1)
ユーザの追加
ユーザの追加
発行日;2013/05/13   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

ユーザの追加

この章では、ユーザ レコードを管理する方法について説明します。また、電話機とユーザ、または CTI ポートとユーザ レコードなどの、Cisco Unified Communications Manager LDAP データベース内のユーザの組み合わせを一括管理する方法について説明します。

新しいユーザ グループの追加とユーザの関連付け

Cisco Unified Communications Manager 一括管理(BAT)を使用して、Cisco Unified Communications Manager データベースで新しいユーザのグループを追加し、ユーザを電話機や他の IP テレフォニー デバイスに関連付けることができます。


(注)  


社内ディレクトリを使用しており、Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)同期が有効である(Cisco Unified Communications Manager の管理ページで [システム(System)] > [LDAP] > [LDAPシステム(LDAP System)] の順に選択)場合は、BAT を使用してパスワードをリセットしたり、ユーザを挿入/更新または削除したりすることはできません。 LDAP の詳細については、Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド 7.0』を参照してください。


ユーザの追加

BAT スプレッドシートを使用して新しい複数のユーザを Cisco Unified Communications Manager データベースに一括して追加するには、CSV データ ファイルを作成する必要があります。 ユーザに Cisco IP SoftPhone などの CTI ポートを必要とするアプリケーションがある場合、BAT を使用して CTI ポートを既存のユーザに関連付けられます。

手順
    ステップ 1   カンマ区切り値(CSV)データ ファイルを作成して、追加するユーザごとに個々の値を定義します。
    ステップ 2   BAT を使用して、ユーザを Cisco Unified Communications Manager データベースに挿入します。

    BAT スプレッドシートからのユーザ CSV データ ファイルの作成

    Cisco Unified Communications Manager データベースに新しいユーザを追加するために詳細を BAT スプレッドシートに記述した後、それを CSV データ ファイルに変換できます。


    (注)  


    BAT スプレッドシートにブランク行を入力すると、その空の行はファイルの終わりとして扱われ、ブランク行の後に入力されているデータは BAT 形式に変換されません。


    BAT スプレッドシートのユーザを追加するためのフィールドの編集が完了したら、内容を CSV 形式のデータ ファイルにエクスポートできます。 エクスポートされる CSV 形式のデータ ファイルには、次のようなデフォルトのファイル名が割り当てられます。

    <tabname>-<timestamp>.txt

    ここで、<tabname> は、作成した入力ファイルのタイプ(たとえば、phones)を表し、<timestamp> は、ファイルが作成された正確な日時を表します。

    エクスポートされたファイルをローカル ワークステーション上に保存したら、この CSV 形式のデータ ファイルの名前を変更することができます。 いずれかのフィールドにカンマを入力した場合、BAT.xlt を使用して BAT 形式にエクスポートするときに、そのフィールド エントリは二重引用符で囲まれます。


    (注)  


    カンマが入った CSV ファイル名(例:abcd,e.txt)は、Cisco Unified Communications Manager サーバにアップロードできません。


    手順
      ステップ 1   BAT.xlt ファイルを見つけ、ダブルクリックして、BAT スプレッドシートを開きます。
      ステップ 2   プロンプトが表示されたら、[マクロを有効にする] ボタンをクリックして、スプレッドシート機能を使用します。
      ステップ 3   ユーザを追加するには、スプレッドシートの下部にある [ユーザ(Users)] タブをクリックします。
      ステップ 4   すべての必須フィールド、および該当するオプション フィールドに値を入力します。 各カラムの見出しは、フィールドの長さ、およびそのフィールドが必須かオプションかを指定しています。
      各行に、表 1 で説明されている情報を指定します。
      • ユーザが複数のデバイスを持つ場合、デバイス名フィールドは各デバイスに 1 つずつ設定します。
      • 新しいユーザに関連付ける追加のデバイス名を入力するには、[制御するデバイスの数(Number of Controlled Devices)] テキスト ボックスに値を入力します。
      (注)     

      CTI ポート、ATA ポート、および H.323 クライアントなど、すべてのデバイスをユーザに関連付けることができます。

      ステップ 5   新しいユーザに関連付ける追加のデバイス名を入力するには、[制御するデバイスの数(Number of Controlled Devices)] テキスト ボックスに値を入力します。
      ステップ 6   [BAT形式にエクスポート(Export to BAT Format)] をクリックして BAT Excel スプレッドシートから CSV 形式のデータ ファイルにデータを転送します。

      このファイルは、デフォルトのファイル名(<tabname>-<timestamp>.txt)で、C:\XLSDataFiles に保存されます。あるいは [参照(Browse)] を使用して別の既存フォルダに保存することもできます。

      ヒント   

      エクスポートされた CSV データ ファイルを読み取る方法については、BAT 内の [ユーザの挿入(Insert Users)] ウィンドウで、[サンプルファイルの表示(View Sample File)] へのリンクをクリックしてください。


      次の作業

      CSV データ ファイルを Cisco Unified Communications Manager データベース サーバの最初のノードにアップロードして、BAT がデータ ファイルにアクセスできるようにする必要があります。

      BAT スプレッドシートのユーザ データ フィールドの説明

      次の表で、ユーザの詳細を追加する場合のフィールドについて説明します。

      表 1 ユーザ追加用の BAT スプレッドシート内のフィールドの説明

      フィールド

      説明

      [名(First Name)]

      電話機ユーザの名を 64 文字以内で入力します。

      [ミドルネーム(Middle Name)]

      電話機ユーザのミドルネームを 64 文字以内で入力します。

      [姓(Last Name)]

      電話機ユーザの姓を 1 ~ 64 文字で入力します。

      [ユーザID(User ID)]

      電話機ユーザの姓を 1 ~ 128 文字で入力します。

      [パスワード(Password)]

      [Cisco IP Phone 設定(Cisco IP Phone Configuration)] ウィンドウへのアクセス時にユーザが使用するパスワードを 128 文字以内で入力します。

      パスワードは、CSV データ ファイルに指定する必要があります。または、ユーザ テンプレートを追加するときに BAT ユーザ インターフェイスを使用して指定する必要があります。 ユーザまたはユーザのグループごとに個別のパスワードを適用する場合は、CSV データ ファイルでパスワード情報を指定してください。 すべてのユーザにデフォルトのパスワードを使用する場合は、BAT 内でユーザを挿入するときにデフォルトのパスワードを設定します。

      [マネージャのユーザID(Manager User ID)]

      電話機ユーザのマネージャのユーザ ID を 128 文字以内で入力します。

      [部署名(Department)]

      電話機ユーザの所属部門番号を 64 文字以内で入力します。

      [PIN]

      エクステンション モビリティで使用される個人識別番号(PIN)を 128 桁以内の数値で入力します。

      PIN は、CSV データ ファイルに指定する必要があります。または、ユーザ テンプレートを追加するときに BAT ユーザ インターフェイスを使用して入力する必要があります。 ユーザまたはユーザのグループごとに個別の PIN を適用する場合は、CSV データ ファイルで PIN を指定します。すべてのユーザが使用できるデフォルト PIN を使用するには、BAT にユーザを挿入するときにデフォルト PIN を指定します。

      [デフォルトのプロファイル(Default Profile)]

      このユーザとデバイス用のデフォルトのプロファイルを、50 文字以内で入力します。 ユーザ デバイス プロファイルは、BAT に表示される Cisco Unified Communications Manager の管理ページ内の既存の UDP のリストから選択できます。

      [ユーザロケール(User Locale)]

      このユーザに関連付ける言語と国/地域を 50 文字以内で入力します。 この選択内容によって、言語やフォントを含むロケール属性のどれをこのユーザに適用するか、および Cisco Unified Communications Manager のユーザ ウィンドウと電話機をどの言語で表示するかが決まります。

      [制御するデバイス1(Controlled Device 1)]

      このユーザに関連付ける電話機またはデバイスの名前を 50 文字以内で入力します。

      (注)     

      スプレッドシートの右端の [制御するデバイスの数(Number of Controlled Devices)] フィールドをゼロより大きい数に設定すると、[制御するデバイス(Controlled Device)] フィールドが表示されます。

      [電話番号(Telephone Number)]

      電話機のプライマリ内線(通常は回線 1)の電話番号を 64 桁以内の数値で入力します。

      [プライマリ内線(Primary Extension)]

      このフィールドは、ユーザが追加され、ユーザのプライマリ データベース番号が設定された後に表示されます。 デバイスをユーザに割り当てる場合は、プライマリ回線を選択しません。 ユーザは、電話機に複数の回線を接続できます。

      [割り当てられたPC(Associated PC)]

      このフィールドは、Cisco SoftPhone および Cisco Unified Communications Manager Attendant Console のユーザに必須のフィールドであり、ユーザが追加されると表示されます。

      [IPCC内線(IPCC Extension)]

      ドロップダウン リスト ボックスから、このエンド ユーザの IPCC 内線を選択します。

      [メールID(Mail ID)]

      エンド ユーザの電子メール アドレスを 255 文字以内で入力します。

      [制御するデバイス2(Controlled Device 2)]

      このユーザに関連付ける追加の電話機の名前を 50 文字以内で入力します。

      (注)     

      スプレッドシートの右端の [制御するデバイスの数(Number of Controlled Devices)] フィールドをゼロより大きい数に設定すると、[制御するデバイス(Controlled Device)] フィールドが表示されます。

      [プレゼンスグループ(Presence Group)]

      データベース番号、プレゼンス エンティティのステータスを監視するプレゼンス グループを入力します。

      プレゼンス機能については、『Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド』を参照してください。

      [SUBSCRIBEコーリングサーチスペース(SUBSCRIBE Calling Search Space)]

      Cisco Unified Communications Manager の管理ページで設定するすべてのコーリング サーチ スペースが [SUBSCRIBEコーリングサーチスペース(SUBSCRIBE Calling Search Space)] ドロップダウン リスト ボックスに表示されます。

      [SUBSCRIBEコーリングサーチスペース(SUBSCRIBE Calling Search Space)] は、エンド ユーザからのプレゼンスの SUBSCRIBE 要求を Cisco Unified Communications Manager がルーティングする方法を決定します。 特にこの目的のためにコーリング サーチ スペースを設定するには、他のすべてのコーリング サーチ スペースと同様にコーリング サーチ スペースを設定します([コールルーティング(Call Routing)] > [コントロールのクラス(Class Control)] > [コーリングサーチスペース(Calling Search Space)])。

      コーリング サーチ スペースの設定方法については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。

      [ダイジェスト信用証明書(Digest Credentials)]

      SIP を実行している電話機にダイジェスト認証を設定すると、電話機が Cisco Unified Communications Manager に SIP 要求を送信するたびに、Cisco Unified Communications Manager が電話機の身元を確認します。 このフィールドに入力されたダイジェスト信用証明書は、[電話の設定(Phone Configuration)] ウィンドウでダイジェスト ユーザを選択したときに、電話機に関連付けられます。

      最大で 128 文字の英数字による文字列を入力します。

      ダイジェスト認証の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド』を参照してください。

      [ユーザグループ(User Group)]

      ユーザが属するユーザ グループを入力します。

      (注)     

      スプレッドシートの右端の [ユーザグループの数(Number of User Groups)] フィールドをゼロより大きい数に設定すると、[ユーザグループ(User Group)] フィールドが表示されます。

      [ディレクトリURI(Directory URI)]

      このユーザのプライマリ内線に関連付けるプライマリ ディレクトリ URI を入力します。 「username@host」形式で入力してください。 最大で 47 文字の英数字によるユーザ名を入力します。 ホスト アドレスとして、IPv4 アドレスまたは完全修飾ドメイン名を入力します。

      (注)     

      Cisco Unified CM の管理ページ内では、二重引用符またはカンマが組み込まれたディレクトリ URI を入力できます。 ただし、一括管理を使用して、二重引用符またはカンマが組み込まれたディレクトリ URI を含む CSV ファイルをインポートする場合は、ディレクトリ URI 全体を二重引用符で囲むとともに、組み込まれている二重引用符の前に二重引用符を置いてエスケープ処理する必要があります。 たとえば、「Jared, "Jerry",Smith@test.com」というディレクトリ URI は、CSV ファイルでは「"Jared,""Jerry"",Smith@test.com"」と入力する必要があります。