Cisco Unified CDR Analysis and Reporting アドミニストレーション ガイド リリース 9.1(1)
CAR システム パラメータ
CAR システム パラメータ
発行日;2013/05/07   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

CAR システム パラメータ

CAR を使用してレポートの生成を開始する前に、システムを設定する必要があります。 ほとんどの場合、CAR により、デフォルト値が指定されます。ただし、この章にあるトピックを参考にして、CAR のカスタマイズについてより詳しくご確認ください。

デフォルト値を使用しない場合、レポートを生成する前に、数多くのシステム パラメータをカスタマイズする必要があります。 この項では、CAR に影響を及ぼすシステム パラメータについて説明します。 すべてのシステム パラメータにはデフォルト値が用意されているため、カスタマイズは推奨されますが必須ではありません。

メール サーバ パラメータの設定

電子メール アラートとレポートを電子メールで送信するには、メール サーバの設定情報を指定する必要があります。 CAR は、設定情報を使用して電子メール サーバに正常に接続します。

この項では、電子メール サーバ情報を指定する方法について説明します。

手順
    ステップ 1   [システム(System)] > [システム パラメータ(System Parameters)] > [メール パラメータ(Mail Parameters)] を選択します。

    [メール パラメータ(Mail Parameters)] ウィンドウが表示されます。

    ステップ 2   [メール ID(Mail ID)] フィールドには、電子メールが送信されるときに [開始(From)] フィールドで使用される電子メール ID だけを入力します(たとえば、smith1@abc.com の場合、[メール ID(Mail ID)] フィールドには smith1 と入力します)。
    (注)     

    CAR では、SMTP 認証はサポートされていません。 SMTP メール サーバでの認証は無効にする必要があります。

    ステップ 3   [メール サーバ名(Mail Server Name)] フィールドには、電子メール システムが実行されているサーバのドメイン名を入力します(つまり、前述の例では、abc.com と入力します)。
    ステップ 4   値を変更するには、[更新(Update)] ボタンをクリックします。

    ダイヤル プランの設定

    CAR のデフォルト ダイヤル プランには、北米番号計画(NANP)が指定されています。 ダイヤル プランを適切に設定し、コールの分類がレポートに正しく表示されるようにしてください。


    (注)  


    Cisco Unified Communications Manager Administration で提供されているデフォルトの NANP を変更した場合、または NANP の外にいる場合は、Cisco Unified Communications Manager のダイヤル プランに従い CAR のダイヤル プランを設定してください。 ダイヤル プランを設定するには、少なくとも 1 つの条件が存在する必要があります。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』および『Cisco Unified Communications Manager System Guide』を参照してください。


    ダイヤル プランを設定するには、発信コール分類のパラメータを定義します。 コールの分類には、[国際(International)]、[ローカル(Local)]、[長距離(Long Distance)]、[オン ネット(On Net)] などがあります。 たとえば、ユーザのエリア内の市内電話番号の長さが 6 桁の場合、ダイヤル プランには、次のような行を指定します。

    条件

    桁数

    パターン

    コール タイプ

    =

    6

    !

    ローカル(Local)

    この項では、CAR ダイヤル プラン設定を更新する方法について説明します。

    手順
      ステップ 1   [システム(System)] > [システム パラメータ(System Parameters)] > [ダイヤル プランの設定(Dial Plan Configuration)] を選択します。

      [ダイヤル プランの設定(Dial Plan Configuration)] ウィンドウが表示されます。

      ステップ 2   [フリー ダイヤル番号(Toll Free Numbers)] フィールドに、料金なしで発信できるダイヤル プランの番号を入力します。
      ステップ 3   次のフィールドを使用して、テーブル内の値を更新します。
      1. [条件(Condition)]:ルールの条件を選択します。[桁数(No of Digits)] フィールドに指定されている値との比較で、> はより大きい、< はより小さい、= は等しいことを表します。
      2. [桁数(No of Digits)]:このルールを適用する必要がある電話番号の桁数を選択します。 桁数がルールに影響を及ぼさない場合は、[NA] を指定します。
      3. [パターン(Pattern)]:コールの分類に使用されるパターンを入力します。
        • G:ルールの指定に従い分類されることを示します(G は指定されているゲートウェイの市外局番のワイルドカードです)。
        • K:ルールの指定に従い分類されることを示します(K は指定されているトランクの市外局番のワイルドカードです)。
        • T:CAR に設定されているフリー ダイヤル番号を取得します。
        • ! :複数桁の数値(1234 や 5551234 のように 1 桁より長い数値)を示します。
        • X:1 桁の数値(0、1、または 9 など)を示します。
      4. [コール タイプ(Call Type)]:条件を満たしている場合にコール タイプを選択します。
      ステップ 4   行を追加する場合は、下に行を追加する行のチェックボックスをオンにし、[行の追加(Add Rows)] リンクをクリックします。 選択した行の上に行が追加されます。 行を削除する場合は、削除する行のチェックボックスをオンにし、[行の削除(Delete Rows)] リンクをクリックします。
      (注)     

      CAR により、CDR に保存されている着信番号に基づいて、コールが分類されます。 番号を変換したことで、着信番号が CDR に書き込まれている番号と異なっている場合は、CDR での番号の表示方法に基づいて、CAR でダイヤル プランを設定します。

      ステップ 5   変更を加える場合は、[更新(Update)] ボタンをクリックします。

      デフォルト値の復元

      CAR でデフォルトのダイヤル プランを変更した場合、北米番号計画(NANP)に基づくデフォルト値を復元できます。

      次の表に、NANP のデフォルト値を示します。

      表 1 CAR ダイヤル プランのデフォルト値

      条件

      桁数

      パターン

      コール タイプ

      1

      =

      5

      !

      オンネット(OnNet)

      2

      =

      7

      !

      ローカル(Local)

      3

      =

      10

      T!

      その他(Others)

      4

      =

      10

      G!

      ローカル(Local)

      5

      =

      10

      K!

      ローカル(Local)

      6

      =

      10

      !

      長距離(Long Distance)

      7

      =

      11

      T!

      その他(Others)

      8

      =

      11

      XG!

      ローカル(Local)

      9

      =

      11

      XK!

      ローカル(Local)

      10

      =

      11

      !

      長距離(Long Distance)

      11

      >

      3

      011!

      国際(International)

      表のデフォルト値について次で説明します。

      • 行 1:ダイヤルされる桁数が 5、パターンが !(複数桁、この場合は 5 桁)の場合、コールは [オン ネット(On Net)] に分類されます。
      • 行 2:ダイヤルされる桁数が 7、パターンが !(複数桁、この場合は 7 桁)の場合、コールは [ローカル(Local)] に分類されます。
      • 行 3:ダイヤルされる桁数が 10、パターンが T!(複数桁、この場合はフリー ダイヤル番号コードで始まる 10 桁の番号)の場合、コールは [その他(Others)] に分類されます。
      • 行 4:ダイヤルされる桁数が 10、パターンが G!(複数桁、この場合はゲートウェイ コードで始まる 10 桁の番号)の場合、コールは [ローカル(Local)] に分類されます。
      • 行 5:ダイヤルされる桁数が 10、パターンが K!(複数桁、この場合はトランク コードで始まる 10 桁の番号)の場合、コールは [ローカル(Local)] に分類されます。
      • 行 6:ダイヤルされる桁数が 10、パターンが !(複数桁、この場合は 10 桁の番号)の場合、コールは [長距離(Long Distance)] に分類されます。
      • 行 7:ダイヤルされる桁数が 11、パターンが T!(複数桁、この場合はフリー ダイヤル番号コードで始まる 11 桁の番号)の場合、コールは [その他(Others)] に分類されます。
      • 行 8:ダイヤルされる桁数が 11、パターンが XG!(複数桁、この場合は任意の 1 桁の後に続くゲートウェイ コードで始まる 11 桁の番号)の場合、コールは [ローカル(Local)] に分類されます。
      • 行 9:ダイヤルされる桁数が 11、パターンが XK!(複数桁、この場合は任意の 1 桁の後に続くトランク コードで始まる 11 桁の番号)の場合、コールは [ローカル(Local)] に分類されます。
      • 行 10:ダイヤルされる桁数が 11、パターンが !(複数桁、この場合は 11 桁の番号)の場合、コールは [長距離(Long Distance)] に分類されます。
      • 行 11:ダイヤルされる桁数が 3 よりも大きく、011 で始まる場合、コールは [国際(International)] に分類されます。

      いずれの条件も満たさない場合、コールは [その他(Others)] に分類されます。 この項では、CAR で NANP ダイヤル プランの値を復元する方法について説明します。


      (注)  


      「!!」、「GG」、「KK」、「TT」、「GK」、「KG」などの文字の組み合わせは、ダイヤル プランの設定では使用できません。


      手順
        ステップ 1   [システム(System)] > [システム パラメータ(System Parameters)] > [ダイヤル プランの設定(Dial Plan Configuration)] を選択します。

        [ダイヤル プランの設定(Dial Plan Configuration)] ウィンドウが表示されます。

        ステップ 2   [デフォルトに戻す(Restore Defaults)] ボタンをクリックします。

        復元は、午前 0 時に有効になります。 変更をただちに有効にする場合は、Cisco CAR Scheduler サービスを再起動します。 サービスの再起動の詳細については、『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』を参照してください。


        ゲートウェイの設定


        ヒント


        既存の Cisco Unified Communications Manager システム ゲートウェイ用のゲートウェイを CAR で設定します。 Cisco Unified Communications Manager Administration にゲートウェイを追加したら、CAR で新しいゲートウェイを設定します。 ゲートウェイが Cisco Unified Communications Manager システムから削除された場合、CAR からゲートウェイ(および指定したすべてのコンフィギュレーション設定)が自動的に削除されます。


        CAR は、市外局番情報を使用して、コールがローカルか長距離かを判断します。 CAR で使用状況レポートを生成できるようにするには、各ゲートウェイのポート数の情報を指定する必要があります。


        (注)  


        「G」は、ダイヤル プランの設定で使用されるゲートウェイ市外局番のワイルドカードとして機能します。


        この項では、CAR でゲートウェイを設定する方法について説明します。

        手順
          ステップ 1   [システム(System)] > [システム パラメータ(System Parameters)] > [ゲートウェイの設定(Gateway Configuration)] を選択します。

          [ゲートウェイの設定(Gateway Configuration)] ウィンドウが表示されます。

          (注)     

          Cisco Unified Communications Manager Administration でゲートウェイを設定していない場合、システムにゲートウェイが設定されていないことを示すメッセージが表示されます。

          ステップ 2   次のいずれかの作業を実行します。
          1. すべのゲートウェイで市外局番を更新する場合は、[市外局番(Area Code)] フィールドに市外局番を入力し、[市外局番の設定(Set Area Code)] ボタンをクリックします。

            [更新(Update)] をクリックして変更を保存する必要があることを示すメッセージが表示されます。 [OK] をクリックします。

          2. 特定のゲートウェイの市外局番を更新する場合は、設定する各ゲートウェイの [市外局番(Area Code)] フィールドに、そのゲートウェイの市外局番を入力します。
          ステップ 3   [最大ポート数(Max No. of Ports)] フィールドに、設定する各ゲートウェイのポート数を入力します。 [最大ポート数(Max No. of Ports)] の値の範囲は、1 ~ 1000 です。
          (注)     

          CAR は、ゲートウェイが Cisco Unified Communications Manager Administration に追加されたときにそのゲートウェイに指定された値を使用します。 したがって、Cisco Unified Communications Manager Administration でゲートウェイが追加されたときに指定された詳細によっては、一部のゲートウェイでは市外局番がすでに設定されていたり、ポートの最大数が 0 になっていたりします。 CAR では、最大ポート数の値に 0 は使用できません。値が 0 のすべてのゲートウェイについて最大ポート数を変更するように要求される場合があります。

          ステップ 4   値を変更するには、[更新(Update)] ボタンをクリックします。

          設定済みの任意またはすべてのゲートウェイで、CAR のレポートを実行できます。


          トランクの設定


          ヒント


          既存の Cisco Unified Communications Manager システム トランク用のトランクを CAR で設定します。 Cisco Unified Communications Manager Administration にトランクを追加したら、CAR で新しいトランクを設定します。 トランクが Cisco Unified Communications Manager システムから削除された場合、CAR からトランク(および指定したすべてのコンフィギュレーション設定)が自動的に削除されます。


          CAR は、市外局番情報を使用して、コールがローカルか長距離かを判断します。 CAR で使用状況レポートを作成できるように、各トランクにポートの数の情報を指定する必要があります。

          この項では、CAR でのトランクの設定方法について説明します。

          手順
            ステップ 1   [システム(System)] > [システム パラメータ(System Parameters)] > [トランクの設定(Trunk Configuration)] を選択します。

            [トランクの設定(Trunk Configuration)] ウィンドウが表示されます。

            (注)     

            Cisco Unified Communications Manager Administration でトランクを設定していない場合、システムにトランクが設定されていないことを示すメッセージが表示されます。

            ステップ 2   次のいずれかの作業を実行します。
            1. すべのトランクで市外局番を更新する場合は、[市外局番(Area Code)] フィールドに市外局番を入力し、[市外局番の設定(Set Area Code)] ボタンをクリックします。

              [更新(Update)] をクリックして変更を保存する必要があることを示すメッセージが表示されます。 [OK] をクリックします。

            2. 特定のトランクの市外局番を更新する場合は、設定する各トランクの [市外局番(Area Code)] フィールドに、そのトランクの市外局番を入力します。
            ステップ 3   [最大ポート数(Max No. of Ports)] フィールドに、設定する各トランクのポートの数を入力します。 [最大ポート数(Max No. of Ports)] の値の範囲は、1 ~ 1000 です。
            (注)     

            CAR は、トランクが Cisco Unified Communications Manager Administration に追加されたときにそのトランクに指定された値を使用します。 したがって、Cisco Unified Communications Manager Administration でトランクが追加されたときに指定された詳細によっては、最大ポート数が 0 になるトランクもあります。 CAR では、最大ポート数の値に 0 は使用できません。値が 0 のすべてのトランクについて最大ポート数を変更するように要求されます。

            ステップ 4   変更を加える場合は、[更新(Update)] ボタンをクリックします。

            設定したトランクのいずれかまたはすべてについて CAR でレポートを実行できます。


            システム設定の設定

            CAR には、デフォルトのシステム設定があります。ただし、システム パラメータの値を指定して、システムをカスタマイズすることができます。

            この項では、システム設定の値を指定する方法について説明します。

            手順
              ステップ 1   [システム(System)] > [システム パラメータ(System Parameters)] > [システム設定(System Preferences)] を選択します。

              [システム設定(System Preferences)] ウィンドウが表示されます。 使用可能なシステム パラメータのリストが、[パラメータ名(Parameter Name)] リストに表示されます。

              ステップ 2   [パラメータ値(Parameter Value)] フィールドに、次の表で説明されているパラメータの適切な値を入力します。
              表 2 システム設定パラメータ

              パラメータ

              説明

              COMPANY_NAME

              レポートのヘッダー情報として使用される会社名を入力します。 会社名の長さは、64 文字を超えることはできません。

              ステップ 3   [更新(Update)] ボタンをクリックします。

              その他の資料

              • 『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』
              • 『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』
              • 『Cisco Unified Communications Manager Call Detail Records Administration Guide』