Cisco Unified CDR Analysis and Reporting アドミニストレーション ガイド リリース 9.1(1)
CDR Analysis and Reporting
CDR Analysis and Reporting
発行日;2013/05/07   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

CDR Analysis and Reporting

Cisco Unified Serviceability は、[ツール(Tools)] メニューで CDR Analysis and Reporting(CAR)をサポートしています。 CAR は、Quality of Service(QoS)、トラフィック、課金情報のためのレポートを生成します。

CAR は、サードパーティが提供するコール アカウンティング/課金ソリューションに代わるものではありません。 Cisco Developer Community のホームページで、これらのソリューションを提供する、Cisco Technology Developer Program のメンバ企業を検索できます。


(注)  


CAR では、iDivert コール(コールをボイス メッセージ システムに転送する機能)は処理されず、通常のコールとして扱われます。 iDivert 機能をアクティブにした後、コールの一部が正しい側に対して課金されないことがあります。


CDR Analysis and Reporting の概要

CAR は、その主な機能として、Cisco Unified Communications Manager のユーザに関するレポートを生成し、コール処理についてのシステム ステータスに関するレポートを生成します。 また、CAR は、CAR データベースの管理機能も実行します。 これらの作業は、次のいずれかの方法で実行できます。

  • 必要な作業が実行されるように自動的に設定する。
  • Web インターフェイスを使用して手動で作業を実行する。

CAR には、[Cisco Unified サービスアビリティ(Cisco Unified Serviceability)] の [ツール(Tools)] メニューからアクセスします。CAR のアクティブ化の説明に従って、適切なサービスをあらかじめアクティブにしておく必要があります。

すべての CAR レポートで、CDR データが使用されます。 CAR が処理する CDR は、CDR Repository サービスが CDR リポジトリ フォルダ構造に配置するフラット ファイルから取得されます。 CAR は、スケジュールされた時間と頻度で CDR を処理します。 デフォルトでは、CDR データは 1 日 24 時間、週 7 日間にわたって連続してロードされます。ただし、ロードする時刻、間隔、および時間は必要に応じて設定できます。 また、デフォルト設定では CDR レコードだけがロードされます。 CMR レコードはデフォルトではロードされません。


(注)  


CAR システム スケジューラのウィンドウにあるオプションの [CDR のみロード(Load CDR Only)] チェックボックスをオフにすることにより、CMR レコードをロードできます。 詳細については、CDR ロード スケジュールの設定を参照してください。


CAR では、各種のレポートに必要となる情報を、CDR と CMR、さらに Cisco Unified Communications Manager データベースから取得します。

レポートのスケジュール設定

システム上で CAR をアクティブにした後には、CAR レポートをスケジュールすることにより、レポートを定期的に自動生成できます。 スケジュール可能なレポートは、それぞれ独自に生成間隔を保持しています。 レポートの生成間隔には、日次、週次、または月次を指定できます。 日報をスケジュールすると、日次のレポート生成間隔を保持しているすべてのレポートがスケジュールされます。 同様に、週報または月次報告をスケジュールすると、週次または月次のレポート生成間隔を保持しているすべてのレポートがスケジュールされます。 レポートを保持する時間を指定することもできます。この時間を過ぎると、レポートは自動的に削除されます。

CAR で使用されるレポート生成および削除のスケジュールは、デフォルトでは次のとおりです。

  • 毎日午前 1 時に実行される日報。 これらのレポートは 2 日後に消去されます。
  • 毎日曜日の午前 4 時に実行される週報。 これらのレポートは 4 週間後に消去されます。
  • 毎月 1 日午前 3 時に実行される月次課金情報レポート。 これらのレポートは 2 ヵ月後に消去されます。
  • 毎月 1 日午前 2 時に実行されるその他の月次報告。 これらのレポートは 2 ヵ月後に消去されます。

(注)  


システムを新しいバージョンの Cisco Unified Communications Manager にアップグレードする場合は、アップグレード処理中のシステム リソースを節約するため、自動生成される CAR レポートをディセーブルにする必要があります。


レポートのリスト、およびデフォルトの生成スケジュールについては、自動生成レポートのイネーブル化を参照してください。

システムを監視するには、QoS レポートなどの各種のレポートを自動生成して、定期的に確認します。規模が非常に大きいシステムでは 1 日 1 回、比較的小規模のシステムでは 1 ~ 2 週に 1 回確認します。 QoS レポートは、ネットワーク上で発生しているコールの品質を調べて、パフォーマンスを向上するための追加ハードウェアが必要かどうかを判断するのに役立ちます。 ゲートウェイ、ボイス メッセージ、会議ブリッジ、ルート グループ、ルート リスト、およびルート パターンに関する使用状況レポートを使用すると、使用状況がグラフで提供されるので、システムでの処理に役立ちます。

また、レポート パラメータをカスタマイズしてメーリング オプションをイネーブルにすることで、レポートが作成されたときにそれらを電子メールで送信することもできます。 [パラメータのカスタマイズ(Customize Parameters)] オプションを使用すると、特定のレポートのレポート パラメータを [パラメータのカスタマイズ(Customize Parameters)] ウィンドウでカスタマイズできます。 個々のレポートについて、該当するレポートのパラメータをカスタマイズできます。

アラートのセットアップ

CAR は、次のようなさまざまなイベントに対し、E メールによる警告を送信します。

  • 料金限度通知:あるユーザの 1 日あたりの課金制限が指定された最大値を超えたことを示します。 この最大値は、[レポート設定(Report Config)] > [通知限度(Notification Limits)] ウィンドウで設定できます。
  • QoS 通知:正常なコールのパーセンテージが指定した範囲よりも下がったか、不良なコールのパーセンテージが指定した上限を超えたことを示します。 この範囲は、[レポート設定(Report Config)] > [通知限度(Notification Limits)] ウィンドウで設定できます。

システムで電子メール アラートをイネーブルにするプロセスは、2 つの手順で構成されます。 まず、メール サーバの設定情報を指定します([システム(System)] > [システムパラメータ(System Parameters)] > [メールパラメータ(Mail Parameters)])。 CAR は、設定情報を使用して電子メール サーバに正常に接続します。 次に、電子メール アラートを [レポートの自動作成/警告(Automatic Report Generation/Alert)] ウィンドウ([レポート設定(Report Config)] > [自動作成/警告(Automatic Generation/Alert)])でイネーブルにします。 デフォルトでは、CAR の電子メール アラートは、すべてではなく一部のレポートでイネーブルになっています。

システム リソースを節約するため、システムをより新しいバージョンの Cisco Unified Communications Manager にアップグレードする間は、自動電子メール アラートを必ずディセーブルにしてください。


(注)  


アプリケーションユーザには電子メール ID がないため、電子メール アラートが送信されません。


CAR データの消去

この項では、次のトピックについて説明します。

  • 自動消去
  • 手動消去
  • イベント ログの消去

CAR では、CAR データベースの自動消去および手動消去を行えます。 デフォルトでは、自動消去がイネーブルになっています。 CDR/CMR のロードの前後に、CAR は CAR データベースのサイズを確認し、必要な場合は、自動消去を実行して CAR データベースのサイズを制御します。

自動消去の場合、CAR は、CDR が CAR データベースに保持されている日数を継続して監視します。CDR の保持時間が、[データベースの自動消去の設定(Configure Automatic Database Purge)] ウィンドウの最大保持時間設定に設定されている最大日数を超えると、CAR は設定された日数を超えている CDR をすべて削除します。

[データベースの自動消去の設定(Configure Automatic Database Purge)] ウィンドウで、CAR データに割り当てる CAR データベースの割合(%)を指定します。CAR データベースのサイズは、指定した上限と下限との間で維持されます。 CAR データベースのサイズが下限を下回ると、CAR はすべての CAR 管理者に電子メールを送信します。 データベースのサイズが上限を上回るか、または CAR データベース内の CDR 数がレコードの可能な最大数を超えた場合、CAR は [データベースの自動消去の設定(Configure Automatic Database Purge)] ウィンドウの CDR 最小保持時間に指定された日数を経過した CDR を削除し、すべての CAR 管理者に電子メールを送信します。 CDR が再び上限を上回るか、自動消去が完了した後でも CDR がレコードの可能な最大数を超えた場合、CAR は自動消去をトリガーし、CDR/CMR をロードせず、別の電子メールを送信します。

表 1 CDR データベースの最大サイズ

バージョン

CDR レコードの最大数

データベースの最大サイズ

最繁時呼数(BHCA)の最大合計

Cisco Unified Communications Manager

200 万レコード

6 GB

10,000

Cisco Unified Communications Manager Business Edition 5000

100 万レコード

3 GB

5,000


ヒント


上限を超えるか、CDR がレコードの最大数を超えた場合に、最小保持時間を経過したレコードの自動消去をディセーブルにするには、CDR 最小保持期間を [データベースの自動消去の設定(Configure Automatic Database Purge)] ウィンドウの CDR 最大保持期間と同じ値に設定します。


自動消去のスケジュールを変更しないまま、特定の日付よりも古いレコードや、特定の日付範囲内のレコードを削除するには、データベースの手動消去を設定します。 [手動消去(Manual Purge)] ウィンドウの [リロード(Reload)] ボタンをクリックして、CAR データベースに CDR レコードをリロードすることもできます。 ダイヤル プランの更新、ユーザとデバイスとの関連付けの変更、コール レートの変更などの後に、データベースをリロードしてコールを分類し直す必要が生じることがあります。 システムに新しいレコードをロードした後は、設定した CDR ロード スケジュールに従ってレコードがロードされます。 デフォルトでは、CDR データは 1 日 24 時間、週 7 日間にわたってロードされます。

イベント ログ消去(tbl_event_log テーブルを毎日監視するようにスケジュールされたジョブ)は、レコードを自動的に削除することにより、日次ジョブの過去 3 日分、週次ジョブの過去 3 週間分、および月次ジョブの過去 3 ヵ月分の tbl_event_log レコードをそれぞれ保持します(つまり、tbl_event_log テーブルが 1500 行を超えた場合にレコードを削除します)。CAR は、イベント ログ消去を自動的にイネーブルにし、イベント ログ消去が実行されても電子メールは送信しません。

コールのコスト

CAR を使用すると、時間の経過に伴って加算されていくコールのコストに対して、基本的な料金レートを設定できます。 さらに、時刻および音声品質のファクタを適用することで、コストをさらに適正化できます。 この機能は、加入者にサービス料金を請求することが必要になるサービス プロバイダーが使用します。 組織によっては、アカウンティングや予算編成の目的でこの情報を使用し、組織内のユーザと部門の課金コストを決定することもできます。

これらの評価パラメータを使用するレポートとしては、個人用課金情報、部門用課金情報、料金別の上位 N 件、コール数別の上位 N 件、および接続時間別の上位 N 件があります。


(注)  


料金ベースやブロックのデフォルト値を変更しない場合は、ブロックあたりのデフォルトの基本料金が 0 になるため、コストは常に 0 のままになります。



(注)  


音声品質によるコール コストの増加を避ける場合は、デフォルト値を使用できます。 デフォルトの乗数には 1.00 が指定されているため、音声品質によるコール コストの増加は発生しません。


コール レートの設定の詳細については、CAR 評価エンジンを参照してください。

アクティビティの追跡

CAR は、さまざまなアクティビティのステータスを追跡できるログを提供します。 CAR Scheduler がトリガーするイベント、たとえば、自動生成レポート、CDR のロード、通知、レポートの削除、データベースの内容消去/監視、イベントの追跡などが、イベント ログによって追跡されます。

役割

CAR では、次の 3 レベルのユーザ向けにレポート機能が用意されています。

  • 管理者は、CDR Analysis and Reporting のすべての機能を使用します。たとえば、システム レポートを生成して、ロード バランシング、システムのパフォーマンス、およびトラブルシューティングに役立てることができます。
  • マネージャは、予算編成またはセキュリティを目的とする場合や、コールの音声品質を判断する場合のコール モニタリングに役立つユーザ、部門、および QoS に関するレポートを生成できます。
  • 個々のユーザは、コールの課金情報レポートを生成できます。

どのユーザも、CAR 管理者になることができます。 CAR 管理者として識別されたユーザは、CAR システムを完全に制御できます。 管理者はシステムとレポートに関連するすべてのパラメータを変更できます。

CAR には、管理者が少なくとも 1 名必要です。

[Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で管理者、マネージャ、およびユーザを設定します。 詳細については、CAR ユーザの生成を参照してください。

レポート

CAR では、レポートをオンデマンドで生成できます。管理者である場合は、レポートのスケジュールを設定して自動生成できます。 レポートは、カンマ区切り(CSV)形式またはポータブル ドキュメント フォーマット(PDF)形式で表示できます。 PDF を選択する場合は、PC 上に Adobe Acrobat Reader がインストールされている必要があります。

レポート情報

時間、曜日、日付に応じたパターンを表示するすべての CAR レポートで、次の条件に基づいてグラフと表が表示されます。

  • 検索条件で指定した時間範囲(時間、曜日、または日付)と一致するレコードがない場合、レポートでは、すべての日または時刻に値 0.00 が表示されます。
  • 戻されたすべてのレコードで値が 0.00 になっている場合、グラフは表示されません。 グラフが表示されるのは、いずれかのレコードに 0 以外の値が含まれている場合だけです。
  • (選択した日付範囲内で、少なくとも 1 日以上について)レコードが生成されたとき、選択した日数がレポートの表示可能日数(週次の場合は 7 日、月次の場合は 31 日)を超えている場合、グラフにはすべての日が表示されます(レコードが生成されていない日の値は 0 になります)。 表には、すべての日が関連する値とともに表示されます。データが含まれていない日については、0.00 が表示されます。
  • (選択した日付範囲内で、少なくとも 1 日以上について)レコードが生成され、選択した日数がレポートの表示可能日数(週次の場合は 7 日、月次の場合は 31 日)を下回っている場合、グラフにはすべての日が表示されます(レコードが生成されていない日の値は 0 になります)。 表には、すべての日が関連する値とともに表示されます。データが含まれていない日については、0.00 が表示されます。

ユーザ名を表示するすべての CAR レポートでは、ユーザ名を取得できない場合にユーザ ID が表示されます。 このような状況が発生するのは、過去のデータについてレポートが生成されるときに、その時点でコールに関係していたユーザが、現時点ではシステム(Cisco Unified Communications Manager データベース)に存在していない場合です。

関連資料

レポート生成スケジュール

レポートを自動生成するプロセスは、次の 2 つの手順で構成されます。 まず、生成するレポートをイネーブルにする必要があります。 次に、レポートを生成する日時をスケジュールする必要があります。 CAR はデフォルトのスケジュールを提供しているため、このデフォルトのスケジュールをそのまま使用できる場合は、自動生成するレポートをイネーブルにするだけで済みます。

新規インストール時には、レポートおよび電子メール アラートは自動生成されません。 自動生成するレポートをイネーブルにする必要があります。 レポートの生成をイネーブルまたはディセーブルにするには、レポートおよび電子メールを自動生成する手順について、自動生成レポートのイネーブル化を参照してください。

レポートが生成およびシステムから消去される特定の時刻、週、(1 ヵ月の中の)日付を変更するには、CAR システム スケジューラを参照してください。

関連資料

監査ロギング

監査ログを使用すると、Cisco Unified Communications Manager システムに対するすべての設定変更が監査用に別のログ ファイルに記録されます。 監査イベントとは、記録する必要があるすべてのイベントです。 Cisco Unified CDR Analysis and Reporting は、次のイベントに関する監査ログを作成します。

  • CDR Loader のスケジュール
  • 日次、週次、月次のユーザ レポート、システム レポート、およびデバイス レポートのスケジュール
  • メール パラメータの設定
  • ダイヤル プランの設定
  • ゲートウェイの設定
  • システム プリファレンスの設定
  • 自動消去の設定
  • 接続時間、時刻、および音声品質の評価エンジンの設定
  • QoS の設定
  • 事前生成レポートの自動生成/アラートの設定
  • 通知限度の設定

(注)  


監査ログを設定する方法については、『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』の「Configuring the Audit Log」の章を参照してください。 監査ログの表示方法については、『Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool Administration Guide』の「Working With Trace and Log Central」の章を参照してください。


ログイン メッセージ

カスタマイズしたログイン メッセージを含むテキスト ファイルをアップロードできます。このメッセージは最初の Cisco Unified Communications Manager CDR Analysis and Reporting ウィンドウに表示されます。

カスタマイズしたログイン メッセージをアップロードする詳細な手順については、『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』の第 7 章を参照してください。

関連資料

国際対応

CAR は、任意のロケール(言語)に対応できるように国際化されて設計されており、任意のロケールに対応できるデータベースも備えています。


(注)  


CAR は、Cisco Unified Communications Manager のヘルプに記載されているようにすべての Latin-1 言語と Unicode 言語ロケールをサポートします。 Latin-1 言語には、英語と西ヨーロッパの諸言語が含まれます。 Unicode 言語には、日本語と中国語が含まれます。


ロケールには、ユーザとネットワークの 2 つのタイプがあります。 それぞれのロケールは、一連のロケール ファイルで構成されます。 この 2 タイプのファイルについて、次の定義で説明します。

  • ユーザ:電話機の表示テキスト、ユーザ アプリケーション、ユーザ Web ページなど、ユーザ関連の機能に関連するファイル。
  • ネットワーク:電話機やゲートウェイ トーンなど、ネットワーク関連の機能に関連するファイル。 ネットワーク ロケールは、国/地域名によって決まります。

CAR でロケールがサポートされるのは、Locale Installer でロケールがインストールされている場合だけです。


(注)  


Cisco Unified Communications Manager の場合は、最初にクラスタ内のすべてのサーバに Cisco Unified Communications Manager Locale Installer をインストールしたことを確認します。 Cisco Unified Communications Manager Business Edition 5000 の場合は、最初にサーバに Cisco Unified Communications Manager Locale Installer をインストールしたことを確認します。 Locale Installer をインストールすると、CAR に最新の翻訳済みテキストが適用されるようになります。 Cisco Unified Communications Manager Locale Installer の詳細については、『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』を参照してください。


複数のロケールをサポートしているのは、ユーザとマネージャのウィンドウだけです。 管理者のウィンドウは、英語で表示されます。

[Cisco Unified CM の管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] で、Cisco Unified Communications Manager データベース内のユーザの優先ロケールを設定します。 この作業は、ユーザを作成するときに、[エンドユーザの設定(End User Configuration)] ウィンドウで行います。 ユーザ名やユーザ ID などとともに、優先ロケールを指定します。 Cisco Unified Communications Manager データベースにこの情報が保存されます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。

この項では、CAR の国際対応を構成している要素について説明します。

ログイン ページ

クライアント(ブラウザ)がログイン情報を要求するときには、ログイン ウィンドウのヘッダーに、そのクライアントの最優先ロケールが示されます。 CAR システムは、CAR の UI がこのロケールをサポートしているかどうかを確認します。 CAR の UI がこのロケールをサポートしていない場合や、このロケールがシステムにインストールされていない場合、ログイン ウィンドウは、Cisco Communications Manager のエンタープライズ パラメータで設定されている Cisco Unified Communications Manager システムのデフォルト ロケールで表示されます。 CAR がこのデフォルト ロケールもサポートしていない場合や、このデフォルト ロケールがシステムにインストールされていない場合には、ロケールは English_United_States に設定されます。

ログイン後のウィンドウでの CAR ページの認証と表示

どの言語でも、ユーザの資格情報は Cisco Unified Communications Manager データベースと照合して認証され、管理者以外のユーザ(ユーザまたはマネージャ)の CAR ウィンドウは、ユーザの優先ロケールで表示されます。 CAR の UI がこのロケールをサポートしていない場合や、このロケールがシステムにインストールされていない場合は、Cisco Unified Communications Manager システムのデフォルト ロケールが使用されます。 このロケールが CAR でサポートされていない場合や、システムにインストールされていない場合には、ウィンドウはブラウザの最優先ロケールで表示されます。 ブラウザの優先ロケールもサポートされていない場合やインストールされていない場合には、ロケールは English_United_States に設定されます。 UI ページ上の情報は、ラベルや数値形式なども含めて、すべてロケールに基づいて表示されます。 管理者のウィンドウは、常に英語で表示されます。

レポート

CSV 形式と PDF 形式の両方で生成されるレポートは、管理者以外のユーザ(ユーザまたはマネージャ)の場合にはユーザの優先ロケールで表示されます。 ただし、動的なデータ(レポートのヘッダーに表示される企業名など)は、データベースへの入力時に使用されたものと同じ言語で表示されます。 ロケールは、ヘッダー、フッター、数値形式、および一部の静的データ(コール分類など)の基準になります。 管理者のレポートは、英語で表示されます。

関連資料

Web ブラウザ

CAR プログラムでは、次の Web ブラウザをサポートしています。

  • Netscape Communicator Release 7.1
  • Microsoft Internet Explorer Release 6.0 および Release 7.0

ネットワーク内の任意のユーザ PC から、[Cisco Unified サービスアビリティ(Cisco Unified Serviceability)] で CDR Analysis and Reporting が表示されるサーバを参照し、CAR 管理者、マネージャ、またはユーザとしてログインします。

関連資料

オンライン ヘルプ

CAR マニュアルのオンライン ヘルプにアクセスするには、[ヘルプ(Help)] > [目次とインデックス(Contents and Index)](目次)または [ヘルプ(Help)] > [このページ(For this page)](表示されているページ固有の情報)を選択します。

関連資料

アップグレード

以前のバージョンの Cisco Unified Communications Manager から新しいバージョンの Cisco Unified Communications Manager にアップグレードすると、すべての CDR データをアップグレードできない場合があります。 アップグレード後に使用可能な CDR データの量に影響する制限事項の詳細については、CAR データベースを参照してください。 また、最新の『Data Migration Assistant User Guide』も参照してください。

関連資料

バックアップ データベース

CAR および CDR Disaster Recovery Service(DRS)は、Cisco Unified Communications Manager の DRS に組み込まれています。 DRS には、CAR データベース、事前生成レポート、および保持された CDR のフラット ファイルのバックアップが含まれます。

バックアップ/復元プロセスが開始される前には、CARWebService と CAR Scheduler が自動的に停止し、バックアップ/復元プロセスの完了後に自動的に再起動します。

次の表に、ディザスタ リカバリ システムでバックアップおよび復元できる機能とコンポーネントを示します。 各機能を選択すると、各機能のすべてのコンポーネントが自動的にバックアップされます。

表 2 Cisco Unified CM の機能とコンポーネント

機能

コンポーネント

CCM - Cisco Unified Communications Manager

Cisco Unified Communications Manager データベース

プラットフォーム

サービスアビリティ

保留音(MOH)

Cisco Emergency Responder

Bulk Tool(BAT)

プリファレンス

電話デバイス ファイル(TFTP)

syslogagt(SNMP syslog エージェント)

cdpagent(SNMP cdp エージェント)

tct(トレース収集ツール)

コール詳細レコード(CDR)

CDR Reporting and Analysis(CAR)

詳細については、『Disaster Recovery System Administration Guide』の最新版を参照してください。

関連資料

CPU 使用率

シスコは、基本的なテストを行うことにより、CDR または CMR(あるいは両方)がイネーブルになっている場合の CPU 使用率を測定しました。 CPU 使用率テストでは、パブリッシャを対象とする測定ではなく、サブスクライバを対象とする測定を行いました。 CDR Loader の設定や外部の課金サーバの [CDR 管理(CDR Management)] の設定により、実際の結果が異なることがあります。 表 1に、これらのテストの結果を示します。


(注)  


これらのテストは、Cisco Unified Communications Manager Release 8.0(1) で実行されたことに注意してください。


表 3 CDR および CMR の CPU 使用率

CDR および CMR イネーブル/ディセーブル

Cisco Unified CM の CPU 使用率の平均増加率(%)

合計 CPU 使用率の平均増加率(%)

Cisco Unified CM の CPU の増加率(%)

合計 CPU の増加率(%)

CDR ディセーブル、CMR ディセーブル

6.17

11.15

-

-

CDR イネーブル、CMR ディセーブル

6.99

12.10

13.18

8.57

CDR ディセーブル、CMR イネーブル

6.38

11.24

3.43

0.86

CDR イネーブル、CMR イネーブル

7.71

13.04

24.92

17.02

その他の資料

  • 『Cisco Unified Serviceability Administration Guide』
  • 『Cisco Unified Real-Time Monitoring Tool Administration Guide』
  • 『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』
  • 『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』
  • 『Cisco Unified Communications Manager Call Detail Records Administration Guide』
  • 『Data Migration Assistant User Guide』
  • 『Disaster Recovery System Administration Guide』