Cisco Unified Communications Manager Bulk Administration ガイド リリース 8.0(2)
クライアント識別コードと強制承認コードの 一括処理
クライアント識別コードと強制承認コードの一括処理
発行日;2012/05/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

クライアント識別コードと強制承認コードの一括処理

CMC および FAC の設定チェックリスト

BAT の重要な考慮事項

BAT.xlt を使用した CSV ファイルの作成

テキスト エディタを使用したクライアント識別コードおよび 強制承認コードの CSV データ ファイルの作成

既存の CMC 用または FAC 用の CSV ファイルの編集

CMC 用および FAC 用の CSV ファイルの設定値

BAT を使用した CUCM データベースの更新

データベースを更新する場合の BAT の設定

関連項目

クライアント識別コードと強制承認コードの一括処理

Forced Authorization Code(FAC; 強制承認コード)と Client Matter Code(CMC; クライアント識別コード)を使用すると、コールへのアクセスとアカウンティングを管理できます。CMC は、課金可能なクライアントに対するコール アカウンティングと課金を支援し、FAC は特定のユーザが発信できるコールのタイプを規定します。

クライアント識別コード機能を有効にすると、コールが特定のクライアントに関連していることを示すコードをユーザが入力する必要があります。コール アカウンティングと課金の目的で、顧客、学生などのユーザにクライアント識別コードを割り当てることができます。強制承認コード機能を有効にすると、ユーザがコールを確立する前に有効な承認コードを入力する必要があります。

CMC 機能と FAC 機能を使用するには、ルート パターンを変更し、ダイヤル プラン ドキュメントを更新して各ルート パターンに対する FAC や CMC の有効化または無効化を反映させる必要があります。

この章は、次の項で構成されています。

「CMC および FAC の設定チェックリスト」

「BAT の重要な考慮事項」

「BAT.xlt を使用した CSV ファイルの作成」

「テキスト エディタを使用したクライアント識別コードおよび 強制承認コードの CSV データ ファイルの作成」

「既存の CMC 用または FAC 用の CSV ファイルの編集」

「コードの設定の削除」

「CMC 用および FAC 用の CSV ファイルの設定値」

「BAT を使用した CUCM データベースの更新」

CMC および FAC の設定チェックリスト

表 51-1 は、Cisco Unified Communications Manager 一括管理(BAT)を使用して CMC と FAC を実装する手順を示しています。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。

 

表 51-1 Cisco CMC および FAC の設定チェックリスト

設定手順
関連する手順とトピック

ステップ 1

BAT に関する重要情報、および CMC 機能と FAC 機能の概要を確認します。

「BAT の重要な考慮事項」

『Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド』

ステップ 2

CMC 用または FAC 用の CSV ファイルを作成し、CMC と FAC の設定情報を入力します。

「BAT.xlt を使用した CSV ファイルの作成」

「テキスト エディタを使用したクライアント識別コードおよび 強制承認コードの CSV データ ファイルの作成」

「CMC 用および FAC 用の CSV ファイルの設定値」

ステップ 3

Cisco Unified Communications Manager データベースを更新するために CSV ファイルを BAT に挿入します。

「BAT を使用した CUCM データベースの更新」

「Cisco Unified Communications Manager データベースを更新する場合の BAT の設定」

ステップ 4

Cisco Unified Communications Manager の管理ページでルート パターンを追加または更新して、FAC または CMC を有効にします。

『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』

『Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド』

ステップ 5

ダイヤル プラン ドキュメントを更新するか、BAT CSV ファイルのプリントアウトをダイヤル プラン ドキュメントとともに保管します。

ダイヤル プラン ドキュメントを参照

ステップ 6

ユーザに対して、コードなどの必要な情報をすべて提供し、機能の内容を説明します。

『Cisco Unified Communications Manager 機能およびサービス ガイド』

BAT の重要な考慮事項

BAT を使用して CMC または FAC を設定する前に、次の情報を確認します。

CMC と FAC で別々の CSV ファイルを作成します。1 つの CSV ファイルにこの 2 つの機能を混在させないでください。

CMC または FAC の設定を初めて追加する場合は、BAT.xlt を使用して CSV ファイルを作成するか、カスタムのテキストベース CSV ファイルを作成することができます。

CMC または FAC の設定を更新、削除、または追加する(初めての追加ではない)場合は、既存の CSV ファイルを編集するか、カスタムのテキストベース CSV ファイルを作成することができます。

ファイルおよびスプレッドシートでは、1 行に 2 つ以上のコード(およびそれに対応する設定値)を入力しないでください。各コード(およびそれに対応する設定値)に 1 行を指定します。たとえば、強制承認コード用のコードを入力する場合は、次の形式になります。

(承認コード, 承認コード名, 承認レベル)

1234,John Smith,20

1235,Lisa Mendez,10

5551,Debbie Dunn,30

ファイルから情報を削除してブランクにしても、その情報は Cisco Unified Communications Manager データベースから削除されません。つまり、ブランクの値ではデータベース内の既存の値は上書きされません。データベース内の既存の値は、値を更新すると上書きされます。

該当する CSV ファイルを、Cisco Unified Communications Manager サーバの最初のノードにアップロードしたことを確認します。詳細については、「ファイルのアップロード」を参照してください。

CSV ファイルを作成または変更する際には、「BAT を使用した CUCM データベースの更新」で説明されているように、必ずその CSV ファイルを BAT に挿入する必要があります。

BAT.xlt を使用した CSV ファイルの作成

BAT.xlt を使用して CMC 用または FAC 用の CSV ファイルを作成するには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 BAT.xlt ファイルは Cisco Unified Communications Manager サーバの最初のノード上にありますが、通常、このサーバには Microsoft Excel がインストールされていません。その場合は、最初のノードからこのファイルをコピーして、Microsoft Excel がインストールされているローカル マシンに移動する必要があります。

ステップ 2 サーバから BAT.xlt ファイルをダウンロードします。Microsoft Excel がインストールされているローカル マシンについては、「ファイルのダウンロード」を参照してください。

ステップ 3 Microsoft Excel で BAT.xlt を開きます。プロンプトが表示されたら、[マクロを有効にする] をクリックします。


ヒント 個別に 2 つの CSV ファイル(CMC 用と FAC 用の CSV ファイル)を作成する必要があることに注意してください。


ステップ 4 次のタブのいずれかをクリックします。

[Insert CMC]:CMC 用の CSV ファイルを作成する場合

[Insert FAC]:FAC 用の CSV ファイルを作成する場合

ステップ 5 表 51-2 に従って、各カラムに CMC または FAC の設定値を入力します。

ステップ 6 ステップ 5 を繰り返し、すべてのコードを入力します。

ステップ 7 Excel スプレッドシート形式を CSV ファイルに変換するために、[Export to BAT Format] をクリックします。

CSV ファイルが自動的にローカル マシンの C:¥XlsDatafiles に保存されます。別のロケーションを選択するには、[Browse] をクリックします。

ステップ 8 CSV ファイルを Cisco Unified Communications Manager サーバの最初のノードにアップロードします。詳細については、「ファイルのアップロード」を参照してください。

ステップ 9 CSV ファイルを BAT に追加します。CSV ファイルを BAT に挿入する方法については、「BAT を使用した CUCM データベースの更新」を参照してください。


 

追加情報

「関連項目」を参照してください。

テキスト エディタを使用したクライアント識別コードおよび 強制承認コードの CSV データ ファイルの作成

値がカンマで区切られた ASCII テキストを複数行使用して、カンマ区切り値(CSV)データ ファイルを作成することができます。カンマ区切り値(CSV)ファイルでは、テキスト情報は表形式で与えられます。クライアント識別コードと強制承認コードのテキストベースの CSV データ ファイルの詳細については、「クライアント識別コードと強制承認コードのテキストベースのカスタム CSV ファイルの作成」を参照してください。

追加情報

「関連項目」を参照してください。

既存の CMC 用または FAC 用の CSV ファイルの編集

既存のコードを更新する場合は、メモ帳で既存の CSV ファイルを手動で更新するか、またはメモ帳で新規のファイルを作成します。

次の手順を実行します。

手順


ステップ 1 以前にコードを挿入した既存の CSV ファイルを編集するには、Cisco Unified Communications Manager サーバの最初のノードから CSV ファイルをダウンロードします。詳細については、「ファイルのアップロード」を参照してください。

ステップ 2 メモ帳で既存の CSV ファイルを開いて編集します。 表 51-2 のテキストベースの表現を使用して、既存の設定の削除、新規コードの追加、または既存の設定の更新を行います。

CMC 用 CSV ファイルを更新する場合は、たとえば、5555,Acme Toys のように入力することができます。ここで、5555 は Client Matter Code(必須)、Acme Toys は Description にそれぞれ相当します。

FAC 用 CSV ファイルを更新する場合は、たとえば、1234,John Smith,20 のように入力することができます。ここで、1234 は Forced Authorization Code、John Smith は Authorization Code Name、20 は Authorization Levelにそれぞれ相当します。


注意 新規コードの追加やコードの更新を行う場合は、必要な情報をすべて入力してください。既存のレコードでは、任意の部分を変更できますが、認証に必要な強制承認コードやクライアント識別コード などは必ず含めなければなりません。情報を削除したりブランクにしたりしても、その情報はデータベースから削除されません。データベース内の既存の値は、ブランクの値では上書きされませんが、前述の例にある値を Acme Toys, Inc. や John L. Smith などに更新すると上書きされます。

ステップ 3 CSV ファイルを Cisco Unified Communications Manager サーバの最初のノードにアップロードします。詳細については、「ファイルのアップロード」を参照してください。

ステップ 4 CSV ファイルを BAT に追加します。CSV ファイルを BAT に挿入する方法については、「BAT を使用した CUCM データベースの更新」を参照してください。


 

追加情報

「関連項目」を参照してください。

CMC 用および FAC 用の CSV ファイルの設定値

次の各項と 表 51-2 を併せて参照してください。

「BAT.xlt を使用した CSV ファイルの作成」

「テキスト エディタを使用したクライアント識別コードおよび 強制承認コードの CSV データ ファイルの作成」

「既存の CMC 用または FAC 用の CSV ファイルの編集」

「コードの設定の削除」

関連する手順については、「関連項目」を参照してください。

 

表 51-2 CMC および FAC の設定値

設定/カラム
説明
CMC 用 CSV ファイル

[Client Matter Code]

ユーザがコールを発信するときに入力する 16 桁以内の固有のコードを入力します。クライアント識別コード は、このコードを使用するコールの CDR に表示されます。

[Description]

このオプションのフィールドは、クライアント コードとクライアントの関連付けに役立ちます。説明には、任意の言語で最大 50 文字を指定できますが、二重引用符(")、パーセント記号(%)、アンパサンド(&)、バックスラッシュ(¥)、または山カッコ(<>)は使用できません。

FAC 用 CSV ファイル

[Forced Authorization Code]

16 桁以内の固有の承認コードを入力します。ユーザは FAC 対応のルート パターンでコールを発信するときにこのコードを入力します。

[Authorization Code Name]

50 文字以内の固有の名前を入力します。この承認コード名は、承認コードを特定のユーザまたはユーザのグループに結び付けます。この名前は、このコードを使用するコールの CDR に表示されます。

ヒント システム内のすべてのユーザに承認コードを割り当てる場合は、コード名にユーザの識別情報を含めるようにしてください。この識別情報には、ユーザ名やその他の機密性のない固有の識別情報(たとえば、電子メールのエイリアス、社員番号、学生番号)などを使用してください。承認コード名は CDR に書き込まれ、安全でないため、社会保障番号などの識別情報は使用しないでください。

[Authorization Level]

0 ~ 255 の範囲内の 3 桁の承認レベルを入力します(デフォルトは 0)。承認コードに割り当てるレベルによって、ユーザが FAC 対応のルート パターンでコールをルーティングできるかどうかが決まります。コールを正常にルーティングするには、ユーザの承認レベルがそのコールのルート パターンに指定された承認レベル以上である必要があります。

BAT を使用した CUCM データベースの更新

Cisco Unified Communications Manager データベースを更新するには、BAT に CMC 用または FAC 用の CSV ファイルを挿入する必要があります。データベースを更新するには、次の手順を実行します。

始める前に

Cisco Unified Communications Manager を更新する前に、CMC 用または FAC 用の CSV ファイルを作成または編集する必要があります。

手順


ステップ 1 CMC 用と FAC 用のどちらの CSV ファイルを使用したかに応じて、Cisco Unified Communications Manager の管理ページで次のいずれかのオプションを選択します。

CMC の場合:[一括管理(Bulk Administration)] > [CMC] > [CMCの挿入(Insert Client Matter Codes)]

FAC の場合:[一括管理(Bulk Administration)] > [FAC] > [FACの挿入(Insert Forced Authorization Codes)]

ステップ 2 [ファイル名(File Name)] ドロップダウン リスト ボックスで、更新されたコードが含まれる CSV ファイルを選択します。


ヒント 挿入するファイルの内容を表示するには、[ファイルの表示(View File)] をクリックします。


ステップ 3 既存のコードのリストを更新する場合は、 表 51-3 で説明されているように、[既存の設定の上書き(Override the existing configuration)] チェックボックスをオンにします。

ステップ 4 [ジョブ情報(Job Information)] 領域に、ジョブの説明を入力します。

ステップ 5 [今すぐ実行(Run Immediately)] オプション ボタンをクリックしてレポートを即座に生成するか、[後で実行(Run Later)] をクリックして後でレポートを生成します。

ステップ 6 [送信(Submit)] をクリックして、FAC と CMC を挿入するジョブを作成します。

ジョブの詳細については、 「ジョブのスケジュール」 を参照してください。

ログ ファイルの詳細については、「BAT ログ ファイル」を参照してください。


 

追加情報

「関連項目」を参照してください。

Cisco Unified Communications Manager データベースを更新する場合の BAT の設定

「BAT を使用した CUCM データベースの更新」 表 51-3 を併せて参照してください。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。

 

表 51-3 CSV ファイルを挿入する場合の BAT の設定

BAT の設定
説明

[ファイル名(File Name)]

ドロップダウン リスト ボックスから、挿入する CMC ファイルまたは FAC ファイルを選択します。

[既存の設定の上書き(Override the existing configuration)]

このチェックボックスは、既存の設定のコードを更新する場合に適用されます。

このチェックボックスをオンにすると、既存の承認コード名(FAC)、承認レベル(FAC)、または説明(CMC)が、挿入するファイルに含まれている情報で上書きされます(既存の承認コードとクライアント識別コードは変更されません)。このチェックボックスをオンにしないと、該当の承認コードまたはクライアント識別コードがすでに存在することを示すエラーがログ ファイルに書き込まれ、更新は行われません。

関連項目

「CMC および FAC の設定チェックリスト」

「BAT の重要な考慮事項」

「BAT.xlt を使用した CSV ファイルの作成」

「テキスト エディタを使用したクライアント識別コードおよび 強制承認コードの CSV データ ファイルの作成」

「既存の CMC 用または FAC 用の CSV ファイルの編集」

「コードの設定の削除」

「CMC 用および FAC 用の CSV ファイルの設定値」

「BAT を使用した CUCM データベースの更新」

「Cisco Unified Communications Manager データベースを更新する場合の BAT の設定」

「クライアント識別コードと強制承認コードのテキストベースのカスタム CSV ファイルの作成」