Cisco CallManager システム ガイド Release 4.2(1)
Cisco DPA の統合
Cisco DPA の統合
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco DPA の統合

DPA 7630/7610 の概要

DPA 7630/7610 の機能

DPA 7630/7610 が必要な場合を教えてください

SMDI だけを使用することはできますか

SMDI を使用できない場合はどうすればよいですか

参考情報

Cisco DPA の統合

Cisco DPA 7630 および 7610 ボイスメール ゲートウェイ(DPA 7630/7610)は、Cisco CallManager システムを Octel ボイスメール システムと統合する製品です。さらに、このボイスメール システムを Definity または Meridian 1 PBX システムに接続することも可能です。この統合により、既存のサードパーティ製テレフォニー システムを Cisco IP テレフォニー システムと併用することができます。

この統合により、たとえば、Octel ボイスメール用のメッセージ受信のインディケータ(MWI)などの機能を Cisco IP Phone(Cisco CallManager に接続)や従来型のテレフォニー電話(Definity または Meridian 1 PBX Lucent PBX システムに接続)上で確実に設定できます。

DPA 7630/7610 は、次のシステムと組み合せて使用できます。

Cisco CallManager 3.1(1) 以降

Octel 200 および 300 ボイスメール システム(APIC/NPIC 統合を使用)

Octel 250 および 350 ボイスメール システム(FLT-A/FLT-N 統合を使用)

Definity G3 PBX システム(DPA 7630 のみ)

Meridian 1 PBX システム(DPA 7610 のみ)

次の項では、DPA 7630/7610 の概要を示し、DPA 7630/7610 と従来型ネットワークと IP テレフォニー ネットワーク内で行われる他のコンポーネントとの対話について概説します。

「DPA 7630/7610 の概要」

「DPA 7630/7610 の機能」

DPA 7630/7610 の概要

DPA 7630/7610 は、Cisco CallManager と Octel システム(PBX システムに接続可能)の間のゲートウェイとして動作します。DPA 7630/7610 の機能は次のとおりです。

Cisco CallManager からのコール タイプを判別し、ディスプレイ、ライト、およびリングの各メッセージを Octel システムに送信する。

転送やメッセージ受信のインディケータ(MWI)の設定などが Octel システム内で試行されていることを判別し、それに対応するメッセージを Cisco CallManager に送信する。

DTMF トーンを Skinny Client Control Protocol メッセージに変換する。

Companding-law のトランスコーディングおよび音声圧縮を実行する。

ボイスメールの Real-Time Transport Protocol(RTP)のカプセル化を実行する。

DPA 7630/7610 の機能

Cisco DPA 7630/7610 には、Cisco CallManager と Definity PBX システムまたは Meridian 1 PBX のいずれかのシステムに、既存の Octel ボイスメール システムを統合することができます。統合するシステムが Definity PBX の場合は DPA 7630 を使用し、Meridian 1 システムの場合は DPA 7610 を使用します。

また、DPA 7630/7610 には、デジタル電話や PBX システムをエミュレートする機能があります。このエミュレート機能により、DPA 7630/7610 は、Cisco CallManager、Octel、Definity、および Meridian 1 システム上でデジタル電話や PBX システムとして扱うことが可能です。

図 29-1 に、Cisco DPA を示します。

図 29-1 Cisco DPA

 

DPA 7630/7610 が必要な場合を教えてください

Definity G3 PBX または Meridian 1 PBX から Cisco CallManager にテレフォニー システムを移行する場合には、Cisco CallManager への完全なカットオーバーを行うのか、徐々に移行するのかを決定する必要があります。Cisco CallManager や Cisco ボイスメール ソリューションへの完全なカットオーバーを行う場合、
DPA 7630/7610 は必要ありません。一方、システムを徐々に移行する場合は、Cisco CallManager システムに新しい電話機をインストールする間、Definity または Meridian 1 PBX 上の一部の電話機を維持する必要があります。既存の Octel ボイスメール システムを Cisco CallManager システムと併用する場合もあります。このような事情で徐々に移行する場合は、DPA 7630/7610 は Cisco CallManager への移行時に必要になります。

SMDI だけを使用することはできますか

実際、移行の際に問題になるのは、Octel のようなボイスメール システムでは一度に 1 つの PBX だけが統合できるように設計されていることです。この問題の解決には、複数のクライアントへのボイスメール サービスを統合するよう設計されている Simplified Message Desk Interface(SMDI)が通常使用されます。

SMDI を使用するには、ボイスメール システムがいくつかの条件を満たしている必要があります。

十分なデータベース容量があり、2 つの PBX システムを同時にサポートし、各メールボックスを正しい PBX に関連付けて正しいリンクに MWI 情報を送信できること。

PBX への既存の物理リンクを維持しながら、IP ネットワークをボイスメール システムに物理的に接続できること。

アナログの統合をサポートしていること。SMDI は基本的にアナログ技術です。

また、SMDI を使用するには、既存テレフォニー ネットワークの再構成が必要です。

SMDI を使用できない場合はどうすればよいですか

SMDI を導入しても問題が解決しない場合があります。特に Octel システム上でデジタル インターフェイスを使用している場合はこれに該当します。デジタル回線カードを使用する Octel システムでは、デジタル電話をエミュレートし、PBX 上ではポート単位統合または PBX integration card(PIC; PBX 統合カード)と呼ばれるデジタル内線電話として扱われます。PIC システム上では、音声とデータ(MWI の設定用)のストリームは同じパスを使用します。MWI の設定と削除は、専用のポート上の機能アクセス コードによって行われます。専用のインターフェイスがこれらの PIC ポートによって使用されるので、標準インターフェイスを使用して PIC ポートを Cisco CallManager に接続することはできません。

ただし、DPA 7630/7610 を使用すれば、これらのインターフェイスを変換して、Cisco CallManager、Octel、および Definity または Meridian 1 システム間で通信することが可能になります。ネットワークのニーズに応じて、数種類の統合方式から選択できます。

参考情報

関連項目

「SMDI ボイスメールの統合」

参考資料

Cisco DPA 7630/7610 Voice Mail Gateways Administration Guide