Cisco CallManager Serviceability システム ガイド Release 4.2(1)
アラーム
アラーム
発行日;2012/02/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

アラーム

アラームの概要

アラームの設定

アラーム モニタ

アラーム フィルタ

アラーム情報の表示

アラーム定義

レジストリベースのアラーム インターフェイスを使用したアプリケーション

アラーム定義の編集

アラーム定義の例

アラーム設定のチェックリスト

アラーム定義設定のチェックリスト

参考情報

アラームの概要

Cisco CallManager Serviceability のアラームには、Web ベースのインターフェイスが用意されています。このインターフェイスでは、アラームとイベントの設定、およびアラーム メッセージ定義を行います。どちらの機能も、システム管理者やサポート担当者が Cisco CallManager の問題をトラブルシューティングする際に役立ちます。

アラームを使用すれば、Cisco CallManager システムの実行時の状況と状態を表示して、問題を解決する修正処置をとることができます。たとえば、電話機が登録済みで機能しているかどうか判別できます。アラームには、説明や推奨の対処法などの情報があります。また、アラームの情報には、アプリケーション名、マシン名、およびクラスタ名が含まれているため、ローカル以外で起こった場合でも Cisco CallManager の問題をトラブルシューティングするときに役立ちます。

アラーム インターフェイスを設定する際には、アラーム情報を複数の宛先に送信することと、それぞれの宛先に固有のアラーム イベント レベル(Debug から Emergency まで)を指定することができます。

アラームは、Serviceability トレース ファイルに転送可能です。システム管理者は、アラームとトレースのパラメータを設定して、この情報をシスコ TAC のエンジニアに提供します。アラームの転送先には、Win2000 イベント ログ、Syslog、SDI トレース ログ ファイル、SDL トレース ログ ファイル(Cisco CallManager および CTIManager の場合のみ)、またはこれらすべての宛先のいずれかを指定できます。アラーム情報を収集し、分析するには、トレースを使用します。

サービスがアラームを発行すると、アラーム インターフェイスはアラームを選択されたモニタ(SDI トレースなど)に送信します。モニタは、アラームを転送するか、または、最終的な宛先(ログ ファイルなど)に書き込みます。


) SDI トレース ログ ファイル内のアラームをログに記録するには、トレース設定のチェックボックス 2 つ、アラーム設定のチェックボックス 1 つをオンにします。つまり、トレース設定の Trace on チェックボックス、トレース設定の Enable trace file log チェックボックス、アラーム設定の SDI alarm destination チェックボックスです。


アラーム定義は、アラーム メッセージの内容を説明します。つまり、メッセージの意味とその回復方法を示します。

アラームに関する情報を入手するには、アラーム定義データベースを検索します。サービス固有のアラームをクリックすると、アラーム情報の説明とその推奨処置が表示されます。

アラームの設定

トレースとトラブルシューティングで使用するアラームの情報を設定します。アラームは、クラスタ内の Cisco CallManager サーバに対して、また Cisco CallManager、Cisco TFTP、Cisco CTIManager などの各サーバのサービスに対して設定できます。

アラーム モニタ

アラーム インターフェイスは、最大 5 つのアラーム宛先またはアラーム モニタをサポートしています。次のモニタがアラームを受信します。

イベント ログ

SDI トレース(テキスト形式または XML 形式で表示可能)

SDL トレース(テキスト形式または XML 形式で表示可能)

Syslog

Cisco RIS Data Collector

アラーム モニタの説明については、 表7-1 を参照してください。

 

表7-1 アラームの宛先

名前
宛先の説明

Enable Alarm for Event Viewer

Windows 2000 イベント ビューア プログラム。Cisco CallManager のエラーはイベント ビューア内のアプリケーション ログに記録され、アラームの説明と推奨の対処法が提供されます。

Enable Alarm for SDI Trace

SDI トレース ライブラリ。Cisco CallManager Serviceability のトレース コンフィギュレーション内で、このアラーム宛先を必ず設定するようにします。

Enable Alarm for Syslog

Syslog ファイル。Syslog メッセージを使用可能にして、Syslog サーバ名を設定するには、このチェックボックスをオンにします。この宛先を使用可能にして、サーバ名を指定しない場合、Cisco CallManager は Syslog メッセージをローカル ホストに送信します。デフォルトでは、このチェックボックスはオフになっています。

Enable Alarm for SDL Trace

SDL トレース ライブラリ。この宛先は、
Cisco CallManager サービスと CTIManager サービスにだけ適用されます。Trace SDL 設定を使用してこのアラーム宛先を設定します。
Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。

Enable Cisco RIS Data Collector for Event Viewer, Syslog Trace, and SDI Trace

これらのチェックボックスをオンにすると、イベント ビューア、Syslog ファイル、および SDI トレース ライブラリ内のアプリケーション ログ内のエラーに対してアラームが有効になります。

アラーム フィルタ

アラーム情報のフィルタリングは、個々のサービスに設定されたアラーム イベント レベル、およびモニタ宛先に基づいて実行されます。フィルタリングにより 2 つのタスクが完了します。1 つは、Cisco CallManager が収集するアラームのタイプを管理者が絞る際に役立ちます。もう 1 つは、イベント ログ、Syslog、およびトレース ファイルが過負荷になることを防ぎます。アラーム レベルの説明は、 表7-2 を参照してください。

 

表7-2 アラーム イベント レベル

名前
説明

Emergency

このレベルは、システムが使用不能であることを示します。

Alert

このレベルは、ただちに処置が必要であることを示します。

Critical

このレベルは、クリティカル条件が検出されたことを示します。

Error

このレベルは、エラー状態が存在することを示します。

Warning

このレベルは、警告状況が検出されたことを示します。

Notice

このレベルは、正常ではあるが重要な状況を示します。

Informational

このレベルは、情報メッセージだけを示します。

Debug

このレベルは、シスコ TAC のエンジニアがデバッグに使用するための詳細なイベント情報を示します。

アラーム情報の表示

アラーム情報を表示すると、Cisco CallManager に問題があるかどうか判別できます。イベント ログに送られたアラーム情報を表示するには、イベント ビューア プログラムを使用します。SDI または SDL のトレース ログ ファイルに送られたアラーム情報は、テキスト形式または XML 形式で表示できます。SDI または SDL のログ ファイルを XML 形式で表示するには、トレースを使用します。SDI または SDL のログ ファイルをテキスト形式で表示するには、テキスト エディタを使用します(トレースはテキスト形式もサポートします)。Syslog メッセージを表示するには、CiscoWorks2000 レポート ビューアを使用します。

Microsoft Windows 2000 のマニュアルに、イベント ビューアおよび Microsoft テキスト エディタの詳しい説明があります。

アラーム定義

Cisco CallManager では、アラーム定義と推奨処置が SQL サーバ データベースに保存されます。システム管理者は、すべてのアラーム定義をこのデータベースで検索できます。定義の内容には、アラーム名、記述、説明、推奨処置、重大度、パラメータ、モニタなどがあります。この情報は、システム管理者が Cisco CallManager に発生した問題をトラブルシューティングするときに役立ちます。アラーム カタログの説明は、 表7-3 を参照してください。

 

表7-3 アラーム定義カタログ

名前
説明

CallManager

Cisco CallManager に対するすべてのアラーム定義

CEFAlarmCatalog

すべての Cisco Extended Functions アラーム(CEFA)定義

CMIAlarmCatalog

すべての Cisco Messaging Interface アラーム(CMIA)定義

CTIManagerAlarmCatalog

Cisco Computer Telephony Integration (CTI) マネージャに対するすべてのアラーム定義

DBAlarmCatalog

Cisco データベース(Aupair)に対するすべてのアラーム定義

GenericAlarmCatalog

すべてのアプリケーションで共有されるすべての汎用アラーム定義

IpVmsAlarmCatalog

IP Voice Media Streaming(VMS)アプリケーションに対するすべてのアラーム定義

JavaApplications

Cisco CallManager Java Applications に対するすべてのアラーム定義


) JavaApplications アラームは、アラーム設定ウィンドウからは設定できません。通常これらのアラームは、イベント ログに送信して、CiscoWorks2000 との統合に必要な SNMP トラップを生成するように設定されます。アラーム定義およびパラメータを表示、または変更するには、オペレーティング システムに付属のレジストリ エディタを使用してください。レジストリ エントリを変更した場合は、設定を有効にするために JavaApplications を再起動する必要があります。



ヒント SNMP トラップおよびカタログの設定は、変更しないことをお勧めします。

TCDSRVAlarm Catalog

Cisco Telephony Call Dispatcher サービス(TCDSRV)に対するすべてのアラーム定義

TFTPAlarmCatalog

Cisco TFTP に対するすべてのアラーム定義

アラーム定義に関連する情報の詳細については、次の項を参照してください。

「レジストリベースのアラーム インターフェイスを使用したアプリケーション」

「アラーム定義の編集」

「アラーム定義の例」

レジストリベースのアラーム インターフェイスを使用したアプリケーション

アラーム インターフェイス ライブラリは、データベースを使用して設定情報を取得します。ユーザは、Cisco CallManager Administration の設定を使用してパラメータやアラーム定義を変更および確認します。このため、データベースにアクセスするアプリケーションだけが、アラーム インターフェイス ライブラリを使用してアラームを生成します。ただし、すべての Java ベースのアプリケーションなど、レジストリベースのアラーム インターフェイスを使用するアプリケーションでは、ユーザが設定パラメータの変更やアラーム定義の表示を行うための、別個のユーザ インターフェイスは必要ありません。代わりに、ユーザはオペレーティング システムで提供されている標準の XML レジストリ エディタを使用して、レジストリ エントリを表示および変更できます。レジストリ エディタの使用方法の詳細については、OS のオンライン マニュアルを参照してください。

アラーム定義の編集

Serviceability アラーム定義を使用すると、管理者はアラームに関する説明や推奨手段を追加できます。すべての管理者は、追加された情報にアクセスできます。管理者は、Alarm Details ウィンドウの User Defined Text ボックスに直接情報を入力します。標準の水平および垂直のスクロール バーを使用してスクロールできます。Cisco CallManager Serviceability がその情報をデータベースに追加します。

アラーム定義の例

図 7-1 は、Windows 2000 イベント ビューアに送られたアラームの例と、そこに表示されたアラーム情報がどのようにアラーム定義(図 7-2)と関連付けられているかを示しています。

図 7-1 イベントのプロパティ ウィンドウ

 

図 7-2 Alarm Details ウィンドウ

 

アラーム設定のチェックリスト

表7-4 に、アラームを設定する手順の概要を示します。

 

表7-4 アラーム設定のチェックリスト

設定手順
関連する手順と項目

ステップ 1

アラーム情報を取得する対象のサーバとサービスを選択します。

「アラームの概要」

『Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「サービスに対するアラームの設定または更新」

ステップ 2

アラームの宛先を選択します。

すべてのサービスを SDI ログに送信できる(ただし、トレースでも設定が必要)。

すべてのサービスを Microsoft イベント ビューアに送信できる。

CiscoWorks2000 を使用している場合は、Syslog 宛先をチェックしホスト名を指定する。

Cisco CallManager と Cisco CTIManager だけが SDL ログを使用する。

「アラーム モニタ」

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「サービスに対するアラームの設定または更新」

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「アラーム宛先の設定」

ステップ 3

アラームのイベント レベルを選択します。

「アラーム フィルタ」

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「サービスに対するアラームの設定または更新」

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「アラームイベント レベルの設定」

アラーム定義設定のチェックリスト

表7-5 に、アラーム定義を設定する手順の概要を示します。

 

表7-5 アラーム定義設定のチェックリスト

設定手順
関連する手順と項目

ステップ 1

イベント ビューアからアラームを選択します。

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「テキスト形式でのアラーム情報の表示」

ステップ 2

対応するアラーム定義の説明と推奨処置を検索します。

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「アラーム定義の検索と表示」

参考情報

関連項目

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「サービスに対するアラームの設定または更新」

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「クラスタ内のすべてのノードに対するアラーム設定の適用」

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「アラーム定義の検索と表示」

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「ユーザ指定のアラーム定義記述の作成」

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「アラーム定義のカタログ記述」

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「テキスト形式でのアラーム情報の表示」

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド 』の「XML 形式でのアラーム情報の表示」

参考資料

Cisco CallManager トラブルシューティング ガイド