Cisco CallManager 機能およびサービス ガイド Release 5.0(1)
Call Display Restrictions 機能
Call Display Restrictions 機能
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

Call Display Restrictions 機能

Call Display Restrictions 機能について

Call Display Restrictions 機能の概要

Call Display Restrictions の有効化

Call Display Restrictions のシステム要件

Call Display Restrictions を使用する場合のシナリオ

インタラクション

コールパーク

会議リスト

会議とボイスメール

エクステンション モビリティ

Call Display Restrictions の設定

Call Display Restrictions の設定チェックリスト

変換パターンのパラメータ設定

Phone Configuration の設定

設定例

パーティション

コーリング サーチ スペース

デバイスとゲートウェイ

変換パターン

コールパーク

コール フローの例

関連項目

Call Display Restrictions 機能

Call Display Restrictions 機能を使用すると、コールまたは接続されている回線についてどのような情報を表示するかを、コールを行っているユーザに応じて選択することができます。Cisco CallManager の特定の設定項目を使用すると、各コールに関する情報を表示するか制限するかを選択できます。

たとえば、ホテル環境で、客室とフロント デスクとの間で行われたコールの情報は表示し、客室間で行われたコールについては、いずれの電話機でもコール情報を表示しないとします。Call Display Restrictions 機能を使用すると、このような表示が可能になります。

この章では、Cisco CallManager での Call Display Restrictions 機能の使用に関する次の情報について説明します。

「Call Display Restrictions 機能について」

「Call Display Restrictions のシステム要件」

「Call Display Restrictions を使用する場合のシナリオ」

「インタラクション」

「Call Display Restrictions の設定」

「関連項目」

Call Display Restrictions 機能について

Call Display Restrictions 機能は、Cisco CallManager 5.0 が実行されている Cisco CallManager クラスタ内で使用できます。 Call Display Restrictions 機能を有効にするには、次のパラメータを設定する必要があります。

変換パターンのパラメータ

Calling Line ID Presentation

Connected Line ID Presentation

電話機の設定およびユーザ デバイス プロファイルのパラメータ

Ignore Presentation Indicators (internal calls only)

これらの設定を組み合せることによって、各コールの情報表示を許可するか制限するかを決定できます。

この項の内容は次のとおりです。

「Call Display Restrictions 機能の概要」

「Call Display Restrictions の有効化」

Call Display Restrictions 機能の概要

Call Display Restrictions を使用すると、コールまたは接続回線の情報を選択的に表示または制限できます。次のようなニーズがあると思われるホテル環境では、この機能が頻繁に必要になります。

客室とフロント デスクとの間のコールについては、客室とフロント デスクの両方で互いのコール情報を表示する必要がある。

客室間のコールについては、互いにコール情報を表示しない。

客室とホテルの他の内線(クラブ ハウスなど)との間のコールについては、客室だけにコール情報が表示されるようにする。

構内電話システム(PSTN)からフロント デスクまたは客室にかかってきた外部コールの場合は、表示設定が制限されている発信者のコール情報は表示しないようにする。

フロント デスクにかかってくるすべてのコールについては、内部コールのコール情報を表示する。

Call Display Restrictions の有効化

Call Display Restrictions 機能は、さまざまな変換パターンを通じたコールのルーティングを行ってから実際のデバイスに送達することを基盤にしています。ユーザが適切な変換パターン番号をダイヤルすることによって表示が制限されます。

変換パターンの設定

Call Display Restrictions を有効にするには、Calling Line ID Presentation パラメータと Connected Line ID Presentation パラメータに適切なオプションを選択して、表示制限のレベルが異なる変換パターンを設定します。

これらのパラメータの詳細については、「変換パターンのパラメータ設定」を参照してください。


ヒント 変換パターンに加えて、パーティションとコーリング サーチ スペースも設定する必要があります。これらの設定の詳細については、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』の「変換パターンの設定」の章を参照してください。


電話機の設定およびユーザ デバイス プロファイルの設定

次に Ignore Presentation Indicators (internal calls only) パラメータを有効にして、内部コールに関して受け取る表示制限を無視するように設定し、デバイスがリモート ユーザのコール情報を表示するようにします。

この設定の詳細については、「Phone Configuration の設定」を参照してください。

エクステンション モビリティが有効になっている電話機にログインするユーザについては、Cisco CallManager Administration の User Device Profile Cofiguration ウィンドウからもこの項目を設定します。エクステンション モビリティとの対話の詳細については、「エクステンション モビリティ」を参照してください。

Call Display Restrictions のシステム要件

Call Display Restrictions をサポートしているソフトウェア コンポーネントは、次のとおりです。

Cisco CallManager 5.0

次の Cisco SIP および SCCP IP Phone、ソフトウェア ベースのデバイス、およびデスクトップ アプリケーションは、Call Display Restrictions をサポートしています。

Cisco IP Phone(モデル 7902、7905、7910、7911、7912、7920、7940、7941、7960、7961、7970、7971)

H.323 クライアント(Microsoft NetMeeting デバイスなど)

CTI ポート(ソフトウェアベースのアプリケーションが使用する仮想デバイス)

Cisco IP Communicator

Call Display Restrictions を使用する場合のシナリオ

次のシナリオで、Call Display Restrictions の使用例を示します。

フロント デスクから客室 1 にコール:両方の電話機に互いのコール情報が表示される。

フロント デスクから客室 1 にコールし、さらにフロント デスクは客室 2 にコールを転送:最後に接続された客室 1 と客室 2 では、互いにコール情報が表示されない。

外部(PSTN)からフロント デスクにコール:フロント デスクは外部発信者の表示設定を順守する。

外部(PSTN)から客室 1 にコール:客室 1 では外部発信者の表示設定を順守し、外部発信者には客室 1 のコール情報は表示されない。

客室 1 からフロント デスクにコール:両方の電話機に互いの情報が表示される。

客室 1 から客室 2 にコール:いずれの電話機にも互いの情報は表示されない。

客室 1 からフロント デスクにコールし、フロント デスクはこのコールを客室 2 に転送:最後に接続された客室 1 と客室 2 では、互いにコール情報は表示されない。

客室 1 からフロント デスク 1 にコールし、フロント デスク 1 はこのコールをフロント デスク 2 に転送:最後に接続された客室 1 とフロント デスク 2 では、互いにコール情報が表示される。

客室 1 から客室 2 にコールし、客室 2 はこのコールをフロント デスクに転送:客室 1 とフロント デスクでは、互いにコール情報が表示される。

クラブ ハウスから客室 1 にコール:クラブ ハウスではコール情報は表示されないが、客室 1 ではコール情報が表示される。

会議コールのすべての参加者:すべての電話機のコール情報表示は「To Conference」になる。

インタラクション

次の各項では、Call Display Restrictions 機能が Cisco CallManager のアプリケーションおよびコール処理とどのように通信するかを説明します。

「コールパーク」

「会議リスト」

「会議とボイスメール」

「エクステンション モビリティ」

コールパーク

Call Display Restrictions 機能とコールパークを併用する場合は、Call Display Restrictions 機能を維持するように、各コールパーク番号について関連する変換パターンを設定する必要があります。コールパーク番号の範囲に対応するように単一の変換パターンを設定することはできません。

次のシナリオを例として検討してください。

1. システム管理者は範囲が 77x のコールパークを作成し、P_ParkRange という名前のパーティションに配置しました(客室の電話では、P_ParkRange パーティションが電話機のコーリング サーチ スペースに含まれていることによって客室の電話から可視になっていることを表示できます(CSS_FromRoom))。

2. 管理者は、各コールパークの電話番号に個別の変換パターンを設定し、表示設定には Restricted を指定しました(このシナリオでは、管理者は 770、771、772 ... 779 の変換パターンを作成しています)。


) Call Display Restrictions 機能が正しく動作するためには、単一の変換パターンで番号の範囲に対応する(77x や 77[0-9])のではなく、管理者は個別の変換パターンを設定する必要があります。


3. 客室 1 が客室 2 にコールしました。

4. 客室 2 はコールに応答し、客室 1 はコールをパークしました。

5. 客室 1 がコールを取ると、客室 2 には客室 1 のコール情報は表示されません。

コールパーク機能の使用方法の詳細については、「コールパーク」を参照してください。

会議リスト

Call Display Restrictions を使用する場合は、会議の参加者リストの情報表示を制限します。会議リストの詳細については、『 Cisco CallManager システム ガイド 』の「Cisco IP Phone」の章で「電話機能」の項を参照してください。

会議とボイスメール

会議やボイスメールなどの機能と Call Display Restrictions を併用する場合は、電話機のコール情報表示にステータスが反映されます。 たとえば、会議機能を起動すると、「To Conference」というコール情報が表示されます。Messages ボタンを選択してボイスメールにアクセスすると、「To Voicemail」というコール情報が表示されます。

エクステンション モビリティ

Call Display Restrictions とエクステンション モビリティを併用するには、Cisco CallManager Administration の Phone Configuration ウィンドウと Cisco CallManager Administration の User Device Profile Configuration ウィンドウで Ignore Presentation Indicators (internal calls only) パラメータを有効にする必要があります。

エクステンション モビリティで Call Display Restrictions を有効にすると、デバイスにログインしたユーザに関連付けられている回線プロファイルによってコール情報が表示または制限されます。つまり、ユーザ デバイス プロファイルに入力された(ユーザに関連付けられている)設定は、電話機設定で入力された設定(エクステンション モビリティが有効になっている電話機のもの)に優先します。

Call Display Restrictions の設定

Call Display Restrictions 機能を使用するには、Cisco CallManager を次のように設定する必要があります。

パーティションとコーリング サーチ スペースを設定してから変換パターンを追加する。

異なるレベルの表示制限による変換パターンを設定する。

Ignore Presentation Restriction (internal calls only) チェックボックスをオンにして、内部コールのコール情報が常に表示されるようにする。

個々のコール パークの電話番号に、個別の変換パターンを関連付けて設定することで、コールパーク機能と連携する。

この項では、次のトピックについて取り上げます。

「Call Display Restrictions の設定チェックリスト」

「変換パターンのパラメータ設定」

「Phone Configuration の設定」

「設定例」

Call Display Restrictions の設定チェックリスト

表17-1 に、Call Display Restrictions を設定する際のチェックリストを示します。

 

表17-1 Call Display Restrictions の設定チェックリスト

設定手順
関連手順と関連項目

ステップ 1

客室、フロント デスク、クラブ、および PSTN にパーティションを設定します。「パーティション」を参照してください。

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「パーティションの設定」

ステップ 2

コールパークの電話番号を設定するか、またはコールパークの電話番号の範囲を定義します。客室からのコールパーク取得用に、各コールパークの電話番号に変換パターンを設定します。「コールパーク」を参照してください。

このマニュアルの「 コールパーク番号の設定

ステップ 3

コーリング サーチ スペース内にパーティションを持つユーザだけがパーティションを使用できるようにコールパーク電話番号のパーティションを設定します。「パーティション」および 「コールパーク」を参照してください。

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「パーティションの設定」

ステップ 4

客室、フロント デスク、クラブ、PSTN のコーリング サーチ スペースと、客室のパーク範囲(コールパーク用)を設定します。「コーリング サーチ スペース」を参照してください。

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「コーリング サーチ スペースの設定」

ステップ 5

客室、フロント デスク、クラブの電話、および PSTN のゲートウェイを設定します。「デバイスとゲートウェイ」を参照してください。

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco IP Phone の設定」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「デバイス プロファイルの設定」

ステップ 6

変換パターンとルート パターンを設定します。「変換パターン」を参照してください。

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「変換パターンの設定」

Cisco CallManager システム ガイド 』の「ルート プランの概要」

変換パターンのパラメータ設定

Cisco CallManager Administration の Translation Pattern Configuration ウィンドウで、次のパラメータを設定します。


ヒント 発信コールについては、着信側デバイスの変換パターン設定が、発信側の Cisco CallManager クラスタ設定より優先されます。


Calling Line ID Presentation

Cisco CallManager では、コールごとに発信側の電話番号を表示または制限するための補足サービスとして Calling Line ID Presentation を使用します。次のいずれかのオプションを選択することによって、この変換パターンで発信側の電話番号を着信側の電話機に表示するか制限するかを決定できます。

Default:このオプションは、Calling Line ID Presentation を変更しません。

Allowed:Cisco CallManager によって発信側の番号の表示が許可されます。

Restricted:Cisco CallManager によって発信側の番号の表示がブロックされます。


) 着信コールが変換パターンまたはルート パターンを経由し、Calling Line ID Presentation の設定が Allowed または Restricted になっている場合、発信回線の表示は変換パターンまたはルート パターンの設定によって変更されます。


Connected Line ID Presentation

Cisco CallManager では、コールごとに着信側の電話番号を表示または制限するための補足サービスとして Connected Line ID Presentation を使用します。次のいずれかのオプションを選択することによって、この変換パターンで着信側の電話番号を発信側の電話機に表示するか制限するかを決定できます。

Default:このオプションは、Connected Line ID Presentation を変更しません。

Allowed:このオプションは、着信側の電話番号を表示します。

Restricted:Cisco CallManager によって着信側の電話番号の表示がブロックされます。


) 着信コールが変換パターンまたはルート パターンを経由し、Connected Line ID Presentation の設定が Allowed または Restricted になっている場合、着信回線の表示インジケータは変換パターンまたはルート パターンの設定によって変更されます。


ある客室から別の客室にかけられたコールについては、コール情報が表示されないように Calling Line ID Presentation と Connected Line ID Presentation を Restricted に設定します。

フロント デスクから客室にかけられたコールについては、両方にコール情報が表示されるように Calling Line ID Presentation を Allowed に設定し、Connected Line ID Presentation を Restricted に設定します。


ヒント 発信側の変換と着信側の変換の詳細については、『Cisco CallManager システム ガイド』の「ルート プランの概要」の章を参照してください。


Phone Configuration の設定

Call Display Restrictions 機能の設定を完了するには、Cisco CallManager Administration の Phone Configuration ウィンドウで Ignore Presentation Indicators (internal calls only) チェックボックスをオンにします。

エクステンション モビリティと併用する場合は、Cisco CallManager Administration の User Device Profile ウィンドウでも、この項目を設定する必要があります。

Ignore Presentation Indicators (internal calls only) フィールドの設定では、次のことに注意してください。

通話相手が内部である場合、Cisco CallManager は常にリモート側のコール情報を表示します。

通話相手が外部で表示が制限されている場合、Cisco CallManager はリモート側のコール情報を表示しません。


) Calling Line ID Presentation および Connected Line ID Presentation では、Cisco CallManager が内部発信者の表示設定を無視するように Ignore Presentation Indicators (internal calls only) パラメータを設定してください。外部からの着信コールについては、Ignore Presentation Indicators (internal calls only) パラメータが設定されていても、受信した表示インジケータが維持されます。


ホテルのフロント デスクで使用されている電話機では Ignore Presentation Indicators (internal calls only) チェックボックスがオンになっているため、フロント デスクでは内部コールのコール情報を常に表示できます。


ヒント Phone Configuration の詳細については、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』の「Cisco IP Phone の設定」の章を参照してください。Device Profile Configuration の詳細については、『Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド』の「デバイス プロファイルの設定」の章を参照してください。


設定例

次に、Call Display Restrictions 機能を有効にした設定例を示し、次の情報について説明します。

「パーティション」

「コーリング サーチ スペース」

「デバイスとゲートウェイ」

「変換パターン」

「コールパーク」

パーティション

Cisco CallManager Administration の Partition Configuration ウィンドウで、次のパーティションを設定します。

実パーティション P_Room の挿入

実パーティション P_FrontDesk の挿入

実パーティション P_Club の挿入

実パーティション P_PSTN の挿入

変換パーティション P_CallsFromRoomToRoom の挿入

変換パーティション P_CallsFromRoomToFrontDesk の挿入

変換パーティション P_CallsFromRoomToClub の挿入

変換パーティション P_CallsFromRoomToPSTN の挿入

変換パーティション P_CallsFromFrontDeskToRoom の挿入

変換パーティション P_CallsFromFrontDeskToFrontDesk の挿入

変換パーティション P_CallsFromFrontDeskToClub の挿入

変換パーティション P_CallsFromFrontDeskToPSTN の挿入

変換パーティション P_CallsFromPSTN の挿入

変換パーティション P_CallsFromClubToRoom の挿入

変換パーティション P_CallsFromClubToFrontDesk の挿入

変換パーティション P_FrontDeskToParkNumber の挿入

変換パーティション P_RoomToParkNumber の挿入

変換パーティション P_ParkNumberRange の挿入

コーリング サーチ スペース

Cisco CallManager Administration の Calling Search Space Configuration ウィンドウで、次のコーリング サーチ スペースを設定します。

コーリング サーチ スペース CSS_Room の挿入 {P_Room}

コーリング サーチ スペース CSS_FrontDesk の挿入 {P_FrontDesk}

コーリング サーチ スペース CSS_Club の挿入 {P_Club}

コーリング サーチ スペース CSS_PSTN の挿入 {P_PSTN}

コーリング サーチ スペース CSS_FromRoom の挿入
{ P_CallsFromRoomToFrontDesk, P_CallsFromRoomToRoom, P_CallsFromRoomToClub, P_CallsFromRoomToPSTN, P_RoomToParkNumber, P_ParkNumberRange}

コーリング サーチ スペース CSS_FromFrontDesk の挿入
{ P_CallsFromFrontDeskToRoom, P_CallsFromFrontDeskToClub, P_CallsFromFrontDeskToPSTN, P_CallsFromFrontDeskToFrontDesk }

コーリング サーチ スペース CSS_FromPSTN の挿入
{ P_CallsFromPSTN}

コーリング サーチ スペース CSS_FromClub の挿入
{ P_CallsFromClubToRoom, P_CallsFromClubToFrontDesk}

コーリング サーチ スペース CSS_ RoomParkRange の挿入
{P_ParkNumberRange }

デバイスとゲートウェイ

Cisco CallManager Administration の Phone Configuration ウィンドウおよび Gateway Configuration ウィンドウで、次の電話機とゲートウェイを設定します。

電話機 A(Room-1)にパーティション P_Room とデバイス/回線コーリング サーチ スペース CSS_FromRoom を設定
{ P_Phones, CSS_FromRoom} :221/Room-1

電話機 B(Room-2)にパーティション P_Room とデバイス/回線コーリング サーチ スペース CSS_FromRoom を設定
{ P_Phones, CSS_FromRoom} :222/Room-2

電話機 C(Front Desk-1)にパーティション P_FrontDesk とデバイス/回線コーリング サーチ スペース CSS_FromFrontDesk を設定し、Ignore Presentation Indicators チェックボックスをオンにする
{ P_FrontDesk, CSS_FromFrontDesk, IgnorePresentationIndicators set} :100/Reception

電話機 D(Front Desk-2)にパーティション P_FrontDesk とデバイス/回線コーリング サーチ スペース CSS_FromFrontDesk を設定し、Ignore Presentation Indicators チェックボックスをオンにする
{ P_FrontDesk, CSS_FromFrontDesk, IgnorePresentationIndicators set} :200/Reception

電話機 E(Club)にパーティション P_Club とコーリング サーチ スペース CSS_FromClub を設定
{ P_Club, CSS_FromClub) :300/Club

PSTN ゲートウェイ E にルート パターン P_PSTN とコーリング サーチ スペース CSS_FromPSTN を設定
{CSS_FromPSTN}, RoutePattern {P_PSTN}

変換パターン

Cisco CallManager Administration の Translation Pattern Configuration ウィンドウで、次の変換パターンを設定します。

変換パターン TP1 を 1XX として挿入
パーティション:P_CallsFromRoomToFrontDesk
CSS:CSS_FrontDesk
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Restricted
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Allowed
{P_CallsFromRoomToFrontDesk, CSS_FrontDesk, Calling Line/Name - Restricted, Connected Line/Name - Allowed}

変換パターン TP2 を 2XX として挿入
パーティション:P_CallsFromRoomToRoom
CSS:CSS_Room
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Restricted
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Restricted
{P_CallsFromRoomToRoom, CSS_Room, Calling Line/Name - Restricted, Connected Line/Name - Restricted}

変換パターン TP3 を 3XX として挿入
パーティション:P_CallsFromRoomToClub
CSS:CSS_Club
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Restricted
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Allowed
{P_CallsFromRoomToClub, CSS_Club, Calling Line/Name - Restricted, Connected Line/Name - Allowed}

変換パターン TP4 を 9XXXX とし、着信側変換マスクを XXX として挿入
パーティション:P_CallsFromRoomToPSTN
CSS:CSS_PSTN
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Restricted
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Default
{P_CallsFromRoomToPSTN, CSS_PSTN, Calling Line/Name - Restricted, Connected Line/Name - Default}

ルート パターン RP5 を 9.XXXXXX として挿入し、数字は PreDot として破棄
(DDI :PreDot)
パーティション:P_CallsFromRoomToPSTN
CSS:CSS_PSTN
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Restricted
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Default
{P_CallsFromRoomToPSTN, CSS_PSTN, Calling Line/Name - Restricted, Connected Line/Name - Default}

変換パターン TP6 を 2XX として挿入
パーティション:P_CallsFromFrontDeskToRoom
CSS:CSS_Room
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Allowed
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Restricted
{P_CallsFromFrontDeskToRoom, CSS_Room, Calling Line/Name - Allowed, Connected Line/Name - Restricted}

変換パターン TP7 を 1XX として挿入
パーティション:P_CallsFromFrontDeskToFrontDesk
CSS:CSS_FrontDesk
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Allowed
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Allowed
{P_CallsFromFrontDeskToFrontDesk, CSS_FrontDesk, Calling Line/Name - Allowed, Connected Line/Name - Allowed}

変換パターン TP8 を 3XX として挿入
パーティション:P_CallsFromFrontDeskToClub
CSS:CSS_Club
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Allowed
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Allowed
{P_CallsFromFrontDeskToClub, CSS_Club, Calling Line/Name - Allowed, Connected Line/Name - Allowed}

変換パターン TP9 を 9XXXX として挿入
パーティション:P_CallsFromFrontDeskToPSTN
CSS:CSS_PSTN
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Allowed
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Default
{P_CallsFromFrontDeskToPSTN, CSS_PSTN, Calling Line/Name - Allowed, Connected Line/Name - Default}

ルート パターン RP10 を 9.XXXX として挿入し、数字は PreDot として破棄
パーティション:P_CallsFromFrontDeskToPSTN
CSS:CSS_PSTN
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Restricted
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Default
{P_CallsFromFrontDeskToPSTN, CSS_PSTN, Calling Line/Name - Restricted, Connected Line/Name - Default}

変換パターン TP11 を 1XX として挿入
パーティション:P_CallsFromClubToFrontDesk
CSS:CSS_FrontDesk
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Allowed
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Allowed
{P_CallsFromClubToFrontDesk, CSS_FrontDesk, Calling Line/Name - Allowed, Connected Line/Name - Allowed}

変換パターン TP12 を 2XX として挿入
パーティション:P_CallsFromClubToRoom
CSS:CSS_Room
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Allowed
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Restricted
{ P_CallsFromClubToRoom, CSS_Room, Calling Line/Name - Allowed, Connected Line/Name - Restricted}

変換パターン TP13 を 1XX として挿入
パーティション:P_CallsFromPSTN
CSS:CSS_FrontDesk
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Restricted
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Allowed
{ P_CallsFromPSTN, CSS_FrontDesk, Calling Line/Name - Restricted, Connected Line/Name - Allowed}

コールパーク

Cisco CallManager Administration の Call Park Configuration ウィンドウで、コールパーク機能の次の項目を設定します。

コールパーク電話番号 888X を挿入
コールパーク範囲:P_ParkNumberRange/888X

次からのコールパーク取得に対して変換パターンを設定
客室:TP(11 ~ 20):8880 ~ 8889
パーティション:P_RoomToParkNumber
CSS:CSS_RoomParkRange
Calling Line ID Presentation および Calling Name Presentation:Restricted
Connected Line ID Presentation および Connected Name Presentation:Restricted

コール フローの例

図17-1 に、単純なコール フローの例を示します。また、このシナリオでどのように Call Display Restrictions 機能が動作するかを説明します。

図17-1 コール フローの例

 

1. 客室 1 が客室 2(電話番号 222)にコールします。

2. 客室 1 には CSS_FromRoom が設定されているため、客室 1 は P_CallsFromRoomToRoom パーティション内の電話機だけにアクセスできます。

3. P_CallsFromRoomToRoom パーティションには 2XX が含まれていますが、電話番号 222(客室 2)は含まれていません。

4. コールは情報表示が制限された変換パターン TP:2XX にルーティングされます。

5. 変換パターン TP:2XX には、コーリング サーチ スペース CSS_Room が設定されているため、パーティション P_Room にアクセスできます。

6. コーリング サーチ スペース CSS_Room には、電話番号 222(客室 2)が含まれています。

7. コールは客室 2 に接続されますが、変換パターン TP:2XX によって情報表示は制限されます。

関連項目

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「変換パターンの設定」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「Cisco IP Phone の設定」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「コーリング サーチ スペースの設定」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「デバイス プロファイルの設定」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「パーティションの設定」

Cisco CallManager システム ガイド 』の「Cisco IP Phone」

Cisco CallManager システム ガイド 』の「電話機能」

その他のシスコ マニュアル

Cisco CallManager Serviceability システム ガイド

Cisco CallManager Serviceability アドミニストレーション ガイド

Cisco IP Phone アドミニストレーション ガイド for Cisco CallManager

Cisco IP Phone のユーザ資料とリリース ノート(すべてのモデル)