Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド Release 5.0(1)
シスコ以外の SIP 電話機の設定
シスコ以外の SIP 電話機の設定
発行日;2012/02/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

シスコ以外の SIP 電話機の設定

SIP 電話機設定の相違点

サードパーティ製 SIP 電話機の設定チェックリスト

参考情報

シスコ以外の SIP 電話機の設定

Cisco CallManager Release 5.0 は、Cisco SIP IP Phone、および RFC3261 に準拠しているサードパーティ製 SIP 電話機をサポートしています。この付録では、Cisco CallManager Administration を使用して、サードパーティ製 SIP 電話機を設定する方法について説明します。

この付録は、次の項で構成されています。

「SIP 電話機設定の相違点」

「サードパーティ製 SIP 電話機の設定チェックリスト」

「参考情報」

SIP 電話機設定の相違点

表C-1 では、Cisco SIP IP Phone とサードパーティ製 SIP 電話機の設定を比較してその相違点の概要を示します。

表C-1 SIP 電話機モデルの設定比較

 

SIP 電話機
中央集中型 TFTP との
統合
MAC
アドレスの送信
ソフトキー ファイルの
ダウンロード
ダイヤル プラン ファイルの
ダウンロード
Cisco CallManager のフェールオーバーとフェールバックのサポート
リセットと
再起動の
サポート

Cisco SIP IP Phone モデル 7911、7941、7961、7970、7971

はい

はい

はい

はい

はい

はい

Cisco SIP IP Phone モデル 7940、7960

はい

はい

いいえ

はい

はい

はい

Cisco SIP IP Phone モデル 7905、7912

はい

はい

いいえ

いいえ

はい

はい

サードパーティ製 SIP 電話機

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

いいえ

管理者が Cisco CallManager Administration を使用してサードパーティ製 SIP 電話機を設定するときに、Cisco CallManager データベースが更新されます。また、管理者はサードパーティ製 SIP 電話機上で設定手順を実行する必要もあります。次の例を参照してください。

電話機のプロキシ アドレスを Cisco CallManager の IP アドレスまたは Fully Qualified Domain Name(FQDN; 完全修飾ドメイン名)にする必要がある。

電話機の電話番号を、Cisco CallManager Administration でデバイスに設定した電話番号と一致させる必要がある。

電話機のダイジェスト ユーザ ID(認可 ID とも呼ばれる)を、Cisco CallManager Administration で設定したダイジェスト ユーザ ID と一致させる必要がある。

詳細については、サードパーティ製 SIP 電話機に付属のマニュアルを参照してください。Cisco CallManager Administration での設定手順については、「サードパーティ製 SIP 電話機の設定チェックリスト」を参照してください。

Cisco CallManager がサードパーティ製電話機を識別する方法

サードパーティ製 SIP 電話機は MAC アドレスを送信しないため、ダイジェスト認証を使用して自分自身の身元を証明する必要があります。

REGISTER メッセージには次のヘッダーが含まれています。

Authorization: Digest username="swhite",realm="ccmsipline",nonce="GBauADss2qoWr6k9y3hGGVDAqnLfoLk5",uri="sip:172.18.197.224",algorithm=MD5,response="126c0643a4923359ab59d4f53494552e"

ユーザ名 swhite は、Cisco CallManager Administration の End User Configuration ウィンドウに設定されているエンド ユーザと一致する必要があります(「エンド ユーザの追加」を参照)。管理者は、Phone Configuration ウィンドウの Digest User フィールドで、サードパーティ製 SIP 電話機にユーザ(たとえば swhite)を設定します(「Cisco IP Phone の設定」を参照)。


) 各エンド ユーザ ID は、(Phone Configuration ウィンドウの Digest User フィールドで)1 つのサードパーティ製電話機だけに割り当てることができます。同じエンド ユーザ ID がダイジェスト ユーザとして複数の電話機に割り当てられている場合、そのエンド ユーザ ID が割り当てられているサードパーティ製電話機は正しく登録されません。


サードパーティ製 SIP 電話機と TFTP

サードパーティ製 SIP 電話機は、Cisco CallManager TFTP サーバを使用して設定されません。お客様が、ネイティブ電話機設定メカニズム(通常は、Web ページまたは tftp ファイル)を使用して、電話機を設定します。お客様は、Cisco CallManager データベース内のデバイスおよび回線の設定と、ネイティブ電話機設定の同期を保つ必要があります(たとえば、電話機の内線番号 1002、Cisco CallManager で 1002)。さらに、回線の電話番号が変更された場合、Cisco CallManager Administration とネイティブ電話機設定メカニズムの両方でその電話番号が変更されていることを確認してください。

サードパーティ製 SIP 電話機のダイジェスト認証の使用可能化

サードパーティ製 SIP 電話機のダイジェスト認証を使用可能にするには、管理者が SIP 電話機のセキュリティ プロファイルを作成する必要があります(「SIP 電話機のセキュリティ プロファイルの設定」を参照)。SIP Phone Security Profile Configuration ウィンドウで、Enable Digest Authentication チェックボックスをオンにします。セキュリティ プロファイルの設定後、管理者は、Phone Configuration ウィンドウを使用して、そのセキュリティ プロファイルを SIP 電話機に割り当てる必要があります。このチェックボックスがオフである場合、Cisco CallManager は、エンド ユーザ ID によって電話機を識別するためにダイジェスト認証を使用し、ダイジェスト パスワードを確認しません。このチェックボックスがオンである場合、Cisco CallManager はパスワードを確認します。


) Cisco CallManager は、サードパーティ製 SIP 電話機からの Transport Layer Security(TLS)をサポートしません。


サードパーティ製 SIP 電話機の設定チェックリスト

表C-2 では、Cisco CallManager Administration を使用してサードパーティ製 SIP 電話機を手動で設定する手順を示します。

 

表C-2 サードパーティ製 SIP 電話機の設定チェックリスト

設定手順
手順および関連項目

ステップ 1

電話機に関する次の情報を収集します。

MAC アドレス

電話機の物理的なロケーション

電話機に関連付ける Cisco CallManager ユーザ

パーティション、コーリング サーチ スペース、およびロケーションの情報(使用する場合)

電話機に割り当てる回線および関連 DN の数

ステップ 2

ダイジェスト ユーザにするエンド ユーザを設定します。


) サードパーティ製 SIP 電話機が認可 ID(ダイジェスト ユーザ)をサポートしない場合は、サードパーティ製電話機の DN と一致するユーザ ID を持つユーザを作成してください。たとえば、1000 という名前のエンド ユーザを作成し、電話機に 1000 という DN を作成します。このユーザを電話機に割り当てます(ステップ 8 を参照)。


 

「エンド ユーザの追加」

ステップ 3

SIP プロファイルを設定します。または、デフォルト プロファイルを使用します。SIP プロファイルは、Phone Configuration ウィンドウを使用して SIP 電話機に追加されます。


) サードパーティ製 SIP 電話機は、SIP Profile Configuration ウィンドウの SIP Profile Information セクションだけを使用します。


 

「SIP プロファイルの設定」

「Cisco IP Phone の設定」

ステップ 4

定義済みのノンセキュア SIP プロファイルの 1 つ、または自動登録用の標準 SIP プロファイルを使用します。あるいは、SIP 電話機のセキュリティ プロファイルを設定します。必要に応じて、ダイジェスト認証を使用可能にします。

「サードパーティ製 SIP 電話機のダイジェスト認証の使用可能化」

「SIP 電話機のセキュリティ プロファイルの設定」

Cisco CallManager セキュリティ ガイド

ステップ 5

Add a New Phone Configuration ウィンドウから Third-party SIP Device (Advanced) または Third-party SIP Device (Basic) を選択して、サードパーティ製 SIP 電話機を追加し、設定します。


) Third-party SIP Device (Basic) は 1 つの回線をサポートし、3 つのライセンス ユニットを消費します。Third-party SIP Device (Advanced) は、8 つの回線とビデオをサポートし、6 つのライセンス ユニットを消費します。


 

「Cisco IP Phone の設定」

ステップ 6

電話機に対して回線(DN)を追加し、設定します。

「電話番号の設定」

ステップ 7

End User Configuration ウィンドウで、Device Association を使用して SIP 電話機を選択し、サードパーティ製 SIP 電話機をユーザに関連付けます。

「エンド ユーザとデバイスとの関連付け」

ステップ 8

Phone Configuration ウィンドウの Digest User フィールドで、ステップ 2 で作成したエンド ユーザを選択します。

「電話機の設定値」

ステップ 9

サードパーティ製 SIP 電話機に対して、電源を供給し、ネットワーク接続を装備して確認し、ネットワーク設定値を設定します。

SIP 電話機に付属のアドミニストレーション ガイドを参照してください。

ステップ 10

サードパーティ製 SIP 電話機でコールを発信します。

サードパーティ製 SIP 電話機に付属のユーザ ガイドを参照してください。

参考情報

「電話番号の設定」

「Cisco IP Phone の設定」

「SIP プロファイルの設定」

「エンド ユーザの設定」

Cisco CallManager システム ガイド 』の「Cisco IP Phone」