Cisco CallManager システム ガイド Release 3.3(3)
音声ゲートウェイの概要
音声ゲートウェイの概要
発行日;2012/02/17 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

音声ゲートウェイの概要

ゲートウェイ コントロール プロトコルとトランク インターフェイス

ゲートウェイ コントロールプロトコル

トランク インターフェイス

Cisco音声ゲートウェイ

スタンドアロン音声ゲートウェイ

CiscoVoice Gateway 200

Cisco Access Digital Trunk Gateway DT-24+/DE-30+

CiscoAccess Analog Station Gateway

Cisco アナログ トランク ゲートウェイ

CiscoVG248 Analog Phone Gateway

CiscoIAD2400 シリーズ Integrated Access Device

CiscoCatalyst 4000、および Catalyst 6000 音声ゲートウェイ モジュール

CiscoCatalyst 6000 8 Port Voice T1/E1 and Services Module

CiscoCatalyst 6000 24 Port FXS Analog Interface Module

Cisco Communication Media Module

CiscoCatalyst 4000 Access Gateway Module

CiscoCatalyst 4224 Access Gateway Switch

CiscoIntegrated Communications System 7750 ゲートウェイ

Cisco ICS7750 MRP カード

Cisco ICS7750 ASI カード

H.323 ゲートウェイ

CiscoIOS H.323 ゲートウェイ

音声ゲートウェイ モデルの要約

ゲートウェイ、ダイヤル プラン、およびルート グループ

ルート グループと電話番号の Dependency Records

ゲートウェイのフェールオーバーとフェールバック

MGCP ゲートウェイ

IOS H.323 ゲートウェイ

CiscoVG248 Analog Phone Gateway

ゲートウェイの設定チェックリスト

参考情報

音声ゲートウェイの概要

Cisco IP Telephony ゲートウェイにより、Cisco CallManager は、IP 非対応の通信デバイスとの情報交換ができるようになります。Cisco CallManager は、複数のタイプの音声ゲートウェイをサポートします。

この章の構成は、次のとおりです。

「ゲートウェイ コントロール プロトコルとトランク インターフェイス」

「Cisco 音声ゲートウェイ」

「ゲートウェイ、ダイヤル プラン、およびルート グループ」

「ゲートウェイのフェールオーバーとフェールバック」

「ゲートウェイの設定チェックリスト」

「参考情報」

ゲートウェイ コントロール プロトコルとトランク インターフェイス

ここでは、Cisco CallManager でゲートウェイを設定するためにサポートされている、ゲートウェイ コントロール プロトコル、およびトランク インターフェイス プロトコルについて説明します。

ゲートウェイ コントロール プロトコルは、音声ゲートウェイと Cisco
CallManager との間の内部インターフェイスを提供します。

トランク インターフェイスは、ゲートウェイが PSTN またはその他の外部デバイスとインターフェイスする方法を指定します。

ゲートウェイ コントロール プロトコル

ゲートウェイ コントロール プロトコルは、Cisco CallManager と音声ゲートウェイとの間の通信と制御を行います。

管理者が Cisco CallManager Administration に設定する情報の量と種類は、ゲートウェイ上で設定される情報とは違い、ゲートウェイ コントロール プロトコルによって異なります。このプロトコルには、MGCP、H.323、Skinny があります。

Media Gateway Control Protocol(MGCP) :MGCP が使用される場合、Cisco CallManager は、ルーティングと音調(tone)を制御し、ゲートウェイに補助サービスを提供します。MGCP は、コール プリザベーション(フェールオーバーとフェールバック時にコールが保持される)、冗長性、ダイヤル プランの単純化(ゲートウェイ上でダイヤルピア設定が必要ない)、フックフラッシュ転送、および保留音を提供します。MGCP によって制御されるゲートウェイでは、メディア終端ポイント(MTP)が、保留、転送、コール ピックアップ、コール パークなどの補助サービスを使用可能にする必要がありません。MGCP をサポートするゲートウェイ モデルについては、表 34-1を参照してください。

H.323 :Cisco IOS 統合ルータ ゲートウェイは、Cisco CallManager との通信に H.323 プロトコルを使用します。H.323 プロトコルをサポートするゲートウェイ モデルについては、表 34-1を参照してください。

MGCP と比較すると、H.323 の方が、ゲートウェイでの設定が増えます。H.323 ゲートウェイでは、ダイヤル プランとルート パターンの保持が必要なためです。

Skinny Gateway Protocol :AT-2、AT-4、AT-8、AS-2、AS-4、AS-8 などの旧型の Cisco 音声ゲートウェイが Skinny Gateway Protocol を使用します。

Skinny Client Control Protocol :Cisco VG248 は、Skinny Client Control Protocol を使用して、Cisco CallManager に登録され、Cisco CallManager と通信します。このプロトコルは、メッセージ受信のインディケータ などの拡張機能のサポートも可能にします。Cisco VG248 Gateway は、クラスタリングとフェールオーバーをサポートしています。

トランク インターフェイス

デバイス プロトコルは、音声ゲートウェイと、PSTN または IP 非対応の外部テレフォニー デバイスとの間の TDM シグナリング インターフェイスを指定します。サポートされる TDM インターフェイスは、ゲートウェイのモデルによって異なります。使用可能なインターフェイスは、次のとおりです。

Foreign Exchange Office(FXO):セントラル オフィスまたは PBX との接続に FXO ポートを使用します。選択されたモデルに応じて、ループ スタート、グラウンド スタート、および E&M シグナリング インターフェイスを設定できます。

Cisco CallManager は、すべてのループ スタート トランクには、Positive
Disconnect Supervision(確実な接続解除監視)がないものと想定します。
Positive Disconnect Supervision を備えたトランクを、グラウンド スタート シグナリングとして設定するようにお勧めします。

Foreign Exchange Station(FXS):アナログ電話機、FAX マシン、および従来のボイスメール システムなどの 一般電話サービス(POTS)デバイスとの接続に、FXS ポートを使用します。

T1-PRI:23 個のベアラ チャネル、および 1 つの Common Channel Signaling(CCS; 共通チャネル信号)チャネルを持つ North American ISDN Primary Rate Interface(PRI; 一次群速度インターフェイス)を指定するのに、このインターフェイスを使用します。

E1-PRI:30 個のベアラ チャネル、1 つの CCS チャネル、および 1 つのフレーミング チャネルを持つ European ISDN 一次群速度インターフェイス(PRI)を指定するのに、このインターフェイスを使用します。

T1-CAS:各チャネルに独自のシグナリング要素が含まれている T1 Channel-
Associated Signaling(CAS; チャネル連携信号)を指定するのに、このインターフェイスを使用します。サポートされているシグナリング インターフェイス タイプには、E&M、グランド スタート、およびループ スタートがあります。

QSIG :このプロトコルは、ISDN Q.931 標準に基づく共通チャネル信号プロトコルを使用するデジタル PBX との接続に使用します。Cisco CallManager は、MGCP によって制御される特定のゲートウェイおよび PBX に対する QSIG 基本コールと ID サービスをサポートしています。

シスコは、次の機能に対して、基本コール サービスをサポートしています。

Calling Line Identification Presentation(CLIP)

Connected Name Identification Presentation(CNIP)

Connected Name Identification Presentation(CONP)

Calling/Connected Line Identification Restriction(CLIR)

PBX のタイプによって、サポートされる QSIG ID サービスが決まります。互換性のある PBX ソフトウェア ロード、QSIG プロトコルの設定および操作上の注意の詳細については、『 Cisco IP テレフォニー ネットワーク デザイン ガイド 』を参照してください。

Cisco 音声ゲートウェイ

Cisco CallManager は、複数のタイプの Cisco IP テレフォニー ゲートウェイをサポートしています。次のセクションでは、サポートされるゲートウェイの概要を説明します。

「スタンドアロン音声ゲートウェイ」

「Cisco Catalyst 4000、および Catalyst 6000 音声ゲートウェイ モジュール」

「Cisco Integrated Communications System 7750 ゲートウェイ」

「H.323 ゲートウェイ」

スタンドアロン音声ゲートウェイ

ここでは、Cisco CallManager と連携させて使用する目的でサポートされている、アプリケーション固有のスタンドアロン型ゲートウェイ モデルについて簡単に説明します。

Cisco Voice Gateway 200

Cisco IP Telephony Voice Gateway(VG200)は、データ ネットワークとの接続用に 10/100BaseT イーサネット ポートを備えています。使用可能なテレフォニー接続は、次のとおりです。

セントラル オフィス、または PBX との接続用の 1 ~ 4 つの FXO ポート

POTS テレフォニー デバイスとの接続用の 1 ~ 4 つの FXS ポート

PSTN との接続用の 1 個または 2 個の T1-PRI ポート、または T1-CAS ポート

PSTN との接続用に、1 個または 2 個の E1-PRI ポート

Cisco CallManager との MGCP または H.323 インターフェイス

MGCP モードは、T1/E1-PRI(ユーザ側のみ)、T1-CAS、FXS、および FXO をサポートする。

H.323 モードは、E1/T1-PRI(ユーザ側のみ)、E1/T1-CAS、FXS、FXO、E&M、fax relay、G.711 モデムをサポートする。

MGCP VG200 と従来のボイスメール システムとの統合により、Cisco CallManager は、ポートをボイスメールボックス、および接続に関連付けることができます。

Cisco Access Digital Trunk Gateway DT-24+/DE-30+

Cisco Access Digital Trunk Gateway DT-24+/DE-30+ は、次の機能を備えています。

T1/E1-PRI(ネットワーク側またはユーザ側)

ウィンクまたは遅延のダイヤル監視を備えた E&M シグナリング、およびループ スタート FXO とグラウンド スタート回線エミュレーションをサポートする T1 CAS 接続(DT-24+)

Cisco CallManager との MGCP インターフェイス

Cisco Access Analog Station Gateway

ステーション ゲートウェイを使用すると、Cisco CallManager を、POTS アナログ電話機、IVR システム、FAX マシン、およびボイスメール システムに接続できます。ステーション ゲートウェイは、FXS ポートを備えています。AS-2、AS-4、および AS-8 モデルは、それぞれ 2 つ、4 つ、および 8 つの VoIP ゲートウェイ チャネルを装備しています。

Cisco Access AS ゲートウェイは、Skinny Gateway Protocol を使用して Cisco CallManager と通信します。

Cisco アナログ トランク ゲートウェイ

アナログ トランク ゲートウェイを使用すると、標準 PSTN セントラル オフィス(CO)、または PBX トランクに Cisco CallManager を接続できます。トランク ゲートウェイは、FXO ポートを備えています。 AT-2、AT-4、および AT-8 モデルは、2 つ、4 つ、および 8 つの VoIP ゲートウェイ チャネルを装備しています。シグナリング タイプは、ループ スタートです。

Cisco AT ゲートウェイは、Skinny Gateway Protocol を使用して Cisco CallManager と通信します。

Cisco VG248 Analog Phone Gateway

Cisco VG248 Analog Phone Gateway は、19 インチ ラックに設置されるスタンドアロン型 48-FXS ポート製品です。このゲートウェイを使用すると、複数の構内アナログ電話機や FAX マシン、モデム、ボイスメール システム、およびスピーカフォンなどを、1 つの Cisco CallManager クラスタに登録できます。

Cisco VG248 Analog Phone 接続性

Cisco VG248 Analog Phone Gateway は、Skinny Client Control Protocol を使用して Cisco CallManager と通信し、アナログ電話機に対して次の補助サービス機能をサポートできます。

コール転送

Conference

コール ウェイティング(発信側番号表示機能付き)

保留(保留通話者間の切り替えを含む)

保留音楽

自動転送(Call forward all)

ボイスメールに全コール送信

Group call pickup

ボイスメールのメッセージ受信のインディケータ

短縮ダイヤル(最大 9 個の短縮ダイヤル番号)

リダイヤル

Cisco fax relay

Cisco CallManager から利用できるダイナミック ポートおよびデバイス ステータス

Cisco VGC Phone デバイス タイプ

Cisco VG248 のすべてのポートとユニットは、Cisco CallManager では、デバイス タイプ「Cisco VGC Phone」の独自のデバイスとみなされます。Cisco CallManager は、各ポートを電話機として認識し、設定します。

ファックスとモデムの接続性

Cisco VG248 は、従来のファクス マシンとモデムをサポートします。ファックス マシンを使用する場合、Cisco VG248 は Cisco fax-relay テクノロジーにより、音声コールが使用する帯域幅より狭い帯域幅で、高い信頼性を維持しながら、ファックスをネットワークに転送します。

Cisco VG248 には、任意のモデムを接続できます。

ボイスメールの接続性

Cisco VG248 は、48 本のアナログ回線に接続されているすべてのコールに対して、Simplified Message Desk Interface(SMDI)形式によるコール情報を生成します。また、他の Cisco VG248 から、または従来の PBX から、ボイスメール システムに SMDI コール情報をパスします。メッセージ受信のインディケータに対するどのコマンドも、Cisco CallManager や任意の付加 SMDI ホストに送られます。

このメカニズムにより、SMDI ベースのボイスメール システムが使用される場合、次のような多数の新規の設定が可能になります。

Cisco CallManager と従来の PBX 間で単一のボイスメール システムを共有することが可能。

ボイスメールと Cisco VG248 が集中型コール処理モデル内でリモートで機能することが可能。

クラスタごとに 1 つの Cisco VG248 を使用することにより、複数のクラスタが単一のボイスメール システムを使用することが可能。

Cisco CallManager ではなく Cisco VG248 が SMDI コール情報を生成するので、単一のクラスタごとに複数のボイスメール システムを設定。

Cisco VG248 Time デバイス

Cisco VG248 は、パワーサイクルや再起動に関連するリアルタイムのクロックを内蔵しています。リアルタイム クロックは、デバイスが Cisco CallManager に設定されたときに初めて設定されます。クロックは、Cisco CallManager が送信する DefineDateTime Skinny メッセージを使用して設定されます。クロックは、パワーサイクルや再起動の後で Cisco VG248 が Cisco CallManager から DefineDateTime メッセージを受信するとリセットされますが、その後は、1 時間に 1 回リセットされます。

Cisco VG248 設定ファイルの更新

Cisco VG248 は、TFTP サーバに照会してデバイスの設定ファイルに対してアクセスします。設定ファイルは、Cisco VG248 の設定が Cisco CallManager 経由で変更されると、更新されます。

詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートウェイの設定」 「Cisco IP Phone の設定」 、および『 Cisco VG248 Analog Phone Gateway ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド 』を参照してください

Cisco IAD2400 シリーズ Integrated Access Device

Cisco IAD2420 Integrated Access Device は、インターネット プロトコル(IP)と非同期転送モード(ATM)ネットワークを介して、音声サービス、データ サービス、およびビデオ サービスを提供します。Cisco IAD 2420 を使用すると、サービス プロバイダーは、回線交換またはパケット交換網を介してトール品質音声とデータ サービスを配信できます。Cisco IAD2420 は、Cisco CallManager との MGCP インターフェイスを提供し、次の機能をサポートします。

アナログ:POTS テレフォニー デバイス用の FXS ポート、PSTN 接続用の FXO ポート

デジタル:T1 PRI サービスおよび T1 CAS サービス

Cisco Catalyst 4000、および Catalyst 6000 音声ゲートウェイ モジュール

Cisco Catalyst 4000 および Catalyst 6000 ファミリー スイッチのいくつかのテレフォニー モジュールは、テレフォニー ゲートウェイの役割を果たします。次の音声ゲートウェイ モジュールを使用すると、既存の Cisco Catalyst 4000 または Cisco Catalyst 6000 ファミリ デバイスを使用して、ネットワーク内で IP テレフォニーをインプリメントできるようになります。

ラインカードである Catalyst 6000 音声ゲートウェイは、任意の Cisco Catalyst 6000、または Catalyst 6500 シリーズ スイッチに取り付けます。

Catalyst 4000 アクセス ゲートウェイ モジュールは、任意の Catalyst 4000 または Catalyst 4500 シリーズ スイッチに取り付けます。

Cisco Catalyst 6000 8 Port Voice T1/E1 and Services Module

Cisco Catalyst 6000 8-Port Voice T1/E1 and Services Module は、次の機能を備えています。

8 個のポートは、次の機能を提供

PSTN とのデジタル T1/E1 接続(DT-24+/DE-30+ と同じ機能を持つ T1/E1-PRI または T1 CAS)

トランスコーディングと会議用の digital signal processor(DSP; デジタル シグナル プロセッサ)リソース

Cisco CallManager との MGCP インターフェイス

ボイスメール システムへの接続(T1 CAS を使用)

ユーザは、T1 モジュール上のポートを T1 接続に使用するか、音声サービス用のネットワーク リソースとして使用するかを自由に選択できます。同様に、E1 モジュールは、E1 接続に使用するか、またはネットワーク リソースとして使用できます。ポートは、T1/E1 インターフェイスとして機能するか、またはトランスコーディングや会議をサポートします。


) どちらのモジュールも、任意のポート上で DSP 機能をサポートします。しかし、T1 モジュールは、E1 ポート用に設定できません。また、E1 モジュールは、T1 ポート用に設定できません。


FXS ポートが設定され MGCP によって制御される Cisco ゲートウェイと同様に、Cisco 6608 T1 CAS ゲートウェイは、フックフラッシュ転送をサポートします。フックフラッシュ転送は、ボイスメール システムなどのデバイスが別の宛先へ転送を行えるようにするシグナリング手順です。デバイスは T1 CAS ゲートウェイを介して Cisco CallManager に接続されていますが、フックフラッシュ手順を実行してコールを別の宛先へ転送します。Cisco CallManager は、ブラインド転送でコールを移動することにより、フックフラッシュに応答します。コール転送が完了すると、オリジナル コールをデバイスに接続した音声チャネルが解放されます。


) フックフラッシュ転送をサポートしているのは、E&M T1 ポートのみです。


Cisco Catalyst 6000 24 Port FXS Analog Interface Module

Cisco Catalyst 6000 24 Port FXS Analog Interface Module は、次の機能を備えています。

24 ポート RJ-21 FXS モジュール

V.34/V.90 モデム、ボイスメール、IVR、POTS

Cisco fax relay

Cisco CallManager との MGCP インターフェイス

Catalyst 6000 24 Port FXS Analog Interface Module は、アナログ電話機、会議室のスピーカフォン、および FAX マシンとの接続用に、24 個の FXS ポートを備えています。また、SMDI を使用してポートをボイスメール内線番号に関連付けることにより、従来のボイスメール システムにも接続できます。

FXS モジュールは、従来のアナログ デバイスを IP ネットワークに接続できるようにします。アナログ デバイスは、トール バイパス アプリケーション用の IP ネットワーク インフラストラクチャを利用し、IP Phone や H.323 エンド ステーションなどのデバイスと通信できます。FXS モジュールは、IP WAN 上で圧縮 FAX 伝送をできるようにする fax relay もサポートし、他のデータ アプリケーション用に貴重な WAN 帯域幅を保持します。

Cisco Communication Media Module

Catalyst 6500 回線カードである Cisco Communication Media Module(CMM)は、組織が既存の TDM ネットワークを IP 通信ネットワークに接続できるように、T1 ゲートウェイと E1 ゲートウェイを提供します。Cisco CMM は、PSTN への接続も提供します。Cisco CallManager への MGCP インターフェイスを提供する Cisco CMM には、次のインターフェイスおよびサービス モジュールを設定できます。

PSTN または PBX 接続用には、6 ポート T1 インターフェイス モジュール

PSTN または PBX 接続用には、6 ポート E1 インターフェイス モジュール

POTS テレフォニー デバイスの接続用には、24 の FXS インターフェイス モジュール

Cisco Catalyst 4000 Access Gateway Module

Cisco Catalyst 4000 Access Gateway Module は、Cisco CallManager への MGCP または H.323 ゲートウェイ インターフェイスを提供します。このモジュールには、次のインターフェイスおよびサービス モジュールを設定できます。

FXS および FXO 用の 6 個のポート

T1-PRI、T1-CAS、または E1-PRI 用の 2 個の T1/E1 ポート

Cisco Catalyst 4224 Access Gateway Switch

Cisco Catalyst 4224 Access Gateway Switch は、小規模な営業所向けのシングルボックス ソリューションを提供します。Catalyst 4224 は、オンボード デジタル シグナル プロセッサ(DSP)リソースを使用して、スイッチング、IP ルーティング、音声ゲートウェイ サービスを提供します。Catalyst 4224 には、マルチフレックス音声と WAN インターフェイス カードで設定できる 4 つのスロットがあり、最大 24 のポートを提供します。これらのポートは、次の音声機能をサポートします。

POTS テレフォニー デバイス用の FXS ポート

PSTN 接続用の FXO ポート

T1 PRI、E1 PRI、および T1 CAS サービス用の T1 ポートまたは E1 ポート

Cisco Catalyst 4224 Access Gateway Switch は、Cisco CallManager への MGCP または H.323 インターフェイスを提供します。

Cisco Integrated Communications System 7750 ゲートウェイ

Cisco Integrated Communications System(ICS)7750 は、IP テレフォニー、マルチサービス ルーティング、アプリケーション(ユニファイド メッセージング、統合 Web コール センター、データと音声のコラボレーション、およびネットワーク化されたビデオなど)を含む、統合された音声/データ アプリケーションやサービスに対し、統合通信プラットフォームを提供します。

Cisco ICS 7750 は、Cisco IOS ソフトウェアに基づくマルチサービス ルート プロセッサ(MRP)カードや音声ゲートウェイ カードを使用して、マルチサービス ルータと H.323 対応音声ゲートウェイの機能を提供します。マルチサービス ルート プロセッサ(MRP)カードは、音声とデータを処理できるルータとして、デジタル トランクおよびアナログ トランクと WAN ルーティング インターフェイスの両方をサポートします。MRP を使用すると、リモート イーサネット LAN を、FAX マシンやテレビ会議ステーションなどの一般的なアナログ デバイスだけでなく、公衆電話交換網(PSTN)や既存の構内交換機(PBX)にもリンクさせることができます。音声とデータのネットワーキングを完全に統合するため、MRP カードは、音声インターフェイス カード(VIC)、WAN インターフェイス カード(WIC)、音声 WAN インターフェイス カード(VWIC)を受け入れます。MRP およびサポートされている VICS、WIC、VWICS については、『 Cisco ICS 7750 System Description 』を参照してください。

リリース 2.0 以降では、Analog Station Interface(ASI)カードに、高密度アナログ FXS ポートに対するサポートが追加されます(8 ポートおよび 16 ポートのバージョンが入手可能です)。

Cisco ICS 7750 MRP カード

次の Cisco ICS 7750 MRP カードは、Cisco CallManager でゲートウェイ サポートを提供します。

MRP300 には、フラッシュ メモリと、VIC、WIC、および VWIC モジュール用の 2 つのスロットが備わっています。これらは、次の機能を提供します。

T1/E1 PRI および T1 CAS(E&M のみ)接続

アナログ POTS 接続用の FXS

ループ スタート トランクまたはグラウンド スタート トランク用の FXO

Cisco CallManager との MGCP または H.323 インターフェイス

トランスコーディングと会議用のデジタル シグナル プロセッサ(DSP)リソース

MRP300 のその他のモデルには次のものが含まれています。

MRP3-8FXS:8 ポートの FXS モジュールと、VIC、WIC、または VWIC モジュール用のオープン スロットが含まれています。これらは、デジタル音声トランク、アナログ音声トランク、および WAN ルーティングをサポートします。

MRP3-16FXS:アナログ電話接続用の 16 ポートの FXS モジュールが含まれています。

MRP3-8FXOM1:MRP300 カードと高密度アナログ モジュールを結合します。MRP3-8FXOM1 カードには、オンボード FXO M1 ポートが 8 つとオープン VIC/WIC/VWIC スロットが 1 つ備わっています。FXO M1 ポートを使用すると、PSTN または PBX に接続できます。

Cisco MRP200 には、オンボード フラッシュ メモリはありませんが、VIC、WIC、および VWIC モジュール用のスロットが 2 つあります。これは、次のものを提供します。

T1/E1 PRI および T1 CAS(E&M のみ)接続

アナログ POTS 接続用の FXS

ループ スタート トランクまたはグラウンド スタート トランク用の FXO

Cisco CallManager との MGCP または H.323 インターフェイス

トランスコーディングと会議用のデジタル シグナル プロセッサ(DSP)リソース

Cisco ICS 7750 ASI カード

次の Cisco ICS 7750 ASI カードは、Cisco CallManager でゲートウェイ サポートを提供します。

ASI81:8 ポートの FXS モジュールと、オープン VIC、WIC、または VWIC スロットが含まれています。ASI81 は MRP3-8FXS に似ていますが、オンボード フラッシュ メモリはありません。

ASI160:16 ポートの FXS モジュールが含まれています。ASI160 は MRP3-16FXS に似ていますが、オンボード フラッシュ メモリはありません。

ASI カードは、次の機能を提供します。

アナログ POTS 接続用の FXS

ループ スタート トランクまたはグラウンド スタート トランク用の FXO

Cisco CallManager との MGCP インターフェイス

H.323 ゲートウェイ

H.323 デバイスは、H.323 通信標準に準拠し、LAN およびその他のパケット交換網を介したビデオ会議を可能にします。 H.323 をサポートするサード パーティ製 H.323 デバイス、またはその他の Cisco デバイス(たとえば、Cisco 2600 シリーズ、3600 シリーズ、または 5300 シリーズのゲートウェイ)をビデオ会議に追加できます。

Cisco IOS H.323 ゲートウェイ

Cisco IOS H.323 ゲートウェイ(たとえば、Cisco 2600、3600、1750、3810 V3、7200、7500、AS5300、および VG200)は、すべてのルーティング機能を備えています。サポートされている音声ゲートウェイの機能と設定については、ゲートウェイ タイプごとの資料を参照してください。

音声ゲートウェイ モデルの要約

表 34-1 では、 Cisco CallManager がサポートしている Cisco 音声ゲートウェイを要約しています。また、ゲートウェイ コントロール プロトコル、トランク インターフェイス、およびポート タイプについての情報も記載しています。

 

表 34-1 サポートされている音声ゲートウェイ、プロトコル、トランク インターフェイス、およびポートの要約

ゲートウェイ モデル
ゲートウェイ
コントロール プロトコル
トランク インターフェイス
ポート タイプ
Cisco IOS 統合ルータ

Cisco 1750

H.323(H.225)

FXS

FXO

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

Cisco 3810 V3

H.323(H.225)

T1 CAS

E1 CAS

T1 CAS

E1 CAS

Cisco 2600 シリーズ

MGCP または H.323

FXS

FXO

T1/E1 PRI

T1 CAS

QSIG(Cisco 2600 シリーズのゲートウェイすべてが QSIG をサポートしているわけではありません。詳細については、ゲートウェイのマニュアルを参照してください)。

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

T1/E1 PRI

E&M

T1/E1 PRI

Cisco 3600 シリーズ

MGCP または H.323

FXS

FXO

T1/E1 PRI

T1 CAS

QSIG(Cisco 3600 シリーズのゲートウェイすべてが QSIG をサポートしているわけではありません。詳細については、ゲートウェイのマニュアルを参照してください)。

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

T1/E1 PRI

E&M

T1/E1 PRI

Cisco 3725

MGCP または H.323

FXS

FXO

T1/E1 PRI

T1 CAS

QSIG

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

T1/E1 PRI

E&M

T1/E1 PRI

Cisco 3745

MGCP または H.323

FXS

FXO

T1/E1 PRI

T1 CAS

QSIG

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

T1/E1 PRI

E&M

T1/E1 PRI

Cisco 7200

H.323(H.225)

T1/E1 CAS

T1/E1 PRI

T1/E1 CAS

T1/E1 PRI

Cisco 7500

H.323(H.225)

T1/E1 CAS

T1/E1 PRI

T1/E1 CAS

T1/E1 PRI

Cisco AS5300

H.323(H.225)

T1/E1 CAS

T1/E1 PRI

T1/E1 CAS

T1/E1 PRI

Cisco スタンドアロン音声ゲートウェイ

Cisco Voice Gateway 200(VG200)

MGCP または H.323

FXO

FXS

T1/E1 PRI

T1 CAS

QSIG

ループ スタートまたはグラウンド スタート

POTS

T1/E1 PRI

E&M

T1/E1 PRI

Cisco Access Digital Trunk
Gateway DE-30+

MGCP

E1 PRI

QSIG

E1 PRI

E1 PRI

Cisco Access Digital Trunk
Gateway DT-24+

MGCP

T1 PRI

T1 CAS

QSIG

T1 PRI

E&M、ループ スタート、グラウンド スタート

T1 PRI

Cisco Access Analog Trunk
Gateway(AT-2、AT-4、AT-8)

Skinny Gateway Protocol

FXO

ループ スタート

Cisco Access Analog Station
Gateway(AS-2、AS-4、AS-8)

Skinny Gateway Protocol

FXS

POTS

Cisco VG248 Analog Phone
Gateway

Skinny Client Control Protocol

FXS

POTS

Cisco IAD2420

MGCP

FXS

FXO

T1 PRI

T1 CAS

QSIG

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

T1 PRI

E&M

T1 PRI

Cisco Catalyst 音声ゲートウェイ モジュール

Cisco Catalyst 4000 Access
Gateway Module(WS-X4604-GW)

MGCP または H.323

FXS

FXO

T1 CAS

T1/E1 PRI

QSIG

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

E&M

T1/E1 PRI

T1/E1 PRI

Cisco Catalyst 4224 Voice Gateway Switch

MGCP または H.323

FXS

FXO

T1/E1 PRI

T1 CAS

QSIG

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

T1/E1 PRI

E&M

T1/E1 PRI

Cisco Catalyst 6000 8-Port Voice
T1/E1 and Services モジュール
(WS-X6608-T1)

(WS-X6608-E1)

MGCP

T1/E1 PRI

T1 CAS

QSIG

T1/E1 PRI

E&M、ループ スタート、グラウンド スタート

T1/E1 PRI

Cisco Catalyst 6000 24-Port FXS
Analog Interface モジュール
(WS-X6624-FXS)

MGCP

FXS

POTS

Cisco Communication Media Module

(WS-X6600-24FXS)

(WS-X6600-6T1)

(WS-X6600-6E1)

MGCP

FXS

T1 PRI

T1 CAS

E1 PRI

POTS

T1 PRI

E&M

E1 PRI

Cisco ICS ゲートウェイ

Cisco ICS77XX-MRP3xx

Cisco ICS77XX-MRP3-8FXO-M1

Cisco ICS77XX-MRP3-8FXS

MGCP または H.323

FXS

FXO

T1/E1 PRI

T1 CAS

QSIG

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

T1/E1 PRI

E&M

T1/E1 PRI

Cisco ICS77XX-MRP3-16FXS

MGCP または H.323

FXS

POTS

Cisco ICS77XX-MRP2xx

MGCP または H.323

FXS

FXO

T1/E1 PRI

T1 CAS

QSIG

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

T1/E1 PRI

E&M

T1/E1 PRI

Cisco ICS77XX-ASI81

MGCP または H.323

FXS

FXO

T1/E1 PRI

T1 CAS

QSIG

POTS

ループ スタートまたはグラウンド スタート

T1/E1 PRI

E&M

T1/E1 PRI

Cisco ICS77XX-ASI160

MGCP または H.323

FXS

POTS

ゲートウェイ、ダイヤル プラン、およびルート グループ

ゲートウェイはダイヤル プランを使用して、PSTN、ルート グループ、およびグループ特有のゲートウェイにアクセスまたはコールします。Cisco IP Telephony Solution 内で使用されるゲートウェイが異なると、ダイヤル プランが設定される場所が異なります。

Skinny ゲートウェイと MGCP ゲートウェイの両方のダイヤル プラン情報は、Cisco CallManager 内に設定します。

H.323 ベースの Cisco IOS ソフトウェア ゲートウェイにアクセスするためのダイヤル プランは、Cisco CallManager 内に設定します。ダイヤル ピアの場合は、H.323 ベースのゲートウェイ内に設定して、コールをゲートウェイ外にパスします。

ルート グループは、1 つ以上のゲートウェイを指し、preference に基づいてコール ルーティング用のゲートウェイを選択できます。ルート グループはトランク グループとして機能し、すべてのコールをプライマリ デバイスに伝送して、プライマリが使用できないときは、セカンダリ デバイスを使用します。1 つ以上のルート リストが、同じルート グループを指すことができます。

所定のルート グループ内のすべてのデバイスは、パスや数字の処理などの同じ特性を共有します。ルート グループが実行する数字処理は、ルート パターンで実行された数字処理を上書きすることができます。

ゲートウェイに関連した設定情報により、実際のコール発信方法が指定されます。

H.323 ゲートウェイ ではなく H.323 トランクを、ゲートキーパによって制御されるように設定できます。つまり、H.323 デバイスにコールが発信される前に、そのデバイスを、ゲートキーパに正常に照会しておく必要があります。詳細については、「Cisco CallManager 内でのゲートキーパとトランクの設定」を参照してください。

着信コールと発信コール用の複数のクラスタは、H.323 トランクを共用できます。しかし、MGCP ベース、および Skinny ベースのゲートウェイは、1 つの Cisco CallManager クラスタに専用のままです。

ルート グループと電話番号の Dependency Records

特定のゲートウェイまたはゲートウェイ ポートがどのルート グループまたは電話番号を使用しているかを検索するには、Cisco CallManager Administration
Gateway Configuration ウィンドウにある Dependency Records リンクをクリックします。Dependency Records Summary ウィンドウに、ゲートウェイまたはポートが使用しているルート グループまたは電話番号に関する情報が表示されます。ルート グループまたは電話番号について詳細な情報を検索するには、ルート グループまたは電話番号をクリックして Dependency Records Details ウィンドウを表示します。

Dependency Records の詳細については、『 Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の「 Dependency Records へのアクセス」 、「ゲートウェイの削除」および「電話番号の削除」を参照してください。

ゲートウェイのフェールオーバーとフェールバック

ここでは、Cisco 音声ゲートウェイが Cisco CallManager のフェールオーバーとフェールバックの状況をどのように処理するかを説明します。

MGCP ゲートウェイ

Cisco CallManager のフェールオーバーの状況を処理するため、MGCP ゲートウェイは、Cisco CallManager グループに従ってまとめられ、そのゲートウェイに割り当てられているデバイス プールに対して定義されている、Cisco CallManager のリストを受け取ります。Cisco CallManager グループには、ゲートウェイが使用する 1 台、2 台、または 3 台の Cisco CallManager が、優先順位順にリストされています。リスト内の 1 番目の Cisco CallManager が失敗すると、2 番目の Cisco CallManager が使用されます。1 番目と 2 番目の Cisco CallManager が失敗すると、3 番目の Cisco CallManager が使用されます。

フェールバックは、ゲートウェイが 2 番目または 3 番目の Cisco CallManager にフェールオーバーするときに、優先順位の高い Cisco CallManager を回復するプロセスです。Cisco MGCP ゲートウェイは、優先順位の高い Cisco CallManager の状況を定期的に確認します。優先順位の高い Cisco CallManager が作動可能であると判別されると、再び使用可能のマークが付けられます。次にゲートウェイは、すべてのコールがアイドル状態になるときか、24 時間以内のどちらかの早い時点で、優先順位が一番高く使用可能な Cisco CallManager に戻ります。管理者は、フェールバックを強制することができます。これを行うには、優先順位が低い Cisco CallManager を停止するか(コールが保持される)、ゲートウェイを再起動するか(コールが保持される)、Cisco CallManager をリセットします(コールが終了する)。


) Skinny ゲートウェイは、MGCP ゲートウェイと同じように、Cisco CallManager の冗長性、フェールオーバー、フェールバックを処理します。


IOS H.323 ゲートウェイ

Cisco IOS ゲートウェイは、Cisco CallManager のフェールオーバーの状況を処理できるようになりました。Cisco IOS Release 12.1(2)T では、 dial-peer コマンドと voice class コマンドのいくつかの機能拡張を使用して、Cisco IOS ゲートウェイが、冗長化された Cisco CallManager をサポートできるようになりました。新しい h225 tcp timeout seconds コマンドは、Cisco IOS ゲートウェイが H.323 コールのセットアップ用に H.225 制御接続を確立するのに要する時間を指定します。Cisco IOS ゲートウェイは、プライマリ Cisco CallManager との H.225 接続を確立できない場合、別の dial-peer ステートメントで指定された 2 番目の Cisco CallManager を試行します。Cisco IOS ゲートウェイは、次の最高の preference 設定値を指定する dial-peer ステートメントにシフトします。

次の例は、H.323 ゲートウェイのフェールオーバー設定を示しています。

interface Loopback0
ip address 1.1.1.1 255.255.255.0
voip-gateway voip bind srcaddr 1.1.1.1
dial-peer voice 101 voip
destination-pattern 1111
session target ipv4:10.1.1.101
preference 0
voice class h323 1
dial-peer voice 102 voip
destination-pattern 1111
session target ipv4:10.1.1.102
preference 1
voice class h323 1
voice class h323 1
h225 timeout tcp establish 3
 

) トラブルシューティングとファイアウォールの設定を簡単にするため、コールのセットアップ時に H.323 に常に特定のソース IP アドレスを使用させるよう、新しい voip-gateway voip bind srcaddr コマンドを使用することをお勧めします。このコマンドを使用しない場合、セットアップ時に使用されるソース アドレスが、プロトコル(RAS、H.225、H.245、または RTP)に応じて異なる場合があります。


Cisco VG248 Analog Phone Gateway

Cisco VG248 Analog Phone Gateway は、クラスタリングとフェールオーバーに対する Skinny Client Control Protocol をサポートしています。

ゲートウェイの設定チェックリスト

表 34-2 は、Cisco CallManager でゲートウェイを設定するのに必要な手順の概要を、関連した手順と項目の参照先と一緒に記載しています。

 

表 34-2 ゲートウェイの設定チェックリスト

設定ステップ
手順および関連項目

ステップ 1

ゲートウェイ、または音声ゲートウェイ モジュールをネットワークにインストールし、設定します。

設定するゲートウェイのモデルのインストレーション ガイドおよびコンフィギュレーション ガイドを参照してください。

ステップ 2

Cisco CallManager と動作するようにゲートウェイを設定するために必要な情報、および PSTN、または IP 非対応の外部テレフォニー デバイスとのトランク インターフェイスを設定するのに必要な情報を収集する。

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートウェイの設定値」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ポートの設定値」

ステップ 3

ゲートウェイ上で、必要な設定手順を実行します。

設定するゲートウェイ モデルの音声フィーチャ ソフトウェアのコンフィギュレーション ガイド、または Cisco IOS マニュアルを参照してください。

ステップ 4

Cisco CallManager Administration にゲートウェイを追加し、設定します。

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「Cisco CallManager へのゲートウェイの追加」

ステップ 5

ゲートウェイ上でポートを追加し、設定するか、Cisco VG248 Analog Phone Gateway を追加し、設定します。

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ポートの設定値」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「Cisco VG248 Analog Phone Gateway の追加」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「Cisco IP Phone の設定」

ステップ 6

FXS ポートの場合、電話番号を追加します(該当する場合)。

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「電話番号の追加」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「電話番号の設定値」

ステップ 7

コールを PSTN またはその他の宛先にルーティングするために、ゲートウェイ用のダイヤル プランを設定します。

この設定には、Cisco CallManager でのゲートウェイ用のルート グループ、ルート リスト、およびルート パターンのセットアップが含まれる場合があります。また、一部のゲートウェイの場合は、ゲートウェイ自体でのダイヤル プランの設定も含まれます。

Cisco IP テレフォニー ネットワーク デザイン ガイド

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド

ステップ 8

ゲートウェイをリセットして、設定値を適用します。

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートウェイのリセットと再起動」


ヒント ゲートウェイ デバイス用のデフォルトの Web ページに到達するには、そのゲートウェイの IP アドレスを使用できます。ハイパーリンクを url = http://x.x.x.x/ にしてください。ここで、x.x.x.x は、デバイスのドット形式の IP アドレスです。各ゲートウェイの Web ページには、デバイスの情報、およびゲートウェイのリアルタイムの状況が記載されています。


参考情報

関連項目

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「Cisco CallManager へのゲートウェイの追加」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ゲートウェイの設定値」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「ポートの設定値」

Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド 』の 「電話番号の設定値」

参考資料

Cisco IP テレフォニー ネットワーク デザイン ガイド

Cisco ICS 7750 System Description

Configuring Cisco IP Telephony Voice Gateways

Implementing Fax Over IP on Cisco Voice Gateways

Cisco VG248 Analog Phone Gateway ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド

Cisco VG248 Analog Phone Gateway Hardware Installation Guide