Cisco CallManager アドミニストレーション ガイド Release 3.3(3)
特殊文字と設定値
特殊文字と設定値
発行日;2012/01/09 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

特殊文字と設定値

ルート パターンのワイルドカードと特殊文字

数字破棄命令

発信側変換設定値

着信側変換設定値

特殊文字と設定値

Cisco CallManager Administration を使用すると、管理者は特殊文字と設定値を使用して次のタスクを実行することができます。

1 つのルート パターンを番号の範囲と一致させる

ダイヤルされる数字列の一部を除去する

発信コール用の発信側番号のアピアランスを操作する

発信コール用のダイヤル数字列、つまり着信側番号を操作する

特殊文字と設定値の使用方法の詳細については、次のトピックを参照してください。

「ルート パターンのワイルドカードと特殊文字」

「数字破棄命令」

「発信側変換設定値」

「着信側変換設定値」

ルート パターンのワイルドカードと特殊文字

ルート パターンのワイルドカードと特殊文字を使用すると、1 つのルート パターンをある範囲の連続番号(アドレス)と一致させることができます。これらのワイルドカードと特殊文字は、Cisco CallManager が隣接システムに番号を送信する前にその番号を操作できるようにする命令の作成にも使用します。

表 22-1 では、Cisco CallManager がサポートするワイルドカードと特殊文字について説明します。

 

表 22-1 ワイルドカードと特殊文字

文字
説明

@

at 記号(@)ワイルドカードは、すべての NANP 番号と一致する。

各ルート パターンで使用できる @ ワイルドカードは、1 つだけです。

ルート パターン 9.@ は、NANP によって認識される番号すべてをルーティングまたはブロックする。

次のルート パターン例は、@ ワイルドカードに含まれる NANP 番号を示します。

0

1411

19725551234

101028819725551234

01133123456789

X

X ワイルドカードは、0 ~ 9 の任意の 1 桁の数字と一致する。

ルート パターン 9XXX は、9000 ~ 9999 のすべての番号をルート指定またはブロックする。

!

感嘆符(!)ワイルドカードは、0 ~ 9 の 1 桁または複数桁の数字と一致する。

ルート パターン 91! は、910 ~ 91999999999999999999999 のすべての番号をルート指定またはブロックする。

?

疑問符(?)ワイルドカードは、先行する数字またはワイルドカード値のゼロ以上のオカレンスと一致する。

ルート パターン 91X? は、91 ~ 91999999999999999999999 のすべての番号をルート指定またはブロックする。

+

正符号(+)ワイルドカードは、先行する数字またはワイルドカード値の 1 つまたは複数のオカレンスと一致する。

ルート パターン 91X+ は、910 ~ 91999999999999999999999 のすべての番号をルート指定またはブロックする。

[ ]

角括弧([ ])文字は、値の範囲を囲む。

ルート パターン 813510[012345] は、8135100 ~ 8135105 のすべての番号をルート指定またはブロックする。

-

ハイフン(-)文字は、角括弧と一緒に使用され、値の範囲を示す。

ルート パターン 813510[0-5] は、8135100 ~ 8135105 のすべての番号をルート指定またはブロックする。

^

曲折アクセント(^)文字は、角括弧と一緒に使用され、値の範囲を否定する。^ 文字は、左角括弧([)に続く最初の文字でなければなりません。

各ルート パターンで使用できる ^ 文字は、1 つだけです。

ルート パターン 813510[^0-5] は、8135106 ~ 8135109 のすべての番号をルート指定またはブロックする。

.

ドット(.)文字は、区切り文字として使用され、Cisco CallManager のアクセス コードを電話番号と区別する。

この特殊文字は、数字破棄命令と一緒に使用して、番号を隣接システムに送信する前に Cisco CallManager のアクセス コードを除去します。

各ルート パターンで使用できるドット(.)文字は、1 つだけです。

ルート パターン 9.@ は、NANP コールで、最初の 9 を Cisco CallManager アクセス コードとして識別する。

*

アスタリスク(*)文字は、特殊なダイヤル番号の補足数字として使用できる。

電話番号案内の内部オペレータにアクセスするために、ルート パターン *411 を設定できる。

#

シャープ(#)文字は、一般に、ダイヤル数字列の末尾を指定する。

# 文字は、パターン内の最後の文字でなければなりません。

ルート パターン 901181910555# は、NANP 内からダイヤルされた国際番号をルーティングまたはブロックする。最後の 5 の後の # 文字は、この数字が数字列の最後の数字であることを示します。

表 22-2 では、ルート パターンを必要とする Cisco CallManager Administration フィールドを一覧表示し、各フィールドの有効な入力内容を示します。

 

表 22-2 フィールドの入力内容

フィールド
有効な入力内容

Call Park Number/Range

[ ^ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 - ] X * #

Calling Party Transform Mask

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 X * #

Called Party Transform Mask

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 X * #

Caller ID DN (Gateways)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 X * #

Directory Number

[ ^ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 - ] + ? ! X * # +

Directory Number (Call Pickup Group)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

External Phone Number Mask

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 X * #

Forward All

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 * #

Forward Busy

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 * #

Forward No Answer

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 * #

Meet-Me Conference Number

[ ^ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 - ] X * #

Prefix Digits

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 * #

Prefix DN (Gateways)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 * #

Route Filter Tag Values

[ ^ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 - ] X * #

Route Pattern

[ ^ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 - ] + ? ! X * # + . @

Translation Pattern

[ ^ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 - ] + ? ! X * # + . @

数字破棄命令

Discard Digits Instruction(DDI; 数字破棄命令)は、ダイヤル番号の一部を削除してから、その番号を隣接システムに渡します。DDI が数字列の一部を削除する必要があるのは、たとえば、PSTN にコールをルート指定するのに外部アクセス コードが必要であるにもかかわらず、PSTN スイッチがそのアクセス コードを要求しない場合です。

表 22-3 では、DDI をリストし、ダイヤル番号に各 DDI を適用した結果を説明します。

 

表 22-3 数字破棄命令

DDI
結果

10-10-Dialing

この DDI は、次の項目を削除する。

IXC アクセス コード

ルート パターン: 9.@

ダイヤルされる数字列: 910102889728135000

DDI の適用後: 99728135000

10-10-Dialing Trailing-#

この DDI は、次の項目を削除する。

IXC アクセス コード

国際電話のダイヤル終了文字

ルート パターン: 9.@

ダイヤルされる数字列: 4,128,156,768,314,921,500.00kg

DDI の適用後: 901181910555

11/10D->7D

この DDI は、次の項目を削除する。

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

エリア コード

ローカル エリア コード

この DDI は、11 桁または 10 桁のダイヤル番号から、7 桁の市内番号を作成します。

ルート パターン: 9.@

ダイヤルされる数字列:
919728135000 または 99728135000

DDI の適用後: 98135000

11/10D->7D Trailing-#

この DDI は、次の項目を削除する。

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

エリア コード

ローカル エリア コード

国際電話のダイヤル終了文字

この DDI は、11 桁または 10 桁のダイヤル番号から、7 桁の市内番号を作成します。

ルート パターン: 9.@

ダイヤルされる数字列:
919728135000 または 99728135000

DDI の適用後: 98135000

11D->10D

この DDI は、次の項目を削除する。

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

ルート パターン: 9.@

ダイヤルされる数字列: 919728135000

DDI の適用後: 99728135000

11D->10D Trailing-#

この DDI は、次の項目を削除する。

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

国際電話のダイヤル終了文字

IXC アクセス コード

ルート パターン: 9.@

ダイヤルされる数字列: 919728135000

DDI の適用後: 99728135000

Intl TollBypass

この DDI は、次の項目を削除する。

国際アクセス コード

国際直接ダイヤル コード

国番号

IXC アクセス コード

国際オペレータ経由のダイヤル コード

ルート パターン: 9.@

ダイヤルされる数字列: 901181910555

DDI の適用後: 9910555

Intl TollBypass Trailing-#

この DDI は、次の項目を削除する。

国際アクセス コード

国際直接ダイヤル コード

国番号

IXC アクセス コード

国際オペレータ経由のダイヤル コード

ダイヤル終了文字

ルート パターン: 9.@

ダイヤルされる数字列: 408,769,193,550.67kg

DDI の適用後: 9910555

NoDigits

この DDI は数字を削除しない。

ルート パターン: 9.@

ダイヤルされる数字列: 919728135000

DDI の適用後: 919728135000

Trailing-#

この DDI は、次の項目を削除する。

国際電話のダイヤル終了文字

ルート パターン: 9.@

ダイヤルされる数字列: 408,769,193,550.67kg

DDI の適用後: 901181910555

PreAt

この DDI は、次の項目を含めて、ルート パターンの NANP 部分の前にあるすべての数字を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

PBX 外部アクセス コード

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 899728135000

DDI の適用後: 9728135000

PreAt Trailing-#

この DDI は、次の項目を含めて、ルート パターンの NANP 部分の前にあるすべての数字を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

PBX 外部アクセス コード

国際電話のダイヤル終了文字

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8901181910555#

DDI の適用後: 01181910555

PreAt 10-10-Dialing

この DDI は、次の項目を含めて、ルート パターンの NANP 部分の前にあるすべての数字を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

PBX 外部アクセス コード

IXC アクセス コード

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8910102889728135000

DDI の適用後: 9728135000

PreAt 10-10-Dialing Trailing-#

この DDI は、次の項目を含めて、ルート パターンの NANP 部分の前にあるすべての数字を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

PBX 外部アクセス コード

IXC アクセス コード

国際電話のダイヤル終了文字

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 40,415,542,368,314,917,000.00kg

DDI の適用後: 01181910555

PreAt 11/10D->7D

この DDI は、次の項目を含めて、ルート パターンの NANP 部分の前にあるすべての数字を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

PBX 外部アクセス コード

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

エリア コード

ローカル エリア コード

この DDI は、11 桁または 10 桁のダイヤル番号から、7 桁の市内番号を作成します。

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列:
8919728135000 または 899728135000

DDI の適用後: 8135000

PreAt 11/10D->7D Trailing-#

この DDI は、次の項目を含めて、ルート パターンの NANP 部分の前にあるすべての数字を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

PBX 外部アクセス コード

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

エリア コード

ローカル エリア コード

国際電話のダイヤル終了文字

この DDI は、11 桁または 10 桁のダイヤル番号から、7 桁の市内番号を作成します。

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列:
8919728135000 または 899728135000

DDI の適用後: 8135000

PreAt 11D->10D

この DDI は、次の項目を含めて、ルート パターンの NANP 部分の前にあるすべての数字を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

PBX 外部アクセス コード

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8919728135000

DDI の適用後: 9728135000

PreAt 11D->10D Trailing-#

この DDI は、次の項目を含めて、ルート パターンの NANP 部分の前にあるすべての数字を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

PBX 外部アクセス コード

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

国際電話のダイヤル終了文字

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8919728135000

DDI の適用後: 9728135000

PreAt Intl TollBypass

この DDI は、次の項目を含めて、ルート パターンの NANP 部分の前にあるすべての数字を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

PBX 外部アクセス コード

国際アクセス コード

国際直接ダイヤル コード

国番号

IXC アクセス コード

国際オペレータ経由のダイヤル コード

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8901181910555

DDI の適用後: 910555

PreAt Intl TollBypass Trailing-#

この DDI は、次の項目を含めて、ルート パターンの NANP 部分の前にあるすべての数字を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

PBX 外部アクセス コード

国際アクセス コード

国際直接ダイヤル コード

国番号

IXC アクセス コード

国際オペレータ経由のダイヤル コード

ダイヤル終了文字

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8901181910555#

DDI の適用後: 910555

PreDot

この DDI は、次の項目を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 899728135000

DDI の適用後: 99728135000

PreDot Trailing-#

この DDI は、次の項目を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

国際電話のダイヤル終了文字

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8901181910555#

DDI の適用後: 901181910555

PreDot 10-10-Dialing

この DDI は、次の項目を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

IXC アクセス コード

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8910102889728135000

DDI の適用後: 99728135000

PreDot 10-10-Dialing Trailing-#

この DDI は、次の項目を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

IXC アクセス コード

国際電話のダイヤル終了文字

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 40,415,542,368,314,917,000.00kg

DDI の適用後: 901181910555

PreDot 11/10D->7D

この DDI は、次の項目を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

エリア コード

ローカル エリア コード

この DDI は、11 桁または 10 桁のダイヤル番号から、7 桁の市内番号を作成します。

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列:
8919728135000 または 899728135000

DDI の適用後: 98135000

PreDot 11/10D->7D Trailing-#

この DDI は、次の項目を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

エリア コード

ローカル エリア コード

国際電話のダイヤル終了文字

この DDI は、11 桁または 10 桁のダイヤル番号から、7 桁の市内番号を作成します。

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列:
8919728135000 または 899728135000

DDI の適用後: 98135000

PreDot 11D->10D

この DDI は、次の項目を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8919728135000

DDI の適用後: 99728135000

PreDot 11D->10D Trailing-#

この DDI は、次の項目を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

長距離直接ダイヤル コード

長距離オペレータ経由のダイヤル コード

IXC アクセス コード

国際電話のダイヤル終了文字

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8919728135000

DDI の適用後: 99728135000

PreDot Intl TollBypass

この DDI は、次の項目を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

国際アクセス コード

国際直接ダイヤル コード

国番号

IXC アクセス コード

国際オペレータ経由のダイヤル コード

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8901181910555

DDI の適用後: 9910555

PreDot Intl TollBypass Trailing-#

この DDI は、次の項目を削除する。

Cisco CallManager 外部アクセス コード

国際アクセス コード

国際直接ダイヤル コード

国番号

IXC アクセス コード

国際オペレータ経由のダイヤル コード

ダイヤル終了文字

ルート パターン: 8.9@

ダイヤルされる数字列: 8901181910555#

DDI の適用後: 9910555

発信側変換設定値

発信側変換設定値では、発信コール用にダイヤルされる数字、つまり発信側の番号を操作することができます。Cisco CallManager は、CLID(calling line identification)に発信側の番号を使用します。発信コール時に、CLID は、各構内交換機(PBX)、セントラル オフィス(CO)、および中継キャリア(IXC)に、コールの進行状況としてパスされます。発信側は、コールの完了時に CLID を受け取ります。

ルート リストで使用される発信側変換設定値は、ルート リスト全体に割り当てられるのではなく、そのリストを構成する個々のルート グループに割り当てられます。ルート リスト内のルート グループに割り当てられる発信側変換設定値は、そのルート リストに関連したルート パターンに割り当てられている発信側変換設定値をすべて上書きします。

表 22-4 では、ルート グループに対して発信側変換を指定するのに使用される、フィールド、オプション、および値について説明します。

 

表 22-4 発信側変換設定値

フィールド名
説明

Use Calling Party’s External Phone Number Mask

このフィールドは、発信コールの CLID にマスクを適用しない外部電話番号が使用されるかどうかを決定する(外部番号は、Directory Number Configuration ウィンドウを使用して設定します)。このフィールドのオプションには、Default、Off、および On があります。

Default:この設定値は、ルート グループが発信側外部電話番号マスクと発信側変換マスクを制御しないことを指定する。発信側外部電話番号マスクまたは変換マスクが、ルート パターンに対して選択される場合、このルート グループを介してルート指定されるコールは、それらのマスクを使用します。

Off:この設定値は、発信側の CLID に外部電話番号が使用されないことを指定する。このルート グループに対して変換マスクが入力されない場合、このグループを介してルート指定されるコールは、CLID に関連付けられません。

On:この設定値は、発信側の CLID にマスクを適用しない外部電話番号が使用されることを指定する。

Calling Party Transform Mask

このフィールドは、このルート グループを介してルーティングされるコールすべてに対して、発信側変換マスクを指定する。このフィールドの有効値は、0 ~ 9 の数字、ワイルドカード文字 X、および文字 * と # です。また、このフィールドをブランクのままにすることもできます。このフィールドがブランクの場合、変換は行われません。 このフィールドがブランクであり、上記のフィールド(Use Calling Party’s External Phone Number Mask)が Off に設定されている場合、発信側番号は CLID に使用できません。

発信側変換マスクには、最長 50 桁までの数字を指定できます。

Prefix Digits (Outgoing Calls)

このフィールドには、このルート グループを介してルーティングされるコールすべてについて、発信側番号に付加されるプレフィックス番号、または 1 組の Prefix Digits (Outgoing Calls)が含まれている。このフィールドの有効値は、0 ~ 9 の数字、文字 * と #、およびブランクです。Prefix Digits(Outgoing Calls)には、最長 50 桁の数字を指定できます。

Calling Party Presentation (outgoing call)

このフィールドは、発信側電話番号を着信側の番号表示画面に表示するかどうかを決定する。Calling Party Presentation フィールドは、Route Pattern Configuration ウィンドウ、Translation Pattern Configuration ウィンドウ、および Gateway Configuration ウィンドウで使用されます。このフィールドのオプションには、Default、Allowed、および Restricted があります。

Cisco CallManager で実行される各コールの calling party presentation フィールドはオンになっています。変換パターンが発信側用に設定されている場合は、その変換パターンに設定されている値が最初に確認されます。インディケータが、calling party presentation フィールドの設定値(Default、Allowed、または Restricted)に設定されます。次に、ルート パターンが発信側用に設定されている場合は、そのルート パターン設定に設定されている値が確認され、インディケータが、calling party presentation フィールドの設定値に設定されます。最後にゲートウェイ設定が確認され、インディケータが、calling party presentation フィールドの設定値に設定されます。つまり、calling party presentation フィールドの値は、発信側がコールを開始してから着信側がそのコールを受信するまでに変化する場合があります。

次のリストに、このフィールドのオプションを示します。

Default:フィールドにこの値を設定すると、発信側の回線表示は変更されません。

Allowed:ゲートウェイでこのフィールドにこの値を設定すると、発信側の電話番号が着信側の番号表示画面に表示されます。

Restricted:ゲートウェイでこのフィールドにこの値を設定すると、着信側の番号表示画面に Unknown Number と表示されます。

Calling Party Presentation (incoming call)

着信コールに対しては、ゲートウェイの Calling Party Presentation 設定は適用されません。着信コールが変換パターンまたはルート パターンを経由し、Calling Party Presentation が Allowed または Restricted に設定されている場合、発信側の回線表示は変換パターンまたはルート パターンの設定で変更されます。Cisco CallManager システムに到達したコールが PBX または PSTN へ送信される場合は、発信コールの規則が適用されます( 表 22-4 を参照)。

関連項目

「ルート パターンのワイルドカードと特殊文字」

Cisco CallManager システム ガイド 』の「 ルート プランの概要

着信側変換設定値

着信側変換設定値では、発信コール用にダイヤルされる数字、つまり着信側の番号を操作することができます。着信側の番号を操作する例としては、プレフィックス番号の付加または削除(発信コール)、7 桁の番号としてダイヤルされるコールへのエリア コードの付加、4 桁または 5 桁の内線番号としてダイヤルされるオフィス間コールへのエリア コードとオフィス コードの付加、および等価アクセス コールに対する通信事業者アクセス コードの抑止があります。

ルート リストで使用される着信側変換設定値は、ルート リスト全体に割り当てられるのではなく、そのリストを構成する個々のルート グループに割り当てられます。ルート リスト内のルート グループに割り当てられる着信側変換設定値は、そのルート リストに関連したルート パターンに割り当てられている着信側変換設定値をすべて上書きします。

表 22-5 では、ルート グループに着信側変換を指定するのに使用される、フィールド、オプション、および値について説明します。

 

表 22-5 着側変換設定値

フィールド名
説明

Dial Plan

このフィールドは、使用されるダイヤル プランを指定する。NANP がまだ選択されていない場合は、このフィールドを North American Numbering Plan に変更します。


) Dial Plan フィールドが表示されるのは、ルート グループがルート リストに追加されるときだけです。ルート グループが追加された後、このフィールドは変更できません。


Discard Digits

このフィールドには、数字破棄命令を制御する破棄パターンのリストが含まれている。たとえば、ユーザが PSTN(公衆電話交換網)にコールするのに、9 をダイヤルする必要があるシステムでは、PreDot 破棄パターンにより、ダイヤルされる数字列からその 9 が削除されます。詳細については、「数字破棄命令」を参照してください。


) デフォルト設定である <None> 以外の設定は、ルート パターンの設定を上書きします。<None> の設定は、「数字を破棄しない」ことを意味します。


Called Party Transform Mask

このフィールドは、このルート グループを介してルーティングされるコールすべてに対して、着信側変換マスクを指定する。このフィールドの有効値は、0 ~ 9 の数字、ワイルドカード文字 X、および文字 * と # です。また、このフィールドをブランクのままにすることもできます。このフィールドがブランクの場合、変換は行われません。つまり、Cisco CallManager は、ダイヤルされたとおりに数字を送信します。

着信側変換マスクには、最長 50 桁までの数字を指定できます。

Prefix Digits (Outgoing Calls)

このフィールドには、このルート グループを介してルート指定されるコールすべてについて、着信側番号に付加されるプレフィックス番号、または 1 組の Prefix Digits (Outgoing Calls)が含まれている。このフィールドの有効値は、0 ~ 9 の数字、文字 * と #、およびブランクです。Prefix Digits(Outgoing Calls)には、最長 50 桁の数字を指定できます。

関連項目

「ルート パターンのワイルドカードと特殊文字」

「数字破棄命令」

Cisco CallManager システム ガイド 』の「 ルート プランの概要