Cisco Unified Communications Manager Express System アドミニストレータ ガイド
電話機のリセットと再起動
電話機のリセットと再起動
発行日;2012/09/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 11MB) | フィードバック

目次

電話機のリセットと再起動

内容

電話機のリセットと再起動について

IP Phone のリセットと再起動の違い

CiscoUnifiedCME の TAPI 拡張機能

電話機のリセットと再起動の方法

SCCP:reset コマンドの使用

前提条件

SCCP:restart コマンドの使用

前提条件

SCCP:TAPI アプリケーションと SCCP 電話機との間のセッションのリセット

前提条件

SIP:reset コマンドの使用

前提条件

SIP:restart コマンドの使用

前提条件

基本的なコールの確認

その他の参考資料

関連資料

シスコのテクニカル サポート

CiscoUnifiedCME 7.0(1) の新機能の機能情報

電話機のリセットと再起動

この章では、Cisco Unified Communications Manager Express(Cisco Unified CME)に接続された Cisco Unified IP Phone をリセットまたは再起動する方法について説明します。

電話機のリセットと再起動について

Cisco Unified CME の IP Phone をリセットおよび再起動するには、次の概念を理解しておく必要があります。

「IP Phone のリセットと再起動の違い」

「Cisco Unified CME の TAPI 拡張機能」

IP Phone のリセットと再起動の違い

Cisco Unified IP Phone は、設定変更後にリブートして変更内容を有効にする必要があります。Cisco Unified CME の電話機の設定は、電話機をリブートまたはリセットしたときにダウンロードされます。Cisco Unified CME システムの単一の電話機をリブートすることも、すべての電話機をリブートすることもできます。 表 26 に、リブート タイプの違いをまとめます。


) 複数の IP Phone をリブートするときに、変更された Cisco Unified CME 設定情報に TFTP 経由で同時にアクセスする電話機の数が多すぎると、競合が発生する可能性があります。


 

表 26 reset コマンドと restart コマンドの違い

reset コマンド
restart コマンド
リブートのタイプ

電源オフしてから、電源オンしてリブートすることと同様。

クイック再起動。

電話機の設定

IP Phone の設定をダウンロードします。

IP Phone の設定をダウンロードします。

DHCP および TFTP

更新された設定情報を取得するため、DHCP および TFTP サーバに接続します。

(注) このコマンドは Cisco CME 3.4 の SIP 電話機に導入されました。

電話機は更新された設定情報を取得するため TFTP サーバに接続し、再登録は DHCP サーバに接続しないで行います。

(注) このコマンドは Cisco Unified CME 4.1 の SIP 電話機に導入されました。

処理時間

複数の電話機を更新するには時間がかかります。

複数の電話機を高速処理します。

必要な場合

日付と時刻の設定

ネットワーク ロケール

電話機のファームウェア

送信元アドレス

TFTP パス

URL パラメータ

ユーザ ロケール

ボイスメールのアクセス番号

次の更新時に使用できます。

ディレクトリ番号

電話機のボタン

スピード ダイヤル番号

ディレクトリ番号

電話機のボタン

スピード ダイヤル番号

Cisco Unified CME の TAPI 拡張機能

Cisco Unified CME 7.0(1) よりも前は、Microsoft Windows Workstation と、同期されていない SCCP 電話機との間のセッションをクリアする唯一の方法は、ルータをリブートすることでした。Cisco Unified CME 7.0(1) 以降のバージョンでは、Cisco IOS ソフトウェア コマンドを使用することによって、フリーズした状態または同期されていない Telephony Application Programming Interface(TAPI)セッションをクリアできます。設定については、「SCCP:TAPI アプリケーションと SCCP 電話機との間のセッションのリセット」を参照してください。

この拡張機能は ephone-TAPI 登録エラー状態も自動的に処理します。この新機能に必要な追加設定はありません。

電話機のリセットと再起動の方法


) 電話機がまだ接続されていない場合、電話機のリセットまたは再起動は必要ありません。代わりに、IP Phone をネットワークに接続し、電話機をブートして必要なコンフィギュレーション ファイルをダウンロードします。


ここでは、次の作業について説明します。

「SCCP:reset コマンドの使用」(必須)

「SCCP:restart コマンドの使用」(必須)

「SCCP:TAPI アプリケーションと SCCP 電話機との間のセッションのリセット」(必須)

「SIP:reset コマンドの使用」(必須)

「SIP:restart コマンドの使用」(必須)

「基本的なコールの確認」(任意)

SCCP:reset コマンドの使用

更新情報のための DHCP サーバへの接続など、1 台以上の SCCP 電話機のリブートおよび再登録を行うには、次の手順を実行します。

前提条件

リブートする電話機が Cisco Unified CME ルータに接続されていること。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. telephony-service
または
ephone phone-tag

4. reset { all [ time-interval ] | cancel | mac-address mac-address | sequence-all }
または
reset

5. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

telephony-service

または

ephone ephone-tag

 

Router(config)# telephony-service

または

Router(config)# ephone 1

telephony-service コンフィギュレーション モードを開始します。

または

ephone コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

reset { all [ time-interval ] | cancel | mac-address mac-address | sequence-all }

または

reset

 

Router(config-telephony)# reset all

または

Router(config-ephone)# reset

最新の設定情報を取得するための DHCP および TFTP サーバへの接続を含めて、指定された電話機または SCCP を実行中のすべての電話機の完全なリブートを実行します。

または

設定される個々の SCCP 電話機の完全なリブートを実行します。

ステップ 5

end

 

Router(config-telephony)# end

または

Router(config-ephone)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:restart コマンドの使用

1 台以上の SCCP 電話機の高速リブートおよび再登録を行うには、次の手順を実行します。

前提条件

リブートする電話機が Cisco Unified CME ルータに接続されていること。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. telephony-service
または
ephone ephone-tag

4. restart { all [ time-interval ] | mac-address }
または
restart

5. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

telephony-service

または

ephone ephone-tag

 

Router(config)# telephony-service

or

Router(config)# ephone 1

telephony-service コンフィギュレーション モードを開始します。

または

ephone コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

restart { all [ time-interval ] | mac-address }

または

restart

 

Router(config-telephony)# restart all

または

Router(config-ephone)# restart

この Cisco Unified CME ルータに関連付けられた SCCP を実行中のすべての電話機、または指定された電話機の高速リブートを実行します。DHCP サーバに接続して、最新情報を取得することは行われません。

または

設定される個々の SCCP 電話機の高速リブートを実行します。

ステップ 5

end

 

Router(config-ephone)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SCCP:TAPI アプリケーションと SCCP 電話機との間のセッションのリセット

フリーズした状態または同期されていない TAPI セッションをクリアするには、次の手順を実行します。

前提条件

Cisco Unified CME 7.0(1) 以降のバージョン

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. ephone phone-tag

4. reset tapi

5. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

ephone phone-tag

 

Router(config)# ephone 36

ephone コンフィギュレーション モードを開始します。

phone-tag :設定タスク中にこの ephone を識別する一意のシーケンス番号。

ステップ 4

reset tapi

 

Router(config-ephone)# reset tapi

Telephony Application Programmer's Interface(TAPI)アプリケーションと SCCP 電話機との間の接続をリセットします。

ステップ 5

end

 

Router(config-ephone)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SIP:reset コマンドの使用

更新情報のための DHCP サーバへの接続など、1 台以上の SIP 電話機のリブートおよび再登録を行うには、次の手順を実行します。

前提条件

Cisco Unified CME 3.4 以降。

Cisco Unified CME で mode cme コマンドがイネーブルになっていること。

リブートする電話機が Cisco Unified CME ルータに接続されていること。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice register global
または
voice register pool pool-tag

4. reset

5. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice register global

または

voice register pool pool-tag

 

Router(config)# voice register global

または

Router(config)# voice register pool 1

音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードを開始して、Cisco Unified CME でサポートされるすべての SIP 電話機に対してパラメータを設定します。

または

音声レジスタ プール コンフィギュレーション モードを開始して、SIP 電話機の電話機固有パラメータを設定します

ステップ 4

reset

 

Router(config-register-global)# reset

または

Router(config-register-pool)# reset

最新の設定情報を取得するための DHCP および TFTP サーバへの接続を含めて、このルータに接続された SIP を実行中のすべての電話機の完全なリブートを実行します。

または

設定される個々の SIP 電話機の完全なリブートを実行します。

ステップ 5

end

 

Router(config-register-global)# end

または

Router(config-register-pool)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

SIP:restart コマンドの使用

1 台以上の SIP 電話機の高速リブートおよび再登録を行うには、次の手順を実行します。

前提条件

Cisco Unified CME 4.1 以降。

Cisco Unified CME で mode cme コマンドがイネーブルになっていること。

リブートする電話機が Cisco Unified CME ルータに接続されていること。

手順の概要

1. enable

2. configure terminal

3. voice register global
または
voice register pool pool-tag

4. restart

5. end

手順の詳細

コマンドまたはアクション
目的

ステップ 1

enable

 

Router> enable

特権 EXEC モードをイネーブルにします。

プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

 

Router# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

voice register global

または

voice register pool pool-tag

 

Router(config)# voice register global

または

Router(config)# voice register pool 1

音声レジスタ グローバル コンフィギュレーション モードを開始して、Cisco Unified CME でサポートされるすべての SIP 電話機に対してパラメータを設定します。

または

音声レジスタ プール コンフィギュレーション モードを開始して、SIP 電話機の電話機固有パラメータを設定します

ステップ 4

restart

 

Router(config-register-global)# restart

または

Router(config-register-pool)# restart

この Cisco Unified CME ルータに関連付けられたすべての SIP 電話機の高速リブートを実行します。DHCP サーバに接続して、最新情報を取得することは行われません。

または

設定される個々の SIP 電話機の高速リブートを実行します。

ステップ 5

end

 

Router(config-register-global)# end

または

Router(config-register-pool)# end

コンフィギュレーション モードを終了して、特権 EXEC モードを開始します。

基本的なコールの確認

Cisco Unified CME の Cisco IP Phone が音声ポート経由でコールの発着信が可能であることを確認するには、次の手順を実行します。

手順の概要

1. ローカル動作をテストします。

2. 市内通話エリアをテストします。

3. 着信コールをテストします。

手順の詳細


ステップ 1 ローカル電話の動作をテストします。Cisco Unified CME ルータ上の電話機間でコールを発信します。

ステップ 2 Cisco Unified CME の電話機 から 、市内通話エリアの番号に発信します。

ステップ 3 Cisco Unified CME の電話機 に対して 、この Cisco Unified CME システム以外の電話機から発信します。


 

その他の参考資料

次の各項では、Cisco Unified CME 機能に関連するその他の資料について説明します。

シスコのテクニカル サポート

説明
リンク

右の URL にアクセスして、シスコのテクニカル サポートを最大限に活用してください。

以下を含むさまざまな作業にこの Web サイトが役立ちます。
・テクニカル サポートを受ける
・ソフトウェアをダウンロードする
・セキュリティの脆弱性を報告する、またはシスコ製品のセキュリティ問題に対する支援を受ける
・ツールおよびリソースへアクセスする
- Product Alert の受信登録
- Field Notice の受信登録
- Bug Toolkit を使用した既知の問題の検索
・Networking Professionals(NetPro)コミュニティで、技術関連のディスカッションに参加する
・トレーニング リソースへアクセスする
・TAC Case Collection ツールを使用して、ハードウェアや設定、パフォーマンスに関する一般的な問題をインタラクティブに特定および解決する

この Web サイト上のツールにアクセスする際は、Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。

http://www.cisco.com/en/US/support/index.html

Cisco Unified CME 7.0(1) の新機能の機能情報

表 27 に、このマニュアルで説明した機能のリストと、特定の設定情報へのリンクを示します。

ご使用の Cisco IOS ソフトウェア リリースによっては、コマンドの中に一部使用できないものがあります。特定のコマンドに関するリリース情報については、コマンド リファレンス マニュアルを参照してください。

プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator では、特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームをサポートしている Cisco IOS ソフトウェア イメージを確認できます。Cisco Feature Navigator にアクセスするには、 http://www.cisco.com/go/cfn に移動します。Cisco.com のアカウントは必要ありません。


表 27 に、特定の Cisco IOS ソフトウェア リリース トレインの中で特定の機能のサポートが導入された Cisco IOS ソフトウェア リリースだけを示します。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連の Cisco IOS ソフトウェア リリースでもサポートされます。


 

表 27 Cisco Unified CME 7.0(1) の新機能の機能情報

機能名
Cisco Unified CME のバージョン
機能情報

Cisco Unified CME の TAPI 拡張機能

7.0(1)

Cisco IOS コマンドを使用することで、フリーズ状態または同期されていない TAPI セッションの関連付けを解除して再確立します。この拡張機能は ephone-TAPI 登録エラー状態も自動的に処理します。